JP5057866B2 - グレートーンマスクの欠陥修正方法、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにパターン転写方法 - Google Patents

グレートーンマスクの欠陥修正方法、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにパターン転写方法 Download PDF

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Description

本発明は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:以下、LCDと呼ぶ)製造等に用いられるグレートーンマスクの欠陥修正方法、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにパターン転写方法に関するものであり、特に薄膜トランジスタ液晶表示装置の製造に用いられる薄膜トランジスタ基板(TFT基板)の製造に好適に使用されるグレートーンマスクの欠陥修正方法、グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにパターン転写方法に関する。
現在、LCDの分野において、薄膜トランジスタ液晶表示装置(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display:以下、TFT−LCDと呼ぶ)は、CRT(陰極線管)に比較して、薄型にしやすく消費電力が低いという利点から、現在商品化が急速に進んでいる。TFT−LCDは、マトリックス状に配列された各画素にTFTが配列された構造のTFT基板と、各画素に対応して、レッド、グリーン、及びブルーの画素パターンが配列されたカラーフィルターが液晶相の介在の下に重ね合わされた概略構造を有する。TFT−LCDでは、製造工程数が多く、TFT基板だけでも5〜6枚のフォトマスクを用いて製造されていた。このような状況の下、TFT基板の製造を4枚のフォトマスクを用いて行う方法が提案されている。
この方法は、遮光部と透光部と半透光部(グレートーン部)を有するフォトマスク(以下、グレートーンマスクという)を用いることにより、使用するマスク枚数を低減するというものである。ここで、半透光部とは、マスクを使用してパターンを被転写体に転写する際、透過する露光光の透過量を所定量低減させ、被転写体上のフォトレジスト膜の現像後の残膜量を制御する部分をいい、そのような半透光部を、遮光部、透光部とともに備えているフォトマスクをグレートーンマスクという。
図6及び図7(図7は図6の製造工程の続き)に、グレートーンマスクを用いたTFT基板の製造工程の一例を示す。
ガラス基板1上に、ゲート電極用金属膜が形成され、フォトマスクを用いたフォトリソプロセスによりゲート電極2が形成される。その後、ゲート絶縁膜3、第1半導体膜4(a−Si)、第2半導体膜5(N+a−Si)、ソースドレイン用金属膜6、及びポジ型フォトレジスト膜7が形成される(図6(1))。次に、遮光部11と透光部12と半透光部13を有するグレートーンマスク10を用いて、ポジ型フォトレジスト膜7を露光し、現像することにより、TFTチャネル部及びソースドレイン形成領域と、データライン形成領域を覆い、かつチャネル部形成領域がソースドレイン形成領域よりも薄くなるように第1レジストパターン7aが形成される(図6(2))。次に、第1レジストパターン7aをマスクとして、ソースドレイン金属膜6及び第2、第1半導体膜5,4をエッチングする(図6(3))。次に、チャネル部形成領域の薄いレジスト膜を酸素によるアッシングにより除去し、第2レジストパターン7bを形成する(図7(1))。しかる後、第2レジストパターン7bをマスクとして、ソースドレイン用金属膜6がエッチングされ、ソース/ドレイン6a、6bが形成され、次いで第2半導体膜5をエッチングし(図7(2))、最後に残存した第2レジストパターン7bを剥離する(図7(3))。
ここで用いられるグレートーンマスクとしては、半透光部が微細パターンで形成されている構造のものが知られている。例えば図8に示されるように、ソース/ドレインに対応する遮光部11a、11bと、透光部12と、チャネル部に対応する半透光部(グレートーン部)13とを有し、半透光部13は、グレートーンマスクを使用するLCD用露光機の解像限界以下の微細パターンからなる遮光パターン13aを形成した領域である。遮光部11a、11bと遮光パターン13aはともにクロムやクロム化合物等の同じ材料からなる同じ厚さの膜から通常形成されている。グレートーンマスクを使用するLCD用露光機の解像限界は、多くの場合、ステッパ方式の露光機で約3μm、ミラープロジェクション方式の露光機で約4μmである。このため、例えば、図8で半透光部13における透過部13bのスペース幅を3μm未満、遮光パターン13aのライン幅を露光機の解像限界以下の3μm未満とすることができる。
上述の微細パターンタイプの半透光部は、グレートーン部分の設計、具体的には遮光部と透光部の中間的なハーフトーン効果を持たせるための微細パターンをライン・アンド・スペースタイプにするのかドット(網点)タイプにするのか、或いはその他のパターンにするのかの選択があり、さらにライン・アンド・スペースタイプの場合、線幅をどのくらいにするのか、光が透過する部分と遮光される部分の比率をどうするか、全体の透過率をどの程度に設計するかなど、非常に多くのことを考慮して設計がなされなければならない。また、グレートーンマスクの製造においても、線幅の中心値の管理、マスク内の線幅のばらつき管理など、非常に難しい生産技術が要求されていた。
そこで、半透光部を半透過性のハーフトーン膜(半透光膜)とすることが従来提案されている(例えば下記特許文献1)。このハーフトーン膜を用いることでハーフトーン部分の露光量を少なくしてハーフトーン露光することが出来る。ハーフトーン膜を用いる場合、設計においては全体の透過率がどのくらい必要かを検討し、マスクにおいてはハーフトーン膜の膜種(素材)であるとか膜厚を選択することでマスクの生産が可能となる。従って、グレートーンマスクの製造ではハーフトーン膜の膜厚制御を行うだけで足り、比較的管理が容易である。また、TFTチャンネル部をグレートーンマスクの半透光部で形成する場合、ハーフトーン膜であればフォトリソグラフィー工程により容易にパターニングできるので、TFTチャンネル部の形状が複雑なパターン形状であっても可能であるという利点がある。
特開2005−37933号公報
ところで、上述のような特許文献1に記載のグレートーンマスクにおいて、その製造過程で、半透光膜からなる半透光部に欠陥が生じることが避けられない。なお、ここでは、膜パターンの余剰や遮光膜成分の付着、又は異物によって、透過率が所定より低くなる欠陥を黒欠陥、膜パターンの不足によって透過率が所定より高くなる欠陥を白欠陥と称する。
半透光膜を用いたグレートーンマスクの半透光部に、白欠陥、黒欠陥が生じた場合には、通常は、例えばレーザーCVD法、又は集束イオンビーム(FIB)法を用いて、局所的な膜修正を行うことが考えられる。すなわち、白欠陥の部分に、局所的に修正膜を形成し、又は、白欠陥部分、黒欠陥部分を含む領域を予め所定の面積分剥離し、改めて局所的に修正膜を形成することが可能である。但し、その場合、修正膜の材料は、上記半透光膜と同一のものを必ずしも使用できない。というのは、半透光部に用いた半透光膜は、上述の局所的な成膜法に適するとは限らないからである。このため、半透光膜とは異なる膜素材(又は組成)のものを使用することを前提として、修正膜の素材を選択する必要がある。この場合、局所的な修正部分の露光光透過率が、その他の部分(未修正部分)と相違しないように、修正膜の素材、組成、及び膜厚を選択する必要がある。
一方、グレートーンマスクを用いて、被転写体にパターンを転写する際に用いられる露光機は、例えば液晶表示装置製造用のものである場合、i線〜g線(365〜436nm)程度の波長域を用いるのが一般的である。これらの露光には、半導体装置製造用のものより一般に面積の大きな露光が必要であるため、光量を確保するために単一波長は用いず、波長域をもった露光光を用いることが有利である。また、露光機の露光光は、多くの場合、個々の装置において必ずしも一定ではない。例えば、i線〜g線にわたる波長域の露光光を有していても、i線の強度が最も大きい露光機、g線の強度が最も大きい露光機などが存在する。更に、露光機の光源の波長特性は、経時変化する。したがって、局所的な修正部分の露光光透過率が未修正部分と相違しないように、予め所定の波長における光透過率特性を勘案して修正膜の素材、膜厚等を選択したとしても、光透過率は露光光の波長が異なれば変動するため、実際の露光時に、修正部分と未修正の部分の透過率が完全に一致するとは限らず、もしずれがあれば、パターン転写したとき、その部分の被転写体上のレジストに意図しない膜厚の段差が生じてしまう。
上述の問題点を図9を用いて説明する。図9は、従来の欠陥修正方法の一例を示すもので、同図(a)のマスクパターンの一例に示すように、所定のパターン状に形成された遮光部21と透光部22と半透光部23を備えており、遮光部21は、透明基板上に遮光膜25を有して構成され、透光部22は、透明基板が露出した部分で構成され、さらに半透光部23は、透明基板上に半透光膜26を有して構成されている。そして、半透光部23の半透光膜26に、欠陥部分51,52(51は白欠陥、52は黒欠陥)を生じた場合、黒欠陥の部分52については該欠陥を含む所定の大きさの半透光膜を除去しておき(同図(b))、上記のようにして素材、膜厚を選択した修正膜27を白欠陥の部分51,56に形成する(同図(c))。そして、かかる修正部分を有するグレートーンマスクを用いて被転写体への転写を行うと、被転写体上には、マスクの遮光部に対応する領域では厚い膜厚部分34a、半透光部に対応する領域では薄い膜厚部分34b、透光部に対応する領域では膜がないレジストパターン34が形成される(同図(d))。
実際の露光時に、マスクの半透光部における修正部分と未修正の部分の透過率が完全には一致せず、ずれがあれば、その透過率差が、マスク仕様の許容範囲内であったとしても、パターン転写したとき、その部分の被転写体上のレジストパターンには、修正部分に対応する部分34c、34dとその他の部分とでは膜厚の段差を生じてしまう。
また、図10は、別のマスクパターンの例を示したものであるが、半透光部23において生じた欠陥部分51,52を修正膜27にて修正し、パターン転写すると、実際の露光時に、マスクの半透光部における修正部分と未修正の部分の透過率が完全には一致せず、ずれがあれば、その部分の被転写体上のレジストパターン35には、修正部分に対応する部分35c、35dとその他の部分とでは膜厚の段差を生じてしまう。
また、修正膜の素材、膜厚等を、上記のように光透過率によって決定したとき、その部分の露光光の位相差は、未修正部分と同一になるとは限らない。むしろ、相違してしまうことが多い。このことも修正部分と未修正部分との間に被転写体上のレジストパターンの意図しない段差を生じさせる原因となる。
このような被転写体上のレジストパターンに微小な段差が生じると、グレートーンマスクとしての性能には影響がない(つまり該グレートーンマスクを使用してパターン転写を行っても問題はない)程度の段差であっても、被転写体上のパターンの検査工程で、擬似欠陥として検出されてしまうことがある。このため、検査効率が低下し、表示装置等の生産効率が低下し、製造上不都合である。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、被転写体上のパターン検査において擬似欠陥を検出してしまう不都合の生じない、半透光部に発生した欠陥を好適に修正できるグレートーンマスクの欠陥修正方法を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、このような欠陥修正方法を適用した欠陥修正工程を有するグレートーンマスクの製造方法を提供することを第2の目的とする。さらには、半透光部に発生した欠陥が好適に修正されたグレートーンマスクを提供することを第3の目的とする。さらに、上記グレートーンマスクを用いたパターン転写方法を提供することを第4の目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
(構成1)遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とを有し、被転写体上に膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターンを形成するためのグレートーンマスクの欠陥修正方法であって、前記半透光部が、所定の波長の露光光に対して所定の光透過率を有する半透光膜により形成され、前記半透光部において欠陥が生じたときに該欠陥部分を特定する工程と、前記欠陥部分を含む半透光部であって、他の遮光部および/または透光部によって囲まれた領域の半透光部全体の半透光膜を除去する工程と、該半透光膜を除去した領域に、前記半透光膜とは素材又は組成の異なる半透光性の修正膜を形成する工程とを有することを特徴とするグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成2)遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とを有し、被転写体上に膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターンを形成するためのグレートーンマスクの欠陥修正方法であって、前記半透光部が、所定の波長の露光光に対して所定の光透過率を有する半透光膜により形成され、前記遮光部は少なくとも、前記露光光に対して所定の遮光性を有する遮光膜により形成され、前記半透光部において欠陥が生じたときに該欠陥部分を特定する工程と、該欠陥部分の生じた半透光部を含む矩形状の領域に存在する膜を除去する工程と、該膜を除去した領域に少なくとも、前記半透光膜とは素材又は組成の異なる半透光性の修正膜を形成する工程とを有することを特徴とするグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成3)前記膜を除去する工程においては、前記矩形状の領域に存在する半透光膜と遮光膜を除去し、前記修正膜を形成する工程においては、前記半透光性の修正膜と遮光性の修正膜とを形成することを特徴とする構成2に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成4)前記半透光膜と前記半透光性の修正膜とは、異なる成膜方法によって成膜されることを特徴とする構成1乃至3のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成5)前記半透光膜と前記半透光性の修正膜との、露光光に対する位相差が、50度以上であることを特徴とする構成1乃至4のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成6)前記半透光膜又は膜を除去する工程において除去する領域の大きさが、いずれの方向にも50μmを超えない大きさであることを特徴とする構成1乃至5のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成7)前記グレートーンマスクは、薄膜トランジスタのソース、ドレイン、およびチャネル部製造用のものであることを特徴とする構成1乃至6のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成8)前記グレートーンマスクは、薄膜トランジスタのパスレイア、またはホール製造用のものであることを特徴とする構成1乃至6のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法である。
(構成9)構成1乃至8のいずれか一に記載の欠陥修正方法による欠陥修正工程を含むことを特徴とするグレートーンマスクの製造方法である。
(構成10)遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とを有し、被転写体上に膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターンを形成するためのグレートーンマスクであって、該グレートーンマスクは、365nm〜436nmの範囲内の波長域を少なくとも有する露光光の透過量を所定量低減する複数の半透光部を有し、該複数の半透光部の一部は、他の半透光部と略同一の光透過率を有し、且つ他の半透光部とは素材又は組成の異なる単一の半透光膜により形成されていることを特徴とするグレートーンマスクである。
(構成11)構成9に記載の製造方法によるグレートーンマスク、または、構成10に記載のグレートーンマスクを用いて所定の波長の露光光を被転写体に露光し、被転写体上に膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターンを形成することを特徴とするパターン転写方法である。
本発明のグレートーンマスクの欠陥修正方法によれば、半透光膜の欠陥部分を含む半透光部であって、他の遮光部および/または透光部によって囲まれた領域の半透光部全体の半透光膜を除去し、この除去した領域に、上記半透光膜とは素材又は組成の異なる半透光性の修正膜を形成する。または、上記欠陥部分の生じた半透光部を含む矩形状の領域に存在する膜を除去し、この除去した領域に少なくとも上記半透光性の修正膜を形成する。
このような欠陥修正の結果、上記欠陥部分の生じた半透光部の全体が単一の修正膜で形成されるため、被転写体上へのパターン転写を行ったとき、修正膜が形成された半透光部の領域に対応するレジスト上では段差ができない。これによって、マスクユーザーが被転写体上に形成されるレジストパターンの欠陥検査を行うときに、従来のようなレジスト上に微小な段差ができるために擬似欠陥として検出してしまう不都合がなくなり、半透光部に発生した欠陥を好適に修正することができる。そして、表示装置等の製造において、擬似欠陥を検出してしまうことによる検査効率の低下、更にそれによる生産効率の低下を回避できる。
また、本発明のグレートーンマスクの製造方法によれば、このような本発明の欠陥修正方法を適用した欠陥修正工程を有することにより、半透光部に発生した欠陥が好適に修正されたグレートーンマスクを得ることができる。
また、本発明のグレートーンマスクによれば、365nm〜436nmの範囲内の波長域を少なくとも有する露光光の透過量を所定量低減する複数の半透光部を有し、該複数の半透光部の一部は、他の半透光部と略同一の光透過率を有し、且つ他の半透光部とは素材又は組成の異なる単一の半透光膜により形成されており、たとえば上記複数の半透光部の一部が、欠陥を生じた該半透光部を上記単一の半透光膜により修正された半透光部である場合に、この修正された半透光部は、他の半透光部とほぼ同様のグレートーン効果が得られるため、半透光部に発生した欠陥が好適に修正されたグレートーンマスクが得られる。
さらに、上記のように半透光部に発生した欠陥が好適に修正されたグレートーンマスクを用いて、被転写体へのパターン転写を行うことにより、パターン欠陥のない良好な転写パターンを形成することができ、しかも被転写体上に形成されるレジストパターンの欠陥検査を行うときに擬似欠陥を検出してしまう不都合が生じないため、擬似欠陥を検出してしまうことによる検査効率の低下、更にそれによる生産効率の低下を回避できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明によるグレートーンマスクを用いたパターン転写方法を説明するための断面図である。また、図2は、本発明に係るグレートーンマスクの欠陥修正方法の第1の実施の形態を工程順に示す平面図である。
図1に示す本発明のグレートーンマスク20(ここでは修正された欠陥領域は示していない)は、例えば液晶表示装置(LCD)の薄膜トランジスタ(TFT)やカラーフィルタ、またはプラズマディスプレイパネル(PDP)などを製造するために用いられるものであり、図1に示す被転写体30上に、膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターン33を形成するものである。なお、図1中において符号32A、32Bは、被転写体30において基板31上に積層された膜を示す。
上記グレートーンマスク20は、具体的には、当該グレートーンマスク20の使用時に露光光を遮光(透過率が略0%)させる遮光部21と、透明基板24の表面が露出した露光光を透過させる透光部22と、透光部の露光光透過率を100%としたとき透過率を20〜60%、好ましくは、40〜60%程度に低減させる半透光部23とを有して構成される。半透光部23は、ガラス基板等の透明基板24上に光半透過性の半透光膜26が形成されて構成される。また、半透光部23に生じた半透光膜26の欠陥領域に、本発明による修正膜27が形成されている。また、遮光部21は、透明基板24上に、遮光性の遮光膜25が設けられて構成される。なお、図1及び図2に示す遮光部21、透光部22、及び半透光部23のパターン形状はあくまでも代表的な一例であって、本発明をこれに限定する趣旨ではないことは勿論である。
上記半透光膜26としては、クロム化合物、モリブデンシリサイド化合物、Si、W、Al等が挙げられる。このうち、クロム化合物には、酸化クロム(CrOx)、窒化クロム(CrNx)、酸窒化クロム(CrOxN)、フッ化クロム(CrFx)や、これらに炭素や水素を含むものがある。また、モリブデンシリサイド化合物としては、MoSixのほか、MoSiの窒化物、酸化物、酸化窒化物、炭化物などが含まれる。また、上記遮光膜25としては、Cr、Si、W、Alなどが挙げられる。上記遮光部21の透過率は、遮光膜25の膜材質と膜厚との選定によって設定される。また、上記半透光部23の透過率は、半透光膜26の膜材質と膜厚との選定によって設定される。
上述のようなグレートーンマスク20を使用したときに、遮光部21では露光光が実質的に透過せず、半透光部23では露光光が低減されるため、被転写体30上に形成したレジスト膜(ポジ型フォトレジスト膜)は、転写後、現像を経たとき遮光部21に対応する部分で膜厚が厚くなり、半透光部23に対応する部分で膜厚が薄くなり、透光部22に対応する部分では残膜が実質的に生じないレジストパターン33を形成する(図1を参照)。このレジストパターン33において、半透光部23に対応する部分で膜厚が所定量薄くなる効果をグレートーン効果という。なお、ネガ型フォトレジストを用いた場合には、遮光部と透光部に対応するレジスト膜厚が逆転することを考慮した設計を行う必要があるが、このような場合にも、本発明の効果は充分に得られる。
そして、図1に示すレジストパターン33の膜のない部分で、被転写体30における例えば膜32A及び32Bに第1エッチングを実施し、レジストパターン33の膜の薄い部分をアッシング等によって除去しこの部分で、被転写体30における例えば膜32Bに第2エッチングを実施する。このようにして、1枚のグレートーンマスク20を用いて従来のフォトマスク2枚分の工程が実施されることになり、マスク枚数が削減される。
次に、本実施の形態によるグレートーンマスクの欠陥修正方法について説明する。本実施の形態では、透明基板24上に、モリブデンシリサイドを含む半透光膜26(露光光透過率50%)、クロムを主成分とする遮光膜25を成膜し、所定のパターニングを施すことによって、遮光部21、透光部22、及び半透光部23を備えた、TFT基板製造用のグレートーンマスクを用いる。本実施の形態では、図2の(a)に示すように、マスクパターンの一例として、各パターンは、矩形の半透光部23の領域が遮光部21によって囲まれた形状のものを用いた。なお、製造方法については後述する。
上記グレートーンマスクの半透光部23に生じた欠陥の修正方法を説明する。
(1)製造されたグレートーンマスクについては、欠陥検査装置を用いて、マスクパターンの欠陥検査を行う。そして、半透光部において欠陥が存在するときは、該欠陥領域の位置情報と形状情報を特定する。この場合の欠陥は、正常な半透光部に対して、半透光膜の膜厚が小さい、又は半透光膜が欠落した部位を有するために、露光光の透過量が正常な半透光部より大きい部分であるような所謂白欠陥と、遮光膜成分の付着等による、露光光の透過量が正常な半透光部より小さい部分であるような所謂黒欠陥である。
欠陥検査の結果、マスク上の半透光膜26からなる複数の半透光部23のうちの一部に、図2(a)に示すような白欠陥部分51と黒欠陥部分52が存在した。
(2)次に、本実施の形態の場合、上記欠陥部分51,52を含む半透光部であって、遮光部21によって囲まれた領域の半透光部23全体の半透光膜26を除去する(図2(b)参照)。半透光膜26の除去手段としては、後述の修正膜の成膜手段としても使用するFIB装置(好ましくはFIBのガスアシストエッチング)を用いることができるが、他の例えばレーザ装置等を用いることもできる。この結果、遮光部21によって囲まれた領域内の全体の半透光膜26が除去され、除去された領域53では透明基板24が露出する。
(3)次に、上記の除去された領域53に修正膜を形成するための成膜手段と成膜素材(組成)を決定する。本実施の形態では、成膜手段としてFIB装置を適用する。また、成膜素材としては、FIB装置による成膜に適し、また、欠陥がなく修正を行わない半透光部のMoSi半透光膜と所定の波長で透過率をできるだけ一致させるという観点から、光透過率の制御が行いやすい素材を用いるのが好ましく、本実施の形態では、カーボンとする。カーボンは、FIB装置による成膜に適し、かつ膜厚制御によって光透過率の制御が行いやすいというだけでなく、耐薬品性、付着強度にも優れている素材である。ただし、カーボンとMoSiとは、透明基板に対する露光光の位相差が異なるので、従来の欠陥修正方法では、両者の透過率を合わせるように修正膜の膜厚を選択したとしても、被転写体上にレジスト段差を作る可能性があるが、本発明によればかかる問題を解消できるので好適である。例えば、半透光膜と、修正膜の位相差は、50度以上の場合に本発明の効果が顕著である。50度未満の場合には、境界部分に生じる膜段差は、欠陥検査装置が擬似欠陥として認識しない精度内とすることができる。一方、半透光膜と修正膜の位相差が90度を超えると、該マスクを露光したときに生じるレジスト膜厚差自体が、液晶表示装置等の製造に支障をもたらす場合がある。従って、透光膜と修正膜の位相差(透明基板に対する位相差の差)は、50〜90度であるときに、本発明の効果が最も顕著である。
(4)当該マスクを使用する際の露光機の波長特性を勘案し、所定の波長においてMoSi半透光膜とカーボン修正膜の光透過率をあわせるため、カーボン修正膜の膜厚、及びそれを成膜するための成膜条件(単位面積あたりのドーズ量など)を決定する。FIB装置を用いた成膜の場合、膜厚を制御するパラメーターは、主にイオンビームの単位面積当たりのドーズ(Dose、 成膜時の電流値に比例する)量である。
ここで、上記FIB装置について説明する。このFIB装置40は、図3に示すように、Gaイオンを発生させるイオン源41と、電磁光学系42と、Ga+イオンを中和するための電子を放出する電子銃43と、βガスを放出させるエッチング用ガス銃49と、ピレンガスを放出させるガス銃44とを有して構成される。上記電磁光学系42は、イオン源41から発生したGa+イオンをイオンビーム47とするものであり、このイオンビーム47がスキャンアンプ46により走査される。
そして、XYステージ45上に、被修正対象物であるグレートーンマスク20を載置し、XYステージ45を移動させることにより、そのグレートーンマスク20における修正を施す欠陥領域をイオンビーム照射領域に移動する。次に、修正を施す欠陥領域にイオンビーム47を走査し、この際に発生する二次イオンを検出する二次イオン検出器48の作用で、修正を施す欠陥領域の位置を検出する。イオンビーム47が電磁光学系42を介して、グレートーンマスク20の修正を施す欠陥領域に照射されることによって、修正膜の形成や、黒欠陥領域の半透光膜の除去が実施される。なお、イオンビームのビーム径は、0.1μmφ以下である。
修正膜を形成する場合には、電磁光学系42を介してイオンビーム47を放出させながら、ピレンガスをガス銃44により放出させる。これにより、ピレンガスがイオンビーム47に接触して重合(化学反応)し、イオンビーム47の照射領域に修正膜が堆積して成膜される。
また、半透光膜を除去する場合には、エッチング用ガス銃49によりβガスを放出させ、この状態で電磁光学系42を介してイオンビーム47を照射することにより、上記半透光膜が除去される。
(5)上記の除去された領域53を修正膜の成膜領域として必要な位置情報等をFIB装置に入力するとともに、上記の成膜条件を入力し、該成膜条件にて成膜領域(上記の領域53)にカーボンの修正膜27を形成する(図2(c)参照)。
そして、以上のような本実施の形態による欠陥修正を施したグレートーンマスクを用いて被転写体30(図1参照)への転写を行うと、被転写体30上には、マスクの遮光部21に対応する領域では厚いレジスト膜厚部分33a、修正膜27を形成した領域53に対応する領域では薄いレジスト膜厚部分33b、透光部に対応する領域では膜がないレジストパターン33が形成される(図2(d)参照)。なお、図2には示していないが、欠陥がなく修正を行わなかった、他の部位に存在する半透光部に対応する領域でも薄いレジスト膜厚部分が形成される。
以上の本実施の形態による欠陥修正の結果、上記欠陥部分の生じた半透光部の全体が単一の修正膜27で形成されるため、被転写体上へのパターン転写を行ったとき、修正膜が形成された半透光部の領域に対応するレジスト上では段差ができない。したがって、マスクユーザーが被転写体上に形成されるレジストパターンの欠陥検査を行うときに、従来のようなレジスト上に微小な段差ができるために擬似欠陥として検出してしまう不都合がなくなり、半透光部に発生した欠陥を好適に修正することができる。
なお、上記欠陥部分を含む半透光膜を除去する工程において除去する領域の大きさが、いずれの方向にも50μmを超えない場合であることが好適である。欠陥部分を含む領域の半透光膜全体を除去するので、比較的小さな半透光部の修正方法として好適である。例えば、TFT基板のチャネル部は一般にこの条件に適合するので本発明は最適である。50μmを超える大きさの領域であると、FIBによる修正膜形成時に、複数回の成膜操作をつなぎあわせる必要が生じ、境界部分の位置整合に付加的な配慮が必要になる。
また、上記グレートーンマスクは、薄膜トランジスタのソース、ドレイン、およびチャネル部製造用のものであることが好ましい。この用途の場合、本発明による欠陥修正を行うのに好ましいパターンの大きさである。また、上記グレートーンマスクは、薄膜トランジスタのパスレイア、またはホール製造用のものであることも好ましい。この用途の場合も、本発明による欠陥修正を行うのに好ましいパターンの大きさであり、また形状が矩形状なので、例えばFIB装置による成膜条件を好適に制御でき好都合である。
また、本実施の形態では、修正膜の成膜手段として、FIB装置を適用したが、成膜手段はFIB装置に限定されるわけではなく、例えばレーザーCVD等、他の成膜手段を適用することも可能である。
本発明は、以上説明した欠陥修正方法による欠陥修正工程を含むグレートーンマスクの製造方法についても提供する。
上記グレートーンマスクは、たとえば以下のような1乃至3の方法によって得ることができる。本発明は、以下の製造過程で半透光部の半透光膜に生じた欠陥の修正に用いられる。
1.透明基板上に半透光膜、及び遮光膜をこの順に積層されたフォトマスクブランクを用意し、該フォトマスクブランク上に、遮光部に対応する領域のレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した遮光膜をエッチングすることにより、半透光膜上に遮光部を形成する。次に、少なくとも半透光部を含む領域にレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した半透光膜をエッチングすることにより、半透光部及び透光部を形成する。こうして、透明基板上に、半透光膜による半透光部、遮光膜と半透光膜の積層膜による遮光部、透光部を形成したグレートーンマスクを得ることができる。
2.透明基板上に遮光膜が形成されたフォトマスクブランクを用意し、該フォトマスクブランク上に、遮光部に対応する領域のレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した遮光膜をエッチングすることにより遮光膜パターンを形成する。次に、レジストパターンを除去後、基板の全面に半透光膜を成膜する。そして、遮光部および半透光部に対応する領域にレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして露出した半透光膜をエッチングすることにより、透光部及び半透光部を形成する。こうして、透明基板上に、半透光膜による半透光部、遮光膜と半透光膜の積層膜による遮光部、透光部を形成したグレートーンマスクを得ることができる。
3.上記2と同じフォトマスクブランク上に、遮光部および透光部に対応する領域のレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した遮光膜をエッチングすることにより、半透光部に対応する領域の透明基板を露出させる。次に、レジストパターンを除去後、基板の全面に半透光膜を成膜し、遮光部および半透光部に対応する領域にレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして、露出した半透光膜(並びに半透光膜及び遮光膜)をエッチングすることにより、透光部及び遮光部、並びに半透光部を形成することもできる。
もちろん、本発明のグレートーンマスクの製造方法は、上述の1乃至3の方法に限定される必要はない。
本発明のグレートーンマスクの製造方法によれば、このような本発明の欠陥修正方法を適用した欠陥修正工程を有することにより、半透光部に発生した欠陥が好適に修正されたグレートーンマスクを得ることができる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明による欠陥修正方法の第2の実施の形態を工程順に示す平面図である。本実施の形態においても、透明基板24上に、モリブデンシリサイドを含む半透光膜26(露光光透過率50%)、クロムを主成分とする遮光膜25を成膜し、所定のパターニングを施すことによって、遮光部21、透光部22、及び半透光部23を備えた、TFT基板製造用のグレートーンマスクを用いる。但し、本実施の形態では、図4の(a)に示すように、マスクパターンの一例として、各パターンは、半透光部23の領域が、2つの遮光部21a,21b、及び透光部22によって囲まれた形状のものを用いた。なお、製造方法は前述のとおりである。
上記グレートーンマスクの半透光部23に生じた欠陥の修正方法を説明する。
(1)製造されたグレートーンマスクについて、欠陥検査装置を用いて、マスクパターンの欠陥検査を行う。
欠陥検査の結果、マスク上の半透光膜26からなる複数の半透光部23のうちの一部に、図4(a)に示すように白欠陥部分51と黒欠陥部分52が存在した。
(2)次に、本実施の形態の場合、上記欠陥部分51,52を含む半透光部であって、2つの遮光部21a,21b及び透光部22によって囲まれた領域の半透光部23全体の半透光膜26を除去する(図4(b)参照)。半透光膜26の除去手段としては、例えば前述のFIB装置(又はレーザーCVD装置)を用いる。この結果、2つの遮光部21a,21b及び透光部22によって囲まれた領域内の全体の半透光膜26が除去され、除去された領域54では透明基板24が露出する。
(3)次に、上記の除去された領域54に修正膜を形成するための成膜手段と成膜素材(組成)を決定する。たとえば前述の第1の実施の形態と同様、成膜手段としてFIB装置を適用し、成膜素材としてはカーボンとする。
(4)当該マスクを使用する際の露光機の波長特性を勘案し、所定の波長においてMoSi半透光膜とカーボン修正膜の光透過率をあわせるため、カーボン修正膜の膜厚、及びそれを成膜するための成膜条件(単位面積あたりのドーズ量など)を決定する。
(5)上記の除去された領域54を修正膜の成膜領域として必要な位置情報等をFIB装置に入力するとともに、上記の成膜条件を入力し、該成膜条件にて成膜領域(上記の領域54)にカーボンの修正膜27を形成する(図4(c)参照)。
そして、以上のような本実施の形態による欠陥修正を施したグレートーンマスクを用いて被転写体30(図1参照)への転写を行うと、被転写体30上には、マスクの遮光部21a,21bに対応する領域では厚い膜厚部分33a、修正膜27を形成した領域54に対応する領域では薄い膜厚部分33b、透光部に対応する領域では膜がないレジストパターン33が形成される(図4(d)参照)。なお、図4には示していないが、欠陥がなく修正を行わなかった別の部位に存在する半透光部に対応する領域でも薄い膜厚部分が形成される。
以上の本実施の形態による欠陥修正の結果においても、上記欠陥部分の生じた半透光部の全体が単一の修正膜27で形成されるため、被転写体上へのパターン転写を行ったとき、修正膜が形成された半透光部の領域に対応するレジスト上では段差ができない。したがって、マスクユーザーが被転写体上に形成されるレジストパターンの欠陥検査を行うときに、従来のようなレジスト上に微小な段差ができるために擬似欠陥として検出してしまう不都合がなくなり、半透光部に発生した欠陥を好適に修正することができる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明による欠陥修正方法の第3の実施の形態を工程順に示す平面図である。本実施の形態においても、透明基板24上に、モリブデンシリサイドを含む半透光膜26(露光光透過率50%)、クロムを主成分とする遮光膜25を成膜し、所定のパターニングを施すことによって、遮光部21、透光部22、及び半透光部23を備えた、TFT基板製造用のグレートーンマスクを用いる。但し、本実施の形態では、図5の(a)に示すように、マスクパターンの一例として、各パターンは、半透光部23の領域が、2つの遮光部21a,21b、及び透光部22によって囲まれた形状のものを用いた。なお、製造方法は前述のとおりである。
上記グレートーンマスクの半透光部23に生じた欠陥の修正方法を説明する。
(1)製造されたグレートーンマスクについて、欠陥検査装置を用いて、マスクパターンの欠陥検査を行う。
欠陥検査の結果、マスク上の半透光膜26からなる複数の半透光部23のうちの一部に、図5(a)に示すように白欠陥部分51と黒欠陥部分52が存在した。
(2)次に、本実施の形態の場合は、上記欠陥部分51,52の生じた半透光部23を含む矩形状の領域に存在する半透光膜26及び遮光膜25を除去する。半透光膜26及び遮光膜25の除去手段としては、それぞれ例えば前述のFIB装置(好ましくはFIBのガスアシストエッチング)を用いる。この結果、上記欠陥部分51,52の生じた半透光部23を含む矩形状の領域(結果的には、遮光部21aと透光部22と遮光部21bの残存部とによって囲まれた領域)内の半透光膜26及び遮光部21bの遮光膜25の一部が除去され、除去された領域55では透明基板24が露出する(図5(b)参照)。
(3)次に、上記の除去された領域55に、最初に半透光性の修正膜を形成する。そのための成膜手段と成膜素材(組成)を決定する。たとえば前述の第1の実施の形態と同様、成膜手段としてFIB装置を適用し、成膜素材としてはカーボンとする。
(4)当該マスクを使用する際の露光機の波長特性を勘案し、所定の波長においてMoSi半透光膜とカーボン修正膜の光透過率をあわせるため、カーボン修正膜の膜厚、及びそれを成膜するための成膜条件(単位面積あたりのドーズ量など)を決定する。
(5)上記の除去された領域55を修正膜の成膜領域として必要な位置情報等をFIB装置に入力するとともに、上記の成膜条件を入力し、該成膜条件にて成膜領域(上記の領域55)にカーボンの修正膜27を形成する(図5(c)参照)。
(6)次に、上記除去された遮光部21bの領域の一部と同じ領域に、FIB装置にて遮光性の修正膜28を形成する(図5(d)参照)。この場合、修正膜28の素材は遮光膜25と必ずしも同一でなくてもよいが、遮光膜25として用いたクロムを主成分とする膜は、FIB装置による成膜に適しているため、本実施の形態においては、遮光性の修正膜28としても好適である。
そして、以上のような本実施の形態による欠陥修正を施したグレートーンマスクを用いて被転写体30(図1参照)への転写を行うと、被転写体30上には、マスクの遮光部21a,21bに対応する領域では厚い膜厚部分、修正膜27を形成した領域55(但し遮光性の修正膜28を形成した領域を除く)に対応する領域では薄い膜厚部分、透光部に対応する領域では膜がないレジストパターンが形成される。なお、欠陥がなく修正を行わなかった半透光部に対応する領域でも薄い膜厚部分が形成される。
以上の本実施の形態による欠陥修正の結果においても、上記欠陥部分の生じた半透光部の全体が単一の修正膜27で形成されるため、被転写体上へのパターン転写を行ったとき、修正膜が形成された半透光部の領域に対応するレジスト上では段差ができない。したがって、マスクユーザーが被転写体上に形成されるレジストパターンの欠陥検査を行うときに、従来のようなレジスト上に微小な段差ができるために擬似欠陥として検出してしまう不都合がなくなり、半透光部に発生した欠陥を好適に修正することができる。
また、本実施の形態によると、欠陥部分を含む矩形状の領域の膜を除去し、この除去した矩形状の領域に修正膜を形成できるので、修正面積を一定にでき、例えばFIB装置の成膜条件等を制御しやすいという利点がある。
本発明のグレートーンマスクを用いたパターン転写方法を説明するための断面図である。 本発明による欠陥修正方法の第1の実施の形態を工程順に示す平面図である。 FIB装置の構造を示す概略側面図である。 本発明による欠陥修正方法の第2の実施の形態を工程順に示す平面図である。 本発明による欠陥修正方法の第3の実施の形態を工程順に示す平面図である。 グレートーンマスクを用いたTFT基板の製造工程を示す概略断面図である。 グレートーンマスクを用いたTFT基板の製造工程(図6の製造工程の続き)を示す概略断面図である。 従来の微細パターンタイプのグレートーンマスクの一例を示す平面図である。 従来の欠陥修正方法を工程順に示す平面図である。 従来の欠陥修正方法の他の例を工程順に示す平面図である。
符号の説明
10,20 グレートーンマスク
21 遮光部
22 透光部
23 半透光部
24 透明基板
25 遮光膜
26 半透光膜
27 修正膜
30 被転写体
33 レジストパターン
40 FIB装置
51,52 欠陥部分

Claims (8)

  1. パターン転写の際に、365nm〜436nmの波長域を有する露光光を用いるグレートーンマスクであって、遮光部と、透光部と、マスク使用時に用いられる露光光の透過量を所定量低減する半透光部とを有し、被転写体上に膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターンを形成するための液晶表示装置製造用グレートーンマスクの欠陥修正方法であって、
    前記半透光部が、前記露光光に対して所定の光透過率を有する半透光膜により形成され、
    前記半透光部において欠陥が生じたときに該欠陥部分を特定する工程と、
    前記欠陥部分を含む半透光部であって、遮光部および/または透光部によって囲まれた領域の半透光部全体の半透光膜を除去する工程と、
    該半透光膜を除去した領域全体に、前記半透光膜の成膜方法とは異なる成膜方法により、前記半透光膜とは素材又は組成の異なる半透光性の修正膜を形成する工程と
    を有することを特徴とするグレートーンマスクの欠陥修正方法。
  2. 前記半透光膜と前記半透光性の修正膜との、露光光に対する位相差が、50度以上であることを特徴とする請求項1に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法。
  3. 前記半透光膜を除去する工程において除去する領域の大きさが、いずれの方向にも50μmを超えない大きさであることを特徴とする請求項1又は2に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法。
  4. 前記グレートーンマスクは、薄膜トランジスタのソース、ドレイン、およびチャネル部製造用のものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法。
  5. 前記グレートーンマスクは、薄膜トランジスタのパスレイア、またはホール製造用のものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法。
  6. 前記修正膜の形成には、集束イオンビーム法を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のグレートーンマスクの欠陥修正方法。
  7. 請求項1乃至のいずれか一に記載の欠陥修正方法による欠陥修正工程を含むことを特徴とするグレートーンマスクの製造方法。
  8. 請求項に記載の製造方法によるグレートーンマスクを用いて所定の波長の露光光を被転写体に露光し、被転写体上に膜厚が段階的または連続的に異なるレジストパターンを形成することを特徴とするパターン転写方法。
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