JP5056878B2 - 回路モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、回路モジュールに関し、より特定的には、アイソレータを備えている回路モジュールに関する。
従来のアイソレータとしては、例えば、特許文献1に記載の非可逆回路素子が知られている。該非可逆回路素子は、一対の対向する主面を有するフェライトと、複数の中心電極と、フェライトの主面に対向する主面を有する一対の永久磁石と、回路基板と、ヨークとを備えている。複数の中心電極は、永久磁石の主面に互いに絶縁されて交差した状態で導体膜によって形成され、かつ、フェライトの主面に直交する端面に形成した中継用電極を介して電気的に接続されている。また、フェライト及び永久磁石は共に回路基板上にそれぞれの主面が回路基板の表面と直交する方向に配置されている。また、ヨークは、フェライト及び永久磁石の周囲を囲んでおり、非可逆回路素子外に磁束が漏れることを抑制している。
特許文献1に記載の非可逆回路素子によれば、中心電極を永久磁石の主面に導体膜によって形成し、永久磁石の主面でフェライトの主面を挟み込むように組み立てているため、金属線を巻き回して形成する従来の素子に比べて製造が容易であると共に小型化及び位置精度が高く、電気的特性のばらつきが少ないなど性能の良好な非可逆回路素子を得ることができる。
ところで、近年、ヨークが設けられていない非可逆回路素子が提案されている。これにより、非可逆回路素子のさらなる小型化が図られる。
しかしながら、ヨークが設けられていない非可逆回路素子では、以下に説明するように、落下等の衝撃によって、フェライト及び永久磁石からなるフェライト・磁石組立体が回路基板から脱落するおそれがある。より詳細には、特許文献1に記載の非可逆回路素子は、フェライト・磁石組立体が実装されている回路基板がマザー回路基板上に実装されることにより回路モジュールの一部を構成する。回路モジュールでは、非可逆回路素子は、マザー基板上に設けられている金属ケースにより覆われている。以上のような回路モジュールを備えている電子機器が落下等により衝撃を受けると、金属ケースが大きく撓むことがある。この際、金属ケースが非可逆回路素子のフェライト・磁石組立体に接触し、フェライト・磁石組立体が回路基板から脱落してしまうおそれがある。
特開2006−311455号公報
そこで、本発明の目的は、アイソレータに含まれているコアアイソレータが衝撃によって回路基板から脱落することを抑制できる回路モジュールを提供することである。
本発明の一形態に係る回路モジュールは、回路基板と、前記回路基板上に実装されているコアアイソレータであって、フェライトと、直流磁界を該フェライトに印加する永久磁石と、該フェライトに設けられ、一端が入力ポートに接続され、他端が出力ポートに接続されている第1の中心電極と、該第1の中心電極と絶縁状態で交差するように該フェライトに設けられ、一端が該出力ポートに接続され、他端がグランドポートに接続されている第2の中心電極と、を有するコアアイソレータを含み、かつ、該直流磁界が外部に漏れることを防止するヨークを含んでいないアイソレータと、前記回路基板に実装されている複数の電子部品であって、前記コアアイソレータと共に第1の直線上に並び、かつ、該コアアイソレータを挟んでいる複数の電子部品と、前記回路基板に設けられ、かつ、前記コアアイソレータ及び前記電子部品を覆っているケースと、を備え、前記複数の電子部品の高さは、前記コアアイソレータの高さよりも高いこと、を特徴とする。
本発明によれば、アイソレータに含まれているコアアイソレータが衝撃によって回路基板から脱落することを抑制できる。
本発明の一実施形態に係る回路モジュールの分解斜視図である。 図1の回路モジュールのブロック図である。 図1の回路モジュールのA−Aにおける断面構造図である。 アイソレータの外観斜視図である。 中心電極が設けられたフェライトの外観斜視図である。 フェライトの外観斜視図である。 コアアイソレータの分解斜視図である。 アイソレータの等価回路図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る回路モジュールについて図面を参照しながら説明する。
(回路モジュールの構成)
まず、回路モジュールの構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る回路モジュール1の分解斜視図である。図2は、図1の回路モジュール1のブロック図である。図3は、図1の回路モジュール1のA−Aにおける断面構造図である。なお、図1では、主要な電子部品のみが示されており、チップコンデンサやチップインダクタ等の細かな電子部品については省略してある。
回路モジュール1は、携帯電話等の無線通信機の送信回路の一部を構成しており、複数種類の高周波信号を増幅して出力する。回路モジュール1は、図1及び図2に示すように、回路基板2、送信経路R1,R2(図1には図示せず)及び金属ケース50を備えている。
回路基板2は、図1及び図3に示すように、表面及び内部に電気回路が形成された板状のプリント多層基板である。回路基板2は、主面S1,S2を有している。
送信経路R1は、図2に示すように、入力信号RFin_BC0(800MHz帯),RFin_BC3(900MHz帯)を増幅して、出力信号RFout_BC0(800MHz帯),RFout_BC3(900MHz帯)として出力する。送信経路R1は、図2に示すように、SAWフィルタ(表面波フィルタ)3a,3b、スイッチ4、パワーアンプ(増幅器)6a、カプラ7、アイソレータ8a及びスイッチ9により構成されている。SAWフィルタ3a,3b、スイッチ4、パワーアンプ6a、カプラ7、アイソレータ8a及びスイッチ9は、図1に示すように、回路基板2の主面S1上に実装されている電子部品である。
SAWフィルタ3a,3bは、図1に示すように、一つの電子部品により構成されており、所定の周波数の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。SAWフィルタ3a,3bは、図2に示すように、パワーアンプ6aの入力端子(図示せず)にスイッチ4を介して電気的に接続されている。SAWフィルタ3aには、図2に示すように、入力信号RFin_BC3が入力している。また、SAWフィルタ3bには、図2に示すように、入力信号RFin_BC0が入力している。
スイッチ4は、図2に示すように、SAWフィルタ3a,3b及びパワーアンプ6aに接続されており、SAWフィルタ3aから出力されてくる入力信号RFin_BC3、又は、SAWフィルタ3bから出力されてくる入力信号RFin_BC0のいずれかをパワーアンプ6aに出力する。
パワーアンプ6aは、スイッチ4から出力されてくる入力信号RFin_BC0,RFin_BC3を増幅する。パワーアンプ6aは、図2に示すように、後段のカプラ7の入力端子(図示せず)に接続されている。カプラ7は、図2に示すように、アイソレータ8aの入力端子(図示せず)に接続されている。そして、カプラ7は、パワーアンプ6aが増幅した入力信号RFin_BC0,RFin_BC3の一部を出力信号Coupler outとして、回路モジュール1外に分離して出力すると共に、入力信号RFin_BC0,RFin_BC3を後段のアイソレータ8aに対して出力する。
アイソレータ8aは、図2に示すように、入力信号RFin_BC0,RFin_BC3を後段のスイッチ9に出力し、スイッチ9側から反射してきた信号をカプラ7側に出力しない非可逆回路素子である。なお、アイソレータ8aの詳細については後述する。スイッチ9は、図2に示すように、アイソレータ8aから出力されてきた入力信号RFin_BC0,RFin_BC3のいずれかを出力信号RFout_BC0,RFout_BC3として回路モジュール1外へと出力する。
送信経路R2は、図2に示すように、入力信号RFin_BC6(2GHz帯)を増幅して、出力信号RFout_BC6(2GHz帯)として出力する。送信経路R2は、図2に示すように、SAWフィルタ3c、パワーアンプ6b及びアイソレータ8bにより構成されている。SAWフィルタ3c、パワーアンプ6b及びアイソレータ8bは、図1に示すように、回路基板2上に実装されている電子部品である。
また、図2に示すように、出力信号Coupler outが出力される配線と信号経路R2との間には、コンデンサCcが設けられている。より詳細には、コンデンサCcの一端は、アイソレータ8bとパワーアンプ6bとの間に接続され、コンデンサCcの他端は、出力信号Coupler outを出力する配線に接続されている。そして、コンデンサCcは、パワーアンプ6bが増幅した入力信号RFin_BC6の一部を、出力信号Coupler outとして回路モジュール1外に出力する。
SAWフィルタ3cは、所定の周波数の信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。SAWフィルタ3cには、図2に示すように、入力信号RFin_BC6が入力している。
パワーアンプ6bは、図2に示すように、SAWフィルタ3cから出力されてくる入力信号RFin_BC6を増幅する。アイソレータ8bは、図2に示すように、入力信号RFin_BC6を回路モジュール1外へと出力し、回路モジュール1外から反射してきた信号をパワーアンプ6b側に出力しない非可逆回路素子である。なお、アイソレータ8bの詳細については後述する。
金属ケース50は、回路基板2に取り付けられており、回路基板2の主面S1と対向し、かつ、長方形状をなしている主面S3を有している。そして、金属ケース50は、主面S3によって、SAWフィルタ3a〜3c、スイッチ4、パワーアンプ6a,6b、カプラ7、アイソレータ8a,8b及びスイッチ9を覆っている。更に、金属ケース50には、回路基板2内の電気回路を介して接地電位が印加されている。
(アイソレータの構成)
以下に、アイソレータ8a,8bについて図面を参照しながら説明する。図4は、アイソレータ8aの外観斜視図である。図5は、中心電極35,36が設けられたフェライト32の外観斜視図である。図6は、フェライト32の外観斜視図である。図7は、コアアイソレータ30a,30bの分解斜視図である。
アイソレータ8aは、集中定数型アイソレータであり、図4に示すように、回路基板2、コアアイソレータ30a、コンデンサC1,C2,CS1,CS2及び抵抗Rにより構成されている。アイソレータ8bも、アイソレータ8aと同様に、集中定数型アイソレータであり、回路基板2、コアアイソレータ30b、コンデンサC1,C2,CS1,CS2及び抵抗Rにより構成されている。ただし、アイソレータ8a,8bは、直流磁界が外部に漏れることを防止するヨークを有していない。なお、アイソレータ8a,8bの構成は同じであるので、以下では、アイソレータ8aを例にとって説明する。
コアアイソレータ30aは、図4に示すように、フェライト32、及び、一対の永久磁石41により構成されている。なお、本実施形態におけるコアアイソレータ30aとは、フェライト32及び永久磁石41のみで構成された部分である。フェライト32には、図5に示すように、表裏の主面32a,32bに互いに電気的に絶縁された中心電極35,36が設けられている。ここで、フェライト32は、互いに対向する平行な主面32a,32bを有する直方体形状をなしている。
また、永久磁石41は、フェライト32に対して直流磁界B1,B2を主面32a,32bに略垂直方向に印加するように主面32a,32bに対して、例えば、エポキシ系の接着剤42を介して接着されている(図7参照)。永久磁石41の主面41aは、フェライト32の主面32a,32bと同一寸法である。そして、フェライト32及び永久磁石41は、主面32a,32bの外形と主面41aの外形とが一致した状態で対向するように、配置されている。
中心電極35は、導体膜である。すなわち、中心電極35は、図5に示すように、フェライト32の主面32aにおいて右下から立ち上がって2本に分岐した状態で左上に長辺に対して比較的小さな角度で傾斜している。そして、中心電極35は、左上方に立ち上がり、上面32c上の中継用電極35aを介して主面32bに回り込んでいる。更に、中心電極35は、主面32bにおいて主面32aと透視状態で重なるように2本に分岐するように設けられている。中心電極35の一端は、下面32dに形成された接続用電極35bに接続されている。また、中心電極35の他端は、下面32dに形成された接続用電極35cに接続されている。このように、中心電極35は、フェライト32に1ターン巻回されている。そして、中心電極35と以下に説明する中心電極36とは、間に絶縁膜が設けられることにより互いに絶縁された状態で交差している。中心電極35,36の交差角は、必要に応じて設定され、入力インピーダンスや挿入損失が調整されることになる。
中心電極36は、導体膜である。中心電極36は、0.5ターン目36aが主面32aにおいて右下から左上に長辺に対して比較的大きな角度で傾斜して中心電極35と交差した状態で形成され、上面32c上の中継用電極36bを介して主面32bに回り込み、この1ターン目36cが主面32bにおいてほぼ垂直に中心電極35と交差した状態で形成されている。1ターン目36cの下端部は下面32dの中継用電極36dを介して主面32aに回り込み、この1.5ターン目36eが主面32aにおいて0.5ターン目36aと平行に中心電極35と交差した状態で形成され、上面32c上の中継用電極36fを介して主面32bに回り込んでいる。以下同様に、2ターン目36g、中継用電極36h、2.5ターン目36i、中継用電極36j、3ターン目36k、中継用電極36l、3.5ターン目36m、中継用電極36n、4ターン目36o、がフェライト32の表面にそれぞれ形成されている。また、中心電極36の両端は、それぞれフェライト32の下面32dに形成された接続用電極35c,36pに接続されている。なお、接続用電極35cは中心電極35及び中心電極36のそれぞれの端部の接続用電極として共用されている。
また、接続用電極35b,35c,36p及び中継用電極35a,36b,36d,36f,36h,36j,36l,36nは、フェライト32の上面32c及び下面32dに形成された凹部37(図6参照)に銀、銀合金、銅、銅合金などの電極用導体を塗布又は充填することにより設けられている。また、上面32c及び下面32dには、各種電極と平行に凹部38も設けられ、かつ、ダミー電極39a,39b,39cが設けられている。この種の電極は、マザーフェライト基板に予めスルーホールを形成し、このスルーホールを電極用導体で充填した後、スルーホールを分断する位置でカットすることによって形成される。なお、各種電極は凹部37,38に導体膜として形成したものであってもよい。
フェライト32としてはYIGフェライトなどが用いられている。中心電極35,36及び各種電極は、銀や銀合金の厚膜又は薄膜として印刷、転写、フォトリソグラフなどの工法で形成可能である。中心電極35,36の絶縁膜としては、ガラスやアルミナなどの誘電体厚膜、ポリイミドなどの樹脂膜などを用いることができる。これらも印刷、転写、フォトリソグラフなどの工法で形成することができる。
なお、フェライト32を絶縁膜及び各種電極を含めて磁性体材料にて一体的に焼成することが可能である。この場合、各種電極を高温焼成に耐えるPd,Ag又はPd/Agを用いることになる。
永久磁石41には、通常、ストロンチウム系、バリウム系、ランタン−コバルト系のフェライトマグネットが用いられる。永久磁石41とフェライト32とを接着する接着剤42としては、一液性の熱硬化型エポキシ接着剤を用いることが最適である。
回路基板2は、通常のプリント多層基板と同種の材料からなるが、複数のセラミック絶縁層を積層して得られた多層セラミック基板でもよい。回路基板2の表面には、コアアイソレータ30a、コンデンサC1,C2,CS1,CS2及び抵抗Rを実装するための端子電極21a,21b,21c,22a〜22jや入出力用電極、グランド電極(図示せず)等が設けられている。
コアアイソレータ30aは、回路基板2上に実装される。具体的には、フェライト32の下面32dの接続用電極35b,35c,36pが回路基板2上の端子電極21a,21b,21cとリフローはんだ付けされて一体化される。すなわち、コアアイソレータ30aは、一直線上に並ぶ端子電極(固定部)21a,21b,21cにより回路基板2に固定されている。
また、コンデンサC1,C2,CS1,CS2及び抵抗Rは、回路基板2上の端子電極22a〜22jとリフローはんだ付けされる。コアアイソレータ30aとコンデンサC1,C2,CS1,CS2と抵抗Rとは、回路基板2内の配線により接続されており、アイソレータ8aを構成している。
(アイソレータの回路構成)
次に、アイソレータ8a,8bの回路構成について図面を参照しながら説明する。図8は、アイソレータ8a,8bの等価回路図である。
入力ポートP1は、コンデンサCS1を介してコンデンサC1と抵抗Rとに接続されている。コンデンサCS1は、中心電極35の一端に接続されている。中心電極35の他端及び中心電極36の一端は、抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、かつ、コンデンサCS2を介して出力ポートP2に接続されている。中心電極36の他端及びコンデンサC2は、グランドポートP3に接続されている。
以上の等価回路からなるアイソレータ8a,8bにおいては、中心電極35の一端が入力ポートP1に接続され他端が出力ポートP2に接続され、中心電極36の一端が出力ポートP2に接続され他端がグランドポートP3に接続されているため、挿入損失の小さな2ポート型の集中定数型アイソレータとすることができる。
(各構成の配置)
ところで、アイソレータ8aは、直流磁界B1がアイソレータ8a外に漏れることを抑制するためのヨークを有していない。そこで、落下時の衝撃によって、金属ケース50がコアアイソレータ30aに接触し、コアアイソレータ30aが回路基板2から脱落することを抑制する構成を有している。以下に、かかる構成について図1及び図3を参照しながら説明する。
図1及び図3に示すように、パワーアンプ6a,6bは、コアアイソレータ30aと共に直線L1上に並び、かつ,コアアイソレータ30aを両側方から挟んでいる。更に、パワーアンプ6a,6bの高さは、コアアイソレータ30aの高さよりも高い。パワーアンプ6a,6b及びコアアイソレータ30aの高さとは,回路基板2の主面S1からパワーアンプ6a,6b及びコアアイソレータ30aの上面までの距離である。
パワーアンプ6a,6b及びコアアイソレータ30aが以上のように配置されることにより、落下時の衝撃によって金属ケース50が撓んだ際に、金属ケース50は、コアアイソレータ30aに接触するより先に、パワーアンプ6a,6bに接触するようになる。そして、パワーアンプ6a,6bは、金属ケース50がパワーアンプ6a,6bに接触した状態から更に撓むことを抑制する。これにより、金属ケース50は、コアアイソレータ30aに接触する程度まで大きく撓むことが抑制される。その結果、コアアイソレータ30aが回路基板2から脱落することが抑制される。
更に、直線L1は、金属ケース50の主面S3の長辺と略平行である。これにより、金属ケース50がコアアイソレータ30aに接触することがより効果的に抑制される。より詳細には、金属ケース50は、短辺方向において湾曲するように撓むよりも、長辺方向において湾曲するように撓みやすい。そこで、回路モジュール1では、パワーアンプ6a,6b及びコアアイソレータ30aが長辺方向と略平行な直線L1上に並んでいる。これにより、金属ケース50が長辺方向において撓んだとしても、パワーアンプ6a,6bにより金属ケース50がコアアイソレータ30aに接触することが抑制される。その結果、コアアイソレータ30aが回路基板2から脱落することが抑制される。
また、コアアイソレータ30aのフェライト32に印加されている直流磁界B1の方向は、直線L1と一致していない。より詳細には、直流磁界B1の方向と直線L1とは直交している。これにより、直流磁界B1がパワーアンプ6a,6bを貫くことが抑制される。その結果、直流磁界B1により、パワーアンプ6a,6bの特性が変動することが抑制される。
(その他の実施形態)
以上のように構成された回路モジュール1の構成は、前記実施形態に示したものに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
回路モジュール1では、図1に示すように、コアアイソレータ30a,30bが設けられている。そして、コアアイソレータ30aのみがパワーアンプ6a,6bにより両側方から挟まれている。しかしながら、コアアイソレータ30bもパワーアンプ6a,6bのような高さの高い電子部品により両側方から挟まれていることが望ましい。
また、コアアイソレータ30aを挟む電子部品として、パワーアンプ6a,6bを挙げたが、その他の電子部品が用いられてもよい。その他の電子部品としては、例えば、出力スイッチやデュプレクサが挙げられる。更に、該電子部品は、樹脂により覆われていることが望ましい。これにより、コアアイソレータ30aと共に電子部品も衝撃から保護することができる。
また、コアアイソレータ30a,30b及びパワーアンプ6a,6bが一直線上に並び、パワーアンプ6a又はパワーアンプ6bがコアアイソレータ30a,30b間に設けられていてもよい。これにより、コアアイソレータ30a,30b間に設けられているパワーアンプ6a又はパワーアンプ6bは、金属ケース50がコアアイソレータ30a,30bの両方に接触することを抑制することに寄与するようになる。
なお、コアアイソレータ30aは、一直線上に並ぶ端子電極(固定部)21a〜21cにより回路基板2に固定されている。そして、該一直線は、図1では、直線L1と平行である。しかしながら、該一直線は、直線L1と平行でなく、例えば、直線L1と略直交していてもよい。コアアイソレータ30aは、一直線に並ぶ端子電極21a〜21cにより回路基板2に固定されている。そのため、端子電極21a〜21cが並ぶ直線上(すなわち、フェライト32)においてコアアイソレータ30aに力が加わったとしても、コアアイソレータ30aは、回路基板2から容易に脱落することはない。しかしながら、端子電極21a〜21cが並ぶ直線から該直線に直交する方向(例えば、永久磁石41)に力が加わると、コアアイソレータ30aは、回路基板2から脱落するおそれがある。そこで、端子電極21a〜21cが並ぶ直線と直線L1とを直交させる。これにより、パワーアンプ6a,6bと永久磁石41とが近接するようになる。その結果、金属ケース50が永久磁石41に接触することがパワーアンプ6a,6bにより抑制されるようになる。
以上のように、本発明は、回路モジュールに有用であり、特に、アイソレータに含まれているコアアイソレータが衝撃によって回路基板から脱落することを抑制できる点において優れている。
1 回路モジュール
2 回路基板
6a,6b パワーアンプ
8a,8b アイソレータ
50 金属ケース

Claims (6)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板上に実装されているコアアイソレータであって、フェライトと、直流磁界を該フェライトに印加する永久磁石と、該フェライトに設けられ、一端が入力ポートに接続され、他端が出力ポートに接続されている第1の中心電極と、該第1の中心電極と絶縁状態で交差するように該フェライトに設けられ、一端が該出力ポートに接続され、他端がグランドポートに接続されている第2の中心電極と、を有するコアアイソレータを含み、かつ、該直流磁界が外部に漏れることを防止するヨークを含んでいないアイソレータと、
    前記回路基板に実装されている複数の電子部品であって、前記コアアイソレータと共に第1の直線上に並び、かつ、該コアアイソレータを挟んでいる複数の電子部品と、
    前記回路基板に設けられ、かつ、前記コアアイソレータ及び前記電子部品を覆っているケースと、
    を備え、
    前記複数の電子部品の高さは、前記コアアイソレータの高さよりも高いこと、
    を特徴とする回路モジュール。
  2. 前記ケースは、前記回路基板と対向し、かつ、長方形状をなしている主面を有しており、
    前記第1の直線は、前記主面の長辺と略平行であること、
    を特徴とする請求項1に記載の回路モジュール。
  3. 前記フェライトに印加されている前記直流磁界の方向は、前記第1の直線と一致していないこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の回路モジュール。
  4. 前記電子部品は、樹脂により覆われていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の回路モジュール。
  5. 前記アイソレータは、複数設けられており、
    前記電子部品は、複数の前記コアアイソレータの間に設けられていること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の回路モジュール。
  6. 前記コアアイソレータは、前記第1の直線と略直交している第2の直線上に並ぶ複数の固定部により前記回路基板に固定されていること、
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項4又は請求項5のいずれかに記載の回路モジュール。
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