JP2012065213A - 非可逆回路素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】チップタイプの抵抗素子の放熱特性の向上を図り、かつ、小型化を達成できる非可逆回路素子を得る。
【解決手段】互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された複数の中心電極を備えた直方体形状のフェライト32と、該フェライト32の両主面を挟着する一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、表面に端子電極25〜28が形成された回路基板20と、終端抵抗として機能するチップタイプの抵抗素子Rと、コンデンサ素子C1と、を備えた非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)。回路基板20上にはフェライト・磁石素子30、抵抗素子R、コンデンサ素子C1が実装され、抵抗素子Rは永久磁石41に接触した状態で回路基板20上に実装されている。
【選択図】図1
【解決手段】互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された複数の中心電極を備えた直方体形状のフェライト32と、該フェライト32の両主面を挟着する一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、表面に端子電極25〜28が形成された回路基板20と、終端抵抗として機能するチップタイプの抵抗素子Rと、コンデンサ素子C1と、を備えた非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)。回路基板20上にはフェライト・磁石素子30、抵抗素子R、コンデンサ素子C1が実装され、抵抗素子Rは永久磁石41に接触した状態で回路基板20上に実装されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、非可逆回路素子、特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子に関する。
従来より、アイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子は、予め定められた特定方向にのみ信号を伝送し、逆方向には伝送しない特性を有している。この特性を利用して、例えば、アイソレータは、自動車電話、携帯電話などの移動体通信機器の送信回路部に使用されている。
この種の非可逆回路素子として、特許文献1には、低損失の2ポート型アイソレータを開示している。この2ポート型アイソレータは、直方体をなすフェライトに互いに電気的に絶縁状態で交差する第1中心電極及び第2中心電極を配置し、フェライトの両主面に一対の永久磁石で挟着したフェライト・磁石素子を形成し、該フェライト・磁石素子を回路基板上に実装したものである。
この種の非可逆回路素子では、逆方向に入力された電力を終端抵抗で熱エネルギーに変換する機能を有しており、終端抵抗には一般的にチップタイプの抵抗素子が用いられる。非可逆回路素子が小型化されるに伴って、使用される抵抗素子も小型化しているため、抵抗素子の放熱に十分留意する必要がある。また、回路基板上にフェライト・磁石素子や抵抗素子を実装する際、これらの部品が互いに接触しないようにクリアランスを設けているので、抵抗素子で発生した熱は主に回路基板に伝導していた。しかし、熱を回路基板への伝導だけで放熱することは、放熱性能が不十分であり、抵抗素子が許容温度を超えて抵抗値が変動してアイソレーション特性が劣化するという問題点を有していた。また、部品間にクリアランスを設けているため、非可逆回路素子の平面サイズの小型化が困難であった。
そこで、本発明の目的は、チップタイプの抵抗素子の放熱特性の向上を図り、かつ、小型化を達成できる非可逆回路素子を提供することにある。
本発明の一形態である非可逆回路素子は、
互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された複数の中心電極を備えた直方体形状のフェライトと、該フェライトの両主面を挟着する一対の永久磁石とからなるフェライト・磁石素子と、
表面に端子電極が形成された回路基板と、
終端抵抗として機能するチップタイプの抵抗素子と、
を備え、
前記回路基板上には少なくとも前記フェライト・磁石素子及び前記抵抗素子が実装され、
前記抵抗素子は前記永久磁石に接触した状態で前記回路基板上に実装されていること、
を特徴とする。
互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された複数の中心電極を備えた直方体形状のフェライトと、該フェライトの両主面を挟着する一対の永久磁石とからなるフェライト・磁石素子と、
表面に端子電極が形成された回路基板と、
終端抵抗として機能するチップタイプの抵抗素子と、
を備え、
前記回路基板上には少なくとも前記フェライト・磁石素子及び前記抵抗素子が実装され、
前記抵抗素子は前記永久磁石に接触した状態で前記回路基板上に実装されていること、
を特徴とする。
前記非可逆回路素子において、終端抵抗として機能するチップタイプの抵抗素子はフェライト・磁石素子を構成する永久磁石に接触した状態で回路基板上に実装されているため、抵抗素子で発生する熱は回路基板のみならずフェライト・磁石素子を介しても放熱され、抵抗素子の抵抗値が変動してアイソレーション特性が劣化するおそれはない。また、フェライト・磁石素子と抵抗素子との間にクリアランスが生じることがないので、非可逆回路素子の平面サイズが小さくなる。
本発明によれば、抵抗素子の放熱特性が向上し、かつ、非可逆回路素子の平面サイズの小型化が可能である。
以下、本発明に係る非可逆回路素子の実施例について添付図面を参照して説明する。
(第1実施例、図1〜図4参照)
第1実施例である非可逆回路素子の分解斜視図を図1に示す。この非可逆回路素子は、集中定数型の2ポート型アイソレータであり、概略、回路基板20と、フェライト32と一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、平板状ヨーク10と、チップタイプの終端抵抗素子Rと、チップタイプのコンデンサ素子C1とで構成されている。
第1実施例である非可逆回路素子の分解斜視図を図1に示す。この非可逆回路素子は、集中定数型の2ポート型アイソレータであり、概略、回路基板20と、フェライト32と一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、平板状ヨーク10と、チップタイプの終端抵抗素子Rと、チップタイプのコンデンサ素子C1とで構成されている。
フェライト32には、図2に示すように、表裏の主面32a,32bに、絶縁材34A,34Bにて互いに電気的に絶縁された第1中心電極35及び第2中心電極36が形成されている。ここで、フェライト32は互いに平行な第1主面32a及び第2主面32bを有する直方体形状をなしている。
また、永久磁石41はフェライト32に対して磁界を主面32a,32bに垂直方向に印加するように主面32a,32bに対向して、例えば、エポキシ系の接着剤42(図1参照)を介して接着され、フェライト・磁石素子30を構成している。永久磁石41の主面はフェライト32の主面32a,32bと同一寸法であり、互いの外形が一致するように主面どうしを対向させて配置されている。
第1中心電極35は導体膜にて形成されている。即ち、図2に示すように、この第1中心電極35は、フェライト32の下面に形成された接続用電極35aに接続された状態で第1主面32aにおいて左下から立ち上がってほぼ水平方向に形成され、右上方に立ち上がって上面の中継用電極35bを介して第2主面32bに回り込む。第2主面32bにおいて、第1中心電極35は、第1主面32aと透視状態でほぼ重なるように形成され、その端部は下面に形成された接続用電極35cに接続されている。このように、第1中心電極35はフェライト32に1ターン巻回されている。そして、第1中心電極35と第2中心電極36とは、間に絶縁材34A,34Bが形成されて互いに絶縁された状態で交差している。中心電極35,36の交差角は必要に応じて設定され、入力インピーダンスや挿入損失が調整されることになる。
第2中心電極36は導体膜にて形成されている。この第2中心電極36は、まず、0.5ターン目36aがフェライト32の下面に形成された接続用電極35cと接続された状態で第2主面32bにおいて第1中心電極35と斜めに交差する状態で立ち上がり、上面の中継用電極36bを介して第1主面32aに回り込み、1ターン目36cが第1主面32aにおいて第1中心電極35と直交する状態で形成されている。1ターン目36cの下端部は下面の中継用電極36dを介して第2主面32bに回り込み、1.5ターン目36eが第2主面32bにおいて立ち上がり、上面の中継用電極36fを介して第1主面32aに回り込んでいる。以下同様に、2ターン目36g、中継用電極36h、2.5ターン目36i、中継用電極36j、3ターン目36kがフェライト32の表面にそれぞれ形成されている。3ターン目36kの下端部はフェライト32の下面に形成した接続用電極36lに接続されている。
前記接続用電極35a,35c,36lや中継用電極35b,36b,36d,36f,36h,36jは、フェライト32の上下面に形成された凹部に電極用導体を塗布又は充填して形成されている。この種の電極は、マザーフェライト基板に予めスルーホールを形成し、このスルーホールを電極用導体で充填した後、スルーホールを分断する位置でカットすることによって形成される。なお、各種電極はスルーホールに導体膜として形成したものであってもよい。また、多数個取りの手法で製作される場合、マザーフェライト基板に接着剤を介して永久磁石をも積層した状態でカットされることもある。
フェライト32としては、YIGフェライトなどが用いられている。第1及び第2中心電極35,36や各種電極は銀や銀合金の厚膜又は薄膜として印刷、転写、フォトリソグラフィなどで形成することができる。中心電極35,36の絶縁材34A,34Bとしては、ガラスやアルミナなどの誘電体厚膜、ポリイミドなどの樹脂膜などを用いることができる。
永久磁石41は、通常、ストロンチウム系、バリウム系、ランタン−コバルト系のフェライトマグネットが用いられる。永久磁石41とフェライト32とを接着する接着剤42としては、一液性の熱硬化型エポキシ接着剤を用いることが最適である。
回路基板20は、複数枚の誘電体シート上に所定の電極を形成して積層し、焼結した積層型基板であり、その内部には、等価回路である図3に示すように、整合用コンデンサC1,C2、インピーダンス整合用コンデンサCS1,CS2やそれらの接続用内部導体が内蔵されている。また、上面には入力端子電極25、出力端子電極26、グランド端子電極27及び端子電極28がそれぞれ形成され、下面には入力用外部端子電極IN、出力用外部端子電極OUT及びグランド用外部端子電極GND(図3参照)がそれぞれ形成されている。
平板状ヨーク10は、高周波電磁回路を形成するとともにシールド機能を有するもので、前記フェライト・磁石素子30の表面に接着剤層を介して固定されている。
ここで、前記アイソレータの一回路例を図3の等価回路を参照して説明する。入力用外部端子電極INは整合用コンデンサCS1を介して入力ポートA(入力端子電極25)に接続され、該入力ポートAは整合用コンデンサC1と終端抵抗Rとに接続されるとともに、第1中心電極35の一端(電極35a)に接続されている。第1中心電極35の他端(電極35c)及び第2中心電極36の一端(電極35c)は、出力ポートB(出力端子電極26)に接続されるとともに、終端抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、かつ、コンデンサCS2を介して出力用外部端子電極OUTに接続されている。第2中心電極36の他端(電極36l)及びコンデンサC2はグランドポートC(グランド端子電極27)に接続され、かつ、グランド用外部端子電極GNDに接続されている。なお、終端抵抗RとコンデンサC1は図1に示すようにチップタイプの外付け用素子が用いられている。
前記フェライト・磁石素子30は、回路基板20上にフェライト32の主面32a,32bが垂直方向に位置するように載置され、フェライト32の下面に形成した接続用電極35a,35c,36lが回路基板20上の端子電極25,26,27にリフローはんだ付けによって実装される。終端抵抗素子Rは端子電極25,26の端部25a、26aにリフローはんだ付けによって実装される。また、コンデンサ素子C1は端子電極26の端部26bと端子電極28とにリフローはんだ付けによって実装される。これらのリフローはんだ付けは一回の工程で行われる。
以上の構成からなる2ポート型アイソレータにおいては、入力ポートAに高周波電流が入力すると、第2中心電極36に大きな高周波電流が流れ、終端抵抗RやコンデンサC1にはほとんど高周波電流が流れないため、挿入損失が小さくなる。一方、出力ポートBから入力された高周波電流は、第1中心電極35とコンデンサC1とで形成される並列共振回路によって減衰され、終端抵抗Rによって熱として放出される。コンデンサCS1は入力側のインピーダンスを50Ωに整合させ、コンデンサCS2は出力側のインピーダンスを50Ωに整合させる。
さらに、本2ポート型アイソレータにおいて、フェライト・磁石素子30は、フェライト32と一対の永久磁石41が接着剤42で一体化されていることで、機械的に安定となり、振動や衝撃で変形・破損しない堅牢なアイソレータとなる。
ところで、前記終端抵抗素子Rは、図1に斜線を付して示すように、チップの一平面に抵抗体rが形成されており、逆方向に電力が供給された際に発熱する。そこで、本第1実施例では、回路基板20上において終端抵抗素子Rを永久磁石41の側面に接触した状態で実装するようにした(図4(C)参照)。
具体的には、終端抵抗素子Rをリフローはんだ付けすることを前提として、図4(A)に示すように、端子電極25,26の端部25a,26aの長さaを終端抵抗素子Rの両端電極寸法bと同じとした。端部25a,26aと素子Rの両端電極の幅寸法は同じである。回路基板20上にフェライト・磁石素子30と終端抵抗素子Rは自動実装機(マウンタ)で搭載され、互いにぶつからないようにクリアランスcが設けられている。従って、はんだ付け前において、終端抵抗素子Rは端部25a,26aからクリアランスcだけ外方にはみ出した状態で搭載される。
図4(A)に示した位置関係でリフロー炉を通過させると、はんだが溶融して流動化し、溶融したはんだのセルフアライメント効果にて終端抵抗素子Rがフェライト・磁石素子30側に移動し、永久磁石41の側面に接触する(図4(B)参照)。また、コンデンサ素子C1に関しても終端抵抗素子C1と同様にセルフアライメント効果にて永久磁石41の側面に接触状態で実装されるように構成されている。ちなみに、終端抵抗素子Rを端子電極25,26にリフローはんだ付けするため、クリームはんだは端部25a,26aを覆うように載せられる。
以上のごとく、本第1実施例では、チップタイプである終端抵抗素子Rがフェライト・磁石素子30を構成する永久磁石41に接触した状態で回路基板20上に実装されているため、終端抵抗素子Rで発生する熱は回路基板20のみならずフェライト・磁石素子30を介しても放熱される。それゆえ、終端抵抗素子Rの抵抗値が変動してアイソレーション特性が劣化するおそれはない。また、フェライト・磁石素子30と終端抵抗素子R及びコンデンサ素子C1とが接触してクリアランスcが解消されるため、非可逆回路素子の平面サイズが小さくなる。
また、フェライト・磁石素子30と平面状ヨーク10との間に接着用樹脂が配置される。この接着用樹脂として熱伝導性の良好な材質を選択することにより、フェライト・磁石素子30からヨーク10への熱伝導効率が高くなるので、終端抵抗素子Rの放熱特性がより向上する。
(第2実施例、図5参照)
第2実施例である非可逆回路素子は、図5(A),(B)に示すように、終端抵抗素子Rにおいて、抵抗体rをチップ素体の一外側面に形成したもので、フェライト・磁石素子30と終端抵抗素子Rとを回路基板20上にリフローはんだ付けにて実装した際、抵抗体rを永久磁石41の側面に接触させたものである。他の構成は前記第1実施例と同様である。
第2実施例である非可逆回路素子は、図5(A),(B)に示すように、終端抵抗素子Rにおいて、抵抗体rをチップ素体の一外側面に形成したもので、フェライト・磁石素子30と終端抵抗素子Rとを回路基板20上にリフローはんだ付けにて実装した際、抵抗体rを永久磁石41の側面に接触させたものである。他の構成は前記第1実施例と同様である。
本第2実施例では、抵抗体rが直接的に永久磁石41に接触しているため、抵抗体rの放熱効果がより向上する。また、終端抵抗素子Rが永久磁石41に接触するのは、溶融はんだのセルフアライメント効果よるため、機械的な強制力で接触することはなく、ソフトに接触する。それゆえ接触時に抵抗体rに欠けなどが生じることなく、安定した量産が可能になる。
(第3実施例、図6参照)
第3実施例である非可逆回路素子は、図6(A),(B)に示すように、終端抵抗素子Rを永久磁石41の側面に接触させるとともにコンデンサ素子C1にも接触するように実装したものである。他の構成は前記第1実施例と同様である。具体的には、端子電極26の端部25a,26aを一体化し、リフロー炉中で溶融したはんだのアライメント効果によって終端抵抗素子Rとコンデンサ素子C1とが互いに矢印e方向(図6(A)参照)に移動し、終端抵抗素子Rとコンデンサ素子C1とがその端部で互いに接触するとともに、終端抵抗素子Rとコンデンサ素子C1の側面が永久磁石41の側面に接触するようにした。この場合、終端抵抗素子Rにおいて、抵抗体は第1実施例で示したようにチップ素体の上面に形成されていてもよく、あるいは、第2実施例で示したようにチップ素体の一外側面に形成されていてもよい。
第3実施例である非可逆回路素子は、図6(A),(B)に示すように、終端抵抗素子Rを永久磁石41の側面に接触させるとともにコンデンサ素子C1にも接触するように実装したものである。他の構成は前記第1実施例と同様である。具体的には、端子電極26の端部25a,26aを一体化し、リフロー炉中で溶融したはんだのアライメント効果によって終端抵抗素子Rとコンデンサ素子C1とが互いに矢印e方向(図6(A)参照)に移動し、終端抵抗素子Rとコンデンサ素子C1とがその端部で互いに接触するとともに、終端抵抗素子Rとコンデンサ素子C1の側面が永久磁石41の側面に接触するようにした。この場合、終端抵抗素子Rにおいて、抵抗体は第1実施例で示したようにチップ素体の上面に形成されていてもよく、あるいは、第2実施例で示したようにチップ素体の一外側面に形成されていてもよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る非可逆回路素子は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
なお、本発明に係る非可逆回路素子は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、永久磁石41のN極とS極を反転させれば、入力ポートAと出力ポートBが入れ替わる。また、前記第1及び第2中心電極35,36の形状は種々に変更することができる。例えば、第1中心電極35はフェライト32の主面32a,32b上で2本に分岐していてもよい。また、第2中心電極36は1ターン以上巻回されていればよい。
また、コンデンサC2,CS1,CS2はチップタイプのコンデンサ素子で構成してもよいが、アイソレータ自体の小型化のためには回路基板20に内蔵することが好ましい。
以上のように、本発明は、非可逆回路素子に有用であり、特に、抵抗素子の放熱特性が向上し、非可逆回路素子の平面サイズの小型化が可能な点で優れている。
20…回路基板
25…入力端子電極
26…出力端子電極
27…グランド端子電極
30…フェライト・磁石素子
32…フェライト
35…第1中心電極
36…第2中心電極
41…永久磁石
A…入力ポート
B…出力ポート
C…グランドポート
R…終端抵抗素子
C1,C2…コンデンサ
25…入力端子電極
26…出力端子電極
27…グランド端子電極
30…フェライト・磁石素子
32…フェライト
35…第1中心電極
36…第2中心電極
41…永久磁石
A…入力ポート
B…出力ポート
C…グランドポート
R…終端抵抗素子
C1,C2…コンデンサ
Claims (5)
- 互いに電気的に絶縁状態で交差して巻回された複数の中心電極を備えた直方体形状のフェライトと、該フェライトの両主面を挟着する一対の永久磁石とからなるフェライト・磁石素子と、
表面に端子電極が形成された回路基板と、
終端抵抗として機能するチップタイプの抵抗素子と、
を備え、
前記回路基板上には少なくとも前記フェライト・磁石素子及び前記抵抗素子が実装され、
前記抵抗素子は前記永久磁石に接触した状態で前記回路基板上に実装されていること、
を特徴とする非可逆回路素子。 - 前記抵抗素子は抵抗体が素子の一外側面に形成されており、該抵抗体が前記永久磁石に接触していること、を特徴とする請求項1に記載の非可逆回路素子。
- 前記回路基板上には前記抵抗素子以外のチップタイプの電子素子が実装されており、
前記抵抗素子は前記電子素子に接触していること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非可逆回路素子。 - 前記フェライトには第1中心電極及び第2中心電極が設けられており、
前記第1中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端が出力ポートに電気的に接続され、
前記第2中心電極は、一端が出力ポートに電気的に接続され、他端がグランドポートに電気的に接続され、
前記入力ポートと前記出力ポートとの間に第1整合容量が電気的に接続され、
前記出力ポートと前記グランドポートとの間に第2整合容量が電気的に接続され、
前記入力ポートと前記出力ポートとの間に前記抵抗素子が電気的に接続されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の非可逆回路素子。 - 前記フェライト・磁石素子は前記回路基板の表面にフェライトの主面が垂直方向に位置するように実装されていること、を特徴とする請求項4に記載の非可逆回路素子。
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