JP5055787B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体チップの電源配線に寄生するインダクタンス成分及びチップ内の容量とノイズとの共振による電源共振を抑制して、電源電圧の変動を抑制する電源共振防止回路を備えた半導体装置に関するものである。
半導体チップの電源配線に寄生するインダクタンス成分と、電源電圧を安定化させるためにチップ内の高電位側電源配線と低電位側電源配線との間に配設される容量とに基づく共振周波数と、電源配線に伝播するノイズの周波数とが一致すると、電源共振が発生し、電源電圧が大きく変動することがある。従って、ノイズによる電源共振を防止することが必要となっている。
図7は、電源共振が発生する従来の半導体装置の一例を示す。チップ1の電源端子t1,t2には外部電源2から外部配線3a,3bを介して電源が供給され、その電源はチップ1の内部配線4a,4bを介して信号処理部5に供給される。
外部配線3a,3bは、インダクタンス成分L1,L2及び抵抗R1,R2を含んでいる。これらは分布定数であるが、便宜的に集中定数として図示する。また、外部電源回路2の出力端子間には電源電圧を安定化させるために数μF〜数十μFの容量値を備えた容量C1が接続されている。
内部配線4a,4bは、インダクタンスL3,L4及び抵抗R3,R4を含んでいる。これらも分布定数を集中定数として図示する。また、内部配線4a,4b間には電源電圧を安定化させるための容量C2が接続されている。インダクタンスL3,L4は、その大部分がICパッケージのインタポーザ、ボンディングワイヤに寄生する。
このように構成されたチップ1では、インダクタンスL3,L4と容量C2による共振周波数と、信号処理部5から出力される内部ノイズN1の周波数が一致すると、電源共振が発生し、電源電圧が変動する。
そこで、インダクタンスL3,L4と容量C2による共振周波数と、内部ノイズN1の周波数とが一致しないように容量C2の容量値を設定している。このような構成により、信号処理部5から出力される高周波ノイズが容量C2により減衰される。
一方、電源端子t1,t2には外部配線3a,3bを介して外来ノイズN2が印加され、このノイズN2の周波数と内部配線4a,4bのインダクタンスL3,L4及び容量C2の共振周波数とが一致すると、電源共振が発生し、電源電圧が変動する。
そこで、電源端子t1,t2の近傍において、内部配線4a,4b間に高周波の外来ノイズN2を減衰させるための容量を接続する必要がある。
ところが、高集積化されたチップ1内において、電源端子t1,t2の近傍に容量を備えることは困難である。そこで、信号処理部5と電源端子t1,t2との間で内部配線4a,4b間に外来ノイズN2を吸収するための容量を設けることも行われている。
また、外来ノイズN2の周波数は、チップ1をプリント基板等に実装した状態で決定されるものであり、チップ1の設計段階で特定できるものではない。従って、チップ1の実装後に電源共振が発生したとき、電源共振を抑制するためには、チップ1の再設計が必要となるという問題点がある。
特許文献1には、異なる共振周波数を備えた複数の内蔵キャパシタを並列に接続し、その容量値を制御することにより、内蔵キャパシタの反共振周波数を電気信号に含まれる高周波成分の周波数と一致しない周波数に設定して、EMIノイズを低減する構成が開示されている。
特許文献2には、スイッチの動作により共振回路を形成する共振スイッチを備えたレーザ発振器電源装置が開示されている。
特許文献3には、最適な容量値のバイパスコンデンサを最適な位置に配置して共振周波数を調整することにより、電源ノイズを低減する構成が開示されている。
特許文献4には、パッケージ内に容量値の異なる複数の容量を形成して、バイパスコンデンサと導体部インダクタンスの共振周波数を複数設定することにより、広範囲の周波数帯域において電源ノイズを抑制する構成が開示されている。
特許文献5には、電圧電源変換回路の出力端子とグランドGNDとの間に複数のコンデンサを設け、電源電圧を連続的に出力する連続動作モードでは大容量のコンデンサを接続し、電源電圧を間歇的に出力する間歇動作モードでは、大容量のコンデンサを非接続状態とすることにより消費電力の低減を図る構成が開示されている。
特開2002−158448号公報 特開2002−190640号公報(図1b) 特開2001−175702号公報 特開平7−202072号公報 特開2002−136103号公報
図7に示すチップ1では、インダクタンス成分L3,L4と容量C2との共振周波数と、内部ノイズN1の周波数が一致しないようにして、内部ノイズN1による電源共振を防止することはできる。しかし、外来ノイズN2はチップ1の設計時にその周波数を特定することができないため、外来ノイズN2による電源共振の発生を防止することはできない。
外来ノイズによる電源共振を防止して、電源電圧の変動を防止する構成は特許文献1〜5のいずれにも開示されていない。
この発明の目的は、外来ノイズによる電源共振を防止して、電源電圧の変動を防止し得る半導体装置を提供することにある。
上記目的は、電源配線間に接続された可変容量部と、前記電源配線の電源共振による電圧変動を検出するモニター回路と、前記モニター回路の出力信号に基づいて、前記可変容量部の容量値を変更する制御部とを備え、前記モニター回路は、前記電源配線間の所定のノードと、基準電圧とを比較して、前記電圧変動を検出する比較器を備え、前記モニター回路は、前記電源配線とは共振周波数の異なる独立した電源配線間の前記所定ノードの電圧に基づいて前記基準電圧を生成する半導体装置により達成される。
本発明によれば、外来ノイズによる電源共振を防止して、電源電圧の変動を防止し得る半導体装置を提供することができる。
(第一の実施の形態)
図1は、外来ノイズによる電源共振を防止する機能を備えたチップの回路構成を示し、内部回路11と、制御部12と、記憶部13とを備えている。記憶部13は、電源の投入を停止しても記憶内容を保持し得る不揮発性メモリで構成される。
図2は、前記内部回路11の一例を示す。電源端子t11には例えば3Vの高電位側電源電圧が供給され、電源端子t12には低電位側電源としてグランドGND電位が供給される。そして、各電源端子t11,t12は電源配線14a,14bを介して信号処理部15に接続され、信号処理部15に高電位側電源及び低電位側電源がそれぞれ供給される。
前記電源配線14a,14bは、インダクタンスL11,L12及び抵抗R11,R12を含んでいる。これらは分布定数であるが、集中定数として図示する。
前記信号処理部15の近傍において、前記電源配線14a,14b間には、電源電圧を安定化させるために容量C11が接続される。この容量C11の容量値は、例えば50pFに設定され、前記インダクタンスL11,L12との共振周波数が、信号処理部15から出力される内部ノイズN1と一致しないように設定されている。
前記電源配線14a,14b間には、可変容量部16が前記容量C11と並列に接続されている。この可変容量部16は、前記容量C11に並列に接続される容量値を調節して、前記インダクタンスL11,L12との共振による共振周波数を調節するものである。
すなわち、可変容量部16は容量C12,C13がそれぞれスイッチ17a,17bを介して電源配線14a,14b間に接続されている。容量C12の容量値は10pFであり、容量C13の容量値は20pFである。そして、スイッチ17a,17bは前記制御部12から出力される2ビットの制御信号SW1,SW2により開閉される。
前記制御信号SW1,SW2は、同SW1が下位ビットであり、各制御信号SW1,SW2がLレベルであるとき、対応するスイッチ17a,17bがオン状態、すなわち導通状態となり、各制御信号SW1,SW2がHレベルであるとき、対応するスイッチ17a,17bがオフ状態となる。
従って、スイッチ17a,17bは、制御信号SW1,SW2により、いずれもオンされる場合と、スイッチ17aのみがオフする場合と、スイッチ17bのみがオフする場合と、スイッチ17a,17bがともにオフする場合の4通りのうちのいずれかが選択される。
このような構成により、可変容量部16の容量値は、0pF、10pF,20pF,30pFのいずれかを選択可能であり、容量C11との総容量値は、50pF、60pF,70pF,80pFのいずれかとなる。
前記電源配線14a,14b間には、直列に接続された抵抗R13,R14が前記信号処理部15と並列に接続されている。抵抗R13は100kΩであり、抵抗R14は200kΩである。従って、抵抗R13,R14の接続点であるノードND1は、電源端子t11の3Vに対し2Vとなる。
前記内部回路11には、前記電源配線14a,14bに供給される電源電圧が、外来ノイズN2により電源共振を発生しているか否かを検出するモニター回路20が設けられている。
すなわち、モニター回路20用の電源端子t13,t14には、前記電源端子t11,t12と同様に、3VとグランドGND電位が供給される。各電源端子t13,t14から電源配線18a,18bを介して比較器19に電源が供給される。
前記電源配線18a,18bは、前記電源配線14a,14bとほぼ同一値のインダクタンスL13,L14及び抵抗R15,R16を含んでいる。これらは分布定数であるが、集中定数として図示する。
前記比較器19の近傍において、前記電源配線18a,18b間には、電源電圧を安定化させるために容量C14が接続される。この容量C14の容量値は、例えば0.1pFに設定され、前記信号処理部15の近傍に配設される容量C11より十分小さな容量値に設定されている。従って、電源配線18a,18bと電源配線14a,14bでは、同一周波数の外来ノイズN2では、同時に電源共振を発生させないようにしている。
前記比較器19の近傍において、前記電源配線18a,18b間には、抵抗R17,R18が直列に接続されている。抵抗R17は50kΩに設定され、抵抗R18は200kΩに設定される。従って、前記抵抗R17,R18間のノードND2の電位は、電源配線18a,18bに電源共振が発生していないとき2.4Vとなる。
前記抵抗R17,R18間のノードND2は、前記比較器19のマイナス側入力端子に接続される。また、比較器19のプラス側入力端子は前記ノードND1に接続される。比較器19は、ノードND1の電位がノードND2の電位より高くなったとき、Hレベルの出力信号Coutを出力する。
従って、電源配線14a,14b,18a,18bに電源共振が発生していなければ、ノードND1は2Vとなり、ノードND2は2.4Vとなるので、比較器19の出力信号CoutはLレベルとなる。
また、電源配線14a,14bに電源共振が発生して、ノードND1の電位が変動して2.4Vを超えたとき、すなわち電源配線14aの電位が3.6Vを超えたとき、比較器19の出力信号CoutはHレベルとなる。
このように構成された内部回路11では、電源配線14a,14b,18a,18bの共振周波数fは、f=1/2π√LCで算出される。電源配線14a,14b,18a,18bに4nHのインダクタンスL11〜L14が寄生しているとすると、電源配線14a,14bでは、スイッチ17a,17bがともにオンされて電源配線14a,14b間の容量値が80pFとなったとき、共振周波数fは199MHzとなる。
また、スイッチ17aがオフされて、電源配線14a,14b間の容量値が70pFとなったとき、共振周波数fは213MHzとなる。また、スイッチ17bがオフされて、電源配線14a,14b間の容量値が60pFとなったとき、共振周波数fは230MHzとなる。また、スイッチ17a,17bがともにオフされて、電源配線14a,14b間の容量値が50pFとなったとき、共振周波数fは252MHzとなる。
一方、電源配線18a,18bでは、両配線18a,18b間の容量値は0.1pFであるので、共振周波数fは5.6GHzとなって、電源配線14a,14bの共振周波数と一致することはない。従って、電源配線14a,14b,18a,18bでは、共通の外来ノイズN2で電源共振が発生することはない。
前記比較器19の出力信号Coutは、制御部12に出力される。制御部12は、比較器19からHレベルの出力信号Coutが出力されたとき、すなわち電源配線14a,14bに電源共振が発生したとき、前記スイッチ17a,17bを制御して電源共振を抑えるように動作する。
そして、電源共振が抑制されて、比較器19の出力信号CoutがLレベルとなったとき、スイッチ17a,17bの状態を設定する2ビットの制御データCDを前記記憶部13の所定領域に格納する。また、スイッチ17a,17bを切り替えても電源共振を抑制できない場合には、記憶部13の所定領域に警告データARMを格納する。また、制御部12は外部からクリア信号CLRが入力されると、前記制御データCDを「00」にリセットするとともに警告データARMを「0」にリセットし、クリアデータCLRDとして「1」を設定する。
次に、制御部12の動作を図3に従って説明する。制御部12は、このチップが実装された後の最初の電源の投入に基づいて、記憶部13をリセットする。すなわち、警告データARM及び制御データCDを「00」にリセットする。
通常の動作が開始されると、制御部12はまずクリアデータCLRDが「1」であるか否かを判別し(ステップ1)、「1」でない場合には記憶部13から制御データCD及び警告データARMを読み出し、制御データCDに対応する制御信号SW1,SW2を出力する。(ステップ2)。
すると、制御データCDは「00」であるので、内部回路11のスイッチ17a,17bはともにオンされ、電源配線14a,14b間の容量値は80pFとなる。
次いで、読み出された警告データARMが「1」であるか否かを判別し(ステップ3)「1」でない場合には、比較器19の出力信号CoutがHレベルであるか否かを判定する(ステップ4)。そして、比較器19の出力信号CoutがLレベルである場合には、ステップ4で出力信号Coutの判定動作を継続する。
ステップ4において、電源配線14a,14bに外来ノイズN2による電源共振が発生して、比較器19の出力信号CoutがHレベルとなると、制御部12は制御データCDが「11」であるか否かを判定する(ステップ5)。ここで、制御データCDは「00」であるので、ステップ6へ移行して制御データCDに1を加算して「01」とする(ステップ6)。
すると、制御データCDの更新に基づいて制御信号SW1がHレベルとなってスイッチ17aがオフされ、電源配線14a,14b間の容量値は70pFに変更される。
次いで、更新された制御データCDを記憶部13に書き込み(ステップ7)、ステップ4に移行する。ここで、電源配線14a,14bの電源共振が回避されて、比較器19の出力信号CoutがLレベルとなれば、再びステップ4で出力信号Coutの判定動作を継続する。
容量値の変更に関わらず、比較器19の出力信号CoutがHレベルである場合には、電源共振が回避されていないので、ステップ5からステップ6に移行して、制御データCDにさらに1を加算して「10」とする。
すると、制御データCDの更新に基づいて制御信号SW2がHレベル、制御信号SW1がLレベルとなって、スイッチ17aがオンされるとともに、スイッチ17bがオフされ、電源配線14a,14b間の容量値は60pFに変更される。そして、ステップ7で更新された制御データCDを記憶部13に書き込み、ステップ4に移行する。
容量値の変更に関わらず、比較器19の出力信号Coutが引き続いてHレベルである場合には、電源共振が回避されていないので、ステップ5〜ステップ7が繰り返され、制御データCDはさらに加算されて「11」となり、電源配線14a,14b間の容量値は50pFに変更される。
容量値が50pFに変更されても、電源共振が回避されない場合には、ステップ5において制御データCDが「11」であることが判別されてステップ8に移行し、警告データARMに「1」を設定して記憶部13に書き込み、電源共振の回避処理動作及び判定動作を終了する。
また、ステップ1でクリアデータCLRDが「1」である場合には、ステップ9に移行して警告データARMを「0」にリセットし、制御データCDを「00」にリセットして、ステップ3に移行する。
クリアデータCLRDに「1」が設定されている場合は、制御部12にクリア信号CLRが入力された場合である。すなわち、容量値の変更に関わらず電源共振が回避されないとき、容量C11〜C13に加えて新たな容量を付加する改造が施された後に、クリア信号CLRが入力される。そして、ステップ3〜7が繰り返されて、電源共振が回避される。
上記のような内部回路11、制御部12及び記憶部13を備えたチップでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)モニター回路20で信号処理部15に電源を供給する電源配線14a,14bでの電源共振の発生の有無を検出することができる。
(2)モニター回路20で電源共振を検出したとき、制御部12で電源配線14a,14b間の可変容量部16の容量値を変更して、電源共振を回避する動作を自動的に行うことができる。
(3)可変容量部16では、電源配線14a,14b間に容量値の異なる2つの容量C12,C13をそれぞれスイッチ17a,17bを介して接続し、そのスイッチ17a,17bを2ビットの制御信号SW1,SW2に基づいて開閉制御することができる。従って、電源配線14a,14b間の容量値を4種類に変更可能である。
(4)可変容量部16で容量値を変更しても電源共振を回避できないとき、警告データARMを記憶部13に格納することができる。従って、制御部12で警告データARMを読み出して出力することにより、外来ノイズN2による電源共振が回避できていないことを認識することができる。
(5)電源共振を回避し得る容量値を設定するための制御データCDを記憶部13に格納することができるので、システムの再起動時には電源共振を回避する容量値を、最初の起動時に設定された制御データCDに基づいて速やかに設定することができる。
(第二の実施の形態)
図4は、第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、モニター回路の別例を示す。第一の実施の形態のモニター回路では電源電圧を抵抗R17,R18で分圧した電圧を基準電圧として比較器19に入力していたが、この実施の形態ではDA変換器を使用して基準電圧を生成するようにしたものである。
すなわち、比較器19のマイナス側入力端子にはDA変換器21の出力信号が入力される。そのDA変換器21には、マイコン等からデジタル入力信号が入力される。また、比較器19のプラス側入力端子は、第一の実施の形態と同様にノードND1に接続される。その他の構成は、前記第一の実施の形態と同様である。
このような構成により、DA変換器21の入力信号を適宜調整することにより、比較器19に入力する基準電圧を任意に設定することができる。従って、電源配線14a,14bに電源共振が発生しているか否かを判定するための基準電圧を適宜に設定することができる。
(第三の実施の形態)
図5は、第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、複数の信号処理部に電源を供給する電源配線にそれぞれ電源共振が発生する場合を示す。
すなわち、信号処理部22a,22bにはそれぞれ独立した電源配線23a,23b,24a,24bを介して電源が供給される。各電源配線23a,23b,24a,24bにはインダクタンスL15〜L18及び抵抗R19〜R22が寄生している。
各電源配線23a,23b,24a,24b間には、電源電圧を安定化させるために、容量C15,C16がそれぞれ設けられる。また、容量C15,C16には第一の実施の形態と同様な可変容量部25a,25bがそれぞれ並列に接続されている。
このように複数の信号処理部22a,22bに、それぞれ独立した電源配線23a,23b,24a,24bを介して電源が供給されると、各電源配線23a,23b,24a,24bに寄生するインダクタンスL15〜L18が異なる。すると、外来ノイズN2による電源共振周波数も異なる。
従って、このような場合には電源配線23a,23bと同24a,24bの電源共振を検出するモニター回路をそれぞれ設け、各モニター回路の出力信号に基づいて、制御部により可変容量部25a,25bをそれぞれ制御して、電源共振を回避する。モニター回路及び制御部は、前記第一の実施の形態と同様な構成でよい。
このような構成により、複数の信号処理部22a,22bの電源配線で発生する電源共振を回避することができる。
(第四の実施の形態)
図6は、第四の実施の形態を示す。この実施の形態は、可変容量部の変形例を示す。前記第一の実施の形態の可変容量部16は、二つの容量C12,C13を任意に選択する構成であるが、図6に示すように、一つの容量C17を接続するか否かをスイッチ26で切り替える構成とする。
そして、スイッチ26を第一の実施の形態で示すような制御部で開閉制御することにより、外来ノイズによる電源共振を回避することができる。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・比較器19では、電源共振によりノードND1の電位がノードND2より高くなったとき電源共振を検出するようにしたが、電源共振により、ノードND1の電位がノードND2の電位より低くなったとき電源共振を検出するようにしてもよい。
第一の実施の形態を示すブロック図である。 第一の実施の形態の内部回路を示す回路図である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 第二の実施の形態を示す回路図である。 第三の実施の形態を示す回路図である。 第四の実施の形態を示す回路図である。 従来例を示す回路図である。
符号の説明
11 内部回路
12 制御部
13 記憶部
14a,14b,23a,23b,24a,24b 電源配線
15,22a,22b 信号処理部
16,25a,25b 可変容量部
17a,17b,26 スイッチ
19 比較器
20 モニター回路
21 DA変換器

Claims (5)

  1. 電源配線間に接続された可変容量部と、
    前記電源配線の電源共振による電圧変動を検出するモニター回路と、
    前記モニター回路の出力信号に基づいて、前記可変容量部の容量値を変更する制御部とを備え
    前記モニター回路は、前記電源配線間の所定のノードと、基準電圧とを比較して、前記電圧変動を検出する比較器を備え、
    前記モニター回路は、前記電源配線とは共振周波数の異なる独立した電源配線間の前記所定ノードの電圧に基づいて前記基準電圧を生成することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記可変容量部は、容量値の異なる複数の容量をそれぞれスイッチを介して前記電源配線間に接続し、前記制御部から出力される制御信号に基づいて前記スイッチを開閉可能としたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記制御部には、前記スイッチを制御するための制御データを格納する記憶部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記制御部は、前記可変容量部のすべての容量値において電源共振を検出したとき、警告データを前記記憶部に格納する機能を備えたことを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記制御部には、クリア信号に基づいて前記記憶部の格納内容をリセットする機能を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の半導体装置。
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