JP5055391B2 - 酢顆粒の製造方法及び酢顆粒、酢顆粒付き海苔 - Google Patents
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また、白飯に合せ酢等を入れ、冷風をかけながら混合攪拌し、酢飯調合を行う自動混合装置も知られている(特許文献2)。
他にも、酢めしを自動的に作る装置を用いた場合においては、酢めしの攪拌や冷却に関する条件等を決める必要もあった。
請求項2に記載の発明によれば、合わせ酢や酢めしを、人の手により作る必要がないため、安定した品質で提供することが可能となる。また、白飯が少量の場合でも、容易に合わせ酢を作ることが可能であり、無駄に材料を消費することがない。他にも、自動混合装置を使用しないため、酢めしの攪拌・冷却に関する条件等を決める必要もなく、安価に短時間で製造することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、海苔に付着させることに好適で、酢めしの味を出すことが可能であるため、白飯に巻くだけで容易に手巻き寿司を作ることができる。特に、各種調味料を海苔表面に塗布した場合は、各種調味料の比重の違いから均一に付着させることは困難であるため、味のバラツキを生じていたが、顆粒状にしたことによって均一に付着し、味のバラツキを生じることがない。
また、白飯が少量の場合であっても、手巻き寿司を作ることが可能である。加えて、手がベタ付かないため、手巻き寿司を作ることが容易である。そのため、手巻き寿司を食べる機会が増え、結果として海苔の消費拡大に繋がる。
他にも、酢めしの自動混合装置を使用しないため、これらの製造に関する諸条件等を決める必要がなく、安価に短時間で手巻き寿司を製造することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
ここで、クエン酸には、従来から一水和物の結晶のクエン酸と、水分の少ない無水物のクエン酸とが存在するが、一水和物の結晶のクエン酸に比べ、固結の原因となる水分がより少ないため無水物のクエン酸を用いた。この無水物のクエン酸は、溶解温度が150℃と熱風の温度より高温であるが、他の調味料に比べ50℃前後から溶解が始まるため、造粒の過程で他の調味料と固結してしまい酢顆粒の精製に影響を及ぼすことから、造粒した後に添加し、混合することとした。
ここで、使用した昆布エキスは、昆布エキスの中でも粘度の高いものを使用しており、何れの昆布エキス主体の液も、海苔1枚の片面に対して0.1〜1.0gを塗布した。これら昆布エキス主体の液が、0.1gを下回る場合は、昆布の味が薄くなった。反対に、1.0gを上回る場合に於いては、海苔に液が付き過ぎてしまい、海苔表面に凹凸ができてしまうとともに、ベタ付きの原因にもなった。なお、昆布エキス主体の液は、0.1〜1.0gの中でも0.2〜0.5gの使用が最適であった。
これらの後、海苔を160℃±50℃で乾燥させることで、表面に酢顆粒が付いた海苔が製造される。
その結果、これら調味料を一度に混合すると固結してしまい、混合して顆粒状にすることができなかったが、固結することなく、均一な顆粒状の酢調味料を製造することが可能となった。
その結果、合わせ酢や酢めしを、人の手により作る必要がないため、安定した品質で製造することが可能となる。また、白飯が少量の場合でも、容易に合わせ酢を作ることが可能であり、無駄に材料を消費することがない。他にも、自動混合装置を使用しないため、酢めしの攪拌・冷却に関する条件等を決める必要もなく、安価に短時間で製造することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
その結果、海苔に付着させることに好適で、酢めしの味を出すことが可能であるため、白飯に巻くだけで容易に手巻き寿司を作ることができる。特に、各種調味料を海苔表面に塗布した場合は、各種調味料の比重の違いから均一に付着させることは困難であるため、味のバラツキを生じていたが、顆粒状にしたことによって均一に付着し、味のバラツキを生じることがない。
また、白飯が少量の場合であっても、手巻き寿司を作ることが容易に可能である。加えて、手がベタ付かないため、手巻き寿司を作ることが容易である。そのため、手巻き寿司を食べる機会が増え、結果として海苔の消費拡大に繋がる。
他にも、酢めしの自動混合装置を使用しないため、これらの製造に関する諸条件等を決める必要がなく、安価に短時間で手巻き寿司を製造することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
例えば、酢顆粒を、白飯に用いても良く、適宜変更可能である。この場合に於いても、酢めしの味を出すことが可能で、各種調味料を白飯に塗布した場合、各種調味料の比重の違いから、白飯に均一に付着することができないため、味のバラツキを生じていたが、顆粒状にしたことにより均一に付着し、味のバラツキを生じることがない。また、白飯が少量の場合であっても、酢めしを作ることが容易に可能である。他にも、酢めしの自動混合装置を使用しないため、これらの製造に関する諸条件等を決める必要がなく、安価に短時間で酢めしを製造することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
Claims (3)
- 酢を主成分とし、クエン酸、リンゴ酸、アスパルテーム、スクラロース、食塩、二酸化ケイ素を含有する酢顆粒の製造方法であって、
前記酢を、8〜18重量%とし、
前記クエン酸と前記リンゴ酸との配合比率が1〜3:1〜3の酸味料を、45〜55重量%とし、
前記アスパルテームと前記スクラロースとの配合比率が10〜30:1〜5の甘味料を、1〜5重量%とし、
前記食塩を、25〜35重量%とし、
前記二酸化ケイ素を、0.1〜5重量%とし、
前記酢に、前記リンゴ酸、前記アスパルテーム、前記スクラロース、前記食塩を混合して酢調味料を作成し、その酢調味料を、熱風により攪拌し、湯水を噴霧することで造粒した後、前記二酸化ケイ素と前記クエン酸とを添加し、混合することを特徴とする酢顆粒の製造方法。 - 請求項1に記載の前記酢顆粒の製造方法によって製造されたことを特徴とする酢顆粒。
- 還元麦芽糖水飴、デキストリン、昆布エキスを配合した液体を、海苔表面に塗布した後、請求項2に記載の酢顆粒を前記海苔表面に付着させたことを特徴とする酢顆粒付きの海苔。
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