JP5048453B2 - ダンパ及びこのダンパを備えたドアハンドル - Google Patents

ダンパ及びこのダンパを備えたドアハンドル Download PDF

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Description

本発明は、ダンパ及びこのダンパを備えたドアハンドルに関するものである。
従来から、筒状のシリンダ内の空気をピストンで圧縮することによって、減衰効果を得るエアダンパが知られている。
例えば、特許文献1では、シリンダ内を移動するピストンの外周面に環状の溝を設け、該溝内にシリンダの内周壁に摺接するシールリングを装着し、溝内を移動可能とすることによって、一方向への制動力を発揮させるようにしている。また、特許文献2では、ピストンで区画された二つの空気室を連通させる逆止弁を設け、ピストンの移動方向によって該逆止弁を開閉させることで、減衰効果の有無が得られるようにしている。さらに、特許文献3では、ピストンの中央部に円錐状のオリフィスを設けて、ピストンの移動方向によって減衰力を変えるようにしている。
しかしながら、エアダンパを用いる場合、ピストンの移動時に、ピストンに設けられた溝やオリフィスを通過する空気の流れにより異音が発生し、外部へ漏れてしまう場合がある。
特開2005−240824号公報 特許2696208号公報 特開2000−54692号公報
本発明は上記事実を考慮し、ピストンの移動時に発生する異音の外部への漏れを抑制するダンパ及びこのダンパを備えたドアハンドルを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、エアダンパにおいて、一端部に開口部が形成されたシリンダと、前記シリンダ内に往復移動可能に収容され、シリンダ内に形成された空気室内の空気を圧縮可能なピストンと、前記ピストンに連結され、該シリンダから露出するロッドと、前記ピストンに設けられ、前記シリンダの内周壁を摺接するシール部材と、前記シール部材と前記ピストンの間に設けられ、該ピストンで区画される空間を互いに連通させる空気通路と、前記シリンダの開口部開口部へ内挿され、前記ロッドが挿通可能な貫通口が形成されて、該貫通口の内形寸法とロッドの外形寸法が同一であるキャップと、を備え、前記貫通口が円筒状を成し、前記ロッドが、前記ピストンに連結された軸芯部と、前記軸芯部から張り出して該ロッドの外形を構成する複数の壁部と、を含んで構成され、前記壁部が円板状を成し、該壁部の外径寸法が前記貫通口の内径寸法と同一であると共に、前記壁部の間隔が前記キャップの貫通口の深さ以下であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、一端部に開口部が形成されたシリンダ内にピストンを挿入し、往復移動させ、シリンダ内に形成された空気室内の空気を圧縮可能としている。このように空気室内の空気が圧縮されることで、ピストンには減衰効果が作用することとなる。
ピストンにはロッドが連結しており、該シリンダから露出するようになっている。また、ピストンにはシリンダの内周壁を摺接するシール部材を設けており、該シール部材とピストン部材の間に、該ピストンで区画される空間を互いに連通させる空気通路を設けている。この空気通路を通じてピストンで区画される空間が互いに連通されるため、シリンダ内でピストン部材を十分に往復移動させることができる。
さらに、シリンダの開口部にはキャップを内挿している。このキャップには、ロッドが挿通可能な貫通口を形成し、該貫通口の内径寸法とロッドの外形寸法が略同一となるようにしている。
ここで、「貫通口の内形寸法とロッドの外形寸法が同一である」とは、貫通口内を少なくともロッドが移動可能であるため、ロッドの外形寸法が貫通口の内形寸法よりも大きくなることはなく、例えば、同じ寸法でも、貫通口の内形寸法を+公差で形成し、ロッドの外形寸法を−公差で形成するなどの意味である
ピストンをシリンダ内へ押込んだときに、空気通路を通じて、ロッドの外側へ回り込んだ空気が該ロッドとシリンダとの間の隙間から抜けるが、シリンダの開口部にキャップを設け、該キャップの貫通口とロッドとの隙間をできるだけ小さくする(貫通口の内形形状とロッドの外形寸法が略同一となるようにする)ことで、シリンダ内で発生する異音の外部への漏れを抑制することができる。
ここで、シリンダはピストンのストローク分の長さが必要であり、一端部のみが開口となった形状を成しているため、シリンダの一端側と他端側とでは強度も異なるが、シリンダの開口部に略環状のキャップを設け、該キャップの長さをシリンダよりも短くすることで、シリンダよりも寸法精度を上げることができる。
また、ピストンに連結された軸芯部からは壁部が複数張り出しており、該壁部によってロッドの外形が構成されている。この壁部を円板状として、該壁部の外径寸法が円筒状を成す貫通口の内径寸法と同一となるようにしている。
中実状のロッドでは、削りだし等により該ロッドを形成する場合、ロッドの表面の寸法精度は問題ないが、成形によりロッドを形成する場合は、ロッドの表面にひけが生じ、寸法精度を出すことが困難である。
このため、円板状の壁部を設けることで、壁部と壁部の間はいわゆる肉盗み部が設けられることとなり、ロッドのひけが抑制され、ロッド(壁部)の外径寸法の精度を上げることができる。また、壁部を軸芯部と一体的に設けることで部品点数を増やすこともない。
さらに、壁部の間隔をキャップの貫通口の深さ以下とすることで、ロッドがキャップ内を通過するときに、少なくとも1つの壁部は必ずキャップと対面することとなる。壁部の外径寸法はキャップの貫通口の内径寸法と同一であるため、該貫通口は壁部によって塞がれ、ピストンの移動時に発生する異音の外部への漏れを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、エアダンパにおいて、一端部に開口部が形成されたシリンダと、前記シリンダ内に往復移動可能に収容され、シリンダ内に形成された空気室内の空気を圧縮可能なピストンと、前記ピストンに連結され、該シリンダから露出するロッドと、前記ピストンに設けられ、前記シリンダの内周壁を摺接するシール部材と、前記シール部材と前記ピストンの間に設けられ、該ピストンで区画される空間を互いに連通させる空気通路と、を備え、前記シリンダの内形寸法と前記ロッドの外形寸法が同一であると共に、前記シリンダが円筒状を成し、前記ロッドが、前記ピストンに連結された軸芯部と、前記軸芯部から張り出して該ロッドの外形を構成する複数の壁部と、を含んで構成され、前記壁部が円板状を成し、該壁部の外径寸法が前記シリンダの内径寸法と同一であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、シリンダの内形寸法とロッドの外形寸法を略同一とすることで、シリンダとロッドとの隙間を小さくすることができるため、請求項1と略同一の効果を得ることができる。
ここで、「シリンダの内形寸法とロッドの外形寸法が同一である」とは、シリンダ内を少なくともピストンが移動可能であるため、ロッドの外形寸法がシリンダの内形寸法よりも大きくなることはなく、例えば、同じ寸法でも、シリンダの内形寸法を+公差で形成し、ロッドの外径寸法を−公差で形成するなどの意味である
また、ピストンに連結された軸芯部からは壁部が複数張り出しており、該壁部によってロッドの外形が構成されている。この壁部を円板状として、該壁部の外径寸法が円筒状を成すシリンダの内径寸法と同一となるようにしている。
中実状のロッドでは、削りだし等により該ロッドを形成する場合、ロッドの表面の寸法精度は問題ないが、成形によりロッドを形成する場合は、ロッドの表面にひけが生じ、寸法精度を出すことが困難である。
このため、円板状の壁を設けることで、壁部と壁部の間はいわゆる肉盗み部が設けられることとなり、ロッドのひけが抑制され、ロッド(壁部)の外径寸法の精度を上げることができる。また、壁部を軸芯部と一体的に設けることで部品点数を増やすこともない。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のエアダンパにおいて、前記シール部材がOリングであり、前記空気通路は、前記ピストンの外周面に形成され、前記Oリングを移動可能に収納する環状溝と、前記環状溝に形成され、前記空気室と大気とを連通し、Oリングが前記ロッド方向へ移動したとき流路面積が小さくなるオリフィスと、で構成されたことを特徴とする。
請求項に記載の発明では、ピストンの外周面にOリングを移動可能に収納する環状溝を形成している。この環状溝にオリフィスを形成して、空気室と大気とを連通させ、Oリングがロッド方向へ移動したとき流路面積が小さくなるようにする。
このため、ピストンをシリンダの開口部側から奥方へ移動させる際、シリンダの空気室内の空気は、空気通路を通じて、シリンダの開口部側へ移動するが、シリンダの内周壁との摩擦によってOリングがロッド側へ移動し、流路面積が小さくなる。
これに対して、ピストンをシリンダの奥方から開口部側へ移動させる際、シリンダの開口部側の空気は、空気通路を通じて、ピストンの端面とシリンダとで形成される空気室内へ移動するが、シリンダの内周壁との摩擦によってOリングがロッドの反対側へ移動し、流路面積が大きくなる。
つまり、ピストンをシリンダの開口部側から奥方へ移動させるとき、ピストンをシリンダの奥方から開口部側へ移動させるときと比較して、空気通路の流路面積が小さくなるため、空気通路を通過する空気の流動抵抗は大きく、ピストンに作用する減衰力が大きくなる。
請求項に記載の発明は、車両用のドアハンドルにおいて、車両用のドアパネルに固定される本体部に回転可能に取り付けられ、前記ドアパネルをロック又はロック解除するレバーと、前記レバーを前記ドアパネルのロック方向へ付勢する付勢手段と、を備え、請求項1〜の何れか1項に記載のシリンダ又はロッドを前記レバーへ回転可能に連結する第1連結手段と、請求項1〜の何れか1項に記載のロッド又はシリンダを前記本体部へ回転可能に連結し、前記第1連結手段と共に前記レバーの回転動作をロッドの直動動作に変えて制動力を発揮させる第2連結手段と、を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明では、車両用のドアパネルに固定される本体部にレバーを回転可能に取り付け、レバーの回転移動(開閉動作)によってドアパネルをロック又はロック解除させる。また、レバーには、該レバーをドアパネルのロック方向(閉止方向)へ付勢する付勢手段を設けている。
これにより、レバーを開放させると、該付勢手段には付勢力が蓄積されることとなるが、開放させた状態でレバーを離すと、付勢手段による復元力によってレバーが閉止されることとなる。
ここで、第1連結手段によって、シリンダ(又はロッド)をレバーへ回転可能に連結する。また、第2連結手段によって、ロッド(又はシリンダ)を本体部へ回転可能に連結し、第1連結手段と共にレバーの回転動作をロッドの直動動作に変えて制動力を発揮させる。
レバーは本体部に回転可能に取付けられているため、レバーの移動軌跡は円弧を描くこととなる。一方、エアダンパでは、シリンダに沿ってピストンが移動するため、ピストンの移動軌跡は直線を描く。このため、レバーとロッドを連結させた場合、レバーの回動移動に追従してロッドを移動させようとすると、ピストンがシリンダと干渉してしまう。したがって、第1連結手段及び第2連結手段によってシリンダ又はロッドをレバー又は本体部に対して回転可能に連結させることで、レバーの回転動作をロッドの直動動作に変換させることができる。
本発明は、上記構成としたので、ピストンの移動時に発生する異音の外部への漏れを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るエアダンパについて説明する。
図1及び図2に示すように、自動車のサイドドア10には、該サイドドア10を開閉させるためのドアハンドル12が配設されている。一例として、このドアハンドル12に本発明の実施の形態に係るエアダンパ14を適用させる。
ドアハンドル12は、本体部16とレバー18とで大別されており、本体部16からは、固定片16Aが張り出し、車両パネル(図示省略)に固定可能とされる。また、本体部16の表面には、レバー18を収容可能な凹部20が凹設されている。この凹部20内には、図示しない固定軸が設けられており、該固定軸にレバー18の基部が取付けられ、この基部を回転中心としてレバー18が凹部20から張り出す方向(開放方向)へ回動可能となっている。
また、レバー18の基部には、該レバー18の裏面側に連結部21が設けられており、レバー18と一体となって、レバー18の開閉動作に合わせて回動移動する。ここで、凹部20の底部には貫通孔(図示省略)が形成されており、該貫通孔を通じて連結部21が本体部16の裏面側へ配置されるようになっている。
この連結部21には、ドアロック機構(図示省略)が連結されており、レバー18を開放方向へ回動させることで、該ドアロック機構が解除されサイドドア10が開放可能となる。
また、凹部20には、レバー18の基部側の上部(或いは下部)にロック解除部22が収容されている。このロック解除部22はレバー18の基部側を中心に、凹部20から張り出す方向(開放方向)へ向かって回動可能となっている。
乗員による操作や車両走行等により、ドアロック機構が施錠状態となっている場合、レバー18の開放方向への移動が規制され、サイドドア10を開放させることはできない。このような場合、ロック解除部22を開放方向へ回動させることで、ドアロック機構の施錠状態を解除させることができる。
一方、凹部20内の固定軸には、付勢手段としてのトーションスプリング(図示省略)が装着されており、レバー18の開放方向への移動によって付勢力が蓄積されるようになっている。これにより、開放方向へ移動させたレバー18から手を離すと、該トーションスプリングの復元力によって該レバー18は閉止方向へ付勢され、凹部20内に収容されることとなる。
ここで、連結部21にはエアダンパ14が設けられている。レバー18の開閉動作に合わせて連結部21は回動移動するため、これを利用して、トーションスプリングの復元力によって閉止方向へ付勢されるレバー18に減衰力を付与し、該レバー18を静かに移動させるようにしている。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係るエアダンパについて説明する。
図3に示すように、このエアダンパ14は、シリンダ24とピストン部材26とキャップ28に大別され、シリンダ24内に収容されたピストン部材26をキャップ28で抜け止めする。
(シリンダ)
まず、シリンダ24について説明する。図2及び図3に示すように、シリンダ24は有底の円筒状を成しており、一端部に開口部30が設けられている。シリンダ24の開口部30側には、シリンダ24の外周面から張り出す連結片32が設けられている。
この連結片32の中央部には連結孔34が形成されている。この連結孔34は本体部16の下面側に設けられた軸部36に挿通可能となっている。連結孔34を軸部36に挿通させた状態で、Eリング38が嵌め込まれ、Eリング38によって連結片32を抜け止めし、シリンダ24が軸部36から外れないようにしている。
また、シリンダ24の開口部30側には、複数のスリット40(ここでは4つ)が設けられている。隣り合うスリット40の間には、互いに対面する係止片42が設けられている。この係止片42は互いに同じ幅寸法となっており、幅方向の中央部には係止孔44が形成されている。この係止孔44を介して、キャップ28がシリンダ24に装着可能とされる。
(キャップ)
ここで、キャップ28について説明する。キャップ28は略円筒状を成しており、外径寸法はシリンダ24の内径寸法と略同一となっている。キャップ28の外周面からは、係止孔44に係止される係止爪46及びスリット40内を挿入可能なリブ48が突設している。また、キャップ28の一端部には、シリンダ24の開口端に当接可能なストッパ50が形成されている。
スリット40とリブ48との位置関係により、シリンダ24の周方向に対して、キャップ28を位置合わせした状態で、シリンダ24内にキャップ28を内挿させると、スリット40によってシリンダ24の開口部30側は拡径し、キャップ28をスムーズに嵌め込むことができる。そして、キャップ28の係止爪46が係止孔44に係止された状態で、ストッパ50がシリンダ24の開口端に当接して、キャップ28は移動規制される。この状態で、キャップ28はシリンダ24に装着される。
ところで、このシリンダ24内にはピストン部材26が挿入可能とされている。キャップ28はこのピストン部材26がシリンダ24内に挿入された後、シリンダ24に装着されることとなる。
(ピストン部材)
次に、ピストン部材26について説明する。ピストン部材26はピストン52とロッド54に分けられる。ロッド54の一端部には、ピストン52が設けられており、ロッド54の他端部には、連結片56が設けられている。この連結片56の中央部には連結孔58が形成されており、該連結孔58が連結部21に設けられた軸部60に挿通可能となっている。
ピストン52は略円筒状を成しており、シリンダ24の内径寸法よりも若干小さい外径寸法を成して、シリンダ24の内周壁に沿って移動可能としている。ピストン52の外周面の中央部には環状溝62が形成されており、この環状溝62内にはOリング64が収容される。このOリング64は環状溝62内に収容された状態で、ピストン52の外周面から突出しており、ピストン52の移動時には、該Oリング64がシリンダ24の内周壁を摺接する。
ここで、図4(A)、(B)に示すように、環状溝62の幅はOリング64の線径よりも大きくなっており、ピストン52の移動方向によって、Oリング64は環状溝62内を移動可能としている。また、環状溝62には、空気室72と大気とを連通させるオリフィス66が形成されている。このオリフィス66は、ピストン52のロッド54側では細溝68となっており、ピストン52の端面側では太溝70となっている。
このため、図4(A)に示すように、ピストン52をシリンダ24の奥方から開口部30側へ移動させる際(矢印A方向)、Oリング64は環状溝62の太溝70側へ移動する。そして、シリンダ24の開口部30側の空気は、オリフィス66を通じて、ピストン52の端面とシリンダ24とで形成される空気室72内へ移動するが、シリンダ24の内周壁との摩擦によってOリング64が太溝70へ移動し、オリフィス66の細溝68から太溝70へ空気が流れる。
これに対して、図4(B)に示すように、ピストン52をシリンダ24の開口部30側から奥方へ移動させる際(矢印B方向)、Oリング64は環状溝62の細溝68側へ移動する。そして、シリンダ24の空気室72内の空気は、オリフィス66を通じて、シリンダ24の開口部30側へ移動するが、シリンダ24の内周壁との摩擦によってOリング64が細溝68側へ移動し、オリフィス66の太溝70から細溝68へ空気が流れる。
つまり、ピストン52をシリンダ24の開口部30側から奥方へ移動させるとき、ピストン52をシリンダ24の奥方から開口部30側へ移動させるときと比較して、オリフィス66の流路面積が小さくなるため、該オリフィス66を通過する空気の流動抵抗は大きく、ピストン52に作用する減衰力が大きくなる。
一方、図3に示すように、ロッド54は軸方向に沿って所定の間隔(キャップ28の長さ以下)で配列された複数の円板部(壁部)74を設けており、各円板部74を互いに交わる十字状のリブ76、78で繋げている。このリブ76、78の端面が円板部74の外周面と面一となるようにしている。ここでは、リブ76がリブ78よりも幅広となるようにしているが、リブ76の幅とリブ78の幅が同じであっても良い。
そして、図5(A)に示すように、円板部74の外径寸法(リブ76、78の外形寸法)が、ピストン52の外径寸法よりも小さく、キャップ28の内径寸法と略同一となるようにしている(例えばキャップ28を+公差で形成し、ロッド54を−公差で形成するなどして、なるべく隙間をなくすようにする)。
つまり、ピストン52の外径寸法は、キャップ28の内径寸法よりも大きい。このため、ピストン52をシリンダ24から抜き出す方向へ移動させた場合、ピストン52はキャップ28の端面に当接して、移動規制されることとなる。
次に、本発明の第1の実施形態に係るエアダンパの作用について説明する。
図2及び図3に示すように、レバー18を開放方向へ回動させると(仮想線で示す)、レバー18に連結された連結部21の回動移動により、軸部60及び連結片56を介してピストン52及びロッド54がシリンダ24から抜け出す方向へ移動することとなる。
ここで、レバー18は本体部16に対して回動可能に取付けられているため、レバー18の移動軌跡は円弧を描くこととなる。一方、エアダンパ14では、シリンダ24に沿ってピストン52が移動するため、ピストン52の移動軌跡は直線を描くこととなる。
つまり、レバー18とロッド54を連結させた場合、レバー18の回動移動に追従してロッド54を移動させようとすると、ピストン52がシリンダ24と干渉し、ピストン52をスムーズに移動させることができない。
このため、ロッド54の連結片56の連結孔58を軸部60に挿通させ、該軸部60に対してロッド54を回転可能にすると共に、シリンダ24の連結片32の連結孔34を本体部16側の軸部36に挿通させ、該軸部36に対してシリンダ24を回転可能とすることで、レバー18の回転動作をロッド54の直動動作に変換させることができる。
そして、レバー18を開放方向へ回動させた状態で、レバー18から手を離すと、レバー18に設けられたトーションスプリングによる復元力によってレバー18が閉止される方向へ移動するが、このレバー18の移動によって連結部21が回動移動し、軸部60及び連結片56を介して、ピストン52及びロッド54がシリンダ24内へ押込まれる方向へ移動する(図4(B)参照)。
これにより、シリンダ24内の空気室72内の空気が圧縮され、ピストン部材26には減衰効果が作用することとなる。したがって、レバー18を静かに閉止方向へ移動し、ドアハンドル12に高級感を与えることができる。
ここで、ピストン52がシリンダ24内を移動するとき、前述したようにオリフィス66内を空気が通過するが、このとき、空気の流れによりオリフィス66内では乱流が生じ、これにより異音が発生してしまう。
このため、本実施形態では、図5(A)に示すように、ロッド54の円板部74の外径寸法(リブ76、78の外形寸法)を、キャップ28の内径寸法と略同一となるようにしている。つまり、ロッド54とキャップ28との間の隙間をなるべく小さくするようにしている。
例えば、図5(B)に示すように、ロッド150の円板部152とキャップ28との間に隙間を設けるようにした場合、ピストン52をシリンダ24内へ押込んだときに該隙間を抜けてシリンダ24内からはき出される空気の量も多く、シリンダ24内の音が外部へ漏れてしまうことになる。
一方、図5(A)に示すように、本発明では、ロッド54とキャップ28との間の隙間をできるだけ小さくするようにしているため(なお、図5(B)との比較説明の便宜上、ロッド54とキャップ28との間の隙間が目視できるようにしている)、ピストン52をシリンダ24内へ押込んだときに、移動するピストン52のオリフィス66で発生した異音の外部への漏れを効果的に抑制することができる。
ところで、ロッド54の軸方向に沿って円板部74を設け、各円板部74を十字状のリブ76で繋げるようにしてロッド54を形成することで、円板部74と円板部74の間は、いわゆる肉盗み部80が設けられることとなる。
成形品では、成形後体積収縮が生じるが、成形品が変肉の場合、厚肉部が徐々に冷えていくのに対して、薄肉部は先に冷却される。このため、薄肉部では収縮も早く、該薄肉部側に材料が引っ張られ、全体の収縮が厚肉部に集中してしまう。その結果、厚肉部の外面にくぼみが生じ、いわゆるひけが発生する。このようなひけを防止するには、成形品の肉厚をできるだけ均一にすることが一般的である。このため、厚肉部を薄肉にするために、該厚肉部に中空部を設けるなどして余分な肉を取り除くようにする(いわゆる肉盗み)。
つまり、本実施形態によれば、円板部74、リブ76、78の外周壁のひけが抑制され、ロッド54の外径寸法の精度を上げることができ、ロッド54の外周壁とキャップ28の内周壁との隙間を小さくすることができる。また、円板部74、リブ76、78を一体的に設けることで部品点数を増やすこともない。
ここで、本実施形態では、ロッド54の外周壁とキャップ28の内周壁との隙間を小さくするようにしている。シリンダ24はピストン52のストローク分の長さが必要であり、また、一端部のみが開口となった形状をしているため、シリンダ24の他端側に比べ一端側では強度も低く、このシリンダ24で開口部30側の寸法精度を出すことは成形上困難である。
しかし、ピストン52を抜け止めするキャップ28の場合、該キャップ28の長さはシリンダ24よりも短くすることができ、また、貫通しているためキャップ28の一端側と他端側とでは強度も略同一であり、シリンダ24よりも寸法精度を上げることができる。したがって、シリンダ24とピストン52との隙間を埋めるために必要な寸法精度を得ることができる。
また、本実施形態では、図5(A)に示すように、ロッド54の円板部74の間隔をキャップ28の貫通口28Aの深さ(H)以下としている。これにより、図6(A)、(B)に示すように、ロッド54がキャップ28内を通過するときに、少なくとも1つの円板部74が必ず該キャップ28と対面することとなる。つまり、ピストン52のストロークの全域において、必ず円板部74がキャップ28の貫通口28A内に配置されるようにしている。
円板部74の外径寸法はキャップ28の貫通口28Aの内径寸法と略同一であるため、ピストン52のストロークの全域において、該貫通口28Aは円板部74によって塞がれることとなり、シリンダ24内で移動するピストン52によって発生した異音の外部への漏れを効果的に抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るエアダンパについて説明する。なお、第1の実施形態と略同一の内容については説明を省略する。
図7に示すように、円柱状のロッド92の軸方向に対して直交する方向で貫通する略角柱状の貫通孔94を複数設けている。これにより、ロッド92の肉厚を略均一にすることができ、ロッド92の外周壁のひけが抑制され、ロッド92の外径寸法の精度を上げることができる。また、これ以外にも、図示はしないが、ロッドの軸方向に沿って中空部を設けても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係るエアダンパについて説明する。なお、第1の実施形態と略同一の内容については説明を省略する。
第1の実施形態では、キャップ28をシリンダ24の開口部30内に嵌め込むようにしたが、図8に示すように、ピストン100とロッド102の外径寸法が同じであれば、該キャップは不要となる。レバー18の開閉角度は決まっているため、ピストン100のストロークは決まっており、キャップがなくてもピストン100がシリンダ104から抜けることはない。
また、この場合、ロッド102の外周壁とシリンダ104の内周壁との隙間を小さくするようにしている。ここでは、キャップを用いないため、図5(A)に示すように、ロッド54の円板部74の間隔をキャップ28の貫通口28Aの深さ(H)以下とする必要はなく、少なくとも一つの円板部98が必ずシリンダ104内であってピストン100よりも開口部側に配置されるようにすれば、図9に示すように、円板部98の間隔は多少広くても良い。
参考例
次に、参考例に係るエアダンパについて説明する。なお、第1の実施形態と略同一の内容については説明を省略する。
第1の実施形態では、図3に示すように、ロッド54の軸方向に沿って円板部74を設け、各円板部74を十字状のリブ76で繋げることで、肉盗み部80を設けて、ロッド54の外周壁がひけないようにしたが、削りだしによってロッド54を加工する場合や材料の選定などによりひけが抑制される場合、図10に示すように、ロッド106の形状が円柱状であってもよい。
また、以上の実施例では、キャップ28(図3参照)或いはシリンダ100(図8参照)を略円筒状とし、その内形形状が丸状となるようにしたが、キャップ28及びシリンダ100の内形形状はこれに限るものではなく、角状であってもよい。この場合、ロッド54の円板部74及びロッド102の円板部98の形状は、該キャップ28或いはシリンダ100の内形形状に合った形状となる。
なお、本発明によるドアハンドルのダンパは、操作用ハンドルが閉止状態に戻るときに操作ハンドルをダンパで制動することができれば良いため、本実施例によるダンパに限るものではない。また、本発明によるダンパは、ドアハンドルに限るものではなく、グローブボックス、AV機器等の蓋体に用いても良い。
ドアハンドルが設けられたサイドドアを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るダンパが適用されたドアハンドルを下方から見た状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るダンパの構成を示す分解斜視図である。 (A)、(B)は、本発明の第1の実施形態に係るダンパのピストンの作用を説明する説明図である。 (A)は、本発明の第1の実施形態に係るダンパの作用を説明する断面図であり、(B)は(A)の比較例である。 (A)、(B)は、本発明の第1の実施形態に係るダンパの作用を説明する動作図である。 本発明の第2の実施形態に係るダンパの構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るダンパの構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るダンパの構成を示す斜視図である。 参考例に係るダンパの構成を示す斜視図である。
符号の説明
12 ドアハンドル
14 エアダンパ
16 本体部
18 レバー
24 シリンダ
26 ピストン部材
28 キャップ
28A 貫通口
30 開口部
32 連結片(第1連結手段)
34 連結孔(第1連結手段)
36 軸部(第1連結手段)
52 ピストン(ピストン部材)
54 ロッド(ピストン部材)
56 連結片(第2連結手段)
58 連結孔(第2連結手段)
60 軸部(第2連結手段)
62 環状溝
64 Oリング(シール部材)
66 オリフィス(空気通路)
72 空気室
74 円板部(壁部)
76 リブ(軸芯部)
78 リブ(軸芯部)
92 ロッド(ピストン部材)
98 円板部(壁部)
100 ピストン(ピストン部材)
102 ロッド(ピストン部材)
104 シリン

Claims (4)

  1. 一端部に開口部が形成されたシリンダと、
    前記シリンダ内に往復移動可能に収容され、シリンダ内に形成された空気室内の空気を圧縮可能なピストンと、
    前記ピストンに連結され、該シリンダから露出するロッドと、
    前記ピストンに設けられ、前記シリンダの内周壁を摺接するシール部材と、
    前記シール部材と前記ピストンの間に設けられ、該ピストンで区画される空間を互いに連通させる空気通路と、
    前記シリンダの開口部へ内挿され、前記ロッドが挿通可能な貫通口が形成されて、該貫通口の内形寸法とロッドの外形寸法が同一であるキャップと、
    備え、
    前記貫通口が円筒状を成し、
    前記ロッドが、前記ピストンに連結された軸芯部と、前記軸芯部から張り出して該ロッドの外形を構成する複数の壁部と、を含んで構成され、
    前記壁部が円板状を成し、該壁部の外径寸法が前記貫通口の内径寸法と同一であると共に、前記壁部の間隔が前記キャップの貫通口の深さ以下であることを特徴とするエアダンパ。
  2. 一端部に開口部が形成されたシリンダと、
    前記シリンダ内に往復移動可能に収容され、シリンダ内に形成された空気室内の空気を圧縮可能なピストンと、
    前記ピストンに連結され、該シリンダから露出するロッドと、
    前記ピストンに設けられ、前記シリンダの内周壁を摺接するシール部材と、
    前記シール部材と前記ピストンの間に設けられ、該ピストンで区画される空間を互いに連通させる空気通路と、
    を備え、
    前記シリンダの内形寸法と前記ロッドの外形寸法が同一であると共に、前記シリンダが円筒状を成し、前記ロッドが、前記ピストンに連結された軸芯部と、前記軸芯部から張り出して該ロッドの外形を構成する複数の壁部と、を含んで構成され、前記壁部が円板状を成し、該壁部の外径寸法が前記シリンダの内径寸法と同一であることを特徴とするエアダンパ。
  3. 前記シール部材がOリングであり、
    前記空気通路は、前記ピストンの外周面に形成され、前記Oリングを移動可能に収納する環状溝と、前記環状溝に形成され、前記空気室と大気とを連通し、Oリングが前記ロッド方向へ移動したとき流路面積が小さくなるオリフィスと、で構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアダンパ。
  4. 車両用のドアハンドルにおいて、
    車両用のドアパネルに固定される本体部に回転可能に取り付けられ、前記ドアパネルをロック又はロック解除するレバーと、
    前記レバーを前記ドアパネルのロック方向へ付勢する付勢手段と、
    を備え、
    請求項1〜3の何れか1項に記載のシリンダ又はロッドを前記レバーへ回転可能に連結する第1連結手段と、
    請求項1〜3の何れか1項に記載のロッド又はシリンダを前記本体部へ回転可能に連結し、前記第1連結手段と共に前記レバーの回転動作をロッドの直動動作に変えて制動力を発揮させる第2連結手段と、
    を有することを特徴とするドアハンドル。
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