JPH067513Y2 - 回転体の回転緩衝装置 - Google Patents

回転体の回転緩衝装置

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JPH067513Y2
JPH067513Y2 JP3035888U JP3035888U JPH067513Y2 JP H067513 Y2 JPH067513 Y2 JP H067513Y2 JP 3035888 U JP3035888 U JP 3035888U JP 3035888 U JP3035888 U JP 3035888U JP H067513 Y2 JPH067513 Y2 JP H067513Y2
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JP
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cylinder
damper
lid
rack
pinion gear
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JP3035888U
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博道 中山
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばカセットテープレコーダのカセット装
着用の凹所を開成する開閉蓋や、家具等の開閉扉、自動
車のグローブボックスやサンバイザー、或は家屋のドア
等の回転体が、自重や付勢手段の付勢力により一方向に
勢い良く回転するのを、シリンダ型ダンパーにより制動
する回転緩衝装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の緩衝装置としては、カセット装着用の凹
所を有する筐体と、該凹所を開閉する筐体に軸支された
蓋体と、蓋体の回転支点から延出し、蓋体の開閉動作に
伴って筐体内部で円弧状の回動軌跡を描く脚部と、筐体
内にシリンダヘッドを枢着すると共に、ピストンロッド
の先端部を上記脚部先端に軸支したシリンダ型オイルダ
ンパーを備えたカセットテープレコーダの蓋体の開閉装
置が公知である(例えば実公昭57-21130号)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の蓋体開閉装置は、ダンパーのシリンダヘ
ッドを筐体内に枢着すると共に、ピストンロッドの先端
部を脚部先端に軸支しなければならず、ダンパーの取付
けが非常に面倒であるばかりでなく、軸部分でのガタが
生じ易いという問題点があった。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ダンパーの取付けが簡便
で、しかもガタの発生の少ない回転緩衝装置を提供する
ものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案は上記目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明
する。
本考案は、ダンパー(5)のピストンロッド(22)にラック
(26)を設けると共に、回転体(例えば蓋体3)の回転軸
(7)には上記ラック(26)と噛合うピニオンギヤ(8)を固定
したことを特徴とするするものである。
[作用] 従って、回転体(3)の回転によりピニオンギヤ(8)が回転
すると、ピストンロッド(22)のラック(26)との噛合い
で、ピストン(14)がシリンダ(13)の内で往復動する。回
転体(3)の一方向の回転で、ピストン(14)がシリンダ(1
3)内に押込まれる際にはダンパー(5)による制動力が働
き、回転体(3)は、静粛に且つゆっくりと回転し、反対
方向に回転する際には、ピストン(14)がシリンダ(13)内
から引出されるので、制動力が働かず、回転体(3)は比
較的軽い力で回転する。
[実施例] 以下に本実施例を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。
図中、1は上面にカセット(図示せず)の装着用の凹所
2を有するカセットテープレコーダ等の基体としての筐
体1を示し、この筐体1には、上記凹所2を開閉する回
転体としての蓋体3を軸支すると共に、この蓋体3を開
方向に付勢する付勢手段としての左右一対の蔓巻バネ
4,4と、この蔓巻バネ4のバネ力で蓋体3が上方に勢
い良く開くの制動するシリンダ型ダンパー5を備え、上
記蔓巻バネ4を除いて個々にプラスチックで成形する。
尚、図示しないが、蓋体3は、周知のロック装置によ
り、蔓巻バネ4のバネ力に抗して閉位置にロックされ、
ロック装置の解除動作により蔓巻バネ4のバネ力により
斜め上方に開く。
上記筐体1は、その凹所2の後部両側に軸受部6を有
し、軸受部6には、蓋体3と一体に回転する回転軸7を
一連に通し、蓋体3を筐体1の凹所2に回転可能に軸支
する。上記回転軸7は、プラスチックの成形品で、その
一端にピニオンギヤ8を一体に成形する。
又、筐体1の凹所2の内側面には、前記蔓巻バネ4の中
央の輪部を通す支軸9と、蔓巻バネ4の一端を掛止める
係止ピン10を相対向して内向きに突設する。そして、蔓
巻バネ4の中央の輪部を凹所2内の支軸9に通し、その
一端を蓋体3の内面に沿わせると共に、他端をバネ力に
抗して係止ピン10に引掛ける。これにより、蓋体3は、
蔓巻バネ4の復元力により常時開方向に付勢される。
一方、筐体1の上壁1′の下面には、相対向して断面L
字形に屈曲したダンパー取付用の係止片11,11を垂設
し、その先端屈曲部11′には上下に貫通した孔12を開設
する。
前記ダンパー5は、第3図に示す様に、シリンダ13とピ
ストン14から成るエアダンパー、ともにプラスチックの
成形品である。
上記シリンダ13は、一端が開口した有底の円筒形を成
し、その底13aのほゞ中央部をシリンダ13内に向って円
筒形に隆起させ、その凸部15の係止側壁15′のほゞ中央
に円形な通孔16を開設する。上記通孔16には、嘴形のバ
ルブ17の嘴形先端17′をシリンダ13内に向けて圧入し、
固定する。又、シリンダ13の環状の底13aには、オリフ
ィス18を開設する。
そして、シリンダ13の筒壁13bには、横向きに張出した
一対の取付片19,19を一体に設け、両取付片19には、前
記筐体1の取付片11の孔12に連通する上下に貫通した孔
20を夫々開設する。
前記ピストン14は、シリンダ13内に突入する円筒形の先
端部21と、この先端部21からシリンダ13の外に一体に延
びたピストンロッド22から成る。
上記先端部21は、その外周に前後2列の環状溝21′を設
け、各環状溝21′にはOリング23を夫々嵌合する。
前記ピストンロッド22は、先端部21から軸方向に延び、
断面形状が十字形の十字軸24と、この十字軸24の後端に
連接し、シリンダ13の開口13′より直径の大きい円盤形
のフランジ25と、このフランジ25から更に軸方向に延出
し、前記回転軸7のピニオンギヤ8に噛合うラック26を
備える。上記ラック26は、フランジ25の中心よりやゝ下
側の位置から突出し、その上面に歯26′を一体に形成
し、歯26′の形成面をピストンロッド22の軸中心にほゞ
一致させている。
そして、ピストン14は、その先端部21をシリンダ13の開
口13′から挿入した上、ラック26を前に向けて、その歯
26′を蓋体3の回転軸7のピニオンギヤ8に下から噛合
せ、この状態でシリンダ13の取付片19を筐体1の係止片
11の先端屈曲部11′の下に重ね、両孔12,20を整合させ
た上、下からボルト27を一連に通し、ナット28で締付け
て、ダンパー5を筐体1の上壁1′の下に固定する(第
2図)。
ラック26とピニオンギヤ8の噛合せ位置は、ピストン14
の先端部21をフランジ25がシリンダ13の開口縁に当接す
るまで押込んだピストンロッド22の短縮状態では、蓋体
3が斜め上方に開いた開位置に、ピストンロッド22が引
出された伸長状態では、蓋体3が閉位置にある様に設定
する。
次に、蓋体3の開閉動作を説明すると、第1図に示す様
に、開いている蓋体3を閉じる際には、蔓巻バネ4のバ
ネ力に抗して、蓋体3を筐体1の凹所2に向って下に押
し下げればよい。
こうして押し下げると、蓋体3の回動に伴ってその回転
軸7が筐体1の軸受部6中で回転し、ピニオンギヤ8が
回転軸7と一体に、第4図中に矢印で示した様に、反時
計回りに回転する。このため、ラック26との噛合いによ
り、ピストンロッド22が右向きに移動し、ピストン14の
先端部21は、シリンダ13内から引出される。このため、
シリンダ13内が負圧し、バルブ17の嘴形先端17′が開い
て、シリンダ13内に空気が流入する。
従って、蓋体3を閉じる際には、ダンパー5による制動
力が働かず、蓋体3は、蔓巻バネ4のバネ力に抗して押
し下げればよく、比較的軽い力で閉じる。
こうして、蓋体3が閉じると、蔓巻バネ4は蓋体3の内
側に押されて圧縮され、復元力を蓄積し、蓋体3は、こ
の蓄積した復元力に抗して、ロック機構(図示せず)に
より、筐体1の凹所2の開口面を閉じた閉位置に係止さ
れる。
次いで、閉じている蓋体3を開く際には、ロック機構の
ロック状態を解除すればよい。
ロックが解除されると、蓋体3は、蔓巻バネ4に蓄積さ
れていた復元力により、上方に開く。このとき、ピニオ
ンギヤ8は時計回りに回転し、ラック26との噛合いによ
り、ピストンロッド22が左向きに移動し、ピストン14の
先端部21がシリンダ13内に押込まれる。このため、バル
ブ17の嘴形先端17′が閉状態を維持し、シリンダ13内の
空気は、その環状の底13aに開設されたオリフィス18で
絞られて外に排気される。
従って、蓋体3が蔓巻バネ4の復元力により開く際に
は、ダンパー4による制動力が働き、蓋体3は、静粛に
且つゆっくりと斜め上方に開き、筐体1の凹所2を開放
する。
尚、図面に示した実施例では、ピニオンギヤ8とラック
26をプラスチック製としたので、両者の噛合いが静かで
あるばかりでなく、ラック26をピストンロッド22に一体
成形したので、ダンパー5の構造を極めて簡単にするこ
とができる。勿論、ピニオンギヤ8を別成形し、回転軸
7に固定してもよいし、又、ラック26を別成形し、ピス
トンロッド22に固定してもよく、或はピニオンギヤ8と
ラック26を金属製としてもよい。一方、ピニオンギヤ8
を蓋体3の軸に直結したが、蓋体3の軸とラック26との
間に、歯車機構を介在させて回転力を伝達し、最終段に
ピニオンギヤを配置し、ダンパーのラックと噛合せても
よい。
又、ダンパー5は、シリンダ型ダンパーであれば足り、
エアのほかシリンダ内にオイルやガス等を充填したダン
パーであってもよい。
更に、図面に示した実施例では、カセットテープレコー
ダの蓋体の開閉装置を例示したが、このほか家具等の開
閉扉や自動車のグローブボックスやサンバイザー、或は
家屋のドア等の回転体が自重や付勢手段の付勢力により
一方向に勢い良く回転するのを、ダンパーにより制動す
る様にしてもよい。
[考案の効果] 以上説明した様に本考案によれば、従来のものに比較し
て、ダンパーの取付けが簡単であるばかりでなく、ガタ
の発生箇所も少なく、動きのスムーズな信頼性の高い回
転体の回転緩衝装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は斜視
図、第2図は縦断面図、第3図はダンパーの分解斜視
図、第4図は動作説明図である。 1……基体としての筐体、3……回転体としての蓋体、
5……シリンダ型ダンパー、7……回転軸、8……ピニ
オンギヤ、22……ピストンロッド、26……ラック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 5/03 B 7362−4E

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体と、この基体に対して軸支された回転
    体と、上記基体に対して固定され、回転体の回転運動を
    直線運動に変換して制動するシリンダ型ダンパーとから
    成る回転体の回転緩衝装置において、 上記ダンパーには、そのピストンロッドにラックを設け
    ると共に、前記回転体の回転軸には上記ラックと噛合う
    ピニオンギヤを固定したことを特徴とする回転体の回転
    緩衝装置。
JP3035888U 1988-03-09 1988-03-09 回転体の回転緩衝装置 Expired - Lifetime JPH067513Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3035888U JPH067513Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09 回転体の回転緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3035888U JPH067513Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09 回転体の回転緩衝装置

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Publication Number Publication Date
JPH01138293U JPH01138293U (ja) 1989-09-21
JPH067513Y2 true JPH067513Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31255356

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JP3035888U Expired - Lifetime JPH067513Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09 回転体の回転緩衝装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW393332B (en) * 1998-10-14 2000-06-11 Interlego Ag A shock absorber for a toy building set
JP4307190B2 (ja) * 2003-09-05 2009-08-05 文化シヤッター株式会社 開閉体装置
JP5048453B2 (ja) * 2007-10-25 2012-10-17 株式会社ニフコ ダンパ及びこのダンパを備えたドアハンドル

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JPH01138293U (ja) 1989-09-21

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