JP5047148B2 - 線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計 - Google Patents

線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計 Download PDF

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本発明は、放射線量を測定して信号を発する線量計を拡張する線量計拡張ユニット、及び、放射線量を測定して警告ロープを発光させる視覚警告型線量に関する。
従来、放射線量を測定すると共に、受けた累積放射線量が所定値に達するとアラーム音を発生させる線量計がある。このような線量計を複数の作業員が携えて作業すると、アラーム音が鳴っても誰の線量計のアラーム音であるかを特定しにくいことがある。
そこで、例えば、特許文献1には、累積放射線量が所定値に達した際に、警告音を発するスピーカーと、装置全体を振動させる振動部とを有する振動式ポケット線量装置が開示されている。特許文献1の振動式ポケット線量装置は、振動することによって振動式ポケット線量装置を携帯する作業員に累積放射線量が所定値に達したことを警告する。
特開平11−84008号公報
特許文献1に開示されている技術では、現場の雑音でアラーム音が聞こえない場合や、誰の線量計のアラーム音であるかを特定できない場合、振動のみで線量計を携帯する作業員に累積放射線量が所定値に達したことを警告することとなる。しかしながら、作業員は、作業に集中するため線量計の振動に気付きにくい。前記線量計を携帯する作業員が線量計の振動に気付きにくいと、特許文献1に開示されている技術では、累積放射線量が所定値に達したことの警告が不十分となる。
さらに、特許文献1に開示されている技術では、線量計を携帯する作業員のみに累積放射線量が所定値に達したことを警告することとなる。これにより、累積放射線量が所定値に達した線量計を携帯する作業員の周囲にいる作業員が、累積放射線量が所定値に達した線量計を携帯する作業員に注意を促すことができない。よって、特許文献1に開示されている技術では、作業員が互いに注意を促し合うことができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、線量計を携帯する作業員及び前記作業員の周囲にいる作業員に、累積放射線量が所定値に達したことをより確実に警告することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る線量計拡張ユニットは、放射線量を測定して信号を発する線量計に取り付けられる線量計拡張ユニットであって、電気が供給されると発光する警告ロープと、前記線量計が発する前記信号を取得する入力部と、前記警告ロープが接続されると共に前記入力部が接続され、前記入力部から入力された前記信号に基づいて警告ロープを発光させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御部への電気の供給が停止しても前記線量計が前記信号を発した情報を記憶しておくことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る線量計拡張ユニットは、放射線量を測定して信号を発する線量計に取り付けられる線量計拡張ユニットであって、電気が供給されると発光する警告ロープと、前記線量計が発する前記信号を取得する入力部と、前記警告ロープが接続されると共に前記入力部が接続され、前記入力部から入力された前記信号に基づいて警告ロープを発光させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御部へ電気が供給されてから現在までの間に前記警告ロープが発光したか否かのフラグ情報を消去するリセットスイッチが接続され、前記警告ロープを一度発光させると、前記制御部への電気の供給が停止されても前記制御部への電気の供給が再開されると、前記リセットスイッチが操作されるまでは前記警告ロープを発光させ続けることを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る視覚警告型線量計は、ロープ状に形成されて発光する警告ロープと、放射線量を測定して信号を発すると共に、前記警告ロープが接続されて、前記信号に基づいて警告ロープを発光させるか否かを判定し、前記警告ロープを発光させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御部への電気の供給が停止しても前記線量計が前記信号を発した情報を記憶しておくことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る視覚警告型線量計は、ロープ状に形成されて発光する警告ロープと、放射線量を測定して信号を発すると共に、前記警告ロープが接続されて、前記信号に基づいて警告ロープを発光させるか否かを判定し、前記警告ロープを発光させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御部へ電気が供給されてから現在までの間に前記警告ロープが発光したか否かのフラグ情報を消去するリセットスイッチが接続され、前記警告ロープを一度発光させると、前記制御部への電気の供給が停止されても前記制御部への電気の供給が再開されると、前記リセットスイッチが操作されるまでは前記警告ロープを発光させ続けることを特徴とする。
上記構成により、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、線量計の放射線量が所定値に達したことを、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を携帯する作業員のみではなく、前記作業員の周囲にいる前記作業員とは別の作業員にも視覚を通じて警告できる。これにより、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、放射線量が所定値に達したことを作業員が見逃すおそれを抑制できる。
また、上記構成により、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を用いれば、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止したか否かを、管理者が後に確認できる。これにより、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止するおそれを抑制できる。
また、上記構成により、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、仮に作業員が不正に制御部への電気の供給を停止した場合、制御部への電気の供給を再開すれば警告ロープが発光する。これにより、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を用いれば、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止したか否かを後に確認できる。よって、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止するおそれを抑制できる。
また、例えば、アラーム音のみで放射線量が所定値に達したことを警告する線量計では、前記線量計を携帯する作業員の近くに同じ線量計を携帯する作業員がいる場合に、どちらの線量計が警告を発しているのか特定しにくい。
しかしながら、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、視覚を通じて作業員に放射線量が所定値に達したことを警告する。これにより、作業員が線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を携帯すれば、どの作業員が携帯する線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計が警告を発しているのかを特定しやすくなる。
また、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、ロープ状に形成されて発光する警告ロープを発光させることによって、放射線量が所定値に達したことを作業員に警告する。これにより、ロープ状に形成されて発光する警告ロープは、点ではなく線で放射線量が所定値に達したことを作業員に警告する。
つまり、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、より広い面積に光を拡散させて、放射線量が所定値に達したことを線で作業員に警告する。これにより、放射線量が所定値に達したことを点で作業員に警告するよりも、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、放射線量が所定値に達したことを作業員が見逃すおそれを抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記警告ロープは、円環状に形成されて作業員の首に装着されることが望ましい。
例えば、警告ロープを腕に巻きつけて装着する場合、作業中に警告ロープがずり落ちる場合がある。これにより、警告ロープが作業の邪魔になるおそれがある。また、警告ロープをベストに貼り付けておき、作業員が前記ベストを防護服の内側に装着する場合、前記ベストがごわついて作業の邪魔になるおそれがある。
よって、警告ロープは、上記構成のように、首輪状に形成されて首から下げて装着されるように構成されると好ましい。これにより、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、警告ロープが作業の邪魔になるおそれを抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記制御部は、前記入力部から入力された音の周波数が記憶部に格納されている基準周波数と同じである場合に前記警告ロープを発光させることが望ましい。
入力部は、アラーム音以外にも雑音も検出する。上記構成により、線量計拡張ユニットは、入力部から取得した音がアラーム音であるか、雑音であるかを判定できる。
本発明の好ましい態様としては、前記制御部は、前記入力部から入力された音の音量と記憶部に格納されている基準音量との差が許容値以下である場合に前記警告ロープを発光させることが望ましい。
入力部は、アラーム音以外にも雑音も検出する。また、入力部は、線量計拡張ユニットを携帯する作業員以外の作業員が携帯するアラーム音も検出する。しかしながら、雑音や線量計拡張ユニットを携帯する作業員以外の作業員が携帯する線量計のアラーム音は、入力部に到達する前に減衰して音量が基準音量よりも小さくなる。これにより、雑音や線量計拡張ユニットを携帯する作業員以外の作業員が携帯する線量計のアラーム音の音量と、基準音量との差が許容値よりも大きくなる。
これにより、線量計拡張ユニットは、入力部から取得した音の音量を基準音量と比較することにより、入力部から取得した音が、線量計拡張ユニットが取り付けられる線量計のアラーム音であるか、雑音であるかを判定できる。
本発明の好ましい態様としては、前記制御部は、前記入力部から入力された音の周波数が記憶部に格納されている基準周波数と同じであり、かつ、前記入力部から入力された音の音量と記憶部に格納されている基準音量との差が許容値以下である場合に前記警告ロープを発光させることが望ましい。
上記構成により、線量計拡張ユニットは、周波数のみではなく、音量にも基づいて入力部から取得した音がアラーム音であるか、雑音であるかを判定する。これにより、線量計拡張ユニットは、入力部から取得した音がアラーム音であるか、雑音であるかをより正確に判定できる。
本発明の好ましい態様としては、ケーシングが前記線量計に接触するように前記線量計に取り付けられることが望ましい。
上記構成により、線量計拡張ユニットは、入力部が検出する雑音を低減できる。これにより、線量計拡張ユニットは、入力部から取得した音がアラーム音であるか、雑音であるかをより正確に判定できる。
本発明の好ましい態様としては、前記警告ロープは、脱着できるように前記制御部に取り付けられることが望ましい。
警告ロープは、防護服の外側に装着されることがある。上記構成により、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を用いれば、警告ロープを交換できる。
本発明の好ましい態様としては、前記制御部は、前記制御部への電気の供給が停止しても前記線量計が前記信号を発した情報を記憶しておくことが望ましい。
上記構成により、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を用いれば、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止したか否かを、管理者が後に確認できる。これにより、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止するおそれを抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記制御部は、前記制御部へ電気が供給されてから現在までの間に前記警告ロープが発光したか否かのフラグ情報を消去するリセットスイッチが接続され、前記警告ロープを一度発光させると、前記制御部への電気の供給が停止されても前記制御部への電気の供給が再開されると、前記リセットスイッチが操作されるまでは前記警告ロープを発光させ続けることが望ましい。
上記構成により、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、仮に作業員が不正に制御部への電気の供給を停止した場合、制御部への電気の供給を再開すれば警告ロープが発光する。これにより、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計を用いれば、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止したか否かを後に確認できる。よって、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、作業員が不正に制御部への電気の供給を停止するおそれを抑制できる。
本発明は、線量計を携帯する作業員及び前記作業員の周囲にいる作業員に、累積放射線量が所定値に達したことをより確実に警告できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1の線量計と線量計拡張ユニットとを示す斜視図である。図1に示す線量計700は、線量計700を通過する放射線量を測定すると共に前記放射線量を累積して累積放射線量を算出し、表示部710に累積放射線量を表示する装置である。また、線量計700は、累積放射線量が所定値に達するとアラーム音を発生させる。
線量計700の大きさは、例えば、作業員が携帯できる大きさである。線量計700は、例えば、原子力発電プラントで作業する作業員によって携帯される。なお、線量計700は、累積放射線量ではなく、単位時間に線量計700を通過した放射線量を測定して、アラーム音を発生させるものでもよい。
線量計拡張ユニット100は、線量計700が備えない機能を実現するための拡張ユニットである。具体的には、線量計拡張ユニット100は、警告ロープを発光させることで作業員の視覚を通じて累積放射線量が所定値に達したことを作業員に警告する機能を実現する。
図1に示すように、線量計拡張ユニット100は、取付バンド170を備える。取付バンド170は、面ファスナーでもよいし、ゴム製の環状バンドでもよい。線量計拡張ユニット100は、ケーシング111が線量計700に密着して取付バンド170によって取り付けられる。ここで、線量計拡張ユニット100は、音を検出する入力部120が配置される部分のケーシング111が線量計700と密着するように取り付けられる。
なお、例えば、線量計拡張ユニット100と線量計700との間に緩衝材、例えばスポンジを介在させる場合も、線量計拡張ユニット100は、ケーシング111が線量計700に密着して取り付けられているものとする。また、線量計700のケーシングが湾曲していたり、線量計700のケーシングに突起が形成されたりして、ケーシング111との間に隙間が生じる場合も、線量計拡張ユニット100は、ケーシング111が線量計700に密着して取り付けられているものとする。
線量計拡張ユニット100は、本体110と、警告ロープユニット160とを含んで構成される。線量計拡張ユニット100の大まかな動作は、本体110の制御部190が線量計700のアラーム音を取得して、警告ロープユニット160の警告ロープ164を発光させる。これにより、線量計拡張ユニット100は、線量計700の累積放射線量が所定値に達したことを、線量計拡張ユニット100を携帯する作業員と、前記作業員の周囲にいる作業員とに視覚を通じて警告する。まずは、警告ロープユニット160の構成を説明する。
警告ロープユニット160は、オスコネクタ161と、接続コード162と、集合部163と、警告ロープ164と、警告用発光体165と、確認用青色発光体166と、確認用赤色発光体167とを備える。接続コード162は、一方の端部がオスコネクタ161に接続され、他方の端部が集合部163に接続される。
ここで、本体110は防護服の内側に装着されるが、警告ロープユニット160は防護服の外側に装着される。そこで、警告ロープユニット160は、本体110から着脱できるように本体110に取り付けられる。具体的には、本体110にはメスコネクタ130が設けられ、オスコネクタ161がメスコネクタ130に抜き刺しされることにより、着脱できるように本体110に取り付けられる。
これにより、作業員は防護服の外側に装着される警告ロープユニット160を例えば定期的に交換できる。なお、防護服が透明の場合は、警告ロープ164から発せられる光が防護服を透過する。よって、警告ロープユニット160は、透明な防護服の内側に装着されてもよい。この場合、警告ロープユニット160を交換する必要がないため、警告ロープユニット160は、本体110から着脱できるように構成されなくてもよい。
警告ロープ164は、例えば、透明のチューブを含んで構成される。警告ロープ164は、前記チューブの内部に警告用発光体165が複数連なって配置されることによって構成される。警告用発光体165は、例えば、赤色のLEDである。警告用発光体165が発する光は、透明な前記チューブを透過して警告ロープ164の周囲に拡散する。これにより、作業員から見ると警告ロープ164が発光して見える。
上記構成により、警告ロープ164は、点ではなく線で発光して、放射線量が所定値に達したことを作業員に警告する。よって、線量計拡張ユニット100は、より広い面積に光を拡散させて、累積放射線量が所定値に達したことを線で作業員に警告する。これにより、累積放射線量が所定値に達したことを点で作業員に警告するよりも、線量計拡張ユニット100は、累積放射線量が所定値に達したことを作業員が見逃すおそれを抑制できる。
なお、警告ロープ164はあえて透明度の低い曇ったチューブの内部に警告用発光体165が配置されてもよい。この場合、警告用発光体165から発せられる光は、曇ったチューブを透過する際に乱反射して拡散する。これにより、線量計拡張ユニット100は、警告ロープ164全体が発光するように見える。
警告用発光体165は、例えば、豆電球であってもよいが、LEDの方が好ましい。LEDは、豆電球よりも消費電力が少ない。よって、警告用発光体165がLEDの場合、警告用発光体165が豆電球の場合よりも線量計拡張ユニット100の消費電力が低減されて、警告ロープ164が発光していられる時間が増加する。つまり、線量計拡張ユニット100は、警告用発光体165がLEDの場合、警告用発光体165が豆電球の場合よりも、作業員へ警告できる時間が長くなる。
また、警告用発光体165は、赤色に発光するものが好ましい。赤色は、作業員に危機感を与える傾向がある。よって、線量計拡張ユニット100は、警告用発光体165が赤色以外の色に発光する場合よりも、累積放射線量が所定値に達したことをより強く作業員に警告できる。
また、赤色は比較的波長が長い。よって、警告用発光体165が赤色に発光することによって、作業員が作業する現場が暗い場所であったり、霧状のモヤがかかって見通しが悪い場所であったりしても、警告用発光体165の光がより遠くまで届きやすい。これにより、線量計拡張ユニット100は、線量計拡張ユニット100を携帯する作業員以外の作業員が警告用発光体165の発光に気付きやすい。
ここで、線量計拡張ユニット100を携帯する作業員と、前記作業員の周囲にいる前記作業員とは別の作業員を区別するために、線量計拡張ユニット100を携帯する作業員を特定作業員という。また、特定作業員の周囲にいる作業員を不特定作業員という。なお、特定作業員と、不特定作業員とを区別する必要がないときは、単に作業員という。
なお、不特定作業員も線量計拡張ユニット100を携帯していてもよい。特定作業員が携帯する線量計拡張ユニット100を特定の線量計拡張ユニットといい、特定作業員が携帯する線量計を特定の線量計という。また、不特定作業員が携帯する線量計拡張ユニット100を不特定の線量計拡張ユニットといい、不特定作業員が携帯する線量計を不特定の線量計という。
ここで、線量計がアラーム音のみで作業員に警告する場合は、線量計を携帯する作業員が同じ現場に複数いると、どの作業員が携帯する線量計からアラーム音が発せられているのかを特定しづらい。
しかしながら、線量計拡張ユニット100は、警告ロープ164が発光するため、不特定作業員が線量計拡張ユニット100を携帯していても、特定の線量計拡張ユニット100と、不特定の線量計拡張ユニット100とのうちどちらが作業員に警告しているかを特定しやすい。
以上により、線量計拡張ユニット100を用いれば、不特定作業員が特定の線量計拡張ユニット100と同じ線量計拡張ユニットを携帯していても、警告の対象が特定作業員と不特定作業員とのうちどちらなのかを確実に判断できる。
ここで、試作品によると、警告用発光体165の数が16個よりも少ないと、警告ロープ164の発光が弱くて作業員への警告が不十分に感じられる。一方、警告用発光体165の数が16個よりも多いと、警告ロープ164の消費電力が増加して発光していられる時間が短くなる。
そこで、本実施形態では、警告ロープ164は、例えば16個のLEDが連なって配置される。これにより、警告ロープ164は、作業員への警告が不十分となるおそれを抑制しつつ、警告ロープ164が発光していられる時間の低下を抑制できる。なお、試作品では、電池で線量計拡張ユニット100を駆動させたところ、警告ロープ164は4時間点灯できる。
警告ロープ164は、両方の端部が集合部163に接続されて環状に形成される。特定作業員は、円環状の警告ロープ164を首から下げて装着する。なお、警告ロープ164は、全部が発光する構成に限定されず、一部分が発光する構成でもよい。
例えば、警告ロープ164は、円環状のうちの一部分が欠けて形成され、この欠けた部分が紐によって結ばれる構成でもよい。この場合、作業員は、まず紐を解き、欠けた部分から警告ロープを首に装着して、最後に紐を結んで、警告ロープ164を首に装着する。
ここで、例えば、警告ロープ164を腕に巻きつけて装着する場合、作業中に警告ロープ164がずり落ちる場合がある。これにより、警告ロープ164が作業の邪魔になるおそれがある。また、警告ロープ164をベストに貼り付けておき、特定作業員が前記ベストを防護服の内側に装着する場合、前記ベストがごわついて作業の邪魔になるおそれがある。
よって、警告ロープ164は、作業員の平均的な頭部の大きさより大きい円環状に形成されて首から下げて装着されるように構成されると好ましい。つまり、警告ロープ164は、首輪状に形成されると好ましい。これにより、線量計拡張ユニット100は、警告ロープ164が作業の邪魔になるおそれを抑制できる。
警告ロープ164は、上述のように、特定作業員のみではなく不特定作業員にも特定の線量計700の累積放射線量が所定値に達したことを警告する。一方、確認用青色発光体166及び確認用赤色発光体167は、線量計700の累積放射線量が所定値に達しているか否かを特定作業員が確認するために設けられる。
確認用青色発光体166及び確認用赤色発光体167は、例えば、集合部163に設けられる。確認用青色発光体166は、例えば、青色LEDである。確認用青色発光体166は、線量計拡張ユニット100の電源が投入されてから線量計700の累積放射線量が所定値に達しない間、青色に発光する。つまり、確認用青色発光体166は、警告ロープ164が発光していない際に青色に発光する。
これにより、特定作業員は、確認用青色発光体166が発光しているのを目視して、線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達していないことを確認できる。また、特定作業員は、確認用青色発光体166が発光しているのを目視して、線量計拡張ユニット100の電源が投入されていることを確認できる。なお、確認用青色発光体166の発光色は、青色に限定されないが、作業員に安心感を与える傾向がある青色や緑色が好ましい。
確認用赤色発光体167は、例えば、赤色LEDである。確認用赤色発光体167は、線量計700の累積放射線量が所定値に達した場合に、赤色に発光する。つまり、確認用赤色発光体167は、警告ロープ164が発光している際に赤色に発光する。これにより、仮に警告ロープ164に不具合が生じても、特定作業員は確認用赤色発光体167を目視して、線量計700の累積放射線量が所定値に達したことを確認できる。
次に、本体110の構成を説明する。本体110は、ケーシング111と、入力部120と、メスコネクタ130と、電源スイッチ140と、リセットスイッチ150と、制御部190とを含んで構成される。入力部120は、線量計700のアラーム音を検出する。入力部120は、例えば、コンデンサマイクや、圧電素子である。
ここで、入力部120は、ケーシング111の内部に収納される。そこで、ケーシング111には、ケーシング111の内部に配置される入力部120にアラーム音が届きやすいように、ケーシング111にケーシング111の内部と外部とを貫通する貫通孔112が形成される。
なお、貫通孔112は複数形成されてもよいし、単数であってもよい。また、貫通孔112が形成されなくても、線量計700のアラーム音がケーシング部材を介してケーシングの内部にまで届く場合は、貫通孔112は設けられなくてもよい。
ここで、線量計拡張ユニット100は線量計700と共に特定作業員によって携帯される。作業員は、例えば、線量計拡張ユニット100を防護服よりも内側の作業着のポケットに収納する。よって、線量計拡張ユニット100は、ケーシング111が特定作業員の汗で濡れる場合も考えられる。
よって、線量計拡張ユニット100は、線量計700のアラーム音がケーシング部材を介してケーシングの内部にまで届く場合は、貫通孔112が設けられない方が好ましい。これにより、線量計拡張ユニット100は、例えば、特定作業員の汗が貫通孔112を介してケーシング111の内部に侵入し、前記汗が制御部190にまで到達するおそれを抑制できる。
電源スイッチ140は、ケーシング111に設けられる。電源スイッチ140は、ケーシング111の内部に収納される制御部190と、制御部190に電気を供給するバッテリーとを接続する電気回路を開閉する装置である。作業員は、電源スイッチ140を操作することにより、制御部190へ電気を供給するか否かを操作する。なお、詳細は後述するが、制御部190は、作業員が電源スイッチ140を操作して制御部190への電気の供給を停止しても、リセットされない。
リセットスイッチ150は、ケーシング111の内部に設けられる。リセットスイッチ150は、例えば、小型のプッシュスイッチである。本体110は、ケーシング111にリセット孔151が形成される。リセット孔151は、リセットスイッチ150が設けられる部分に形成されてケーシング111の内部と外部とを貫通する孔である。
線量計拡張ユニット100の管理者は、リセット孔151にピンを挿し込んでリセットスイッチ150を押す。これにより、線量計拡張ユニット100の制御部190はリセットされる。ここでいう制御部190のリセットとは、警告ロープユニット160の警告ロープ164の発光を停止させることである。
線量計拡張ユニット100は、警告ロープ164が一度発光すると、リセットスイッチ150が押されない限り、電源スイッチ140をオフにされても、バッテリーが取り外されても、制御部190への電気の供給が再開されれば警告ロープ164が発光する。
ここで、線量計拡張ユニット100を携帯する特定作業員には、リセットスイッチ150の存在を明かさない。これは、特定作業員が制御部190をリセットできないようにすることが目的である。以下に、特定作業員が制御部190をリセットできないようにすることによる効果を説明する。
作業員の安全をより確実に確保するためには、作業の進行を重視して線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達しても作業を続行する者が作業員の中にいることを想定しておく必要がある。例えば、アラーム音のみで作業員に累積放射線量が所定値に達したことを警告すると、作業の進行を重視して作業を続行する作業員は、「アラーム音が聞こえなかった」と主張することが考えられる。
しかしながら、線量計拡張ユニット100は、線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達した時点で、警告ロープ164が発光する。これにより、線量計拡張ユニット100は、特定作業員のみではなく、不特定作業員にも特定の線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達したことを警告する。よって、特定作業員が作業を続行しようとした場合、特定作業員は本体110の電源スイッチ140をオフにするか、本体110からバッテリーを取り外そうとすることを想定しておく必要がある。
しかしながら、線量計拡張ユニット100は、警告ロープ164が一度発光すると、電源スイッチ140をオフにされても、バッテリーが取り外されても、リセットスイッチ150が押されない限り制御部190への電気の供給が再開されれば警告ロープ164が発光する。つまり、作業が完了した後に制御部190への電気の供給を再開すると、警告ロープ164が再度発光する。
これにより、管理者は、警告ロープ164が発光を開始した後に、特定作業員が故意に制御部190への電気の供給を停止したことが分かる。よって、特定作業員は、管理者に「警告ロープ164が光らなかった」と主張したり、「警告ロープ164の発光に気付かなかった」と主張したりすることができない。
このように、管理者は、制御部190をリセットできないことを作業員にあらかじめ伝えておけば、線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達した後に作業員が作業を続行しようとするおそれを抑制できる。これにより、線量計拡張ユニット100は、作業員の安全をより確実に確保できる。なお、線量計拡張ユニット100は、作業員の安全をより向上させるための装置であって、作業員の安全は厳重な管理によって確保されている。
以上のように、リセットスイッチ150をケーシング111の外部に露出させず、ケーシング111の内部に隠すことによって、リセットスイッチ150の存在を知る者のみ、例えば管理者のみが制御部190をリセットできる。これにより、「アラーム音が聞こえなかった」と主張する作業員がいると仮定しても、作業員は警告ロープ164が発光したことをごまかすことができない。よって、線量計拡張ユニット100は、線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達した後に特定作業員が作業を続行しようとするおそれを抑制できる。
ここで、線量計拡張ユニット100は、例えば、リセットスイッチ150にアクセスするための扉を設けて、前記扉に鍵をかけるように線量計拡張ユニット100を構成してもよい。これにより、特定作業員が制御部190をリセットするおそれをより確実に抑制できる。
図2は、制御部の構成を模式的に示す構成図である。図2に示すように、制御部190は、入出力ポート191と、記憶部192と、演算部193とを含んで構成される。入出力ポート191は、入力部120と電気的に接続される。これにより、制御部190は、入力部120から取得した音を電気信号として取得する。
また、入出力ポート191は、警告ロープユニット160と電気的に接続される。これにより、制御部190は、警告ロープ164と確認用青色発光体166と確認用赤色発光体167とを発光させるか否かを制御する。具体的には、制御部190は、入出力ポート191を介して警告ロープ164と確認用青色発光体166と確認用赤色発光体167とへ電気を供給したり、電気の供給を停止したりする。
また、入出力ポート191は、リセットスイッチ150と電気的に接続される。これにより、制御部190は、リセットスイッチ150が操作された際に、現在実行中の手順を中止して、記憶部192に格納されているフラグをクリアする。
記憶部192は、制御部190が実行する手順と、前記手順を実行する際に用いられる情報と、前記手順を実行中に記憶しておくべき情報とを記憶する。記憶部192は、制御部190への電気の供給が停止されても、格納している情報が消去されない記録媒体が用いられる。つまり、記憶部192は、不揮発性の記録媒体である。
演算部193は、記憶部192に格納されている手順を実際に実行する。演算部193は、入力部120から取得した信号を記憶部192に記憶されている基準信号と比較したり、入出力ポート191を介して警告ロープユニット160に電気を供給したり、電気の供給を停止したり、リセットスイッチ150が操作されたか否かを判定したりする。
図3は、制御部が実行する手順を示すフローチャートである。次に、図3を用いて制御部190が実行する手順の一例を説明する。なお、以下のフラグXには、1または0が代入される。
演算部193は、ステップST101でフラグXが0であるか否かを判定する。ここで、フラグXが0の場合、制御部190に電気が供給されてから現在までの間で、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167が一度も発光していないことを示す。また、フラグXが1の場合、制御部190に電気が供給されてから現在までの間で、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167が一度でも発光したことを示す。
フラグXが0である場合(ステップST101、Yes)、ステップST102で演算部193は、入出力ポート191を介して確認用青色発光体166に電気を供給する。つまり、演算部193は、確認用青色発光体166を発光させる。
次に、ステップST103で、演算部193は、入出力ポート191を介して入力部120から信号を取得する。ここでいう信号とは、入力部120が検出した音が電気信号に変換されたものである。なお、この信号には、線量計700のアラーム音が電気信号に変換されたもの以外に、線量計700のアラーム音以外の音、つまり雑音が電気信号に変換されたものが含まれる。
そこで、演算部193は、入力部120から取得した信号が、線量計700のアラーム音が電気信号に変換されたものであるか、雑音が電気信号に変換されたものであるかを、以下に示すステップST104及びステップST105で判定する。
演算部193は、ステップST104で、入力部120から取得した信号の周波数と、記憶部192にあらかじめ格納されている基準周波数とを比較する。ここで、基準周波数とは、線量計拡張ユニット100が取り付けられる線量計700のアラーム音を電気信号に変換した信号の周波数である。演算部193は、入力部120から取得した信号の周波数と、基準周波数とが一致した場合に、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であると判定する。
なお、上述したように、入力部120は線量計700のアラーム音以外にも雑音も検出する。よって、線量計700のアラーム音に雑音が混ざることがある。これにより、入力部120から取得した信号が、線量計700のアラーム音が電気信号に変換されたものであっても、入力部120から取得した信号が基準周波数と完全に一致しないことがある。
そこで、制御部190は、入力部120から取得した信号の周波数と、基準周波数とが完全には一致しなくても、例えば、入力部120から取得した信号の周波数と前記基準周波数との差が許容範囲内であれば入力部120から取得した信号の周波数と、基準周波数とが一致したものとして取り扱う。
入力部120から取得した信号の周波数と、基準周波数とが一致した場合(ステップST104、Yes)、演算部193は、ステップST105で、入力部120から取得した信号の振幅と、記憶部192にあらかじめ格納されている基準振幅とを比較する。ここで、基準振幅とは、線量計拡張ユニット100が線量計700に取り付けられている状態で、線量計拡張ユニット100の入力部120が検出する線量計700のアラーム音を電気信号に変換した信号の振幅である。
なお、ここでいう振幅とは、電気信号の振幅であって、電気信号に変換される前の音量に相当する。つまり、演算部193は、ステップST105で、入力部120が検出した音の音量と、記憶部192にあらかじめ格納されている基準音量、つまり線量計700のアラーム音の音量とを比較する。
入力部120から取得した信号の振幅と基準振幅との差が許容値より大きい場合(ステップST105、No)、または、入力部120から取得した信号の周波数と、基準周波数とが一致しない場合(ステップST104、No)、演算部193は、ステップST104及びステップST105で肯定的な判定がなされるまで、ステップST103からステップST105を繰り返し実行する。
ここで、許容値について説明する。線量計700のアラーム音の周波数は、線量計700と入力部120との距離が変化しても、基本的には変化しない。しかしながら、線量計700のアラーム音の音量は、線量計700と入力部120との距離が変化すると変化する。また、線量計700のアラーム音の音量は、線量計700のバッテリーの残量によっても変化することがある。
よって、制御部190は、入力部120から取得した信号の振幅と基準振幅とが完全に一致しなくても、入力部120から取得した信号の振幅と基準振幅との差が許容値以下であれば、入力部120から取得した信号が、線量計700のアラーム音が電気信号に変換された信号であるものとして取り扱う。
入力部120から取得した信号の振幅と、基準振幅との差が許容値以下である場合(ステップST105、Yes)、演算部193は、ステップST106で、確認用青色発光体166を消灯し、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させる。また、演算部193は、フラグXに1を代入してフラグX=1を不揮発性の記憶部192に記憶させる。
次に、演算部193は、ステップST107でリセットスイッチ150が操作されたか否かを判定する。演算部193は、リセットスイッチ150が操作されていないと判定すると(ステップST107、No)、リセットスイッチ150が操作されるまでステップST106を繰り返し実行する。
つまり、演算部193は、確認用青色発光体166を消灯させ続け、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させ続ける。なお、フラグXにはすでに1が代入されているため、ステップST106を繰り返し実行してもフラグXの値は変化しない。
ここで、従来の線量計は、所定時間アラーム音を発生させ、所定時間が経過するとアラーム音を停止させるものが多い。しかしながら、線量計拡張ユニット100は、バッテリーの残量が0になって、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光できなくなるまで、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させる。
なお、試作品では、上述のように、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を4時間発光させておくことができる。これにより、線量計拡張ユニット100は、特定作業員及び不特定作業員が線量計拡張ユニット100からの警告を見逃すおそれを抑制できる。
リセットスイッチ150が操作されたと判定すると(ステップST107、Yes)、演算部193は、ステップST108でフラグXに0を代入してフラグX=0を不揮発性の記憶部192に記憶させる。そして、演算部193は、一連の手順を終了する。
ここで、確認用青色発光体166を消灯させ続け、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させ続けている間、つまり、ステップST106及びステップST107を繰り返し実行している最中に、特定作業員によって電源スイッチ140が操作されて制御部190への電気の供給が停止されたとする。次に、電源スイッチ140が操作されて制御部190に電気が再投入されると、演算部193は、ステップST101を実行する。
この時、不揮発性の記憶部192には、フラグX=1が記憶されている。よって、演算部193は、ステップST101で、フラグXが0ではないと判定する(ステップST101、No)。すると、演算部193は、ステップST106を実行する。つまり、演算部193は、確認用青色発光体166を消灯させ続け、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させ続ける。
制御部190は、以上の手順を実行することにより、入力部120が検出した音が特定の線量計700のアラーム音であるか否かを判定し、入力部120が検出した音が特定の線量計700のアラーム音である場合に、確認用青色発光体166を消灯させて、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させる。これにより、線量計拡張ユニット100は、特定作業員及び不特定作業員に線量計700の累積放射線量が所定値に達したことを、作業員の視覚を通じて警告できる。
また、制御部190は、電気が供給されてから現在までの間でステップST106を一度でも実行した後に特定作業員によって電源スイッチ140が操作されて制御部190への電気の供給が停止されても、電源スイッチ140が操作されて制御部190に電気が再投入されると、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させる。これにより、線量計拡張ユニット100は、特定作業員が不正に電源スイッチ140を操作して作業を続行するおそれを抑制できる。
なお、制御部190は、フラグX=1を不揮発性の記憶部192に記憶しておくのみでもよい。この場合、管理者は記憶部192に格納されているフラグXの値が0であるか1であるかを作業員の作業後に確認すれば、特定作業員が不正に電源スイッチ140を操作したか否かを判断できる。
但し、特定作業員が不正に電源スイッチ140を操作した場合に、制御部190に電気が再投入されると、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167が発光するように線量計拡張ユニット100が構成される方が、管理者は、特定作業員が不正に電源スイッチ140を操作したか否かを容易に判断できる。
なお、制御部190は、ステップST104及びステップST105の両方を実行することによって、入力部120が検出した音が、特定の線量計700のアラーム音であるか否かをより正確に判定できる。具体的には、例えば、特定の線量計700と同じ周波数のアラーム音を発生させる不特定の線量計700を不特定作業員が携帯していたとする。不特定作業員が特定作業員の近傍で作業している際に、不特定の線量計700がアラーム音を発生させると、前記アラーム音は特定の線量計拡張ユニット100の入力部120にも届く。
ここで、仮に、入力部120が検出した音の周波数のみに基づいて、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを制御部190が判定する場合、不特定の線量計700のアラーム音を特定の線量計700のアラーム音として誤って認識するおそれもある。
しかしながら、不特定の線量計700は、特定の線量計拡張ユニット100には密着していない。よって、不特定の線量計700のアラーム音は、特定の線量計拡張ユニット100の入力部120に到達するまでの間に減衰する。これにより、不特定の線量計700のアラーム音の音量は、特定の線量計拡張ユニット100の入力部120に到達した時点で、基準音量よりも小さくなり、不特定の線量計700のアラーム音の音量と基準音量との差が許容値よりも大きくなる。
よって、制御部190は、入力部120が検出した音の周波数と音量との両方に基づいて、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを判定することにより、特定作業員以外の作業員が携帯する不特定の線量計700のアラーム音を、特定の線量計700のアラーム音であると誤って判定するおそれを抑制できる。
また、作業員が作業する現場は雑音が激しい環境である。制御部190は、入力部120が検出した音の周波数と音量との両方に基づいて、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを判定する方が、入力部120が検出した雑音を線量計700のアラーム音と誤って判定するおそれをより抑制できる。
なお、制御部190は、入力部120が検出した音の周波数のみに基づいて、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを判定しても、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを実用に足る精度で判定できる。
この場合、線量計拡張ユニット100は、例えば、線量計拡張ユニット100及び線量計700が遮音シートで覆われて、入力部120に不特定の線量計700のアラーム音が届かないように構成されると好ましい。
また、制御部190は、入力部120が検出した音の音量のみに基づいて、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを判定しても、入力部120が検出した音が線量計700のアラーム音であるか否かを実用に足る精度で判定できる。
この場合、線量計拡張ユニット100は、入力部120が配置される部分のケーシング111と線量計700とが隙間なく正確に密着されて線量計拡張ユニット100が線量計700に取り付けられたり、線量計拡張ユニット100及び線量計700が遮音シートで覆われたりして、入力部120が検出する雑音が十分に低減されると好ましい。
ここで、線量計拡張ユニット100が取り付けられる線量計700が変更される場合には、記憶部192に格納されている基準周波数と基準振幅とを更新する必要がある。以下に、基準周波数と基準振幅とを容易に更新するための線量計拡張ユニット100の構成を説明する。
線量計拡張ユニット100は、図1に示すケーシング111に例えば録音ボタンが設けられる。制御部190は、この録音ボタンと電気的に接続される。制御部190は、録音ボタンが操作されている最中に入力部120から取得した信号の周波数を新しい基準周波数として記憶部192に格納する。
また、制御部190は、録音ボタンが操作されている最中に入力部120から取得した信号の振幅を新しい基準振幅として記憶部192に格納する。この構成により、管理者は、記憶部192に格納されている基準周波数と基準振幅とを容易に更新できる。
ここで、線量計700のアラーム音には、特定のパターンが繰り返されて構成されることが多い。そこで、制御部190は、例えば、入力部120から取得した音の周波数ではなく、入力部120から取得した音のパターンを、基準パターンと比較することによって、線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達したか否かを判定することもできる。基準パターンとは、線量計700のアラーム音のパターンである。基準パターンは、記憶部192にあらかじめ格納される。
ここで、線量計700には、振動することにより、累積放射線量が所定値に達したことを特定作業員に伝えるものがある。この場合、線量計拡張ユニット100は、線量計700の振動を検出して線量計700の累積放射線量が所定値に達したことを検出してもよい。以下にそのための線量計拡張ユニット100の構成を説明する。
線量計拡張ユニット100は、入力部120に例えば圧電素子が用いられる。線量計拡張ユニット100は、前記圧電素子が配置される部分のケーシング111が線量計700に接触して取り付けられる。圧電素子は、線量計700の振動を電気信号に変換して制御部190に送る。制御部190は、圧電素子から信号を取得すると、線量計拡張ユニット100の累積放射線量が所定値に達したと判定して、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させる。
ここで、制御部190は、線量計700の振動のパターンや、振動の大きさに基づいて、圧電素子から取得した信号が、線量計700の振動が電気信号に変換されたものであるのか、線量計700の振動以外の振動が電気信号に変換されたものであるのかを判定してもよい。この場合、線量計拡張ユニット100は、線量計700の振動以外の振動が電気信号に変換されたものを圧電素子から取得した際に、誤って警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させるおそれを抑制できる。
ここで、線量計700及び線量計拡張ユニット100は、防護服の内側に装着されるため、特定作業員の汗によって濡れやすい。よって、線量計700にイヤホン端子のような外部出力端子が設けられていると、外部出力端子を介して特定作業員の汗がケーシング111内に侵入するおそれがある。よって、線量計には、外部出力端子が設けられていないことが多い。
また、数ある線量計の中には、無線通信技術を用いて、機能を拡張できるものもある。しかしながら、原子力発電プラントは、放射線を遮蔽するための遮蔽体によって現場が囲まれている。よって、無線通信技術を用いた線量計では、無線通信が途切れるおそれが考えられる。
しかしながら、線量計拡張ユニット100は、無線通信技術を用いずに、外部出力端子が設けられていない線量計700にも取り付けできる。これにより、線量計拡張ユニット100は、遮蔽体によって、信号の通信が途切れるおそれもなく、また、線量計700のケーシング111内に汗が進入するおそれも抑制できる。
(実施形態2)
図4は、実施形態2の線量計と線量計拡張ユニットとを示す斜視図である。数ある線量計の中には、イヤホン端子などの外部出力端子が設けられているものもある。図4に示す実施形態2の線量計拡張ユニット200は、外部出力端子が設けられている線量計800専用の線量計拡張ユニットである。
線量計800は、外部出力メスコネクタ820が設けられる。外部出力メスコネクタ820は、例えば、イヤホン端子であって、線量計800の累積放射線量が所定値に達すると、イヤホンからアラーム音を発生させるための信号が出力される。以下、イヤホンからアラーム音を発生させるための信号をアラーム信号という。
線量計拡張ユニット200は、外部入力メスコネクタ220がケーシング111に設けられる。外部入力メスコネクタ220と、外部出力メスコネクタ820とは、信号用接続コード260によって接続される。具体的には、信号用接続コード260は、一方の端部に線量計側オスコネクタ261が取り付けられ、他方の端部に拡張ユニット側オスコネクタ262が取り付けられる。
信号用接続コード260は、線量計側オスコネクタ261が外部出力メスコネクタ820に挿し込まれ、拡張ユニット側オスコネクタ262が外部入力メスコネクタ220に挿し込まれる。これにより、線量計拡張ユニット200は線量計800に着脱できるように取り付けられる。なお、本実施形態の取付バンド170は、図1に示す入力部120を線量計700に押し付けるためのものではなく、単に、線量計800と線量計拡張ユニット200とを束ねるためのものである。
外部入力メスコネクタ220は、制御部290に電気的に接続される。これにより、制御部290は、アラーム信号を外部入力メスコネクタ220から取得する。この場合、制御部290は、図3に示すステップST104及びステップST105に代えて、アラーム信号の有無を判定する手順を実行する。
この場合、制御部290が取得するアラーム信号は、線量計拡張ユニット200が取り付けられる線量計800のアラーム信号である。よって、例えば、不特定の線量計800のアラーム信号を特定の線量計拡張ユニット200が取得することは通常はない。
これにより、制御部290は、図3に示すステップST104及びステップST015を実行せずとも、アラーム信号の有無を判定するのみで、線量計拡張ユニット200が接続される線量計800の累積放射線量が所定値に達したことを特定作業員及び不特定作業員の両方に警告できる。
ここで、作業員が使用する線量計は、普段使い慣れている線量計であることが好ましい。これにより、作業員による線量計の誤操作を抑制できる。図1に示す線量計拡張ユニット100や、図4に示す線量計拡張ユニット200は、新しい線量計を導入せずに、既存の線量計に視覚警告機能を拡張できるため、作業員による線量計の誤操作を抑制できる。
(実施形態3)
図5は、実施形態3の視覚警告型線量計を示す斜視図である。ここで、例えば、新しい原子力発電プラントに導入する場合は、視覚警告機能を最初から備えた視覚警告型線量計900を導入する方が好ましい。これにより、作業員は、線量計拡張ユニットを携帯する必要がなくなり、作業員が携帯する装置の数を低減できる。
図5に示す視覚警告型線量計900は、一般的な線量計に、図4に示す線量計拡張ユニット200が組み込まれて構成される。但し、視覚警告型線量計900は、図4に示す外部出力メスコネクタ820が設けられる必要はない。
視覚警告型線量計900は、表示部910と、スピーカー920と、電源スイッチ940と、リセットスイッチ950と、制御部990とを備える。表示部910は、制御部990と電気的に接続される。これにより、制御部990は、視覚警告型線量計900の累積放射線量を表示部910に表示する。
スピーカー920は、制御部990と電気的に接続される。これにより、制御部990は、視覚警告型線量計900の累積放射線量が所定値に達すると、スピーカー920にアラーム信号を送信してスピーカー920からアラーム音を発生させる。
電源スイッチ940は、制御部990への電気の供給と、電気の供給の停止とを切り替えるスイッチであって、図1及び図4に示す電源スイッチ140と同等の機能を実現する。また、リセットスイッチ950は、制御部990と電気的に接続されて図1及び図4に示すリセットスイッチ150と同等の機能を実現する。
制御部990は、視覚警告型線量計900を通過した放射線量を累積して累積放射線量を算出する。制御部990は、この累積放射線量を表示部910に表示させる。また、累積放射線量が所定値に達した場合に、スピーカー920にアラーム信号を送ってアラーム音を生じさせる。そして、図4に示す制御部290と同様に、制御部990は、前記アラーム信号の有無を判定して、制御部990が前記アラーム信号を有する場合には、図3に示すステップST106以降の手順を実行する。
上記構成により、視覚警告型線量計900は、拡張ユニットが取り付けられなくても、視覚警告型線量計900の累積放射線量が所定値に達したことを、特定作業員及び不特定作業員の両方に警告できる。
また、視覚警告型線量計900は、制御部990に電気が供給されてから現在までの間で図3に示すステップST106を一度でも実行した後に特定作業員によって電源スイッチ940が操作されて制御部990への電気の供給が停止されても、電源スイッチ940が操作されて制御部990に電気が再投入されると、警告ロープ164及び確認用赤色発光体167を発光させる。
上記構成により、視覚警告型線量計900は、特定作業員が不正に電源スイッチ940を操作して作業を続行するおそれを抑制できる。
以上のように、線量計拡張ユニット及び視覚警告型線量計は、累積放射線量が所定値に達したことをより確実に作業員に警告することに適している。
実施形態1の線量計と線量計拡張ユニットとを示す斜視図である。 制御部の構成を模式的に示す構成図である。 制御部が実行する手順を示すフローチャートである。 実施形態2の線量計と線量計拡張ユニットとを示す斜視図である。 実施形態3の視覚警告型線量計を示す斜視図である。
符号の説明
100 線量計拡張ユニット
110 本体
111 ケーシング
112 貫通孔
120 入力部
130 メスコネクタ
140 電源スイッチ
150 リセットスイッチ
151 リセット孔
160 警告ロープユニット
161 オスコネクタ
162 接続コード
163 集合部
164 警告ロープ
165 警告用発光体
166 確認用青色発光体
167 確認用赤色発光体
170 取付バンド
190 制御部
191 入出力ポート
192 記憶部
193 演算部
200 線量計拡張ユニット
220 外部入力メスコネクタ
260 信号用接続コード
261 線量計側オスコネクタ
262 拡張ユニット側オスコネクタ
290 制御部
550 リセットスイッチ
700 線量計
710 表示部
800 線量計
820 外部出力メスコネクタ
900 視覚警告型線量計
910 表示部
920 スピーカー
940 電源スイッチ
950 リセットスイッチ
990 制御部

Claims (12)

  1. 放射線量を測定して信号を発する線量計に取り付けられる線量計拡張ユニットであって、
    電気が供給されると発光する警告ロープと、
    前記線量計が発する前記信号を取得する入力部と、
    前記警告ロープが接続されると共に前記入力部が接続され、前記入力部から入力された前記信号に基づいて警告ロープを発光させる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記制御部への電気の供給が停止しても前記線量計が前記信号を発した情報を記憶しておくことを特徴とする線量計拡張ユニット。
  2. 放射線量を測定して信号を発する線量計に取り付けられる線量計拡張ユニットであって、
    電気が供給されると発光する警告ロープと、
    前記線量計が発する前記信号を取得する入力部と、
    前記警告ロープが接続されると共に前記入力部が接続され、前記入力部から入力された前記信号に基づいて警告ロープを発光させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記制御部へ電気が供給されてから現在までの間に前記警告ロープが発光したか否かのフラグ情報を消去するリセットスイッチが接続され、
    前記警告ロープを一度発光させると、前記制御部への電気の供給が停止されても前記制御部への電気の供給が再開されると、前記リセットスイッチが操作されるまでは前記警告ロープを発光させ続けることを特徴とする線量計拡張ユニット。
  3. 前記警告ロープは、円環状に形成されて作業員の首に装着されることを特徴とする請求項1または2に記載の線量計拡張ユニット。
  4. 前記制御部は、前記入力部から入力された音の周波数が記憶部に格納されている基準周波数と同じである場合に前記警告ロープを発光させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の線量計拡張ユニット。
  5. 前記制御部は、前記入力部から入力された音の音量と記憶部に格納されている基準音量との差が許容値以下である場合に前記警告ロープを発光させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の線量計拡張ユニット。
  6. 前記制御部は、前記入力部から入力された音の周波数が記憶部に格納されている基準周波数と同じであり、
    かつ、前記入力部から入力された音の音量と記憶部に格納されている基準音量との差が許容値以下である場合に前記警告ロープを発光させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の線量計拡張ユニット。
  7. ケーシングが前記線量計に接触するように前記線量計に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の線量計拡張ユニット。
  8. 前記警告ロープは、脱着できるように前記制御部に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の線量計拡張ユニット。
  9. ロープ状に形成されて発光する警告ロープと、
    放射線量を測定して信号を発すると共に、前記警告ロープが接続されて、前記信号に基づいて警告ロープを発光させるか否かを判定し、前記警告ロープを発光させる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    前記制御部への電気の供給が停止しても前記線量計が前記信号を発した情報を記憶しておくことを特徴とする視覚警告型線量計。
  10. ロープ状に形成されて発光する警告ロープと、
    放射線量を測定して信号を発すると共に、前記警告ロープが接続されて、前記信号に基づいて警告ロープを発光させるか否かを判定し、前記警告ロープを発光させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記制御部へ電気が供給されてから現在までの間に前記警告ロープが発光したか否かのフラグ情報を消去するリセットスイッチが接続され、
    前記警告ロープを一度発光させると、前記制御部への電気の供給が停止されても前記制御部への電気の供給が再開されると、前記リセットスイッチが操作されるまでは前記警告ロープを発光させ続けることを特徴とする視覚警告型線量計。
  11. 前記警告ロープは、首輪状に形成されることを特徴とする請求項9または10に記載の視覚警告型線量計。
  12. 前記警告ロープは、脱着できるように前記制御部に取り付けられることを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の視覚警告型線量計。
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