JP2019216539A - 帯電報知装置 - Google Patents

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Akira Ishii
晃 石井
俊哉 国貞
Toshiya Kunisada
俊哉 国貞
渡辺 泰生
Yasuo Watanabe
泰生 渡辺
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Abstract

【課題】作業者に負担をかけることなく、作業者の安全を確保すること。【解決手段】検電結果に応じて発光する発光体130を備えた検電器120の筐体121に、ホットスティック500に巻き付けられる長尺状の巻き付け具111を設け、当該巻き付け具111をホットスティック500に巻き付けて、当該巻き付け具111が輪を形成した状態で閉じ具によって閉じることにより、発光体130を視認できる状態でホットスティック500に検電器120を容易に後付けできるようにした。【選択図】図6

Description

この発明は、作業者の安全確保を支援する帯電報知装置に関する。
活線作業に際しては、たとえば、共用操作棒(ホットスティック)の先端に取り付けた検電器を、作業対象とする設備に近付けて検電をおこなうことにより、充電の有無を確認する。このような検電作業は、たとえば、活線作業の開始時におこなったり、活線作業の途中でおこなったりする。
従来、活線作業の途中で検電作業をおこなう場合、共用操作棒の先端工具を取り外し、代わりに検電器を取り付けていた。検電器は、共用操作棒の先端において、ツイストロックにより固定した状態で取り付けていた。
関連する技術として、具体的には、従来、たとえば、半円筒形状の分割ケースを組み合わせて形成される円筒形状の絶縁ケースの内部に設けられた検電回路に導電性を有するコイルスプリングの一端を接続し、絶縁ケースから露出させたコイルスプリングの他端を操作棒に取り付けられた把持工具の末端部に接触させ、絶縁ケースにおけるコイルスプリングとは反対側に一つ以上のLEDを配置した間接活線工具用検電器に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、具体的には、従来、たとえば、限界つばに接触または限界つばの内側に設置された検電部により活線の充電状態を非接触で検出し、検出された電流が設定値を超えた場合に、光または音による警報を発するようにした間接活線作業具に関する技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
特開2015−208155号公報 特開2012−110134号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、検電作業の都度、先端工具と検電器との取り替えをおこなわなければならず、手間がかかり煩雑であるという問題があった。また、上述した従来の技術は、ツイストロックにより検電器を共用操作棒に固定していたため、検電作業中にツイストロックの緩みや締め忘れに起因して検電器が落下してしまうおそれがあるという問題があった。
無停電で作業をおこなう間接活線作業に際しては、地絡配電線事故を確実に防止するため、活線作業の開始時に検電をおこなった後、検電器を他の先端工具に取り替えて活線作業の途中で検電をおこなって、充電の有無を確認することがある。上述した従来の技術は、活線作業の途中で検電をおこなう場合、所定の先端工具が取り付けられた共用操作棒を用いて作業途中の電線を把持する作業者と、共用操作棒の先端工具を検電器に取り替えて検電作業をおこなう作業者と、が必要になり作業が煩雑であるという問題があった。
また、上述した従来の技術は、検電作業をおこなう作業者が先端工具を検電器に取り替えるために、一旦、検電作業の対象となる箇所から意識が逸れ、充電しているかどうかを失念してしまうおそれがあるという問題があった。
また、上述した特許文献1に記載された従来の技術は、絶縁ケースを分割してから操作棒に取り付け、さらにコイルスプリングを伸ばしながら操作棒に巻き付けなくてはならないため、着脱に手間がかかり、煩雑であるという問題があった。また、上述した特許文献2に記載された従来の技術は、既存のホットスティックをそのまま利用することができず、既存のホットスティックを利用する場合には警報発生部を内蔵する検電器を備えた限界つばをあらたに取り付けなくてはならないため、容易に実施することが難しい。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、作業者に負担をかけることなく、作業者の安全を確保することができる帯電報知装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる帯電報知装置は、長尺状の巻き付け具と、当該巻き付け具に設けられて当該巻き付け具を長さ方向に沿って湾曲させて輪を形成した状態で当該輪を開放可能に閉じる閉じ具と、を備えた固定部材と、電極と増幅器とを収容し、前記巻き付け具に取り付けられた筐体を備えた検電器と、前記筐体に設けられ、前記検電器の検出結果に基づいて発光する発光体と、を備え、前記発光体が、前記巻き付け具の幅方向における前記筐体の端部に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる帯電報知装置は、上記の発明において、前記筐体が、前記巻き付け具の長さ方向に沿って湾曲し幅方向に沿って連続して凹む凹部を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる帯電報知装置は、上記の発明において、前記発光体が、前記巻き付け具の幅方向における前記筐体の両端部に設けられていることを特徴とする。
この発明にかかる帯電報知装置によれば、作業者に負担をかけることなく、作業者の安全を確保することができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の構成を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の構成を示す説明図(その2)である。 帯電報知装置(検電器)のハードウエア構成を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の使用方法を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の使用方法を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の使用方法を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の別の構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる帯電報知装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(帯電報知装置の構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の構成について説明する。図1および図2は、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の構成を示す説明図である。図1においては、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の外観を示している。図2においては、図1におけるA矢視図を示している。
図1および図2において、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100は、固定部材110と、検電器120と、発光体130と、を備えている。固定部材110は、巻き付け具111と閉じ具(図4における符号401を参照)とによって構成されている。巻き付け具111は、厚み寸法よりも幅寸法が大きい長尺状(帯形状)をなし、長さ方向における一端において、検電器120に連結されている。
巻き付け具111は、検電器120を間にして2本設けられており、それぞれ一端が検電器120に連結されている。巻き付け具111は、少なくとも長さ方向に沿って湾曲させることができる。巻き付け具111は、ホットスティック(図5や図6を参照)の外周面の曲率と同程度の曲率で湾曲させることができる程度の柔軟性を備えた材料を用いて形成されている。
具体的には、巻き付け具111は、たとえば、合成ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエステル、エポキシ、シリコンなどのように、柔軟性を備えた合成樹脂系材料を用いて形成することができる。これにより、合成樹脂系材料が備える柔軟性によって、巻き付け具111を長さ方向に沿って湾曲させることができる。
巻き付け具111を形成する材料は、さらに、表面の摩擦抵抗が高い材料であることが好ましい。これにより、巻き付け具111をホットスティックに巻き付けた際に、ホットスティックに対する巻き付け具111の位置がずれてしまうことを防止できる。
閉じ具は、巻き付け具111を長さ方向に沿って湾曲させて輪を形成した状態で、当該輪を開放可能に閉じる。閉じ具は、具体的には、たとえば、面ファスナー(図4における符号401を参照)によって実現することができる。面ファスナーは、カギ形状をなす微少なフックが一面に設けられた第1の接着面と、微少なループ一面に設けられた第2の接着面と、を当接させてフックをループに引っかけることによって互いにくっつきあう。
閉じ具を実現する面ファスナーにおける第1の接着面は、たとえば、2本の巻き付け具111のうちの少なくとも1本の巻き付け具111における、検電器120とは反対側の端部(先端部)に設ける。また、閉じ具を実現する面ファスナーにおける第2の接着面は、たとえば、第1の接着面が設けられた巻き付け具111とは別の巻き付け具111であって、少なくとも1本の巻き付け具111と別の巻き付け具111とによって輪を形成した状態において第1の接着面に対向する位置に設ける。
帯電報知装置100においては、2本の巻き付け具111のそれぞれの端部(先端部)に第1の接着面を設け、2本の巻き付け具111のそれぞれにおける第1の接着面が設けられている面とは反対側の面にそれぞれ第2の接着面を設けてもよい。これにより、第1の接着面の位置にかかわらず、すなわち、2本の巻き付け具111のいずれの巻き付け具111が輪の内側にあっても、当該輪を確実に閉じることができる。
また、2本の巻き付け具111のそれぞれに第1の接着面および第2の接着面を設ける場合、第2の接着面は、第1の接着面が設けられている面とは反対側の面全体にわたって設けてもよい。これにより、第1の接着面の位置、すなわち、巻き付け具111が形成する輪の内径にかかわらず、当該輪を確実に閉じることができる。
なお、面ファスナーは、第1の接着面にフックのみを設け、第2の接着面にループのみを設けた構成に限らない。面ファスナーは、第1の接着面および第2の接着面のいずれにも、フックとループとを設けた構造であってもよい。
検電器120は、電池や各種回路などを収容する筐体121を備えている。筐体121は、略箱形状をなす。筐体121の一面には、凹部122が設けられている。凹部122は、固定部材110の長さ方向に沿って湾曲し幅方向に沿って連続して凹んだ形状をなしている。凹部122の曲率は、ホットスティックの外周面の曲率と同等あるいは当該外周面の曲率よりも若干大きいことが好ましい。
凹部122には、滑り止め加工が施されていてもよい。滑り止め加工は、具体的には、たとえば、凹部122にゴムなどの摩擦抵抗が大きい滑り止め部材を取り付けることによって実現することができる。滑り止め部材は、凹部122の内面全体に設けてもよく、凹部122の内面の一部に設けてもよい。滑り止め部材を凹部122の内面の一部に設ける場合、凹部122の内面の任意の位置に矩形をなすシート状の滑り止め部材を複数取り付けてもよく、ドットパターンや格子パターンのように凹部122の内面において所定のパターンをなすように設けてもよい。
発光体130は、検電器120の筐体121に設けられている。発光体130は、具体的には、たとえば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)によって実現することができる。発光体130は、判定回路(図3における符号307を参照)に接続されており、判定回路の判定結果に応じて発光する。具体的に、発光体130は、電流レベルが所定の閾値を超え、対象箇所が充電されていると判定回路によって判定された場合に、当該検電回路から出力される信号に基づいて発光する。
発光体130は、筐体121の外側から視認可能な位置に設けられている。発光体130は、固定部材110の幅方向における、筐体121の端部に設けられている。具体的に、発光体130は、ホットスティックに取り付けられた状態において筐体121を外側から視認した場合に、当該筐体121の外径をなす4辺のうち、固定部材110と連結されている2辺を除いた残余の2辺のうちの少なくとも一方の辺に設けられている。
(帯電報知装置100のハードウエア構成)
つぎに、帯電報知装置100のハードウエア構成について説明する。図3は、帯電報知装置100(検電器120)のハードウエア構成を示す説明図である。図3において、帯電報知装置100(検電器120)のハードウエア構成は、電池301、バイアス回路302、検出抵抗303、電極304、増幅回路305、整流回路306、判定回路307、発光体130によって実現される。
バイアス回路302は、検出抵抗303に対して電池301によるバイアス電圧(直流電圧)を与える。検出抵抗303は、検電器120が電線に近付けられることによって、電線(図6における符号602を参照)と検電器120(検出抵抗303)との間に生成される静電容量に応じた信号を増幅回路305に出力する。増幅回路305は、入力された信号を増幅して整流回路306に出力する。整流回路306は、入力された信号を整流し、判定回路307に出力する。
電線と検電器120(検出抵抗303)との間に静電容量が生成されると、検電器120(検出抵抗303)と人体との間、および、人体と大地との間にも静電容量が生成される。電線と検電器120(検出抵抗303)との間、検電器120(検出抵抗303)と人体との間、および、人体と大地との間に静電容量が生成されることにより形成される等価回路には、電線が充電されている場合に交流電流が流れる。
判定回路307は、この交流電流の電流レベルが所定の閾値を超えるか否かを判定することによって充電の有無を判定する。また、判定回路307は、交流電流の電流レベルが所定の閾値を超えると判定した場合、発光体130を制御して発光させる。
(帯電報知装置100の使用方法)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100の使用方法について説明する。図4〜図6は、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100の使用方法を示す説明図である。帯電報知装置100は、間接活線作業の開始時や、間接活線作業の途中で検電をおこなう場合に用いる。
まず、間接活線作業に用いる先端工具を、ホットスティックに取り付ける。つぎに、第1の接着面と第2の接着面とを引き剥がし、図4に示すように、巻き付け具111が形成する輪を開放する。図4において、符号401は面ファスナーを示している。そして、輪を開放した状態の巻き付け具111を、図5において矢印Bで示すように、筐体121の凹部122をホットスティック500の外周面に当接させるようにしてホットスティック500に近付ける。
検電器120は、ホットスティック500に対する筐体121の向きが、発光体130が設けられた面が、作業者の手元側となる姿勢で、筐体121の凹部122をホットスティック500の外周面に当接させる。具体的に、図4に示す帯電報知装置100における検電器120の筐体121の向きと、図5に示す帯電報知装置100における検電器120の筐体121の向きと、は反対向きとなっている。
つぎに、凹部122とホットスティック500の外周面とを当接させた状態で、閉じ具によって巻き付け具111の輪を閉じる。具体的には、巻き付け具111の端部(先端部)に設けられた第1の接着面を、別の巻き付け具111に設けられた第2の接着面に押しつけることによって、巻き付け具111の輪を閉じる。これにより、図5に示すように、検電器120をホットスティック500に取り付けることができる。面ファスナー401を利用することにより、帯電報知装置100を容易にホットスティック500に取り付けることができる。
帯電報知装置100は、たとえば、検電器120が、先端工具501の近傍、具体的には、たとえば、図5に示すように、ホットスティック500におけるツイストロック502の下部に位置するように取り付ける。帯電報知装置100の取り付け位置は、ツイストロック502の下部に限定されるものではなく、作業現場の状況に応じてホットスティック500における任意の位置に取り付けることができる。これにより、ホットスティック500に対する帯電報知装置100の取り付け位置の自由度を確保することができる。
そして、帯電報知装置100を取り付けたホットスティック500を用いて、間接活線作業をおこなう。間接活線作業に際しては、たとえば、図6に示すように、作業者601は、活電状態にある電線602に直接触れることなく作業をおこなう。間接活線作業により、作業者601は、活線から離れて作業をおこなうことができるので、作業者601の安全性を確保することができる。
帯電報知装置100は、発光体130を作業者601の手元側に向けた状態でホットスティック500における先端工具501の近傍に取り付けられているため、図6に示すように、作業箇所を目視する作業者601の視界に常に検電器120を位置させることができる。これにより、作業者601の視界に含まれる発光体130を発光させることによって充電状態であることを報知するため、作業時に検電器120の状態に格別な注意を払わせることなく、充電状態であることを報知することができる。
ツイストロック502を用いた固定(連結)方法は、簡易であり作業効率の向上を図ることができる点で優れている。間接活線作業に用いる先端工具501をツイストロック502を用いてホットスティック500に固定する場合、作業者601は常に作業箇所すなわち先端工具501を視認しながら作業をするため、万一固定が緩んだ場合にも迅速に気づくことができる。
このツイストロック502を用いて、検電器120をホットスティック500に固定する場合、作業者601の注意が常に検電器120に向けられているとは限らず、検電器120よりも先端工具501を強く注視している場合が想定される。このため、ツイストロック502を用いて検電器120をホットスティック500に固定する場合、ツイストロック502の締め忘れやツイストロック502による連結部分の緩みによって検電器120が落下してしまう懸念があった。
これに対し、帯電報知装置100は、ツイストロック502を用いて検電器120をホットスティック500に固定する構造ではないため、ツイストロック502の締め忘れやツイストロック502による連結部分の緩みによって帯電報知装置100が落下してしまうおそれがない。これにより、作業者601は作業箇所すなわち先端工具501を視認しながら作業に専念することができる。そして、充電状態であると判定した場合は、作業者601の視界に含まれる発光体130を発光させることによって充電状態であることを報知するため、作業時に検電器120の状態に格別な注意を払わせることなく、充電状態であることを報知することができる。
間接活線作業が終了した後は、帯電報知装置100をホットスティック500から取り外す。面ファスナー401を用いているため、帯電報知装置100をホットスティック500から容易に取り外すことができる。
上述した実施の形態においては、筐体121の外径をなす4辺のうち、固定部材110と連結されている2辺を除いた残余の2辺のうちの一方の辺に発光体が設けられた帯電報知装置について説明したが、発光体の取付態様はこれに限るものではない。発光体130は、たとえば、固定部材110の幅方向における、筐体121の両端部に設けられていてもよい。
図7は、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置の別の構成を示す説明図である。図7においては、別の構成の帯電報知装置を、図1における矢印A方向に沿って見た状態を示している。図7に示す帯電報知装置700は、巻き付け具111の幅方向における、筐体121の両端部に、それぞれ発光体130が設けられている。
具体的に、発光体130は、ホットスティック500に取り付けられた状態において筐体121を外側から視認した場合に、当該筐体121の外径をなす4辺のうち、固定部材110と連結されている2辺を除いた残余の2辺にそれぞれ設けられていることが好ましい。
このように、筐体121の両端部に、それぞれ、発光体130が設けられているため、巻き付け具111の幅方向における検電器120の筐体121の端部のうちのいずれの端部を先端工具501側に向けて取り付けても、必ず、発光体130を作業者601の手元側に向けた状態でホットスティック500に検電器120を容易に取り付けることができる。
これにより、作業者601は、検電器120の向きを気にすることなく、凹部122内にホットスティック500を嵌め込むようにして帯電報知装置700を取り付けるだけで、必ず、発光体130を作業者601の手元側に向けた状態でホットスティック500に対する検電器120の位置を固定することができる。これによって、作業者601に負担をかけることなく、作業者601の安全を確保することができる。
発光体130は、当該発光体130が設けられる各辺において、複数ずつ設けられていてもよい。具体的には、発光体130は、たとえば、残余の2辺のうちの少なくとも一方の辺において、複数設けられていてもよい。また、筐体121における凹部122とは反対側の面に発光体130を設けてもよい。
また、上述した実施の形態の帯電報知装置100、700においては、発光体130に加えて、検電器120の筐体121内に振動発生装置や音声発生装置を設けてもよい。この場合、振動発生装置や音声発生装置は、判定回路307によって交流電流の電流レベルが所定の閾値を超えると判定された場合に、振動したり音声を発したりする。これにより、発光の有無に加えて、振動や音声によって充電を報知することができる。
また、上述した実施の形態の帯電報知装置100、700においては、2本の巻き付け具111を備えた帯電報知装置100、700について説明したが、この発明にかかる帯電報知装置においては、巻き付け具111は1本であってもよい。この場合、巻き付け具111は、一端が筐体121に固定され、他端が自由端とする。自由端とされる他端には、面ファスナーのフックを設け、巻き付け具111におけるフックが設けられている面とは反対側の面全体にわたって面ファスナーのループを設ける。
このような、1本の巻き付け具111を備えた帯電報知装置においては、巻き付け具111を筐体121とともにホットスティック500に巻き付け、当該巻き付け具111の他端に設けられた面ファスナー401のフックをループに引っ掛けることにより、巻き付け具111による環を形成し、検電器120をホットスティック500に取り付けることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700は、長尺状の巻き付け具111と、当該巻き付け具111に設けられて当該巻き付け具111を長さ方向に沿って湾曲させて輪を形成した状態で当該輪を開放可能に閉じる閉じ具と、を備えた固定部材110と、電極304と増幅回路305とを収容し、巻き付け具111に取り付けられる筐体121を備えた検電器120と、筐体121に設けられ、検電器120の検出結果に基づいて発光する発光体130と、を備え、発光体130が、巻き付け具111の幅方向における筐体121の端部に設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700によれば、巻き付け具111の幅方向における筐体121の端部に発光体130が設けられているため、発光体130を作業者601の手元側に向けた状態で巻き付け具111をホットスティック500に巻き付けて輪を形成し、この状態で閉じ具により輪を閉じることによって、発光体130を視認できる状態でホットスティック500に検電器120を容易に取り付けることができる。
これにより、検電が必要になる作業をおこなう場合に、上記のようにして既存のホットスティック500に帯電報知装置100を取り付けておくだけで、当該作業の途中でホットスティック500に取り付ける先端工具501を検電器120に取り替えたり、検電器120を取り付けたホットスティック500に持ち替えたりすることなく、帯電の有無を確実に判断することができる。このように、既存のホットスティック500を利用することができるので、帯電の検出にかかるコストを抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700によれば、既存のホットスティック500に取り付けることができるため、既存のホットスティック500を従来どおり、そのまま利用することができる。これにより、検電機能を備えたホットスティック500をあらたに用意することなく帯電の有無を検出することができるので、設備にかかるコストを抑えることができる。また、管理するホットスティック500の本数が変化しないため、管理にかかるコストを抑えることができる。
仮に、検電器が故障した場合は、ホットスティック500から帯電報知装置100、700を取り外して、帯電報知装置100、700のみを修理したり交換したりすることができる。これにより、帯電報知装置100、700の修理や交換にかかる作業負担の軽減を図ることができる。また、帯電報知装置100、700を修理や交換したホットスティック500は、そのまま継続して使用することができる。これにより、管理にかかるコストを抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700によれば、作業箇所を目視する作業者601の視界に常に検電器120を位置させることができる。これにより、万一、閉じ具が緩み、巻き付け具111の巻き付けが緩んで検電器120がホットスティック500から外れそうになっても、作業者601に対して、検電器120の取り付けが緩んでいることを、目視によって容易かつ確実に認識させることができる。そして、これによって、作業者601に負担をかけることなく、作業者601の安全を確保することができる。
たとえば、検電器120をホットスティック500にネジ留めするなどのように、ホットスティック500に対して加工を施し、ホットスティック500の表面に設けられている絶縁被覆を損傷させてしまうと、ホットスティック500の絶縁性が低下してしまう。
これに対し、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700によれば、ホットスティック500を損傷することなく、ホットスティック500に検電器120を取り付けることができる。これにより、ホットスティック500の絶縁性を確保したまま、作業者601に負担をかけることなく、作業者601の安全を確保することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700によれば、紐状の部材ではなく長尺状の巻き付け具111をホットスティック500に巻き付けることによって、検電器120をホットスティック500に取り付けるため、紐状の部材を用いる場合と比較して、ホットスティック500に対する巻き数が少なくてもホットスティック500との接触面積を確保してホットスティック500に対する検電器120の位置をずれにくくすることができる。これにより、作業中に検電器120の位置がずれてしまうことを防止し、帯電の有無を確実に判断することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700は、筐体121が、巻き付け具111の長さ方向に沿って湾曲し幅方向に沿って連続して凹む凹部122を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置100、700によれば、凹部122が巻き付け具111の長さ方向に沿って湾曲し幅方向に沿って連続して凹む形状をなしているため、凹部122内にホットスティック500を嵌め込むようにして取り付けることができる。これにより、ホットスティック500に対する検電器120の位置を安定化することができる。
また、凹部122内にホットスティック500を嵌め込むようにして帯電報知装置100、700を取り付けることにより、検電器120の筐体121がホットスティック500の外周側に突出する量を抑えることができるので、検電器120を取り付けることによって作業箇所への視界が遮られてしまうことを回避できる。これにより、作業者601に負担をかけることなく、作業者601の安全を確保することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置700は、発光体130が、巻き付け具111の幅方向における筐体121の両端部に設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の帯電報知装置700によれば、巻き付け具111の幅方向における検電器120の筐体121の端部のうちのいずれの端部を先端工具501側に向けて取り付けても、必ず、発光体130を作業者601の手元側に向けた状態でホットスティック500に検電器120を容易に取り付けることができる。これによって、作業者601に負担をかけることなく、作業者601の安全を確保することができる。
以上のように、この発明にかかる帯電報知装置は、作業者の安全確保を支援する帯電報知装置に有用であり、特に、間接活線作業をおこなう作業者の安全確保を支援する帯電報知装置に適している。
100、700 帯電報知装置
110 固定部材
111 巻き付け具
120 検電器
121 筐体
122 凹部
130 発光体
301 電池
302 バイアス回路
303 検出抵抗
304 電極
305 増幅回路
306 整流回路
307 判定回路
401 面ファスナー(閉じ具)
500 ホットスティック
501 先端工具
502 ツイストロック

Claims (3)

  1. 長尺状の巻き付け具と、当該巻き付け具に設けられて当該巻き付け具を長さ方向に沿って湾曲させて輪を形成した状態で当該輪を開放可能に閉じる閉じ具と、を備えた固定部材と、
    電極と増幅器とを収容し、前記巻き付け具に取り付けられた筐体を備えた検電器と、
    前記筐体に設けられ、前記検電器の検出結果に基づいて発光する発光体と、
    を備え、
    前記発光体は、前記巻き付け具の幅方向における前記筐体の端部に設けられていることを特徴とする帯電報知装置。
  2. 前記筐体は、前記巻き付け具の長さ方向に沿って湾曲し幅方向に沿って連続して凹む凹部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の帯電報知装置。
  3. 前記発光体は、前記巻き付け具の幅方向における前記筐体の両端部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電報知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111537782A (zh) * 2020-05-18 2020-08-14 广东电网有限责任公司东莞供电局 验电器
JP2021110577A (ja) * 2020-01-08 2021-08-02 株式会社昭栄電気産業 検電ユニット装置

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