JP5042141B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は電子機器に係り、例えば、プリント配線基板上に形成されたコイルパターンを、コイルで挟み込むことで構成される小型、且つ薄型のシート型トランスを備える電子機器に関する。
近年、電子機器の小型化、薄型化に伴い、プリント配線基板上に搭載される電子部品も小型化、薄型化されてきている。例えば、ボビンに巻線を巻いて構成されるトランスも、薄型のシート型トランスに置き換えることによって小型化、薄型化したコイル装置が知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1に記載のコイル装置10は、図36に示すように、プリント配線基板1の配線パターンにより巻線2を形成し、この巻線パターンを挟んで配置した1対のコア3、4を、クリップ5で係止している。あるいは、巻線パターンを挟んで1対のコア3、4をプリント配線基板1の両面に配置し、1対のコア3、4同士、およびコア3、4とプリント配線基板1とを接着剤によって接着している。
また、特許文献2に記載のシートコイルのコア固定具20は、図37に示すように、プリント配線基板21の巻線パターンを挟んで1対のコア23、24を配置し、コア固定具20の腕部25の先端に設けられた保持部26と、上面に設けられた押え部27とによって1対のコア23、24を狭持している。また、コア固定具20は、腕部25から側方に突出する当接部28をプリント配線基板21の表面に接触させて鉛直方向位置を固定している。コア23、24の中足と外足との間に放熱空間29を設け、空気の対流による放熱が図られている。
特開平5−55048号公報 特開平2005−175064号公報
ところで、プリント配線基板と、コアと、収納ケースとから構成されるシート型トランスにおいては、それぞれの位置ずれを考慮して固定することが要求される。特許文献1に記載のクリップ固定のコイル装置10は、プリント配線基板1とコア3、4との相対位置にずれが生じ易く、安定し難いといった難点があり、またクリップ5が外れる虞もあった。また、コア3、4同士、およびプリント配線基板1とコア3、4とを接着剤で固定する場合、コア3、4同士の接着は嫌気性接着剤により接着し、プリント配線基板1とコア3、4とは熱硬化性接着剤によって接着するなど、2つのタイプの接着剤を使い分ける必要があり、作業性および製造コストの点で難点があった。また、接着の際にプリント配線基板1とコア3、4との位置がずれ易く、更に、メンテナンスの際などに、一度接着したプリント配線基板1から、プリント配線基板1を傷つけることなくコア3、4を取り外すことが困難である問題があった。
また、特許文献2に記載のシートコイルのコア固定具20によると、プリント配線基板21と1対のコア23、24とは固定されているものの、収納ケースの位置が定まらず、ずれが生じてしまう難点があった。また、当接部28のばね力によって1対のコア23、24をプリント配線基板21に固定しているので、プリント配線基板21に局部的な応力が作用する問題点があった。また、コア23、24の中足と外足との間に放熱空間29を設け、空気の対流によるトランスの放熱が図られているが、収納ケースが狭く空間が少なかったり、蓋で密閉された無風条件下では、十分な放熱効果が期待できないという不都合があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート型トランスのプリント配線基板およびコアを、固定部材によって収納ケースに確実に固定すると共に、トランスの熱を効率的に収納ケースから放熱させて、シート型トランスを小型化且つ薄型化する電子機器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、コイルパターンと、該コイルパターンに隣接して設けられた貫通穴もしくは切欠きと、を有するプリント配線基板と、前記貫通穴もしくは切欠きに貫通配置されたコアと、前記コアを固定する少なくとも1つの固定部材と、前記固定部材を内部に収容可能な収納ケースと、を備え、前記収納ケースは、その内面に前記固定部材と嵌合する少なくとも1つの突起部を備えることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、コイルパターンが形成されたプリント配線基板の貫通穴もしくは切欠きに貫通配置されたコアが、固定部材によって固定されている。固定部材は、収納ケースの内面に設けられた突起部に嵌合して収納ケースに収容されているので、1対のコアおよびプリント配線基板の位置が安定して固定される。また、コアの熱を固定部材を介して収納ケースに伝導し、効率よく放熱することができ、これによってシート型トランスを小型化且つ薄型化することができる。
また、本発明は、前記固定部材は、少なくとも1つの固定部材が前記収納ケースに固定されることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、少なくとも1つの固定部材が収納ケースに固定されているので、固定部材に固定されているコアおよびプリント配線基板の位置ずれが防止される。また、固定部材が直接、収納ケースに密着しているので、コアの熱が固定部材を介して効率よく収納ケースに伝導されて、コアから収納ケースへの熱伝導を良好に行うことができる。
また、本発明は、前記収納ケースは、その内面にスリット部を有し、少なくとも1つの前記固定部材は、前記スリット部のスリット幅より大きな寸法の先端部を備え、前記先端部を前記スリット部に圧入することによって、前記固定部材が前記収納ケースに固定されることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、固定部材の先端部を、収納ケースに形成されたスリット部に圧入することによって、固定部材が収納ケースに固定されるので、固定部材の先端部をスリット部に圧入するだけの簡単な作業によって固定部材を容易に収納ケースに固定することができる。また、固定部材と収納ケースが、圧入によって実質的に一体に密着しているので、固定部材を介してコアの熱を効率よく収納ケースに伝導して放熱することができる。
また、本発明は、前記固定部材は、少なくとも1部に前記収納ケースの蓋部と接触する当接部を備えることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、固定部材に設けられた当接部が、収納ケースの蓋部と接触しているので、コアの熱を当接部を介して収納ケースの蓋部に伝導し、収納ケースから効率よく放熱することができる。なお、蓋部と接触する当接部は、接触面積が大きいほどコアから蓋部(収納ケース)への熱伝導を良好に行うことができる。
また、本発明は、前記固定部材は、弾性を有することを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、固定部材が弾性を有するので、弾性力によってコアを確実に収納ケースに固定することができ、収納ケースに対するコアの位置ずれが防止される。
また、本発明は、前記収納ケースは、少なくとも1部に放熱フィンを備えることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、収納ケースの1部に放熱フィンを備えるので、収納ケースの放熱面積が増大し、放熱効率が向上する。
また、本発明は、前記固定部材は、その上面に、弾性を有し上方に湾曲する第1湾曲部と、弾性を有し下方に湾曲する第2湾曲部とを備え、前記第1湾曲部が前記蓋部に接触すると共に、前記第2湾曲部が前記コアに接触して前記コアを前記収納ケースに固定することを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、固定部材の上面に、上方に湾曲して蓋部に接触する第1湾曲部と、下方に湾曲してコアに接触する第2湾曲部が形成されているので、第1湾曲部および第2湾曲部の弾性力によってコア同士、およびコアと収納ケースとが確実に固定される。また、コアから収納ケースへの熱伝導を良好に行うことができる。
また、本発明は、前記固定部材の少なくとも一つの側面は、側外方に突出して前記プリント配線基板に当接する突出部を備えることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、固定部材が、その側面から側外方に突出してプリント配線基板に当接する突出部を備えるので、プリント配線基板が確実に固定されると共に、プリント配線基板の熱が突出部を介して収納ケースに伝導され、収納ケースから効率よく放熱することができる。なお、プリント配線基板と突出部との接触面積が大きいほど、良好な熱伝導が可能となる。
また、本発明は、前記プリント配線基板は、電子回路部品が実装されていることを特徴とする。
このように構成された電子機器においては、プリント配線基板に電子回路部品が実装されているので、目的に応じた機能を実行することができる。
本発明によれば、コイルパターンが形成されたプリント配線基板の貫通穴もしくは切欠きに貫通配置されたコアが、固定部材によって固定されている。固定部材は、収納ケースの内面に設けられた突起部に嵌合して収納ケースに収容されているので、1対のコア、およびプリント配線基板の位置が安定して固定される。また、コアの熱を固定部材を介して収納ケースに伝導し、効率よく放熱することができ、これによってシート型トランスを小型化且つ薄型化することができるという効果が得られる。
以下、本発明の各実施形態に係る電子機器を、シート型トランスを備える電子機器を例にとって図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るシート型トランスの分解斜視図、図2(a)は図1に示す固定部材の斜視図、(b)は固定部材の正面図、(c)は収納ケースに設けられた突起部の形状を示す説明図、図3はシート型トランスの縦断面図、図4(a)、(b)はプリント配線基板に形成されたコイルパターンの具体例を示す図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るシート型トランス100は、プリント配線基板40と、I型コア41およびE型コア42とからなるコア43と、固定部材44と、有底矩形箱状の収容体45および蓋部46とからなる収納ケース47と、を備える。
プリント配線基板40は、必要に応じて電子回路部品が実装される基板であり、表面にコイルパターン48が形成されると共に、このコイルパターン48の中心および両側にコア43を挿通配置するための3つの矩形貫通穴49が設けられている。プリント配線基板40は、例えば、FR−4などのガラスエポキシ材料を用い、図4(a)、(b)に示すように、プリント配線基板40(40a〜40d)にコイルパターン48を引くことでインダクタンスを有する。
プリント配線基板40は、層内にコイルパターン48を引き、層間ビア50を用いて接続し、コア43によって磁気結合すれば、トランスとしての機能を有する。なお、積層ごとの接続方法は、直列、あるいは並列に限定されるものではない。コイルパターン48の形状は、図に示す形状に限定されるものではない。また、コイルパターン48の厚み、および幅は、流される電流の大きさによって決定される。即ち、コイルパターン48の厚みが厚いほど、また幅が広いほど、コイルパターン48の断面積が大きくなるので、電流容量も大きくなる。
コア43は、I型コア41およびE型コア42からなり、プリント配線基板40の3つの矩形貫通穴49にそれぞれ3つの脚部を挿通させたE型コア42と、I型コア41とでコイルパターン48を狭持することによってトランスを形成している。コア43は、酸化鉄に酸化マンガン、酸化亜鉛、酸化ニッケルなどを混合し、1000〜1400℃の高温で焼き固めたフェライトを材料としている。コア43の形状は、図に示すI型コア41とE型コア42との組み合わせ(I−Eコア)に限定されず、E−Eコアや、PQI20、RM12などの磁気を形成するものであればどのような形状であってもよい。トランスの駆動周波数は、10〜500kHz程度であり、PC44材など駆動周波数にあった材料が使用される。
図2(a)、(b)も参照して、固定部材44は、金属板を折り曲げ加工することによって形成されており、平板状の本体部44aと、この本体部44aの両側が略直角に曲げ加工された腕部44bとを有とし、略コの字型となっている。腕部44bの先端は、更に角度αで互いに対向する方向に曲げ加工されて係止部44cが形成されている。
収納ケース47は、プリント配線基板40、コア43および固定部材44を収容する収容体45と、蓋部46とからなる。収容体45は、例えば、アルミダイカストによる鋳造や板金の折り曲げ、溶接などによって一面に開口を有する有底の矩形箱状に形成されている。図2(c)も参照して、収容体45の底面45aには、突起部45bが形成されている。突起部45bの対向する1対の側面は、底面45aから上方に向かうに従って、角度βで次第に外方に広がる傾斜面45cとなっている。傾斜面45cは、固定部材44の係止部44cと係合する部分であり、係合を強固にするためには、傾斜面45cの角度αと、係止部44cの角度βとは、異なる角度とすることが望ましい。
蓋部46は、収容体45の開口を覆うためのカバーであり、例えば、アルミダイカストによる鋳造や板金の折り曲げ、溶接などによって形成されている。
シート型トランス100は、図3に示すように、プリント配線基板40の3つの矩形貫通穴49に、それぞれE型コア42の3つの脚部を挿通させた後、I型コア41を載置してコイルパターン48をE型コア42とI型コア41とで狭持する。そして、E型コア42およびI型コア41を固定部材44で覆い(嵌合させ)、固定部材44の係止部44cを収納ケース47(収容体45)の傾斜面45cに係合させることによって組み付けられる。これにより、プリント配線基板40、I型コア41、およびE型コア42が、固定部材44によって収納ケース47に固定される。そして、蓋部46で収容体45の開口を覆うことにより、シート型トランス100が形成される。
シート型トランス100は、固定部材44がコア43(I型コア41およびE型コア42)、および収納ケース47に蜜に接触して、プリント配線基板40、I型コア41、およびE型コア42を収納ケース47に固定しているので、コア43で発生する熱は、E型コア42と収納ケース47の突起部45bとの接触面、および固定部材44を介して効率よく収納ケース47に伝導され、収納ケース47および蓋部46の広い外表面から効率よく放熱される。これにより、シート型トランス100を小型化、薄型化することが可能となる。なお、収納ケース47は、蓋部46によって閉鎖されているので、外部からの液体などの異物の侵入が阻止され、電子回路部品の故障が防止される。また、プリント配線基板40が、金属製の収納ケース47と蓋部46とによって覆われているので、耐ノイズ性も向上する。
図5に示すシート型トランス100は、固定部材44の上面である本体部(当接部)44aに、蓋部46の裏面を密着させて配置した例であり、これにより固定部材44と収納ケース47との接触面積が増大するので、更にコア43の熱を効率よく収納ケース47に伝導して効果的に放熱することができる。なお、収納ケース47に接触させる固定部材44の接触部位(当接部)は、本体部44aに限定されず、少なくとも一部が収納ケース47に接触していればよい。
(第1変形例)
次に、第1実施形態のシート型トランスの変形例である第1変形例について図6および図7に基づいて説明する。図6は第1変形例のプリント配線基板およびコアの斜視図、図7は第1変形例のシート型トランスの縦断面図である。なお、第1変形例のシート型トランスは、プリント配線基板の切欠き、固定部材および収納ケースの形状が一部異なる以外は、第1実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
本変形例のプリント配線基板40は、コイルパターン48の一方の端部に切欠き53が設けられている。固定部材44は、一端側(図7において左側)にのみ腕部44b(係止部44cを含む)が設けられた略L字型に形成されており、本体部44aの他端側には、固定部材44を収容体45に固定するためのねじ穴(図示せず)が形成されている。また、収容体45は、一方の側壁45dの肉厚が厚くされて、雌ねじ51が形成されている。
コイルパターン48を狭持するコア43(E型コア42)は、底面を突起部45bに接触させると共に、一方の側面を収容体45の一方の側壁45dに接触させた状態で収容体45内に収容されている。固定部材44は、係止部44cが収容体45の傾斜面45cに係合すると共に、本体部44aの他端側のねじ穴に挿通されたねじ52によって側壁45dに固定され、コア43を収容体45に固定している。
本変形例のシート型トランス100は、コア43の底面および一方の側面が収容体45に接触しているので、コア43と収容体45との接触面積が広く、コア43の熱を効率よく収納ケース47に伝導して放熱することができる。その他の作用、効果は第1実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第2変形例)
次に、第1実施形態のシート型トランスの変形例である第2変形例について図8に基づいて説明する。図8は第2変形例のシート型トランスの分解斜視図である。なお、第2変形例のシート型トランスは、固定部材の形状の一部が、第1変形例の固定部材と異なる。
第2変形例の固定部材55は、金属板の折り曲げ加工により、一方の側面が開放された略コの字型に形成されており、本体部55aから側方に伸びる底部55bおよび天井部55cの先端が、互いに対向する方向に曲げられている。底部55bの両端は、互いに対向する方向に曲げ加工されて係止部55dが形成されている。
コイルパターン48を狭持するコア43(E型コア42およびI型コア41)は、固定部材55に側方から挿入されて保持され、更に係止部55dを収容体45の傾斜面45cに係合させ、蓋部46でカバーすることにより、収納ケース47に固定された状態で収容される。その他の作用、効果は第1実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るシート型トランスについて、図9から図13を参照して説明する。なお、第2実施形態のシート型トランスは、固定部材が異なる以外は、第1実施形態のシート型トランスと実質的に同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図9は固定部材を構成するコア保持部の斜視図、図10は固定部材を構成する蓋部の斜視図、図11は固定部材が収納ケースに係合固定された状態を示す縦断面図、図12はコアを保持する固定部材のコア保持部に蓋部が嵌合する状態を示す縦断面図、図13は固定部材のコア保持部に蓋部が嵌合した状態を示す縦断面図である。なお、図11から図13は、収納ケースの蓋体の図示を省略する。
本実施形態の固定部材60は、コア保持部61と蓋部62とからなる。図9に示すように、固定部材60のコア保持部61は、金属板をプレス加工することによって成形されており、平板状の底面61aの両端から1対の腕部61bが立設する略コの字型に形成されている。1対の腕部61bの先端には、それぞれ外方に向けて湾曲する係止部61cが設けられている。また、底面61aは、前後方向(腕部61bと直交する方向)に僅かに延設されて係止突起部61dが形成されている。
固定部材60の蓋部62は、図10に示すように、中央が下方に突出するように湾曲する天井部62aから1対の腕部62bが垂下する略コの字型に形成されている。1対の腕部62bの先端には、それぞれ内方に向けて湾曲する係合部62cが設けられている。
本実施形態のシート型トランス100は、図11に示すように、係止突起部61dを収容体45の傾斜面45cに係合させることによってコア保持部61が収容体45に固定される。そして、図12および図13に示すように、コイルパターン48を狭持するコア43(E型コア42およびI型コア41)をプリント配線基板40と共にコア保持部61に挿入・保持させた後、コア保持部61の係止部61cに、蓋部62の係合部62cを係合させる。下方に湾曲する天井部62aは、I型コア41に当接してコア43を下方に押圧するので、コア43と固定部材60(コア保持部61および蓋部62)との密着性が高められる。
このとき、コア保持部61は収容体45に固定されているので、プリント配線基板40およびコア43の位置ずれが抑制されて容易に組み付けることができる。また、コア保持部61が直接、収容体45の底面45aに密着しているので、コア保持部61を介してコア43の熱を収容体45に伝導して効率よく放熱することができる。その他の作用、効果は第1実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るシート型トランスについて、図14および図15を参照して説明する。なお、第3実施形態のシート型トランスは、固定部材の固定方法が異なる以外は、第1実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図14は収納ケースに収容されたコアに固定部材が取り付けられる状態を示す縦断面図、図15は固定部材が収納ケースに固定された状態を示す縦断面図である。
図14および図15に示すように、収納ケース47(収容体45)の底面45aには、1対のスリット部54が形成されている。略コの字型に形成された固定部材44の1対の腕部44bの先端部は、スリット部54のスリット幅より大きな寸法となっている。固定部材44は、コイルパターン48を狭持するコア43(E型コア42およびI型コア41)を覆い(嵌合させ)ながら、固定部材44の先端部をスリット部54に圧入して固定される。
本実施形態のシート型トランス100は、固定部材44を上方から収納ケース47に挿入してスリット部54に圧入するだけであるので、作業が容易となる。また、固定部材44と収納ケース47とは、圧入によって実質的に一体化されて確実に密着しているので、固定部材44を介して、コア43の熱を効率よく収納ケース47に伝導することができる。その他の作用、効果は第1実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係るシート型トランスについて、図16および図17を参照して説明する。なお、第4実施形態のシート型トランスは、固定部材の形状が異なる以外は、第1実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図16は固定部材の斜視図、図17はシート型トランスの縦断面図である。図16および図17に示すように、本実施形態の固定部材64は、本体部64aおよび1対の腕部64bを備えて略コの字型に形成されている。本体部64aおよび腕部64bは、それぞれ内側に湾曲形成されて弾性を有する。それぞれの腕部64bの先端には、互いに対向する方向に突出する係止部64cが形成されている。
このような固定部材64は、湾曲する本体部64aおよび腕部64bがコア43の上面および側面にそれぞれ当接して弾性力によってコア43を保持し、係止部64cが収容体45の傾斜面45cに係合して固定されている。コア43は、本体部64aおよび腕部64bの弾性力によって保持されているので、確実に固定することができ、コア43の上下左右方向へのずれが防止される。また、固定部材64は、弾性力によってコア43と確実に接触しているので、平面同士が単に接触している場合と比較して、コア43から固定部材64への熱伝導抵抗が小さくなり、より効率的にコア43の熱が固定部材64へ伝導され、更に収納ケース47に伝導される。その他の作用、効果は第1実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第3変形例)
次に、第4実施形態のシート型トランスの他の変形例である第3変形例について、図18および図19に基づいて説明する。なお、第3変形例のシート型トランスは、固定部材の形状が異なる以外は、図16および図17に示す第4実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図18は固定部材の斜視図、図19はシート型トランスの縦断面図である。図18および図19に示すように、第3変形例の固定部材65は、本体部65aおよび1対の腕部65bを備えて略コの字型に形成されており、本体部65aおよび腕部65bがそれぞれ内側に湾曲形成されて弾性を有する。腕部65bの先端は、僅かに側方に突出しており、第4実施形態の固定部材64が備える係止部64c(図16参照)が設けられていない。
固定部材65は、湾曲する本体部65aおよび腕部65bがコア43の上面および側面にそれぞれ当接して弾性力によって保持し、腕部65bの先端が収容体45の傾斜面45cに係合して収容体45に固定されている。本変形例の固定部材65によると、コア43が突起部45b上ではなく、底面45a上に直接配置されるので、シート型トランス100を薄型にすることができる。その他の作用、効果は第4実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
なお、図20に示すように、収容体45の底面45aに窪み部45eを設け、コア43を窪み部45eに嵌合させるようにすれば、コア43のずれを更に確実に抑制すると共に、シート型トランス100をより薄型にすることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態のシート型トランスについて、図21および図22に基づいて説明する。なお、第5実施形態のシート型トランスは、固定部材の形状が異なる以外は、図7に示す第1変形例のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図21は固定部材の斜視図、図22はシート型トランスの縦断面図である。図21および図22に示すように、本実施形態の固定部材66は、一端側(図21において左側)にのみ腕部66b(係止部66cを含む)が設けられた略L字型に形成されており、本体部66aの他端側には、ねじ穴67が形成されている。本体部66aおよび腕部66bは、内側に湾曲形成されて弾性を有する。
固定部材66は、湾曲する本体部66aおよび腕部66bが、コア43の上面および左側面にそれぞれ当接して弾性力によって保持し、係止部66cが収容体45の傾斜面45cに係合すると共に、本体部66aの他端側がねじ52によって側壁45dに固定される。
第5実施形態のシート型トランス100は、コア43の底面および側面が収容体45に接触しているので、コア43と収容体45との接触面積が広く、コア43の熱を効率よく収納ケース47に伝導して放熱することができる。その他の作用、効果は第1変形例のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第4変形例)
次に、第5実施形態のシート型トランスの他の変形例である第4変形例について、図23および図24基づいて説明する。なお、第4変形例のシート型トランスは、固定部材の形状が異なる以外は、図21および図22に示す第5実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図23は第4変形例の固定部材の斜視図、図24はシート型トランスの縦断面図である。図23および図24に示すように、第4変形例の固定部材70は、一端側(図23において左側)にのみ腕部70bが設けられた略L字型に形成されており、本体部70aの他端側には、ねじ穴67が形成されている。本体部70aおよび腕部70bは、内側に湾曲形成されて弾性を有する。腕部70bの先端は、僅かに側方に突出する。
固定部材70は、湾曲する本体部70aおよび腕部70bが、コア43の上面および左側面にそれぞれ当接して弾性力によって保持し、腕部70bの先端が収容体45の傾斜面45cに係合すると共に、本体部70aの他端側がねじ52によって側壁45dに固定される。その他の作用、効果は第5実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態のシート型トランスについて、図25に基づいて説明する。なお、第6実施形態のシート型トランスは、収納ケース(収容体)の形状が異なる以外は、図24に示す第4変形例のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図25はシート型トランスの縦断面図である。図25に示すように、第6実施形態の収容体45は、傾斜面45cおよび雌ねじ51を設けるために肉厚となった部分を利用して、収容体45の外壁に放熱フィン71が設けられている。放熱フィン71を設けることによって収容体45(収納ケース47)の表面積を増加させることができ、放熱性能が向上する。その他の作用、効果は第4変形例のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態のシート型トランスについて、図26および図27に基づいて説明する。なお、第7実施形態のシート型トランスは、固定部材の形状が一部異なる以外は、図16および図17に示す第4実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図26は第7実施形態の固定部材の斜視図、図27はシート型トランスの縦断面図である。図26および図27に示すように、第7実施形態の固定部材64は、本体部64aと1対の腕部64bを備え、略コの字型に形成されている。本体部64aには、切り込み加工が施されて上方に湾曲する第1湾曲部64a1と、下方に湾曲する第2湾曲部64a2とが形成されている。第1湾曲部64a1および第2湾曲部64a2は、湾曲することによって弾性を有する。
この固定部材64は、係止部64cを収容体45の傾斜面45cに係合させてコア43を固定したとき、第2湾曲部64a2がコア43(I型コア41)の上面に弾性力によって当接する。また、第1湾曲部64a1が蓋部46の裏面に弾性力によって当接する。これにより、I型コア41とE型コア42、およびコア43と収納ケース47とが確実に固定される。また、コア43、固定部材64、および収納ケース47(収容体45および蓋部46)間の接触圧が高められて、コア43の熱が効率よく固定部材64を介して収納ケース47に伝導される。その他の作用、効果は第4実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態のシート型トランスについて、図28および図29に基づいて説明する。なお、第8実施形態のシート型トランスは、固定部材の形状が第4変形例の固定部材と一部異なり、また放熱フィンを有する収容体に収容されている以外は、図23および図24に示す第4変形例のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図28は第8実施形態の固定部材の斜視図、図29はシート型トランスの縦断面図である。図28に示すように、固定部材70は、本体部70aと腕部70bとが、略L字型に形成されている。本体部70aには、切り込み加工が施されて上方に湾曲する第1湾曲部70a1と、下方に湾曲する第2湾曲部70a2とが形成されている。第1湾曲部70a1および第2湾曲部70a2は、湾曲することによって弾性を有する。
この固定部材70は、図29に示すように、腕部70bの先端を収容体45の傾斜面45cに係合させると共に、本体部70aの一端をねじ52で収容体45に固定したとき、第2湾曲部70a2がコア43(I型コア41)の上面に弾性力によって当接し、第1湾曲部70a1が蓋部46の裏面に弾性力によって当接する。これにより、I型コア41とE型コア42、およびコア43と収納ケース47とが確実に固定される。また、収容体47が放熱フィン71を有するので、コア43の熱が収容体47から効率的に放熱される。その他の作用、効果は第4変形例のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態のシート型トランスについて、図30および図31に基づいて説明する。なお、第9実施形態のシート型トランスは、固定部材の形状が図26および図27に示す第7実施形態の固定部材と一部異なる以外は同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図30は第9実施形態の固定部材の斜視図、図31はシート型トランスの縦断面図である。図30に示すように、第9実施形態の固定部材64は、腕部64bに略コの字型の切り込み加工が施されて、側外方に突出する突出部64dが形成されている。この固定部材64は、図31に示すように、突出部64dがプリント配線基板40の上面に当接してコア43を固定するので、プリント配線基板40の熱が突出部64d(固定部材64)を介して収容体47に伝導される。
これにより、プリント配線基板40を冷却することができ、実装している電子回路部品の信頼性が向上する。突出部64dの形状は、特に限定されることはなく、突出部64dとプリント配線基板40との接触面積が大きいほど効果的に放熱できることは当然である。その他の作用、効果は第7実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第10実施形態)
次に、第10実施形態のシート型トランスについて、図32および図33に基づいて説明する。なお、第10実施形態のシート型トランスは、固定部材の形状が図28および図29に示す第8実施形態の固定部材と一部異なる以外は同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図32は第10実施形態の固定部材の斜視図、図33はシート型トランスの縦断面図である。図32に示すように、第10実施形態の固定部材70は、上方に湾曲する第1湾曲部70a1と下方に湾曲する第2湾曲部70a2とからなる本体部70aを備える。本体部70aから略L字型に形成された腕部70bには、略コの字型の切り込み加工が施されて、側外方に突出する突出部70dが形成されている。
この固定部材70は、図33に示すように、突出部70dがプリント配線基板40の上面に当接してコア43を固定するので、プリント配線基板40の熱が突出部70d(固定部材70)を介して収容体47に伝導され、プリント配線基板40が冷却される。その他の作用、効果は第8および第9実施形態のシート型トランス100と同様であるので、説明を省略する。
(第11実施形態)
次に、第11実施形態のシート型トランスについて、図34および図35に基づいて説明する。なお、第11実施形態のシート型トランスは、プリント配線基板に電子回路部品が実装されている以外は第10実施形態のシート型トランスと同様であるので、同一部分には同一符号または相当符号を付して説明を簡略化または省略する。
図34は電子回路部品が実装されたプリント配線基板、およびコアの斜視図、図35はこのプリント配線基板が組み込まれたシート型トランス(電子機器)の縦断面図である。
図34に示すように、コイルパターン48、矩形貫通穴49、および切欠き53が形成されたプリント配線基板40には、入力用カプラ80、入力用電線81、出力用カプラ82、出力用電線83、抵抗、コンデンサ、FET、あるいはダイオードなどの各種電子回路部品84が実装されている。電子回路部品84は、他の機器を制御するなどの目的とする機能を達成するために必要に応じて適宜選択される。
このような電子回路部品84が実装されたプリント配線基板40は、図35に示すように、固定部材70によってコア43と共に収容体45に固定され、開口が蓋部46で閉鎖されて収納ケース47内に収容されて電子機器100を構成する。蓋部46は、他の機器、あるいは器具などへの固定のための嵌合突起部46a、取付けねじ85、嵌合パッキン86などを有する。
なお、本発明の電子機器は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。例えば、前述した各実施形態において、電子機器としてシート型トランスを例示したが、本発明の電子機器はシート型トランスだけに限定されるものではなく、任意の機器に適用可能である。
その他、前述した各実施形態において例示したコイルパターン、貫通穴、切欠き、プリント配線基板、コア、固定部材、収納ケース、突起部、電子機器、スリット部、蓋部、当接部、放熱フィン、第1湾曲部、第2湾曲部、突出部、電子回路部品等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の第1実施形態に係るシート型トランスの分解斜視図 (a)は図1に示す固定部材の斜視図、(b)は固定部材の正面図、(c)は収納ケースに設けられた突起部の形状を示す説明図 シート型トランスの縦断面図 プリント配線基板に形成されたコイルパターンの具体例を示す図 固定部材の本体部と収納ケースとを接触させたシート型トランスの縦断面図 第1変形例のプリント配線基板およびコアの斜視図 第1変形例のシート型トランスの縦断面図 第2変形例のシート型トランスの分解斜視図 本発明の第2実施形態に係る固定部材のコア保持部の斜視図 本発明の第2実施形態に係る固定部材の蓋部の斜視図 図9に示す固定部材が収納ケースに係合固定される状態を示す縦断面図 図9に示すコアを保持するコア保持部に蓋部が嵌合する状態を示す縦断面図 図9に示す固定部材のコア保持部に蓋部が嵌合した状態を示す縦断面図 本発明の第3実施形態に係る収納ケースに収容されたコアに固定部材が取り付けられる状態を示す縦断面図 図14に示す固定部材が収納ケースに固定された状態を示す縦断面図 本発明の第4実施形態に係る固定部材の斜視図 本発明の第4実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 第3変形例の固定部材の斜視図 第3変形例のシート型トランスの縦断面図 固定部材の底部に窪み部を設けた変形例のシート型トランスの縦断面図 本発明の第4実施形態に係る固定部材の斜視図 本発明の第4実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 第4変形例の固定部材の斜視図 第4変形例のシート型トランスの縦断面図 本発明の第6実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 本発明の第7実施形態に係る固定部材の斜視図 本発明の第7実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 本発明の第8実施形態に係る固定部材の斜視図 本発明の第8実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 本発明の第9実施形態に係る固定部材の斜視図 本発明の第9実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 本発明の第10実施形態に係る固定部材の斜視図 本発明の第10実施形態に係るシート型トランスの縦断面図 電子回路部品が実装されたプリント配線基板、およびコアの斜視図 図34に示すプリント配線基板が組み込まれた第11実施形態のシート型トランスの縦断面図 従来のシート型トランスの縦断面図 従来の他のシート型トランスの縦断面図
符号の説明
40 プリント配線基板
41 I型コア
42 E型コア
43 コア
44 固定部材
44a 本体部(当接部)
45 収容体
45b 突起部
46 蓋部
47 収納ケース
48 コイルパターン
49 貫通穴
53 切欠き
54 スリット部
55 固定部材
60 固定部材
64 固定部材
64a1 第1湾曲部(当接部)
64a2 第2湾曲部
64d 突出部
65 固定部材
66 固定部材
70 固定部材
70a1 第1湾曲部(当接部)
70a2 第2湾曲部
70d 突出部
71 放熱フィン
84 電子回路部品
100 シート型トランス(電子機器)

Claims (9)

  1. コイルパターンと、該コイルパターンに隣接して設けられた貫通穴もしくは切欠きと、を有するプリント配線基板と、
    前記貫通穴もしくは切欠きに貫通配置されたコアと、
    前記コアを固定する少なくとも1つの固定部材と、
    前記固定部材を内部に収容可能な収納ケースと、
    を備え、
    前記収納ケースは、その内面に前記固定部材と嵌合する少なくとも1つの突起部を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記固定部材は、少なくとも1つの固定部材が前記収納ケースに固定されることを特徴とする請求項1に記載した電子機器。
  3. 前記収納ケースは、その内面にスリット部を有し、
    少なくとも1つの前記固定部材は、前記スリット部のスリット幅より大きな寸法の先端部を備え、
    前記先端部を前記スリット部に圧入することによって、前記固定部材が前記収納ケースに固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載した電子機器。
  4. 前記固定部材は、少なくとも1部に前記収納ケースの蓋部と接触する当接部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載した電子機器。
  5. 前記固定部材は、弾性を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載した電子機器。
  6. 前記収納ケースは、少なくとも1部に放熱フィンを備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載した電子機器。
  7. 前記固定部材は、その上面に、弾性を有し上方に湾曲する第1湾曲部と、弾性を有し下方に湾曲する第2湾曲部とを備え、
    前記第1湾曲部が前記蓋部に接触すると共に、前記第2湾曲部が前記コアに接触して前記コアを前記収納ケースに固定することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載した電子機器。
  8. 前記固定部材の少なくとも一つの側面は、側外方に突出して前記プリント配線基板に当接する突出部を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載した電子機器。
  9. 前記プリント配線基板は、電子回路部品が実装されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載した電子機器。
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