JP5039622B2 - ポジ型レジスト組成物及びこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents
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Description
これらのKrFエキシマレーザー光、電子線、あるいはEUV光を用いたリソグラフィープロセスに適したレジストとしては高感度化の観点から主に酸触媒反応を利用した化学増幅型レジストが用いられており、ポジ型レジストにおいては主成分として、アリカリ現像液には不溶又は難溶性で、酸の作用によりアリカリ現像液に可溶となる性質を有するフェノール性ポリマー(以下、フェノール性酸分解性樹脂と略す)、及び酸発生剤からなる化学増幅型レジスト組成物が有効に使用されている。
これらの低分子フェノール化合物を主成分に用いたレジスト組成物においては、高い溶解コントラストが得られるが、その一方で、疎密依存性、露光マージンが不足するとの問題点があった。
〔1〕
(A)酸の作用によりアルカリ現像液に可溶となる性質をもつ、フェノール性水酸基を有する重量平均分子量1500〜3500の樹脂、及び、(B)活性光線又は放射線の照射によりスルホン酸を発生する化合物を含有し、23℃常圧におけるテトラメチルアンモニウムヒドロキシド 2.38wt%水溶液に対する露光部と非露光部の溶解速度の比が200〜5000倍の範囲にあるポジ型レジスト組成物であって、樹脂(A)が、さらに、環状炭化水素構造を有する、アルカリ不溶かつ酸に対して不活性な繰り返し単位を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
〔2〕
樹脂(A)が下記一般式(1)および(2)で表される繰り返し単位の少なくとも一方を含有する事を特徴とする〔1〕のポジ型レジスト組成物。
R 1 およびR 2 は各々独立して水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシアノ基を表す。
Xは、各々独立に、環状炭化水素構造を含有する、酸の作用により脱離する基を表す。
R 3 は、一価の有機基、ニトロ基または、ハロゲン原子を表す。
nは0〜4の整数を表す。
〔3〕
樹脂(A)のガラス転移温度が100℃〜150℃であることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載のポジ型レジスト組成物。
〔4〕
〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物により形成されるレジスト膜。
〔5〕
〔4〕に記載のレジスト膜を露光、現像を行うことを特徴とするパターン形成方法。
本発明は上記の〔1〕〜〔5〕に関するものであるが、その他の事項についても記載した。
<1>
(A)酸の作用によりアルカリ現像液に可溶となる性質をもつ、フェノール性水酸基を有する重量平均分子量1500〜3500の樹脂、及び、(B)活性光線又は放射線の照射によりスルホン酸を発生する化合物を含有し、23℃常圧におけるテトラメチルアンモニウムヒドロキシド 2.38wt%水溶液に対する露光部と非露光部の溶解速度の比が200〜5000倍の範囲にあるポジ型レジスト組成物。
樹脂(A)が下記一般式(1)および(2)で表される繰り返し単位の少なくとも一方を含有する事を特徴とする上記<1>に記載のポジ型レジスト組成物。
R1およびR2は各々独立して水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシアノ基を表す。
Xは、各々独立に、環状炭化水素構造を含有する、酸の作用により脱離する基を表す。
R3は、一価の有機基、ニトロ基または、ハロゲン原子を表す。
nは0〜4の整数を表す。
樹脂(A)が、さらに、環状炭化水素構造を有する、アルカリ不溶かつ酸に対して不活性な繰り返し単位を含有することを特徴とする上記<2>に記載のポジ型レジスト組成物。
樹脂(A)のガラス転移温度が100℃〜200℃であることを特徴とする上記<1>〜<3>のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物。
上記<1>〜<4>のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物によりレジスト膜を形成し、露光、現像を行うことを特徴とするパターン形成方法。
尚、本明細書における基(原子団)の表記において、置換及び無置換を記していない表記は置換基を有さないものと共に置換基を有するものをも包含するものである。例えば「アルキル基」とは、置換基を有さないアルキル基(無置換アルキル基)のみならず、置換基を有するアルキル基(置換アルキル基)をも包含するものである。
本発明において使用される樹脂(A)は、酸の作用により分解して、アルカリ現像液に対する溶解速度が増大する性質をもつ、フェノール性水酸基を有する重量平均分子量1500〜3500の樹脂であり、アルカリ現像液には不溶又は難溶性で、酸の作用によりアルカリ現像液に可溶となる性質を有する。
ここで、増大する溶解速度の比率は、パターン露光後に現像を行った際に、露光部と非露光部での溶解速度の差(溶解コントラスト)に相当する。
本発明においては、代表的なアルカリ現像液であるテトラメチルアンモニウムヒドロキシド 2.38wt%水溶液に対する23℃常圧(1気圧)における溶解速度の差をこの指標とした。
本発明のポジ型レジスト組成物の溶解速度は上記条件で、200〜5000倍の範囲で増大し、好ましくは300〜2000倍、より好ましくは500〜1000倍の範囲で増大する。
より詳しくは、溶解コントラストを抑制するには、1.樹脂の分子量を大きくする、2.分子量分散度を大きくする、3.酸の作用により脱離する基のサイズを小さくする、4.酸の作用により脱離する基の疎水性を小さくする、5.酸の作用により発生する酸性基のpKaを大きくする、6.酸の作用により発生する樹脂の親水性を下げる、7.酸の作用により発生する樹脂のガラス転移温度を下げるといった方法が有効であり、反対に、溶解コントラストを上げる場合には逆の方法が有効である。
本発明の、フェノール性水酸基を有する重量平均分子量1500〜3500の樹脂においては、上記方法の内、2.分子量分散度を小さくする、3.酸の作用により脱離する基のサイズを大きくする、4.酸の作用により脱離する基の疎水性を大きくする、7.酸の作用により発生する樹脂のガラス転移温度を高める事がより有用である。
2.分子量分散度を小さくするについては、リビング重合法による樹脂合成法(例えば、後述のリビングラジカル重合法、通常の重合法で合成した樹脂をゲル分画クロマトグラフィーにて分画する方法もしくは溶剤にて分別する方法などが挙げられる。
3.酸の作用により脱離する基のサイズ、および、4.酸の作用により脱離する基の疎水性については、後述するように、芳香環或いは脂環式の環状炭化水素構造であることが好ましい。
7.酸の作用により発生する樹脂のガラス転移温度を高める方法としては、ポリマーの運動性を抑制する特性を有するモノマー、例えば、重合性C=C基の置換基のうちの2つが結合して環を形成しているモノマー(環状モノマー)、側鎖に水素結合性の連結基(例えばアミド基、ウレイド基など)を有するモノマー、側鎖に立体的に大きなサイズの構造を有するモノマーを導入する方法が挙げられる。こういったポリマーの運動性を抑制する特性を有するモノマーは、樹脂の繰り返し単位中5〜30モル%、さらに好ましくは10〜25モル%の範囲で含有する事が好ましい。
酸の作用によりアルカリ現像液に可溶となる樹脂とは、例えば、一般式(1)で表される繰り返し単位に対応する(メタ)アクリルモノマーのように、酸の作用によりアルカリ可溶性基を生じるモノマーを含有する樹脂であり、後述の酸分解性基を含有する樹脂である。すなわち、一般式(1)で表される繰り返し単位に対応する(メタ)アクリルモノマーにおいては、酸の作用によりXが離脱し、モノマーにはカルボキシル基が形成される。
R1およびR2は各々独立して水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシアノ基を表す。
Xは、各々独立に、環状炭化水素構造を含有する、酸の作用により脱離する基を表す。
R3は、一価の有機基、ニトロ基または、ハロゲン原子を表す。
nは0〜4の整数を表す。
R11は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基又はsec−ブチル基を表し、Zは、炭素原子とともに環状炭化水素を形成するのに必要な原子団を表す。
R12〜R16は、各々独立に、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は炭化水素基を表し、但し、R12〜R14のうち少なくとも1つ、もしくはR15、R16のいずれかは環状炭化水素を表す。
R17〜R21は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は環状炭化水素を表し、但し、R17〜R21のうち少なくとも1つは環状炭化水素を表す。また、R19、R21のいずれかは炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐のアルキル基又は環状炭化水素を表す。
R22〜R25は、各々独立に、水素原子、炭素数1〜4個の、直鎖もしくは分岐の炭化水素基または環状炭化水素を表し、但し、R22〜R25のうち少なくとも1つは環状炭化水素を表す。また、R23とR24は、互いに結合して環を形成していてもよい。
また、上記アルキル基の更なる置換基としては、炭素数1〜4個のアルコキシ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、アシル基、アシロキシ基、シアノ基、水酸基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基等を挙げることができる。
以下に、環状炭化水素のうち、環状炭化水素部分の構造例を示す。
R3としてのアルキル基は、置換基を有していてもよく、例えば炭素数1〜8個のアルキル基であって、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、ヘキシル基、オクチル基を好ましく挙げることができる。
R3としてのアルコキシ基は、置換基を有していてもよく、例えば炭素数1〜8の上記アルコキシ基であり、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基等を挙げることができる。
式(2)において、OH基はベンゼン環上のどの位置にあってもよいが、好ましくはスチレン骨格のメタ位かパラ位であり、特に好ましくはパラ位である。
本発明において酸に対して不活性とは、酸発生剤から発生した酸とは実質的は化学反応をおこささないことをいう。
式(A4)中、
R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はシアノ基を表す。
R3は酸の作用による分解性を有しない1価の有機基、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基を表す。
pは0〜5の整数を表す。pが2以上の場合、複数存在するR3はそれぞれ同じでも異なっていてもよい。
酸の作用により分解しない基(酸安定基ともいう)としては、具体的には、シクロアルキル基、アルケニル基、シクロアルキルオキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルアミドメチルオキシ基、アルキルアミド基、アリールアミドメチル基、アリールアミド基等が挙げられる。酸安定基としては、好ましくは、シクロアルキル基、アルキルカルボニルオキシ基、シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミドオキシ基、アルキルアミド基であり、より好ましくは、シクロアルキル基、アルキルカルボニルオキシ基、シクロアルキルオキシ基、アリールオキシ基である。酸安定基において、シクロアルキル基としてはシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基の様な炭素数3〜10個のものが好ましく、アルケニル基としてはビニル基、プロペニル基、アリル基、ブテニル基の様な炭素数2〜4個のものが好ましい。
R3は、水素原子であることが好ましい。
樹脂(A)における一般式(2)で表される繰り返し単位の含有率は、全繰り返し単位中、20〜97モル%が好ましく、より好ましくは30〜95モル%であり、特に好ましくは、50〜95モル%である。基板への密着不良やスカム抑制の点から20%以上が好ましく、未露光部の膜減りや解像力低下を確実に防止する点で97モル%以下が好ましい。
さらに、樹脂(A)は、一般式(1)に含まれる酸分解性基以外に、他の酸分解性基を有するモノマーを含有していてもよく、他の酸分解性基としては、例えば、−C(=O)−X1-R0で表されるものを挙げることができる。
ここで、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーのポリスチレン換算値をもって定義される。
樹脂(A)の添加量は、総量として、ポジ型レジスト組成物の全固形分に対し、通常10〜96質量%であり、好ましくは15〜96質量%であり、特に好ましくは20〜95質量%である。
本発明のポリマーは、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重合のいずれの方法を用いても重合することが出来るが、共重合反応制御の観点からラジカル重合法が好ましい。
また分子量、分子量分布制御の観点からリビングラジカル重合法を用いることが更にこのましく、具体的にはニトロキシド化合物、原子移動重合法系、RAFT剤から選ばれる化合物とラジカル重合開始剤(アゾ系、過酸化物系)とを併用する方法が挙げられる。酸分解性保護基の導入は、酸分解性保護基をもつモノマーを共重合する方法、フェノール性水酸基等のアルカリ可溶性水酸基もしくはカルボキシル基を持つ樹脂に対して保護基を導入する方法のいずれでも可能である。
本発明のレジスト組成物は、活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物(酸発生剤)として、活性光線又は放射線の照射によりスルホン酸を発生する化合物を含有し、好ましくは更に活性光線又は放射線の照射によりカルボン酸を発生する化合物を含有する。
本発明の感光性組成物は活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物を含有する。
そのような光酸発生剤としては、光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマイクロレジスト等に使用されている活性光線又は放射線の照射により酸を発生する公知の化合物及びそれらの混合物を適宜に選択して使用することができる。
X-は、非求核性アニオンを表し、好ましくはスルホン酸アニオン、カルボン酸アニオン、ビス(アルキルスルホニル)アミドアニオン、トリス(アルキルスルホニル)メチドアニオン、BF4 -、PF6 -、SbF6 -などが挙げられ、好ましくは炭素原子を含有する有機アニオンである。
Rc1は有機基を表す。
Rc1における有機基として炭素数1〜30のものが挙げられ、好ましくは置換していてもよいアルキル基、アリール基、またはこれらの複数が、単結合、−O−、−CO2−、−S−、−SO3−、−SO2N(Rd1)−などの連結基で連結された基を挙げることができる。Rd1は水素原子、アルキル基を表し、結合しているアルキル基、アリール基と環構造を形成してもよい。
Rc1の有機基としてより好ましくは1位がフッ素原子またはフロロアルキル基で置換されたアルキル基、フッ素原子またはフロロアルキル基で置換されたフェニル基である。
フッ素原子またはフロロアルキル基を有することにより、光照射によって発生した酸の酸性度が上がり、感度が向上する。Rc1において炭素原子を5個以上有する時、少なくとも1つの炭素原子は水素原子で置換されていることが好ましく、水素原子の数がフッ素原子より多いことがより好ましい。炭素数5以上のパーフロロアルキル基を有さないことにより生態への毒性が軽減する。
Rc3、Rc4、Rc5は各々独立して有機基を表す。Rc3、Rc4、Rc5の有機基として好ましくはRc1における好ましい有機基と同じものを挙げることができる。
Rc3とRc4とが結合して環を形成していてもよい。
Rc3とRc4とが結合して形成される基としてはアルキレン基、アリーレン基が挙げられる。好ましくは炭素数2−4のパーフロロアルキレン基である。Rc3とRc4とが結合して環を形成することにより光照射によって発生した酸の酸性度が上がり、感度が向上し、好ましい。
また、R201〜R203のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。
R201〜R203の内の2つが結合して形成する基としては、アルキレン基(例えば、ブチレン基、ペンチレン基)を挙げることができる。
R201、R202及びR203としての有機基の具体例としては、後述する化合物(ZI−1)、(ZI−2)、(ZI−3)における対応する基を挙げることができる。
アリールスルホニウム化合物は、R201〜R203の全てがアリール基でもよいし、R201〜R203の一部がアリール基で、残りがアルキル基でもよい。
アリールスルホニウム化合物としては、例えば、トリアリールスルホニウム化合物、ジアリールアルキルスルホニウム化合物、アリールジアルキルスルホニウム化合物を挙げることができる。
アリールスルホニウム化合物のアリール基としてはフェニル基、ナフチル基などのアリール基、インドール残基、ピロール残基、などのヘテロアリール基が好ましく、更に好ましくはフェニル基、インドール残基である。アリールスルホニム化合物が2つ以上のアリール基を有する場合に、2つ以上あるアリール基は同一であっても異なっていてもよい。
アリールスルホニウム化合物が必要に応じて有しているアルキル基は、炭素数1〜15の直鎖、分岐又は環状アルキル基が好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘキシル基等を挙げることができる。
R201〜R203のアリール基、アルキル基は、アルキル基(例えば炭素数1〜15)、アリール基(例えば炭素数6−から14)、アルコキシ基(例えば炭素数1〜15)、ハロゲン原子、水酸基、フェニルチオ基を置換基として有してもよい。好ましい置換基としては炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状アルキル基、炭素数1〜12の直鎖、分岐又は環状のアルコキシ基であり、最も好ましくは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基である。置換基は、3つのR201〜R203のうちのいずれか1つに置換していてもよいし、3つ全てに置換していてもよい。また、R201〜R203がアリール基の場合に、置換基はアリール基のp−位に置換していることが好ましい。
化合物(ZI−2)は、式(ZI)におけるR201〜R203が、各々独立に、芳香環を含有しない有機基を表す場合の化合物である。ここで芳香環とは、ヘテロ原子を含有する芳香族環も包含するものである。
R201〜R203としての芳香環を含有しない有機基は、一般的に炭素数1〜30、好ましくは炭素数1〜20である。
R201〜R203は、各々独立に、好ましくはアルキル基、2−オキソアルキル基、アルコキシカルボニルメチル基、アリル基、ビニル基であり、更に好ましくは直鎖、分岐、環状2−オキソアルキル基、アルコキシカルボニルメチル基、最も好ましくは直鎖、分岐2−オキソアルキル基である。
R201〜R203としての2−オキソアルキル基は、直鎖、分岐、環状のいずれであってもよく、好ましくは、上記のアルキル基の2位に>C=Oを有する基を挙げることができる。
R201〜R203としてのアルコキシカルボニルメチル基におけるアルコキシ基としては、好ましくは炭素数1〜5のアルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基)を挙げることができる。
R201〜R203は、ハロゲン原子、アルコキシ基(例えば炭素数1〜5)、水酸基、シアノ基、ニトロ基によって更に置換されていてもよい。
R201〜R203のうち2つが結合して環構造を形成してもよく、環内に酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合、カルボニル基を含んでいてもよい。R201〜R203の内の2つが結合して形成する基としては、アルキレン基(例えば、ブチレン基、ペンチレン基)を挙げることができる。
R6c及びR7cは、水素原子又はアルキル基を表す。
Rx及びRyは、各々独立に、アルキル基、2−オキソアルキル基、アルコキシカルボニルメチル基、アリル基、又はビニル基を表す。
R1c〜R5c中のいずれか2つ以上、及びRxとRyは、それぞれ結合して環構造を形成しても良く、この環構造は、酸素原子、硫黄原子、エステル結合、アミド結合を含んでいてもよい。
R1c〜R5cとしてのアルコキシ基は、直鎖、分岐、環状のいずれであってもよく、例えば炭素数1〜10のアルコキシ基、好ましくは、炭素数1〜5の直鎖及び分岐アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、直鎖又は分岐プロポキシ基、直鎖又は分岐ブトキシ基、直鎖又は分岐ペントキシ基)、炭素数3〜8の環状アルコキシ基(例えば、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基)を挙げることができる。
好ましくはR1c〜R5cのうちいずれかが直鎖、分岐、環状アルキル基、又は直鎖、分岐、環状アルコキシ基であり、更に好ましくはR1cからR5cの炭素数の和が2〜15である。これにより、より溶剤溶解性が向上し、保存時にパーティクルの発生が抑制される。
2−オキソアルキル基は、R1c〜R5cとしてのアルキル基の2位に>C=Oを有する基を挙げることができる。
アルコキシカルボニルメチル基におけるアルコキシ基については、R1c〜R5cとしてのアルコキシ基と同様のものを挙げることができる。
Rx及びRyが結合して形成する基としては、ブチレン基、ペンチレン基等を挙げることができる。
R204〜R207のアリール基としてはフェニル基、ナフチル基が好ましく、更に好ましくはフェニル基である。
R204〜R207としてのアルキル基は、直鎖、分岐、環状のいずれであってもよく、好ましくは、炭素数1〜10の直鎖又は分岐アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基)、炭素数3〜10の環状アルキル基(シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ノルボニル基)を挙げることができる。
R204〜R207が有していてもよい置換基としては、例えば、アルキル基(例えば炭素数1〜15)、アリール基(例えば炭素数6〜15)、アルコキシ基(例えば炭素数1〜15)、ハロゲン原子、水酸基、フェニルチオ基等を挙げることができる。
X-は、非求核性アニオンを表し、一般式(I)に於けるX-の非求核性アニオンと同様のものを挙げることができる。
R208は、置換若しくは未置換のアルキル基又は置換若しくは未置換のアリール基を表す。
R209及びR210置換若しくは未置換のアルキル基又は置換若しくは未置換のアリール基、電子吸引性基を表す。R209として好ましくは置換若しくは未置換のアリール基である。
R210として好ましくは電子吸引性基であり、より好ましくはシアノ基、フロロアルキル基である。
Aは、置換若しくは未置換のアルキレン基、置換若しくは未置換のアルケニレン基又は置換若しくは未置換のアリーレン基を表す。
酸発生剤の組成物中の含量は、レジスト組成物の全固形分を基準として、0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは1〜7質量%である。
本発明においては、有機塩基性化合物を用いることが、解像力などの性能向上、保存安定性の向上などの観点から好ましい。有機塩基性化合物としては、窒素原子を含む化合物(含窒素塩基性化合物)がさらに好ましい。
本発明において好ましい有機塩基性化合物は、フェノールよりも塩基性の強い化合物である。
好ましい化学的環境として、下記式(A)〜(E)の構造を挙げることができる。式(B)〜(E)は、環構造の一部であってもよい。
R200 、R201 及びR202としてのアルキル基、シクロアルキル基及びアリール基は、置換基を有していてもよい。置換基を有するアルキル基及びシクロアルキル基としては、炭素数1〜20個のアミノアルキル基及びアミノシクロアルキル基、及び炭素数1〜20個のヒドロキシアルキル基が好ましい。
式(E)において、R203 、R204 、R205 及びR206 は、同一でも異なってもよく、炭素数1〜6個のアルキル基及びシクロアルキル基を表す。
更に好ましい化合物は、一分子中に異なる化学的環境の窒素原子を2個以上有する含窒素塩基性化合物であり、特に好ましくは、置換もしくは未置換のアミノ基と窒素原子を含む環構造の両方を含む化合物もしくはアルキルアミノ基を有する化合物である。
これらの含窒素塩基性化合物は、単独であるいは2種以上一緒に用いられる。
これらの中では、特に炭素数1〜8のテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ-(n-ブチル)アンモニウムヒドロキシド等)が好ましい。これらの含窒素塩基性化合物は、単独であるいは2種以上一緒に用いられる。
本発明においては、界面活性剤類を用いることができ、製膜性、パターンの密着性、現像欠陥低減等の観点から好ましい。
これらの界面活性剤は単独で添加してもよいし、また、いくつかの組み合わせで添加することもできる。
これらの界面活性剤として、例えば特開昭62−36663号公報、特開昭61−226746号公報、特開昭61−226745号公報、特開昭62−170950号公報、特開昭63−34540号公報、特開平7−230165号公報、特開平8−62834号公報、特開平9−54432号公報、特開平9−5988号公報、特開2002−277862号公報、米国特許第5405720号明細書、同5360692号明細書、同5529881号明細書、同5296330号明細書、同5436098号明細書、同5576143号明細書、同 5294511号明細書、同5824451号明細書記載の界面活性剤を挙げることができ、下記市販の界面活性剤をそのまま用いることもできる。
使用できる市販の界面活性剤として、例えばエフトップEF301、EF303、(新秋田化成(株)製)、フロラードFC430、431(住友スリーエム(株)製)、メガファックF171、F173、F176、F189、R08(大日本インキ化学工業(株)製)、サーフロンS−382、SC101、102、103、104、105、106(旭硝子(株)製)、トロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)等のフッ素系界面活性剤又はシリコン系界面活性剤を挙げることができる。またポリシロキサンポリマーKP−341(信越化学工業(株)製)もシリコン系界面活性剤として用いることができる。
フルオロ脂肪族基を有する重合体としては、フルオロ脂肪族基を有するモノマーと(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート及び/又は(ポリ(オキシアルキレン))メタクリレートとの共重合体が好ましく、不規則に分布しているものでも、ブロック共重合していてもよい。また、ポリ(オキシアルキレン)基としては、ポリ(オキシエチレン)基、ポリ(オキシプロピレン)基、ポリ(オキシブチレン)基などが挙げられ、また、ポリ(オキシエチレンとオキシプロピレンとオキシエチレンとのブロック連結体)やポリ(オキシエチレンとオキシプロピレンとのブロック連結体)基など同じ鎖長内に異なる鎖長のアルキレンを有するようなユニットでもよい。さらに、フルオロ脂肪族基を有するモノマーと(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体は2元共重合体ばかりでなく、異なる2種以上のフルオロ脂肪族基を有するモノマーや、異なる2種以上の(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)などを同時に共重合した3元系以上の共重合体でもよい。
例えば、市販の界面活性剤として、メガファックF178、F−470、F−473、F−475、F−476、F−472(大日本インキ化学工業(株)製)を挙げることができる。さらに、C6F13基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、C6F13基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシエチレン))アクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシプロピレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、C8F17基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシアルキレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、C8F17基を有するアクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシエチレン))アクリレート(又はメタクリレート)と(ポリ(オキシプロピレン))アクリレート(又はメタクリレート)との共重合体、などを挙げることができる。
本発明のポジ型レジスト組成物には必要に応じて、さらに、染料、光塩基発生剤などを含有させることができる。
本発明においては、染料を用いることができる。
好適な染料としては油性染料及び塩基性染料がある。具体的にはオイルイエロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS,オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブラックBS、オイルブラックT−505(以上オリエント化学工業株式会社製)、クリスタルバイオレット(CI42555)、メチルバイオレット(CI42535)、ローダミンB(CI45170B)、マラカイトグリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI52015)等を挙げることができる。
本発明の組成物に添加できる光塩基発生剤としては、特開平4−151156号、同4−162040号、同5−197148号、同5−5995号、同6−194834号、同8−146608号、同10−83079号、欧州特許622682号に記載の化合物が挙げられ、具体的には、2−ニトロベンジルカルバメート、2,5−ジニトロベンジルシクロヘキシルカルバメート、N−シクロヘキシル−4−メチルフェニルスルホンアミド、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル−N−イソプロピルカーバメート等が好適に用いることができる。これらの光塩基発生剤は、レジスト形状などの改善を目的とし添加される。
本発明のレジスト組成物は、上記各成分を溶解する溶剤に溶かして支持体上に塗布する。全レジスト成分の固形分濃度として、通常2〜30質量%とすることが好ましく、3〜25質量%がより好ましい。
ここで使用する溶媒としては、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、2−ヘプタノン、γ−ブチロラクトン、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフラン等が好ましく、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。
これらの現像液の中で好ましくは第四アンモニウム塩、更に好ましくは、テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド、コリンである。
アルカリ現像液のアルカリ濃度は、通常0.1〜20質量%である。 アルカリ現像液のpHは通常10〜15である。
p−アセトキシスチレン、(4'−ヒドロキシフェニル)メタクリレートを60/40の割合(モル比率)で仕込み、テトラヒドロフランに溶解し、固形分濃度20質量%の溶液100mLを調製した。この溶液に、メルカプトプロピオン酸メチル3mol%、および和光純薬工業(株)製重合開始剤V−65を4mol%を加え、これを窒素雰囲気下、4時間かけて60℃に加熱したテトラヒドロフラン10mLに滴下した。滴下終了後、反応液を4時間加熱、再度V−65を1mol%添加し、4時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却し、ヘキサン3Lに晶析、析出した白色粉体をろ過により集めた。
C13NMRから求めたポリマーの組成比は58/42であった。また、GPC測定により求めた標準ポリスチレン換算の重量平均分子量は9500、分散度(Mw/Mn)は1.75であった。
得られた樹脂を真空乾燥した後、脱水THF(テトラヒドロフラン)100mlに溶解させた。そこへシクロヘキシルビニルエーテル10mlを添加、攪拌したところへ、p−トルエンスルホン酸100mgを添加し、3時間反応させた。
反応液にトリエチルアミン1mlを添加し中和した後、酢酸エチル200mlを添加、さらに蒸留水500mlを加えて分液、洗浄を3回繰り返した。酢酸エチル層をヘキサン再沈して目的の樹脂B−3(組成モル比(43/15/32/10)、重量平均分子量2500、分散度1.30を得た。そのガラス転移温度をDSCにて測定したところ110℃を示した。
p−アセトキシスチレン、インダン90/10の割合(モル比率)で仕込み、テトラヒドロフラン/メタノール(体積比1:4)に溶解した後、固形分濃度20質量%の溶液100mLを調製した。この溶液に和光純薬工業(株)製重合開始剤V−65を仕込みモノマーに対して2mol%加え、これを窒素雰囲気下、4時間かけて60℃に加熱したメタノール30mlに滴下した。滴下終了後、反応液を4時間加熱、再度V−65を仕込みモノマーに対して1mol%添加し、4時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却したところに、メタノール300mLを添加し、析出した白色粉体をろ過により集めた。白色粉体をテトラヒドロフランに溶解させたところにヘキサンを添加、析出ポリマーを回収する操作を3回繰り返した。
13C−NMRから求めたポリマーの組成比は90/10であった。また、GPC測定により求めた標準ポリスチレン換算の重量平均分子量は2300、分散度(Mw/Mn)は1.35であった。
得られた樹脂を酢酸エチル150mLに溶解したところに、ナトリウムメトキシド(28%溶液)10mlを添加、室温で20分拡攪拌した。1N塩酸で中和した後、蒸留水で5回分液洗浄した後、酢酸エチル層をヘキサン再沈して粉体を回収した。
真空乾燥した後、脱水THF100mlに溶解させた。そこへシクロヘキシルビニルエーテル10mlを添加、攪拌したところへ、p−トルエンスルホン酸100mgを添加し、3時間反応させた。反応液にトリエチルアミン1mlを添加し中和した後、酢酸エチル200mlを添加、さらに蒸留水500mlを加えて分液、洗浄を3回繰り返した。酢酸エチル層をヘキサン再沈して目的の樹脂(組成モル比(70/20/10)、重量平均分子量2500、分散度1.35を得た。そのガラス転移温度をDSCにて測定したところ、105℃を示した。
p−アセトキシスチレン、(6−ヒドロキシナフチル)メタクリルアミド 80/20の割合(モル比率)で仕込み、テトラヒドロフラン/メトキシエタノール(体積比1:3)に溶解した後、固形分濃度20質量%の溶液100mLを調製した。この溶液に和光純薬工業(株)製重合開始剤V−65を仕込みモノマーに対して2mol%加え、これを窒素雰囲気下、4時間かけて60℃に加熱したメタノール30mlに滴下した。滴下終了後、反応液を4時間加熱、再度V−65を仕込みモノマーに対して1mol%添加し、4時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却したところに、メタノール300mLを添加し、析出した白色粉体をろ過により集めた。白色粉体をテトラヒドロフランに溶解させたところにヘキサンを添加、析出ポリマーを回収する操作を3回繰り返した。
13C−NMRから求めたポリマーの組成比は80/20であった。また、GPC測定により求めた標準ポリスチレン換算の重量平均分子量は3000、分散度(Mw/Mn)は1.30であった。
得られた樹脂を酢酸エチル150mLに溶解したところに、ナトリウムメトキシド(28%溶液)10mlを添加、室温で20分拡攪拌した。
1N塩酸で中和した後、蒸留水で5回分液洗浄した後、酢酸エチル層をヘキサン再沈して粉体を回収した。
真空乾燥した後、脱水THF100mlに溶解させた。そこへシクロヘキシルビニルエーテル10mlを添加、攪拌したところへ、p−トルエンスルホン酸100mgを添加し、3時間反応させた。反応液にトリエチルアミン1mlを添加し中和した後、酢酸エチル200mlを添加、さらに蒸留水500mlを加えて分液、洗浄を3回繰り返した。酢酸エチル層をヘキサン再沈して目的の樹脂(組成モル比(50/30/20)、重量平均分子量3000、分散度1.30を得た。そのガラス転移温度をDSCにて測定したところ、105℃を示した。
尚、B−3*1は、B−3に対して、重合開始剤V−65の添加量を1質量%減らし、B−3*2は同様に1質量%増やすことにより得た。その他、*のついている樹脂についても同様に開始剤の量を増減することにより表記の樹脂を得た。
(1) ポジ型レジストの調製および塗設
樹脂B−3 0.93g
酸発生剤z2 0.06gをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート8.8gに溶解させ、さらに有機塩基性化合物としてD−1(下記参照)0.003g、及び界面活性剤としてメガファックF176(大日本インキ化学工業(株)製、以下W−1と略す)0.001gを添加、溶解させ、得られた溶液をポアサイズ0.1μmのポリエチレンフィルターで精密ろ過して、レジスト溶液を得た。
このレジスト溶液を6インチシリコンウェハー上に東京エレクトロン製スピンコーターMark8を用いて塗布し、110℃、90秒ベークして膜厚0.25μmの均一膜を得た。
レジスト膜に、電子線描画装置((株)日立製作所性HL750、加速電圧50KeV)を用いて電子線照射を行った。照射後に110℃、90秒ベークし、2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液を用いて60秒間浸漬した後、30秒間、水でリンスして乾燥した。得られたパターンを下記の方法で評価した。
得られたパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−4300)を用いて観察した。0.12μmライン(ライン:スペース=1:1)を解像する時の最小照射エネルギーを感度とした。
(2−2) パターン形状
上記の感度を示す照射量における0.12μmラインパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡((株)日立製作所製S−4300)を用いて観察し、良好、ラウンドトップ、T−トップの3段階評価を行った。
(2−3) 疎密依存性
上記の感度を示す照射量における0.12μmラインパターンにおける、密パターン(ライン:スペース=1:1)の線幅と、孤立パターンの線幅を測定し、その差を疎密依存性とした。
レジスト溶液を6インチシリコンウェハー上に東京エレクトロン製スピンコーターMark8を用いて塗布し、110℃、90秒ベークして膜厚0.25μmの均一膜を得た。
このレジスト膜に、電子線描画装置((株)日立製作所性HL750、加速電圧50KeV)を用いて電子線照射(オープンフレーム)、次いで110℃、90秒ベークを行った。リソテックジャパン社製レジスト溶解アナライザーを用いて、2.38質量%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液に対する露光部、未露光部の溶解速度を測定し、露光部溶解速度/未露光部溶解速度の比を溶解速度の増大比(溶解コントラスト)として算出した。
表2に示した化合物を用いて、実施例1と全く同様にしてレジスト調製・塗設、電子線露光評価を行った。評価結果を表2に示した。
〔有機塩基性化合物〕
D−1: トリ−n−ヘキシルアミン
D−2: 2,4,6−トリフェニルイミダゾール
D−3: テトラ−(n−ブチル)アンモニウムヒドロキシド
W−1:フッ素系界面活性剤、メガファックF-176(大日本インキ科学工業製)
W−2:フッ素/シリコン系界面活性剤、メガファックR08(大日本インキ化学工業製)
W−3:シリコン系界面活性剤、シロキサンポリマーKP341(信越化学工業製)
Claims (5)
- (A)酸の作用によりアルカリ現像液に可溶となる性質をもつ、フェノール性水酸基を有する重量平均分子量1500〜3500の樹脂、及び、(B)活性光線又は放射線の照射によりスルホン酸を発生する化合物を含有し、23℃常圧におけるテトラメチルアンモニウムヒドロキシド 2.38wt%水溶液に対する露光部と非露光部の溶解速度の比が200〜5000倍の範囲にあるポジ型レジスト組成物であって、樹脂(A)が、さらに、環状炭化水素構造を有する、アルカリ不溶かつ酸に対して不活性な繰り返し単位を含有することを特徴とするポジ型レジスト組成物。
- 樹脂(A)のガラス転移温度が100℃〜150℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポジ型レジスト組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のポジ型レジスト組成物により形成されるレジスト膜。
- 請求項4に記載のレジスト膜を露光、現像を行うことを特徴とするパターン形成方法。
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