JP5035966B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタ用のプラスチックレンズ鏡筒に関し、特に、レンズ全長が150mmを超えるような、しかも超広角なワイド系ズームレンズが組み込まれるプラスチックレンズ鏡筒に関する。
投写レンズによってスクリーンに拡大投写するプロジェクタが知られている。このプロジェクタは、室内で使用されることが多いため、前玉には超広角レンズが用いられ、後方には変倍光学系レンズ群からなるズームレンズが配置される。投写画像は、前玉の超広角レンズと後方のズームレンズとの間隔を変えることにより、スクリーン上の画像サイズが変わるようになっている。
レンズを組み込む鏡筒部品は、コストと重さの点から樹脂成形によるものが多い。そのため、全体の光軸精度を確保することが難しく、例えば3〜4mの投写距離で画面サイズが100インチ以上あるようなプロジェクタに使用するワイド系ズームレンズが組み込まれる鏡筒では、鏡筒の全長が長くなるので高精度の成形が非常に困難になる。特に、プロジェクタで使用するワイドズームレンズの場合、後玉のズーム(変倍光学系)レンズ群は可能な限り小径にして小型化を図るが、前群のレンズは超広角であるため径が大きくなり、それらを内包する鏡筒は、その接続部分で径寸法が大きく変化して段差が形成されることになる。レンズ鏡筒における段差は、鏡筒成形時の安定性を悪くし、レンズ鏡筒各部の寸法精度を確保するために時間とコストが掛かってしまう。中には時間とコストを掛けても目標とする精度が得られない場合もある。
このような光軸精度のあまり良くない鏡筒を用いるとプロジェクタによってスクリーン上に投写された画像の画質が劣化してしまう。このため、前群の超広角レンズを組み込む時にレンズ位置や光軸倒れの調整を行う必要があった。
下記特許文献1には、レンズの倒れ角の調整を簡単に行う方法が提案されている。これによると、レンズ当接面の複数箇所に位置決め溝を施し、円周上、外径側に突出した2箇所のレンズ当接部と1箇所の位置決め部を有した調整ワッシャーを用いることで、任意の方向の倒れ補正や位置調節を行うことができる。
特開2003−329912号公報
前述のように、超広角レンズでレンズ全長が150mmを超えるようなレンズを組み込む鏡筒本体は、前玉と後玉の径が大きくことなるため鏡筒に段差を持ってしまい、成形精度を確保し難いという問題がある。仮に、前記特許文献1に示された方法を用いて、鏡筒の光学精度の補正を行うにしても、前玉の調整に複数の高価なスペーサを常備する必要があるとともに、スペーサの取り付けや枚数調節など組み込み作業に余計な時間が掛かるという問題が生じてしまう。
本発明は、コストアップすることなく、成形時の寸法精度の向上を図るとともに、傾き調整及び光軸方向での位置調整を簡単に行うことができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明は、カム筒によってそれぞれ移動する複数のレンズによる後群レンズを内包した後鏡筒と、前群レンズを内包し該前群レンズの結像距離を調節するヘリコイドギャを設けた前鏡筒を備える。該前鏡筒は、前記前群レンズを内包する部分の内径寸法が、前記後鏡筒の前記後群レンズを内包する部分の内径寸法の1.15倍以上である。前記後鏡筒と前記前鏡筒とを連結手段によって結合して、1本のレンズ鏡筒とする。
前記前鏡筒と前記後鏡筒の結合面の一方に前群レンズと後群レンズの間隔を調整する基準面を一体成形し、他方に調整面を一体成形する。基準面と調整面は、光軸を中心とする円周上に120°間隔で配置された3つを1組とし、この3つは光軸方向の位置を同じくする。基準面は1組設け、調整面は複数組設ける。複数組の調整面は、組ごとに光軸方向の位置が異なる。
あるいは、前記前鏡筒と前記後鏡筒の結合面のいずれか一方または両方に、光軸を中心とする円周上に等間隔で配置された3ヶ所以上のNヶ所に配置されたN個1組の調整手段を複数組設ける。前記複数組の調整手段は、1組の中の少なくとも1つの光軸方向位置が他と異なる位置とする組み合わせの組を含む。1組の中の光軸方向位置の組み合わせは他の組の組み合わせと異なる組み合わせである。また、前記N個1組の調整手段は、光軸を中心とする円周上に等間隔に配置されたが、必ずしも等間隔でなくても良く、非等間隔に配置した組み合わせであっても良い。
本発明によれば、全体の光軸精度を確保することが難しいレンズ全長が150mmを超えるワイド系ズームレンズが組み込まれ、且つレンズ外径の大きい前群レンズとレンズ外径の小さい後群レンズの間で大きな段差が形成されるプラスチックレンズ鏡筒であっても、プラスチック鏡筒を段差発生部分で2分割することによって、成形時の鏡筒各部の寸法精度を確保することが出来るとともに、前群レンズと後群レンズの間隔調整、あおり(光軸倒れ)調整あるいは光軸偏芯調整を行えるようにしたので、プラスチックレンズ鏡筒の成形時の歪の補正ができ、成形時間の短縮化が図れてコストダウンが可能となる。
図1に示すように、プロジェクタ1には投写レンズとして用いられるレンズ鏡筒2がプロジェクタ本体3に取り付けられている。レンズ鏡筒2は、レンズ鏡筒2に設けられたズームリング9を操作することで、後述するズームレンズが移動して投写する画像の大きさを変化させることができる。
図2に示すように、レンズ鏡筒2は、鏡筒内部に、広角のフォーカスレンズ(前群レンズ)4と、複数の変倍光学系レンズ群からなるズームレンズ(後玉レンズ)7とを組み込んでいる。このレンズ鏡筒2の装着部12cをプロジェクタに装着した時、プロジェクタからの画像光は、ズームレンズ7及びフォーカスレンズ4を透過し拡大され、図示しないスクリーン上に投写される。
前記フォーカスレンズ4は、レンズ筒5に収納され押え環6によって固定されている。前記レンズ筒5には、ヘリコイドギャ5aが設けられ、前鏡筒11に設けられたヘリコイドギャ11aと螺合して、前記フォーカスレンズ4を前後移動自在にしており、これによってスクリーンに投写した画像のピント調節が可能となっている。
前記ズームレンズ7の各レンズはレンズ枠8に嵌めこまれ、該レンズ枠8のガイド軸8aがカム筒13のカム溝13aを貫通し、後鏡筒12に設けられたガイド溝12aと嵌合している。カム筒13に設けられた軸13bは後鏡筒12に設けられた穴12bを貫通し、前記ズームリング9の操作に連動して駆動する。該ズームリング9を操作すると、前記カム筒13が回転し、前記ガイド溝12aによって前後への直進のみ可能とされた前記ガイド軸8aは、カム溝13aのカム面によって前後へ移動させられる。
図3に示すように、前記ズームレンズ7の各レンズは、可能な限り小径となるように設計され、前記後鏡筒12は小型化が図られる。これに対し前記フォーカスレンズ4は、超広角のため径が大きく、それらを内包する前記前鏡筒11は、前記後鏡筒12に比べて外径寸法がかなり大きくなってしまう。そのため前記後鏡筒12と前記前鏡筒11の接続部分で径寸法が大きく変化させなければならず、前記前鏡筒11の後端に垂直な段差の壁11bが形成されている。
図4に示すように、前記前鏡筒11の後端に設けられた前記段差の壁11bの開口付近の結合面20に前記後鏡筒12と連結する結合穴21が設けられている。これに対向する前記後鏡筒12の結合面30にはネジ穴31が設けられ、結合穴21を貫通した連結ネジ39が前記ネジ穴31に螺合して前記前鏡筒11と前記後鏡筒12を連結し1本の鏡筒を形成する。
図5に示すように、前記ネジ穴31は、前記結合面30の前記後鏡筒12の中心12iを中心にした円12jの円周上に、120°間隔で3ヶ所に設けられている。前記ネジ穴31から60°回転した位置に、調整面の受部である基準面25aを有する凸部35が120°間隔で3ヶ所に設けられている。
図6に示すように、前記結合穴21は、前記結合面20の前記前鏡筒11の中心11iを中心にした円11jの円周上に、120°間隔で3ヶ所に設けられている。更に前記円周上には、前記結合穴21に隣接して結合穴22が120°間隔で3ヶ所に設けられ、その隣に結合穴23が120°間隔で3ヶ所に設けられている。前記結合穴21,22,23からそれぞれ60°回転した位置に、前記前鏡筒11と前記後鏡筒12の間隔の調整手段である調整面25a,26a,27aを先端に備えた凸部25,26,27が120°間隔で3ヶ所に設けられている。
図7に示すように、前記結合面11dに設けられた前記凸部25,26,27のいずれかに前記凸部35を対応させ、前記調整面25a,16a,27aのいずれかと前記基準面35aが当接する。ここで前記凸部25,26,27の高さ寸法は、例えば、0,0.05,0.1(mm)のように少しづつ異なって形成されている。この場合凸部25の高さを0(mm)にして特に設けず、結合面25の面を前記調整面25aとして使用する。また、最も高い調整面27aを設ける凸部27の高さ寸法uは、前記基準面35aを設ける凸部35の高さ寸法tを超えないように設定しなければならない。連結ネジ39を通す結合穴を21,22,23のどれを選択するかによって、前記基準面35aと当接する前記調整面が決まり、前記結合面20と30の間隔が変化する。
次に本発明によるレンズ鏡筒の作用について図3に戻って説明する。可能な限り小径となるように設計された前記ズームレンズ7およびカム筒13を内包する部分(後鏡筒12)と、超広角のため前記ズームレンズ7より径がかなり大きくなってしまう前記フォーカスレンズ4を内包する部分(前鏡筒11)を分離し、2部品で鏡筒本体10を構成する。径寸法が大きく変化する接続部分は垂直な段差の壁11bが形成されるが、これを全長の短い前鏡筒11に一体に設ける。
こうすることによって、前鏡筒11および後鏡筒12の全長は分割前より短くなるとともに、成形性に問題を起こす段差部分が設けられた前鏡筒11は段差の壁11bが一体に形成されても、その断面はL字形であり分割前のようなクランク状ではないので成形性は改善され、後鏡筒12は前鏡筒11より全長は長いが段差のない径の均一な円筒形となるので、成形性は改善される。
鏡筒を2分割することによって鏡筒の成形性はかなり改善されるが、なお残る僅かなレンズ位置のズレやレンズ光軸と鏡筒中心の倒れによって生じる同様な誤差について、鏡筒に調整面を設けることで調整可能とした。
図8に戻って説明する。前記前鏡筒11と前記後鏡筒12とを連結する際に、前記ネジ穴31に前記結合穴21を合わせて前記連結ネジ39によって結合させると、前記凸部25に前記凸部35が当接する。この時、前記凸部25の調整面25aは前記結合面20と同じであるから、前記凸部35の高さtの隙間が、前記結合面20と30の間に形成される。
前記調整面25aと前記基準面35aを突き合わせて前記前鏡筒11と前記後鏡筒12とを連結させた時に、前記フォーカスレンズ4と前記ズームレンズ7の間隔が僅かに狭く組み上がってしまい、間隔を少し広げる必要が生じた場合は、前記結合穴22に連結ネジ39を通してネジ穴31に螺合させる。これによって、図9に示すように、前記基準面35aと前記調整面26aが当接する。このとき前記調整面26aの高さは図示の0.5uであり、前記結合面20と前記結合面30の間の隙間は(=t−r)となって、前記調整面25aを選択した場合より少し広げることができる。
この補正によってもまだ補正量が足らない場合は、前記結合穴23に連結ネジ39を通してネジ穴31に螺合させる。これによって、図10に示すように、前記基準面35aと前記調整面27aが当接する。このとき前記調整面27aの高さは図示の0.5uであり前記調整面26aより更に高いので、前記結合面20と前記結合面30の間の隙間を更に広げることができる。このように前記フォーカスレンズ4と前記ズームレンズ7の間隔を調整することができる。
このように前記前鏡筒11と前記後鏡筒12の結合間隔を調整して、フォーカスレンズ4と前記ズームレンズ7の間隔を適正化することで、前記2つの鏡筒の成形時の歪を修正して、高精度なレンズ鏡筒を完成させることができる。
前記実施形態では、前記調整面25a,26a,27aを凸部25,26,27の先端に設けたが、図11に示すように、凹部の底面に設けても良い。この場合、凹部25d,凹部26d,凹部27dの調整面を25b,26b,27bとし、その深さをp,r,sとする。図12に示すように、前記凹部25dに前記凸部35が嵌合する。この時、前記凹部25dの底面である前記調整面25bの深さpと前記凸部35の高さtとは同じであるため前記調整面25bと前記基準面35aは密着する。また、前記結合面20と30も密着することになる。
図13に示すように、前記凸部35を前記凹部26dに嵌合させると、前記基準面35aと前記調整面26bが当接する。このとき前記調整面26bの深さrは前記凸部35の高さtより小さいので、前記凸部35は前記凹部26d完全に埋没せず、前記結合面20と前記結合面30の間に僅かな隙間(=t−r)が発生して、前記フォーカスレンズ4と前記ズームレンズ7の間隔を補正する。
図14に示すように、前記凸部35を前記凹部27dに嵌合させると、前記基準面35aと前記調整面27bが当接する。このとき前記調整面27bの深さsは前記調整面26bより更に浅いので、前記凸部35と前記凹部27dの嵌合量は少なく、前記結合面20と前記結合面30の間に更に隙間(=t−s)が発生して、前記フォーカスレンズ4と前記ズームレンズ7の間隔を補正する。
前記実施形態では、調整面を設けた凸部あるいは凹部を3つ1組で3組設けたが、3組に限るものではなく、何組設けても良い。調整面を設けた凸部あるいは凹部を前鏡筒4に設けたが、後鏡筒7に設けても良い。また、調整面を設けた凸部あるいは凹部を3つ1組としたが、4つ1組でも良いし5つ1組でも良い。
次に別の実施形態の連結手段と調整手段について説明する。図15に示す前鏡筒11の結合面20には、前鏡筒11の中心11iを中心にした円11jの円周上に、後述する後鏡筒12の調整面と当接してレンズの光軸調整を行う基準面41aを備えた凸部41が、120°間隔で3ヶ所に設けられている。更に前記円周上には、3ヶ所に設けた前記凸部41から反時計方向に28°回転した位置に、前鏡筒11と後鏡筒12を連結するネジ39が貫通する結合穴51が3ヶ所に設けられ、それぞれの結合穴51から反時計方向に8°間隔で結合穴52,53,54,55,56,57,58,59が設けられている。これらの3つ1組の結合穴51,52,53,54,55,56,57,58,59から、いずれか1組を選択して前鏡筒11と後鏡筒12を連結させることで、前記凸部41が後述する後鏡筒12の調整面から適正な1組を選択することになる。
図16に示すように、後鏡筒12の結合面30には、後鏡筒12の中心12iを中心にした円12jの円周上に、ネジ穴31が、120°間隔で3ヶ所に設けられている。また、前記円周上には、3ヶ所に設けた前記ネジ穴31から反時計方向に28°回転した位置に、前記基準面41aと当接してレンズの光軸調整を行う調整面71a,71b,71cを備えた凸部61a,61b,61cが120°間隔で設けられ1つの組を形成している。更に、前記凸部61aから反時計方向に8°間隔で凸部62a,63a,64a,65a,66a,67a,68a,69aが設けられ、前記凸部61bから反時計方向に8°間隔で凸部62b,63b,64b,65b,66b,67b,68b,69bが、前記凸部61cから反時計方向に8°間隔で凸部62c,63c,64c,65c,66c,67c,68c,69cが設けられている。これらの凸部の先端には、すべてに調整面が設けられている。また、記号の数字が同じものはa,b,cの付されているもの3つで1組を形成し、全部で9組設けられている。
前記9組の凸部は、1組を構成する3つの凸部の高さ寸法の組み合わせは、1組を除いて3つとも同じであるものはない。たとえば、凸部65a,65b,65cの高さ寸法は3つとも同じ0.1mmとするが、凸部61a,61b,61cの高さ寸法は3つとも異なり、61aは0,61bは0.05mm,61cは0.1mmである。あるいは、凸部67aと67bは0.1mm,67cは0.15mmである。
たとえば、図17に示すように、結合穴55を選択して連結ネジ39によって前鏡筒11と後鏡筒12を連結させると、前鏡筒11に設けられた基準面41aは後鏡筒12に設けられた調整面75a,75b,75cと当接する。調整面75a,75b,75cが設けられた凸部65a,65b,65cの高さ寸法は3つとも同じ0.1mmであるから、前鏡筒の中心81と後鏡筒の中心83とは一致する。この時、フォーカスレンズ4の光軸82は前鏡筒の中心81と一致していたが、ズームレンズ7から射出される光の光軸84は後鏡筒の中心83とは一致せず、角度θだけ傾いていた。また、ズームレンズ7に対するフォーカスレンズ4の位置も少し後になっていることが判明した。
この補正のため、結合穴57を選択して前記基準面41aと調整面77a,77b,77cとが当接するように組み合わせる。図18に示すように、調整面77a,77bが設けられた凸部67a,67bの高さ寸法は1mmであり調整面77cが設けられた凸部67cの高さ寸法は1.5mmである。この3つの調整面77a,77b,77cとで作る平面は、前述の光軸84と後鏡筒の中心83のズレ量を補正する位置と傾きに相当する。
図19に示すように、3つの調整面77a,77b,77cとで作る光軸の倒れ方向を確認しながら結合穴57を選択して連結ネジ39によって前鏡筒11と後鏡筒12を連結させると、前鏡筒11に設けられた基準面41aは後鏡筒12に設けられた調整面77a,77b,77cと当接し、フォーカスレンズ4の光軸82をズームレンズ7から射出される光の光軸84に一致させることができる。
次に別の実施形態の連結手段と調整手段について説明する。図20に示すように、後鏡筒12の結合面30に設けられる凸部35の位置を図5で示した位置から2つについて変更する。凸部35rの位置は図5で示した位置と同じにし、凸部35sの位置は図5で示した位置より時計方向に15°回転させ、凸部35tの位置は反時計方向に5°回転させた位置にする。
21に示すように、これに対して、前鏡筒11の結合面20に設けられる凸部25の位置も図6で示した位置から変更する。例えば凸部26rは前記凸部35rに対応させ、凸部26sを反時計方向に15°回転させ、凸部26tを時計方向に5°回転させる。凸部26rと凸部26sの間隔は135°、凸部26sと凸部26tの間隔は100°、凸部26rと凸部26tの間隔は125°となる。このように1組の凸部は、結合面20あるいは30の円周を必ず等分しなければならない事ではない。
上記実施形態では、レンズ鏡筒はプロジェクタの投写レンズとして用いたが、例えばカメラの撮影レンズなどに用いても良い。
本発明によるレンズ鏡筒を組み込んだプロジェクタの斜視図である。 本発明によるレンズ鏡筒の断面斜視図である。 本発明によるレンズ鏡筒の断面図である。 前鏡筒と後鏡筒を連結する前の断面図である。 前鏡筒の結合面の説明図である。 後鏡筒の結合面の説明図ある。 結合部の断面図ある。 基準面と調整面が当接した状態を示す断面図ある。 別の調節面が当接した状態の別の部分を示す断面図ある。 別の調節面が当接した状態の別の部分を示す断面図ある。 調整面を凹部に設けた結合部を示す断面図ある。 基準面と調整面が当接した状態を示す断面図ある。 別の調節面が当接した状態の別の部分を示す断面図ある。 別の調節面が当接した状態の別の部分を示す断面図ある。 別の実施形態による前鏡筒の結合面の説明図である。 別の実施形態による後鏡筒の結合面の説明図である。 別の実施形態の結合部が結合した状態の説明図ある。 別の実施形態の調節面の別の部分を示す断面図ある。 調節面の別の部分が当接した状態の説明図ある。 別の実施形態による前鏡筒の結合面の説明図である。 別の実施形態による後鏡筒の結合面の説明図である。
符号の説明
1 プロジェクタ
2 レンズ鏡筒
3 プロジェクタ本体
4 フォーカスレンズ
5 レンズ筒
6 押え環
7 ズームレンズ
8 レンズ枠
10 鏡筒本体
11 前鏡筒
11i,12i 中心
11j,12j 円
12 後鏡筒
13 カム筒
20,30 結合面
21,22,23,51〜59 結合穴
25p,25r〜25t,26,26p,26r〜26t,27,27p,27r〜27t,35,35r〜35t,41,61〜69 凸部
25a,25b,26a,26b,27a,27b,71a〜79a,71b〜79b,71c〜79c 調整面
25d,26d,27d 凹部
31 ネジ穴
35a,41a, 基準面
39 連結ネジ
81,83 中心
82,84 光軸

Claims (2)

  1. 樹脂成形され、カム筒によってそれぞれ移動する複数枚の後群レンズが内包された後鏡筒と、樹脂成形され、スクリーンに画像を投写する前群レンズが焦点調節可能に組み込まれ、前記前群レンズを内包する部分の内径寸法が、前記後鏡筒の前記後群レンズを内包する部分の内径寸法の1.15倍以上である前鏡筒と、を備え、前記前鏡筒と前記後鏡筒の光軸と直交する面内にそれぞれ設けられた結合面が互いに突き合わされて、連結手段によって結合されたプロジェクタ用のレンズ鏡筒であって、
    前記前鏡筒及び前記後鏡筒は、前記結合面のいずれか一方に光軸方向位置が同じである3以上のN個の基準面が設けられるとともに、前記結合面の他方に前記基準面に当接されるN個1組の調整面が複数組設けられ、
    前記複数組の中の1組の調整面の位置は光軸方向位置が全て同じであって、
    他の組は、それぞれN個の調整面のうちの少なくとも1つが他とは異なる光軸方向位置で形成され、
    前記複数組の調整面は、1組内のN個の調整面の光軸方向位置の差の組合わせが他の組と異なることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記N個の基準面は、光軸を中心とする円周上に等間隔で配置されたことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
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