JP6819433B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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本発明はレンズ鏡筒に関するものであり、例えば、ガイド軸による直進機構とカム筒の回転によるレンズ群の相対的な移動機構とを有するレンズ鏡筒に関するものである。
近年、デジタルカメラの撮像レンズに対して高い光学性能が求められている。とりわけレンズ交換可能なカメラシステムの交換レンズには高い光学性能が要求されるため、ズームレンズの場合、高い光学性能を達成するためにズーム移動するレンズ群の数を多くすることが増えてきている。
例えば、複数のレンズ群をズーム移動させるために複数の移動鏡筒を有するレンズ鏡筒の例が、特許文献1で提案されている。特許文献1に記載のレンズ鏡筒では、移動鏡筒が主ガイド軸係合部と副ガイド軸係合部と主ガイド軸係合部近傍に配置されたカムフォロワー部とを有しており、カムフォロワー部がカム溝に係合する構成により、カム筒の回転に伴って直進移動する構成となっている。
特開2006−053496号公報
しかしながら、特許文献1に記載のレンズ鏡筒のような構成では、主ガイド軸係合部の近傍にカムフォロワー部が配置されているため、移動鏡筒の傾きは主ガイド軸係合部のガタ量と主ガイド軸係合部の嵌合長さとによって決定されることになる。部品精度によって係合部のガタ量を低減するには限界があるため、移動鏡筒の傾きガタを抑えるには主ガイド軸係合部の嵌合長さを可能な範囲で確保する必要があるが、物理的な配置には限界がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、鏡筒移動時に発生するガタを抑えて光学性能の劣化を低減したレンズ鏡筒を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明のレンズ鏡筒は、複数のレンズ群からなる撮像レンズを有し、前記レンズ群を保持する鏡筒を複数有するレンズ鏡筒であって、
カム溝を有するカム筒と、
前記鏡筒の1つとして配置された少なくとも1つの第1鏡筒と、
前記鏡筒の1つとして配置され、かつ、前記第1鏡筒に対する相対的な位置が変化するように前記撮像レンズの光軸方向に移動可能な第2鏡筒と、
前記カム溝に係合するように前記第2鏡筒に設けられ、前記カム筒の回転により前記第2鏡筒の光軸方向の移動を可能とするカムフォロワー部と、
前記第1鏡筒に保持され、かつ、光軸に対する垂直方向からの傾きを抑制しながら前記第2鏡筒の移動をガイドする主ガイド軸と、
前記第1鏡筒に保持され、かつ、前記主ガイド軸を軸中心とする前記第2鏡筒の回転を抑制しながら前記第2鏡筒の移動をガイドする副ガイド軸と、を有し、
前記第2鏡筒が、前記主ガイド軸に係合する主ガイド軸係合部と、前記副ガイド軸に係合する副ガイド軸係合部と、を有し、
前記主ガイド軸と前記副ガイド軸とが光軸を挟んで相対する位置に配置されており、
前記カムフォロワー部が前記副ガイド軸係合部の近傍に配置されていることを特徴とする。
第2の発明のレンズ鏡筒は、上記第1の発明において、光軸に対して垂直な面において、前記主ガイド軸と前記カムフォロワー部を通る直線が、前記主ガイド軸と前記副ガイド軸を通る直線を基準とする±20°の角度範囲内にあることを特徴とする。
第3の発明のレンズ鏡筒は、上記第1又は第2の発明において、光軸に対して垂直な面において前記主ガイド軸係合部と係合している部分での前記主ガイド軸の中心から前記カム溝と係合している部分での前記カムフォロワー部の中心までの直線距離が、前記主ガイド軸係合部に対する前記主ガイド軸の嵌合長さよりも長いことを特徴とする。
第4の発明のレンズ鏡筒は、上記第1〜第3のいずれか1つの発明において、光軸に対して垂直な面において、前記主ガイド軸と光軸とを結ぶ直線の延長線上に前記副ガイド軸が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、主ガイド軸と副ガイド軸とが光軸を挟んで相対する位置に配置されており、カムフォロワー部が副ガイド軸係合部の近傍に配置されているため、カムフォロワー部とカム溝との間のガタにより発生する傾きガタ量が小さくなる。したがって、鏡筒移動時に発生するガタを抑えて光学性能の劣化を低減することが可能となる。例えば、ズーム移動するレンズ群の数が多いレンズ交換用ズームレンズであっても、高い光学性能を得ることが可能となる。
レンズ鏡筒の実施の形態の広角端と望遠端での概略構成を示す断面図。 レンズ鏡筒の実施の形態におけるズーム差動鏡筒周辺構造を示す断面図。 ズーム差動鏡筒周辺構造を結像側から示す平面図。 ズーム差動鏡筒周辺構造を結像側から示す斜視図。 レンズ鏡筒の実施の形態を直進筒の外側から示す斜視図。 レンズ鏡筒の実施の形態をカム筒の外側から示す斜視図。
以下、本発明を実施したレンズ鏡筒等を、図面を参照しつつ説明する。図1に、広角端(W)と望遠端(T)の各ズーム状態にあるレンズ鏡筒100の概略断面構造を示す。レンズ鏡筒100の結像側には、レンズマウント111が設けられている。このレンズマウント111を介して、撮像素子SRを内蔵したカメラボディBDにレンズ鏡筒100が機械的・電気的に結合されるように構成されている。つまり、レンズ鏡筒100はカメラボディBDに対して着脱可能になっており、レンズ鏡筒100とカメラボディBDとの組み合わせによりレンズ交換式カメラシステムを構成している。
レンズ鏡筒100は5つのレンズ群1〜5からなるズームレンズZLを撮像レンズとして有しており、レンズ群1〜5は各々1枚以上のレンズで構成されている。レンズ群1は、移動鏡筒101に保持されており、ズーム時にはズームレンズZLの光軸AX方向に移動する。また、レンズ群2〜5は移動鏡筒103及び移動鏡筒106に保持されており、ズーム時にレンズ群1とは独立した軌跡で光軸AX方向に移動する。移動鏡筒103と移動鏡筒106とはネジ止めで固定されており、レンズ群3とレンズ群5は一体的にズーム移動する。この移動鏡筒103には、移動鏡筒102を光軸AX方向に移動させるためのモーターユニット(不図示)、開口絞りを構成する絞りユニット130等も保持されている。
レンズ群2はフォーカス群であり、レンズ群3〜5に従属する形で移動鏡筒102に保持されている。またレンズ群2は、前記モーターユニットで駆動されることにより、フォーカス時及びズーム時にレンズ群3〜5に対して相対的に移動して、フォーカス性能及びズームポジションごとの光学性能を維持する機能を有している。なお、モーターユニットは、駆動源として回転力を発生させるモーターヘッド部と、その回転力によって回転駆動されるリードスクリュー部と、から構成されている。
移動鏡筒102は、絞りユニット130の被写体側に配置され、かつ、移動鏡筒103に対する相対的な位置が変化するように光軸AX方向に移動可能となっている。絞りユニット130は、電気的に開口径が可変な構造を有しており、また、移動鏡筒102よりも結像側(すなわち撮像素子SR側)に配置されるとともに、移動鏡筒103によってその被写体側で保持されている。なお、絞りユニット130も移動鏡筒103に対してネジ止めされている。
レンズ群4は、ズーム差動鏡筒105に保持されている。また、主ガイド軸151と副ガイド軸152とが光軸AXを挟んで相対する位置に配置されており、移動鏡筒103,106は、主ガイド軸151及び副ガイド軸152を両端で支持している。ズーム差動鏡筒105は、主ガイド軸151に係合する主ガイド軸係合部105aと、副ガイド軸152に係合する副ガイド軸係合部105bと、を有しており、主ガイド軸151及び副ガイド軸152を介して移動鏡筒103,106に保持されている。
主ガイド軸151は、移動鏡筒103,106に保持され、かつ、光軸AXに対する垂直方向からの傾きを抑制しながらズーム差動鏡筒105の移動をガイドする。一方、副ガイド軸152は、移動鏡筒103,106に保持され、かつ、主ガイド軸151を軸中心とするズーム差動鏡筒105の回転を抑制しながらズーム差動鏡筒105の移動をガイドする。したがって、ズーム差動鏡筒105は、移動鏡筒103及び移動鏡筒106に対する相対的な位置が変化するように、光軸AX方向に移動可能である。
移動鏡筒101,103等の周りには、後記直進溝132a(図5)及び直進溝132bを有する直進筒132と、カム溝131a,131b,131cを有するカム筒131と、が設けられている。また、移動鏡筒101は、円周3等分に配置されたカムフォロワー部(不図示)を有しており、移動鏡筒103も同様に、円周3等分に配置されたカムフォロワー部103aを有している。移動鏡筒101のカムフォロワー部は、直進溝132a及びカム溝131aと係合しており、移動鏡筒103のカムフォロワー部103aは、直進溝132b及びカム溝131bと係合しており、カム筒131は直進筒132に対して径嵌合している。
したがって、光軸AXを中心にカム筒131を回転させると、各移動鏡筒101,103のカムフォロワー部103a等がカム溝131a,131bに沿って移動し、それによってズーミングが行われる。また、ズーム差動鏡筒105はカムフォロワー部105cを有しており、カムフォロワー部105cはカム筒131が有するカム溝131cに係合されて、上述のカム筒131の回転により、レンズ群3及びレンズ群5に対して相対的に移動をすることができる。
直進筒132の周りには、フォーカス操作環108とズーム操作環109が設けられている。フォーカス操作環108は、光軸AXを中心に直進筒132に対して回転可能となっている。フォーカス操作環108の回転によりフォトセンサー(不図示)の信号を検知すると、フォーカス群であるレンズ群2を前記モーターユニットでフォーカス駆動させることができる。ズーム操作環109は、光軸AXを中心に直進筒132に対して回転可能となっている。ズーム操作環109は、ズーム連動ピン(不図示)でカム筒131と回転連動するように構成されており、ズーム操作環109の回転操作によりカム筒131が回転して、ズーム操作を可能としている。
フォーカス操作環108の被写体側には前側外装鏡筒107aが設けられており、ズーム操作環109の結像側には後側外装鏡筒107bが設けられている。外装鏡筒107a,107bは、各々フォーカス操作環108とズーム操作環109の抜け止めとして機能するとともに、レンズ鏡筒100の外装を形成している。
次に、レンズ鏡筒100の詳細構成、特にズーム差動鏡筒105周辺の構成を説明する。図2に広角端(W)のレンズ鏡筒100におけるズーム差動鏡筒105周辺の概略断面構造を示し、図3及び図4にズーム差動鏡筒105周辺の外観構造を示す。図3ではズーム差動鏡筒105周辺の構造を光軸AXに沿って結像側から見た外観を示しており、図4ではズーム差動鏡筒105周辺の構造を結像側の斜め上方から見た外観を示している。また、図5及び図6にレンズ鏡筒100を結像側の斜め上方から見た外観構造を示す。図5では直進筒132の外側から見た外観を示しており、図6ではカム筒131の外側から見た外観を示している。なお、図5及び図6中に表れている移動鏡筒106等は、図3及び図4において不図示である。
ズーム差動鏡筒105は、前述したように主ガイド軸係合部105a及び副ガイド軸係合部105bを有しており(図1〜図4)、各々主ガイド軸151及び副ガイド軸152と係合することで直進移動を可能としている。主ガイド軸係合部105aは、光軸AX方向に嵌合長さを有しており、主ガイド軸151との間の径方向のガタを小さく設定することでズーム差動鏡筒105の傾きを抑制している。つまり、主ガイド軸151と主ガイド軸係合部105aでズーム差動鏡筒105の適正な姿勢を保持している。一方、副ガイド軸152と副ガイド軸係合部105bは、主ガイド軸151を軸中心とするズーム差動鏡筒105の回転を抑制している。つまり、副ガイド軸152と副ガイド軸係合部105bでズーム差動鏡筒105の回転止めとしている。また、主ガイド軸151と副ガイド軸152の両端のうち、被写体側の端部は移動鏡筒103に支持されており、結像側の端部は移動鏡筒106に支持されている。
ズーム差動鏡筒105は、副ガイド軸係合部105bの近傍に別体又は一体で構成されたカムフォロワー部105cを有している。このカムフォロワー部105cは、カム筒131に形成されているカム溝131cに係合するようにズーム差動鏡筒105に設けられており、カム筒131の回転によりズーム差動鏡筒105の光軸AX方向の移動を可能とする。したがって、ズーム差動鏡筒105に保持されているレンズ群4は、レンズ群3及びレンズ群5に対する相対的な移動が可能となる。
前述したように、主ガイド軸151と副ガイド軸152とは光軸AXを挟んで相対する位置に配置されており、カムフォロワー部105cは副ガイド軸係合部105bの近傍に配置されている。主ガイド軸151と主ガイド軸係合部105aとの嵌合ガタによる嵌合長さ(図2)Xの中心の傾きを考慮した場合、カムフォロワー部105cが副ガイド軸152の近傍に配置されていると、主ガイド軸151の近傍に配置される場合よりも、カムフォロワー部105cとカム溝131cとの間のガタ(フォロワー径方向のガタ)により発生する主ガイド軸151の嵌合部中心の傾きガタ量を小さくすることができるので、傾きガタ量を抑制するうえで有利になる。
また、カムフォロワー部105cは、組立時にフォロワー径の選択を行うことにより、カム溝131cとの間のガタをより小さく設定することが多い。そのため、特にカムフォロワー部105cを別体で構成する場合には、カム溝131cとの間のガタ量を小さく設定することが好ましく、それによってガタ低減効果を更に大きくすることができる。
図2に示すように、光軸AXに対して垂直な面において主ガイド軸係合部105aと係合している部分での主ガイド軸151の中心からカム溝131c(図1,図6)と係合している部分でのカムフォロワー部105cの中心までの直線距離Yが、主ガイド軸係合部105aに対する主ガイド軸151の嵌合長さXよりも長く設定されている(X<Y)。このため、嵌合長さXを必要以上に長くすることなくズーム差動鏡筒105の傾きを抑制することができる。
ここで具体的に、主ガイド軸係合部105aと主ガイド軸151との嵌合ガタ量をΔh1とすると、ズーム差動鏡筒105に発生する傾きθ1は以下の式(A)で表される。
θ1=tan-1(Δh1/X) …(A)
また同様に、カムフォロワー部105cとカム溝131cとのガタ量をΔh2とすると、ズーム差動鏡筒105に発生する傾きθ2は以下の式(B)で表される。
θ2=tan-1(Δh2/Y) …(B)
ここで、Δh1とΔh2とが略同等とした場合、X<Yの関係からθ1>θ2となり、ズーム差動鏡筒105に発生する傾きはθ2となる。したがって、直線距離Yを嵌合長さXより長く設定することにより、ズーム差動鏡筒105に発生する傾きを抑制することができる。さらに、図3に示すように、光軸AXに対して垂直な面において、主ガイド軸151と光軸AXとを結ぶ直線LNの延長線上に副ガイド軸152を配置することにより、より長い直線距離Yを確保することができる。
上述した実施の形態のように、複数のレンズ群からなる撮像レンズを有し、レンズ群を保持する鏡筒を複数有するレンズ鏡筒にあっては、例えば、主ガイド軸及び副ガイド軸を用いた直進機構とカム筒の回転によるズーム群の相対的な移動機構とでズーム機構を構成する場合、そのズーム機構周辺の構成が、移動鏡筒の傾きガタを抑えるうえで重要になる。これはズーム機構に限るものではないので、ここで、移動鏡筒103,106を第1鏡筒とし、ズーム差動鏡筒105を第2鏡筒とし、第2鏡筒にカムフォロワー部を設けて、第1鏡筒に対する相対的な位置が変化するように第2鏡筒を光軸方向に移動可能とした構成を考える。この構成においてカムフォロワー部の配置を工夫すると、第2鏡筒の傾きガタの抑制が可能である。
上記第2鏡筒の傾きガタを抑えるためのカムフォロワー部の配置の一例としては、レンズ鏡筒100のように、主ガイド軸と副ガイド軸とが光軸を挟んで相対する位置に配置され、カムフォロワー部が副ガイド軸係合部の近傍に配置された構成が挙げられる。この構成では、カムフォロワー部が主ガイド軸係合部の近傍に配置された構成よりも、カムフォロワー部とカム溝との間のガタにより発生する主ガイド軸の嵌合部中心の傾きガタ量を小さくすることができるので、傾きガタ量を抑制するうえで有利になる。また、カムフォロワー部は、組立時にフォロワー径の選択を行うことにより、カム溝との間のガタをより小さく設定させることが可能であるため、それによってガタ低減効果を更に大きくすることができる。
したがって、上記構成によれば、主ガイド軸と副ガイド軸とが光軸を挟んで相対する位置に配置されており、カムフォロワー部が副ガイド軸係合部の近傍に配置されているため、カムフォロワー部とカム溝との間のガタにより発生する傾きガタ量が小さくなる。したがって、鏡筒移動時に発生するガタを抑えて光学性能の劣化を低減することが可能となる。例えば、ズーム移動するレンズ群の数が多いレンズ交換用ズームレンズであっても、高い光学性能を得ることが可能となる。
前記実施の形態では、カムフォロワー部105cを配置する際の副ガイド軸係合部105bの近傍として、光軸AXに対して垂直な面における主ガイド軸151とカムフォロワー部105cを通る直線の角度範囲を、主ガイド軸151と副ガイド軸152を通る直線LN(図3)を基準とする±20°と想定している。この条件を満たせば、鏡筒移動時に発生するガタを効果的に抑えることができる。したがって、光軸に対して垂直な面において、前記主ガイド軸と前記カムフォロワー部を通る直線が、前記主ガイド軸と前記副ガイド軸を通る直線を基準とする±20°の角度範囲内にあることが好ましい。
前記実施の形態のように、光軸に対して垂直な面において前記主ガイド軸係合部と係合している部分での前記主ガイド軸の中心から前記カム溝と係合している部分での前記カムフォロワー部の中心までの直線距離Yが、前記主ガイド軸係合部に対する前記主ガイド軸の嵌合長さXよりも長いことが好ましい(X<Y)。この構成によると、主ガイド軸と主ガイド軸係合部でのガタによる傾きよりも、カムフォロワー部とカム溝でのガタによる傾きが小さくなるので(θ1>θ2)、第2鏡筒に発生する傾きを効果的に小さくすることが可能となる。
前記実施の形態では、光軸AXに対して垂直な面において、主ガイド軸151と副ガイド軸152を通る直線LN(図3)上に光軸AXが位置している。このように光軸に対して垂直な面において、前記主ガイド軸と光軸とを結ぶ直線の延長線上に前記副ガイド軸を配置すれば、直線距離Yを長く設定することができるので、第2鏡筒に発生する傾きを効果的に小さくすることが可能となる。
1〜5 レンズ群
100 レンズ鏡筒
101 移動鏡筒
102 移動鏡筒
103 移動鏡筒(第1鏡筒)
103a カムフォロワー部
105 ズーム差動鏡筒(第2鏡筒)
105a 主ガイド軸係合部
105b 副ガイド軸係合部
105c カムフォロワー部
106 移動鏡筒(第1鏡筒)
107a 前側外装鏡筒
107b 後側外装鏡筒
108 フォーカス操作環
109 ズーム操作環
111 レンズマウント
130 絞りユニット
131 カム筒
131a,131b,131c カム溝
132 直進筒
132a,132b 直進溝
151 主ガイド軸
152 副ガイド軸
ZL ズームレンズ(撮像レンズ)
SR 撮像素子
BD カメラボディ
AX 光軸

Claims (4)

  1. 複数のレンズ群からなる撮像レンズを有し、前記レンズ群を保持する鏡筒を複数有するレンズ鏡筒であって、
    カム溝を有するカム筒と、
    前記鏡筒の1つとして配置された少なくとも1つの第1鏡筒と、
    前記鏡筒の1つとして配置され、かつ、前記第1鏡筒に対する相対的な位置が変化するように前記撮像レンズの光軸方向に移動可能な第2鏡筒と、
    前記カム溝に係合するように前記第2鏡筒に設けられ、前記カム筒の回転により前記第2鏡筒の光軸方向の移動を可能とするカムフォロワー部と、
    前記第1鏡筒に保持され、かつ、光軸に対する垂直方向からの傾きを抑制しながら前記第2鏡筒の移動をガイドする主ガイド軸と、
    前記第1鏡筒に保持され、かつ、前記主ガイド軸を軸中心とする前記第2鏡筒の回転を抑制しながら前記第2鏡筒の移動をガイドする副ガイド軸と、を有し、
    前記第2鏡筒が、前記主ガイド軸に係合する主ガイド軸係合部と、前記副ガイド軸に係合する副ガイド軸係合部と、を有し、
    前記主ガイド軸と前記副ガイド軸とが光軸を挟んで相対する位置に配置されており、
    前記カムフォロワー部が前記副ガイド軸係合部の近傍に配置されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 光軸に対して垂直な面において、前記主ガイド軸と前記カムフォロワー部を通る直線が、前記主ガイド軸と前記副ガイド軸を通る直線を基準とする±20°の角度範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 光軸に対して垂直な面において前記主ガイド軸係合部と係合している部分での前記主ガイド軸の中心から前記カム溝と係合している部分での前記カムフォロワー部の中心までの直線距離が、前記主ガイド軸係合部に対する前記主ガイド軸の嵌合長さよりも長いことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ鏡筒。
  4. 光軸に対して垂直な面において、前記主ガイド軸と光軸とを結ぶ直線の延長線上に前記副ガイド軸が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
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