JP4882321B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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本発明の目的は、径方向の小型化を実現できるレンズ鏡筒を提供することにある。
また、前記レンズ枠は、前記振れ補正ユニットと隣り合っていることが好ましい。
また、前記制限部材は、光軸方向に延びる連結キーであり、前記レンズ枠の外周には、光軸方向に延在する案内溝があり、前記案内溝と前記連結キーとの係合により前記レンズ枠の回転が制限されていることが好ましい。
また、前記筒状部材は、前記振れ補正ユニットおよび前記レンズ枠の光軸方向の移動を案内する案内溝を有していることが好ましい。
また、前記振れ補正ユニットおよび前記レンズ枠の光軸方向の移動は、前記撮影光学系の焦点距離の調整のための移動であることが好ましい。
また、前記制限部材を、光軸を中心とする円周を2等分した箇所のそれぞれに設けることが好ましい。
また、前記振れ補正ユニットに振れ補正レンズを設け、かつ、前記レンズ枠には、前記振れ補正レンズに対する前記レンズの位置又は傾きの少なくとも一方を調整する調整機構を備えるのが好ましい。
また、前記調整機構としては、前記レンズ枠に設けられたねじ部と、前記レンズ枠に前記レンズを固定するためのビスと、で構成するのが好ましい。
ここでは、図1(a),(b)に示す通り、4群構成の撮影光学系(L1〜L4)を保持する沈胴式のレンズ鏡筒10の例で説明する。撮影光学系(L1〜L4)のうち、レンズ群L3は振れ補正用であり、レンズ群L4は例えばズーム用である。以下、レンズ群L3,L4に関わる部分の構成について具体的に説明する。
また、レンズ鏡筒10では、カム筒14の回転によって振れ補正ユニット11とレンズ枠13を光軸方向に移動させることができる。振れ補正ユニット11の移動は、カム筒14の部位4Aに設けたカム溝4C(図5)に沿って行われる。カム溝4Cと振れ補正ユニット11とを連結するため、図1(a)に示すカムピン21が用いられる。また、レンズ枠13の移動は、カム筒14の部位4Bに設けたカム溝4Dに沿って行われる。カム溝4Dとレンズ枠13とを連結するためのカムピンは図示省略した。
したがって、カム筒14の回転によって振れ補正ユニット11とレンズ枠13とを光軸方向に移動させる際、レンズ群L3,L4の各光軸を一致させた状態に保つことができる。特に振れ補正ユニット11はレンズ枠13と比べて重量が重く、カム筒14の内周面に径嵌合させることで確実に安定化を図ることができる。
振れ補正ユニット11の回転を制限するため、本実施形態のレンズ鏡筒10では、固定筒15に直進溝5A(図5)を設け、上記のカムピン21(図1(a))を直進溝5Aまで延在させる。このように、カムピン21を用いて、固定筒15の直進溝5Aとカム筒14のカム溝4Cと振れ補正ユニット11とを連結することにより、固定筒15に対してカム筒14を回転させたときに、振れ補正ユニット11の回転を制限しつつ光軸方向に移動させることができる。なお、振れ補正ユニット11の移動量は、カム筒14のカム溝4Cにおける移動量と、カム筒14の固定筒15に対する移動量との和に相当する。
さらに、本実施形態のレンズ鏡筒10では、振れ補正ユニット11の外周面を略円筒状としてカム筒14の部位4Aの内周面に径嵌合させるので、連結キー12にレンズ枠13の荷重がかかっても、振れ補正ユニット11の倒れを回避することができる。したがって、良好な光学性能を維持できる。
さらに、本実施形態のレンズ鏡筒10では、カム筒14を図4のような段差形状とするため、レンズ枠13の周辺にスペースを確保することができる。したがって、レンズ枠13の周辺のスペースを有効利用し、図1(a)に示す通り、カム筒14の部位4Bの外周に電気実装基板22を配置することができる。空いたスペースを有効利用するため、レンズ鏡筒10が大型化することはない。電気実装基板22には、例えば、振れ補正ユニット11の振れセンサやモータなどを制御する回路を実装することが考えられる。
さらに、本実施形態のレンズ鏡筒10では、振れ補正ユニット11の光軸中心の円周を2等分した箇所のそれぞれに連結キー12を固定した(図2(a),図3)。このため、2つの連結キー12を振れ補正ユニット11の構成部品と一体的に作製する場合、その作製を簡単に行うことができる。このとき、連結キー12とレンズ枠13の直進溝3Aとの係合面を平面状にすることが好ましい。ただし、その係合面を曲面としても構わない。
(変形例)
なお、上記した実施形態では、振れ補正ユニット11の像側に連結キー12を突出させ、レンズ枠13の回転止めを行う例で説明したが、本発明はこれに限定されない。振れ補正ユニット11の物体側に連結キーを突出させ、振れ補正ユニット11の物体側のレンズ枠の回転止めを行う場合にも、本発明を適用できる。このような構成は、例えば、最も像側に振れ補正ユニットを配置する場合に取り得る。
さらに、上記した実施形態では、振れ補正ユニット11に固定した連結キー12を用いてズーム用のレンズ群L4のレンズ枠13の回転止めを行う例で説明したが、本発明はこれに限定されない。ズーム用に限らず、その他の機能を有する(例えばフォーカス用などの)可動レンズ群のレンズ枠の回転止めを同様の連結キーによって行ってもよい。
13 レンズ枠 ; 3A 直進溝 ; 14 カム筒 ; 4A,4B 部位 ;
15 固定筒 ; 21 カムピン ; 22 電気実装基板
Claims (11)
- 振れ補正ユニットと、
前記振れ補正ユニットと共に撮影光学系の少なくとも一部を構成するレンズを支持するレンズ枠と、
前記振れ補正ユニットを内周面に径嵌合させる略円筒形状の第1筒状部材と、前記レンズ枠を内周面に径嵌合させる略円筒形状の第2筒状部材と、を有する筒状部材と、
を有するレンズ鏡筒において、
前記第2筒状部材は、前記第1筒状部材に対して外径を小さくして一体で形成されており、
前記レンズ枠の回転を制限する制限部材を前記振れ補正ユニットに配置した
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒において、
前記レンズ枠は、前記振れ補正ユニットと隣り合っている
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒において、
前記制限部材は、光軸方向に延びる連結キーであり、
前記レンズ枠の外周には、光軸方向に延在する案内溝があり、
前記案内溝と前記連結キーとの係合により前記レンズ枠の回転が制限されている
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項3の何れか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記筒状部材は、前記振れ補正ユニットの回転を制限しつつ該振れ補正ユニットを光軸方向に移動させると共に、前記レンズ枠を光軸方向に移動させる
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記筒状部材は、前記振れ補正ユニットおよび前記レンズ枠の光軸方向の移動を案内する案内溝を有している
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項4または請求項5に記載のレンズ鏡筒において、
前記振れ補正ユニットおよび前記レンズ枠の光軸方向の移動は、前記撮影光学系の焦点距離の調整のための移動である
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項7に記載のレンズ鏡筒において、
前記第2筒状部材の外側に電気実装部を配置した
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項7の何れか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記電気実装部は、前記振れ補正ユニットの制御に関わる電気実装部である
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項8の何れか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記制限部材は、光軸を中心とする円周を2等分した箇所のそれぞれに設けられている
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項1から請求項9の何れか1項に記載のレンズ鏡筒において、
前記振れ補正ユニットは振れ補正レンズを有しており、
前記レンズ枠は、前記振れ補正レンズに対する前記レンズの位置又は傾きの少なくとも一方を調整する調整機構を有している
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 請求項10に記載のレンズ鏡筒において、
前記調整機構は、前記レンズ枠に設けられたねじ部と、前記レンズ枠に前記レンズを固定するためのビスと、を有している
ことを特徴とするレンズ鏡筒。
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