JP2836399B2 - 操作力調節機構を有する光学機器 - Google Patents

操作力調節機構を有する光学機器

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JP2836399B2
JP2836399B2 JP4218167A JP21816792A JP2836399B2 JP 2836399 B2 JP2836399 B2 JP 2836399B2 JP 4218167 A JP4218167 A JP 4218167A JP 21816792 A JP21816792 A JP 21816792A JP 2836399 B2 JP2836399 B2 JP 2836399B2
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、ズームレンズの
ように直進操作でズーミングを行い、回転操作で焦点調
節を行なう場合や、マクロレンズ等の焦点調節操作にお
いて直進操作で粗動、回転操作で微動を行なう場合のよ
うに、2種類の調節作用を所謂1リングの操作で行い、
回転操作力にはほとんど影響せずに直進操作力を変化さ
せたい場合等に利用して有効な操作力調節機構を有する
光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、操作部材に加わる重量が比較的重
い光学機器では、 (1)光軸を重力の方向に向けてもずり落ちないように
直進操作力を重く設定していた。 (2)マクロレンズ等では直進操作を省略し、ヘリコイ
ドねじ等による回転操作だけとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、前記(1)の直進操作力を重く設定した場
合、水平で使用する場合には大きな操作力が必要であ
る。また、前記(2)のヘリコイドねじ構造では、大き
く繰り出す場合には操作が煩わしい等の問題点があっ
た。
【0004】また、従来、光学機器としてのレンズ鏡筒
においては、操作力を補正しなくてはならないほどの操
作性不良は余り見受けられなかったが、近年、例えば、
多群ズームレンズ鏡筒のように、ズーム操作によって鏡
筒内部で複雑な動きをさせざるをえない場合、操作力の
ムラを補正し、精密な操作力調節をすることが望まれる
ようになった。
【0005】又、望遠レンズ等の焦点調節の操作におい
て、遠く離れた被写体に対してはゆっくりと合焦させ、
近くの被写体に対しては素早く合焦させたい場合には、
遠距離側で操作力を重くして精密な操作力調整をするこ
とが望まれるようになった。
【0006】本発明は上記のような問題点を解消すると
ともに上記のような要望を満足する操作力調節機構を有
する光学機器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記のような構
成を有することを特徴とする操作力調節機構を有する光
学機器である。 (1):第1の調節作用を与える直進操作および第2の
調節作用を与える回転操作が行なえる主操作環と、副操
作環の操作により前記直進操作の操作力の変化が大きく
前記回転操作の操作力の変化が小さくなるように前記主
操作環の操作力を変化させる機構と、を有することを特
徴とする光学機器。特に、 (1−2):前記(1)の光学機器において、撮影レン
ズを備え、前記第1の調節作用がズーミング、前記第2
の調節作用がフォーカッシングであること、 (1−3):前記(1)の光学機器において、前記副操
作環は前記主操作環に対して回転可能に取り付けられて
おり、前記副操作環を回転させることによって前記主操
作環の操作力を変化させることなどを特徴としている。 (2):操作部材と、該操作部材の操作方向を決めるガ
イド用の凸部又は凹部とを有し、前記操作部材は前記凸
部又は凹部の側面に対して圧接した弾性摺動部材を有
し、前記凸部又は凹部の幅を前記操作方向に沿って変え
ることによって前記弾性摺動部材の圧接力を前記操作方
向に沿って変化させたことを特徴とする光学機器。 (3):直進操作および回転操作が行なえる主操作部材
と、副操作部材の操作により前記主操作部材の操作のた
めに要求される力を変える機構とを有し、前記機構を前
記直進操作の操作力の変化が大きく前記回転操作の操作
力の変化が小さくなるように構成したことを特徴とする
光学機器。 (4):2種類の操作が行なえる主操作部材と、副操作
部材の操作により前記主操作部材の操作のために要求さ
れる力を変える機構とを有し、前記機構を前記2種類の
操作の一方の操作の操作力の変化が大きく他方の操作の
操作力の変化が小さくなるように構成したことを特徴と
する光学機器。
【0008】
【実施例】実施例1. 図1から図10は本発明の実施例1の操作力調節機構を
有する光学機器を示し、図1はレンズのテレ端状態を示
す断面図、図2はレンズのワイド端を示す断面図、図3
はカム筒の展開図、図4は固定筒の展開図、図5は第5
群鏡筒の嵌合部の展開図、図6は1群鏡筒の展開図、図
7はフード用カム筒の展開図、図8はフォーカス連結筒
の展開図、図9は操作力調節機構の詳細断面図、図10
は各ズーム群のズーミングにおけるズームの移動線図で
ある。
【0009】図1から図10において、Iは1群レン
ズ、IIは2群レンズ、III は3群レンズ、IVは4群レン
ズ、Vは5群レンズ、VIは6群レンズを表す。(尚、図
1中Aで表してある部分は、着脱可能であるところのフ
ィルタである。)図中1は固定筒で、図4に示すよう
に、1aは外面直進溝、1bは内面直進溝、1cは2群
保持穴で、それぞれ等分に3本ずつ設けられている。ま
た小径部1hには、周穴1iを有している。
【0010】2はマウントであり、このマウント2はビ
ス2aで前記の固定筒1に固着されていると共に、裏蓋
3を保持し、又、着脱ストッパーピン2bを有してい
る。
【0011】前記固定筒1は大径部1eを持ち、その大
径部1eには距離窓部4を有すると共に、該大径部1e
の外周部の内面には段部1fと嵌合部1gを有し、その
段部1fと嵌合部1gにおいて、回転筒5を回転自在に
保持している。
【0012】この回転筒5の先端には、ピン5aが対抗
2ケ所で外周部からネジ込まれており、又、後端内周部
に向かっては3箇所の突起部5bを有している。6はフ
ォーカスユニットであり、このフォーカスユニット本体
6aはビス6bにより前記の固定筒1に固着されてい
る。6cは公知の超音波モータである。
【0013】6dは出力部材である。6eはコロ部材で
コロリング6gの外周部に軸ビス6fで3箇所等分に回
転自在に保持されている。前記コロリング6gは内径で
前記ユニット本体6aに嵌合し、回転自在に保持されて
いると共に外周部には距離目盛6iが設けられている。
【0014】6hは中間部材であり、この中間部材6h
はユニット本体6aに嵌合保持されると共に外周部には
3箇所の嵌合縦溝部6jを持ち、この嵌合縦溝部6jが
前記回転筒5の後端内周部の突起部5bと嵌合し、上記
回転筒5と一体となって回転出来る。
【0015】6kは前記の超音波モータ6cの加圧部材
であり、前記のユニット本体6aの中で、前記の超音波
モータ6c、出力部材6d、コロ部材6e、中間部材6
hを順番に同時に加圧している。
【0016】7はフォーカスキーで、ビス7aにより前
記のフォーカスユニット6中のコロリング6gに固着さ
れている。又、フォーカスキー7は嵌合縦溝部7bを有
している。8は固定筒1の内面と嵌合しているフォーカ
ス連絡筒で、図8に示すように、その内周面には縦溝8
bを有している。ピン8aはフォーカス連絡筒8の外周
面にネジ込まれていると同時に、固定筒1の小径部1h
の周穴1iでスラスト規制を、又、前記フォーカスキー
7の嵌合縦溝部7bによって回転規制を受けている。
【0017】9は1群鏡筒であり、前記1群レンズを保
持すると共に、その後端内面部にある嵌合部9aにおい
て前記固定筒1と嵌合し、又、同時に後端内面部には図
6に示すように、直進キー9bがビス9cにより固着さ
れている。この直進キー9bが前記固定筒1の外面直進
溝1aと嵌合することにより、1群鏡筒9は前記固定筒
1に対し直進自在に保持されている。
【0018】この1群鏡筒9にはその前半部にカム溝9
dが等分に3本設けられている。又、この1群鏡筒9の
外周嵌合部にはフード用カム筒10を嵌合保持すると共
に、このフード用カム筒10のスラスト規制も実現して
該フード用カム筒を、1群鏡筒9に対し定位置で自在に
回転できるように保持している。
【0019】9eは前記1群鏡筒9の前方外周部に等分
に3ケ所設けられたダボ、9fは前記1群鏡筒9の外周
側に伸びたツバ部で、その外周部には嵌合部9gを有す
る。
【0020】前記フード用カム筒10には図7に示すよ
うに、直進溝10aと、V字カム溝10bが共に3本ず
つ等分に設けられている。
【0021】11は操作環であり、内面の中央部に嵌合
受け部11aを有し、この嵌合受け部11aが前記1群
鏡筒9の外周側に伸びたツバ部9fに設けられた嵌合部
9gと嵌合及びスラスト規制を行なうことにより、上記
操作環11は前記1群鏡筒9に対して同時に前後運動の
操作を与えることが出来る。
【0022】また、操作環11の内面には縦溝11bが
対向2ケ所設けられており、この縦溝11bが回転筒5
の先端に外周からネジ込まれたピン5aと嵌合している
ことにより、前記操作環11の回転操作を該操作環が前
後に操作されていても、常に安定して前記回転筒5と該
回転筒を通じて、フォーカスユニット6中の中間部材6
hに操作力を伝達することが可能になっている。
【0023】12はフィルタ枠であり、先端内周部に前
記フィルタAをネジ込むためのフィルタねじ12aが切
ってあり、又、後端内周部には嵌合部12bを持ち該嵌
合部12bには内側にダボ12cが3ケ所等分に設けら
れている。
【0024】又、フィルタ枠12の中間部内面には縦溝
12dが3ケ所等分に設けられている。この縦溝12d
は前記1群鏡筒9の前方外周部に設けられたダボ9eと
嵌合規制され、更に、フィルタ枠12の後端内周部の嵌
合部12bがフード用カム筒10の外周と嵌合すると同
時に、この後端内周部12bの内側に3ケ所等分に設け
られたダボ12cがフード用カム筒10に設けられたカ
ム溝10bと係合しているため、結局前記フード用カム
筒10が回転すると、フィルタ枠12が前記の1群鏡筒
9に保持された1群レンズに対して直進繰り出しを行
う。
【0025】13はカム筒であり、略大径部13aを持
ち該大径部は、前記固定筒1の内径に嵌合保持されてい
る。又、図3に示すように、上記大径部13aは固定ピ
ンカム13c、3群カム13d、4群カム13e、5群
カム13fが各々等分に3本ずつ設けられている。
【0026】又、カム筒13の小径部13bは、フォー
カスカム13gが設けられている。又、前端外周部は1
段径が大きくなり、嵌合部13hがあり該嵌合部の外面
には嵌合ピン13iが等分に3ケ所ネジ込まれている。
【0027】上記嵌合ピン13iは1群鏡筒9のカム溝
9dに係合して貫通し、前記フード用カム筒10の直進
溝10aにも同時に係合している。このため、カム筒1
3の回転量が前記フード用カム筒10の回転量を規制す
ることとなり、前記フィルタ枠12の繰り出し量を決定
している。
【0028】14は2群鏡筒であり、2群レンズを保持
し、外周には嵌合部14aを有し、この嵌合部14aに
は固定ピン14bが等分3ケ所設けられている。
【0029】なお、上記嵌合部14aに設けられた固定
ピン14bは、前記カム筒13の大径部13aに設けら
れた固定ピンカム13cに係合すると同時に、前記固定
筒1に設けられた2群保持穴1cに係合している。この
ため、2群鏡筒14は前記固定筒1に対して固定であ
る。
【0030】又、前記カム筒13は該カム筒の大径部1
3aに設けられた固定ピンカム13cと前記1群鏡筒9
の前半部に設けられたカム溝9dの形状の2つの位置要
素により、回転位置とスラスト位置が決まり、カム筒1
3は前記操作環11の前後運動を行なうことにより、図
1のテレ端状態から図2のワイド状態に回転繰り出し動
作を行なうことができる。
【0031】13jは移動絞りであり、前記カム筒13
の前端面に固着されている。15は5群鏡筒があり、5
群レンズを保持すると共に嵌合部15aを持ち、前記カ
ム筒13の大径部13aに嵌合保持されている。更に、
この5群鏡筒15の嵌合部15aには、図5に示すよう
に、5群ピン15bがねじ込まれると共に、3群溝15
c,4群溝15dが各々3本ずつ等分に設けられてい
る。前記5群鏡筒は嵌合部15aにネジ込まれた5群ピ
ン15bが前記カム筒13の大径部13aに設けられた
5群カム13fと前記固定筒1の内面直進溝1bに同時
に係合しているので、前述のカム筒13の回転繰り出し
動作によって所定のズーム移動を行なうことが出来る。
【0032】16は公知の電磁絞りユニットである。
【0033】17は3群鏡筒で第3群レンズと前記の電
磁絞りユニット16を保持している。この3群鏡筒17
は前記5群鏡筒15に嵌合保持されると共に、嵌合面に
ネジ込まれた3群ピン17aが前記5群鏡筒15の嵌合
部15aに設けられた3群溝15cと、前記カム筒13
の大径部に設けられた3群カム13dに同時に係合して
いるので、前述のカム筒13の回転繰り出し動作によっ
て所定のズーム移動を直進で行なうことが出来る。
【0034】18は4群鏡筒であり、第4群レンズを保
持している。又、前記5群鏡筒15に嵌合保持されると
共に、嵌合面にネジ込まれた4群ピン18aが、前記5
群鏡筒15の嵌合部15aに設けられた4群溝15dと
前記カム筒13の大径部に設けられた4群カム13eに
同時に係合しているので、前記3群鏡筒17と同時に、
前述のカム筒13の回転繰り出し動作によって所定のズ
ーム移動を行なうことが出来る。
【0035】19は6群鏡筒であり、第6群を保持する
と共に前記カム筒13の小径部13bの内面に嵌合保持
されると共に、この6群鏡筒19の嵌合部にネジ込まれ
た6群ピン19aが、前記カム筒6の小径部13bに設
けられたフォーカスカム13gと、前記のフォーカス連
絡筒8の内周面の縦溝8bと係合して位置決めされてい
る。
【0036】図9中、副操作環20の先端部めねじ20
aは、主操作環としての前記操作環11の後端外周部に
設けられたおねじ11cにねじ込まれている。又この副
操作環20は後端部に内ツバ部20bを有し、前記操作
環11の後端部と副操作環20の内ツバ部20bとの間
には、前方からボール21aと、このボール21aへの
圧接面22aと円錐斜面22bを有するテーパー駒22
と、このテーパー駒22の円錐斜面22bと圧接する円
錐斜面23aと後端側にも円錐斜面23a’を有し内径
側に弾性摺動部材24を張り付け一部切り欠きを円周方
向に設けたCバンド23と、このCバンド23の円錐斜
面23a’と圧接する円錐斜面22b’と前記圧接面2
2a’を有するテーパー駒22’と、このテーパー駒2
2’の圧接面22a’と圧接するボール21a’が順番
に配設され、前記副操作環20を前記操作環11に対し
てねじ込んだ場合には光軸方向に同時に圧力がかかる。
【0037】図9の配置から明らかなように、前後の円
錐斜面23aと円錐斜面23a’を有する前記Cバンド
23は内径側に縮まるので、このCバンド23の内径側
に張り付けた弾性摺動部材24が前記固定筒1の大径部
1eを締め付け、結局前記操作環11は前記固定筒1に
対して動きにくくなり、直進操作に対しては操作力が大
きく変化する。これに対し、前記ボール21aと21
a’の作用で前記操作環11は前記固定筒1に対して常
に回動可能であり、回転操作に対しては操作力の変化が
小さい。
【0038】図10はズームの移動線図を表わし、1群
レンズIは非線形に繰り出す。2群レンズIIは固定であ
る。3群レンズIIIから6群レンズVIは非線形に繰り出
す。 実施例2. 図11から図15は本発明の実施例2の操作力調節機構
を有する光学機器を示し、図11はレンズのテレ端状態
を示す断面図、図12はレンズのワイド端を示す断面
図、図13は第1群鏡筒及びカム筒の展開図、図14は
ズームの移動線図、図15はキーとばね部の拡大図であ
る。
【0039】図11から図15において、Iは1群レン
ズ、IIは2群レンズ、III は3群レンズ、IVは4群レン
ズ、Vは5群レンズを表す。
【0040】図中、101は固定筒で、101aは外面
直進溝、101bは直進溝、101cは2群保持穴で、
それぞれ3等分に設けられている。但し、前記外面直進
溝101aはその溝幅が場所により変化している。10
1dは外面嵌合部、101eは内面嵌合部である。10
2は102aのビスで固定筒101に固着されているマ
ウントにして、裏蓋103を保持し、着脱ストッパーピ
ン102bを有している。104は1群鏡筒で、後端部
に3等分のキー104aと、内面に嵌合部104bと3
等分のカム104dを持ち、前記キー104aは図15
に示すように、前記固定筒101の外面直進溝101a
に嵌合すると同時に板ばね106がはめ込まれ、前記外
面直進溝101aの溝幅の変化で圧接力が変わるように
構成されている。従って、本実施例のズーム操作力の変
化を調整すべく、前記固定筒101の外面直進溝101
aの溝幅を適度に設定することによって、操作力のムラ
等を吸収する、或いは、意図的に変化させる等の操作力
コントロールを可能としている。
【0041】又前記内面の嵌合部104bは前記固定筒
101の外面嵌合部101dに嵌合している。又、1群
鏡筒104の先端外径部には、雄ヘリコイド104cが
設けられている。
【0042】105は操作環で、先端部に前記1群レン
ズIを保持し内面に雌ヘリコイド105aを持ち、この
雌ヘリコイド105aが前記1群鏡筒104の先端外形
部の雄ヘリコイド104cと係合し、このため、操作環
105を回転させることで前記1群鏡筒104に対し、
図11のテレ端状態から図12のワイド端状態に前後運
動をする。
【0043】107はカム筒で、大径部107aを持
ち、この大径部107aは前記固定筒101の内径に嵌
合保持されている。又、上記大径部107aには図13
に示すように固定ピンカム107c、3群カム107d
が各々等分に3本ずつ設けられている。又、小径部10
7bは5群レンズVを保持している。
【0044】前端外周部は1段径が大きくなり、嵌合部
107hがあり、前記1群鏡筒104の内面の嵌合部1
04bと嵌合している。又、この嵌合部107hには、
嵌合ピン107iが等分に3ケ所ネジ込まれている。こ
の嵌合ピン107iは、前出の1群鏡筒104のカム溝
104dに係合している。107kは切り欠き部であ
る。
【0045】108は2群鏡筒で2群レンズIIを保持
し、外周部108aを有し、この外周部108aには固
定ピン108bを等分3ケ所有し、この固定ピン108
bは前記カム筒107の大径部107aに設けられた固
定ピンカム107cに係合すると同時に、前記固定筒1
01に設けられた101cの2群保持穴に係合してい
る。このため、2群鏡筒108は前記固定筒101に対
して固定である。
【0046】又、前記107のカム筒は該カム筒の大径
部107aに設けられた固定ピンカム107cと前記1
群鏡筒104の内面部に設けられたカム溝104dの形
状により決まる2つの位置要素により、回転位置とスラ
スト位置が決まり前述の説明を加えると結局、該カム筒
107は前記操作環105の前後運動を行なうことによ
り、回転繰り出し動作をおこなう。
【0047】107jは移動絞りで、前記カム筒107
の前端面に固着されている。109は3群鏡筒で、3群
レンズIII を保持すると共に外周部109aを有し、前
記カム筒107の大径部107aに中空保持されてい
る。更に、該3群鏡筒109の外周部109aには、3
群ピン109bがネジ込まれると共に、該3群ピン10
9bが前記カム筒107の大径部107aに設けられ
た、3群カム107dと前記固定筒101の直進溝10
1bに同時に係合しているので、前述のカム筒107の
回転繰り出し動作によって所定のズーム移動を行なうこ
とが出来る。
【0048】110は公知の電磁絞りユニットで、前記
3群鏡筒109に保持されている。111は4群鏡筒
で、前記第4群レンズIVを保持している。又、外周部に
3箇所の接続部111bを有し、該3箇所の接続部11
1bが前記カム筒107の切り欠き部107kを抜け
て、前記固定筒101に固定されている。
【0049】図14はズームの移動線図を表わし、1群
レンズI、3群レンズIII 、5群レンズVは非線形に繰
り出す。2群レンズII、4群レンズIVは固定である。
【0050】尚、本実施例はスラスト方向に移動可能な
操作環の場合であるが、操作環が回転式の場合において
は、移動方向が円周方向になる為、本実施例における縦
溝(外面直進溝101a)のかわりに円周溝とし、この
円周溝の溝幅を変化させることで操作力補正が可能とな
り、回転操作環方式においても、本発明の内容がそのま
ま生かせることになる。
【0051】更に、以上述べたような、直進又は回転溝
のかわりに、直進又は回転の厚みが部分的に変化する鍔
として、この鍔をはさみ込むような圧接部材によって、
操作力の補正が可能となることも、本発明の内容に十分
含まれるものとする。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、副操作環の操作により主操作環の操作力を機構
によって直進操作の操作力の変化が大きく回転操作の操
作力の変化が小さくなるように変化させることができる
ので、主操作環の重量が比較的重い光学機器において
も、重力に対し水平方向とそれ以外の方向のどちらの方
向で用いる場合にも操作性に優れた操作力調節機構を有
する光学機器を得ることができる。又、請求項4の発明
によれば、操作部材の有する弾性摺動部材の凸部又は凹
部の側面への圧接力を該操作部材の操作方向に沿って変
化させることができるので、例えばズームレンズにおけ
るズーム領域やワイド領域などの操作領域に適合した操
作性の良い操作力を得ることができる操作力調節機構を
有する光学機器を得ることができる。又、請求項5の発
明によれば、副操作部材の操作により主操作部材の操作
のために要求される力を機構によって直進操作の操作力
の変化が大きく回転操作の操作力の変化が小さくなるよ
うに変化させることができるので、主操作部材の重量が
比較的重い光学機器においても、重力に対し水平方向と
それ以外の方向のどちらの方向で用いる場合にも操作性
に優れた操作力調節機構を有する光学機器を得ることが
できる。又、請求項6に記載の発明によれば、副操作部
材の操作により主操作部材の2種類の操作のために要求
される力を機構によって該2種類の操作の一方の操作の
操作力の変化が大きく他方の操作の操作力の変化が小さ
くなるように変化させることができるので、例えば主操
作部材の重量が比較的重い光学機器においても、重力に
対し水平方向とそれ以外の方向のどちらの方向で用いる
場合にも操作性に優れた操作力調節機構を有する光学機
器を得ることができる。
【0053】又、請求項2の発明によれば、固定部と動
作部材を有する光学機器において、操作部材の操作方向
を決定するガイド用の凸部又は凹部と、この凸部又は凹
部に対して圧接する弾性摺動部材とを具備し、前記凸部
又は凹部の圧接部位を部分的に変化させて圧接力を可変
とするように構成したので、操作領域に適合した操作性
の良い操作力を得ることのできる操作力調節機構を有す
る光学機器を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の操作力調節機構を有する
光学機器のレンズのテレ端状態の断面図。
【図2】 本実施例の光学機器のレンズのワイド端状態
の断面図。
【図3】 本実施例の光学機器のカム筒の展開図。
【図4】 本実施例の光学機器の固定筒の展開図。
【図5】 本実施例の光学機器の第5群鏡筒の嵌合部の
展開図。
【図6】 本実施例の光学鏡筒の1群鏡筒の展開図。
【図7】 本実施例の光学機器のフード用カム筒の展開
図。
【図8】 本実施例の光学機器のフォーカス連結筒の展
開図。
【図9】 本実施例の光学機器の操作力調節機構の詳細
断面図。
【図10】 本実施例の光学機器のズームの移動線図。
【図11】 本発明の実施例2の操作力調節機構を有す
る光学機器のレンズのテレ端状態の断面図。
【図12】 本実施例のレンズのワイド状態の断面図。
【図13】 本実施例の光学機器のカムの展開図。
【図14】 本実施例の光学機器のズームの移動線図。
【図15】 本実施例の光学機器のキーとばね部の拡大
図。
【符号の説明】
1 固定筒 11 操作環(主操作環、主操作部材) 20 副操作環(副操作部材) 101 固定筒 101a 直進溝(凹部) 104 1群鏡筒 104a キー(凸部) 105 操作環 106 板ばね(弾性摺動部材)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の調節作用を与える直進操作および
    第2の調節作用を与える回転操作が行なえる主操作環
    と、 副操作環の操作により前記直進操作の操作力の変化が大
    きく前記回転操作の操作力の変化が小さくなるように前
    記主操作環の操作力を変化させる機構と、 を有することを特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 撮影レンズを備え、前記第1の調節作用
    がズーミング、前記第2の調節作用がフォーカッシング
    であることを特徴とする請求項1に光学機器。
  3. 【請求項3】 前記副操作環は前記主操作環に対して回
    転可能に取り付けられており、前記副操作環を回転させ
    ることによって前記主操作環の操作力を変化させること
    を特徴とする請求項1の光学機器。
  4. 【請求項4】 操作部材と、 該操作部材の操作方向を決めるガイド用の凸部又は凹部
    とを有し、 前記操作部材は前記凸部又は凹部の側面に対して圧接し
    た弾性摺動部材を有し、前記凸部又は凹部の幅を前記操
    作方向に沿って変えることによって前記弾性摺動部材の
    圧接力を前記操作方向に沿って変化させたことを特徴と
    する光学機器。
  5. 【請求項5】 直進操作および回転操作が行なえる主操
    作部材と、 副操作部材の操作により前記主操作部材の操作のために
    要求される力を変える機構とを有し、 前記機構を前記直進操作の操作力の変化が大きく前記回
    転操作の操作力の変化が小さくなるように構成したこと
    を特徴とする光学機器。
  6. 【請求項6】 2種類の操作が行なえる主操作部材と、 副操作部材の操作により前記主操作部材の操作のために
    要求される力を変える機構とを有し、 前記機構を前記2種類の操作の一方の操作の操作力の変
    化が大きく他方の操作の操作力の変化が小さくなるよう
    に構成したことを特徴とする光学機器。
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