JP3412953B2 - ズームレンズ鏡筒、カメラおよび光学装置 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒、カメラおよび光学装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズーミング作用による焦
点距離の変化に応じてフォーカス作用をするレンズ群の
移動量を変えるインナーフォーカス又はリアフォーカス
式のズームレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ズームレンズのコンパクト化、高
倍率化とともにオートフォーカス化が一般的となり、フ
ォーカスレンズの軽量化、および外部から可動部が直接
触れられないメリットを持つインナーフォーカスあるい
はリアフォーカス式のズームレンズ鏡筒の需要が高まっ
ている。この種のズームレンズ鏡筒としては、 (A)特開平3−144411号公報に開示されている
ように、フォーカスレンズ群のズーミング移動軌跡が、
フォーカスレンズ群のフォーカス移動と無関係に設計さ
れ、独立したフォーカス用カムを持っているもの。 (B)特開昭63−49715号公報に開示されている
ように、ズーミングに連動して回転する枠にフォーカス
用カム溝を設けているもの。 (C)特開昭63−314511号公報に開示されてい
るように、1群レンズが固定部に設けられているもの。 (D)特開平4−184405号公報に開示されている
ように、ズーミングにより移動する第1のレンズに応答
し、ズームカム及びフォーカス作用とズーム作用の両方
の作用にかかわるフォーカスカムを設けたカム部材を、
回転及び光軸方向に移動させるもの。 等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例(A)は、ズーム用カム部材の他にフォーカス
用カム部材を必要とし、コストアップとなる。従来例
(B)では従来例(A)の場合よりもさらに部品点数を
多く必要とし、構成が複雑でコストアップとなる。従来
例(C)では1群レンズが固定であり、レンズのコンパ
クト化に難点があった。従来例(D)では、カム部材を
移動させるカムの1つが、第1レンズを保持して直進移
動する鏡筒に設けられており、直進繰り出し時にカムが
外部に露出することを防止するために、カバー部材を設
けるかインナーカム化する必要があり、コストアップ及
びコンパクト化が難しいという問題点があった。
【0004】本発明は上記のような従来の問題点を解消
したズームレンズ鏡筒および該ズームレンズ鏡筒を適用
したカメラ、光学装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のズーム
レンズ鏡筒は、ズーミング作用による焦点距離の変化に
応じて、フォーカスレンズの移動量を変えるズームレン
ズ鏡筒において、前記フォーカスレンズを保持し、全て
のズーム領域において、回転角度を同じにしてフォーカ
スを行うとともに、フォーカス移動のためのフォーカス
コロを有するフォーカスレンズ鏡筒と、前記フォーカス
レンズ鏡筒のフォーカスコロを係合しズーミング作用に
よる焦点距離の変化位置に応じてフォーカス移動量を異
ならせる全ズーム領域で使用するフォーカスカムと、該
フォーカスカムの光軸上の位置を移動させるための第2
のカムとを有するカム部材と、光軸と平行な直進溝と
前記カム部材に設けられた第1コロ係合して該カム部
材の光軸上の位置を移動させるための第1のカムとを有
する固定筒と、ズーミング作用をするレンズを保持し前
記直進溝に沿って光軸方向に直進案内されるとともに前
記カム部材の第2カムに係合された第2のコロが一体に
設けられた直進筒とを備え、前記直進筒を光軸方向に移
動させてズーミング作用を行ったときに、前記直進筒の
移動に伴って、前記カム部材を、前記第2のカムと第2
のコロとにより、および前記第1のカムと第1のコロと
により、回転させるとともに光軸方向に移動させること
を特徴としている。
【0006】請求項2の発明のカメラは、請求項1記載
のズームレンズ鏡筒を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項3の発明の光学装置は、請求項1記
載のズームレンズ鏡筒を備えたことを特徴としている。
【0008】
【0009】
【実施例】
第1の実施例 図1から図8は発明の特徴を最もよく表す一実施例の図
面であり、図1はレンズのテレ状態を示す断面図、図2
はレンズのワイド状態を示す断面図、図3はフォーカス
カム筒の展開図、図4は固定筒の展開図、図5は直進筒
の展開図、図6はテレ状態のカム関係を示す展開図、図
7はワイド状態のカム関係を示す展開図、図8はズーム
の移動線図である。
【0010】図1〜図7において、Iは1群レンズ、I
Iは2群レンズ、IIIは3群レンズ、IVは4群レン
ズ、Vは5群レンズである。
【0011】1は第1固定筒であり、この第1固定筒1
には図4に示すように光軸と平行な直進溝1a、第1の
カムとしての固定筒カム1bがそれぞれ等分に3本ずつ
設けられている。2は第2固定筒であり、この第2固定
筒2はビス3で前記第1固定筒1にピントワッシャー4
をはさんだ状態で固着されている。5は前側固定部であ
り、ビス6で前記第2固定筒2に固着されている。
【0012】7は駆動ヘリコイドであり、この駆動ヘリ
コイド7には内周にヘリコイドネジ7aが設けられ、外
周にズームギア7bとリング部7cが設けられている。
このリング部7cは前記第2固定筒2の凹部2cに嵌合
するとともに該第2固定筒と前側固定部5にはさまれ、
定位置回動可能に保持されている。
【0013】8は直進筒であり、この直進筒8には図5
に示すように直進キー部8aが等分に3本一体的に設け
られて、この直進キー8aが前記直進溝1aに嵌合して
回転規制されている。これにより直進筒8は光軸方向の
動きのみが許容されている。また、この直進筒8の内周
には、スラスト溝8cが直進キー部8aと回転方向で同
位相に設けられ、このスラスト溝8cの一方端に組み込
み穴8dが直進筒8を貫通した状態で設けられている。
また、直進筒8の前端近くには、穴8e及び円周方向へ
の2つの長穴8fが設けられている。
【0014】9は1群鏡筒であり、前記1群レンズIを
保持するととともに外周にネジ9aと9bが形成されて
いる。10は1群調整環であり、この1群調整環10に
は内周にネジ10aが形成され、このネジ10aは前記
1群鏡筒9のネジ9aと螺合している。また、1群調整
環10には穴10bが3箇所等分に設けられており、穴
10bの1つにはストレートピン12が穴8eを通して
圧入され、残りの2つには偏心ピン13が長穴8fを通
して圧入される。
【0015】11は1群押え環であり、内周にネジ11
aとスリ割11bが設けられ、このネジ11aは1群鏡
筒9のネジ9bと螺合し、スリ割11bは1群押え環1
1を回転させるために設けられている。上記の構成によ
り1群鏡筒9の2つのネジには1群調整環10と1群押
え環がダブルナット的に固定され、1群調整環10は直
進筒8に保持される。14は前カバーであり、直進筒8
の先端部に接着等で固定される。
【0016】15は2群鏡筒であり、この2群鏡筒15
は前記2群レンズIIを保持するとともにビス16によ
り前記固定筒1の前端部に固定される。17は絞り筒で
あり、この絞り筒17は外周部にコロ18がビス19に
より固定されている。また、コロ18は固定筒1の直進
溝1aを貫通し、直進筒8のスラスト溝8cにはまって
おり、このコロ18により絞り筒17の回転位置が規制
されている。
【0017】20は電気信号によりコントロールされる
絞りユニットであり、この絞りユニット20は絞り筒1
7に保持されている。21は絞りユニット20に電気信
号を伝達するフレキシブルプリント配線板、22は前記
フレキシブルプリント配線板21を保持するためのフレ
キ押え板である。フレキシブルプリント配線21は円弧
を折り返した構成となっており、絞り筒17の移動時の
ストロークの吸収をおこなっている。23はカム部材と
してのフォーカスカム筒であり、このフォーカスカム筒
23には図3に示すように第2のカムとしての1−4群
カム23aとフォーカスカム23bがそれぞれ等分に3
本ずつ設けられている。
【0018】24は段ビスであり、この段ビス24はフ
ォーカスカム筒23にそれぞれ等分に3本植設されてい
る。この段ビス24に嵌合し、チャージバネ26により
前記固定筒カム1bに圧接された第1のコロとしてのテ
ーパーコロ25により、フォーカスカム筒23の動きは
固定筒カム1bに沿ったものに限定される。この固定筒
カム1bは第1固定筒1をモールド成形可能とするため
に、外径スライドで形成可能なテーパーカムとなってい
る。
【0019】27は絞り移動バネであり、前記絞り筒1
7と前記フォーカスカム筒23の間に配置され、絞り筒
17を前方(図の左方向)へ、フォーカスカム筒23を
後方(図の右方向)へ加圧している。28は前記3群レ
ンズIIIを保持している3群鏡筒であり、この3群鏡
筒28にはそれぞれ等分に配置された3本のフォーカス
コロ29がビス30により固定されている。このフォー
カスコロ29は前記フォーカスカム23bに入り、3群
鏡筒28の移動はフォーカスカム23bに沿った動きに
限定される。また、3群鏡筒28にはフォーカス連動部
28aが一体的に設けられ、フォーカスキー31とキー
結合している。このフォーカスキー31はフォーカスリ
ング32に固着されている。このフォーカスリング32
は第2固定筒2の内周にバヨネット結合し、定位置回動
可能に保持されている。また、フォーカスリング32に
はフォーカスギア32aが一体的に形成され、フォーカ
ス時には不図示のギアにより駆動される。
【0020】33は板バネで構成されたフリクションバ
ネであり、このフリクションバネ33はビス33aによ
り第2固定筒2に固定されている。そして、フリクショ
ンバネ33はフォーカスリング32を図の矢印Aの方向
に付勢し、フォーカスリング32に自己保持力を与えて
いる。
【0021】34は4群鏡筒であり、前記4群レンズI
Vを保持してフォーカスカム筒23の内周に嵌合してい
る。この4群鏡筒34は固定筒1の直進溝1a、フォー
カスカム筒23の1−4群カム23aに入った第2のコ
ロとしてのコロ35が軸ビス36により固定され、1群
レンズと一体移動する構成となっている。コロ35と軸
ビス36はそれぞれ等分に3つ配置されている。
【0022】37は5群鏡筒であり、前記5群レンズV
を保持し、第2固定筒2にビス38で固定されている。
この第2固定筒2には一部に切りかき穴2aが設けられ
ており、この切りかき穴2aを通して不図示のギアによ
り、駆動ヘリコイド7のズームギア7bを駆動すること
でズーミングが行われる。直進筒8の後側外周にはヘリ
コイドネジ8gが一体的に形成され、前記駆動ヘリコイ
ド7のヘリコイドネジ7aと螺合している。また、直進
筒8には逃げ8hが内周に設けられ、図2に示すワイド
状態でテーパーコロ25が直進筒8と干渉することを防
止している。40は上記実施例構成のズームレンズ鏡筒
を適用するカメラ、光学装置の本体である。
【0023】次に上記構成によるズーミング時とフォー
カス時の各群レンズの動きについて説明する。図8はズ
ームレンズの各群の動きを示した移動線図である。図8
において、I、II、III、IV、V、20は図1に
対応した1群レンズI、2群レンズII、3群レンズI
II、4群レンズIV、5群レンズV、絞りユニット2
0の移動軌跡を表している。
【0024】図8に示されたように、ズームレンズは
1、4群が一体移動、2、5群が固定、3群が非線形移
動をしている。また、フォーカスは3群でおこなわれ
る。ズームレンズはインナーフォーカスタイプのズーム
レンズであり、3群の繰り出し量はズーム位置により異
なっている。
【0025】また、絞りユニットの軌跡はワイド(Wi
de)→テレ(Tele)へのズーミングの途中まで
1、4群レンズI、IVと同じ軌跡路とり、そこから固
定となる構成をとっている。
【0026】図1のテレ状態から図2のワイド状態への
ズーミング動作は、駆動ヘリコイド7の回転により行わ
れる。駆動ヘリコイド7が回転すると、ヘリコイドネジ
7aにより、直進筒8が光軸方向に移動する。直進筒8
はコロ35、軸ビス36を介して4群鏡筒34と一体と
なっているので、直進筒8が移動すると、4群鏡筒34
を一体に移動する。これにより1、4群レンズI、IV
の移動が行われる。
【0027】上記のようにコロ35が光軸方向に移動す
ると、フォーカスカム筒23は1−4群カム23aと固
定筒カム1bの合成軌跡により、回転しながら光軸方向
に移動する。フォーカスカム筒23が回転すると、3群
鏡筒28に固定されたフォーカスコロ29(テレ位置2
9a、ワイド位置29bそれぞれ∞位置にて)は、3群
鏡筒28がフォーカスキー31により回転規制されてい
るので、図3に示すようにテレ位置29aからワイド位
置29bへ連続してフォーカスカム23bの使用点が変
更される。
【0028】3群鏡筒28のズーミング時の動きは、フ
ォーカスカム筒23の動きと、フォーカスカム23bの
合成軌跡により決定され、この合成軌跡が∞〜至近域で
光学上必要とされる3群の軌跡となるようになってい
る。フォーカスカム23bの形状は、特開平3−144
411号公報に開示された第1〜第3実施例と同様に決
定されるので、詳細な説明は省略する。
【0029】フォーカス時はフォーカスキー31が回転
することにより行われる。このフォーカスキー31が図
3でθだけ回転すると、テレ位置〜ワイド位置の各ズー
ム域で略等しい物体距離にピントが合わされる。絞りユ
ニット20の移動は従来通常行われるカムによる移動で
はなく、本実施例構成おいては、直進筒8、第1固定筒
1、フォーカスカム筒23、絞り移動バネ27により作
り出される。
【0030】まず、テレ状態(図1)で絞りユニット2
0を保持する絞り筒17は、フォーカスカム筒23と絞
り筒17の間に配置された絞り移動バネ27により、図
において左方向に加圧されている。この時、絞り筒17
は前端部17aが固定筒1に設けられたストッパー1c
に当接し、定位置で保持されている。
【0031】ズーミングが行われると、図1のテレ状態
から図2のワイド状態にフォーカスカム筒23、3群鏡
筒28が移動をはじめる。このズーミング動作時、直進
筒8のスラスト溝8cの端部8iがコロ18に当接する
までの間は、絞り筒17、絞りユニット20は絞り移動
バネ27によりストッパー1cに当接したままで保持さ
れる。この間が図8のαで示された期間にあたる。
【0032】しかる後、端部8iがコロ18に当接する
と、絞り筒17はストッパー1cからはなれ、直進筒8
と一体移動をはじめる。ここからワイド端までが図8の
βで示された期間で、この間、絞り筒17、絞りユニッ
ト20は直進筒8と一体移動し、絞りユニット20の移
動軌跡が作られる。2、5群レンズは固定であるので、
ズーミングによる各移動群レンズの移動軌跡は以上であ
る。
【0033】なお、本実施例構成では、フォーカス時、
ズーミング時にそれぞれフォーカスカム筒23のフォー
カスカム23bとフォーカスコロ29の位相関係が変化
する。従って、3群鏡筒28はズーミング時にフォーカ
スカム筒23から回動力を受ける。この回動力に抗して
3群鏡筒28をズーミング時に回転しないようにするた
め、3群鏡筒28をキー31で保持しているが、このた
めにはキー31が自己保持力を有する必要がある。
【0034】そこで、本実施例では、フォーカスリング
32に対してフリクションバネ33が加重を加え、フォ
ーカスリング32に自己保持力を与えている。この自己
保持力はフォーカス時に負荷となるので、極力小さい方
が望ましいが、フォーカスカム筒23から3群鏡筒28
がズーミング時に受ける回動力より大きいことが必要条
件である。
【0035】本実施例構成によれば、フォーカス作用及
びズーム作用の両方の作用にかかわるためのフォーカス
カム筒23の回転運転(フォーカスカムの使用点の変
更)と光軸方向への移動(フォーカスカムの使用点変更
によるレンズ位置の補正とズーム作用)を、第1固定筒
1上の固定筒カム1bとフォーカスカム筒23上の1−
4群カム23aの合成により作ることが可能となり、直
進筒にカムを設ける必要がない構成ができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ズーミング作用による
焦点距離の変化に応じて、フォーカスレンズの移動量を
変えるズームレンズ鏡筒において、前記フォーカスレン
ズを保持し、全てのズーム領域において、回転角度を同
じにしてフォーカスを行うとともに、フォーカス移動の
ためのフォーカスコロを有するフォーカスレンズ鏡筒
と、前記フォーカスレンズ鏡筒のフォーカスコロを係合
しズーミング作用による焦点距離の変化位置に応じてフ
ォーカス移動量を異ならせる全ズーム領域で使用するフ
ォーカスカムと、該フォーカスカムの光軸上の位置を移
動させるための第2のカムとを有するカム部材と、光軸
と平行な直進溝と前記カム部材のフォーカスカム筒の第
1コロと係合して該カム部材の光軸上の位置を移動させ
るための第1のカムとを有する固定筒と、ズーミング作
用をするレンズを保持し前記直進溝に沿って光軸方向に
直進案内されるとともに前記カム部材の第2カムに係合
された第2のコロが一体に設けられた直進筒とを備え、
前記直進筒を光軸方向に移動させてズーミング作用を行
ったときに、前記直進筒の移動に伴って、前記カム部材
を、前記第2のカムと第2のコロとにより、および前記
第1のカムと第1のコロとにより、回転させるとともに
光軸方向に移動させることによって、少ない部品点数で
コンパクトなズームレンズ鏡筒を得ることができるとい
う効果がある。
【0037】
【0038】請求項記載の発明によれば、請求項1記
載のズームレンズ鏡筒を適用したので、ズーミング作用
による焦点距離の変化に応じてフォーカス作用をするレ
ンズ群の移動量を変えることができるカメラを、少ない
部品点数でコンパクトに構成できるという効果がある。
【0039】請求項記載の発明によれば、請求項1記
載のズームレンズ鏡筒を適用したので、ズーミング作用
による焦点距離の変化に応じてフォーカス作用をするレ
ンズ群の移動量を変えることができる光学装置を、少な
い部品点数でコンパクトに構成できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるズームレンズ鏡筒のテレ
状態の断面図
【図2】図1のワイド状態の断面図
【図3】フォーカスカム筒の展開図
【図4】固定筒の展開図
【図5】直進筒の展開図
【図6】テレ状態のカム関係を示す展開図
【図7】ワイド状態のカム関係を示す展開図
【図8】ズームレンズの各群の移動線図
【符号の説明】
1 固定筒 1a 直進溝 1b 固定筒カム(第1のカム) 8 直進筒 23 フォーカスカム筒 23a 1−4群カム(第2のカム) 23b フォーカスカム(カム部材) 25 テーパーコロ(第1のコロ) 29 フォーカスコロ 28、34 鏡筒 35 コロ(第2のコロ)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーミング作用による焦点距離の変化に
    応じて、フォーカスレンズの移動量を変えるズームレン
    ズ鏡筒において、 前記フォーカスレンズを保持し、全てのズーム領域にお
    いて、回転角度を同じにしてフォーカスを行うととも
    に、フォーカス移動のためのフォーカスコロを有するフ
    ォーカスレンズ鏡筒と、 前記フォーカスレンズ鏡筒のフォーカスコロを係合しズ
    ーミング作用による焦点距離の変化位置に応じてフォー
    カス移動量を異ならせる全ズーム領域で使用するフォー
    カスカムと、該フォーカスカムの光軸上の位置を移動さ
    せるための第2のカムとを有するカム部材と、 光軸と平行な直進溝と前記カム部材に設けられた第1
    コロ係合して該カム部材の光軸上の位置を移動させる
    ための第1のカムとを有する固定筒と、 ズーミング作用をするレンズを保持し前記直進溝に沿っ
    て光軸方向に直進案内されるとともに前記カム部材の第
    2カムに係合された第2のコロが一体に設けられた直進
    筒とを備え、 前記直進筒を光軸方向に移動させてズーミング作用を行
    ったときに、前記直進筒の移動に伴って、前記カム部材
    を、前記第2のカムと第2のコロとにより、および前記
    第1のカムと第1のコロとにより、回転させるとともに
    光軸方向に移動させることを特徴とするズームレンズ鏡
    筒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のズームレンズ鏡筒を備え
    たことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のズームレンズ鏡筒を備え
    たことを特徴とする光学装置。
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