JP4709626B2 - レンズ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを光軸方向に移動させることによって、フォーカス調整を行うレンズ装置に関するものである。
近年、大画面表示デバイスとして、リアプロジェクションテレビが注目されている。リアプロジェクションテレビは、筐体に組み込まれたスクリーンと、スクリーンの背後に設置された平面鏡と、平面鏡に向けて投影光を投射する光学エンジン(プロジェクタ本体)とから構成されている。光学エンジンには、高輝度光源の光から均一照明光をつくる照明光学系と、照明光を変調して原画像を形成する画像表示素子と、画像表示素子によって画像情報が与えられた投影光を拡大投射する投影光学系とから構成されている。
この投影光学系を構成するレンズに、非球面レンズが多用されている。この非球面レンズは、プラスチックの射出成形や、ガラスモールドによって作成されることが一般的である。例えばプラスチックの射出成形による非球面レンズの場合、射出成形時のゲートが残る他、成形時の樹脂の流れを示すウエルドラインができてしまうため、プラスチック製の非球面レンズを投影光学系の部品として組み込む場合には、ゲートや、ウエルドラインの位置を、投影される画像の有効投影範囲から外れる位置に保持した状態で組み込むことで、画質の劣化を防止するようにしている(特許文献1)。
特開2004−361620号公報
最近では、投影される画像のサイズが異なるプロジェクションテレビのそれぞれに対して同一の光学エンジンを用いて、光学部品の共通化を行うことが考えられている。この場合、投影光学系からスクリーンまでの距離を変えることで、画像のサイズを変更することが可能となるが、光学エンジンは、ある特定のサイズに合わせて組み込まれているため、異なる画像サイズのプロジェクションテレビに組み込む場合には、フォーカス調整を行う必要がある。このフォーカス調整は、投影光学系を光軸方向に移動させることで可能となる。例えば投影光学系を光軸方向に移動させる方法として、ヘリコイドネジを用いることが一般的であるが、ヘリコイドネジを用いた場合には、上述したプラスチック製の非球面レンズに生じるゲートやウエルドラインの位置が、投影される画像の有効投影範囲内に位置してしまう他、非球面レンズの位置がずれることで、投影される画像の像面歪曲の程度が変化し、投影される画像の画質が劣化してしまう原因となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、プラスチックレンズを用いた投影光学系によるフォーカス調整の際に生じる画質の劣化を防止することができるようにしたレンズ装置を提供することを目的とする。
本発明のレンズ装置は、複数のレンズを光軸方向に移動させることで、投影面に投影される画像に対するフォーカス調整を行うとともに、前記複数のレンズのうち、前記投影面側に配置された非球面のプラスチックレンズによって前記投影面に投影される画像の像面歪曲の調整を行うレンズ装置において、前記プラスチックレンズを保持する第1移動筒と、前記複数のレンズのうち、前記プラスチックレンズ以外のレンズを保持する第2移動筒と、第2の移動筒を保持する保持筒と、前記第1移動筒と第2移動筒とのそれぞれに設けられ、前記第1移動筒を光軸周りに回転させることで、前記プラスチックレンズを光軸方向に移動させる第1のヘリコイドネジと、前記第2移動筒と保持筒とのそれぞれに設けられ、前記第2移動筒を光軸周りに回転させることで、前記第1移動筒、第2移動筒にそれぞれ保持されたレンズを光軸方向に移動させる第2のヘリコイドネジと、を備え、前記第2のヘリコイドネジを用いて、前記複数のレンズにおけるフォーカス調整を行った後、前記第1のヘリコイドネジを用いて前記像面歪曲の調整が行われるとともに、この像面歪曲の調整時に、前記プラスチックレンズに設けられたゲート部近傍の領域が前記投影される画像の有効投影領域から外れるように、前記プラスチックレンズの回転位置の調整も行われることを特徴とする。
また、前記第1のヘリコイドネジを用いた像面歪曲の調整によって回転する前記プラスチックレンズの回転位置が、前記第2のヘリコイドネジを用いたフォーカス調整前の回転位置、或いは、その近傍となることを特徴とする。
本発明のレンズ装置によれば、複数のレンズを光軸方向に移動させることで、投影面に投影される画像に対するフォーカス調整を行うとともに、前記複数のレンズのうち、前記投影面側に配置された非球面のプラスチックレンズによって前記投影面に投影される画像の像面歪曲の調整を行うレンズ装置において、前記プラスチックレンズを保持する第1移動筒と、前記複数のレンズのうち、前記プラスチックレンズ以外のレンズを保持する第2移動筒と、第2の移動筒を保持する保持筒と、前記第1移動筒と第2移動筒とのそれぞれに設けられ、前記第1移動筒を光軸周りに回転させることで、前記プラスチックレンズを光軸方向に移動させる第1のヘリコイドネジと、前記第2移動筒と保持筒とのそれぞれに設けられ、前記第2移動筒を光軸周りに回転させることで、前記第1移動筒、第2移動筒にそれぞれ保持されたレンズを光軸方向に移動させる第2のヘリコイドネジと、を備え、前記第2のヘリコイドネジを用いて、前記複数のレンズにおけるフォーカス調整を行った後、前記第1のヘリコイドネジを用いて前記像面歪曲の調整が行われるとともに、この像面歪曲の調整時に、前記プラスチックレンズに設けられたゲート部近傍の領域が前記投影される画像の有効投影領域から外れるように、前記プラスチックレンズの回転位置の調整も行われるから、投影される画像の画質が劣化することを防止することができる。
また、前記第1のヘリコイドネジを用いた像面歪曲の調整によって回転する前記プラスチックレンズの回転位置が、前記第2のヘリコイドネジを用いたフォーカス調整前の回転位置、或いは、その近傍となるので、投影される画像のサイズが変化した場合であっても、投影される画像の画質が劣化することを防止することができる。
図1において、リアプロジェクション装置2は、筐体3の前面に設けられたスクリーン4と、スクリーン4の背後に設けられた平面鏡5と、光学エンジン6を備えている。平面鏡5は、スクリーン4に対して傾斜された状態で取り付けられている。光学エンジン6は、その長手方向が、スクリーン4と直交する方向となるように組み込まれている。この光学エンジン6から出射される投影光は斜め上方に投射され、平面鏡5を反射してスクリーン4上に画像を投影させる。スクリーン4の裏面には、左右の反転した投影画像が映し出され、スクリーン4の表側では投影画像が正しい向きで観察される。
光学エンジン6は、異なる画像サイズのリアプロジェクション装置に共通使用できるように構成されている。この光学エンジン6は、スクリーンに投影される投影画像の大きさが例えば55.63インチ(公称55インチ)を基準とするように構成されており、例えば、共通の光学エンジンを用いて、投影画像の大きさを55.63インチ以外の大きさとするリアプロジェクション装置で使用する場合には、スクリーン4から平面鏡5までの距離Uを変化させることで、投影画像の大きさを変えることになる。
図2は、光学エンジン6の構成の概略を示す斜視図である。この光学エンジン6は光源装置10、照明光学系11、色分離・合成光学系12、投影光学系13とから構成されている。光源装置10には、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプなどの高輝度光源が用途に応じて使用される。光源装置10からの出射光は、照明光学系11を透過して強度の均一な照明光となる。照明光学系11は、フライアイレンズや偏光変換素子、コンデンサレンズなどを備えている。
色分離・合成光学系12は、ダイクロイックミラー15、偏光プリズム16、ダイクロイックプリズム17、合成プリズム18等を備えている。ダイクロイックミラー15は、白色照明光を青色照明光とイエロー照明光とに分離する。青色照明光はダイクロイックミラー15を透過して直進し、イエロー照明光はダイクロイックミラー15を反射して直角方向に進行する。
偏光プリズム16は、青色照明光の進行方向に対して45度に傾斜した偏光反射面16aを有し、ダイクロイックミラー15を透過した青色照明光を液晶表示素子20Bに向けて反射するとともに、液晶表示素子20Bを反射した画像情報を有する青色投影光を透過させる。
ダイクロイックプリズム17は、ダイクロイックミラー15を反射したイエロー照明光を赤色照明光と緑色照明光とに分離するダイクロイック面17aを有する。液晶表示素子20Gは、ダイクロイック面17aを反射した緑色照明光を画像情報を有する緑色投影光に変調する。液晶表示素子20Rは、ダイクロイック面17aを透過した赤色照明光を画像情報を有する赤色投影光に変調する。液晶表示素子20Gから出射された緑色投影光は、ダイクロイック面17aを透過して直進し、液晶表示素子20Rから出射された赤色投影光は、ダイクロイック面17aを反射して直角方向に進行して二色の投影光が合成される。
合成プリズム18は、偏光プリズム16から入射した青色投影光と、ダイクロイックプリズム17から入射した赤色・緑色投影光を、フルカラーの画像情報を有する投影光として合成する。
液晶表示素子20B,20G,20Rは、多数の液晶画素がマトリクス状に配列されて構成され、各色照明光を画素ごとに変調し、照明光に画像情報を付与する。3枚の液晶表示素子により、各色の照明光は画像情報を有する投影光に変調される。各液晶表示素子は、例えば16対9のアスペクト比を有する長方形状の表示画面を有しており、互いの表示画面の短辺が平行となる横長姿勢で配置されている。
投影光学系13は、後群光学系25、反射ミラー26、前群光学系27とから構成されている。後群光学系25は、合成プリズム12によって合成された投影光が入射される。なお、後群光学系25を透過した投影光は、反射ミラー26によって、投影光の光軸方向が光軸L1から光軸L2となるように反射された後、前群光学系27に入射される。前群光学系27は、スクリーン4側に配置された投写レンズG1と、複数枚のレンズG2,G3,G4から構成され、反射ミラー26によって反射された投影光を入射した後、平面鏡5に向けて出射する。これにより、各液晶表示素子20R、20B、20Gによって形成される画像は、投影光学系13によってスクリーン4上で結像される。
図3に示すように、前群光学系27は、投写レンズG1と、レンズG2,G3,G4とから構成されている。この投写レンズG1は、像面歪曲を補正するために用いられるレンズである。この投写レンズG1は、非球面レンズであって、例えばプラスチックレンズから構成されており、投写レンズG1の外周面に射出成形時のゲート部31が設けられている(図5参照)。例えば、射出成形の際に、ゲート部31の近傍の領域32や、領域33に、成形時の樹脂の流れを示すウエルドラインが生成されてしまうことがある。一方、各液晶表示素子は横長に配置されているので、投写レンズG1における有効投影範囲34は図5中二点差線で示す領域となるので、上述した領域32、33は、有効投影範囲34から外れた位置となるように、光学エンジン6に組み込まれる。
図4は、前群光学系13を光軸L2方向に移動させる移動機構の構成を示すものである。第1移動筒40は、径の異なる2段の筒部41,42から構成されており、投写レンズG1は径の大きい筒部41の内部に保持される。一方、径の小さい筒部42の内周面には、雌ヘリコイドネジ43が設けられている。また、筒部42の外周面42aには、第2移動筒45の筒部46に設けられたネジ孔49に螺合するネジ56が挿通される長孔42bが設けられている。
第2移動筒45は、径の異なる2段の筒部46,47から構成され、これら筒部46,47の内部に、レンズG2,G3,G4が保持される(図3参照)。これら筒部46,47のうち、径の大きい筒部46の外周面には第1移動筒40の筒部42の内周面に設けられた雌ヘリコイドネジ43と螺合する雄ヘリコイドネジ48が設けられている。また、筒部46にはネジ56と螺合するネジ孔49が設けられている。また、径の小さい筒部47の外周面には、雄ヘリコイドネジ50が設けられている。なお、符号51は、ネジ57が螺合するネジ孔である。
保持筒53は、保持枠54(図3参照)に組み付けられる部品である。この保持筒53は、その外周面53aに、第2移動筒45の筒部47に設けられた雄ヘリコイドネジ50と螺合する雌ヘリコイドネジ55が設けられている。また、保持筒53の外周面53aには、ネジ57が挿通される長孔53bが形成されている。なお、以下では、第1移動筒40の筒部42に設けられた雌ヘリコイドネジ43と、第2移動筒45の筒部46に設けられた雄ヘリコイドネジ48とを第1ヘリコイドネジ65として、保持筒53に設けられた雌ヘリコイドネジ55と、第2移動筒45の筒部47に設けられた雄ヘリコイドネジ50とを第2ヘリコイドネジ66として、それぞれ説明する。この第1ヘリコイドネジ65と、第2ヘリコイドネジ66のネジ切り方向が逆となるようにそれぞれのネジが製造されている。
上述したように、この光学エンジン6は、投影画像のサイズが異なる複数のリアプロジェクション装置に共通して使用することができるようにして構成されており、また、投影画像の大きさが例えば55インチを基準として設計されている。これにより、投影画像の大きさが異なるリアプロジェクション装置に光学エンジン6を組み込んだ場合、投影される投影光がスクリーン4上で結像しなくなるため、第2ヘリコイドネジ66を利用して、前群光学系13を光軸L2方向に移動させて投影光がスクリーン4上で結像するようにフォーカス調整を行う。
例えば、投影画像のサイズを55インチよりも小さいリアプロジェクション装置に組み込まれる場合には、第2移動筒45を図4中A方向に回転させ、第2移動筒45を図4中B方向に、つまりスクリーン4側に移動させる。一方、例えば、投影画像のサイズが55インチよりも大きいリアプロジェクション装置に組み込まれる場合には、第2移動筒45を図4中C方向に回転させ、第2移動筒45を図4中D方向に、つまり、反射ミラー26側に移動させる。その後、ネジ57によって第2移動筒45を保持筒53に固定する。なお、符号67は、スペーサである。なお、このフォーカス調整を行うときには、第1移動筒40は第2移動筒45に固定されているので、第2移動筒45を回転させた場合には、第1移動筒40も同時に回転する。
このフォーカス調整の後、第1ヘリコイドネジ65を利用して投写レンズG1を光軸L2方向に移動させて、投影画像における像面歪曲を補正する。例えば、フォーカス調整時に第2移動筒45を平面鏡5側に移動させた場合には、第1移動筒40を図4中E方向に回転させ、投写レンズG1を図4中F方向に、つまり、スクリーン4側に移動させる。一方、フォーカス調整時に第2移動筒45を反射ミラー26側に移動させた場合には、第1移動筒40を図4中H方向に回転させ、投写レンズG1を図4中I方向に、つまり反射ミラー26側に移動させる。そして、これら調整を行った後、第1移動筒40を第2移動筒45にネジ56等によって固定する。なお、符号68はスペーサである。
図5、図6に示すように、フォーカス調整を行った場合、第2移動筒45の回転とともに第1移動筒40が図5中R方向に回転するので、投写レンズG1の回転位置がずれることになる。この投写レンズG1の回転位置がずれることで、投写レンズG1に設けられたゲート部31や、ウエルドラインが生成された領域32、33等が有効投影領域34に被る位置する場合がある。しかしながら、投写レンズG1における像面歪曲の補正を実行する際に第1移動筒40を図6中S方向に回転させるので、投写レンズG1に設けられたゲート部31や、ウエルドラインが生成された領域32、33等が有効投影領域34から外れることになる。これにより、画質の劣化を防止することができる。
前群光学系27を設計したときに、各画像サイズに対するレンズ間の距離が決定される。図7〜図9に示すように、この光学エンジン6が55インチを基準にして製造されている場合には、スクリーン4から平面鏡5までの距離Uは705mm、投写レンズG1とレンズG2との距離Pは4.66mm、レンズG4と反射ミラー26との距離Mは26.49mmに設定される。
この光学エンジン6を投影画像の画像サイズが43インチのリアプロジェクション装置に組み込んだ場合には、スクリーン4から平面鏡5までの距離Uは563mm、投写レンズG1とレンズG2との距離Pは4.95mm、レンズG4と反射ミラー26との距離Mは26.70mmとなる。このため、43インチの画像サイズのリアプロジェクション装置に光学エンジン6が組み込まれた場合、フォーカス調整時には、前群光学系は、ΔM=0.21mm移動させることになる。また、像面歪曲の補正時には、投写レンズG1は、ΔP=0.29mm移動させることになる。
この光学エンジン6を投影画像の画像サイズが73インチのリアプロジェクション装置に組み込んだ場合には、スクリーン4から平面鏡5までの距離Uは920mm、投写レンズG1とレンズG2との距離Pは4.39mm、レンズG4と反射ミラー26との距離Mは26.31mmとなる。このため、73インチの画像サイズのリアプロジェクション装置に光学エンジン6が組み込まれた場合には、フォーカス調整時には、前群光学系は、ΔM=−0.18mm移動させることになる。また、像面歪曲の補正時には、投写レンズG1は、ΔP=−0.27mm移動させることになる。
第1移動筒40の光軸L2方向の移動は、第1ヘリコイドネジ65を利用して、第2移動筒45の光軸L2方向への移動は、第2ヘリコイドネジ66を利用して行われる。また、第1移動筒40の光軸L2方向への移動時、つまり像面歪曲の補正時には、投写レンズG1に設けられたゲート部31や、ウエルドラインが生成された領域32、33等が有効投影領域34から外れるようにする必要があるので、第1ヘリコイドネジ65のリードR1、第2ヘリコイドネジ66のリードR2は、X=│{(ΔM/ΔP)×(R1/R2)}│=1を満足するように設定される。
例えば、X=1を満足させる場合には、投写レンズG1における像面歪曲の補正を行ったときに、投写レンズG1の回転位置は基準位置に位置することになり、ウエルドラインが生成された領域31,32が有効投影領域33から外れる。これにより、投影される画像の画質の劣化を防止することができる。しかしながら、第1ヘリコイドネジ65のリードR1、第2ヘリコイドネジ66のリードR2はそれぞれ一定、つまり、R1/R2が一定であるのにも係わらず、例えば43インチの場合はΔM/ΔP=0.72、73インチの場合はΔM/ΔP=0.67となり一定とはならないので、│{(ΔM/ΔP)×(R1/R2)}│=1を満足することができない。しかしながら、各画像サイズにおけるΔM/ΔPの値が近似すれば、投写レンズG1における像面歪曲の補正を行ったときに、投写レンズG1の回転位置が基準位置の近傍に位置することになり、ウエルドラインが生成された領域32,33が有効投影領域34から外れることになる。
本実施形態では、第1移動筒を突出させる際の第1移動筒の回転方向と、第2移動筒を突出させる際の第2移動筒の回転方向とを逆方向としたが、これに限定する必要はなく、フォーカス調整時の第1移動筒の移動方向、或いは像面歪曲調整時の第2移動筒の移動方向によっては、第1移動筒と、第2移動筒とを同方向に回転させて調整を行うことも可能である。また、第1ヘリコイドネジと、第2ヘリコイドネジとのねじ切り方向が同一方向の場合もあるので、この場合には、第1移動筒と、第2移動筒とを同方向に回転させて調整を行う。
本実施形態では、フォーカス調整を行った後に、投写レンズを移動させることによって像面歪曲の補正を行ったが、これに限定する必要はなく、例えば基準となる投影画像の画像サイズとは異なる画像サイズのリアプロジェクション装置に、レンズG3とレンズG4との間を調整した光学エンジンを組み込むことも可能である。この場合、本実施形態と同様であり、フォーカス調整を行った後に、投写レンズG1を移動させて像面歪曲の補正を行う。
リアプロジェクション装置の内部構成を示す概略図である。 光学エンジンの構成を示す斜視図である。 投影光学系の構成を示す断面図である。 前群光学系を光軸方向に移相させる移動機構を示す断面図である。 基準位置に保持された投写レンズの正面図である。 フォーカス調整を行った際の投写レンズの回転位置を示す正面図である。 光学エンジンを画面サイズの異なるプロジェクション装置に組み込んだときの、スクリーンから平面鏡までの距離、及び、前群光学系を構成するレンズ間の距離、及び投影サイズが55インチとなる場合を基準とした場合の移動量を示す表である。 画像サイズと投写レンズG1の移動量ΔPとの関係、及び画像サイズと前群光学系の移動量ΔMとの関係を示すグラフである。 画像サイズとスクリーンから平面鏡までの距離Uとの関係を示すグラフである。
符号の説明
2 リアプロジェクション装置
4 スクリーン
5 平面鏡
6 光学エンジン
13 投影光学系
25 後群光学系
26 反射ミラー
27 前群光学系
31 ゲート部
34 有効投影領域
40 第1移動筒
45 第2移動筒
53 保持筒
54 保持枠
65 第1ヘリコイドネジ
66 第2ヘリコイドネジ
G1 投写レンズ

Claims (2)

  1. プラスチックレンズが収容されるとともに、雌雄一対が螺合する第1ヘリコイドネジの一方が形成された第1移動筒と、
    前記プラスチックレンズと光軸上で組み合わされる複数のレンズが収容され、前端側に前記第1ヘリコイドネジの一方と螺合する他方が形成され前記他方の第1ヘリコイドネジによって前記第1移動筒を移動自在に保持するとともに、後端側に第2ヘリコイドネジの一方が形成され、前記第1ヘリコイドネジのリードピッチと前記第2ヘリコイドネジのリードピッチの比が、画面サイズの変更に伴うフォーカス調整のための前記第2移動筒の移動量と、前記フォーカス調整に伴う像面歪曲補正のための前記第1移動筒の移動量との比の略逆数となるように設定された第2移動筒と、
    前記第2ヘリコイドネジの他方が形成され、前記他方の第2ヘリコイドネジによって前記第2移動筒が保持されるとともに本体部材に固定される保持筒とを備えことを特徴とするリアプロジェクタ用のレンズ装置。
  2. 前記プラスチックレンズの少なくとも1面は非球面に形成されることを特徴とする請求項1記載のリアプロジェクタ用のレンズ装置。
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