JP5035349B2 - 回路、その制御方法 - Google Patents

回路、その制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5035349B2
JP5035349B2 JP2009532032A JP2009532032A JP5035349B2 JP 5035349 B2 JP5035349 B2 JP 5035349B2 JP 2009532032 A JP2009532032 A JP 2009532032A JP 2009532032 A JP2009532032 A JP 2009532032A JP 5035349 B2 JP5035349 B2 JP 5035349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control signal
input
circuit
signal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009532032A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009034653A1 (ja
Inventor
淳 内田
裕稔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2009034653A1 publication Critical patent/JPWO2009034653A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5035349B2 publication Critical patent/JP5035349B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4204Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus
    • G06F13/4208Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a system bus, e.g. VME bus, Futurebus, Multibus
    • G06F13/4217Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a system bus, e.g. VME bus, Futurebus, Multibus with synchronous protocol

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Description

本発明は、回路、その制御方法、処理装置及び処理装置の制御方法に関する。
回路には、双方向バスを使用して他の回路とデータの送受信を行うものがある。さらに、このような回路では、マスタ装置とスレーブ装置とが双方向バスによって接続され、マスタ装置がデータの送受信方向を制御しているものがある。
このような場合、マスタ装置からスレーブ装置に双方向バス制御信号を入力し、マスタ装置及びスレーブ装置のデータの送受信方向を制御する。マスタ装置及びスレーブ装置のデータ送受信方向の関係は、マスタ装置・スレーブ装置が送信側・受信側、もしくは、マスタ装置・スレーブ装置が受信側・送信側という関係が成立する。

半面、双方向バス制御信号が何らかの不具合によって反転してしまい、例えば、マスタ装置及びスレーブ装置が共に送信側となった場合、バス上にて出力が衝突するバスファイトバスが発生する。バスファイトが発生すると素子の破壊を招き、装置の故障に繋がってしまう。また、例えば、マスタ装置及びスレーブ装置が共に受信側となった場合、バスは中間電位状態となってしまう。中間電位状態となると、マスタ装置、スレーブ装置の素子が不安定になり、装置の故障に繋がってしまう。
先行技術文献としては下記のものがある。
特開昭58−024925号公報 特開平09−054752号公報
本発明の課題は、双方向バスによって接続された装置の信頼性を高めることである。
本発明は、第一装置と、第二装置と、該第一装置と該第二装置とを接続するバスとを備える回路において、該第一装置に設けた、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第一の制御信号を該第二装置に送信する第一の送信手段と、該第一装置に設けた、該第一の制御信号を該第二装置に送信する第二の送信手段と、該第二装置に設けた、該第一の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信する第一の受信手段と、該第二装置に設けた、該第二の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信する第二の受信手段と、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とに基づき、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成する生成手段と、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置及び該第二装置の該バスにおけるデータの送受信方向を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明は、該生成手段は、該第一の受信手段が受信した制御信号と、該第二の受信手段が受信した制御信号とが一致するか否かの判定に基づき、該第一装置及び該第二装置にデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成することを特徴とする。
本発明は、該生成手段は、該判定手段が該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御する第二の制御信号を生成し、該制御手段は、該第二の制御信号に基づいて、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御することを特徴とする。
本発明は、該生成手段は、該判定手段が該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向となるように制御する第二の制御信号を生成し、該制御手段は、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向となるように制御することを特徴とする。
本発明は、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、固有のデータを出力する出力手段を有することを特徴とする。
本発明は、第一装置と、第二装置と、該第一装置と該第二装置とを接続するバスとを備える回路の制御方法において、該第一装置に設けた第一の送信手段が、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第一の制御信号を該第二装置に送信し、該第一装置に設けた第二の送信手段が、該第一の制御信号を該第二装置に送信し、該第二装置に設けた第一の受信手段が、該第一の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信し、該第二装置に設けた第二の受信手段が、該第二の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信し、生成手段が、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とに基づき、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成し、制御手段が、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置及び該第二装置の該バスにおけるデータの送受信方向を制御することを特徴とする。
本発明は、該生成手段は、該第一の受信手段が受信した制御信号と、該第二の受信手段が受信した制御信号とが一致するか否かの判定に基づき、該第一装置及び該第二装置にデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成することを特徴とする。
本発明は、バスを介して他装置と接続される処理装置において、前記他装置から、前記他装置との間の通信の方向を制御する第一の制御信号を受信する第一の受信手段と、前記他装置から、前記他装置との間の通信の方向を制御する第二の制御信号を受信する第二の受信手段と、前記第一の受信手段が受信した前記第一の制御信号と、前記第二の受信手段が受信した前記第二の制御信号とを比較し、その結果に基づいて自装置の送受信動作を制御する第三の制御信号を生成する手段と、前記第三の制御信号に応じて、自装置を送信動作あるいは受信動作のいずれかに切り替える制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、前記処理装置において、前記生成手段は、前記第一の制御信号と前記第二の制御信号とが一致する場合には、前記第一の制御信号および前記第二の制御信号が指示するように自装置の送受信動作を切り替える一方、前記第一の制御信号と前記第二の制御信号とが一致しない場合には、自装置を受信動作に切り替える第三の制御信号を生成することを特徴とする。
本発明は、前記処理装置において、前記生成手段は、前記第一の制御信号と前記第二の制御信号とが一致しない場合には、前記他装置を送信動作に切り替える第四の制御信号を生成することを特徴とする。
本発明によれば、マスタ装置からスレーブ装置に双方向バス制御信号を二重化して出力し、さらに、双方向バス制御信号が一致しなかった場合、マスタ装置をデータの送信側、スレーブ装置をデータの受信側に制御する。そのため、バス上にて出力が衝突してしまうことやバスが中間電位状態となってしまうことを防ぐことができる。
情報処理装置を表す図である。 マスタ装置、スレーブ装置を表す図(その1)である。 第一の選択制御回路を表す図(その1)である。 第二の選択制御回路を表す図(その1)である。 固定値出力回路を表す図である。 システム制御装置を表す図である。 第一の選択制御回路を表す図(その2)である。 第二の選択制御回路を表す図(その2)である。 第一の選択制御回路を表す図(その3)である。 第二の選択制御回路を表す図(その3)である。 第一の選択制御回路を表す図(その4)である。 第二の選択制御回路を表す図(その4)である。 第一の選択制御回路を表す図(その5)である。 第二の選択制御回路を表す図(その5)である。 システムの処理を表すフローチャートである。 マスタ装置、スレーブ装置を表す図(その2)である。 送信手段及び受信手段を表す図である。
符号の説明
0 情報処理装置
10 プロセッサ装置
12 ユニット間インタフェース制御装置
14 CPU
20 共有メモリ装置
22 ユニット間インタフェース制御装置
24 メモリコントローラ
26 メモリモジュール
100、500 マスタ装置
102、202 第一のIOバッファ
104、204 第二のIOバッファ
106、302、504、602、604 インバータ
108、208 選択制御回路
1082、2088 セレクタ
110、210、506、606 双方向バッファ
112、212、508、608 分割終端抵抗
114、214、510、610 イネーブル端子付きドライバ
116、216、512、612 レシーバ
200、600 スレーブ装置
2082 排他的論理和回路
2084、304 論理積回路
2086、4002 論理和回路
30 双方向バス
300 固定値出力回路
401 プロセッサ装置システム制御装置
402 共有メモリ装置システム制御装置
4004 フリップフロップ回路
以下に図面を用いて本実施形態について説明する。
(情報処理装置)
図1は、情報処理装置0を表す。情報処理装置0は、プロッセッサ装置10及び共有メモリ装置20から構成される。プロッセッサ装置10は、例えば、N+1個の中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)14、各CPU14に接続されたユニット間インタフェース制御装置12、各CPU14及び各ユニット間インタフェース制御装置12に接続されたプロセッサ装置システム制御装置401から構成される。共有メモリ装置20は、例えば、マスタ装置100を備えるN+1個のユニット間インタフェース制御装置22、スレーブ装置200を備えるメモリコントローラ24、メモリモジュール26、各ユニット間インタフェース制御装置22、メモリコントローラ24、メモリモジュール26に接続された共有メモリ装置システム制御装置402から構成される。
CPU14は、データの書き込みや読み出し等の命令をユニット間インタフェース制御装置12に送信する。ユニット間インタフェース制御装置12は、CPU14から受信した命令をユニット間インタフェース制御装置22に転送する。ユニット間インタフェース制御装置22は、ユニット間インタフェース制御装置12から転送された命令をメモリコントローラ24に送信する。メモリコントローラ24は、ユニット間インタフェース制御装置22から受信した命令に基づいて、メモリモジュール26へのメモリアクセスを行い、データの書き込み、読み出しを行う。共有メモリ装置システム制御装置402は、後述するようにマスタ装置100及びスレーブ装置200のデータの送受信方向を制御する。
(マスタ装置)
図2に、マスタ装置100およびスレーブ装置200を表す。
マスタ装置100は、第一の入出力(IO:Input Output)バッファ(第一の送信手段)102、第二のIOバッファ(第二の送信手段)104、インバータ106、選択制御回路108、分割終端抵抗(ODT:On Die Termination)112、イネーブル端子付ドライバ114及びレシーバ116から構成される。ここで、分割終端抵抗112、イネーブル端子付ドライバ114及びレシーバ116は双方向バッファ110を構成する。
第一のIOバッファ102には、入力端C1から双方向バス制御信号(第一の制御信号)が入力する。第二のIOバッファ104にも、入力端C1から双方向バス制御信号が入力する。ここでは、例えば、入力端C1から双方向バス制御信号「1」が入力した場合、マスタ装置100が送信側、スレーブ装置200が受信側となるものとする。また、入力端C1から双方向バス制御信号「0」が入力した場合、マスタ装置100が受信側、スレーブ装置200が送信側となるものとする。第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104は、双方向バス制御信号をスレーブ装置200に出力する。
インバータ106には、入力端C1から双方向バス制御信号が入力する。インバータ106は、入力した双方向バス制御信号を反転して、選択制御回路108に出力する。選択制御回路108は、入力する双方向バス制御信号を選択して、分割終端抵抗112及びイネーブル端子付ドライバ114に出力する。分割終端抵抗112は、信号の反射を低減する。分割終端抵抗112に、双方向バス制御信号「0」が入力すると、マスタ装置100は送信側となる。この時、イネーブル端子付ドライバ114に、入力端A1からデータが入力すると、イネーブル端子付ドライバ114はデータを双方向バス30を介してスレーブ装置200に送信する。一方、分割終端抵抗112に、双方向バス制御信号「1」が入力すると、マスタ装置100は受信側となり、レシーバ116には、スレーブ装置200からデータが入力する。レシーバ116は、スレーブ装置200から入力したデータを出力端X1から出力する。
(スレーブ装置)
スレーブ装置200は、第一のIOバッファ(第一の受信手段)202、第二のIOバッファ(第二の受信手段)204、選択制御回路208、分割終端抵抗212、イネーブル端子付ドライバ214及びレシーバ216から構成される。ここで、分割終端抵抗212、イネーブル端子付ドライバ214及びレシーバ216は双方向バッファ210を構成する。
第一のIOバッファ202には、マスタ装置100の第一のIOバッファ102から双方向バス制御信号が入力する。第二のIOバッファ204には、マスタ装置100の第二のIOバッファ104から双方向バス制御信号が入力する。第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204は、入力された双方向バス制御信号を選択制御回路208に出力する。
選択制御回路208には、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204から双方向バス制御信号が入力する。選択制御回路208は、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204から入力する双方向バス制御信号が一致するか否かを判定する。選択制御回路208は、入力される双方向バス制御信号を選択して、分割終端抵抗212及びイネーブル端子付ドライバ214に出力する。
分割終端抵抗212に、双方向バス制御信号「1」が入力すると、スレーブ装置200は受信側となる。レシーバ216は、マスタ装置100から入力された信号を出力端X2から出力する。分割終端抵抗112に、双方向バス制御信号「0」が入力すると、スレーブ装置200は送信側となる。この時、イネーブル端子付ドライバ214に、入力端A2からデータが入力すると、イネーブル端子付ドライバ214の出力を双方向バス30を介してマスタ装置100に送信する。
なお、後述するが、例えば、IOバッファのいずれか1つをインバータで構成する。そして、共有メモリ装置システム制御装置402に、ノイズを検出する検出回路を設ける。当該検出回路にインバータが出力する信号にノイズが含まれているか否かを検出させ、検出結果に基づいて、使用する双方向バス制御信号を決定しても良い。
(制御手段)
図3は、図2に表した選択制御回路208を表す。選択制御回路208は、論理積回路2084、排他的論理和回路2082、論理和回路2086及びセレクタ2088から構成される。論理積回路2084には、入力端C21および入力端C22を介して、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204から双方向バス制御信号が入力する。論理積回路2084は、入力される双方向バス制御信号を論理積処理し、処理結果をセレクタ2088に出力する。
排他的論理和回路2082には、入力端C21および入力端C22を介して、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204から双方向バス制御信号が入力する。排他的論理和回路2082は、入力される双方向バス制御信号を排他的論理和処理し、処理結果を論理和回路2086に出力すると共に、出力端S3を介して固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に出力する。排他的論理和回路2082は、第一のIOバッファ202(第一の受信手段)が受信した制御信号と、第二のIOバッファ204(第二の受信手段)が受信した制御信号とが一致するか否かを判定する判定手段である。なお、固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402については後述する。
論理和回路2086には、排他的論理和回路2082の出力及び共有メモリ装置システム制御装置402の出力が入力される。論理和回路2086は、入力される排他的論理和回路2082の出力及び共有メモリ装置システム制御装置402の出力を論理和処理して、セレクタ2088に出力する。
セレクタ2088には、論理和回路2086から選択制御信号が、論理積回路2084から双方向バス制御信号が、また固定値「1」がそれぞれ入力する。セレクタ2088は選択制御信号に基づいて、双方向バス制御信号または固定値「1」のいずれかを、出力端S2を介して分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きインバータ214に出力する。
(制御手段)
図4は、図2に表した選択制御回路108を表す。選択制御回路108は、セレクタ1082から構成される。セレクタ1082には、共有メモリ装置システム制御装置402から選択制御信号が、入力端C11を介してインバータ106から双方向バス制御信号が、また固定値「0」がそれぞれ入力する。セレクタ1082は選択制御信号に基づいて、双方向バス制御信号または固定値「0」のいずれかを、出力端S1を介して分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きインバータ114に出力する。
(出力手段)
図5は、図2に表した固定値出力回路300を表す。固定値出力回路300は、インバータ302及び論理積回路304から構成される。インバータ302には、図3に表した排他的論理和回路2082の出力が入力端S3を介して入力される。インバータ302は、排他的論理和回路2082からの入力を反転して論理積回路304に出力する。論理積回路304には、インバータ302の出力及び図2に表したレシーバ216の出力が入力端X2を介して入力される。論理積回路2084は、入力されるインバータ302の出力及びレシーバ116の出力を論理積処理して、メモリコントローラ24のコア回路へ信号を出力する。
(生成手段)
図6は、図1に表した共有メモリ装置システム制御装置402を表す。共有メモリ装置システム制御装置402は、論理和回路4002及びフリップフロップ回路4004から構成される。論理和回路4002の一方の入力端には、選択制御回路208の排他的論理和回路2082の出力が入力端S3を介して入力される。また、論理和回路4002の他方の入力端には、フリップフロップ回路4004の出力が入力される。なお、システム電源投入時はフリップフロップ回路4004の出力は「0」であり、システム電源切断時はフリップフロップ回路4004が保持している値はリセットされる。フリップフロップ回路4004は、保持している値(第二の制御信号)を選択制御回路108及び208に出力する。
(マスタ装置が送信側で、双方向バス制御信号が一致する場合)
ここで、入力端C1に双方向バス制御信号「1」が入力すると、マスタ装置100が送信側、スレーブ装置「0」が受信側となると定義し、さらに、双方向バス制御信号の一致を「0」、不一致を「1」と定義した場合のマスタ装置100、スレーブ装置200におけるデータの送受信について説明する。なお、双方向バス制御信号の反転は起こらないものとする。
マスタ装置100を送信側、スレーブ装置200を受信側にするため、入力端C1からインバータ106、第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104には双方向バス制御信号「1」が入力する。第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104は、入力された双方向バス制御信号「1」をスレーブ装置200の第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204に出力する。
第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204は、入力された双方向バス制御信号「1」を選択制御回路208に出力する。
図7に表すように、入力端C21、C22から双方向バス制御信号「1」が排他的論理和回路2082及び論理積回路2084に入力する。排他的論理和回路2082は、入力される双方向バス制御信号「1」及び「1」を排他的論理和処理し、信号「0」を論理和回路2086及び出力端S3に出力する。
論理積回路2084は、入力される双方向バス制御信号「1」及び「1」を論理積処理し、信号「1」をセレクタ2088に出力する。出力端S3からは双方向バス制御信号が一致したことを表す信号「0」が、固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に入力する。共有メモリ装置システム制御装置402の論理和回路4002には、信号「0」が入力する。また、システム電源投入時のフリップフロップ回路4004の出力は「0」なので、論理和回路4004は、信号「0」及び出力「0」を論理和処理して信号「0」をフリップフロップ回路4004に出力する。フリップフロップ回路4004は、論理和回路4002から入力される信号「0」を保持し、さらに信号「0」を選択制御回路208の論理和回路2086及び選択制御回路108のセレクタ1082に出力する。
論理和回路2086は、排他的論理和回路2082から入力される信号「0」及び共有メモリ装置システム制御装置402から入力される信号「0」を論理和処理し、信号「0」をセレクタ2088の選択制御入力に入力する。
セレクタ2088には、論理積回路2084から信号「1」が、また固定値「1」が入力し、選択制御入力には信号「0」が入力している。そのため、セレクタ2088は、論理積回路2084から入力される信号「1」を出力端S2から分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きドライバ214に出力する。
分割終端抵抗212には、信号「1」が入力するため、分割終端抵抗212は、動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ214には、信号「1」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ214は、入力端A2から入力されるデータをマスタ装置100に送信することができなくなる。これにより、スレーブ装置200はデータの受信側となる。
図8に表すように、双方向バス制御信号「1」がインバータ106によって反転された信号「0」が、入力端C11からセレクタ1082に入力する。
セレクタ1082には、インバータ106から信号「0」が、また固定値「0」が入力し、選択制御入力には上述したように共有メモリ装置システム制御装置402から信号「0」が入力している。そのため、セレクタ1082は、インバータ106から入力される信号「0」を出力端S1から分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きドライバ114に出力する。
分割終端抵抗112には、信号「0」が入力するため、分割終端抵抗112は、不動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ114には、信号「0」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ114は、入力端A1から入力されるデータをスレーブ装置200に送信することができるようになる。これにより、マスタ装置100はデータの送信側となる。
以上説明したように、マスタ装置100は入力端A1から入力されるデータを、双方向バス30を介してスレーブ装置200のレシーバ216に出力する。レシーバ216は入力されるデータを出力端X2から出力する。
(マスタ装置が送信側で、双方向バス制御信号が一致しない場合)
ここでは、双方向バス制御信号の反転が起こるものとする。
マスタ装置100を送信側、スレーブ装置200を受信側にするため、入力端C1からインバータ106、第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104には双方向バス制御信号「1」が入力する。第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104は、入力された双方向バス制御信号「1」をスレーブ装置200の第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204に出力する。
第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204は、入力された双方向バス制御信号「1」を選択制御回路208に出力する。ここでは、双方向バス制御信号に反転が起こってしまい、第一のIOバッファ202には、双方向バス制御信号「1」が反転された「0」が入力するものとする。
図9に表すように、入力端C21からは双方向バス制御信号「0」が、入力端C22からは双方向バス制御信号「1」が、排他的論理和回路2082及び論理積回路2084に入力する。排他的論理和回路2082は、入力される双方向バス制御信号「0」及び「1」を排他的論理和処理し、信号「1」を論理和回路2086及び出力端S3に出力する。
論理積回路2084は、入力される双方向バス制御信号「0」及び「1」を論理積処理し、信号「0」をセレクタ2088に出力する。出力端S3からは双方向バス制御信号が一致しないことを表す信号「1」が、固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に入力する。共有メモリ装置システム制御装置402の論理和回路4002には、信号「1」が入力する。また、システム電源投入時のフリップフロップ回路4004の出力は「0」なので、論理和回路4004は、信号「1」及び出力「0」を論理和処理して信号「1」をフリップフロップ回路4004に出力する。フリップフロップ回路4004は、論理和回路4002から入力される信号「1」を保持し、さらに信号「1」を選択制御回路208の論理和回路2086及び選択制御回路108のセレクタ1082に出力する。
論理和回路2086は、排他的論理和回路2082から入力される信号「1」及び共有メモリ装置システム制御装置402から入力される信号「1」を論理和処理し、信号「1」をセレクタ2088の選択制御入力に入力する。
セレクタ2088には、論理積回路2084から信号「0」が、また固定値「1」が入力し、選択制御入力には信号「1」が入力している。そのため、セレクタ2088は、固定値「1」を出力端S2から分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きドライバ214に出力する。
分割終端抵抗212には、信号「1」が入力するため、分割終端抵抗212は、動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ214には、信号「1」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ214は、入力端A2から入力されるデータをマスタ装置100に送信することができなくなる。これにより、スレーブ装置200はデータの受信側となる。
図10に表すように、双方向バス制御信号「1」がインバータ106によって反転された信号「0」が、入力端C11からセレクタ1082に入力する。
セレクタ1082には、インバータ106から信号「0」が、また固定値「0」が入力し、選択制御入力には上述したように共有メモリ装置システム制御装置402から信号「1」が入力している。そのため、セレクタ1082は、固定値「0」を出力端S1から分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きドライバ114に出力する。
分割終端抵抗112には、信号「0」が入力するため、分割終端抵抗112は、不動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ114には、信号「0」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ114は、入力端A1から入力されるデータをスレーブ装置200に送信することができるようになる。これにより、マスタ装置100はデータの送信側となる。
以上説明したように、双方向バス制御信号が不一致となった場合でも、マスタ装置100を送信側、スレーブ装置200を受信側とすることでき、バスファイトや中間電位状態の発生を防止することができる。また、少なくともスレーブ装置200を受信側とすることで、バスファイトの発生は防ぐことができる。
(マスタ装置が受信側で、双方向バス制御信号が一致する場合)
ここでは、マスタ装置100を受信側、スレーブ装置200を送信側に制御する場合について説明する。
マスタ装置100を受信側、スレーブ装置200を送信側にするため、入力端C1からインバータ106、第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104には双方向バス制御信号「0」が入力する。第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104は入力された双方向バス制御信号「0」をスレーブ装置200の第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204に出力する。
第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204は入力された双方向バス制御信号「0」を選択制御回路208に出力する。
図11に表すように、入力端C21、C22から双方向バス制御信号「0」が排他的論理和回路2082及び論理積回路2084に入力する。排他的論理和回路2082は、入力される双方向バス制御信号「0」及び「0」を排他的論理和処理し、信号「0」を論理和回路2086及び出力端S3に出力する。
論理積回路2084は、入力される双方向バス制御信号「0」及び「0」を論理積処理し、信号「0」をセレクタ2088に出力する。出力端S3からは双方向バス制御信号が一致したことを表す信号「0」が、固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に入力する。共有メモリ装置システム制御装置402の論理和回路4002には、信号「0」が入力する。また、システム電源投入時のフリップフロップ回路4004の出力は「0」なので、論理和回路4004は、信号「0」及び出力「0」を論理和処理して信号「0」をフリップフロップ回路4004に出力する。フリップフロップ回路4004は、論理和回路4002から入力される信号「0」を保持し、さらに信号「0」を選択制御回路208の論理和回路2086及び選択制御回路108のセレクタ1082に出力する。
論理和回路2086は、排他的論理和回路2082から入力される信号「0」及び共有メモリ装置システム制御装置402から入力される信号「0」を論理和処理し、信号「0」をセレクタ2088の選択制御入力に入力する。
セレクタ2088には、論理和回路2086から信号「0」が、また固定値「0」が、選択制御入力には信号「0」がそれぞれ入力している。そのため、セレクタ2088は、論理和回路2086から入力される信号「0」を出力端S2から分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きドライバ214に出力する。
分割終端抵抗212には、信号「0」が入力するため、分割終端抵抗212は、不動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ214には、信号「0」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ214は、入力端A2から入力されるデータをマスタ装置100に送信することができるようになる。これにより、スレーブ装置200はデータの送信側となる。
図12に表すように、入力端C1から双方向バス制御信号「0」がインバータ106によって反転された信号「1」がセレクタ1082に入力する。
セレクタ1082には、インバータ106から信号「1」が、また固定値「0」がそれぞれ入力し、選択制御入力には上述したように共有メモリ装置システム制御装置402から信号「0」が入力している。そのため、セレクタ1082は、インバータ106から入力される信号「1」を出力端S1から分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きドライバ114に出力する。
分割終端抵抗112には、信号「1」が入力するため、分割終端抵抗112は、動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ114には、信号「1」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ114は、入力端A1から入力されるデータをスレーブ装置200に送信することができなくなる。これにより、マスタ装置100はデータの受信側となる。
以上説明したように、スレーブ装置200は入力端A2から入力されるデータを双方向バス30を介してマスタ装置100のレシーバ116に出力する。レシーバ116は入力されるデータを出力端X1から出力する。
(マスタ装置が受信側で、双方向バス制御信号が一致しない場合)
ここでは、双方向バス制御信号の反転が起こるものとする。
マスタ装置100を受信側、スレーブ装置200を送信側にするため、入力端C1からインバータ106、第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104には双方向バス制御信号「0」が入力する。第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104は入力された双方向バス制御信号「0」をスレーブ装置200の第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204に出力する。
第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204は入力された双方向バス制御信号「0」を選択制御回路208に出力する。ここでは、双方向バス制御信号の反転が起こってしまい、第二のIOバッファ204には、双方向バス制御信号「0」が反転された「1」が入力するものとする。
図13に表すように、入力端C21からは双方向バス制御信号「0」が、入力端C22からは双方向バス制御信号「1」が排他的論理和回路2082及び論理積回路2084に入力する。排他的論理和回路2082は、入力される双方向バス制御信号「0」及び「1」を排他的論理和処理し、信号「1」を論理和回路2086及び出力端S3に出力する。
論理積回路2084は、入力される双方向バス制御信号「0」及び「1」を論理積処理し、信号「0」をセレクタ2088に出力する。出力端S3からは双方向バス制御信号が一致しないことを表す信号「1」が、固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に入力する。共有メモリ装置システム制御装置402の論理和回路4002には、信号「1」が入力する。また、システム電源投入時のフリップフロップ回路4004の出力は「0」なので、論理和回路4004は、信号「1」及び出力「0」を論理和処理して信号「1」をフリップフロップ回路4004に出力する。フリップフロップ回路4004は、論理和回路4002から入力される信号「1」を保持し、さらに信号「1」を選択制御回路208の論理和回路2086及び選択制御回路108のセレクタ1082に出力する。
論理和回路2086は、排他的論理和回路2082から入力される信号「1」及び共有メモリ装置システム制御装置402から入力される信号「1」を論理和処理し、信号「1」をセレクタ2088の選択制御入力に入力する。
セレクタ2088には、論理積回路2084から信号「0」が、また固定値「1」が入力し、選択制御入力には信号「1」が入力している。そのため、セレクタ2088は、固定値「1」を出力端S2から分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きドライバ214に出力する。
分割終端抵抗212には、信号「1」が入力するため、分割終端抵抗212は、動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ214には、信号「1」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ214は、入力端A2から入力されるデータをマスタ装置100に送信することができなくなる。これにより、スレーブ装置200はデータの受信側となる。
図14に表すように、入力端C1から双方向バス制御信号「0」がインバータ106によって反転された信号「1」がセレクタ1082に入力する。
セレクタ1082には、インバータ106から信号「1」が、また固定値「0」が入力し、選択制御入力には上述したように共有メモリ装置システム制御装置402から信号「1」が入力している。そのため、セレクタ1082は、固定値「0」を出力端S1から分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きドライバ114に出力する。
分割終端抵抗112には、信号「0」が入力するため、分割終端抵抗112は、不動作状態となる。イネーブル端子付きドライバ114には、信号「0」が入力するため、イネーブル端子付きドライバ114は、入力端A1から入力されるデータをスレーブ装置200に送信することができるようになる。これにより、マスタ装置100はデータの送信側となる。
以上説明したように、双方向バス制御信号が不一致となった場合でも、マスタ装置100を送信側、スレーブ装置200を受信側とすることでき、バスファイトや中間電位状態の発生を防止することができる。また、少なくともスレーブ装置200を受信側とすることで、バスファイトの発生は防ぐことができる。
(システム全体の処理の流れ)
以下に図15に表したフローチャートを用いて、システム全体の処理の流れについて説明する。
ステップS001において、第一のIOバッファ102及び第二のIOバッファ104は、入力端C1から入力される双方向バス制御信号をスレーブ装置200の第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204に出力する。マスタ装置100及びスレーブ装置200それぞれがIOバッファを2つ備える構成となっているため、双方向バス制御信号を二重化することができ、信頼性を高めることができる。処理はステップS002へ移行する。
ステップS002において、選択制御回路208は、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204のそれぞれから出力された双方向バス制御信号が一致するか否かを判定する。具体的には、選択制御回路208が有する排他的論理和回路2082が、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204から入力される双方向バス制御信号を排他的論理和処理することによって、双方向バス制御信号が一致するか否かを判定する。双方向バス制御信号が一致する場合、排他的論理和回路2082による処理結果は「0」となり、排他的論理和回路2082は信号「0」を固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に出力する。処理はステップS003へ移行する。一方、双方向バス制御信号が一致しない場合、処理はステップS004へ移行する。
ステップS003において、マスタ装置100に備えられた選択制御回路108及びスレーブ装置200に備えられた選択制御回路208は、それぞれ双方向バス制御信号に基づき、マスタ装置100及びスレーブ装置200の送受信方向を制御する。具体的には、図7及び図11を用いて説明したように、選択制御回路208のセレクタ2088が選択した信号を分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きドライバ214に出力することで、スレーブ装置200の送受信方向を制御する。また、図8及び図12を用いて説明したように、選択制御回路108のセレクタ1082が選択した信号を分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きドライバ114に出力することで、マスタ装置100の送受信方向を制御する。処理は終了する。
ステップS004において、スレーブ装置200の排他的論理和回路2082による処理結果は「1」となり、排他的論理和回路2082は信号「1」を固定値出力回路300及び共有メモリ装置システム制御装置402に出力する。処理はステップS005へ移行する。
ステップS005において、固定値出力回路300のインバータ302には、選択制御回路208の排他的論理和回路2082から信号「1」が入力する。インバータ302は信号「1」を反転した信号「0」を論理積回路304に出力する。論理積回路304は、インバータ302から入力される信号「0」及び出力端X2から入力されるデータを論理積処理する。出力端X2からはデータ「0」または「1」が入力する。そして、論理積回路304は、論理積処理した結果である信号「0」をメモリコントローラ24のコア回路へ出力する。これによれば、コア回路に回路が誤動作することのない信号「0」を出力することができる。処理はステップS006へ移行する。
ステップS006において、マスタ装置100に備えられた選択制御回路108及びスレーブ装置200に備えられた選択制御回路208は、それぞれマスタ装置100を送信側、スレーブ装置200を受信側となるように制御する。具体的には、図9及び図13を用いて説明したように、選択制御回路208のセレクタ2088が選択した信号を分割終端抵抗212及びイネーブル端子付きドライバ214に出力することで、スレーブ装置200の送受信方向を制御する。また、図10及び図14を用いて説明したように、選択制御回路108のセレクタ1082が選択した信号を分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きドライバ114に出力することで、マスタ装置100はデータの送信側となる。処理は終了する。
(本実施例の有効性)
最後に本実施例の有効性について説明する。例えば、図16に表したようなマスタ装置及びスレーブ装置を考える。マスタ装置500を送信側、スレーブ装置600を受信側に制御するため、入力端C1から双方向バス制御信号「1」が入力したとする。ここで、IOバッファ502がIOバッファ602に出力した双方向バス制御信号が何らかの理由で反転し、IOバッファ602に双方向バス制御信号「0」が入力してしまうと、スレーブ装置600も送信側となり、バスが衝突してしまう。また、マスタ装置500を受信側、スレーブ装置600を送信側に制御するため、入力端C1から双方向バス制御信号「0」が入力したとする。ここで、IOバッファ502がIOバッファ602に出力した双方向バス制御信号が何らかの理由で反転し、IOバッファ602に双方向バス制御信号「1」が入力してしまうと、スレーブ装置600も受信側となり、バスが中間電位状態となってしまう。
これに対して、本実施例によれば、マスタ装置からスレーブ装置に双方向バス制御信号を二重化して出力し、さらに、双方向バス制御信号が一致しなかった場合、システム制御装置がマスタ装置を送信側、スレーブ装置を受信側に制御するため、バスが衝突してしまうことやバスが中間電位状態となってしまうことを防ぐことができる。
以上の実施の形態は、本発明をより良く理解させるために具体的に説明したものであって、別形態を制限するものではない。従って、発明の要旨を変更しない範囲で変更可能である。例えば、本実施例は、スタブ・シリーズ・ターミネーテッド・ロジック18(SSTL:StubSeries Terminated Logic)双方向バッファを使用した双方向バスで接続されているものであれば、適用可能である。例えば、スレーブ装置200を処理装置に搭載しても良い。また、本実施例では、双方向バス制御信号を2つのIOバッファによって二重化したが、他の構成にすることも考えられる。例えば、図17に表すように、送信手段の一方をインバータ602で構成し、受信手段の一方をインバータ604で構成する。そして、図17に表したような信号がインバータ602及びIOバッファ104に入力し、インバータ602が出力した信号にはノイズが含まれるとする。本来ならインバータ602が出力する信号は「0」、IOバッファ104が出力する信号は「1」となるはずが、ノイズが含まれている部分の信号は「1」となってしまう。ノイズが含まれていることを検出する検出手段をさらに設け、当該検出がノイズを検出した場合は、図17において丸で囲んだ部分の信号を使うようにすれば、ノイズが含まれていても制御信号を正確にマスタ装置からスレーブ装置に送信することができる。

Claims (3)

  1. 第一装置と、第二装置と、該第一装置と該第二装置とを接続するバスとを備える回路において、
    該第一装置に設けた、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第一の制御信号を該第二装置に送信する第一の送信手段と、
    該第一装置に設けた、該第一の制御信号を該第二装置に送信する第二の送信手段と、
    該第二装置に設けた、該第一の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信する第一の受信手段と、
    該第二装置に設けた、該第二の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信する第二の受信手段と、
    該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とに基づき、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成する生成手段と、
    該第二の制御信号に基づいて、該第一装置及び該第二装置の該バスにおけるデータの送受信方向を制御する制御手段とを有し
    該生成手段は、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御する第二の制御信号を生成し、
    該制御手段は、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御することを特徴とする回路。
  2. 該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、固有のデータを出力する出力手段を有することを特徴とする請求項1記載の回路。
  3. 第一装置と、第二装置と、該第一装置と該第二装置とを接続するバスとを備える回路の制御方法において、
    該第一装置に設けた第一の送信手段が、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第一の制御信号を該第二装置に送信し、
    該第一装置に設けた第二の送信手段が、該第一の制御信号を該第二装置に送信し、
    該第二装置に設けた第一の受信手段が、該第一の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信し、
    該第二装置に設けた第二の受信手段が、該第二の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信し、
    生成手段が、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とに基づき、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成し、
    制御手段が、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置及び該第二装置の該バスにおけるデータの送受信方向を制御し、
    該生成手段は、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御する第二の制御信号を生成し、
    該制御手段は、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御することを特徴とする制御方法。
JP2009532032A 2007-09-14 2007-09-14 回路、その制御方法 Expired - Fee Related JP5035349B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/067988 WO2009034653A1 (ja) 2007-09-14 2007-09-14 回路、その制御方法、処理装置及び処理装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009034653A1 JPWO2009034653A1 (ja) 2010-12-16
JP5035349B2 true JP5035349B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40451677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009532032A Expired - Fee Related JP5035349B2 (ja) 2007-09-14 2007-09-14 回路、その制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8203361B2 (ja)
JP (1) JP5035349B2 (ja)
WO (1) WO2009034653A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100020220A (ko) * 2008-08-12 2010-02-22 한국전자통신연구원 메모리 공유 제어장치 및 메모리 공유 제어방법, 그리고 공유 메모리 접근방법
EP3255555B1 (en) * 2009-07-21 2020-01-29 Tadao Nakamura A lower energy comsumption and high speed computer without the memory bottleneck
US9520878B1 (en) * 2014-10-30 2016-12-13 Altera Corporation Methods and apparatus for transmitting a signal in a single direction using bidirectional driver circuits
KR102599277B1 (ko) * 2018-12-13 2023-11-07 엘지디스플레이 주식회사 터치 센서 디스플레이 장치 및 인터페이스 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62123598A (ja) * 1985-11-25 1987-06-04 松下電工株式会社 伝送方式
JPH02194748A (ja) * 1989-01-24 1990-08-01 Nec Corp データ通信方式
JPH0954752A (ja) * 1995-08-16 1997-02-25 Nec Eng Ltd 双方向バスの制御方式
JPH10340101A (ja) * 1997-06-09 1998-12-22 East Japan Railway Co フェールセーフ出力装置
JPH118572A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Nitsuko Corp 伝送路延長方式
JP2000250770A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Babcock Hitachi Kk 多重化計装システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824925A (ja) * 1981-08-06 1983-02-15 Fujitsu Ltd 双方向性バスの制御方式
JPH0863431A (ja) * 1994-08-19 1996-03-08 Fujitsu Ltd バスファイト防止装置
US6639423B2 (en) * 2002-03-12 2003-10-28 Intel Corporation Current mode driver with variable termination
JP5008058B2 (ja) * 2006-06-22 2012-08-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 出力インピーダンス調整回路、半導体装置及び出力インピーダンス調整方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62123598A (ja) * 1985-11-25 1987-06-04 松下電工株式会社 伝送方式
JPH02194748A (ja) * 1989-01-24 1990-08-01 Nec Corp データ通信方式
JPH0954752A (ja) * 1995-08-16 1997-02-25 Nec Eng Ltd 双方向バスの制御方式
JPH10340101A (ja) * 1997-06-09 1998-12-22 East Japan Railway Co フェールセーフ出力装置
JPH118572A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Nitsuko Corp 伝送路延長方式
JP2000250770A (ja) * 1999-03-02 2000-09-14 Babcock Hitachi Kk 多重化計装システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009034653A1 (ja) 2009-03-19
US20100164546A1 (en) 2010-07-01
JPWO2009034653A1 (ja) 2010-12-16
US8203361B2 (en) 2012-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8127180B2 (en) Electronic system for detecting a fault
CN102012875B (zh) 半导体集成电路
KR20130129388A (ko) 프로세서 모듈들 사이에서 데이터를 송신하는 방법 및 회로 배열
JP5035349B2 (ja) 回路、その制御方法
KR100980424B1 (ko) 반도체 메모리 장치 및 데이터 리드 방법
KR100564631B1 (ko) 커맨드 신호의 에러 검출 기능을 가지는 메모리 모듈
CN109154925A (zh) 通信设备、通信方法、程序和通信系统
JPS621057A (ja) 転送制御装置
CN111797583B (zh) 引脚复用装置以及控制引脚复用装置的方法
KR100812710B1 (ko) 제어 버스를 이용한 통신 방법 및 장치
JP2009123141A (ja) I/oデバイス、ホストコントローラおよびコンピュータシステム
US8766668B2 (en) Integrated circuit chip
JP4759494B2 (ja) シリアルデータ通信方式およびシリアルデータ通信装置
KR20110019491A (ko) 데이터 처리 방법 및 데이터 처리 시스템
JP2010258635A (ja) 制御装置
JP2009086830A (ja) メモリコントローラ
US11977508B2 (en) Serial data communication with in-frame response
US11249931B2 (en) Pin multiplexer and method for controlling pin multiplexer
JP7265953B2 (ja) 通信制御システムおよび情報処理装置
JP5516402B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
US6546019B1 (en) Duplex memory control apparatus
JP2000151748A (ja) 通信システムの装置接続認識方法
US8006012B2 (en) Data storage system
JP2018086950A (ja) 通信システム
WO2014118985A1 (ja) バスモジュール及びバスシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees