JP5035349B2 - 回路、その制御方法 - Google Patents
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Description
半面、双方向バス制御信号が何らかの不具合によって反転してしまい、例えば、マスタ装置及びスレーブ装置が共に送信側となった場合、バス上にて出力が衝突するバスファイトバスが発生する。バスファイトが発生すると素子の破壊を招き、装置の故障に繋がってしまう。また、例えば、マスタ装置及びスレーブ装置が共に受信側となった場合、バスは中間電位状態となってしまう。中間電位状態となると、マスタ装置、スレーブ装置の素子が不安定になり、装置の故障に繋がってしまう。
10 プロセッサ装置
12 ユニット間インタフェース制御装置
14 CPU
20 共有メモリ装置
22 ユニット間インタフェース制御装置
24 メモリコントローラ
26 メモリモジュール
100、500 マスタ装置
102、202 第一のIOバッファ
104、204 第二のIOバッファ
106、302、504、602、604 インバータ
108、208 選択制御回路
1082、2088 セレクタ
110、210、506、606 双方向バッファ
112、212、508、608 分割終端抵抗
114、214、510、610 イネーブル端子付きドライバ
116、216、512、612 レシーバ
200、600 スレーブ装置
2082 排他的論理和回路
2084、304 論理積回路
2086、4002 論理和回路
30 双方向バス
300 固定値出力回路
401 プロセッサ装置システム制御装置
402 共有メモリ装置システム制御装置
4004 フリップフロップ回路
図1は、情報処理装置0を表す。情報処理装置0は、プロッセッサ装置10及び共有メモリ装置20から構成される。プロッセッサ装置10は、例えば、N+1個の中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)14、各CPU14に接続されたユニット間インタフェース制御装置12、各CPU14及び各ユニット間インタフェース制御装置12に接続されたプロセッサ装置システム制御装置401から構成される。共有メモリ装置20は、例えば、マスタ装置100を備えるN+1個のユニット間インタフェース制御装置22、スレーブ装置200を備えるメモリコントローラ24、メモリモジュール26、各ユニット間インタフェース制御装置22、メモリコントローラ24、メモリモジュール26に接続された共有メモリ装置システム制御装置402から構成される。
図2に、マスタ装置100およびスレーブ装置200を表す。
(スレーブ装置)
スレーブ装置200は、第一のIOバッファ(第一の受信手段)202、第二のIOバッファ(第二の受信手段)204、選択制御回路208、分割終端抵抗212、イネーブル端子付ドライバ214及びレシーバ216から構成される。ここで、分割終端抵抗212、イネーブル端子付ドライバ214及びレシーバ216は双方向バッファ210を構成する。
図3は、図2に表した選択制御回路208を表す。選択制御回路208は、論理積回路2084、排他的論理和回路2082、論理和回路2086及びセレクタ2088から構成される。論理積回路2084には、入力端C21および入力端C22を介して、第一のIOバッファ202及び第二のIOバッファ204から双方向バス制御信号が入力する。論理積回路2084は、入力される双方向バス制御信号を論理積処理し、処理結果をセレクタ2088に出力する。
図4は、図2に表した選択制御回路108を表す。選択制御回路108は、セレクタ1082から構成される。セレクタ1082には、共有メモリ装置システム制御装置402から選択制御信号が、入力端C11を介してインバータ106から双方向バス制御信号が、また固定値「0」がそれぞれ入力する。セレクタ1082は選択制御信号に基づいて、双方向バス制御信号または固定値「0」のいずれかを、出力端S1を介して分割終端抵抗112及びイネーブル端子付きインバータ114に出力する。
図5は、図2に表した固定値出力回路300を表す。固定値出力回路300は、インバータ302及び論理積回路304から構成される。インバータ302には、図3に表した排他的論理和回路2082の出力が入力端S3を介して入力される。インバータ302は、排他的論理和回路2082からの入力を反転して論理積回路304に出力する。論理積回路304には、インバータ302の出力及び図2に表したレシーバ216の出力が入力端X2を介して入力される。論理積回路2084は、入力されるインバータ302の出力及びレシーバ116の出力を論理積処理して、メモリコントローラ24のコア回路へ信号を出力する。
図6は、図1に表した共有メモリ装置システム制御装置402を表す。共有メモリ装置システム制御装置402は、論理和回路4002及びフリップフロップ回路4004から構成される。論理和回路4002の一方の入力端には、選択制御回路208の排他的論理和回路2082の出力が入力端S3を介して入力される。また、論理和回路4002の他方の入力端には、フリップフロップ回路4004の出力が入力される。なお、システム電源投入時はフリップフロップ回路4004の出力は「0」であり、システム電源切断時はフリップフロップ回路4004が保持している値はリセットされる。フリップフロップ回路4004は、保持している値(第二の制御信号)を選択制御回路108及び208に出力する。
ここで、入力端C1に双方向バス制御信号「1」が入力すると、マスタ装置100が送信側、スレーブ装置「0」が受信側となると定義し、さらに、双方向バス制御信号の一致を「0」、不一致を「1」と定義した場合のマスタ装置100、スレーブ装置200におけるデータの送受信について説明する。なお、双方向バス制御信号の反転は起こらないものとする。
ここでは、双方向バス制御信号の反転が起こるものとする。
ここでは、マスタ装置100を受信側、スレーブ装置200を送信側に制御する場合について説明する。
ここでは、双方向バス制御信号の反転が起こるものとする。
以下に図15に表したフローチャートを用いて、システム全体の処理の流れについて説明する。
最後に本実施例の有効性について説明する。例えば、図16に表したようなマスタ装置及びスレーブ装置を考える。マスタ装置500を送信側、スレーブ装置600を受信側に制御するため、入力端C1から双方向バス制御信号「1」が入力したとする。ここで、IOバッファ502がIOバッファ602に出力した双方向バス制御信号が何らかの理由で反転し、IOバッファ602に双方向バス制御信号「0」が入力してしまうと、スレーブ装置600も送信側となり、バスが衝突してしまう。また、マスタ装置500を受信側、スレーブ装置600を送信側に制御するため、入力端C1から双方向バス制御信号「0」が入力したとする。ここで、IOバッファ502がIOバッファ602に出力した双方向バス制御信号が何らかの理由で反転し、IOバッファ602に双方向バス制御信号「1」が入力してしまうと、スレーブ装置600も受信側となり、バスが中間電位状態となってしまう。
Claims (3)
- 第一装置と、第二装置と、該第一装置と該第二装置とを接続するバスとを備える回路において、
該第一装置に設けた、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第一の制御信号を該第二装置に送信する第一の送信手段と、
該第一装置に設けた、該第一の制御信号を該第二装置に送信する第二の送信手段と、
該第二装置に設けた、該第一の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信する第一の受信手段と、
該第二装置に設けた、該第二の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信する第二の受信手段と、
該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とに基づき、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成する生成手段と、
該第二の制御信号に基づいて、該第一装置及び該第二装置の該バスにおけるデータの送受信方向を制御する制御手段とを有し、
該生成手段は、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御する第二の制御信号を生成し、
該制御手段は、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御することを特徴とする回路。 - 該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、固有のデータを出力する出力手段を有することを特徴とする請求項1記載の回路。
- 第一装置と、第二装置と、該第一装置と該第二装置とを接続するバスとを備える回路の制御方法において、
該第一装置に設けた第一の送信手段が、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第一の制御信号を該第二装置に送信し、
該第一装置に設けた第二の送信手段が、該第一の制御信号を該第二装置に送信し、
該第二装置に設けた第一の受信手段が、該第一の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信し、
該第二装置に設けた第二の受信手段が、該第二の送信手段から送信される該第一の制御信号を受信し、
生成手段が、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とに基づき、該第一装置及び該第二装置のデータの送受信の方向を制御する第二の制御信号を生成し、
制御手段が、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置及び該第二装置の該バスにおけるデータの送受信方向を制御し、
該生成手段は、該第一の受信手段が受信した第一の制御信号と、該第二の受信手段が受信した第一の制御信号とが一致しない場合、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御する第二の制御信号を生成し、
該制御手段は、該第二の制御信号に基づいて、該第一装置が該バスにおけるデータの送信方向、該第二装置が該バスにおけるデータの受信方向となるように制御することを特徴とする制御方法。
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