JPH0863431A - バスファイト防止装置 - Google Patents

バスファイト防止装置

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JPH0863431A
JPH0863431A JP6195796A JP19579694A JPH0863431A JP H0863431 A JPH0863431 A JP H0863431A JP 6195796 A JP6195796 A JP 6195796A JP 19579694 A JP19579694 A JP 19579694A JP H0863431 A JPH0863431 A JP H0863431A
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bus request
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signal line
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Application number
JP6195796A
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English (en)
Inventor
Mitsumasa Haneda
光正 羽根田
Masaru Yokota
賢 横田
Shinji Nishiyama
眞治 西山
Kiyotaka Tomihari
清隆 富張
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスファイト防止装置に関し、バスリクエス
ト信号障害によるバスファイトの防止を目的とする。 【構成】 バスリクエスト信号を夫々専用信号線13又
は14を用いて相互に送出し、リクエスト調停手段31
と32の調停に基づく優先順位に従って、データを共用
バス15を介して相手装置に送出する二つの装置29と
30において、二つの装置29と30間には、自己が送
出した前記バスリクエスト信号を相手装置を経由して帰
還させる一本の帰還用信号線28を設け、前記帰還用信
号線28を介して自己の送出したバスリクエスト信号が
着信しない場合、前記共用バス15に自己のデータを送
出しないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は相互にバスリクエスト信
号を送出し、リクエスト調停回路の調停に基づくバス使
用上の優先順位に従って、1クロックサイクルの間デー
タを転送する装置間で、前記バスリクエスト信号の転送
障害によるバスファイトを防止すると共に、該バスリク
エスト信号転送障害発生後もデータ転送を可能とするバ
スファイト防止装置に関する。
【0002】共用バスを使用して相互にデータを転送す
る装置においては、共用バスの使用を要求するバスリク
エスト信号を相互に送出し、このバスリクエスト信号が
同時に送出された場合には、優先順位の高い装置が共用
バスの使用権を得てデータを相手装置に送出するように
して、バスファイトの発生を防止しているが、このバス
リクエスト信号を転送する信号線は、装置間を結合して
いるため比較的障害が発生し易い。
【0003】ところで、前記バスリクエスト信号が装置
に到達しないと、装置は相手装置のバス使用タイミング
を認識することが不可能となり、相手装置が共用バスを
使用しないと誤判断することとなるため、バスファイト
が発生するようになるが、このバスファイト発生は防止
されることが必要である。
【0004】又、バスリクエスト信号線が障害となって
も、バスファイトを避けてデータ転送が可能となること
が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図14は従来技術の一例を説明するブロ
ック図で、図15は図14の動作を説明するシーケンス
である。
【0006】装置1は装置2より共通バス15の使用権
の優先順位が高いものとする。バスリクエストが競合し
ない場合、装置1のリクエストパルス生成回路3は、図
示省略した制御回路の制御により、信号線13を経て装
置2に対し、図15(A) のバスリクエスト(A) に示す如
く、クロックに同期して、クロックの1サイクルの間バ
スリクエスト(A) を送出する。
【0007】このバスリクエスト(A) を受信した装置2
のリクエスト調停回路9は、装置2のリクエストパルス
生成回路8がバスリクエスト信号を送出しないため、バ
スリクエストの競合が無くデータの受信であると判定
し、バス制御回路10に指示してレシーバ11をイネー
ブルとする。
【0008】又、装置1のリクエスト調停回路4は、リ
クエストパルス生成回路3からバスリクエスト(A) を受
信した時、装置2からのバスリクエスト(B) が受信され
ないため、バスリクエストの競合が無くデータの送信で
あると判定し、バス制御回路5に指示してドライバ6を
イネーブルとする。
【0009】従って、装置1から図示省略したデータ送
出回路が送出するデータがドライバ6を経て共用バス1
5に図15(A) の共用バスに示す如く、クロックの1サ
イクルの間データAが送出され、装置2のレシーバ11
を経て装置2の図示省略したデータ受信回路に転送され
る。
【0010】バスリクエストが競合する場合、装置1の
リクエストパルス生成回路3は、図15(B) のバスリク
エスト(A) に示す如く、クロックに同期してクロックの
1サイクルの間、バスリクエスト(A) を送出する。
【0011】又、装置2のリクエストパルス生成回路8
は、図15(B) のバスリクエスト(B) に示す如く、クロ
ックに同期してバスリクエスト(A) と同時にバスリクエ
スト(B) を送出する。
【0012】リクエストパルス生成回路8は、信号線1
3からリクエストパルス生成回路3が送出したバスリク
エスト(A) を受信するため、バスリクエスト(B) の送出
時間を長くする必要があると判定し、図15(B) のバス
リクエスト(B) に示す如く、クロックの2サイクルの間
バスリクエスト(B) を送出する。
【0013】リクエスト調停回路4は、バスリクエスト
(A) とバスリクエスト(B) が同時に受信されるが、優先
順位が高いのでデータ送信と判定し、バス制御回路5に
指示して、ドライバ6をイネーブルとするため、共用バ
ス15には、クロックの1サイクルの間、図15(B) の
共用バスに示す如く、データ(A) が送出される。
【0014】リクエスト調停回路9は、同様にバスリク
エスト(A) とバスリクエスト(B) が同時に受信される
が、優先順位が低いのでデータ受信と判定し、バス制御
回路10に指示して、レシーバ11をイネーブルとする
ため、装置2のデータ受信回路は共用バス15に送出さ
れたデータ(A) を受信する。
【0015】リクエスト調停回路9は、リクエストパル
ス生成回路8がバスリクエスト(A)が停止した後も、バ
スリクエスト(B) を送出しているため、バスリクエスト
は競合せず、データの送信と判定し、バス制御回路10
に指示して、ドライバ12をイネーブルとする。
【0016】従って、装置2のデータ送出回路が送出す
るデータ(B) が、図15(B) の共用バスに示す如く、デ
ータ(A) に続いて共用バス15に送出される。リクエス
ト調停回路4は、バスリクエスト(A) が停止した後バス
リクエスト(B) が受信されているため、バスリクエスト
は競合せず、データの受信であると判定し、バス制御回
路5に指示してレシーバ7をイネーブルとする。
【0017】従って、装置1のデータ受信回路は共用バ
ス15に送出されたデータ(B) を受信する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、従来は装
置1が信号線13を使用してバスリクエスト信号を装置
2に送出し、装置2は信号線14を使用してバスリクエ
スト信号を装置1に送出して、バスリクエストが競合し
た時は、共用バス15に送出するデータの送出タイミン
グをずらしてバスファイトが発生しないように制御して
いる。
【0019】しかしながら、信号線13と14は装置1
と2の間を接続しているため、比較的障害が発生し易
い。信号線13又は14が障害を発生し、バスリクエス
ト信号が相手装置のリクエスト調停回路4又は9に到達
しない場合、装置1又は2は、相手装置の共用バス15
を使用するタイミングが不明となる。
【0020】即ち、リクエスト調停回路4又は9は、相
手装置からのバスリクエスト信号が受信されないため、
常に共用バス15の競合が発生していないと判定し、夫
々バス制御回路5又は10に指示してドライバ6又は1
2を同時にイネーブルとすることがある。従って、バス
ファイトが頻発することになるという問題がある。
【0021】本発明はこのような問題点に鑑み、各装置
が自分の発行したバスリクエスト信号が相手装置に受信
されたことを確認する手段を設けることで、信号線13
及び14の障害発生に起因するバスファイトを防止し、
更に、信号線13及び14の障害発生の後も、バスファ
イトを避けて共用バス15の使用を可能とすることを目
的としている。又、バスファイト防止装置の信頼性を向
上させ、更に、リクエスト調停回路4及び9の信頼性も
向上させることを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】そして、この目的は図1
に示されるように、バスリクエスト信号を夫々専用信号
線13又は14を用いて1クロックサイクルの間相互に
送出し、このバスリクエスト信号が競合した場合、各装
置に備わるリクエスト調停手段31と32の調停に基づ
く共用バス15使用上の優先順位に従って、1クロック
サイクルの間データを相手装置に送出する二つの装置2
9と30において、この二つの装置間には、自己が送出
した前記バスリクエスト信号を相手装置を経由して帰還
させる一本の帰還用信号線28を設け、前記優先順位の
高い装置30には、前記バスリクエスト信号を2クロッ
クサイクルの間送出する手段23及び24と、自己の送
出したバスリクエスト信号が2クロックサイクル継続し
ない場合、データ送出を禁止するリクエスト調停手段3
2と、相手装置29からのバスリクエスト信号及び前記
帰還用信号線28を経て着信した自己のバスリクエスト
信号により、自己のバスリクエスト信号を通過させ該自
己のリクエスト調停手段32に供給するゲート手段27
とを設け、前記優先順位の低い装置29には、相手装置
30からのバスリクエスト信号及び前記帰還用信号線2
8を経て着信した自己のバスリクエスト信号により、自
己のバスリクエスト信号を通過させ自己のリクエスト調
停手段31に供給するゲート手段22と、相手装置30
からの前記バスリクエスト信号が自己の1クロックサイ
クルの間送出するバスリクエスト信号と競合した時、1
クロックサイクル待った後、再度1クロックサイクルの
間バスリクエスト信号として相手装置30に送出する手
段16〜19とを設け、前記帰還用信号線28を介して
自己の送出したバスリクエスト信号が着信しない場合、
前記共用バス15に自己のデータを送出しないことによ
り達成される。
【0023】又、この目的は図3に示されるように、バ
スリクエスト信号を夫々専用信号線13又は14を用い
て1クロックサイクルの間相互に送出し、このバスリク
エスト信号が競合した場合、各装置に備わるリクエスト
調停手段4と9の調停に基づく共用バス15使用上の優
先順位に従って、1クロックサイクルの間データを相手
装置に送出する二つの装置35と36において、この二
つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエスト信
号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本の帰還用信
号線33と34を設け、前記二つの装置35と36に
は、夫々自己の送出した前記バスリクエスト信号を自己
専用の該帰還用信号線を経て着信した自己のバスリクエ
スト信号によって通過させ自己の前記リクエスト調停手
段4又は9に供給するゲート手段22又は27を夫々設
け、前記帰還用信号線33又は34を介して自己の送出
したバスリクエスト信号が着信しない場合、前記共用バ
ス15に自己のデータを送出しないことにより達成され
る。
【0024】又、この目的は図6と図7に示されるよう
に、バスリクエスト信号を夫々専用信号線13又は14
を用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、このバ
スリクエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリク
エスト調停手段4と9の調停に基づく共用バス15使用
上の優先順位に従って、1クロックサイクルの間データ
を相手装置に送出する二つの装置37と38において、
この二つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエ
スト信号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本の帰
還用信号線33と34を設け、前記二つの装置37と3
8には、夫々自己の送出した前記バスリクエスト信号
を、自己専用の該帰還用信号線を経て着信した自己のバ
スリクエスト信号によって通過させ自己の前記リクエス
ト調停手段4又は9に供給するゲート手段22又は27
と、正常時は相手装置が送出したバスリクエスト信号を
相手装置専用の前記帰還用信号線に送出し、自己の送出
した前記バスリクエスト信号が前記自己専用の帰還用信
号線を経て着信しないことを検出した時、相手装置が送
出するバスリクエスト信号を1クロックサイクル遅らせ
て、相手装置専用の前記帰還用信号線に送出した後は、
自己の送出するバスリクエスト信号を前記相手装置専用
の帰還用信号線を経て送出する手段40〜44,48及
び49又は55〜59,63及び64と、自己の送出し
たバスリクエスト信号が相手装置から1クロックサイク
ル遅らされて前記自己専用の帰還用信号線から着信した
時、相手装置から前記自己専用の帰還用信号線を経て着
信する相手装置が送出したバスリクエスト信号を自己の
リクエスト調停手段に送出させると共に、自己が送出す
るバスリクエスト信号を自己の前記リクエスト調停手段
に送出させるゲート信号を前記ゲート手段22又は27
に送出する手段45〜47,50,51,70及び39
又は60〜62,65,66,72及び54とを夫々設
け、前記専用信号線に障害が発生した場合においても、
前記リクエスト調停手段4と9の調停に基づき、前記共
用バス15を介してデータの送受を行わせることにより
達成される。
【0025】又、この目的は図9と図10に示されるよ
うに、バスリクエスト信号を夫々専用信号線13又は1
4を用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、この
バスリクエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリ
クエスト調停手段4と9の調停に基づく共用バス15使
用上の優先順位に従って、1クロックサイクルの間デー
タを相手装置に送出する二つの装置73と74におい
て、この二つの装置間には、自己が送出した前記バスリ
クエスト信号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本
の帰還用信号線33と34を設け、前記二つの装置73
と74には、夫々自己の送出した前記バスリクエスト信
号を、自己専用の該帰還用信号線を経て着信した自己の
バスリクエスト信号によって通過させ自己の前記リクエ
スト調停手段に供給するゲート手段22又は27と、正
常時は相手装置が送出したバスリクエスト信号を相手装
置専用の前記帰還用信号線に送出し、自己の送出した前
記バスリクエスト信号が前記自己専用の帰還用信号線を
経て着信しないことを検出した時、相手装置が送出する
バスリクエスト信号を1クロックサイクル遅らせて、相
手装置専用の前記帰還用信号線に送出した後は、自己の
送出するバスリクエスト信号を前記相手装置専用の帰還
用信号線を経て送出する手段40〜44,48及び49
又は55〜59,63及び64と、自己の送出したバス
リクエスト信号が相手装置から1クロックサイクル遅ら
されて前記自己専用の帰還用信号線から着信した時、相
手装置から前記自己専用の帰還用信号線を経て着信する
相手装置が送出したバスリクエスト信号を自己のリクエ
スト調停手段に送出させると共に、自己が送出するバス
リクエスト信号を自己の前記リクエスト調停手段に送出
させるゲート信号を前記ゲート手段に送出する手段45
〜47,50,51,70及び39又は60〜62,6
5,66,72及び54と、相手装置の送出するバスリ
クエスト信号を阻止する手段75又は76とを夫々設
け、前記専用信号線に疑似的な障害を発生させた後、前
記リクエスト調停手段4と9の調停に基づき、前記共用
バス15を介してデータの送受を行わせることにより達
成される。
【0026】又、この目的は図12に示されるように、
バスリクエスト信号を夫々専用信号線を用いて1クロッ
クサイクルの間相互に送出し、このバスリクエスト信号
が競合した場合、各装置に備わるリクエスト調停手段4
の調停に基づく共用バス15使用上の優先順位に従っ
て、1クロックサイクルの間データを相手装置に送出す
る二つの装置77と78において、この二つの装置間に
は、自己が送出した前記バスリクエスト信号を相手装置
を経由して夫々帰還させる二本の帰還用信号線33と3
4を設け、前記二つの装置77と78には、夫々自己の
送出した前記バスリクエスト信号を自己専用の該帰還用
信号線を経て着信した自己のバスリクエスト信号によっ
て通過させ自己の前記リクエスト調停手段4に供給する
ゲート手段22と、前記自己のバスリクエスト信号送出
と同時に疑似的に相手装置からのバスリクエスト信号が
着信した状態を生成して該自己のリクエスト調停手段4
に供給する手段79及び80と、この自己のリクエスト
調停手段4の送出する制御信号を解析して良否を判定す
る制御手段50とを夫々設け、前記バスリクエスト信号
が競合した場合の前記リクエスト調停手段4の制御の良
否を判定することにより達成される。
【0027】
【作用】上記の如く構成することにより、図1に示す実
施例では、帰還用信号線28を経て自己の送出したバス
リクエスト信号が帰還して来ない場合、共用バス15に
データを送出せず、相手装置からのデータ受信のみとな
るため、バスファイトを防止することが出来る。
【0028】又、図3に示す実施例では、装置35は自
己の送出したバスリクエスト信号が帰還用信号線33を
経て帰還して来ない場合、共用バス15にデータを送出
せず、又装置36は自己の送出したバスリクエスト信号
が帰還用信号線34を経て帰還して来ない場合、共用バ
ス15にデータを送出しないため、バスファイトを防止
することが出来る。そして、正常時の共用バス15の使
用開始に図1に示す実施例の如く遅延時間が発生しない
ようにすることが出来る。
【0029】又、図6と図7に示す実施例では、自己の
バスリクエスト信号が相手装置に到達しない場合、相手
装置が使用する帰還用信号線を介して自己のバスリクエ
スト信号を相手装置に送出し、リクエスト調停手段の調
停により共用バス15の使用権を得ることを可能とした
ため、バスリクエスト信号を転送する信号線が障害とな
っても、バスファイトを発生させることなく共用バス1
5にデータを送出することが出来る。
【0030】又、図9と図10に示す実施例では、疑似
的に相手装置からのバスリクエスト信号を帰還用信号線
に送出させないようにして、バスファイトを発生させる
ことなく、共用バス15にデータを送出させることが出
来るか調べることを可能とするため、バスファイト防止
装置の信頼性を向上させることが出来る。
【0031】又、図12に示す実施例では、リクエスト
調停手段4に自己が送出するバスリクエスト信号と、疑
似的に発生させた相手装置が送出するバスリクエスト信
号とを同時に入力させ、リクエスト調停手段4の制御信
号の内容をチェックして、良否を判定することを可能と
するため、リクエスト調停手段4の信頼性を向上させる
ことが出来る。
【0032】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す回路のブ
ロック図で、図2は図1の動作を説明するシーケンスで
ある。
【0033】図1において、図14と同一符号は同一機
能のものを示す。本例の場合、装置30が装置29より
共用バス15の使用権の優先度が高いものとする。そし
て、自己の送出したバスリクエスト信号が相手装置に受
信されたことを確認するため、一本の信号線28を設け
てバスリクエスト・リターン信号を受信するようにした
ものである。
【0034】バスリクエストが競合しない場合、例え
ば、装置29のリクエストパルス生成回路3は、図示省
略した制御回路の制御により、OR回路16を経て信号
線13に対し、図2(A) のバスリクエスト(A) に示す如
く、クロックに同期して、1クロックサイクルの間バス
リクエスト(A) を送出する。
【0035】このバスリクエスト(A) は装置30のドラ
イバ25とリクエスト調停回路32に受信され、ドライ
バ25によって図2(A) のバスリクエスト・リターン
(A) に示す如く、信号線28に送出される。そして、装
置29のレシーバ20によって受信され、AND回路2
2に送出される。
【0036】AND回路22はリクエストパルス生成回
路3が送出したバスリクエスト(A)が入力しているた
め、図2(A) のAND回路22出力に示す如く、1クロ
ックサイクルの間論理 "1”をリクエスト調停回路31
に送出する。
【0037】この時、装置30のリクエストパルス生成
回路8がバスリクエスト信号を送出しないため、信号線
14にはバスリクエスト(B) が送出されていない。この
ため、リクエスト調停回路31は、バスリクエストの競
合が無くデータの送信であると判定し、図2(A) の共用
バスに示す如く、共用バス15にデータAを送出するた
め、バスリクエスト(A) の論理値が "1”から "0”と
なった後、1クロックサイクル経過後にバス制御回路5
に指示してドライバ6をイネーブルとする。
【0038】装置30のリクエストパルス生成回路8
は、前記の如く、バスリクエスト(B)を送出していない
ため、AND回路27は論理 "0”をリクエスト調停回
路32に送出したままである。
【0039】リクエスト調停回路32はバスリクエスト
(A) が受信されて、バスリクエスト(B) が受信されない
ため、バスリクエストの競合が無く、データの受信であ
ると判定し、バスリクエスト(A) の論理値が "1”から
"0”となった後、1クロックサイクル経過後にバス制
御回路10に指示してレシーバ11をイネーブルとす
る。
【0040】従って、前記の如く装置29側から共用バ
ス15に送出されたデータAは、装置30側のレシーバ
11により受信される。バスリクエストが競合する場
合、装置29のリクエストパルス生成回路3は、図2
(B) のバスリクエスト(A) に示す如く、1クロックサイ
クルの間論理 "1”をOR回路16を経て信号線13に
送出し、装置30のリクエスト調停回路32に共用バス
15の使用を要求する。
【0041】この時、装置30のリクエストパルス生成
回路8が図2(B) のバスリクエスト(B) に示す如く、同
時にOR回路23を経て信号線14に、1クロックサイ
クルの間論理 "1”を送出すると、フリップフロップ2
4は、クロックの次の1サイクルの間OR回路23を経
て論理 "1”を送出するため、信号線14にはバスリク
エスト(B) が2クロックサイクルの間送出される。
【0042】装置29のフリップフロップ18は、リク
エストパルス生成回路3が、前記の如くバスリクエスト
(A) を送出すると、図2(B) のFF18出力に示す如
く、バスリクエスト(A) より1クロックサイクル分遅れ
て次の1クロックサイクルの間論理 "1”をAND回路
19に送出する。
【0043】AND回路19には、前記の如くバスリク
エスト(B) が入力しているため、AND回路19は図2
(B) のAND回路19出力に示す如く、フリップフロッ
プ17に論理 "1”を送出するため、フリップフロップ
17は、図2(B) のFF17出力に示す如く、1クロッ
クサイクルの間論理 "1”をOR回路16に送出するた
め、信号線13には、図2(B) のバスリクエスト(A) に
示す如く、最初のバスリクエスト(A) より2クロックサ
イクル分遅れて2つ目のバスリクエスト(A) が送出され
る。
【0044】装置30のドライバ25はバスリクエスト
(A) を信号線28にバスリクエスト・リターン信号とし
て送出し、装置29のドライバ21はバスリクエスト
(B) を信号線28に送出する。
【0045】従って、信号線28には、図2(B) のバス
リクエスト・リターンに示す如く、3クロックサイクル
の間論理 "1”が送出されることとなる。従って、装置
29のAND回路22には、レシーバ20を経て3クロ
ックサイクルの間論理 "1”が入力しており、この間に
リクエストパルス生成回路3が送出する2つのバスリク
エスト(A) が入力するため、このAND回路22は図2
(B) のAND回路22出力に示す如く、リクエスト調停
回路31にバスリクエスト(A) を送出する。
【0046】リクエスト調停回路31は、AND回路2
2から1つ目のバスリクエスト(A)を、信号線14から
バスリクエスト(B) を同時に受信したことにより、優先
順位が低いことから、データ受信と判定しバス制御回路
5を制御して1クロックサイクル分遅れてレシーバ7を
1クロックサイクルの間イネーブルとする。
【0047】装置30のレシーバ26は、信号線28に
送出された3クロックサイクルのバスリクエスト・リタ
ーン信号をAND回路27に送出し、OR回路23から
は2クロックサイクルのバスリクエスト(B) が入力する
ため、2クロックサイクルのバスリクエスト(B) をリク
エスト調停回路32に送出し、信号線13からは前記の
如くバスリクエスト(A) が同時に入力する。
【0048】リクエスト調停回路32は、バスリクエス
ト(A) とバスリクエスト(B) とを同時に受信したことに
より、優先順位が高いことから、データの送信と判定し
1クロックサイクル分遅らせて、バス制御回路10を制
御してドライバ12を1クロックサイクルの間イネーブ
ルとする。
【0049】従って、共用バス15には、図2(B) の共
用バスに示す如く、最初はドライバ12により装置30
側のデータBが装置29側に送出され、レシーバ7によ
り受信される。
【0050】リクエスト調停回路32は、バスリクエス
ト(B) が停止した時、2つ目のバスリクエスト(A) を受
信するため、バスリクエストの競合では無くデータ受信
であると判定し、1クロックサイクル分遅れて、バス制
御回路10を制御し、レシーバ11をイネーブルとす
る。
【0051】又、装置29のリクエスト調停回路31
は、リクエスト調停回路32と同様に、AND回路22
から前記の如く、2つ目のバスリクエスト(A) を受信し
た時、信号線14から受信していたバスリクエスト(B)
が停止するため、バスリクエストの競合では無くデータ
送信であると判定し、1クロックサイクル分遅らせて、
バス制御回路5を制御し、ドライバ6をイネーブルとす
る。
【0052】従って、共用バス15には、図2(B) の共
用バスに示す如く、ドライバ6により装置29側のデー
タAが装置30側に送出され、レシーバ11により受信
される。
【0053】信号線13が障害となりバスリクエスト
(A) が装置30に到達しない場合、装置30のリクエス
トパルス生成回路8がバスリクエスト(B) を送出しない
時、信号線28にバスリクエスト・リターン信号が送出
されず、装置29のAND回路22からリクエスト調停
回路31に論理 "1”が送出されない。従って、リクエ
スト調停回路31はドライバ6をイネーブルとせず、共
通バス15に装置29からデータAが送出されることが
無く、バスファイトは発生しない。
【0054】又、リクエストパルス生成回路8がバスリ
クエスト(B) を同時に送出した場合は、リクエスト調停
回路31の優先順位が低いことから、前記の如くドライ
バ6をイネーブルとしないため、バスファイトは発生し
ない。
【0055】信号線14が障害となり、バスリクエスト
(B) が装置29に到達しない場合、リクエストパルス生
成回路3がバスリクエスト(B) の送出と同時にバスリク
エスト(A) を送出していない時は、信号線28にはバス
リクエスト・リターン信号が存在せず、AND回路27
がバスリクエスト(B) によって、論理 "1”をリクエス
ト調停回路32に送出することは無いため、ドライバ1
2がイネーブルとなることが無く、バスファイトは発生
しない。
【0056】又、リクエストパルス生成回路3がバスリ
クエスト(B) の送出と同時にバスリクエスト(A) を送出
した場合、ドライバ25とレシーバ26を経て1クロッ
クサイクルの間論理 "1”がAND回路27に送出され
た後、1クロックサイクルの間論理 "0”が送出される
ため、AND回路27はリクエスト調停回路32に対
し、2クロックサイクル継続して送出されるバスリクエ
スト(B) に対応して、2クロックサイクルの間論理
"1”を送出することが出来ない。
【0057】従って、リクエスト調停回路32は1クロ
ックサイクルの間のみバスリクエスト(B) を受信するた
め、信号線14の障害と判断し、ドライバ12をイネー
ブルとさせない。従って、バスファイトは発生しない。
【0058】図3は本発明の第2の実施例を示す回路の
ブロック図で、図4と図5は図3の動作を説明するシー
ケンスである。図3において、図14と同一符号は同一
機能のものを示す。本例の場合、装置36が装置35よ
り共用バス15の使用権の優先度が高いものとする。そ
して、自己の送出したバスリクエスト信号が相手装置に
受信されたことを確認するため、二本の信号線33と3
4を設けてバスリクエスト・リターン信号を受信するよ
うにして、図1の如く共用バス15の使用開始に1クロ
ックサイクル分の遅延を必要としないようにしたもので
ある。
【0059】バスリクエストが競合しない場合、例え
ば、装置35のリクエストパルス生成回路3は、図示省
略した制御回路の制御により、信号線13に対し、図4
(A) のバスリクエスト(A) に示す如く、クロックに同期
して、1クロックサイクルの間バスリクエスト(A) を送
出する。
【0060】このバスリクエスト(A) は、装置36のリ
クエスト調停回路9に入力すると共に、信号線33を経
て装置35のAND回路22に、図4(A) のバスリクエ
スト・リターン(A) に示す如く、バスリクエスト・リタ
ーン(A) 信号として転送される。
【0061】AND回路22には、リクエストパルス生
成回路3が送出したバスリクエスト(A) が同時に入力し
ているため、AND回路22は論理 "1”をリクエスト
調停回路4に1クロックサイクルの間送出する。
【0062】この時、装置36のリクエストパルス生成
回路8は、バスリクエスト(B) を送出していないため、
リクエスト調停回路4はバスリクエストの競合は無く、
データの送信であると判定し、バス制御回路5を制御し
てドライバ6を1クロックサイクルの間イネーブルとす
る。
【0063】従って、共用バス15には、図4(A) の共
用バスに示す如く、装置35側のデータAが装置36側
に送出される。装置36のリクエスト調停回路9は、信
号線13を経てバスリクエスト(A) が入力し、AND回
路27からは論理 "0”が送出されたままであるため、
バスリクエストの競合は無く、データの受信であると判
定し、バス制御回路10を制御してレシーバ11を1ク
ロックサイクルの間イネーブルとする。
【0064】従って、共用バス15に装置35側から送
出されたデータAは、装置36側のレシーバ11により
受信される。バスリクエストが競合する場合、装置35
のリクエストパルス生成回路3は、図4(B) のバスリク
エスト(A) に示す如く、信号線13に対し、クロックに
同期して、バスリクエスト(A) を送出する。
【0065】この時、装置36のリクエストパルス生成
回路8も、図4(B) のバスリクエスト(B) に示す如く、
信号線14に対し、クロックに同期して、同時にバスリ
クエスト(B) を送出する。
【0066】このバスリクエスト(B) は、信号線14を
経てリクエストパルス生成回路3に入力するため、リク
エストパルス生成回路3は優先順位が低いことから、バ
スリクエスト(A) を2クロックサイクル送出する必要が
あると判定する。
【0067】従って、バスリクエスト(A) は図示する如
く、2クロックサイクルの間送出され、このバスリクエ
スト(A) は信号線33を経て、図4(B) のバスリクエス
ト・リターン(A) に示す如く、バスリクエスト・リター
ン(A) としてAND回路22に転送される。
【0068】リクエスト調停回路4はAND回路22と
信号線14から、バスリクエスト(A) とバスリクエスト
(B) とが同時に入力したことにより、共用バス15の競
合が発生したと認識し、優先順位が低いことから、バス
制御回路5に制御信号を送出し、1クロックサイクルの
間レシーバ7をイネーブルとした後、バスリクエスト
(A) が継続し、バスリクエスト(B) が停止したことによ
り、次の1クロックサイクルの間ドライバ6をイネーブ
ルとする。
【0069】装置36のリクエストパルス生成回路8が
送出したバスリクエスト(B) は、図4(B) のバスリクエ
スト・リターン(B) に示す如く、信号線34を経てAN
D回路27に入力する。従って、AND回路27は1ク
ロックサイクルの間、バスリクエスト(B) をリクエスト
調停回路9に送出する。
【0070】この時、信号線13を経てバスリクエスト
(A) が同時に入力するため、リクエスト調停回路9は共
用バス15の競合であると判定し、優先順位が高いこと
からバス制御回路10を制御して、1クロックサイクル
の間ドライバ12をイネーブルとした後、バスリクエス
ト(A) が継続し、バスリクエスト(B) が停止したことに
より、次の1サイクルの間レシーバ11をイネーブルと
する。従って、共用バス15には、図4(B) の共用バス
に示す如く、装置36側からデータBが送出されて装置
35側に受信され、続いて装置35側からデータAが送
出されて装置36側に受信される。
【0071】信号線13が障害となりバスリクエスト
(A) が装置36に到達しない場合、装置36のリクエス
トパルス生成回路8がバスリクエスト(B) を送出しない
時、図5のバスリクエスト・リターン(A) に示す如く、
信号線33にバスリクエスト・リターン(A) が転送され
ず、装置35のAND回路22からリクエスト調停回路
4に論理 "1”、即ち、バスリクエスト(A) が送出され
ない。従って、リクエスト調停回路4はドライバ6をイ
ネーブルとせず、共通バス15に装置35からデータA
が送出されることが無く、バスファイトは発生しない。
【0072】装置36のリクエストパルス生成回路8が
図5のバスリクエスト(B) に示す如く、バスリクエスト
(B) を送出した時は、信号線34を経て図5のバスリク
エスト・リターン(B) に示す如く、バスリクエスト・リ
ターン(B) がAND回路27に入力する。
【0073】従って、AND回路27は図5のAND回
路27出力に示す如く、論理 "1”をリクエスト調停回
路9に送出する。この時、リクエスト調停回路9は信号
線13を経てバスリクエスト(A) を受信することが無い
ため、常にデータの送信であると判定し、バス制御回路
10を制御してドライバ12をイネーブルとする。従っ
て、共用バス15には図5の共用バスに示す如く、デー
タBが送出される。
【0074】この時、装置35のリクエスト調停回路4
はバスリクエスト(B) のみ受信するため、前記の如く、
レシーバ7をイネーブルとする。従って、このデータB
は装置35に受領される。
【0075】又、リクエストパルス生成回路8がバスリ
クエスト(B) をバスリクエスト(A)と同時に送出した場
合は、リクエスト調停回路4はバスリクエスト(B) のみ
受信されることから、データの受信と判定され、前記の
如くドライバ6をイネーブルとしないため、バスファイ
トは発生しない。
【0076】信号線14が障害となり、バスリクエスト
(B) が装置35に到達しない時、リクエストパルス生成
回路3がバスリクエスト(B) の送出と同時にバスリクエ
スト(A) を送出していない時は、図4(A) の場合と同一
であり共用バス15にデータAが送出されて装置36に
受信される。従って、バスファイトは発生しない。
【0077】又、リクエストパルス生成回路8がバスリ
クエスト(A) の送出と同時にバスリクエスト(B) を送出
した時は、信号線34を経てバスリクエスト・リターン
(B)がAND回路27に入力しないため、バスリクエス
ト(B) をリクエスト調停回路9に送出しない。
【0078】従って、リクエスト調停回路9は共用バス
15の競合が無く、データの受信と判定するため、レシ
ーバ11がイネーブルとなって、装置35が送出したデ
ータAを受信する。従って、バスファイトは発生しな
い。
【0079】図6と図7は本発明の第3の実施例を示す
回路のブロック図で、図8は図6と図7の動作を説明す
るシーケンスである。図6と図7において、図3と同一
符号は同一機能のものを示す。本例の場合、装置38が
装置37より共用バス15の使用権の優先度が高いもの
とする。そして、図1と図3の実施例では、自己の送出
したバスリクエスト信号を相手装置に転送する信号線が
障害となった装置はデータを送出することが不可能とな
るが、本実施例では信号線障害を検出した後でも、デー
タ送出が可能となるようにしたものである。
【0080】図3とは、バスリクエストが競合しない場
合と、バスリクエストが競合する場合の動作が同一であ
り、従って、シーケンスは図4と同一である。即ち、バ
スリクエストが競合しない場合、図6に示す装置37の
リクエストパルス生成回路3が信号線13を経て送出す
るバスリクエスト(A) は、図7に示す装置38のマルチ
プレクサ64の端子に入るが、この時のマルチプレク
サ64は、端子を信号線33に接続しているため、バ
スリクエスト・リターン(A) として図6に示す装置37
のOR回路69を経てAND回路22に入る。
【0081】又、バスリクエスト(A) は装置38のマル
チプレクサ(MPX)54の端子にも入力しており、
この時のマルチプレクサ54は端子を出力側に接続し
ているため、このバスリクエスト(A) は装置38のリク
エスト調停回路9に送出される。
【0082】バスリクエストが競合する場合、装置38
のリクエストパルス生成回路8が信号線14を経て送出
するバスリクエスト(B) は、装置37のマルチプレクサ
49に入り、前記同様バスリクエスト・リターン(B) と
して信号線34を経て装置38のOR回路71を経てA
ND回路27に入る。
【0083】従って、リクエスト調停回路9はバスリク
エスト(A) とバスリクエスト(B) が同時に入力したこと
を認識し、データBを送出するためにバス制御回路10
を経てドライバ12をイネーブルとする。
【0084】又、装置37のリクエストパルス生成回路
3は、バスリクエスト(A) を送出したと同時にバスリク
エスト(B) が入力するため、バスリクエスト(A) を2ク
ロックサイクルの間送出し、リクエスト調停回路4はデ
ータBを受領するために、バス制御回路5を経てレシー
バ7をイネーブルとする。
【0085】信号線13の障害でバスリクエスト(A) が
装置38側に到達しない場合、図8のバスリクエスト
(A) に示す如く、装置37のリクエストパルス生成回路
3が送出するバスリクエスト(A) は、図8の信号線13
に示す如く、信号線13の装置38側における論理値の
変化が無く、従って、図8のバスリクエスト・リターン
(A) に示す如く、装置37のOR回路69を経てAND
回路22に入るバスリクエスト・リターン(A) も論理値
は変化しない。
【0086】従って、リクエストパルス生成回路3が送
出したバスリクエスト(A) はAND回路22により阻止
されてリクエスト調停回路4に送出されない。装置37
のAND回路40は、バスリクエスト・リターン(A) が
受信されない時は、論理値を反転させて受領するため、
リクエストパルス生成回路3がバスリクエスト(A) を送
出し、バスリクエスト・リターン(A) が論理 "1”とな
らない時は、パルス生成回路41に論理 "1”を送出す
るため、パルス生成回路41は1クロックサイクルの
間、パルスをラッチ回路42とラッチ回路44のS端子
に送出する。
【0087】従って、ラッチ回路42とラッチ回路44
はセットされて、図8のラッチ42出力とラッチ44出
力に示す如く、論理 "1”を装置37のマルチプレクサ
49の(1) 端子と(2) 端子に夫々送出する。
【0088】このため、装置37のマルチプレクサ49
は端子を信号線34に接続する。従って、装置38側
から図8のバスリクエスト(B) に示す如く、最初のバス
リクエスト(B) が、信号線14を経て転送されて来る
と、装置37のフリップフロップ48が1クロックサイ
クルの間セットされ、図8のバスリクエスト・リターン
(B) に示す如く、最初のバスリクエスト・リターン(B)
が1クロックサイクル遅れて、装置37のマルチプレク
サ49を経て信号線34に送出される。
【0089】前記の如く、装置37のフリップフロップ
48がセットされると、装置37のAND回路43はリ
セット信号をラッチ回路44のR端子に送出するため、
ラッチ回路44は図8のラッチ回路44出力に示す如
く、最初のバスリクエスト(B)から1クロックサイクル
後まで論理 "1”を送出した後リセットされる。
【0090】従って、装置37のマルチプレクサ49の
(1) 端子にのみ論理 "1”がラッチ回路42により供給
されるため、マルチプレクサ49は端子を信号線34
に接続する。従って、以後装置37はラッチ回路42が
リセットされるまで、信号線34をバスリクエスト(A)
の転送に使用することが出来る。
【0091】装置38のリクエストパルス生成回路8が
前記の如く、バスリクエスト(B) を信号線14に送出す
ると、装置37からは、信号線34を経て前記の如く、
1クロックサイクル遅れてバスリクエスト・リターン
(B) が転送されて来る。
【0092】従って、AND回路27はリクエストパル
ス生成回路8が最初にバスリクエスト(B) を送出した
時、OR回路71から論理 "1”が入力していないた
め、このバスリクエスト(B) をリクエスト調停回路9に
送出しない。
【0093】又、装置38のフリップフロップ62は、
リクエストパルス生成回路8が送出したバスリクエスト
(B) によりセットされ、このバスリクエスト(B) より1
クロックサイクル遅れて装置38のAND回路60に論
理 "1”を送出する。
【0094】信号線34からは前記の如く、バスリクエ
スト(B) より1クロックサイクル遅れたバスリクエスト
・リターン(B) が装置37から送出されて来るため、装
置38のAND回路60はレジスタ61に対し論理
"1”を送出し、図8の装置38レジスタ61出力に示
す如く、このレジスタ61はプロセッサ65に対し、障
害発生を通知する論理 "1”を送出する。
【0095】従って、プロセッサ65は送信コマンドレ
ジスタ67にステータス要求コマンドを設定すると共
に、図示省略した信号線を経てリクエストパルス生成回
路8に対し、図8のバスリクエスト(B) に示す如く、2
つ目のバスリクエスト(B) を信号線14に送出させる。
【0096】送信コマンドレジスタ67にステータス要
求コマンドが設定されると、コマンド解析回路66は、
このコマンドを解析し、ラッチ回路72のS端子にセッ
ト信号を送出するため、ラッチ回路72は論理 "1”を
OR回路71を経てAND回路27に送出すると共に、
マルチプレクサ54のSL端子にも送出する。このた
め、マルチプレクサ54は端子を出力側に接続する。
【0097】AND回路27はOR回路71を経て論理
"1”が入力したため、バスリクエスト(B) をリクエス
ト調停回路9に送出する。従って、リクエスト調停回路
9はバス制御回路10を経てドライバ12をイネーブル
とするため、送信コマンドレジスタ67に設定されたス
テータス要求コマンドは、図8の共用バスのに示す如
く、装置37のレシーバ7に送出される。
【0098】この時、装置37のラッチ回路70は未だ
セットされていないため、装置38が信号線14に送出
したバスリクエスト(B) はマルチプレクサ39を経てリ
クエスト調停回路4に転送されるため、リクエスト調停
回路4はバス制御回路5を制御してレシーバ7をイネー
ブルとする。従って、装置38が送出したステータス要
求コマンドは装置37の受信コマンドレジスタ53に格
納される。
【0099】装置37のプロセッサ50は受信コマンド
レジスタ53に格納されたステータス要求コマンドによ
り、リクエストパルス生成回路3から図8のバスリクエ
スト(A) に示す如く、2つ目のバスリクエスト(A) を送
出させる。
【0100】この2つ目のバスリクエスト(A) は、前記
の如く、マルチプレクサ49が端子を出力側に接続し
ているため、図8のバスリクエスト・リターン(B) の2
つ目のパルスに示す如く、信号線34を経て装置38に
送出される。
【0101】この時、装置38のマルチプレクサ54
は、前記の如く、端子を出力側に接続しているため、
この信号線34を経て転送されたバスリクエスト(A) を
リクエスト調停回路9に送出する。従って、リクエスト
調停回路9はレシーバ11をイネーブルとする。
【0102】一方装置37のプロセッサ50は、データ
の送信が出来なかったことから、送信コマンドレジスタ
52にエラー通知コマンドを設定し、前記の如く、リク
エストパルス生成回路3にバスリクエスト(A) を送出さ
せる。
【0103】コマンド解析回路51は、送信コマンドレ
ジスタ52に設定されたエラー通知コマンドを解析する
と、ラッチ回路70のS端子にセット信号を送出するた
め、ラッチ回路70は論理 "1”をOR回路69を経て
AND回路22に送出する。従って、AND回路22は
前記バスリクエスト(A) をリクエスト調停回路4に送出
する。
【0104】従って、リクエスト調停回路4はドライバ
6をイネーブルとするため、送信コマンドレジスタ52
に設定されたエラー通知コマンドは、図8の共用バスの
に示す如く、共用バス15を経て装置38の受信コマ
ンドレジスタ68に格納される。
【0105】コマンド解析回路51は、エラー解除コマ
ンドが送信コマンドレジスタ52に設定されると、ラッ
チ回路42と70のR端子にリセット信号を送出し、コ
マンド解析回路66はエラー解除コマンドが受信コマン
ドレジスタ68に格納されると、ラッチ回路72のR端
子にリセット信号を送出する。
【0106】尚、信号線14が障害となり、バスリクエ
スト(B) が装置37側に到達しない場合の動作は上記同
様であるため、詳細説明は省略する。そして、装置37
と装置38は図8の共用バスに示す如く、データを交互
に共用バス15に送出するため、バスファイトは発生し
ない。
【0107】図9と図10は本発明の第4の実施例を示
す回路のブロック図で、図11は図9と図10の動作を
説明するシーケンスである。図9と図10において、図
6及び図7と同一符号は同一機能のものを示す。本実施
例は図6と図7に示す装置に共用バス使用シーケンスの
動作検証を行う機能を追加し信頼性を向上させたもので
ある。
【0108】即ち、図6に示す装置37にAND回路7
5を追加して装置73とし、図7に示す装置38にAN
D回路76を追加して装置74としたものである。信号
線13又は14の障害を疑似的に発生させない場合、装
置73のコマンド解析回路51はAND回路75に論理
"0”を送出しており、装置74のコマンド解析回路6
6はAND回路76に論理 "0”を送出しているため、
バスリクエスト(B) はAND回路75を経てマルチプレ
クサ49の端子に送出され、バスリクエスト(A) はA
ND回路76を経てマルチプレクサ64の端子に送出
される。
【0109】従って、正常時の動作や信号線13又は1
4の障害時の動作は、図6と図7で説明した通りであ
る。図11は信号線14に障害が発生したようにして、
共用バス15を介してデータ転送が行えるか調べるもの
である。
【0110】装置73のプロセッサ50は、図示省略し
た入力手段により、図11の診断モード(A) に示す如
く、診断モードの起動を指示されると、リクエストパル
ス生成回路3に指示して、最初のバスリクエスト(A) を
図11に示す如く信号線13に送出させる。
【0111】この最初のバスリクエスト(A) は、装置7
4のAND回路76に入るが、この時コマンド解析回路
66がAND回路76の論理反転端子に論理 "0”を送
出しているため、このAND回路76を通過して、マル
チプレクサ64と信号線33を経て、バスリクエスト・
リターン(A) として、図11に示す如く、装置73のO
R回路69を経てAND回路22に入る。
【0112】従って、リクエストパルス生成回路3が送
出したバスリクエスト(A) は、AND回路22を経てリ
クエスト調停回路4に入るため、前記同様、ドライバ6
がイネーブルとなる。
【0113】従って、プロセッサ50が送信コマンドレ
ジスタ52に設定した診断開始コマンドは、図11の共
用バスのに示す如く、共用バス15を経て装置74の
レシーバ11に送出される。
【0114】装置74のリクエストパルス生成回路8が
同時にバスリクエスト(B) を送出していなければ、リク
エスト調停回路9はマルチプレクサ54を経てバスリク
エスト(A) のみ受信するため、レシーバ11をイネーブ
ルとする。
【0115】従って、受信コマンドレジスタ68に格納
された診断開始コマンドは、プロセッサ65により読取
られ、プロセッサ65はこのコマンド受信により、図1
1のバスリクエスト(B) に示す如く、リクエストパルス
生成回路8に指示して、バスリクエスト(B) を信号線1
4に送出させる。
【0116】前記の如く、装置73のプロセッサ50が
送信コマンドレジスタ52に診断モード(A) を設定する
と、コマンド解析回路51は論理 "1”をAND回路7
5の論理反転端子に送出するため、AND回路75は信
号線14を経て入力するバスリクエスト(B) を阻止しマ
ルチプレクサ49に送出しない。
【0117】従って、信号線34には図11のバスリク
エスト・リターン(B) に示す如く、バスリクエスト・リ
ターン(B) が送出されないため、恰も信号線14の障害
であるという疑似障害状態を生成することが出来る。
【0118】バスリクエスト・リターン(B) が受信され
ないため、前記同様、装置74のラッチ回路57と59
はセットされる。従って、マルチプレクサ64が切替え
られ、端子が出力側に接続される。
【0119】装置73のプロセッサ50は、診断モード
(A) であることから、図11のバスリクエスト(A) に示
す如く、リクエストパルス生成回路3に指示して、例え
ば最初のバスリクエスト(A) から2クロックサイクル後
に、2つ目のバスリクエスト(A) を送出させる。
【0120】この2つ目のバスリクエスト(A) は、図1
1の2つ目のバスリクエスト・リターン(A) に示す如
く、装置74のフリップフロップ63により1クロック
サイクル遅れたバスリクエスト・リターン(A) として装
置73に転送されて来る。
【0121】又、前記同様、装置74のラッチ回路59
がリセットされるため、マルチプレクサ64は端子を
出力側に接続する。装置73のプロセッサ50は、図1
1のバスリクエスト(A) に示す如く、3つ目のバスリク
エスト(A) をリクエストパルス生成回路3に送出させ
る。この3つ目のバスリクエスト(A) は装置74のマル
チプレクサ54を経てリクエスト調停回路9に入り、リ
クエスト調停回路9はレシーバ11をイネーブルとす
る。
【0122】装置73のコマンド解析回路51は、図1
1のラッチ回路70出力に示す如く、送信コマンドレジ
スタ52にセットされた診断開始コマンドが送出される
と、ラッチ回路70のS端子にセット信号を送出するた
め、ラッチ回路70はマルチプレクサ39のSL端子
と、OR回路69を経てAND回路22に論理 "1”を
送出する。
【0123】従って、リクエストパルス生成回路3が送
出する3つ目のバスリクエスト(A)は、AND回路22
を経てリクエスト調停回路4に入るため、リクエスト調
停回路4はドライバ6をイネーブルとし、プロセッサ5
0が送信コマンドレジスタ52に設定した診断終了コマ
ンドを図11の共用バスのに示す如く、共用バス15
を経て装置74のレシーバ11に送出する。
【0124】装置73のコマンド解析回路51は送信コ
マンドレジスタ52に設定された診断終了コマンドが送
出されると、AND回路75に送出していた論理 "1”
を論理 "0”とするため、この時からバスリクエスト
(B) をマルチプレクサ49に送出する。又、コマンド解
析回路51は同時にラッチ回路70のR端子にリセット
信号を送出するため、ラッチ回路70はOR回路69と
マルチプレクサ39に送出していた論理 "1”を論理
"0”とする。
【0125】尚、信号線13の障害であるという疑似障
害状態を生成する場合も、上記同様であるため、詳細説
明は省略する。図12は本発明の第5の実施例を示す回
路のブロック図で、図13は図12の動作を説明するシ
ーケンスである。
【0126】図12の装置77は図3に示す装置35
に、コマンド解析回路82とレジスタ81とAND回路
79とOR回路80を追加し、リクエスト調停回路4の
制御機能の正常性を検証し、信頼性を向上させたもので
ある。
【0127】又、図12の装置78は図3に示す装置3
6に、上記同様の回路が追加されている。プロセッサ5
0はコマンド解析回路82に調停診断コマンドをセット
する。コマンド解析回路82は、このコマンドがセット
されると、図13のコマンド解析回路出力に示す如く、
レジスタ81の論理反転端子RとAND回路79に論理
"1”を送出する。
【0128】又、コマンド解析回路82は、図13のバ
スリクエスト(A) に示す如く、リクエストパルス生成回
路3に指示して、AND回路22と信号線13にバスリ
クエスト(A) を送出させる。
【0129】信号線13は前記の如く、装置78の内部
で信号線33と接続されているため、このバスリクエス
ト(A) は図13のバスリクエスト・リターン(A) に示す
如く、信号線33を経てバスリクエスト・リターン(A)
として、AND回路22とAND回路79に入る。
【0130】従って、AND回路22はリクエスト調停
回路4にバスリクエスト(A) を送出し、AND回路79
はOR回路80を経て疑似的なバスリクエスト(B) を図
13のバスリクエスト(B) に示す如く、リクエスト調停
回路4に送出する。
【0131】リクエスト調停回路4は、バスリクエスト
(A) とバスリクエスト(B) が同時に入力したため、共用
バス15に対するバスリクエストの競合と判定する。こ
の時、リクエスト調停回路4は前記の如く、優先順位が
高ければバス制御回路5に対し、ドライバ6をイネーブ
ルとする制御信号を図13のバス制御信号に示す如く送
出し、優先順位が低ければレシーバ7をイネーブルとす
る制御信号を送出する。
【0132】この制御信号はレジスタ81のS端子に入
力し、R端子からリセット信号が入力していないため、
図13のレジスタ出力に示す如く、レジスタ81に取り
込まれ、プロセッサ50に転送される。
【0133】従って、バスリクエストが競合した時のリ
クエスト調停回路4の正常性は、プロセッサ50がレジ
スタ81の送出する制御信号の内容をチェックすること
により保証される。
【0134】診断終了によりコマンド解析回路82が再
び論理 "0”をレジスタ81の論理反転端子RとAND
回路79に送出すると、AND回路79はバスリクエス
ト・リターン(A) を阻止するため、疑似的なバスリクエ
スト(B) がリクエスト調停回路4に送出されることは無
い。又、レジスタ81に格納された制御信号はリセット
される。
【0135】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明はバスリクエ
スト信号を転送する信号線の障害発生に起因するバスフ
ァイトの発生を防止すると共に、信号線の障害発生後も
バスファイトを避けて共用バスを使用することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す回路のブロック
【図2】 図1の動作を説明するシーケンス
【図3】 本発明の第2の実施例を示す回路のブロック
【図4】 図3の動作を説明するシーケンス(その1)
【図5】 図3の動作を説明するシーケンス(その2)
【図6】 本発明の第3の実施例を示す回路のブロック
図(その1)
【図7】 本発明の第3の実施例を示す回路のブロック
図(その2)
【図8】 図6と図7の動作を説明するシーケンス
【図9】 本発明の第4の実施例を示す回路のブロック
図(その1)
【図10】 本発明の第4の実施例を示す回路のブロッ
ク図(その2)
【図11】 図9と図10の動作を説明するシーケンス
【図12】 本発明の第5の実施例を示す回路のブロッ
ク図
【図13】 図12の動作を説明するシーケンス
【図14】 従来技術の一例を説明するブロック図
【図15】 図14の動作を説明するシーケンス
【符号の説明】
1、2、29、30、35、36、37、38、73、74、77、78 装
置 3、8 リクエストパルス生成回路 4、9 リクエスト調停回路 5、10、31、32 バス制御回路 6、12、21、25 ドライバ 7、11、20、26 レシーバ 13、14、28、33、34 信号線 15 共用バス 16、23、69、71、80 OR 回路 17、18、24、47、48、62、63 フリップフロップ 19、22、27、40、43、45、55、58、60、75、76、79 A
ND回路 39、49、54、64 マルチプレクサ 41、56 パルス生成回路 42、44、57、59、70、72 ラッチ回路 46、61、81 レジスタ 50、65 プロセッサ 51、66、82 コマンド解析回路 52、67 送信コマンドレジスタ 53、68 受信コマンドレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富張 清隆 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目4番19 号 株式会社富士通プログラム技研内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスリクエスト信号を夫々専用信号線を
    用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、該バスリ
    クエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリクエス
    ト調停手段の調停に基づく共用バス使用上の優先順位に
    従って、1クロックサイクルの間データを相手装置に送
    出する二つの装置において、 該二つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエス
    ト信号を相手装置を経由して帰還させる一本の帰還用信
    号線を設け、 前記優先順位の高い装置には、前記バスリクエスト信号
    を2クロックサイクルの間送出する手段と、自己の送出
    した該バスリクエスト信号が2クロックサイクル継続し
    ない場合、データ送出を禁止するリクエスト調停手段
    と、相手装置からのバスリクエスト信号及び前記帰還用
    信号線を経て着信した自己のバスリクエスト信号によ
    り、自己のバスリクエスト信号を通過させ該自己のリク
    エスト調停手段に供給するゲート手段とを設け、 前記優先順位の低い装置には、相手装置からのバスリク
    エスト信号及び前記帰還用信号線を経て着信した自己の
    バスリクエスト信号により、自己のバスリクエスト信号
    を通過させ自己のリクエスト調停手段に供給するゲート
    手段と、相手装置からの前記バスリクエスト信号が自己
    の1クロックサイクルの間送出するバスリクエスト信号
    と競合した時、1クロックサイクル待った後、再度1ク
    ロックサイクルの間バスリクエスト信号として相手装置
    に送出する手段とを設け、 前記帰還用信号線を介して自己の送出したバスリクエス
    ト信号が着信しない場合、前記共用バスに自己のデータ
    を送出しないことを特徴とするバスファイト防止装置。
  2. 【請求項2】 バスリクエスト信号を夫々専用信号線を
    用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、該バスリ
    クエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリクエス
    ト調停手段の調停に基づく共用バス使用上の優先順位に
    従って、1クロックサイクルの間データを相手装置に送
    出する二つの装置において、 該二つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエス
    ト信号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本の帰還
    用信号線を設け、 前記二つの装置には、夫々自己の送出した前記バスリク
    エスト信号を自己専用の該帰還用信号線を経て着信した
    自己のバスリクエスト信号によって通過させ自己の前記
    リクエスト調停手段に供給するゲート手段を夫々設け、 前記帰還用信号線を介して自己の送出したバスリクエス
    ト信号が着信しない場合、前記共用バスに自己のデータ
    を送出しないことを特徴とするバスファイト防止装置。
  3. 【請求項3】 バスリクエスト信号を夫々専用信号線を
    用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、該バスリ
    クエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリクエス
    ト調停手段の調停に基づく共用バス使用上の優先順位に
    従って、1クロックサイクルの間データを相手装置に送
    出する二つの装置において、 該二つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエス
    ト信号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本の帰還
    用信号線を設け、 前記二つの装置には、夫々自己の送出した前記バスリク
    エスト信号を、自己専用の該帰還用信号線を経て着信し
    た自己のバスリクエスト信号によって通過させ自己の前
    記リクエスト調停手段に供給するゲート手段と、正常時
    は相手装置が送出したバスリクエスト信号を相手装置専
    用の前記帰還用信号線に送出し、自己の送出した前記バ
    スリクエスト信号が前記自己専用の帰還用信号線を経て
    着信しないことを検出した時、相手装置が送出するバス
    リクエスト信号を1クロックサイクル遅らせて、相手装
    置専用の前記帰還用信号線に送出した後は、自己の送出
    するバスリクエスト信号を前記相手装置専用の帰還用信
    号線を経て送出する手段と、自己の送出したバスリクエ
    スト信号が相手装置から1クロックサイクル遅らされて
    前記自己専用の帰還用信号線から着信した時、相手装置
    から前記自己専用の帰還用信号線を経て着信する相手装
    置が送出したバスリクエスト信号を自己のリクエスト調
    停手段に送出させると共に、自己が送出するバスリクエ
    スト信号を自己の前記リクエスト調停手段に送出させる
    ゲート信号を前記ゲート手段に送出する手段とを夫々設
    け、 前記専用信号線に障害が発生した場合においても、前記
    リクエスト調停手段の調停に基づき、前記共用バスを介
    してデータの送受を行わせることを特徴とするバスファ
    イト防止装置。
  4. 【請求項4】 バスリクエスト信号を夫々専用信号線を
    用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、該バスリ
    クエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリクエス
    ト調停手段の調停に基づく共用バス使用上の優先順位に
    従って、1クロックサイクルの間データを相手装置に送
    出する二つの装置において、 該二つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエス
    ト信号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本の帰還
    用信号線を設け、 前記二つの装置には、夫々自己の送出した前記バスリク
    エスト信号を、自己専用の該帰還用信号線を経て着信し
    た自己のバスリクエスト信号によって通過させ自己の前
    記リクエスト調停手段に供給するゲート手段と、正常時
    は相手装置が送出したバスリクエスト信号を相手装置専
    用の前記帰還用信号線に送出し、自己の送出した前記バ
    スリクエスト信号が前記自己専用の帰還用信号線を経て
    着信しないことを検出した時、相手装置が送出するバス
    リクエスト信号を1クロックサイクル遅らせて、相手装
    置専用の前記帰還用信号線に送出した後は、自己の送出
    するバスリクエスト信号を前記相手装置専用の帰還用信
    号線を経て送出する手段と、自己の送出したバスリクエ
    スト信号が相手装置から1クロックサイクル遅らされて
    前記自己専用の帰還用信号線から着信した時、相手装置
    から前記自己専用の帰還用信号線を経て着信する相手装
    置が送出したバスリクエスト信号を自己のリクエスト調
    停手段に送出させると共に、自己が送出するバスリクエ
    スト信号を自己の前記リクエスト調停手段に送出させる
    ゲート信号を前記ゲート手段に送出する手段と、相手装
    置の送出するバスリクエスト信号を阻止する手段とを夫
    々設け、 前記専用信号線に疑似的な障害を発生させた後、前記リ
    クエスト調停手段の調停に基づき、前記共用バスを介し
    てデータの送受を行わせることを特徴とするバスファイ
    ト防止装置。
  5. 【請求項5】 バスリクエスト信号を夫々専用信号線を
    用いて1クロックサイクルの間相互に送出し、該バスリ
    クエスト信号が競合した場合、各装置に備わるリクエス
    ト調停手段の調停に基づく共用バス使用上の優先順位に
    従って、1クロックサイクルの間データを相手装置に送
    出する二つの装置において、 該二つの装置間には、自己が送出した前記バスリクエス
    ト信号を相手装置を経由して夫々帰還させる二本の帰還
    用信号線を設け、 前記二つの装置には、夫々自己の送出した前記バスリク
    エスト信号を自己専用の該帰還用信号線を経て着信した
    自己のバスリクエスト信号によって通過させ自己の前記
    リクエスト調停手段に供給するゲート手段と、前記自己
    のバスリクエスト信号送出と同時に疑似的に相手装置か
    らのバスリクエスト信号が着信した状態を生成して該自
    己のリクエスト調停手段に供給する手段と、該自己のリ
    クエスト調停手段の送出する制御信号を解析して良否を
    判定する制御手段とを夫々設け、 前記バスリクエスト信号が競合した場合の前記リクエス
    ト調停手段の制御の良否を判定することを特徴とするバ
    スファイト防止装置。
JP6195796A 1994-08-19 1994-08-19 バスファイト防止装置 Withdrawn JPH0863431A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034653A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Fujitsu Limited 回路、その制御方法、処理装置及び処理装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034653A1 (ja) * 2007-09-14 2009-03-19 Fujitsu Limited 回路、その制御方法、処理装置及び処理装置の制御方法
US8203361B2 (en) 2007-09-14 2012-06-19 Fujitsu Limited Circuit system including first circuit sub-system, second circuit sub-system and bidirectional bus, circuit sub-system and method

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