JP5032893B2 - 昇圧回路 - Google Patents

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本発明は、昇圧回路に係り、特に、LED等の発光素子の駆動に用いられる昇圧回路であって、出力電圧のさらなる安定化、電力効率の向上等を図ったものに関する。
従来、LED等の発光素子の駆動に用いられる昇圧回路としては、例えば、図5に示されたような構成のものが良く知られている。
以下、同図を参照しつつ、この従来回路について説明する。
この昇圧回路201Aは、入力電圧VDDを、負荷LED回路101aを駆動するために必要な電圧に昇圧して出力するものである。
負荷LED回路101aは、複数のLED1−1A、1−2A、・・・1−nAが直列接続されてなるもので、そのアノード側に昇圧回路201Aの出力電圧VOUTが印加される一方、カソード側、すなわち、負荷LED回路101aとグランドとの間には、負荷LED回路101aを定電流駆動するための定電流回路101bが設けられたものとなっている。
なお、負荷LED回路101aは、必ずしも複数のLEDから構成されたものに限らず、LED単体であっても良い。
昇圧回路201Aは、その出力端とグランドとの間に直列接続されて設けられた分圧抵抗器R21A,R22Aにより出力電圧VOUTが分圧され、この分圧電圧と基準電圧VREF21との差分に応じたパルス信号を出力するパルス変換回路(図5においては「PULSE−CON」と表記)21AによりスイッチングトランジスタM21Aが駆動されるようになっている。そして、入力電圧VDDがスイッチングトランジスタM21Aによるスイッチング制御を受けることにより、出力電圧VOUT=(R22A/R21A+1)×VREF21と表される昇圧電圧が得られるよう構成されたものである。なお、ここで、R22A、R21Aは、それぞれ、図5に示された抵抗器の抵抗値であるとする。
定電流回路101bは、ドレイン・ソース間が抵抗器R1Aを介して負荷LED回路101aとグランドとの間に直列接続されるよう設けられた定電流制御トランジスタM1Aと、誤差増幅器EA1Aを中心に構成されたものとなっている。そして、抵抗器R1Aに生ずる電圧降下と基準電圧VREF1との差分に応じた電圧が、誤差増幅器EA1Aにより定電流制御トランジスタM1Aのゲートへ印加されることで一定電流を負荷LED回路101aに流すことができるようになっている。なお、定電流制御トランジスタM1Aには、例えば、NチャンネルMOS型電界効果トランジスタが用いられている。
かかる構成において、負荷LED回路101aに流れる電流を定電流回路101bによって一定に保つよう動作させるためには、定電流回路101bに加わる電圧、すなわち、定電流制御トランジスタM1Aのドレイン電圧が、定電流制御トランジスタM1Aを飽和領域で動作させる値以上でなければならない。
ところで、定電流回路101bに加わる電圧は、昇圧回路201Aの出力電圧VOUTから負荷LED回路101aにおける電圧降下分を差し引いた電圧となる。すなわち、VOUTから、各LED1−1A〜1−nAの順方向電圧の総和を差し引いた値である。
一般に、LEDの順方向電圧は、ある範囲内でばらつきがあるため、このばらつきを考慮した上で、定電流回路101bに十分な電圧が加わるように、昇圧回路201Aの出力電圧VOUTを決定する必要がある。すなわち、具体的には、LEDの順方向電圧のばらつきを考慮して抵抗器R21A、R22Aの比を決定する必要がある。
なお、この種の回路としては、例えば、特許文献1等に開示されたものがある。
特開2006−49423号公報(第4−9頁、図1−図6)
このように、昇圧回路201Aの出力電圧VOUTを高めに設定することは、定電流回路101bに十分な電圧を与え、負荷LED回路101aを定電流駆動する観点からは望ましいことである。
しかし、LEDの順方向電圧のばらつきが標準値より低めにばらついた場合には、定電流回路101bに加わる電圧が大きくなり、定電流回路101bにおける消費電力の増大を招き、電力効率が低下するという問題が発生する。
このような問題を解決する方策としては、例えば、定電流回路101bを構成する定電流制御トランジスタM1Aのドレイン電圧を、昇圧回路201Aを構成する誤差増幅器EA21Aに入力し、定電流回路101bに加わる電圧を、常に一定に制御する方法が知られている。
ところが、かかる方法にあっては、定電流回路101bにおける基準電圧VREF1を可変して定電流回路101bの定電流値を変え得るようにした場合、定電流制御トランジスタM1Aのソース電位が変化し、定電流回路101bに必要な電圧も変化するため、先の問題を解決するための最善の方策とはならない。
これは、定電流制御トランジスタM1Aの定電流制御用の抵抗器R1Aを可変とし、定電流回路101bの定電流値を変化させた場合や、定電流制御トランジスタM1Aのしきい値電圧がその製造ばらつき等によって変化した場合などにも同様に生じ得る問題である。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、発光素子の駆動に用いられる定電流回路の定電流値の変化に関わらず、過剰な昇圧を行うことなく、定電流回路に必要な電圧を適切に出力することのできる昇圧回路を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る昇圧回路は、
1つ又は複数の直列接続された発光素子からなる負荷回路と、
当該負荷回路の一端とグランドとの間に設けられ、当該負荷回路を定電流駆動するための定電流回路と、
前記負荷回路の他端側に接続されて、入力電圧を前記負荷回路の駆動に必要な電圧に昇圧して出力する昇圧回路とを具備し、
前記定電流回路は、前記負荷回路の一端とグランドとの間に、前記負荷回路側から定電流制御トランジスタと定電流制御用抵抗器とが直列接続されて設けられ、
前記昇圧回路は、前記定電流制御トランジスタのドレイン電圧とゲート電圧との差分に応じた電圧を出力する電圧監視手段を有し、
所定の昇圧回路用基準電圧と前記電圧監視手段の出力との差分に応じたパルス幅の信号に応じてスイッチング駆動されるスイッチングトランジスタにより、入力電圧がスイッチング制御されることで出力昇圧電圧が得られるよう構成されてなり、前記電圧監視手段は、ソースが定電流制御トランジスタのドレインに、ゲートが定電流制御トランジスタのゲートに、それぞれ接続される一方、ドレインがプルアップされた電圧監視トランジスタを有してなり、当該電圧監視トランジスタのドレインが電圧監視手段の出力端とされてなるものである。
さらに、上記本発明の目的を達成するため、1つ又は複数の直列接続された発光素子からなる負荷回路と、
前記各負荷回路の一端とグランドとの間に設けられ、当該負荷回路を定電流駆動するための定電流回路とからなる直列回路が複数設けられると共に、
前記各々の負荷回路の他端側に接続されて、入力電圧を前記負荷回路の駆動に必要な電圧に昇圧して出力する昇圧回路が設けられ、
前記定電流回路は、前記負荷回路の一端とグランドとの間に、前記負荷回路側から定電流制御トランジスタと定電流制御用抵抗器とが直列接続されて設けられ、
前記昇圧回路は、前記定電流制御トランジスタのドレイン電圧とゲート電圧との差分に応じた電圧を出力する電圧監視手段が、前記各々の定電流回路に対応して設けられると共に、
前記各々の電圧監視手段の出力の内、最小の出力を選択出力する選択回路が設けられ、
所定の昇圧回路用基準電圧と前記選択回路を介して出力された電圧監視手段の出力との差分に応じたパルス幅の信号に応じてスイッチング駆動されるスイッチングトランジスタにより、入力電圧がスイッチング制御されることで出力昇圧電圧が得られるよう構成されてなり、前記電圧監視手段は、ソースが定電流制御トランジスタのドレインに、ゲートが定電流制御トランジスタのゲートに、それぞれ接続される一方、ドレインがプルアップされた電圧監視トランジスタを有してなり、当該電圧監視トランジスタのドレインが電圧監視手段の出力端とされてなる昇圧回路であってもよい
本発明によれば、負荷としての発光素子の順方向電圧のばらつきによって、発光素子の駆動に必要な出力昇圧電圧が決定されると共に、定電流回路の定電流値を変更した場合であっても、定電流制御トランジスタのゲート・ドレイン間の電圧を監視することによって、定電流回路に正常動作可能な電圧を供給する最低の出力昇圧電圧が設定されるので、消費電力の高効率化を図ることができる。
特に、負荷回路と定電流回路の直列回路が、昇圧回路の出力に対して互いに並列接続となるよう設けられる構成にあっては、昇圧回路において、各々の定電流回路に対応して電圧監視手段を設けると共に、複数の電圧監視手段の出力の内、最小の出力を選択する選択回路を設ける構成とすることで、それぞれの負荷回路において、発光素子の順方向電圧のばらつきが生じた場合であっても、いずれの定電流回路にも、正常動作を可能とする電圧を供給できるような最低の出力昇圧電圧が決定される。また、各定電流回路の定電流値を、それぞれ任意の値に変更した場合にあっても、各々の定電流制御トランジスタのゲート・ドレイン間の電圧監視がなされて、全ての定電流回路に正常動作可能な電圧を供給する最低の出力電圧が設定されるので、消費電力の高効率化を図ることができる。
また、電圧監視手段を、ドレインがプルアップされた電圧監視トランジスタを用いて構成したものにあっては、先に述べたような本発明の効果に加えて、特に、定電流制御トランジスタと電圧監視トランジスタのトランスコンダクタンスパラメータ比と、定電流回路の定電流値とプルアップ部分からの供給電流の電流値の電流比を、それぞれ最適化することにより、定電流制御トランジスタのしきい値電圧がその製造プロセス等によってばらつきを生じた場合や、周囲温度の変化によって変化した場合にあっても、定電流制御トランジスタの飽和領域が精度良く検出されるので、定電流回路の正常動作可能な電圧を供給することのできる出力昇圧電圧が確保され、消費電力のより一層の効率化を図ることができる。
さらに、負荷回路と定電流回路の直列回路が、昇圧回路の出力に対して互いに並列接続となるよう設けられた構成にあって、電圧監視手段を、各々の定電流回路に対応して設けると共に、電圧監視手段をドレインがプルアップされた電圧監視トランジスタを用いて構成したものにあっては、それぞれの負荷回路において、発光素子の順方向電圧のばらつきが生じた場合であっても、いずれの定電流回路にも、正常動作を可能とする電圧を供給できるような最低の出力昇圧電圧が決定される。加えて、各定電流回路の定電流値を、それぞれ任意の値に変更した場合にあっても、各々の定電流制御トランジスタのゲート・ドレイン間の電圧監視がなされて、全ての定電流回路に正常動作可能な電圧を供給する最低の出力電圧が設定されるので、消費電力の高効率化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における昇圧回路の第1の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この昇圧回路2は、特に、この昇圧回路2の負荷となる負荷LED回路1aと、負荷LED回路1aを定電流駆動するための定電流回路1bと、昇圧回路2とから構成されてなる発光素子駆動回路において用いるに適したものであり、入力電圧VDDを後述するように昇圧して、その出力昇圧電圧VOUTを負荷LED回路1aの駆動電圧として出力するよう構成されたものである。
この第1の構成例における昇圧回路2は、誤差増幅器(図1においては「EA21」と表記)11、パルス変換回路(図1においては「PULSE−CON」と表記)21、スイッチングトランジスタ(図1においては「M21」と表記)12、コンデンサ(図1においては「C21」と表記)15、電圧監視手段としての電圧監視用誤差増幅器1cなどを主たる構成要素として構成されたものとなっている。
以下、具体的に、その接続、構成について説明すれば、まず、誤差増幅器11は、例えば、演算増幅器などにより実現されるものであり、その非反転入力端子には、昇圧回路用基準電圧VREF21が印加されるようになっている。また、誤差増幅器11の反転入力端子には、演算増幅器などを用いてなる電圧監視用増幅器1cの出力端子が接続されている。一方、誤差増幅器11の出力端子は、パルス変換回路21の入力段に接続されている。
パルス変換回路21は、その入力段の入力電圧に応じたパルス幅の繰り返しパルス信号を出力するよう構成されてなるもので、その出力段は、スイッチングトランジスタ12のゲートに接続されている。本発明の実施の形態においては、スイッチングトランジスタ12には、NチャンネルMOS型電界効果トランジスタが用いられており、そのソースは、グランドに接続される一方、ドレインは、インダクタ(図1においては「L21」と表記)13とダイオード(図1においては「D21」と表記)14のアノードとの接続点に接続されたものとなっている。
インダクタ13の他端は、入力電圧VDDが印加されるようになっている一方、ダイオード14のカソードとグランドとの間には、出力昇圧電圧VOUTの蓄電のためのコンデンサ15が接続されている。そして、このダイオード14のカソードとコンデンサ15との接続点は、昇圧回路2の出力端となっている。
この昇圧回路2に対して負荷回路となる負荷LED回路1aは、複数のLED1−1〜1−nが直列接続されて構成されたものとなっている。そして、この直列接続されたLED1−1〜1−nの中で、アノードが一方の端部となる第1のLED1−1は、そのアノードに昇圧回路2の出力昇圧電圧VOUTが印加される一方、他端側となる第nのLED1−nのカソードは、次述するように定電流回路1bの定電流制御トランジスタ(図1においては「M1」と表記)16に接続されたものとなっている。
なお、本発明の実施の形態においては、負荷LED回路1aは、複数のLED1−1〜1−nから構成されたものとしたが、必ずしも複数である必要はなく、LED単独で構成されたものとしても良い。
定電流回路1bは、定電流制御トランジスタ16、定電流制御用誤差増幅器(図1においては「EA1」と表記)17、定電流制御用抵抗器(図1においては「R1」と表記)18などを主たる構成要素とし、負荷LED回路1aに一定電流を流すよう構成されてなるものである。
以下、具体的な接続、構成を説明すれば、まず、PチャンネルMOS型電界効果トランジスタを用いた定電流制御トランジスタ16は、そのソースが定電流制御用抵抗器18を介してグランドに接続される一方、ドレインは、先に説明した負荷LED回路1aの第nのLED1−nのカソードに接続されると共に、昇圧回路2を構成する電圧監視用増幅器1cの非反転入力端子に接続されている。
また、定電流制御トランジスタ16のゲートは、演算増幅器などを用いてなる定電流制御用誤差増幅器17の出力端子に接続されると共に、昇圧回路2を構成する電圧監視用増幅器1cの反転入力端子に接続されている。
定電流制御用誤差増幅器17は、その非反転入力端子に定電流制御用基準電圧VREF1が印加されるようになっている一方、反転入力端子は、定電流制御トランジスタ16のソースと定電流制御用抵抗器18との接続点に接続されている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
まず、昇圧回路2は、誤差増幅器11の出力に応じてパルス変換回路21により発生されたパルス信号によってスイッチングトランジスタ12がスイッチング駆動される。そして、インダクタ13を介して入力された電圧VDDがスイッチングトランジスタ12によりスイッチング制御されることで、コンデンサ15に、昇圧された出力昇圧電圧VOUTが得られる点は、基本的に従来と同様であるが、誤差増幅器11の反転入力端子へ入力される電圧が、次述するように定電流回路1bの定電流制御トランジスタ16のドレイン・ゲート間電圧である点が従来と異なっている。
すなわち、定電流回路1bが定電流回路として正常に動作するには、定電流回路1bに加わる電圧、すなわち、定電流制御トランジスタ16のドレイン電圧がある程度必要であり、定電流制御トランジスタ16を飽和領域で動作させておく必要がある。
そのため、本発明の実施の形態においては、定電流制御トランジスタ16のドレイン・ゲート間電圧が、電圧監視用増幅器1cにより検出されるようになっており、ドレイン電圧からゲート電圧を減じた差電圧が昇圧回路2の誤差増幅器11の反転入力端子へフィードバックされるようになっている。
その結果、昇圧回路2の出力昇圧電圧VOUTは、負荷LED回路1aを介して定電流回路1bに加わる電圧が、この定電流回路1bを正常動作させる電圧となるようにフィードバック制御されることとなる。
なお、定電流制御トランジスタ16のドレインに加わる電圧は、昇圧回路2の出力昇圧電圧VOUTから、負荷LED回路1aにおける各LED1−1〜1−nの順方向電圧の総和を減じた値となる。
また、定電流回路1bにおける定電流値は、定電流制御用抵抗器18と定電流制御用基準電圧VREF1のそれぞれの大きさによって定まる。しかし、仮に、昇圧回路2による昇圧動作が不足する場合は、定電流回路1bに加わる電圧が不足し、定電流特性が得られなくなる。この際、定電流制御用抵抗器18における電圧降下は、定電流制御用基準電圧VREF1よりも小さくなるため、定電流制御用増幅器17の出力電圧、すなわち、定電流制御トランジスタ16のゲート電圧は、上昇することとなる。そのため、定電流制御トランジスタ16のドレイン・ゲート間電圧の差電圧は減少し、電圧監視用増幅器1cの出力電圧、すなわち、誤差増幅器11へのフィードバック電圧も減少する。誤差増幅器11は、その反転入力端子へのフィードバック電圧が小さくなるにしたがい、出力電圧は上昇する。
一方、パルス変換回路21は、誤差増幅器11の出力電圧の上昇に応じて出力されるパルス信号のパルス幅が増大するものとなっているため、誤差増幅器11の出力電圧の上昇に伴いパルス変換回路2からは、パルス幅の長いパルス信号が出力され、スイッチングトランジスタ12が駆動されることとなる。
そのため、昇圧回路2の出力昇圧電圧VOUTが上昇し、定電流回路1bに加わる電圧の上昇を招き、先のような定電流制御用抵抗器18における電圧降下が補償され、定電流回路1bに加わる電圧は、定電流回路1bが定電流源として正常動作する電圧に常に維持されることとなる。
このように、上記構成においては、定電流制御トランジスタ16のドレイン・ゲート間電圧を監視することにより、定電流回路1bが正常動作するように、定電流回路1bに加わる電圧、すなわち、出力昇圧電圧VOUTが常に最適に保たれるものとなっている。これは、負荷であるLED1−1〜1−nのいずれかの順方向電圧、又は、その総和がばらついた場合にも同様であり、定電流回路1bが正常動作する状態が保たれ、逆に、出力昇圧電圧VOUTの過剰昇圧による電力損失が抑圧され、電力効率の改善が実現されるものとなっている。
また、例えば、定電流回路1bの定電流制御用基準電圧VREF1を変化させることにより定電流回路1bの定電流を可変した場合、定電流制御トランジスタ16のソース電位が変化する。このような状態においては、例えば、定電流制御トランジスタ16のドレイン電圧のみを監視するような従来回路の構成では、定電流制御用基準電圧VREF1を下げて、定電流値を下げた場合、定電流回路1bに加わる電圧が大きくなり、定電流回路1bでの電力損失が増加し、電力効率が低下することとなる。
これに対して、本発明の実施の形態においては、定電流制御用基準電圧VREF1を上下に変化させた場合であっても、常に定電流制御トランジスタ16に必要なドレイン電圧、すなわち、定電流回路1bが定電流源として正常動作する電圧が供給されるように出力昇圧電圧VOUTが設定されることとなり、電力効率が最良値に保たれるものとなっている。
次に、第2の構成例について、図2を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の構成例は、昇圧回路2Aに複数の負荷が並列に接続された構成例である。
まず、この第2の構成例においては、昇圧回路2Aの出力端に第1乃至第3の負荷LED回路1a、2a、3aのアノード側の端部がそれぞれ接続されたものとなっている。
そして、先の図1に示されたと同一の構成を有してなる電圧監視用増幅器1c、2c、3cが、各々の負荷LED回路1a、2a、3aに対応して設けられると共に、定電流回路1b、2b、3bが、各々の負荷LED回路1a、2a、3aに対応して設けられたものとなっている。すなわち、換言すれば、各定電流回路1b、2b、3bと、それぞれに対応する定電流回路1b、2b、3bとの直列回路が、昇圧回路2Aとグランドとの間で互いに並列接続状態となるように設けられたものとなっている。
さらに、第2の構成例における昇圧回路2Aにおいては、電圧監視用増幅器1c、2c、3cの出力を、後述するようにして選択して誤差増幅器11へ入力するための選択回路(図2においては「SEL」と表記)3が設けられたものとなっている。なお、図2においては、図示を簡略化して理解を容易とするため、電圧監視用増幅器1c、2c、3cを矩形状のブロックで表している。
ここで、定電流回路2b、3bの構成は、先に図1において説明した定電流回路1bの構成と基本的に同一であるので、それぞれについての詳細な説明は省略し、以下に、定電流回路1bにおける各々の構成要素に対応する定電流回路2b、3bにおけるそれぞれの構成要素を示すこととする。
定電流回路2bの定電流制御用誤差増幅器17b(図2においては「EA2」と表記)及び定電流回路3bの定電流制御用誤差増幅器17c(図2においては「EA3」と表記)は、定電流回路1bの定電流制御用誤差増幅器17に対応するものである。
また、定電流回路2bの定電流制御トランジスタ16b(図2においては「M2」と表記)及び定電流回路3bの定電流制御トランジスタ16c(図2においては「M3」と表記)は、定電流回路1bの定電流制御トランジスタ16に対応するものである。
さらに、定電流回路2bの定電流制御用抵抗器18b(図2においては「R2」と表記)及び定電流回路3bの定電流制御用抵抗器18c(図2においては「R3」と表記)は、定電流回路1bの定電流制御用抵抗器18に対応するものである。
またさらに、定電流回路2bにおける定電流制御用基準電圧VREF2及び定電流回路3bにおける定電流制御用基準電圧VREF3は、定電流回路1bの定電流制御用基準電圧VREF1に相当するものである。
次に、かかる構成における動作について説明すれば、まず、選択回路3は、電圧監視用増幅器1c、2c、3cの出力電圧の内、最も低い電圧、すなわち、換言すれば、定電流制御トランスジスタ16、16b、16cのドレイン・ゲート電圧の差電圧の内、最も低い電圧が選択されるようになっている。かかる選択回路3の選択動作により、昇圧回路2Aの出力昇圧電圧VOUTは、定電流回路1b、2b、3bが正常動作する状態に保たれ、過剰昇圧による電力損失が防止され、電力効率の改善がなされるものとなっている。
なお、この構成例において、各定電流回路1b、2b、3bの電流値を、それぞれ任意に設定した場合には、各定電流回路1b、2b、3bの動作に必要な電圧も同時に変化するが、このような場合にも、選択回路3によって、各電圧監視用増幅器1c、2c、3cの出力電圧が、先に説明したように選択されることによって、最適な出力昇圧電圧VOUTに設定されることとなり、電力効率が最良値に保たれることとなる。
次に、第3の構成例について、図3を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第3の構成例における昇圧回路2Bは、図1に示された電圧監視用増幅器11に代えて、電圧監視トランジスタ19(図3においては「M1c」と表記)とプルアップ手段としての定電流源20(図3においては「IREF1」と表記)により電圧監視手段が実現された構成となっている。
以下、具体的に、その接続、構成を説明すれば、まず、電圧監視トランジスタ19には、NチャンネルMOS型電界効果トランジスタが用いられており、そのソースは、定電流制御トランジスタ16のドレインに接続される一方、ドレインは、誤差増幅器11の反転入力端子に接続されると共に、定電流源20に接続されたものとなっている。ここで、定電流源20は、その一端に電源電圧VDDが印加され、他端側に電圧監視トランジスタ19のドレインと共に誤差増幅器11の反転入力端子が接続されるものとなっており、電圧監視トランジスタ19がオフの場合、誤差増幅器11の反転入力端子をプルアップするようになっている。
一方、電圧監視トランジスタ19のゲートは、定電流制御用誤差増幅器17の出力端子と定電流制御トランジスタ16のゲートとの接続点に接続されたものとなっている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
例えば、出力昇圧電圧VOUTが低下し、定電流制御トランジスタ16に十分な電圧が加わっていない状態となった場合、定電流制御トランジスタ16のドレイン電圧が下降し、電圧監視トランジスタ19のドレイン電流が増加する。
電圧監視トランジスタ19のドレインは、定電流源20によって、その電流が制限されているため、電圧監視トランジスタ19のドレイン電圧、すなわち、誤差増幅器11の反転入力端子へのフィードバック電圧は下降し、誤差増幅器11の出力電圧は上昇する。その結果、昇圧回路2Bの出力昇圧電圧VOUTは上昇し、先のような出力昇圧電圧VOUTの低下が補償されることとなる。
一方、上述の場合とは逆に、定電流制御トランジスタ16に十分な電圧が加わり、定電流回路1bが正常に動作している場合には、電圧監視トランジスタ19は、そのソース電位が上昇し、ドレイン電流が減少するため、誤差増幅器11の反転入力端子へのフィードバック電圧も上昇する。そして、誤差増幅器11の出力電圧が低下するため、出力昇圧電圧VOUTは低下せしめられることとなる。
ところで、定電流回路1bが定電流源として正常に動作するためには、定電流制御トランジスタ16が飽和領域で動作していることが必要となる。一般に、トランジスタが飽和領域で動作するためには、ドレイン・ソース間電圧VDSとゲート・ソース間電圧VGSは、下記する式1で示される関係にあれば良い。
VDS>VGS−VTH・・・式1
ここで、VTHは、定電流制御トランジスタ16、電圧監視トランジスタ19のしきい値電圧である。
また、本発明の実施の形態における定電流制御トランジスタ16のドレイン・ソース間電圧VDSは、下記する式2により表すことができる。
VDS=(VGS−VTH){1−(Mβ/MI)1/2}・・・式2
ここで、MIは、定電流制御トランジスタ16の定電流値を、定電流源20の定電流値で除した値(電流比)であり、Mβは、定電流制御トランジスタ16のトランスコンダクタンスパラメータを、電圧監視トランジスタ19のトランスコンダクタンスパラメータで除した値(トランスコンダクタンスパラメータ比)である。
したがって、定電流制御トランジスタ16を飽和領域で動作させるには、下記する式3の関係を満たす必要がある。
(Mβ/MI)1/2<1・・・式3
このように、この第3の構成例においては、誤差増幅器11の反転入力端子へのフィードバック電圧は、電圧監視トランジスタ19のドレイン電流によって定まり、昇圧回路2Bの出力昇圧電圧VOUTは、定電流回路1bが正常動作する状態に保たれ、過剰昇圧による電力損失を防ぎ電力効率が改善される。
また、この第3の構成例においては、定電流回路1bの電流値を任意に可変した場合には、定電流回路1bの動作に必要な電圧も同時に変化するが、このような場合にあっても、電圧監視トランジスタ19のドレイン電流が変化すると共に、誤差増幅器11へのフィードバック電圧が最適値に保たれ、最適な出力昇圧電圧VOUTが設定されて、電力効率が最適値に保持される。
さらに、第3の構成例においては、上述のMβ及びMIを、それぞれ適切な値に設定することで、定電流制御トランジスタ16の動作状態を飽和領域に保ちつつ、出力昇圧電圧VOUTがより低い値に設定され、電力効率がより一層高められるものとなっている。
さらに、第3の構成例において、電圧監視トランジスタ19と定電流制御トランジスタ16の整合性を高めることによって、トランジスタのしきい値電圧のばらつきや温度変化によるトランジスタ特性のばらつきが生じた場合でも、電圧監視トランジスタ19は定電流制御トランジスタ16の動作状態により、より正確に定電流制御トランジスタ16の動作に対応した動作をするため、定電流制御トランジスタ16を飽和領域で動作させるための最低の出力昇圧電圧VOUTが設定され、製造ばらつきや動作環境変化が生じた場合においても消費電力の向上に資することができるものとなっている。
次に、第4の構成例について、図4を参照しつつ説明する。
なお、図1、図2又は図3に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第4の構成例は、先の図3に示された構成例を基本とし、特に、負荷LED回路が複数設けられた場合の構成例であり、複数の負荷LED回路を設けた構成は、先の図2に示された構成例と同様である。
以下、具体的に説明すれば、まず、第4の構成例においては、第1乃至第3の負荷LED回路1a、2a、3aと、対応する定電流回路1b、2b、3bとの直列回路が、昇圧回路2Cの出力とグランドとの間に並列接続されて設けられたものとなっている。
そして、先の図3に示されたと同一の構成を有してなる電圧監視トランジスタ19、19b、19cが、各々の負荷LED回路1a、2a、3aに対応して設けられると共に、定電流回路1b、2b、3bが、各々の負荷LED回路1a、2a、3aに対応して設けられたものとなっている。
すなわち、電圧監視トランジスタ19、19b、19cは、そのドレインが相互に接続されて、定電流源20に接続されると共に、誤差増幅器11の反転入力端子に接続されたものとなっている。なお、電圧監視トランジスタ19、19b、19cの各々のソース、ゲートの、対応する定電流回路1b、2b、3bに対する接続は、図3の構成例で説明したものと基本的に同一であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、かかる構成における動作について説明する。
例えば、出力昇圧電圧VOUTが低下し、各定電流制御トランジスタ16、16b、16cに十分な電圧が加わっていない状態となった場合、定電流制御トランジスタ16、16b、16cのいずれか、又は、全てのドレイン電圧が低下し、それに応じて電圧監視トランジスタ19、19b、19cのいずれか、又は、全てのドレイン電流が増加する。そして、電圧監視トランジスタ19、19b、19cのドレイン電流は、定電流源20によってその電流値が制限されているため、そのドレイン電圧、すなわち、誤差増幅器11の反転入力端子へのフィードバック電圧は下降し、誤差増幅器11の出力電圧の上昇と共に、出力昇圧電圧VOUTも上昇し、出力昇圧電圧VOUTの低下が補償されることとなる。
一方、上述の場合とは逆に、各定電流制御トランジスタ16、16b、16cに十分な電圧が加わり、定電流回路1b、2b、3bが正常に動作している場合には、各電圧監視トランジスタ19、19b、19cは、そのソース電位が上昇し、ドレイン電流が減少するため、誤差増幅器11の反転入力端子へのフィードバック電圧も上昇する。そして、誤差増幅器11の出力電圧は低下するため、出力昇圧電圧VOUTは低下せしめられることとなる。
なお、各定電流回路1b、2b、3bが定電流源として正常に動作するためには、各定電流制御トランジスタ16、16b、16cが飽和領域で動作していることが必要となるが、この点に関しては、先の第3の構成例において、式1乃至式3に基づいて説明したと同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
このように、この第4の構成例においては、誤差増幅器11の反転入力端子へのフィードバック電圧は、定電流制御トランジスタ16、16b、16cへ加わる電圧の不足を監視する電圧監視トランジスタ19、19b、19cのドレイン電流によって定まり、昇圧回路2Cの出力昇圧電圧VOUTは、定電流回路1b、2b、3bが正常動作する状態に保たれ、過剰昇圧による電力損失を防ぎ電力効率が改善される。
また、この第4の構成例においては、定電流回路1b、2b、3bの電流値を任意に可変した場合には、各定電流回路1b、2b、3bの動作に必要な電圧も同時に変化するが、このような場合にあっても、電圧監視トランジスタ19、19b、19cのドレイン電流が変化すると共に、誤差増幅器11へのフィードバック電圧が最適値に保たれ、最適な出力昇圧電圧VOUTが設定されて、電力効率が最適値に保持される。
さらに、第4の構成例においては、先の式3に示されたMβ及びMIを、それぞれ適切な値に設定することで、定電流制御トランジスタ16、16b、16cの動作状態を、飽和領域に保ちつつ、出力昇圧電圧VOUTがより低い値に設定され、電力効率がより一層高められるものとなっている。
またさらに、第4の構成例において、電圧監視トランジスタ19、19b、19cと定電流制御トランジスタ16、16b、16cの整合性を高めることによって、トランジスタのしきい値電圧のばらつきや温度変化によるトランジスタ特性のばらつきが生じた場合でも、電圧監視トランジスタ19、19b、19cは定電流制御トランジスタ16、16b、16cの動作状態により、より正確に定電流制御トランジスタ16、16b、16cの動作に対応した動作をするため、定電流制御トランジスタ16、16b、16cを飽和領域で動作させるための最低の出力昇圧電圧VOUTが設定され、製造ばらつきや動作環境変化が生じた場合においても消費電力の向上に資することができるものとなっている。
本発明の実施の形態における昇圧回路の第1の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における昇圧回路の第2の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における昇圧回路の第3の構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態における昇圧回路の第4の構成例を示す回路図である。 従来回路の一構成例を示す回路図である。
符号の説明
1a、2a、3a…負荷LED回路
1b、2b、3b…定電流回路
1c、2c、3c…電圧監視用増幅器
2、2A、2B、2C…昇圧回路
3…選択回路
16、16b、16c…定電流制御トランジスタ
19、19b、19c…電圧監視トランジスタ

Claims (2)

  1. 1つ又は複数の直列接続された発光素子からなる負荷回路と、
    当該負荷回路の一端とグランドとの間に設けられ、当該負荷回路を定電流駆動するための定電流回路と、
    前記負荷回路の他端側に接続されて、入力電圧を前記負荷回路の駆動に必要な電圧に昇圧して出力する昇圧回路とを具備し、
    前記定電流回路は、前記負荷回路の一端とグランドとの間に、前記負荷回路側から定電流制御トランジスタと定電流制御用抵抗器とが直列接続されて設けられ、
    前記昇圧回路は、前記定電流制御トランジスタのドレイン電圧とゲート電圧との差分に応じた電圧を出力する電圧監視手段を有し、
    所定の昇圧回路用基準電圧と前記電圧監視手段の出力との差分に応じたパルス幅の信号に応じてスイッチング駆動されるスイッチングトランジスタにより、入力電圧がスイッチング制御されることで出力昇圧電圧が得られるよう構成されてなり、前記電圧監視手段は、ソースが定電流制御トランジスタのドレインに、ゲートが定電流制御トランジスタのゲートに、それぞれ接続される一方、ドレインがプルアップされた電圧監視トランジスタを有してなり、当該電圧監視トランジスタのドレインが電圧監視手段の出力端とされてなることを特徴とする昇圧回路。
  2. 1つ又は複数の直列接続された発光素子からなる負荷回路と、
    前記各負荷回路の一端とグランドとの間に設けられ、当該負荷回路を定電流駆動するための定電流回路とからなる直列回路が複数設けられると共に、
    前記各々の負荷回路の他端側に接続されて、入力電圧を前記負荷回路の駆動に必要な電圧に昇圧して出力する昇圧回路が設けられ、
    前記定電流回路は、前記負荷回路の一端とグランドとの間に、前記負荷回路側から定電流制御トランジスタと定電流制御用抵抗器とが直列接続されて設けられ、
    前記昇圧回路は、前記定電流制御トランジスタのドレイン電圧とゲート電圧との差分に応じた電圧を出力する電圧監視手段が、前記各々の定電流回路に対応して設けられると共に、
    前記各々の電圧監視手段の出力の内、最小の出力を選択出力する選択回路が設けられ、
    所定の昇圧回路用基準電圧と前記選択回路を介して出力された電圧監視手段の出力との差分に応じたパルス幅の信号に応じてスイッチング駆動されるスイッチングトランジスタにより、入力電圧がスイッチング制御されることで出力昇圧電圧が得られるよう構成されてなり、前記電圧監視手段は、ソースが定電流制御トランジスタのドレインに、ゲートが定電流制御トランジスタのゲートに、それぞれ接続される一方、ドレインがプルアップされた電圧監視トランジスタを有してなり、当該電圧監視トランジスタのドレインが電圧監視手段の出力端とされてなることを特徴とする昇圧回路。
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