JP5601021B2 - 発光素子駆動装置および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)等、流れる電流に応じた輝度で発光する発光素子駆動装置、およびそれを用いた、たとえば非発光の透過型の表示部を有する表示装置に関するものである。
液晶パネルのバックライトは、蛍光管を使ったCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)タイプに変わる光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられている。
特に、赤色LED、緑色LED、青色LEDの各原色を個別に使用し、光学的に合成加法混色して白色を得る方法は、色のバランスがとりやすいため、テレビジョン用途として用いられている。また、近年では白色LEDの演色性の改善が進み、テレビジョン用途としても多く用いられるようになってきている。
LEDは、基本的に電流に応じて輝度が変化する特性を持ち、また順方向電圧は個体差のバラツキや温度で変動する。
したがって、LEDを液晶パネル(LCD等)のバックライトとして使う際には、一定の均一な輝度を得るため、その駆動装置には定電流特性が求められる。
また、広いダイナミックレンジで安定して輝度を調整するため、LEDに流れる電流を一定のタイミングでオン/オフし、そのオン/オフ期間の比率によって輝度を調整するPWM制御方式を採用した駆動装置が知られている。
この方式を実現する方法の一つとして、LEDと直列にスイッチ素子を挿入して、ある決められたタイミングでオン/オフする方法が採用される(たとえば、特許文献1参照)。
また、LEDと直列に接続されたスイッチ素子を点灯信号でオン/オフし、昇圧チョッパ型等のスイッチング電源部のスイッチングトランジスタをPWM制御する方式も知られている。
図1は、発光素子(LED)駆動装置の関連技術を説明するための図である。
このLED駆動装置1は、昇圧チョッパ型のスイッチング電源部2、および複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイを含む負荷としての複数の発光部3−1〜3−n(図1の例ではn=2)を有する。以下では、n=2として説明を行う。
LED駆動装置1、発光部3−1,3−2ごとに直列に接続される定電流制御用スイッチングトランジスタ4−1と定電流回路5−1並びに定電流制御用スイッチングトランジスタ4−2と定電流回路5−2を有する。
さらに、LED駆動装置1は、スイッチドライバ6−1,6−2、最低電圧選択回路7、および制御回路8を有する。
スイッチング電源部2は、定電圧源V21、インダクタL21、ダイオードD21、蓄電用キャパシタC21、スイッチングトランジスタSW21、電流検出用抵抗素子R21、およびノードND21〜ND23を有する。
インダクタL21の一端が電圧VDDの定電圧源V21に接続され、他端がノードND21に接続されている。ダイオードD21のアノードがノードND21に接続され、カソードがノードND22に接続されている。キャパシタC21の一方の端子(電極)がノードND22に接続され、他方の端子(電極)が基準電位VSS(たとえば接地電位)に接続されている。
ノードND22は、スイッチング電源部2の電圧出力ノードとして負荷である発光部3−1,3−2の一端部に接続されている。
スイッチングトランジスタSW21は、たとえばnチャネルの電界効果トランジスタであるNMOSトランジスタにより形成される。スイッチングトランジスタSW21のドレインがノードND21に接続され、ソースが抵抗素子R21の一端に接続されている。抵抗素子R21の他端が基準電位VSSに接続されている。
このような構成を有するスイッチング電源部2は、制御回路8のPWM制御されたパルス信号によりスイッチングトランジスタSW21がオン、オフ制御されて定電圧源V21の電圧VDDを昇圧して負荷である発光部3−1,3−2の一端部に供給する。
発光部3−1,3−2は、複数のLED31〜3mが直列に接続されて形成されている。
直列接続された複数のLED31〜3mの中で、一端側のLED31のアノードがスイッチング電源部2の電圧出力ノードND22に接続されている。
発光部3−1、他端側のLED3mのカソードがスイッチングトランジスタ4−1のドレイン(一端子)に接続されている。
発光部3−2、他端側のLED3mのカソードがスイッチングトランジスタ4−2のドレイン(一端子)に接続されている。
なお、発光部3−1,3−2は、複数のLEDにより形成される構成に限らず、単体のLEDにより形成されていてもよい。
定電流制御用スイッチングトランジスタ4−1は、ソース(他端子)が定電流回路5−1に接続され、定電流回路5−1は基準電位VSSに接続されている。
スイッチングトランジスタ4−1は、ドライバ6−1を通して供給されるパルス状のLED点灯信号LO1がアクティブのハイレベルの期間オン状態に保持される。
このとき、スイッチング電源部2の供給電圧Voを受けた発光部3−1に電流ILEDが流れ、各LED31〜3mが点灯する。
スイッチ部4−1は、LED点灯信号LOが非アクティブのローレベルの期間オフ状態に保持され、このとき、スイッチング電源部2の供給電圧Voを受けた発光部3−1に電流ILEDが流れず、各LED31〜3mが消灯する。
スイッチングトランジスタ部4−1がオン状態の期間において、スイッチングトランジスタ4−1と定電流回路5−1との接続ノードND1の監視電圧Vs1は、次のようになる。
基本的にはスイッチング電源部2の供給電圧Voから発光部3の全LED31〜3mの順方向電圧Vfの総和ΣVf(=VF)を減じた電圧となる。
これは、スイッチングトランジスタ4−1による電圧降下部は考慮されていない。
スイッチングトランジスタ4−1がたとえば電界効果トランジスタ(FET)により形成される場合、ノードND1の電圧Vs1は、次のようになる。電圧Vs1は供給電圧Voから発光部3−1の全LED31〜3mの順方向電圧Vfの総和VFに、さらにFETのドレインソース間電圧Vds1を減じた値となる。
定電流制御用スイッチングトランジスタ4−2は、ソース(他端子)が定電流源5−2に接続され、定電流回路5−2は基準電位VSSに接続されている。
スイッチングトランジスタ4−2は、ドライバ6−2を通して供給されるパルス状のLED点灯信号LO2がアクティブのハイレベルの期間オン状態に保持される。
このとき、スイッチング電源部2の供給電圧Voを受けた発光部3−2に電流ILEDが流れ、各LED31〜3mが点灯する。
スイッチングトランジスタ4−2は、LED点灯信号LO2が非アクティブのローレベルの期間オフ状態に保持され、このとき、スイッチング電源部2の供給電圧Voを受けた発光部3−2に電流ILEDが流れず、各LED31〜3mが消灯する。
スイッチングトランジスタ4−2がオン状態の期間において、スイッチングトランジスタ4−2と定電流回路5−2との接続ノードND2の監視電圧Vs2は、次にようになる。
基本的にはスイッチング電源部2の供給電圧Voから発光部3−2の全LED31〜3mnの順方向電圧Vfの総和ΣVf(=VF)を減じた電圧となる。
これは、スイッチングトランジスタ4−2による電圧降下部は考慮されていない。
スイッチングトランジスタ4−2がたとえばFETにより形成される場合、ノードND2の電圧Vs2は、供給電圧Voから発光部3−2の全LED31〜3mの順方向電圧Vfの総和VFに、さらにFETのドレインソース間電圧Vds2を減じた値となる。
最低電圧選択回路7は、電圧Voから各発光部3−1,3−2およびスイッチングトランジスタ4−1,4−2の電圧降下分を差し引いたノードND1とND2の監視電圧Vs1,Vs2のうちの最低電圧Vsminを選択して制御回路8に供給する。
制御回路8は、最低電圧選択回路7で選択された最低電圧Vsminに応じたパルス幅の信号を、スイッチングトランジスタSW21のゲートに供給する。
スイッチング電源部2では、このスイッチングトランジスタSW21のオン、オフ制御により昇圧動作が行われる。
これにより、最大のVFの発光部3−1または3−2の定電流制御端子電圧が一定電圧に制御される。
特開2001−272938号公報
上述したように、図1のLED駆動装置1においては、最大のVFの発光部3−1または3−2の定電流制御端子電圧を一定電圧に制御可能であることから、スイッチング電源部2の出力電圧Voを必要最低限の電圧に制御することができる。
その結果、定電流回路5−1,5−2に十分な電圧を与えることが可能となり、負荷のLEDアレイを含む発光部3−1,3−2を定電流駆動することができる。
しかしながら、LEDの順方向電圧Vfのばらつきが、たとえば標準値より低めにばらついた場合、定電流回路5−1,5−2に印加される電圧が大きくなり、定電流回路5−1,5−2における消費電力が増大し、電力効率が低下するという不利益がある。
特に、最大のVFとならない発光部3−2または3−1側の定電流回路5−2または5−1における消費電力の増大が電力効率低下の大きな要因となる。また、これは発熱の要因ともなるおそれがある。
本発明は、定電流回路かかる最大電圧を低く抑えることが可能で、定電流回路の電力損失を抑え、ひいては発熱を抑止することが可能な発光素子駆動回路および表示装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の発光素子駆動装置は、流れる電流に応じた輝度で発光する少なくとも一つの発光素子を含む複数の発光部と、スイッチ素子の制御端子への信号に応じて出力電圧が調整可能で、出力電圧を複数の上記発光部の一端側に供給する電源部と、上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に接続され、それぞれ点灯信号によって導通状態が制御される複数の電流制御トランジスタと、上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に上記電流制御トランジスタと直列となるように接続された複数の定電流回路と、上記電流制御トランジスタと上記定電流回路との各接続端子電圧から最低電圧と最高電圧を選択する電圧選択回路と、上記電圧選択回路で選択された最低電圧に応じたパルス幅の信号を上記スイッチ素子の制御端子に出力する制御回路と、上記電圧選択回路で選択された最高電圧があらかじめ設定された最高基準電圧内になるように制御電圧を生成して上記点灯信号のレベルを当該制御電圧レベルに設定する電圧制御部とを有し、上記制御回路は、最高の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧に応じた上記電源部の出力電圧の制御を行い、上記電圧制御部は、最低の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧以外の接続端子電圧があらかじめ設定されている最高基準電圧以上にならないように制御し、上記制御電圧の設定値により、直列接続された上記定電流回路側と上記電流制御トランジスタ側とで電力損失を任意に割り当てる
本発明の第2の観点の表示装置は、透過型の表示部と、流れる電流に応じた輝度で発光する少なくとも一つの発光素子を含む複数の発光部を有し上記表示部に発光した光を照射する照明ユニットと、上記各発光部における発光素子を駆動する発光素子駆動装置と、を有し、上記発光素子駆動装置は、スイッチ素子の制御端子への信号に応じて出力電圧が調整可能で、出力電圧を複数の上記発光部の一端側に供給する電源部と、上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に接続され、それぞれ点灯信号によって導通状態が制御される複数の電流制御トランジスタと、上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に上記電流制御トランジスタと直列となるように接続された複数の定電流回路と、上記電流制御トランジスタと上記定電流回路との各接続端子電圧から最低電圧と最高電圧を選択する電圧選択回路と、上記電圧選択回路で選択された最低電圧に応じたパルス幅の信号を上記スイッチ素子の制御端子に出力する制御回路と、上記電圧選択回路で選択された最高電圧があらかじめ設定された最高基準電圧内になるように制御電圧を生成して上記点灯信号のレベルを当該制御電圧レベルに設定する電圧制御部と、を含み、上記制御回路は、最高の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧に応じた上記電源部の出力電圧の制御を行い、上記電圧制御部は、最低の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧以外の接続端子電圧があらかじめ設定されている最高基準電圧以上にならないように制御し、上記制御電圧の設定値により、直列接続された上記定電流回路側と上記電流制御トランジスタ側とで電力損失を任意に割り当てる
本発明によれば、定電流回路かかる最大電圧を低く抑えることが可能で、定電流回路の電力損失を抑え、ひいては発熱を抑止することができる。
発光素子(LED)駆動装置の関連技術を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光素子(LED)駆動装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光素子(LED)駆動装置の構成例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る発光素子(LED)駆動装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る第3の実施形態の液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。 透過型LCDパネルの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(発光素子(LED)駆動装置の第1の構成例)
2.第2の実施形態(発光素子(LED)駆動装置の第2の構成例)
3.第3の実施形態(表示装置の構成例)
<1.第1の実施形態>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る発光素子(LED)駆動装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る発光素子(LED)駆動装置の構成例を示す回路図である。
本実施形態においては、駆動対象である、流れる電流によって輝度が変化する電気光学素子である発光素子としてLEDを採用している。
図2および図3のLED駆動装置100は、昇圧チョッパ型のスイッチング電源部110、および複数のLEDが直列に接続されたLEDアレイを含む負荷としての複数の発光部120−1〜120−n(図2、図3の例ではn=2)を有する。以下では、n=2として説明を行う。
LED駆動装置100、発光部120−1,120−2ごとに直列に接続される定電流制御用スイッチングトランジスタ130−1と定電流回路140−1並びに定電流制御用スイッチングトランジスタ130−2と定電流回路140−2を有する。
さらに、LED駆動装置100は、スイッチドライバ150−1,150−2、電圧選択回路160、制御回路170、基準電圧源180、および制御アンプ190を有する。
スイッチドライバ150−1,150−2、基準電圧源180、および制御アンプ190により電圧制御部が構成される。
スイッチング電源部110は、定電圧源V111、インダクタL111、ダイオードD111、蓄電用キャパシタC111、スイッチングトランジスタSW111、電流検出用抵抗素子R111、およびノードND111〜ND113を有する。
インダクタL111の一端が電圧VDDの定電圧源V111に接続され、他端がノードND111に接続されている。ダイオードD111のアノードがノードND111に接続され、カソードがノードND112に接続されている。キャパシタC111の一方の端子(電極)がノードND112に接続され、他方の端子(電極)が基準電位VSS(たとえば接地電位)に接続されている。
ノードND112は、スイッチング電源部110の電圧出力ノードとして負荷である発光部120の一端部に接続されている。
スイッチングトランジスタSW111は、たとえばnチャネルの電界効果トランジスタであるNMOSトランジスタにより形成される。スイッチングトランジスタSW111のドレインがノードND111に接続され、ソースが抵抗素子R111の一端に接続されている。抵抗素子R111の他端が基準電位VSSに接続されている。
このような構成を有するスイッチング電源部110は、制御回路170のPWM制御されたパルス信号によりスイッチングトランジスタSW111がオン、オフ制御されて定電圧源V111の電圧VDDを昇圧する。
スイッチング電源部110は、昇圧電圧Voを負荷である複数の発光部120−1,120−2の一端部に供給する。
発光部120−1,120−2は、複数のLED121〜12mが直列に接続されて形成されている。
直列接続された複数のLED121〜12mの中で、一端側のLED121のアノードがスイッチング電源部110の電圧出力ノードND112に共通に接続されている。
発光部120−1、他端側のLED12mのカソードがスイッチングトランジスタ130−1のドレイン(一端子)に接続されている。
発光部120−2、他端側のLED12mのカソードがスイッチングトランジスタ130−2のドレイン(一端子)に接続されている。
なお、発光部120−1,120−2は、複数のLEDにより形成される構成に限らず、単体のLEDにより形成されていてもよい。
定電流制御用スイッチングトランジスタ130−1は、ソース(他端子)が定電流回路140−1に接続され、定電流回路140−1は基準電位VSSに接続されている。
スイッチングトランジスタ130−1は、ドライバ150−1を通して供給されるパルス状のLED点灯信号LO1がアクティブのハイレベルの期間オン状態に保持される。
このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−1に電流ILED1が流れ、各LED121〜12mが点灯する。
スイッチングトランジスタ130−1は、LED点灯信号LOが非アクティブのローレベルの期間オフ状態に保持される。このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−1に電流ILEDが流れず、各LED121〜12mが消灯する。
スイッチングトランジスタ130−1がオン状態の期間において、スイッチングトランジスタ130−1と定電流回路140−1との接続ノードND11の監視電圧Vs1は、次のようになる。
基本的にはスイッチング電源部110の供給電圧Voから発光部120−1の全LED121〜12mの順方向電圧Vfの総和ΣVf(=VF)を減じた電圧となる。
これは、スイッチングトランジスタ130−1による電圧降下部は考慮されていない。
スイッチングトランジスタ130−1がたとえば電界効果トランジスタ(FET)により形成される場合、ノードND11の電圧Vs1は次のようになる。ノードND11の電圧Vs1は供給電圧Voから発光部120−1の全LED121〜12mの順方向電圧Vfの総和VFに、さらにFETのドレインソース間電圧Vds1を減じた値となる。
定電流制御用スイッチングトランジスタ130−2は、ソース(他端子)が定電流回路140−2に接続され、定電流回路140−2は基準電位VSSに接続されている。
スイッチングトランジスタ130−2は、ドライバ150−2を通して供給されるパルス状のLED点灯信号LO2がアクティブのハイレベルの期間オン状態に保持される。
このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−2に電流ILED2が流れ、各LED121〜12mが点灯する。
スイッチングトランジスタ130−2は、LED点灯信号LOが非アクティブのローレベルの期間オフ状態に保持される。このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−2に電流ILED2が流れず、各LED121〜12mが消灯する。
スイッチングトランジスタ130−2がオン状態の期間において、スイッチングトランジスタ130−2と定電流回路140−2との接続ノードND12の監視電圧Vs2は、次にようになる。
基本的にはスイッチング電源部110の供給電圧Voから発光部120−2の全LED121〜12mの順方向電圧Vfの総和ΣVf(=VF)を減じた電圧となる。
これは、スイッチングトランジスタ130−2による電圧降下部は考慮されていない。
スイッチングトランジスタ130−2がたとえばFETにより形成される場合、ノードND12の電圧Vs2は、次のようになる。ノードND12の電圧Vs2は供給電圧Voから発光部120−2の全LED121〜12mの順方向電圧Vfの総和VFに、さらにFETのドレインソース間電圧Vds2を減じた値となる。
電圧選択回路160は、電圧Voから各発光部120−1,120−2およびスイッチングトランジスタ130−1,130−2の電圧降下分を差し引いたノードND11とND12の監視電圧Vs1,Vs2のうちの最低電圧および最高電圧を選択する。
電圧選択回路160は、選択した最低電圧Vsminを制御回路170に供給する。
電圧選択回路160は、選択した最高電圧Vsmaxを制御アンプ190に出力する。
制御回路170は、電圧選択回路160で選択された最低電圧Vsminに応じたパルス幅の信号をスイッチングトランジスタSW111のゲートに供給する。
スイッチング電源部110では、このスイッチングトランジスタSW111のオン、オフ制御により昇圧動作が行われる。
これにより、最大のVFの発光部120−1または120−2の定電流制御端子電圧が一定電圧に制御される。
制御アンプ190は、反転入力端子(−)に電圧選択回路160で選択された最高電圧Vsmaxが供給され、非反転入力端子(+)に供給される基準電圧源180の最高基準電圧Vrefmaxが供給される。
制御アンプ190は、最高電圧Vsmaxがあらかじめ設定されている最高基準電圧Vrefmaxになるように制御電圧Vgを生成し、制御電圧Vgをスイッチドライバ150−1,150−2の動作電圧として出力する。
これにより、定電流制御用スイッチングトランジスタ130−1,130−2のゲート電圧はLED点灯信号LO1,LO2がアクティブのハイレベルの電圧となる。
定電流制御用スイッチングトランジスタ130−1,130−2は、オン状態のときにゲートに制御電圧Vgが供給される。
したがって、最小のVFの発光部120−2または120−1の監視電圧があらかじめ設定されている最高基準電圧Vrefmax以上にならないように制限される。
この場合、Vg≠Vrefmaxのため、Vrefmax=Vsmax=Vg−Vgs1または2(Vs1またはVs2のうち最高電圧側)という関係になる。
次に、上記構成による動作を説明する。
スイッチング電源部110から昇圧電圧Voが負荷である複数の発光部120−1,120−2の一端部に供給される。
発光部120−1に接続されているスイッチングトランジスタ130−1は、ドライバ150−1を通してゲートに供給されるパルス状のLED点灯信号LO1がアクティブのハイレベルの期間オン状態に保持される。
このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−1に電流ILED1が流れ、各LED121〜12mが点灯する。
また、スイッチングトランジスタ130−1は、LED点灯信号LOが非アクティブのローレベルの期間オフ状態に保持される。このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−1に電流ILEDが流れず、各LED121〜12mが消灯する。
スイッチングトランジスタ130−1がオン状態の期間において、スイッチングトランジスタ130−1と定電流回路140−1との接続ノードND11の電圧Vs1が電圧選択回路160に供給される。
発光部120−2に接続されているスイッチングトランジスタ130−2は、ドライバ150−2を通してゲートに供給されるパルス状のLED点灯信号LO2がアクティブのハイレベルの期間オン状態に保持される。
このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−2に電流ILED2が流れ、各LED121〜12mが点灯する。
また、スイッチングトランジスタ130−2は、LED点灯信号LO2が非アクティブのローレベルの期間オフ状態に保持される。このとき、スイッチング電源部110の供給電圧Voを受けた発光部120−2に電流ILED2が流れず、各LED121〜12mが消灯する。
スイッチングトランジスタ130−2がオン状態の期間において、スイッチングトランジスタ130−2と定電流回路140−2との接続ノードND12の電圧Vs2が電圧選択回路160に供給される。
電圧選択回路160では、電圧Voから各発光部120−1,120−2およびスイッチングトランジスタ130−1,130−2の電圧降下分を差し引いたノードND11とND12の電圧Vs1,Vs2のうちの最低電圧および最高電圧が選択される。
電圧選択回路160では、選択した最低電圧Vsminが制御回路170に出力され、選択した最高電圧Vsmaxが制御アンプ190に出力される。
制御回路170においては、電圧選択回路160で選択された最低電圧VsminとノードND113の電圧VN113との差分に応じたパルス幅の信号が生成されて、スイッチング電源部110のスイッチングトランジスタSW111のゲートに供給される。
これに伴い、スイッチング電源部110では、このスイッチングトランジスタSW111のオン、オフ制御により昇圧動作が行われる。
これにより、最大のVFの発光部120−1または120−2の定電流制御端子電圧が一定電圧に制御される。
また、制御アンプ190では、電圧選択回路160で選択された最高電圧Vsmaxがあらかじめ設定されている最高基準電圧Vrefmaxになるように制御電圧Vgが生成される。この制御電圧Vgはスイッチドライバ150−1,150−2の動作電圧として出力される。
これにより、制御電圧Vgは、定電流制御用スイッチングトランジスタ130−1,130−2のゲート電圧はLED点灯信号LO1,LO2がアクティブのハイレベルの電圧となる。
すなわち、定電流制御用スイッチングトランジスタ130−1,130−2は、オン状態のときにゲートに制御電圧Vgが供給される。
この制御により、最小のVFの発光部120−2または120−1の監視電圧があらかじめ設定されている最高基準電圧Vrefmax以上にならないように制限される。
ここで、本実施形態に係るLED駆動装置100の電力損失について、図1のLED駆動装置を比較例として考察する。
[比較例である図1のLED駆動装置1の電力損失]
まず、比較例(図1)の電力損失について考察する。
前提条件として、図1の発光部3−1,3−2に流れる電流ILEDを500mA、発光部3−1の全体の順方向電圧VF1を50V、発光部3−2の順方向電圧VF2を45Vとする。
さらに前提条件として、最低電圧Vsminの制御電圧を0.5V、スイッチングトランジスタ4−1のゲートソース間電圧Vgs1とスイッチングトランジスタ4−2のゲートソース間電圧Vgs2が等しい(Vgs1=Vgs2)とする。
さらに、スイッチングトランジスタ4−1のオン抵抗Ro(N1)とスイッチングトランジスタ4−2のオン抵抗Ro(N2)は1オーム(Ω)で一定とする。すなわち、Ro(N1)=Ro(N2)=1Ωとする
また、スイッチングトランジスタ4−1のドレインソース間電圧をVds1、スイッチングトランジスタ4−2のドレインソース間電圧をVds2で表す。
定電流回路5−1の端子電圧をVILED1、定電流回路5−2の端子電圧をVILED2で表す。
以上の前提条件を踏まえて、スイッチング電源部110の出力電圧Voは次のようになる。
Vo=VILED1+Vds1+VF1
=0.5V+(100mA×1Ω)+50V
=50.6V
定電流回路5−2の端子電圧VILED2は次のようになる。
VILED2=Vo−VF2−Vds2
=50.6V−45V−(100mA×1Ω)
=5.5V
そして、順方向電圧VFが低い発光部3−2側の定電流回路5−2の電力損失Pd(ILED2)およびスイッチングトランジスタ4−2の電力損失Pd(N2)は次のようになる。
Pd(ILED2)=5.5V×100mA=550mW
Pd(N2)=(100mA)×1Ω=10mW
また、順方向電圧VFが高い発光部3−1側の定電流回路5−1の電力損失Pd(ILED1)およびスイッチングトランジスタ4−1の電力損失Pd(N1)は次のようになる。
Pd(ILED1)=0.5V×100mA=50mW
Pd(N1)=(100mA)×1Ω=10mW
このように、比較例としての図1のLED駆動装置1では、順方向電圧VFが低い発光部3−2側の定電流回路5−2の電力損失Pd(ILED2)が550mWである。
一方、順方向電圧VFが高い発光部3−1側の定電流回路5−1の電力損失Pd(ILED1)は50mWである。
すなわち、比較例としての図1のLED駆動装置1では、順方向電圧VFが低い発光部3−2側の定電流回路5−2に電力損失Pd(ILED2)が集中し、定電流回路5−1の電力損失Pd(ILED1)の11倍の電力損失となっている。
なお、スイッチングトランジスタ4−2の電力損失Pd(N2)とスイッチングトランジスタ4−1の電力損失Pd(N1)は同程度の10mWである。
[本実施形態のLED駆動装置100の電力損失]
次に、本実施形態のLED駆動装置100の電力損失について考察する。
なお、理解を容易にするために、各種パラメータは比較例の場合と同様の符号をもって表す。
前提条件として、図3の発光部120−1,120−2に流れる電流ILEDを500mA、発光部120−1の全体の順方向電圧VF1を50V、発光部120−2の順方向電圧VF2を45Vとする。
さらに前提条件として、最低電圧Vsminの制御電圧を0.5V、最高電圧Vsmaxの制御電圧を1.0Vとする。
スイッチングトランジスタ130−1のゲートソース間電圧Vgs1とスイッチングトランジスタ130−2のゲートソース間電圧Vgs2が等しい(Vgs1=Vgs2)とする。
さらに、スイッチングトランジスタ130−1のオン抵抗Ro(N1)とスイッチングトランジスタ130−2のオン抵抗Ro(N2)は1オーム(Ω)で一定とする。すなわち、Ro(N1)=Ro(N2)=1Ωとする
また、スイッチングトランジスタ130−1のドレインソース間電圧をVds1、スイッチングトランジスタ130−2のドレインソース間電圧をVds2で表す。
定電流回路140−1の端子電圧をVILED1、定電流回路140−2の端子電圧をVILED2で表す。
以上の前提条件を踏まえて、スイッチング電源部110の出力電圧Voは次のようになる。
Vo=VILED1+Vds1+VF1
=0.5V+(100mA×1Ω)+50V
=50.6V
定電流回路140−2の端子電圧VILED2およびスイッチングトランジスタ130−2のドレインソース間電圧Vds2は次のようになる。
VILED2=Vsmax制御電圧=1.0V
Vds2=Vo−VF2−VILED
=50.6V−45V−1.0V=4.6V
そして、順方向電圧VFが低い発光部120−2側の定電流回路140−2の電力損失Pd(ILED2)およびスイッチングトランジスタ130−2の電力損失Pd(N2)は次のようになる。
Pd(ILED2)=1.0V×100mA=100mW
Pd(N2)=4.6V×100mA=460mW
また、順方向電圧VFが高い発光部120−1側の定電流回路140−1の電力損失Pd(ILED1)およびスイッチングトランジスタ130−1の電力損失Pd(N1)は次のようになる。
Pd(ILED1)=0.5V×100mA=50mW
Pd(N1)=(100mA)×1Ω=10mW
このように、本実施形態のLED駆動装置100では、順方向電圧VFが低い発光部120−2側の定電流回路140−2の電力損失Pd(ILED2)が100mWである。また、スイッチングトランジスタ130−2の電力損失Pd(N2)は460mWである。
このように、本実施形態のLED駆動装置100では、最高電圧Vmax制御電圧の設定値により、定電流(ILED)回路側とスイッチ(NMOS)側に電力損失を任意に割り当てることができる。
これにより、本実施形態において、熱源の分散が可能となり、熱の最適化設計に対する容易性が向上する。
なお、定電流(ILED)回路を、たとえば4チャネル(ch)、8ch、・・・など複数備える場合は、許容損失(発熱)の観点から、電力損失の上限を任意に設定できることが効果的である。
一方、順方向電圧VFが高い発光部120−1側の定電流回路140−1の電力損失Pd(ILED1)は50mWであり、スイッチングトランジスタ130−1の電力損失Pd(N1)は10mWである。
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態のLED駆動装置100においては、LEDの順方向電圧Vfのばらつきが、たとえば標準値より低めにばらついた場合に以下のようになる。
定電流回路に印加される電圧を低く抑えることができ、定電流回路における消費電力の増大を抑止でき、電力効率が低下を防止することができる。
特に、最大のVFとならない発光部120−2または120−1側の定電流回路140−2または140−1のおける電力消費とスイッチングトランジスタ130−2または13−1の電力消費を任意に割り当てることができる。
その結果、定電流回路の電力損失を抑え、ひいては発熱を抑止することができる。
<2.第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態に係る発光素子(LED)駆動装置の構成例を示すブロック図である。
本第2の実施形態に係るLED駆動装置100Aが第1の実施形態に係るLED駆動装置100と異なる点は、次の通りである。
第1の実施形態に係るLED駆動装置100は、電源部110が電流モード昇圧チョッパ型として構成されている。
これに対して、第2の実施形態に係るLED駆動装置100Aは電源部110AがトランスTRS111を用いた電流モードフライバックコンバータとして構成されている。
本第2の実施携帯のLED駆動装置100Aのその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
本実施形態のLED駆動装置100,100Aは、たとえばバックライト装置を有する透過型液晶表示装置に好適である。
<第3の実施形態>
以下、本発明の第3の実施形態として、図2〜図4のLED駆動装置が適用可能なLEDバックライトを用いた液晶表示装置について説明する。
図5は、本発明に係る第3の実施形態の液晶表示装置の構成例を示すブロック図である。
液晶表示装置200は、図5に示すように、透過型液晶表示パネル(LCDパネル)210、LCDパネル210の背面側に設けられた照明ユニットとしてのバックライト装置220、LED駆動装置230、液晶ドライバ(パネル駆動回路)240を有する。
液晶表示装置200は、信号処理部250、チューナ部260、制御部270、スピーカ281を含むオーディオ部280、および電源部290を有する。
図6は、透過型LCDパネル210の構成例を示す図である。
この透過型LCDパネル210は、TFT基板211と対向電極基板212とを互いに対向配置させ、その間隙に、たとえばツイステッドネマチック(TN)液晶を封入した液晶層13を設けた構成となっている。
TFT基板211にはマトリクス状に配置された信号線214と走査線215、並びにこれらの交点に配置されたスイッチング素子としての薄膜トランジスタ216と画素電極217が形成されている。
薄膜トランジスタ216は走査線215により順次選択されると共に、信号線214から供給される映像信号を対応する画素電極217に書き込む。一方、対向電極基板212の内表面には対向電極218およびカラーフィルタ219が形成されている。

液晶表示装置200においては、このような構成の透過型LCDパネル210を2枚の偏光板で挟み、バックライト装置220により背面側から白色光を照射した状態で、アクティブマトリクス方式で駆動することによって、所望のフルカラー映像表示が得られる。
バックライト装置220は、光源221と波長選択フィルタ222とを備えている。
光源221は、第1および第2の実施形態の駆動対象である発光部120を形成するLEDアレイが複数配列されて構成される。
バックライト装置220は、光源221から発光された光を、波長選択フィルタ222を介してLCDパネル210を背面側から照明する。
図6に示すバックライト装置220は、透過型LCDパネル210を背面に配設され、LCDパネル210の背面直下から照明する直下型タイプを一例として示している。
上述したように、バックライト装置220の光源(発光部)221は、直列接続した複数のLEDを発光源としている。
バックライト装置220の光源221は、画面水平方向に並んだLEDが直列接続され、水平方向に直列接続された複数のLEDアレイ(LED群)が、複数個形成される。
このような構成を有するバックライト装置220は、LED駆動装置230により駆動される。
LED駆動装置230としては、前述した図2〜図4のLED駆動装置が適用可能である。
図6においては、LED駆動装置230により光源221全体が駆動されるように示されているが、水平方向に直列接続したLEDアレイの一つ一つに独立したLED駆動装置が設けられるように構成することも可能である。
液晶ドライバ240は、Xドライバ回路、Yドライバ回路等を含み、信号処理部250によりXドライバ回路およびYドライバ回路供給されるたとえばRGBセパレート信号でLCDパネル210を駆動する。
これにより、RGBセパレート信号に応じた映像が表示される。
信号処理部250は、チューナ部260や外部から入力された映像信号に対してクロマ処理等の信号処理を行い、さらに、コンポジット信号からLCDパネル210の駆動に適したRGBセパレート信号に変換して、パネル駆動回路240に供給する。
また、信号処理部250は、入力された信号からオーディオ信号を抽出し、オーディオ部280を通してスピーカ281から発音させる。
このような構成を有する液晶表示装置200は、図2〜図4のLED駆動装置100,100Aが適用される。
したがって、定電流回路に印加される電圧を低く抑えることができ、定電流回路における消費電力の増大を抑止でき、電力効率が低下を防止することができる。
特に、最大のVFとならない発光部側の定電流回路のおける電力消費とスイッチングトランジスタの電力消費を任意に割り当てることができる。
その結果、定電流回路の電力損失を抑え、ひいては発熱を抑止することができる。
100,100A…発光素子(LED)駆動装置、110・・・昇圧チョッパ型のスイッチング電源部、110A・・・フライバック型の電源部、V111・・・定電圧源、L111・・・インダクタ、TRS111・・・トランス、D111・・・ダイオード、C111・・・蓄電用キャパシタ、SW111・・・スイッチングトランジスタ、R111・・・電流検出用抵抗素子、ND111〜ND113・・・ノード、120−1〜120−n(図3ではn=2)、130−1,13−2・・・スイッチングトランジスタ、140−1,14−2・・・定電流回路、150−1,150−2・・・スイッチドライバ、160・・・電圧選択回路、170・・・制御回路、180・・・基準電圧源、190・・・制御アンプ。

Claims (8)

  1. 流れる電流に応じた輝度で発光する少なくとも一つの発光素子を含む複数の発光部と、
    スイッチ素子の制御端子への信号に応じて出力電圧が調整可能で、出力電圧を複数の上記発光部の一端側に供給する電源部と、
    上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に接続され、それぞれ点灯信号によって導通状態が制御される複数の電流制御トランジスタと、
    上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に上記電流制御トランジスタと直列となるように接続された複数の定電流回路と、
    上記電流制御トランジスタと上記定電流回路との各接続端子電圧から最低電圧と最高電圧を選択する電圧選択回路と、
    上記電圧選択回路で選択された最低電圧に応じたパルス幅の信号を上記スイッチ素子の制御端子に出力する制御回路と、
    上記電圧選択回路で選択された最高電圧があらかじめ設定された最高基準電圧内になるように制御電圧を生成して上記点灯信号のレベルを当該制御電圧レベルに設定する電圧制御部とを有し、
    上記制御回路は、
    最高の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧に応じた上記電源部の出力電圧の制御を行い、
    上記電圧制御部は、
    最低の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧以外の接続端子電圧があらかじめ設定されている最高基準電圧以上にならないように制御し、
    上記制御電圧の設定値により、直列接続された上記定電流回路側と上記電流制御トランジスタ側とで電力損失を任意に割り当てる
    発光素子駆動装置。
  2. 上記各電流制御トランジスタは、
    それぞれ電界効果トランジスタにより形成され、各ドレインが対応する上記発光部の他端側に接続され、各ソースが直列接続される上記定電流回路に接続されている
    請求項1記載の発光素子駆動装置。
  3. 上記電圧制御部は、
    上記電圧選択回路で選択された最高電圧があらかじめ設定された最高基準電圧内になるように制御電圧を生成する制御アンプと、
    上記制御電圧を駆動電圧として受けて、上記点灯信号を当該制御電圧レベルで対応する上記電流制御トランジスタのゲートに供給するドライバと、を含む
    請求項1または2に記載の発光素子駆動装置。
  4. 上記電源部は、
    インダクタまたはトランス、キャパシタ、およびスイッチングトランジスタを含み、当該スイッチングトランジスタをオン/オフすることにより出力電圧が調整されるスイッチング電源により形成される
    請求項1から3のいずれか一に記載の発光素子駆動装置。
  5. 透過型の表示部と、
    流れる電流に応じた輝度で発光する少なくとも一つの発光素子を含む複数の発光部を有し上記表示部に発光した光を照射する照明ユニットと、
    上記各発光部における発光素子を駆動する発光素子駆動装置と、を有し、
    上記発光素子駆動装置は、
    スイッチ素子の制御端子への信号に応じて出力電圧が調整可能で、出力電圧を複数の上記発光部の一端側に供給する電源部と、
    上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に接続され、それぞれ点灯信号によって導通状態が制御される複数の電流制御トランジスタと、
    上記複数の発光部の各他端側と基準電位との間に上記電流制御トランジスタと直列となるように接続された複数の定電流回路と、
    上記電流制御トランジスタと上記定電流回路との各接続端子電圧から最低電圧と最高電圧を選択する電圧選択回路と、
    上記電圧選択回路で選択された最低電圧に応じたパルス幅の信号を上記スイッチ素子の制御端子に出力する制御回路と、
    上記電圧選択回路で選択された最高電圧があらかじめ設定された最高基準電圧内になるように制御電圧を生成して上記点灯信号のレベルを当該制御電圧レベルに設定する電圧制御部と、を含み、
    上記制御回路は、
    最高の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧に応じた上記電源部の出力電圧の制御を行い、
    上記電圧制御部は、
    最低の順方向電圧の上記発光部に接続される上記電流制御トランジスタと上記定電流回路の上記接続端子電圧以外の接続端子電圧があらかじめ設定されている最高基準電圧以上にならないように制御し、
    上記制御電圧の設定値により、直列接続された上記定電流回路側と上記電流制御トランジスタ側とで電力損失を任意に割り当てる
    表示装置。
  6. 上記各電流制御トランジスタは、
    それぞれ電界効果トランジスタにより形成され、各ドレインが対応する上記発光部の他端側に接続され、各ソースが直列接続される上記定電流回路に接続されている
    請求項5記載の表示装置。
  7. 上記電圧制御部は、
    上記電圧選択回路で選択された最高電圧があらかじめ設定された最高基準電圧内になるように制御電圧を生成する制御アンプと、
    上記制御電圧を駆動電圧として受けて、上記点灯信号を当該制御電圧レベルで対応する上記電流制御トランジスタのゲートに供給するドライバと、を含む
    請求項5または6記載の表示装置。
  8. 上記電源部は、
    インダクタまたはトランス、キャパシタ、およびスイッチングトランジスタを含み、当該スイッチングトランジスタをオン/オフすることにより出力電圧が調整されるスイッチング電源により形成される
    請求項5から7のいずれか一に記載の表示装置。
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