JP6152290B2 - バックライト装置ならびにそれを用いたディスプレイ装置および電子機器 - Google Patents

バックライト装置ならびにそれを用いたディスプレイ装置および電子機器 Download PDF

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本発明は、発光ダイオードの駆動技術に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)パネルのバックライトとして、従来のCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)やEEFL(External Electrode Fluorescent Lamp)に代えて、長寿命化、低消費電力化、広色域化の観点で優れた特性を有する白色発光ダイオード(以下、LEDと略す)が用いられている。
図1は、本発明者らが検討したバックライト装置の構成を示す図である。図1には、バックライト装置2rに加えて、LCDパネル102が示される
バックライト装置2rは、直下型であり、LCDパネル102の背面に複数チャンネルCH1〜CH4ごとに設けられたLEDストリング10_1〜10_4と、LEDストリング10_1〜10_4を駆動する、マルチチャネルの駆動回路20と、を備える。
各LEDストリング10は、直列に接続された複数のLEDを備える。LCDパネル102は、第1の方向に沿って、複数の領域104_1〜104_4に仮想的に分割されている。複数のLEDストリング10_1〜10_4は、複数の領域104_1〜104_4ごとに設けられており、i番目のチャンネルCHiのLEDストリング10_iは、対応するi番目の領域104_iに割り当てられ、その背面に配置される。
駆動回路20は、複数の電流ドライバ22_1〜22_4、DC/DCコンバータ24、コントローラ26を備える。
電流ドライバ22_1〜22_4は、チャンネルごとに設けられ、対応するLEDストリング10_1〜10_4と直接に接続される。各チャンネルのLEDストリング10の輝度は、対応する電流ドライバ22が生成する駆動電流ILEDに応じて調節される。
DC/DCコンバータ24は、各チャンネルのLEDストリング10と電流ドライバ22の両端間に、駆動電圧VOUTを供給する。
コントローラ26は、DC/DCコンバータ24を制御することにより、駆動電圧VOUTを、各チャンネルのLEDストリング10を所望の輝度で発光しうるレベルに安定化させるとともに、電流ドライバ22_1〜24_4が生成する駆動電流ILEDを制御する。
特開2004−32875号公報 特開2002−252971号公報 特開2007−028784号公報 特開2007−173813号公報 特開2003−157986号公報
バックライト用のLEDの輝度を制御する方式としては、電流調光(アナログ調光)と、PWM調光が知られている。電流調光では、目標輝度に応じて、LEDストリング10に流れる駆動電流ILEDの電流量を調節する。PWM調光では、駆動電流ILEDをスイッチングし、駆動電流ILEDが流れる点灯期間と、駆動電流ILEDが遮断される消灯期間の時間比率(デューティ比)を調節することにより、LEDストリング10の実効的な輝度を制御する。
近年、バックライト装置に要求されるコントラスト比はますます高まっている。たとえば電流調光によって、駆動電流ILEDを、最大輝度に対応する最大電流からその0.1%の最小電流まで変化させた場合、そのコントラスト比は1000:1となる。
また、PWM調光により、デューティ比を100%〜0.1%の範囲で変化させた場合、そのコントラスト比は1000:1となる。
したがって、図1のバックライト装置2rのコントラスト比は、電流調光においては、電流ドライバ22が生成可能な最小電流量により制約を受け、PWM調光においては、最小パルス幅によって制約を受ける。あるいは、アナログ調光とPWM調光を組み合わせることにより、コントラスト比を拡大することも可能であるが、この場合であっても、コントラスト比には上限がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、バックライト装置のコントラスト比の拡大にある。
本発明のある態様は、液晶ディスプレイパネルのバックライト装置に関する。バックライト装置は、それぞれが、M個(Mは2以上の整数)の発光ユニットを含むN(Nは2以上の整数)個の発光素子ストリングと、N個の発光素子ストリングを駆動する駆動回路と、を備える。液晶ディスプレイパネルは、M個の領域に分割される。N個の発光素子ストリングそれぞれに含まれる第i番目の発光ユニットは、i番目の領域に割り当てられ、対応する領域を照射するよう配置される。駆動回路は、N個の発光素子ストリングそれぞれの発光を独立にオン、オフ可能に構成される。
この態様において、i番目の領域の輝度は、その領域に含まれるNチャンネル分の発光ユニットの輝度の和で与えられる。低輝度領域において、N個の発光素子ストリングのうち、K個(K<N)を点灯し、(N−K)個を消灯すると、そのときの輝度は、Nチャンネルをすべて点灯した場合に比べて、K/N倍となる。したがって、従来のように、N個の発光素子ストリングをN個の領域に割り当てる場合に比べて、各領域のダイナミックレンジを最大でN倍に広げることができる。
駆動回路は、N個の発光素子ストリングそれぞれの輝度を独立に調節可能に構成されてもよい。
液晶ディスプレイパネルは、第1の方向にM個の領域に分割されてもよい。
駆動回路は、外部からバックライトの目標輝度を指示する調光信号を受け、目標輝度が最大値のとき、全ての発光素子ストリングを最大輝度で発光させ、目標輝度が小さくなるにしたがい、全ての発光素子ストリングの輝度を均一に低下させていき、全チャンネルの発光素子ストリングの輝度が最小値に達すると、N個の発光素子ストリングを順に消灯させてもよい。
駆動回路は、外部からバックライトの目標輝度を指示する調光信号を受け、目標輝度が最大値のとき、全ての発光素子ストリングを最大輝度で発光させ、目標輝度が小さくなるにしたがい、N個の発光素子ストリングを順に選択し、選択された発光素子ストリングの輝度を均一に低下させていき、全チャンネルの発光素子ストリングの輝度が最小値に達すると、N個の発光素子ストリングを順に消灯させてもよい。
駆動回路は、各発光素子ストリングについて、駆動電流が流れる時間比率を制御するパルス変調調光と、駆動電流の電流量を制御するアナログ調光と、の少なくとも一方を行ってもよい。
発光素子ストリングは、液晶ディスプレイパネルの1辺に沿って配置されてもよい。バックライト装置は、液晶ディスプレイパネルの背面に、M個の領域に対応づけて設けられたM個の導光板をさらに備えてもよい。M個の導光板はそれぞれ、対応する領域に割り当てられた発光素子ストリングからの光を液晶ディスプレイパネルの背面に拡散させるよう構成される。
発光素子ストリングは、液晶ディスプレイパネルの背面に配置されてもよい。
駆動回路は、発光素子ストリングごとに設けられ、それぞれが、対応する発光素子ストリングと直列に設けられた、N個の電流ドライバと、発光素子ストリングおよび電流ドライバの複数のペアそれぞれの両端間に、駆動電圧を供給するDC/DCコンバータと、N個の電流ドライバの電圧降下のうち最も低い電圧が所定の基準電圧に近づくように、DC/DCコンバータを制御するとともに、N個の電流ドライバを制御するコントローラと、を備えてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、液晶ディスプレイパネルと、上述のバックライト装置と、を備える。
本発明の別の態様は、ディスプレイ装置に関する。ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイパネルと、上述のいずれかのバックライト装置と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、バックライト装置のコントラスト比を拡大できる。
本発明者らが検討したバックライト装置の構成を示す図である。 実施の形態に係るバックライト装置を備えるディスプレイ装置の構成を示す回路図である。 図2のディスプレイ装置のレイアウトの一例を示す図である。 図2のディスプレイ装置のレイアウトの別の一例を示す図である。 バックライト装置における、調光信号SDIMに応じた調光制御の一例を説明する図である。 図6(a)、(b)は、図4の直下型のバックライト装置を備える電子機器の一例を示す図である。 バックライト装置における、調光信号SDIMに応じた調光制御の別の一例を説明する図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係るバックライト装置2を備えるディスプレイ装置100の構成を示す回路図である。
ディスプレイ装置100は、LCDパネル102およびバックライト装置2を備える。バックライト装置2は、LCDパネル102の裏面から、バックライトを照射するよう構成される。
バックライト装置2は、マルチチャンネルで構成され、N(Nは2以上の整数)チャンネルの発光素子ストリング10_1〜10_Nと、駆動回路20と、を備える。
N個のLEDストリング10_1〜10_Nはそれぞれ、直列に接続されたM個(Mは2以上の整数)の発光ユニット12を含む。たとえば各発光ユニット12は、ひとつの、あるいは直列に接続された複数の発光素子を含む。発光素子はたとえばLEDである。
同じLEDストリング10(チャンネル)に含まれるM個の発光ユニット12は、同じ輝度で発光するように、そのサイズ(発光面積)は実質的に等しく構成される。
以下、j番目(1≦j≦N)のチャンネルCHjのLEDストリング10_jのi番目の発光ユニット12を、12_j,iと表記する。本実施の形態では、説明の簡潔化と理解の容易化を目的として、すべての発光ユニット12_1,1〜12_N,Mのサイズ(発光面積)が等しい場合を説明する。
LCDパネル102は、その一辺(本実施の形態では、図中、X方向)の方向に対して、複数M個の領域104_1〜104_Mに分割されている。ここでの分割とは、LCDパネル102が物理的に分割されていることを意味するのではなく、仮想的な領域に分割されることを意味する。
N個の発光素子ストリング10_1〜10_Nそれぞれに含まれる第i番目の発光ユニット12_1,i〜12_N,iは、i番目の領域104_iに割り当てられ、対応する領域104_iを照射するよう配置される。i番目の領域104_iに割り当てられた複数のチャンネルCH1〜CHNそれぞれの発光ユニット12_1,i〜12_N,iを、発光モジュール14_iと称する。
駆動回路20には、外部から、バックライトの輝度を指示する調光信号SDIMが入力される。駆動回路20は、調光信号SDIMに応じて、N個の発光素子ストリング10_1〜10_Nそれぞれの発光を独立にオン、オフ可能に構成される。
駆動回路20は、複数の電流ドライバ22_1〜22_N、DC/DCコンバータ24、コントローラ26を備える。
N個の電流ドライバ22_1〜22_Nは発光素子ストリング10_1〜10_Nごとに設けられる。j番目(1≦j≦N)の電流ドライバ22_jは、対応する発光素子ストリング10_jと直列に設けられる。具体的には電流ドライバ22_jは、対応するLEDストリング10_jのカソードと接地ラインの間に設けられる。あるいは電流ドライバ22_jは、LEDストリング10_jと、DC/DCコンバータ24の出力ラインの間に設けられてもよい。電流ドライバ22_jは、駆動電流ILEDjを生成する。電流ドライバ22は、公知技術を用いればよく、その構成は限定されない。
コントローラ26は、調光信号SDIMに応じて、電流ドライバ22_1〜22_Nを制御することにより、駆動電流ILED1〜ILEDNを電流調光し、および/または、それらをパルス変調調光する。パルス変調調光では、駆動電流ILEDが流れる時間比率が制御される。たとえばパルス変調調光は、PWM(パルス幅変調)、PFM(パルス周波数変調)、PDM(パルス密度変調)のいずれか、あるいはそれらの組み合わせを用いてもよい。アナログ調光では、駆動電流ILEDの電流量が制御される。
それに加えてコントローラ26は、調光信号SDIMに応じて、輝度調節を目的として、電流ドライバ22_1〜22_Nそれぞれを独立にオン、オフ可能となっている。
DC/DCコンバータ24は、各チャンネルCH1〜CHNの発光素子ストリング10および電流ドライバ22のペアの両端間、つまりその出力ラインと接地ラインの間に、駆動電圧VOUTを供給する。
コントローラ26は、N個の電流ドライバ22_1〜22_Nの電圧降下、すなわちLEDストリング10_1〜10_Nそれぞれのカソード電圧VLED1〜VLEDNのうち最も低い電圧が所定の基準電圧に近づくように、DC/DCコンバータ24を制御する。
図3は、図2のディスプレイ装置100のレイアウトの一例を示す図である。図3は、LCDパネル102の表面が下向き、LCDパネル102の裏面が上向きとなるように描かれている。
図3のバックライト装置2はエッジライト式である。LCDパネル102は、その1辺と平行な方向(図中、X方向)にM個の領域104_1〜104_Mに分割されている。図3ではM=4の場合を説明する。図3では、LCDパネル102の長辺方向に対してM個の領域に分割されるが、短辺方向に対して分割してもよい。
バックライト装置2は、ディスプレイ装置100の背面に、M個の領域104_1〜104_4ごとに設けられた複数の導光板106_1〜106_Mを備える。複数の導光板106_1〜106_Mは、一体形成されてもよいし、個別に形成されてもよい。
複数の発光モジュール14_1〜14_Mは、複数の領域104_1〜104_Mごとに設けられ、i番目(1≦i≦M)の発光モジュール14_iは、対応する導光板106_iの端部に設けられる。i番目の導光板106_iは、対応する発光モジュール14_iが発光した光を受け、第2の方向(図中、Y方向)に反射、拡散することにより、対応する領域104_i全体に行き渡らせる。導光板106_iは、発光モジュール14_iからの光を、LCDパネル102の背面から第3の方向(図中、Z方向)に照射する。
上述のように、各発光モジュール14には、チャンネルごとの発光ユニット12が含まれるが、発光モジュール14内のレイアウトは特に限定されない。たとえば、各発光モジュール14において、複数の発光ユニット12を、第1の方向(X方向)に並べてもよいし、第2の方向(Y方向)に並べてもよい。あるいは、発光モジュール14の内部において、複数の発光ユニット12に含まれる個々の発光素子を、疑似ランダム的に分散させてもよい。
図4は、図2のディスプレイ装置100のレイアウトの別の一例を示す図である。図4のバックライト装置2は直下型である。LCDパネル102は、X方向にM個の領域に分割される。M個の発光モジュール14_1〜14_Mはそれぞれ、M個の領域104_1〜104_Mごとに設けられ、i番目の発光モジュール14_iは、対応する領域104_iとオーバーラップする箇所に配置される。
図3、図4のいずれの場合であっても、各発光モジュール14の内部の発光素子は、後述のように、チャンネルごとの消灯による輝度制御を行う場合に、各領域104において輝度ムラが生じないようにレイアウトすることが望ましい。
以上がバックライト装置2の構成である。続いてその動作を説明する。上述したように、本実施の形態では、電流ドライバ22_1〜22_Nは、それぞれが個別にオン、オフが切りかえ可能となっている。また、電流ドライバ22_1〜22_Nは、そのオン状態において、駆動電流ILEDの実効値#ILEDを、最小値#IMIN〜最大値#IMAXの範囲で可変に構成される。本明細書では、実効値を便宜的に#を付して示す。駆動電流ILEDの実効値#ILEDは、上述のように、アナログ調光、パルス変調調光のいずれか、あるいはそれらの組み合わせで制御される。
本実施の形態では、すべてのチャンネルCH1〜CHNにおいて、駆動電流の実効値の最小値#IMINは等しく、駆動電流の実効値の最大値#IMINも等しいものとする。
以下、アナログ調光とパルス変調調光を併用する場合を説明する。
アナログ調光によって、電流ドライバ22が生成する駆動電流ILEDの振幅は、最小値IMIN〜最大値IMAXの間で可変である。また、PWM調光によって、駆動電流ILEDは、所定の周波数でスイッチング可能であり、そのデューティ比は、DMIN〜DMAXの間で可変となっている。DMAXは100%である。この場合、駆動電流ILEDの実効値#ILEDの最小値#IMINは、IMIN×DMINであり、駆動電流ILEDの実効値#ILEDの最大値#IMAXは、IMAXとなる。
ここで、各領域104_1〜104_Mに照射される光の量は、各発光モジュール14_1〜14_Mの輝度に応じている。そして、i番目の発光モジュール14_iの輝度(光量)は、それに含まれる発光ユニット12_1,i〜12_N,iの光量の和となる。発光ユニット12_j,iの輝度をXu[j,i]と書くと、i番目の発光モジュール14_iの輝度Xm[i]は、以下の式で与えられる。
Xm[i]=Xu[1,i]+Xu[2,i]+…+Xu[N,i]
=Σj=1:NXu[j,i] …(1)
ここで、同じチャンネル内の発光ユニット12_j,1〜12_j,Mには、同じ駆動電流ILEDが供給されることから、それらの輝度は等しく、その値を、Xu[j]と表記する。
Xu[j,1]=Xu[j,2]=…=Xu[j,M]=Xu[j] …(2)
式(1)および(2)から、全ての発光モジュール14_1〜14_Mの輝度Xm[1]〜Xm[M]は等しく、式(3)で与えられることが分かる。
Xm=Xu[1]+Xu[2]+…+Xu[N]=Σj=1:NXu[i] …(3)
発光モジュール14の最大輝度XmMAXは、すべてのチャンネルCH1〜CHNの電流ドライバ22_1〜22_Nをオンし、駆動電流ILEDの実効値#ILEDを最大としたときに得られる。一方、発光モジュール14の最小輝度XmMINは、ひとつのチャンネル(たとえば第1チャンネルCH1)の電流ドライバ22_1のみをオンし、残りの電流ドライバ22_2〜22_Nをオフし、第1チャンネルの電流ドライバ22_2の駆動電流ILEDの実効値#ILEDを、その最小値#IMINとしたときに得られる。
図5は、バックライト装置2における、調光信号SDIMに応じた調光制御の一例を説明する図である。ここではN=4とする。横軸は調光信号SDIM、すなわち目標輝度を示す。また縦軸は、各チャンネルCH1〜CH4の駆動電流ILED1〜ILED4の実効値(各チャンネルの発光ユニット12の輝度Xu[1]〜Xu[4])および発光モジュール14の輝度Xmを示す。
コントローラ26は、調光信号SDIMが指示する目標輝度が最大値MAXのとき、駆動電流ILED1〜ILED4の実効値を最大値#IMAXとし、全ての発光素子ストリング10_1〜10_Nを最大輝度で発光させる。
そして、コントローラ26は、目標輝度が小さくなるにしたがい、PWM調光およびアナログ調光の併用によって、駆動電流ILED1〜ILED4の実効値を低下させることにより、全ての発光素子ストリング10_1〜10_4の輝度を低下させていく(領域A)。領域Aでは、駆動回路20は、N個の発光素子ストリング10_1〜10_Nの輝度を均一に調節する。
そして全てのチャンネルの発光素子ストリング10_1〜10_4に流れる駆動電流ILED1〜ILED4の実効値が最小値まで低下した後、それより目標輝度が小さな領域Bにおいては、4個の発光素子ストリング10_1〜10_4を順に消灯させる。
以上がバックライト装置2の動作である。続いてその利点を説明する。
この実施の形態において、発光モジュール14のコントラスト比は、
XmMAX:XmMIN=N×#IMAX:1×#IMIN
となる。
図1のバックライト装置2rでは、各領域104_1〜104_Mの輝度Xm[1]〜Xm[4]はそれぞれ、各チャンネルの駆動電流ILEDの実効値#ILEDに他ならない。
i番目の領域104_iに着目すると、そのコントラスト比は、
XmMAX:XmMIN=#IMAX:#IMIN
すなわち、実施の形態に係るバックライト装置2によれば、図1のバックライト装置2rに比べて、コントラスト比をN倍に高めることができる。
続いてバックライト装置2の用途を説明する。
図6(a)、(b)は、図4の直下型のバックライト装置2を備える電子機器の一例を示す図である。図6(a)の電子機器700はテレビ、カーナビゲーションシステム、PCなどのディスプレイ装置である。図6(b)は、電子機器700は、タブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などである。電子機器700は、筐体702およびLCDパネル102を備える。LEDストリング10は、LCDパネル102の背面にバックライトとして配置される。
これらの電子機器には、直下型のバックライト装置2に代えて、図3に示すようなエッジライト型のバックライト装置2を搭載してもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
実施の形態では、すべての発光ユニット12_1,1〜12_N,Mのサイズが等しい場合を説明したが、同じ発光モジュール14に含まれる複数の発光ユニット12_1,i〜12_N,iのサイズは、チャンネルごとに異なってもよい。たとえばチャンネルごとに、発光ユニットのサイズはバイナリで重み付けされてもよい。
また、実施の形態では、電流ドライバ22_1〜22_Nが生成する駆動電流の実効値の最大値が等しい場合を説明したが、それらもチャンネルごとに異なっていてもよい。
(変形例2)
コントローラ26による輝度の制御方式は、図5のそれには限定されない。図7は、バックライト装置2における、調光信号SDIMに応じた調光制御の別の一例を説明する図である。
たとえば、図5では、領域Bにおいて、N個の発光モジュール14をひとつずつ順にオフする場合を説明したが、図7のようにいくつかの発光モジュール14を同時にオフしてもよい。
また図5では、領域Aにおいて、すべてのチャンネルの駆動電流を均一に変化させているが本発明はそれには限定されない。駆動回路20は、N個のLEDストリング10_1〜10_Nそれぞれの輝度を独立に調節可能に構成されてもよい。この場合、図7に示すように領域Aにおいて、LEDストリング10_1〜10_Nの輝度を順に個別に変化させてもよい。この場合、図5の制御に比べて、高い分解能で輝度を制御できる。
(変形例3)
実施の形態では、LEDストリング10に含まれる発光ユニット12の個数Mが、LCDパネル102の領域の個数Mと等しい場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。たとえば、LCDパネル102がM個の領域に分割されるとき、LEDストリング10は、直列に接続されたk×M(kは2以上の整数)の発光ユニット12を含んでもよい。この場合、i番目と(i+M)番目の発光ユニット12を、領域104_iに割り当ててもよい。
(変形例4)
実施の形態では、LCDパネル102を、その一辺に沿って、M個の領域に分割する場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。直下型のバックライト装置2においては、LCDパネル102を、マトリクス状のM個の領域に分割してもよい。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎないことはいうまでもなく、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められることはいうまでもない。
2…バックライト装置、100…ディスプレイ装置、102…LCDパネル、104…領域、106…導光板、10…LEDストリング、12…発光ユニット、14…発光モジュール、20…駆動回路、22…電流ドライバ、24…DC/DCコンバータ、26…コントローラ。

Claims (10)

  1. 液晶ディスプレイパネルのバックライト装置であって、
    それぞれが、M個(Mは2以上の整数)の発光ユニットを含むN(Nは2以上の整数)個の発光素子ストリングと、
    前記N個の発光素子ストリングを駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記液晶ディスプレイパネルは、M個の領域に分割されており、
    前記N個の発光素子ストリングそれぞれに含まれる第i番目の発光ユニットは、i番目の領域に割り当てられ、対応する領域を照射するよう配置され、
    前記駆動回路は、前記N個の発光素子ストリングそれぞれの発光を独立にオン、オフ可能に構成され、
    前記駆動回路は、外部からバックライトの目標輝度を指示する調光信号を受け、目標輝度が最大値のとき、全ての発光素子ストリングを最大輝度で発光させ、前記目標輝度が小さくなるにしたがい、すべての発光素子ストリングの輝度を均一に低下させていき、全てのチャンネルの発光素子ストリングの輝度が最小値に達すると、前記N個の発光素子ストリングを順に消灯させることを特徴とするバックライト装置。
  2. 液晶ディスプレイパネルのバックライト装置であって、
    それぞれが、M個(Mは2以上の整数)の発光ユニットを含むN(Nは2以上の整数)個の発光素子ストリングと、
    前記N個の発光素子ストリングを駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記液晶ディスプレイパネルは、M個の領域に分割されており、
    前記N個の発光素子ストリングそれぞれに含まれる第i番目の発光ユニットは、i番目の領域に割り当てられ、対応する領域を照射するよう配置され、
    前記駆動回路は、前記N個の発光素子ストリングそれぞれの発光を独立にオン、オフ可能に構成され、
    前記駆動回路は、外部からバックライトの目標輝度を指示する調光信号を受け、目標輝度が最大値のとき、全ての発光素子ストリングを最大輝度で発光させ、前記目標輝度が小さくなるにしたがい、前記N個の発光素子ストリングを順に選択し、選択された発光素子ストリングの輝度を低下させていき、全てのチャンネルの発光素子ストリングの輝度が最小値に達すると、前記N個の発光素子ストリングを順に消灯させることを特徴とするバックライト装置。
  3. 前記駆動回路は、前記N個の発光素子ストリングそれぞれの輝度を独立に調節可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のバックライト装置。
  4. 前記液晶ディスプレイパネルは、第1の方向にM個の領域に分割されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバックライト装置。
  5. 前記駆動回路は、各発光素子ストリングについて、駆動電流が流れる時間比率を制御するパルス変調調光と、駆動電流の電流量を制御するアナログ調光と、の少なくとも一方を行うことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のバックライト装置。
  6. 前記発光素子ストリングは、前記液晶ディスプレイパネルの1辺に沿って配置され、
    前記バックライト装置は、
    前記液晶ディスプレイパネルの背面に、前記M個の領域ごとに設けられ、それぞれが対応する領域に割り当てられた前記発光素子ストリングからの光を前記液晶ディスプレイパネルの背面に拡散させるよう構成された、M個の導光板をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のバックライト装置。
  7. 前記発光素子ストリングは、前記液晶ディスプレイパネルの背面に配置されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のバックライト装置。
  8. 前記駆動回路は、
    前記発光素子ストリングごとに設けられ、それぞれが、対応する発光素子ストリングと直列に設けられた、N個の電流ドライバと、
    前記発光素子ストリングおよび前記電流ドライバの複数のペアそれぞれの両端間に、駆動電圧を供給するDC/DCコンバータと、
    前記N個の電流ドライバの電圧降下のうち最も低い電圧が所定の基準電圧に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御するとともに、前記N個の電流ドライバを制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のバックライト装置。
  9. 液晶ディスプレイパネルと、
    請求項1からのいずれかに記載のバックライト装置と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  10. 液晶ディスプレイパネルと、
    請求項1からのいずれかに記載のバックライト装置と、
    を備えることを特徴とするディスプレイ装置。
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