JP4785586B2 - Ledバックライト駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LED等の発光素子を含むバックライトを駆動するバックライト駆動装置に関する。
液晶ディスプレイは、自ら発光する素子を備えていないため、液晶ディスプレイの裏面に配置されたバックライトを光源に使用している。バックライトの光源には、冷陰極蛍光ランプCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)や発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等がある。LEDバックライトは、広域の色空間がカバーでき、小型・軽量化に適していることから、急速に利用されつつある。
図1に一般的なLEDバックライトの構成を示す。LEDバックライトは、光源である複数のLED10と、複数のLED10を列状に配置した列光源12と、列光源12を側面に配し列光源12が発した光を2次元方向に屈折させる導光板14と、導光板14により屈折した光を拡散する複数の光学シート16から成り、列光源10から発せられた光は、導光板14と光学シート16を介し、面光源18に変換される。面光源18は、図示しない液晶パネルをその裏面から照射する。
光源であるLED10は、図2に示すような特性を持っている。図2(a)は、LED10に流れる電流と輝度の関係を示し、図2(b)は、LED10に流れる電流とバックライトの色味の関係を示している。図2(a)に示すようにLED10に流れる電流を増加させると、LED10の輝度は大きくなる。また、LED10の輝度が大きくなると、図2(b)に示すように、バックライトの色味が黄色から青色に変化する。これは、例えば青色LEDからの光を蛍光体に照射して白色光を得るような場合、光量が小さくなると相対的に黄色の色味が強くなり、その反対に光量が大きくなると青色の色味が強くなるためである。
バックライトのホワイトバランスを一定に保つ必要があるため、LEDを駆動する電流値を変化させることは望ましくない。そこで、PWM(Pulse Width Modulation)制御により、バックライトの調光を行っている。PWM制御は、パルス幅の変調されたPWM信号によりLEDをオン・オフ駆動するものであり、パルスがHのとき、LEDに駆動電流が流れ、その間だけLEDを点灯させるものである。PWM制御では、パルス幅がHの期間とLの期間のいわゆるデューティ比を可変し、LEDの明るさを可変する。PWM信号の周波数が高ければ、チラツキがなく常時点灯しているように見える。
図3に従来のLEDバックライト駆動装置を示す。LEDバックライト駆動装置は、複数のLED20を直列接続した列光源を複数並列接続したバックライト22と、バックライト22を駆動するための駆動電流を供給する電源IC30と、電源IC30に電力を供給するバッテリー40と、LED20を駆動するためのPWM信号を生成するPWM回路50によって構成されている。電源IC30は、バッテリー40の供給電圧を、バックライト22を点灯させるために必要な駆動電圧に変換するDC−DCコンバータ32と、駆動電圧をモニターし、DC−DCコンバータにフィードバックさせる帰還回路34と、一定の駆動電流を供給する定電流回路38と、駆動電流をモニターし、DC−DCコンバータ42にフィードバックする帰還回路36を含む。
このようなPWM制御を用いた調光に関する技術がいくつかの特許文献により開示されている。特許文献1は、照明光の色度と輝度とを調整することができる照明装置である。この照明装置は、デューティ比制御回路とPWM発生回路を用いて、LEDに流れる電流を制御し、照明光を調光している。
特許文献2は、点灯周波数が高い場合であっても適正に0から100%までの調光制御を行うことができるLED式照明装置である。このLED式照明装置は、一定の明るさとするときPWM制御を用いて調光している。
特許文献3は、バックライトの調光範囲を拡大し、画像の表現性を損なうことなく外光の照度に応じて適切な画面表示を可能にする液晶表示装置である。この液晶表示装置は、輝度の異なる2種類以上の光源をPWM制御し、調光している。
特開2002−324685 特開2005−267999 特開2004−212798
LEDバックライト駆動装置による調光は、図3に示すようなPWM制御を用いて行われている。図4は、PWM信号、LEDに流れる駆動電流、人間の目に写る明るさ、および高周波ノイズレベルの関係を示している。これら、4つの波形は互いに相互関係を持っている。つまり、PWM信号がHのとき、LEDに駆動電流が供給されLEDが点灯し、Lのとき、LEDが消灯される。人間の目に写る明るさは、PWM信号のデューティ比が高ければ(Hの時間がLよりも長くなる)、より明るく感じ、デューティ比が小さければ暗く感じる。
上記したように、バックライトの調光を行うために、特許文献2のようにLEDの駆動電流を変えると、ホワイトバランスが変化してしまうという問題がある。これを回避するために、PWM制御を用いた場合、デューティ比を一定よりも小さくすると、その制御が困難になるという課題がある。図4の拡大図にあるように、PWM信号のデューティ比を下げ、パルス幅がある一定の時間よりも短くなるとDC−DCコンバータ回路32の遅延時間により、PWM信号の最小許容時間幅を超えてしまう。また、PWM信号のパルス幅が短くなると、LEDの駆動波形が高周波ノイズの発生原因となってしまい、新たにノイズ対策を講じなければならないという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、PWM信号のデューティ比に応じて適切に明るさを制御することができるLEDバックライト駆動装置を提供する。
本発明は、好ましくは同一のチップ上に2つのLED素子を持つLEDチップを使用することで、PWM信号のデューティ比に応じて一方または双方のLED素子を駆動するように、十分に減光することできるLEDバックライト駆動装置を提供する。バックライトの輝度が100%から50%の範囲にあるとき、マイクロコントローラは、LEDチップ上にある2つのLED素子を同時点灯させ、PWM信号のデューディー比を可変して明るさの調光を行う。また、バックライトの輝度を50%以下にするとき、マイクロコントローラは、LEDチップ上にある一方のLEDのみを点灯させ、PWM信号のデューディー比を可変して一方のLED素子のみ明るさの調光を行う。LEDチップに流れる駆動電流は定電流回路によって制御され、LEDチップ上の他方のLED素子を消灯したとき、一方のLED素子に倍の電流が流れないように駆動電流を調整することが望ましい。あるいは、負荷を設けることで駆動電流を消費し、他方のLED素子を消灯しても、一方のLED素子に流れる駆動電流を一定にするようにしてもよい。これにより、バックライトからの光は、ホワイトバランスを保ちながら、十分な明るさの範囲で調光を行うことができる。さらに、1つのLEDチップ上にある他方のLED素子をオフすることで発生する輝度ムラは、1つのチップ上で集約される。よって、LEDチップから発せられる光が半減するだけで、輝度ムラは問題にならない。
本発明に係る液晶用バックライトを駆動する駆動装置は、少なくとも複数の発光素子を直列接続した第1の列光源、および第1の列光源の各発光素子に対応する複数の発光素子を含む第2の列光源を備えたバックライトと、パルス幅の変調されたPWM信号を生成するPWM回路と、PWM信号に応答して駆動電流を供給する駆動回路と、前記PWM回路および前記駆動回路を制御する制御手段とを含む。そして、制御手段は、バックライトの輝度が一定値を超えるとき、第1および第2の列光源を前記駆動電流により駆動させ、バックライトの輝度が一定値以下のとき、第1の列光源のみを前記駆動電流により駆動させる。
好ましくは、駆動回路は、第2の列光源に接続されかつ前記制御手段によって制御される第1のスイッチを含み、前記制御手段により第1のスイッチが閉じられたとき、第1および第2の列光源に駆動電流が供給され、第1のスイッチが開かれたとき、第1の列光源に駆動電流が供給される。第2の列光源の各発光素子は、第1の列光源の各発光素子と第1のスイッチを介して、それぞれ並列に接続されているようにしてもよい。この場合、第2の列光源の1つの発光素子と、第1の列光源の1つの発光素子は同一チップ上に形成され、当該チップが列方向に複数に配列されていることが望ましい。
さらに駆動回路は、定電流回路を含み、当該定電流回路は、第1の列光源を駆動するとき、または第1および第2の列光源を駆動するとき、第1および第2の列光源の各発光素子に流れる駆動電流を等しくする。
さらに駆動回路は、第1の列光源の各発光素子にそれぞれ並列に接続された第1の負荷と、第1の列光源の各発光素子と各負荷の間に接続された第2のスイッチとを含み、前記制御手段は、バックライトの輝度が一定値を超えるとき、第2のスイッチにより、第1および第2の列光源を前記駆動電流により駆動させ、バックライトの輝度が一定値以下のとき、第2のスイッチにより、第1の列光源および第1の負荷を前記駆動電流により駆動させるようにしてもよい。
さらに駆動回路は、第1の列光源と並列に接続される第2の負荷と、第1の列光源と第2の負荷との間に接続される第3のスイッチとを含み、前記制御手段は、バックライトの輝度が一定値を超えるとき、第3のスイッチにより、第1および第2の列光源を前記駆動電流により駆動させ、バックライトの輝度が一定値以下のとき、第3のスイッチにより、第1の列光源および第2の負荷を前記駆動電流により駆動させるようにしてもよい。
好ましくは、制御手段は、外部からの入力信号に応答してPWM信号のデューティ比を可変させる。例えば、周囲の明るさを検出するセンサ等の出力に応答してバックライトの自動調光を行うようにしてもよい。液晶ディスプレイが車載用であれば、車両のランプの点灯に応答して減光するようにしてもよい。さらに、ユーザからの指示に応答して調光を行うようにしてもよい。
本発明によれば、デューティ比をある一定レベル以下にすることなく減光することができるため、パルス幅が短くなることによって生じる駆動の困難性の問題や、高周波のノイズの発生を抑制することができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明の実施例に係るLEDバックライト駆動装置の構成を示すブロック図である。LEDバックライト駆動装置100は、ユーザによりバックライトの調光レベルを入力する入力部102と、液晶ディスプレイの周囲の明るさを検出するセンサ104と、入力部102またはセンサ104からの出力に応じて各部を制御するマイクロコントローラ110と、マイクロコントローラ110の制御に基づきPWM信号を生成するPWM回路120と、マイクロコントローラ110からの制御信号SおよびPWM回路120からのPWM信号によりバックライトを駆動する駆動回路130と、複数のLEDを有するバックライト140と、バックライト140からの光を照射される液晶ディスプレイ150を含んで構成される。マイクロコントローラ110は、入力部102またはセンサ104の出力に応じて、PWM信号のデューティ比を決定したり、駆動回路130の駆動を制御する。好ましくは、マイクロコントローラ84は、ROM/RAMを含み、バックライトの調光に必要なプログラムやデータをそれらのメモリに格納する。
図6は、図5の駆動回路とバックライトの構成を示す図である。駆動回路130は、バックライト140に駆動電流を供給するための電源IC160と、電源IC160に電力を供給するバッテリー170を有している。バックライト140は、2組の列からなるLED光源142、144を有している。第1組のLED光源142は、一方のLEDのカソードを他方のLEDのアノードに接続するように直列接続された第1列の光源142aと、第1列の光源142aの各LEDと並列に接続されたLEDを含む第2列の光源142bを含んでいる。同様に、第2組のLED光源144も、第1列および第2列の光源144a、144bを含んでいる。後述するように、第1列の光源を構成する1つのLED素子と第2列の光源を構成する1つのLED素子は、1つのLEDチップ146に形成されており、第1組および第2組のLED光源142、144は、それぞれ4つのLEDチップを含んでいる。
第1組のLED光源142と第2組のLED光源144の一端側のLEDのアノードは、電源IC160のDC−DCコンバータ162の出力ノードN1に接続されている。また、他端側のLEDのカソードは、電源IC160の定電流回路168のノードN2に接続されている。
電源IC160は、バッテリー170からの直流電圧を、LED素子を発光させるために必要な直流電圧へ変換するDC−DCコンバータ162と、変換された直流電圧をDC−DCコンバータ162にフィードバックさせる帰還回路164と、LED素子に一定の駆動電流を流す定電流回路168と、定電流回路168の定電流を検出し、これをDC−DCコンバータ162にフィードバックする帰還回路166を含む。
図7にLEDチップ146を示す。LEDチップ146は、1つの基板上に2つのLED素子146a、146bが形成されている。LED素子146bのアノードは、スイッチ148を介してLED素子146aのアノードに接続され、LED素子146bのカソードがLED素子146aのカソードに接続されている。スイッチ148は、マイクロコントローラ110からの制御信号Sによって開閉を制御され、スイッチ148が閉じているとき、LED素子146aとLED素子146bに駆動電流が供給され、スイッチ148が開いているとき、LED素子146aに駆動電流が供給される。
LEDチップ146に2つのLED素子146a、146bを形成することにより、146bが消灯されても図8(a)に示すように、LED146チップ上で光が集約され、輝度ムラが抑制される。これに対し、図8(b)に示すように個々のチップに1つのLED素子を形成した場合には、輝度ムラが生じる。
次に、LEDバックライト駆動装置100による調光方法について説明する。例えば、図6に示す駆動回路130とバックライト140において、定電流回路168からバックライト140に流れる駆動電流が400mAに設定されているとする。マイクロコントローラ110は、入力部102またはセンサ104からの出力信号に基づき、輝度が50%を超えるか否かを判定する。マイクロコントローラ110は、輝度が50%を超えると判定したとき、制御信号Sを出力し、図9(a)に示すようにスイッチ148を閉じる。これにより、バックライト140の第1組および第2組のLED光源142、144の第1列および第2列の光源142a、142b、144a、144bに駆動電流が流され、LED素子146a、146bが点灯させる。LEDチップ146のLED素子146a、146bは、並列に接続されているため、LED素子146a、146bには100mAの駆動電流が流される。
マイクロコントローラ110は、輝度が50%以下であると判定すると、図9(b)に示すようにスイッチ148を開き、LED素子146bを消灯させ、すなわち、第1組および第2組のLED光源142、144のうち、第2列の光源142b、144bへの駆動電流の供給を停止する。それと同時にマイクロコントローラ110は、定電流回路168の設定電流値を半値である200mAに切り替える。このため、第1列の光源142a、144aのLED素子146aに流れる駆動電流は100mAとなり、輝度が50%を超えるときと同様にする。これにより、LEDチップ146から発せられる光は、ホワイトバランスを保ちつつ、光量が半減する。すなわち、低調光時(50%以下)はLEDチップ146上にある一方のLED素子146aのみで輝度調整を行うことができる。
図10は、LEDバックライトの輝度を100%から0%にしたときのPWM信号、LEDチップ146に流れる電流、人の目に写る明るさ、および高周波ノイズレベルの関係を示すタイムチャートである。図10に示すように、LEDバックライト140の輝度を100%から50%に可変するとき、マイクロコントローラ110は、PWM信号のデューティ比を100%から50%に可変させる。このとき、第1組および第2組のLED光源142、144のすべてのLED素子146a、146bは、PWM制御により点灯する。
LEDバックライト140の輝度が50%以下になるとき、マイクロコントローラ110は、スイッチ148を開き、かつ定電流回路168の駆動電流を半値にする。その結果、駆動される第1列の光源142a、144aのLED素子146aに流れる駆動電流は変化しない。さらにマイクロコントローラ110は、輝度が50%以下になるとき、輝度が100%から50%のときのデューティ比と比較して、これを2倍にする。例えば、輝度が50%のとき、第1および第2組のLED光源142、144を駆動するときのデューティ比が50%であれば、デューティ比が100%にされ、LED素子146aが常時点灯する。輝度が50%から0%に減少するに従い、PWM信号のデューティ比が小さくなる。これにより、第2列の光源を消灯するときに、明るさの連続性が保たれ、バックライト130から発せられる光は、ホワイトバランスを保ち、しかも、PWM信号のパルス幅を一定時間より短くすることなく、輝度調整をすることができる。LEDバックライト駆動装置100は、輝度調整にデューティ比50%以下のPWM信号を使用しないため、DC−DCコンバータ162の遅延時間が問題になることはなく、高周波ノイズレベルも抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図11に第2の実施例に係るLEDチップ200を示す。LEDチップ200は、LED素子212と、LED素子212と並列に接続されるLED素子214と、スイッチ216と、LED素子212と並列に接続される負荷Z218によって構成されている。スイッチ216は、マイクロコントローラ110により切り替えることができ、駆動電流が供給されるノードNを、LED素子214のアノードまたは負荷Z218に接続する。ここで、負荷Z218は、LED素子212、214と同等のインピーダンスとする。
例えば、LEDチップ200に流れる駆動電流を200mAとする。バックライト130の輝度が50%を超えるとき、マイクロコントローラ110は、図12(a)に示すようにスイッチ216をLED素子214側に接続し、LED素子212およびLED素子214を点灯させる。LED素子212、214は、並列に接続されているため、LED212、214には100mAの駆動電流が流れる。バックライト130の輝度を50%以下にするとき、マイクロコントローラ110は、図12(b)に示すようにスイッチ216を負荷Z218側に接続し、LED素子214を消灯する。LED素子212と負荷Z218は、並列に接続され、かつ等しいインピーダンスを有するため、LED素子212と負荷Zにはそれぞれ100mAの駆動電流が流れる。これにより、LEDチップ200から発せられる光は、ホワイトバランスを保ちつつ、光量が半減する。その結果、低調光時(50%以下)は、LEDチップ100上にある一方のLED素子212のみ輝度調整を行うことができる。
輝度調整は、PWM制御を用いて第1の実施例と同様に行う。ただし、ここでは、負荷Z218で電流を消費することで、LED素子212に流れる駆動電流を一定にしているため、マイクロコントローラ110は、定電流回路168の駆動電流を半値にする必要はない。第2の実施例においても、PWM信号のパルス幅を一定時間より短くすることなく、LEDチップ200から発せられる光の調光を行うことができる。これにより、DC−DCコンバータ168の遅延時間が問題になることなく、高周波ノイズレベルも抑えることができる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図13に第3の実施例に係る駆動回路130とバックライト140を示す。第3の実施例では、駆動回路130とバックライト140と、さらに、第1組および第2組のLED光源142、144への駆動電流の接続ノードNに接続されたスイッチ310と、スイッチ310に接続された負荷Z312によって構成されている。負荷Z312は、スイッチ310を介し、バックライト140に並列に接続され、負荷Z312は、第1組または第2組のLED光源142、144に含まれる複数のLED素子146の合成インピーダンスと同等のインピーダンスを有する。
例えば、定電流回路168による駆動電流は400mAに設定されており、駆動回路130からバックライト140に400mAの駆動電流が供給され、第1組および第2組のLED光源142、144には200mAの駆動電流が供給される。バックライトの輝度が50%以上のとき、マイクロコントローラ110は、スイッチ148を閉じ、スイッチ310を開き、第1組および第2組のLED光源の第1列および第2列のLED素子146a、146bを点灯させる。第1列および第2列のLED146a、146bは、並列に接続されているため、それぞれ等しい100mAの駆動電流が流れる。
輝度が50%以下のとき、マイクロコントローラ110は、第1の実施例のとき同様にスイッチ148を開き、スイッチ310を閉じ、第1組および第2組のLED光源142、144の第2列の光源142b、144bのLED素子146bを消灯する。同時に、負荷Z312には、200mAの駆動電流が流される。これにより、LED素子146bに流れる駆動電流を、輝度が50%以上のときと同様に、100mAにすることができる。これにより、LEDチップ146から発せられる光は、ホワイトバランスを保ちつつ、光量が半減する。
輝度調整は、PWM制御を用いて第1の実施例と同様に行うが、負荷Z312により駆動電流を消費するためマイクロコントローラ110は、定電流回路168の定電流を半値にする必要はない。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施例では、明るさの輝度が50%以下となるとき、言い換えればデューティ比が50%以下となるとき、第2列の光源142b、144bを駆動しないようにしたが、必ずしもこれに限らず、輝度が例えば30%以下となったときに、第2列の光源142b、144bを駆動しないようにしてもよい。
本発明に係るLEDバックライト駆動装置は、液晶ディスプレイ等のバックライト調光システムとして利用することができる。
一般的なLEDを用いたバックライトの構成を示す図である。 LEDに流れる電流に対するLEDの明るさおよびLEDの色味を示すグラフである。 一般的なLEDバックライト駆動回路を示す図である。 PWM信号、LEDに流れる電流、および人間の目に写る明るさレベル、高周波ノイズレベルを示す波形である。 本発明に係るLEDバックライト駆動装置100の構成を示す図である。 第1の実施例である駆動回路とバックライトの構成を示す図である。 LEDチップ146を示す図である。 図8(a)は、本実施例で使用されるLEDチップ146を説明する図であり、図8(b)他のLEDチップを示す図である。 図9(a)に輝度50%以上のとき、LEDチップ146に流れる電流を示し、図9(b)に輝度50%以下のとき、LEDチップ146に流れる電流を示す図である。 調光時におけるPWM信号、LEDチップに流れる電流、および人間の目に写る明るさレベル、高周波ノイズレベルの変化を示す波形である。 第2の実施例であるLEDチップ200を示す図である。 図12(a)に輝度50%以上のとき、LEDチップ110に流れる電流を示し、図12(b)に輝度50%以下のとき、LEDチップ200に流れる電流を示す図である。 第3の実施例である駆動回路とバックライトの構成を示す図である。
符号の説明
100:LEDバックライト駆動回路 102:入力部
104:センサ 110:マイクロコントローラ
120:PWM回路 130:駆動回路
140:バックライト 142:第1組のLED光源
144:第2組のLED光源 142a、144a:第1列の光源
142b、144b:第2列の光源 146:LEDチップ
146a、146b:LED素子 148:スイッチ
150:液晶ディスプレイ 160:電源IC
162:DC−DCコンバータ 166、164:帰還回路
168:定電流回路 170:バッテリー
200:LEDチップ 212、214:LED素子
216:スイッチ 218:負荷Z
300:LEDバックライト駆動装置 310:スイッチ
312:負荷Z

Claims (9)

  1. 液晶用バックライトを駆動する駆動装置であって、
    少なくとも複数の発光素子を直列接続した第1の列光源、および第1の列光源の各発光素子に対応する複数の発光素子を含む第2の列光源を備えたバックライトと、
    パルス幅の変調されたPWM信号を生成するPWM回路と、
    PWM信号に応答して駆動電流を供給する駆動回路と、
    前記PWM回路および前記駆動回路を制御する制御手段とを含み、
    前記制御手段は、バックライトの輝度が一定値を超えるとき、第1および第2の列光源を前記駆動電流により駆動させ、バックライトの輝度が一定値以下のとき、第1の列光源のみを前記駆動電流により駆動させる、
    駆動装置。
  2. 前記駆動回路は、第2の列光源に接続されかつ前記制御手段によって制御される第1のスイッチを含み、前記制御手段により第1のスイッチが閉じられたとき、第1および第2の列光源に駆動電流が供給され、第1のスイッチが開かれたとき、第1の列光源に駆動電流が供給される、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 第2の列光源の各発光素子は、第1の列光源の各発光素子と第1のスイッチを介して、それぞれ並列に接続されている、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 第2の列光源の1つの発光素子と、第1の列光源の1つの発光素子は同一チップ上に形成され、当該チップが列方向に複数に配列されている、請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記駆動回路は、定電流回路を含み、当該定電流回路は、第1の列光源を駆動するとき、または第1および第2の列光源を駆動するとき、第1および第2の列光源の各発光素子に流れる駆動電流を等しくする、請求項1に記載の駆動装置。
  6. 前記駆動回路は、第1の列光源の各発光素子にそれぞれ並列に接続された第1の負荷と、第1の列光源の各発光素子と各負荷の間に接続された第2のスイッチとを含み、前記制御手段は、バックライトの輝度が一定を超えるとき、第2のスイッチにより、第1および第2の列光源を前記駆動電流により駆動させ、バックライトの輝度が一定値以下のとき、第2のスイッチにより、第1の列光源および第1の負荷を前記駆動電流により駆動させる、請求項1に記載の駆動装置。
  7. 前記駆動回路は、第1の列光源と並列に接続される第2の負荷と、第1の列光源と第2の負荷との間に接続される第3のスイッチとを含み、前記制御手段は、バックライトの輝度が一定値を超えるとき、第3のスイッチにより、第1および第2の列光源を前記駆動電流により駆動させ、バックライトの輝度が一定値以下のとき、第3のスイッチにより、第1の列光源および第2の負荷を前記駆動電流により駆動させる、請求項2または3に記載の駆動装置。
  8. 前記制御手段は、外部からの入力信号に応答してPWM信号のデューティ比を可変させる、請求項1ないし7いずれか1つに記載の駆動装置。
  9. 前記バックライトは、少なくとも第1および第2の列光源からの光を面光源に変換する導光板を含む、請求項1ないし8いずれか1つに記載の駆動装置。
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