JP5029145B2 - 光学フィルムの製造方法 - Google Patents
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Description
先ず、混合機等を用いて材料の混合を行う。混合機は、V型混合機、円錐スクリュー型混合機、水平円筒型混合機等、一般的な混合機を用いることができる。
押出工程は、押出機11を用いて、熱可塑性樹脂を含む溶融物を流延ダイ12からフィルム状に押出す工程である。
挟圧工程は、フィルムの表面に生じるすじ状の欠陥を除去してフィルムの平面性を高めること等を目的として、押出されたフィルム状溶融物21を主ロール13とタッチロール14とで挟圧する工程である。
本実施形態においては、挟圧工程の後、フィルム状溶融物21を2本の冷却ロール15、16に順に外接させて冷却固化させてフィルム22を得る。
巻取り工程は、冷却ロール15、16で冷却固化した後、剥離ロール17によって冷却ロール16から剥離されたフィルム22を、巻取り装置18によって巻取る工程である。この工程によって本実施形態における光学フィルムの製造が完了する。
上述の通り、材料に用いる熱可塑性樹脂は特に限定されるものではないが、ここでは、熱可塑性樹脂としてセルロースエステルを用いる場合を例にとって詳細に説明する。
本発明の光学フィルムの製造方法で使用する材料としてのセルロースエステルに特に制限はない。例えば、セルロースアセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレート、セルロースフタレートなどを好ましく用いることができる。
酸化や、光または熱による分解反応等による材料の変質を防止するため、安定化剤を含んでいることが好ましい。
光学フィルムの機械的性質向上、柔軟性付与、耐吸水性付与、水分透過率の低減等の観点から、可塑剤を含んでいることが好ましい。また、セルロースエステル単独の場合よりも溶融温度を低下させることができ、または同じ加熱温度においてセルロースエステル単独の場合よりも溶融粘度を低下させることができるという観点からも可塑剤を含んでいることが好ましい。
製造される光学フィルムの用途によっては、偏光子や表示装置等の紫外線による劣化を防止するため、紫外線吸収剤を含んでいることも好ましい。
光学フィルムには、滑り性、搬送性や巻取り性を向上させるためにマット剤を添加してもよい。マット剤としては、例えば、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸カルシウム等の無機微粒子や架橋高分子微粒子を挙げることができる。
図1に示した光学フィルムの製造装置10を用いて、セルロースエステルフィルムを製造した。流延ダイ12は、図3に示したヒートボルトによるリップ間隔の調整機構を有するものを用いた。また、タッチロール14は、図4に示した弾性タッチロール14aを用いた。
(アセチル基の置換度1.95、プロピオニル基の置換度0.7、
数平均分子量75,000、温度140℃で5時間乾燥、
ガラス転移点:Tg=174℃)
トリメチロールプロパントリベンゾエート(可塑剤) 10質量部
IRGANOX−1010(チバスペシャルティケミカルズ社製)
(ヒンダードフェノール酸化防止剤、安定化剤) 1質量部
流延ダイ(Tダイ)を取り付けた単軸押出し機(GT−50、(株)プラスチック工学研究所製)に得られたペレットを供給すると共に、押出し機中間部のホッパー開口部から、下記の添加剤を添加した。
TINUVIN360(チバスペシャルティケミカルズ社製)
(紫外線吸収剤) 0.5質量部
先ず、図1に示した光学フィルムの製造装置10からタッチロール14を除いて、流延ダイ12からフィルム状溶融物12を押出し、挟圧せずにそのまま冷却固化して非挟圧フィルム20を得た。流延ダイ12の温度は、流延ダイ出口から押出される溶融物の温度が250℃になるように設定した。主ロール13は、直径300mm、幅2200mmのクロムメッキ鏡面ロールであり、温度を100℃に設定した。押出されたフィルム状溶融物21の幅は2000mmであった。
先ず、実施例1〜5と同様に、図1に示した光学フィルムの製造装置10からタッチロール14を除いて、流延ダイ12からフィルム状溶融物12を押出し、挟圧せずにそのまま冷却固化して非挟圧フィルムを得た。
実施例3と同様の条件でフィルム22を製造した。非挟圧フィルム20の(dC−dE)/Lは、実施例3と同じく2.7×10-6であった。
12 流延ダイ
13 主ロール
14、14a タッチロール
20 非挟圧フィルム
21 フィルム状溶融物
23 挟圧領域に相当する領域
23C 挟圧領域に相当する領域の幅方向中央部
23E 挟圧領域に相当する領域の端部
41 金属外筒
42 内筒
Claims (4)
- 熱可塑性樹脂を含む溶融物を流延ダイからフィルム状に押出す押出工程と、押出されたフィルム状溶融物を主ロールとタッチロールとで挟圧する挟圧工程とを有する光学フィルムの製造方法において、
前記押出工程は、押出された前記フィルム状溶融物を挟圧せずに冷却して非挟圧フィルムを得た場合に、前記挟圧工程で挟圧される挟圧領域に相当する領域における該非挟圧フィルムの厚みが、幅方向中央部で最大となり、該挟圧領域に相当する領域の端部で最小となるように前記フィルム状溶融物を押出す工程であり、
前記挟圧領域の幅をL、前記非挟圧フィルムの幅方向中央部の厚みをdC、前記非挟圧フィルムの前記挟圧領域に相当する領域の両端部の厚みをdE、としたとき、1×10 −6 ≦(dC−dE)/L≦3×10 −6 であることを特徴とする光学フィルムの製造方法。 - 熱可塑性樹脂を含む溶融物を流延ダイからフィルム状に押出す押出工程と、押出されたフィルム状溶融物を主ロールとタッチロールとで挟圧する挟圧工程とを有する光学フィルムの製造方法において、
前記押出工程は、押出された前記フィルム状溶融物を挟圧せずに冷却して非挟圧フィルムを得た場合に、前記挟圧工程で挟圧される挟圧領域に相当する領域における該非挟圧フィルムの厚みが、幅方向中央部で最大となり、該挟圧領域に相当する領域の端部で最小となるように前記フィルム状溶融物を押出す工程であり、
前記非挟圧フィルムは、前記挟圧領域に相当する領域の幅方向10mm毎の位置の厚みを測定したとき、隣り合う二つの位置における厚みの差の最大値が2μm以下であることを特徴とする光学フィルムの製造方法。 - 熱可塑性樹脂を含む溶融物を流延ダイからフィルム状に押出す押出工程と、押出されたフィルム状溶融物を主ロールとタッチロールとで挟圧する挟圧工程とを有する光学フィルムの製造方法において、
前記押出工程は、押出された前記フィルム状溶融物を挟圧せずに冷却して非挟圧フィルムを得た場合に、前記挟圧工程で挟圧される挟圧領域に相当する領域における該非挟圧フィルムの厚みが、幅方向中央部で最大となり、該挟圧領域に相当する領域の端部で最小となるように前記フィルム状溶融物を押出す工程であり、
前記挟圧領域は、前記フィルム状溶融物のうち、幅方向の両端部からそれぞれ200mm以上の端部領域を除去した領域であることを特徴とする光学フィルムの製造方法。 - 前記タッチロールは、金属外筒と内筒とを有する弾性タッチロールであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学フィルムの製造方法。
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