JP5018016B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を読み取って出力するための画像形成装置に関する。
コンビニエンスストア等にはコイン投入式の複写機が備えられている。この種の複写機は、コインベンダへのコインの投入によりコピージョブが可能となり、原稿台上の原稿をスキャナでスキャンして読み取った原稿画像情報を主記憶装置に記憶し、制御装置で処理して、処理画像情報をプリンタに送信して印刷出力する画像形成装置である。
ところで、従来の複写機では、コピージョブを行う際に、操作パネルの印刷設定値から実際に出力される印刷画像を想像し難いため、誤った印刷設定のままでコピーを開始してしまい、印刷して初めてコピーミスが分かることがある。その原因の一つとして、ユーザが現在設定されている印刷設定内容を反映した印刷画像を視覚で確認できない点が挙げられる。
したがって、コピーに不慣れなユーザが利用する場合に、コピーミスから何度もコピー料金を支払わなければならない結果を招いており、たとえ1枚のコピー単価が安価であっても不愉快な思いをすることになる。
コピーミスを防止する技術としては、画像形成装置のディスプレイ上に、印刷画像(複写画像)および印刷用紙(記録媒体)のそれぞれの略イメージ(ピクト)を表示する技術(下記特許文献1参照)や、印刷装置のダイアログ画面上に、用紙サイズ、用紙の孔の位置、および描画イメージの向きを示すための予め準備された仕上がりイメージ画像を、印刷設定に基づき表示する技術(下記特許文献2参照)等が開示されている。
しかし、これらの技術はいずれも、印刷画像に対応する略イメージや仕上がりイメージ画像を画面上に表示するにすぎず、ユーザは、自らした印刷設定と選択される用紙とが合致しているか否かを判断することはできても、実際の原稿がどのように印刷されるかを視覚で確認することはできない。そのため、ユーザは依然としてミスコピーをしてしまう虞がある。
特開平9−247372号公報 特開2004−66567号公報
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、実際の原稿画像と、現在設定されている印刷設定内容を反映した印刷画像の両方を把握し易い態様で同時に表示することにより、単純なコピーミスを削減することができ、熟練者でなくとも使い易い画像形成装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段により達成される。
(1)原稿を読み取って出力するための画像形成装置において、原稿台に載置された原稿を撮影するための撮影部と、前記撮影部で撮影した撮影画像にユーザにより設定された印刷条件を適用した印刷画像を生成するための印刷画像生成部と、前記撮影画像に前記印刷画像の透過画像を重ね合わせた合成画像を生成するための画像合成部と、前記合成画像を表示するための表示部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
)前記表示部は、前記撮影画像および前記印刷画像の実物大表示を行うことを特徴とする上記(1に記載の画像形成装置。
)前記画像形成装置は、前記原稿台に載置された原稿を覆うための開閉自在なカバーを更に有し、前記表示部は、前記カバーの前記原稿に臨む表面上に配設されることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
)前記撮影部はCCDセンサであることを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1つに記載の画像形成措置。
)前記印刷条件は用紙サイズであることを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記画像形成装置は、フォーム画像を登録するためのフォーム部を更に有し、前記フォーム画像を使用する指示があった場合には、前記画像合成部は、前記合成画像にフォーム画像を更に重ね合わせたフォーム合成画像を生成し、前記表示部は、前記フォーム合成画像を表示することを特徴とする上記()〜()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明の画像形成装置によれば、ユーザ設定に基づく印刷画像と実際の原稿画像とを重ねて表示部に表示することができるので、ユーザは表示部を見ながら原稿位置または印刷設定を変更することで、コピーミスを容易に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明にかかる画像形成装置の一実施形態の装置構成を示すブロック図である。図2は本実施形態の画像形成装置の要部を示す概念図である。
図1を参照して、本実施形態にかかる画像形成装置1は、原稿3を載せるための原稿台2および原稿台2の下方に設けられ、コピージョブ実行時に原稿3を走査することで原稿3の静止画像を読み取る一次元のイメージセンサ(不図示)を備えたスキャナ4と、読み取った原稿画像情報を記憶・処理するコントローラ10と、コントローラ10により処理した画像情報を印刷出力するプリンタ5と、印刷設定情報を入力する操作パネル6と、原稿台2の下方に固定され、原稿画像をリアルタイムで撮影する二次元のイメージセンサであるCCDセンサ7(CCD;Charge Coupled Device)と、画像情報を表示するディスプレイ8、複写料金の投入情報をコントローラ10に入力するコインベンダ9と、から主に構成されている。なお、CCDセンサ7の代わりにCMOS等の画像入力センサを利用することができる。また、ディスプレイ8としては、液晶ディスプレイやELディスプレイ等の薄型のディスプレイを採用することが好ましい。なお、CCDセンサ7およびディスプレイ8については、更に詳しく後述する。
コントローラ10は、演算処理および制御処理を行うCPU20と、読取り専用の主記憶装置であるROM30と、読み書き可能な主記憶装置であるRAM40と、を備えている。ROM30は不揮発性の半導体素子により形成され、スキャナ・プリンタ制御部31、主制御部32、印刷画像制御部33および画像処理部34を備えている。各制御部31〜34の機能は、ROM30に記憶された所定のプログラムをCPU20が実行することにより発揮される。RAM40は揮発性の半導体素子により形成され、スキャン画像情報部41、CCD画像情報部42、印刷画像情報部43、表示部44、入力部45およびフォーム部46の各作業エリアを有している。
ROM30において、スキャナ・プリンタ制御部31は、スキャナ4およびプリンタ5の制御を行う。主制御部32は、印刷画像制御部33および画像処理部34を制御し、印刷画像の生成の主制御を行う。印刷画像制御部33は、印刷画像の生成を行う。すなわち、印刷画像制御部33は、操作パネル6により設定された印刷プロパティに基づいて画像処理部34に指示を行い、印刷画像を生成する。画像処理部34は、印刷画像制御部33から与えられたパラメータにより印刷画像の透過画像を生成する。この画像処理部34は、CCDセンサ7により撮影された画像情報の補正も行う。さらに、画像処理部34は、生成された印刷画像の透過画像を原稿画像に重ね合わせる合成処理も行う。
通常のコピージョブでは、RAM40のスキャン画像情報部41が、スキャナ4のイメージセンサ(不図示)によりスキャンして読み取った原稿画像情報を保持し、ROM30のスキャナ・プリンタ制御部31がスキャナ4およびプリンタ5の制御を行う。すなわち、スキャナ4はRAM40のスキャン画像情報部41に読み取った画像情報を送信し、ROM30のスキャナ・プリンタ制御部31により処理された画像情報がプリンタ5ヘと送信されて印刷出力されることになる。
RAM40において、スキャン画像情報部41は、スキャナ4のイメージセンサ(不図示)によりスキャンして読み取った原稿台2上の静止画像情報を保持する作業エリアである。スキャン画像情報部41に保持される画像情報は通常の複写作業時に使用するスキャン画像と同等のものである。
CCD画像情報部42は、CCDセンサ7から連続した静止画像を取り込み保持する作業エリアである。CCDセンサ7が撮影した画像情報は、画像処理部34において印刷画像と合成され、ディスプレイ8に表示される。
図2を参照して、原稿台2は透明なガラス板により形成されており、この原稿台2の下方の空きスペースの略中央部にはCCDセンサ7が配設されている。原稿台カバー12の裏面には薄型のディスプレイ8が搭載されており、このディスプレイ8は原稿台2上に設置される定型用紙等の原稿3を実物大で表示可能な大きさを有していることが好ましい。ただし、本発明において、ディスプレイ8の配設場所は原稿台カバー12の裏面に限定されず、原稿台2に置かれた原稿3の全領域を撮影できる場所であれば適宜変更されうる。また、原稿台カバー12を開いた状態において、薄型のディスプレイ8の一側方下部には操作パネル6が配置されている。
原稿台2の下方の空きスペースに配置されるCCDセンサ7は1点のみならず、複数点に配置してもよく、CCDセンサ7により原稿3の静止画像情報が連続的に取り込まれる。CCDセンサ7により取り込まれた画像情報は画像処理部34により画像補正される。たとえば、複数点にCCDセンサ7を配置した場合には、複数のCCDセンサ7により撮影された画像が合成された後に画像補正が行われる。また、ディスプレイ8には、実際の原稿画像Rに、印刷排紙される印刷画像Pの透過画像を重ね合わせた合成画像が表示されるため、ユーザは実際の原稿画像Rと印刷画像Pとを比較することが可能となる。
再び図1を参照して、RAM40において、印刷画像情報部43は、画像処理部34で作成された合成画像を保持する作業エリアである。画像処理部34で作成された合成画像はRAM40の表示部44へ受け渡される。
表示部44は、印刷画像制御部33から合成画像を受け取り、ディスプレイ8にその画像情報を出力表示する。ここで、合成画像が高速に連続してディスプレイ8に送信されるため、ディスプレイ8に静止画像を動画として表示させることができる。
入力部45は、操作パネル6からの印刷設定情報を受け取り、その設定情報を印刷プロパティとして設定する。
フォーム部46は登録したフォーム画像を保持しており、ユーザからのリクエストに応じて、フォーム画像の透過画像を合成画像に更に重ね合わせる処理が、画像処理部34により実行される。なお、フォーム処理を実施しない場合には、RAM40にフォーム部46の記憶エリアを設けなくともよく、フォーム画像に関する処理は不要となる。
次に、図3から図5を用いて、本実施形態にかかる画像形成装置1の処理の流れを説明する。
図3は本実施形態にかかる画像形成装置1による処理の流れを示すフローチャートである。図4は本実施形態にかかる画像形成装置1による印刷画像生成処理を示すフローチャートである。図5は本実施形態にかかる画像形成装置1によるCCD画像読取り処理を示すフローチャートである。
図3を参照すると、まず、コインベンダ9にコインが投入されると、画像形成装置1は、印刷画像生成処理を行う(S101)。なお、印刷画像生成処理に先立ち、ユーザにより、原稿台カバー12が開けられ、原稿台2上に原稿3が載せられているものとする。
<印刷画像生成処理>
図4を参照すると、S101における印刷画像生成処理は次の手順で行われる。まず、原稿台2下のCCDセンサ7から原稿画像情報が読み取られ(S201)、画像情報部42に保持される。この原稿画像情報は主制御部32に送信され、画像処理部34における印刷画像および合成画像の生成に用いられる。
図5を参照して、ステップS201におけるCCD画像読取り処理は、CCDセンサ7から静止画像を取り出し(S301)、この静止画像に対してセンサの配置位置に従った画像補正を行う、(S302)という手順で実行される。なお、このような画像補正は、画像処理部34によって行われる。
再び図4を参照すると、操作パネル6を介してユーザにより指定された印刷設定情報が、入力部45により取得される(S202)。この印刷設定情報に基づき、印刷画像制御部33は、印刷画像の生成のための印刷パラメータを、画像処理部34に与える。
続いて、画像処理部34により、印刷画像が生成される(S203)。このとき、画像処理部34は、印刷画像制御部33から印刷パラメータを受け取り、その印刷パラメータに基づき印刷画像を生成する。
続いて、画像処理部34により、S201において取り込まれた原稿画像情報と、S203において生成された印刷画像とが重ね合わせられて合成画像が生成される(S204)。
続いて、フォーム使用の指示があるか否かが判断される(S205)。ここで、フォーム使用の指示がない場合(S205のNO)は、S204において生成された合成画像が、表示部44に送られ、表示部44によってディスプレイに表示される(S207)。
一方、フォーム使用の指示がある場合(S205のYES)には、フォーム部46に登録されたフォーム画像が、主制御部32によって印刷画像制御部33に渡される。そして、このフォーム画像が、S204にて生成された合成画像に更に重ね合わせられてフォーム合成画像が生成される(S206)。フォーム合成画像の生成は、画像処理部34によって行われる。続いて、S206にて生成されたフォーム合成画像が、印刷画像情報部43から表示部44に送られ、表示部44によってディスプレイ8に表示される(S207)。
次に、コピー開始操作が行われた否かが判断される(S208)。なお、本実施形態において、コピー開始操作とは、ユーザにより原稿台カバー12が閉じられることを意味する。コピー開始操作が行われた場合(S208のYES)には、図3のS102に移行する。一方、コピー開始操作が行われない場合(S208のNO)には、CCD読取り処理(S201)に戻る。
<コピー処理>
再び図3を参照して、ステップS102では、ユーザによるコピー開始指示があるか否かが判断される。本実施形態におけるコピー開始指示とは、操作パネル6等に設けられたコピー開始ボタンがユーザにより押されることを意味する。コピー開始指示がある場合(S102のYES)には、コピー処理を行った後(S103)、印刷画像生成処理(S101)に戻る。
一方、コピー開始指示がない場合(S102のNO)には、フォーム登録指示があるか否かが判断される(S104)。
<フォーム登録処理>
ここで、フォーム登録指示がない場合(S104のNO)には、印刷画像生成処理(S101)に戻る。一方、フォーム登録指示がある場合(S104のYES)には、フォーム登録処理を行った後(S105)、印刷画像生成処理(S101)に戻る。登録されたフォームは、フォーム部46に保持される。
次に、図6から図8を用いて、本実施形態にかかる画像形成装置1の作用効果について説明する。
図6は本実施形態にかかる画像形成装置1による印刷結果を示す説明図である。図7は従来の画像形成装置による印刷結果を示す説明図である。図8は本実施形態にかかる画像形成装置1によるフォーム印刷結果を示す説明図である。
図6のように、ユーザがコピージョブを行う際、原橋台カバー12を開け、原稿台2上に原稿3を載せると、操作パネル6により設定された印刷プロパティに基づいて生成された印刷画像Pの透過画像が、原稿画像Rに重ね合わせられて生成された合成画像Qがディスプレイ8に表示される。ここで、透過画像とは、他の画像と重ね合わせられたときに、相手側の画像を隠さずに完全に表示させるような画像のことをいう。
ユーザは、ディスプレイ8で合成画像Qを確認し、印刷画像Pが原稿画像Rと一致していない場合には操作パネル6の印刷設定値や原稿位置を修正し、正しい印刷画像Pに修正し終わったらコピーを開始することになる。
以下、コンビニエンスストア等に配置された画像形成装置1を例に挙げて、ユーザが原稿3のコピーを行う場合の手順について更に詳しく説明する。本例では、ユーザが原稿台2上にA4の原稿3を横置きに配置したものの、A4の用紙13がプリンタ5の給紙カセット内で縦置きに配置されていた場合について説明する。
図6を参照して、まず、ユーザは、コインベンダ9にコインを投入し、原稿台カバー12を開けて原稿台2上に、A4の原稿3を横置きに配置し(図6(A)参照)、さらに操作パネル6を操作して所望の印刷設定を行う。すると、原稿台2の下方に配置されたCCDセンサ7から画像情報部42を介して原稿画像情報が主制御部32に送信されると共に、操作パネル6により設定された印刷設定値が入力部45を介して主制御部32に送信される。そして、主制御部32から印刷画像制御部33に原稿画像情報および印刷設定値が受け渡される。印刷画像制御部33は、画像処理部34に、原稿画像情報および印刷設定値をパラメータとして受け渡し、印刷画像の透過画像を生成する。さらに、画像処理部34は、生成された印刷画像の透過画像と原稿画像情報とを重ね合わせて合成画像を生成する。こうして生成された合成画像は表示部44に受け渡され、ディスプレイ8に表示される。
このように、ディスプレイ8には、実際の原稿画像Rと印刷出力される印刷画像Pの透過画像とが重ねて表示されるため、ユーザは実際の原稿画像Rと印刷画像Pとを比較することが可能となる(図6(B)参照)。すなわち、ユーザは、ディスプレイ8に表示された印刷画像Pを見れば、用紙13が給紙トレイ内で縦置きに配置されていることに容易に気付き得ることになる。
そして、ユーザが原稿台2上に横置きに載せていたA4の原稿3の向きを縦置きに変更するか、もしくはA4横置きの用紙13が給紙されるように印刷設定を変更すれば、予想外のコピーミスを回避することができる(図6(C)参照)。
その後、上記の手順により再度合成画像が生成されるが、実際の原稿画像Rと印刷画像Pとが一致すれば、ミスなくコピーが行われることになる。コピー終了後には、ユーザは原稿台2上から原稿用紙3を取り出し、原稿カバー12を閉めてコピージョブを終了する。
一方、図7を参照すると、従来の画像形成装置には、原稿台2上に載せられた原稿3に合わない用紙13が指定された場合に(図7(A)(B)参照)印刷画像を常に表示するシステムが存在しないため、ユーザは設定ミスに気付かず、コピーを失敗してしまう(図7(C)参照)。
本実施形態にかかる画像形成装置1によれば、図2および図6(B)のように、原稿台カバー12の裏面に搭載されたディスプレイ8によって、実際の原稿画像Rと印刷画像Pの両方をユーザの目前に表示することができる。これにより、ユーザの印刷設定ミスがあった場合でも、コピー開始前に設定ミスを発見し易くなり、その場で印刷設定の修正を行うことが可能となるので、予想外のコピーミスを回避することができる。
このように、常に原稿の設置位置が正しいかを確認できるため、名刺やカードなどの定形外の原稿を複数並べて配置するような場合も、ディスプレイ8を見ながら容易にコピーを行うことができる。
また、図8のように、本実施形態にかかる画像形成装置1によれば、登録したフォームFの画像を更に合成してディスプレイ8に表示することも可能となる。図8の例は、原稿を挿入するための枠23を有するフォームFに、名刺やカード等の小さい原稿24を配置した例である。
図8を参照して、まず、ユーザは、コインベンダ9にコインを投入し、原稿台カバー12を開けて原稿台2上に、A4の登録用フォームFを縦置きに配置し(図8(A)参照)、さらに操作パネル6を操作して所望の印刷設定を行う。すると、原稿台2の下方に配置されたCCDセンサ7から原稿画像情報が主制御部32に送信されると共に、操作パネル6により設定された印刷設定値が主制御部32に送信される。そして、主制御部32から印刷画像制御部33に原稿画像情報および印刷設定値が受け渡される。印刷画像制御部33は、画像処理部34に、原稿画像情報および印刷設定値をパラメータとして受け渡し、印刷画像を生成する。さらに、画像処理部34は、生成された印刷画像と原稿画像情報とを重ね合わせて合成画像を生成する。こうして生成された合成画像は表示部44に受け渡され、ディスプレイ8に表示される。このときの印刷画像は、原稿画像であるフォームFと一致しているため、ディスプレイ8にはフォームFのみが表示されることになる。
次に、ユーザは、操作パネル6から“フォーム登録”の項目を選択し、フォームFを登録する。登録したフォームFはスキャナ4により読み込まれ、その画像情報はRAM40のフォーム部46に登録される。
その後、ユーザは再度原稿台カバー12を開けてフォームFを取り除き、操作パネル6から“フォーム使用”の項目を選択する。すると、RAM40のフォーム部46から表示部44ヘフォームFの画像情報が受け渡され、画像処理部34により生成された合成画像に更に重ね合わせられてディスプレイ8に表示される。ただし、このときの原稿台2には原稿が載せられていないため、ディスプレイ8にはフォームFのみが表示されることになる(図8(A)参照)。
次に、ユーザはディスプレイ8に表示されたフォームFに合わせて原稿24を原稿台2上に配置する(図8(B)参照)。すると、原稿台2の下方に配置されたCCDセンサ7から原稿画像情報が主制御部32に送信されると共に、操作パネル6により設定された印刷設定値が主制御部32に送信される。
そして、主制御部32から印刷画像制御部33に原稿画像情報および印刷設定値が受け渡される。印刷画像制御部33は画像処理部34に、原稿画像情報および印刷設定値をパラメータとして受け渡し、印刷画像を生成する。続いて、画像処理部34は、生成された印刷画像と原稿画像情報とを重ね合わせて合成画像を生成し、さらに、合成画像にフォームFの画像情報を重ね合わせてフォーム合成画像を生成する。こうして生成されたフォーム合成画像は表示部44に受け渡され、表示部44がフォーム合成画像をディスプレイ8に表示する(図8(B)参照)。
このようにディスプレイ8に表示されたフォーム合成画像により、ユーザはディスプレイ8を見ながら原稿24の配置を修正することが可能である。原稿24の配置が修正されると、上記の手順で再度フォーム合成画像が生成され、原稿24がフォームFの枠23に上手く収まれば、ミスなくコピーが行われることになる。なお、コピー終了後にユーザは原稿台2上から原稿23を取り出し、原稿カバー12を閉めてコピージョブを終了する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ユーザ設定に基づく印刷画像と実際の原稿画像とを重ねてディスプレイ8に表示することができるので、ユーザはディスプレイ8を見ながら原稿位置または印刷設定を変更することで、コピーミスを容易に防止することができる。
なお、コピーミスの例としては、1)原稿3の位置合わせを間違えることにより、原稿3がずれて必要な部分が切れてしまう場合、2)原稿3に対し、自動選択された用紙やユーザが選択した用紙が合わず、必要な部分が切れてしまう場合、3)直前に使用したユーザの設定が残ったままリセットせずに印刷してしまい、予期せぬ拡大や縮小、不適切なサイズの用紙での印刷になってしまう場合、4)FAXのロール紙等を原稿3として用い、原稿台カバー12を閉めた際に原稿3が丸まって折れてしまう場合などが挙げられる。しかし、これらの場合でも、本実施形態にかかる画像形成装置1によれば、印刷画像Pを確認しながらの原稿3の位置合わせを行うことができるので、これらのコピーミスを容易に回避することができる。
また、図2のように、ユーザが見やすいように原稿台カバー12の裏面に配設された薄型のディスプレイ8に実物大の合成画像Qを表示することで、ユーザは特別な動作を行わずとも容易に印刷設定のミスに気付くことができる。このことから、操作を学習した熟練者でなくとも、直感的にコピーミスを防ぐことが可能となる。
そして、原稿台2上に複数の原稿を並べ重ねてコピーする際には、印刷画像Pを確認しながらの位置合わせが可能になる。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記の実施形態では、図2のようにCCDセンサ7を原稿台2の下方の略中心部に配置しているが、本発明はこれに限定されず、CCDセンサ7を原稿台2の下方の空間の周囲に配置し、横方向や斜め方向から原稿3を撮影し、画像補正を行って、ディスプレイ8に表示するように構成してもよい。
また、CCDセンサ7の位置を2点や4点などの複数点に配置し、画像合成してディスプレイ8に表示する構成を採用することにより、原稿台2の下方のスキャナ4や他のセンサなどの配置や形状に拘らずにCCDセンサ7を設置することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、ディスプレイ8に印刷設定画面を表示するように構成したが、ディスプレイ8に表示する情報は任意に変更することができる。たとえば、コピー時やエラー時のナビゲーションの表示、広告の表示、地図等のインターネット画面の印刷などにディスプレイ8の表示を利用することにより、利便性を向上させることができる。また、ディスプレイ8に表示する画像は、必ずしも原稿の実物大でなくてもよい。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態にかかる画像形成装置の要部を示す概念図である。 本実施形態にかかる画像形成装置による処理を示すフローチャートである。 本実施形態にかかる画像形成装置による印刷画像生成処理を示すフローチャートである。 本実施形態にかかる画像形成装置によるCCD画像処理を示すフローチャートである。 本実施形態にかかる画像形成装置による印刷結果を示す説明図である。 従来の画像形成装置による印刷結果を示す説明図である。 本実施形態にかかる画像形成装置によるフォーム印刷結果を示す説明図である。
符号の説明
1 画像形成装置、
2 原稿台、
3 原稿、
4 スキャナ、
5 プリンタ、
6 操作パネル、
7 CCDセンサ、
8 ディスプレイ、
10 制御装置、
12 原稿台カバー、
30 ROM、
40 RAM、
46 フォーム部、
F フォーム、
P 印刷画像、
Q 合成画像、
R 原稿画像。

Claims (6)

  1. 原稿を読み取って出力するための画像形成装置において、
    原稿台に載置された原稿を撮影するための撮影部と、
    前記撮影部で撮影した撮影画像にユーザにより設定された印刷条件を適用した印刷画像を生成するための印刷画像生成部と、
    前記撮影画像に前記印刷画像の透過画像を重ね合わせた合成画像を生成するための画像合成部と、
    前記合成画像を表示するための表示部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示部は、前記撮影画像および前記印刷画像の実物大表示を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記原稿台に載置された原稿を覆うための開閉自在なカバーを更に有し、
    前記表示部は、前記カバーの前記原稿に臨む表面上に配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記撮影部はCCDセンサであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の画像形成措置。
  5. 前記印刷条件は用紙サイズであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、フォーム画像を登録するためのフォーム部を更に有し、
    前記フォーム画像を使用する指示があった場合には、前記画像合成部は、前記合成画像にフォーム画像を更に重ね合わせたフォーム合成画像を生成し、
    前記表示部は、前記フォーム合成画像を表示することを特徴とする請求項のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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