JP5010062B2 - 医用画像管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医用画像をディジタルデータで保管し、CRT、モニタ装置等の表示装置を備えた医用診断を目的とした医用画像管理システム(PACS;Picture Archiving and Communication System)に関し、特に医用画像が付帯する診断上のステータス情報の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、フィルムに撮影画像を写し込む従来のCT装置を有する病院の放射線部門において、放線技師は検査依頼表に従ってCT装置のコンソールを操作して患者の部位を正確に、かつ鮮明に撮影しようとする。
【0003】
しかし、常に撮影に成功するとは限らない。このような場合には、一般には失敗した医用画像(以下撮像画像という)はフィルムに写し込まないか又は失敗した撮影画像をフィルムに写し込んだときは、そのフィルムを破棄し、撮影に成功したフィルムのみを袋に入れて医師に渡していた。このとき、袋又はフィルムには読影医による診断結果が書き込まれて渡される。
【0004】
このような手作業による撮影画像のフィルム渡しに代わって、近年はモダリティであるCT装置の撮影画像がデジタル化され、このデジタル化された撮影画像をネットワークを介してワークステーションに転送して読影させる医用画像管理システム(PACS)が登場している。以下に、このシステムを、図を用いて説明する。
【0005】
図8は従来の医用画像管理システムの概略構成図である。図8の医用画像管理システムはネットワーク1にモダリティ装置であるCT装置2とサーバ3と読影用のワークステーション4a、4b、4c、……を接続し、CT装置2が被検体を撮影する毎に、その撮影画像(スライス画像)をサーバ3にリアルタイムで送信して保管させる。
【0006】
そして、観察者である読影医がワークステーション4aを操作してサーバ3に保管されているスライス画像を転送させて画面に表示し、この画面の映像から診断を行っていた。この診断においては、読影医が所望の部位を強調表示するために階調を調整していた。
【0007】
さらに、読影医以外の他の医師はワークステーション4a以外のワークステーションを操作してサーバ3から所望の撮影画像を転送させて画面に表示させて観察する場合もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ワークステーションを使用する読影医にとっては、表示されている医用画像が既に診断の確定(Authorized)した画像であるかを知る手段がなかったという課題があった。
【0009】
また、一般に読影医がモダリティ装置からの医用画像を診断する場合、医用画像のステータスは診断確定前の画像(Original)から診断確定済(Authorized)に変化する。医用画像を保管するサーバはそのステータスの変化を管理しなければならない。さらに、画像を保管するサーバ上には、読影医が診断確定(Authorized)した時の条件、すなわち、「診断に使用した種々の条件」、つまり、階調の条件やアノテーション等も保管することも望ましい。
【0010】
ところが、ワークステーションとサーバとが一般に独立して別の装置、別の場所に存在し、かつこれらのワークステーション上に同じ医用画像の複写が存在するので、この処理をそれぞれ同期して行わなければならないという課題があった。
【0011】
さらに、自動的にモダリティ装置からPACS(医用画像管理システム)に転送された場合は、モダリティ装置で撮影に失敗された画像まで転送されて、PACSのサーバに自動的に保管されて、複数のワークステーションにもこの撮影に失敗した医用画像が転送されてしまう。
【0012】
このため、サーバにおける失敗した医用画像を削除する作業と、各ワークステーションにおける失敗した医用画像を削除する作業または削除されるべき画像であることを示すことという課題があった。
【0013】
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、サーバと読影医のワークステーションとが互いに同期をとって、互いのデジタル化された撮影画像がどのような意味を持つ画像かを管理する医用画像管理システムを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の医用画像管理システムは、医用画像診断装置と複数の表示装置とをネットワークで結び、医用画像診断装置で得られた被検体の医用画像をデジタル保存し、この医用画像を表示装置に送出し、当該システムを構成する各装置間で医用画像をステータスで管理する医用画像管理システムである。
【0015】
そして、診断確定前の原画像であることを示すステータス情報を付帯させて医用画像の原画像を記憶する手段と、表示装置からの転送要求に応じて、原画像を複写した複写画像を生成し、診断確定前の複写画像であること示すステータス情報を付帯させたうえで当該複写画像を表示装置に転送する手段と、複写画像の診断が確定したことを知らせるステータス変更要求が表示装置から送信された場合に、当該複写画像の複写元である原画像に付帯されているステータス情報を診断確定済みの原画像であることを示すように変更する手段と、読影医によって操作されたウィンドウ条件、部位及び画面サイズのうち少なくとも一つを含んだ画面情報が前記ステータス変更要求とともに前記表示装置から送信される場合に、当該画面情報を前記ステータス情報に対応させて記憶部に登録する手段と、原画像のステータス情報が変更された場合に、当該原画像を複写した複写画像に付帯されているステータス情報を診断確定済みの複写画像であることを示すように変更することを指示するステータス変更通知を表示装置に送信する手段とを有することを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>
図1,図2は本実施の形態の医用画像管理システムの概念図である。本システムは、CT装置2で撮影された被検体の原画像Aiがネットワーク1を介して転送される毎に、サーバ10がファイル11に保管する。
【0017】
そして、サーバ10とワークステーション12,13とは互いに画像をステータスで管理する機能を備え、サーバ10が読影医のワークステーション12に医用原画像Ai(以下原画像Aiという)を複写した複写医用画像(複写原画像Ci)を転送した後は、互いにこの転送に同期させてそれぞれの画像のステータスを変更して管理することで、ワークステーション上における医用画像(複写)が読影前又は読影後かを知るようにしたものである。
【0018】
このサーバ10におけるステータスDiは、表1に示すように、Original、Authorized Original、Deleted、を備える。ワークステーション12,13におけるステータスDiiは、OriginalCopy、Authorized Copy、Deletedを備える。また、図3で示すようにサーバ10およびワークステーション12,13と互いに画像をステータスで管理する機能を備えていないワークステーション14は、サーバ10またはワークステーション12,13から送信される複写医用画像のステータスDiiはNOT Specifiedになる。
【0019】
【表1】
また、表1においては、ファイルのアクセス権限を示しており、ステータスDiがOriginalにされている原画像Aiに対しては読影医のみがRead、Deleteを行うことが許可されていることを示す。
【0020】
そして、サーバ10、ワークステーション12、他のワークステーション13は表2に示す通知のやりとりを行って、互いの画像のステータスを更新する。
【0021】
【表2】
そして、図1に示すサーバ10は、CT装置からの原画像Aiをファイル11に保管し、この保管に伴って、原画像Aiの付帯情報Bi(患者ID、撮影年月、時刻等)に原画像であることを示すステータスDi(Original;サーバ上の原画像に対するステータス)を付加して保管する。
【0022】
そして、サーバ10は読影医のワークステーション12から原画像Aiの転送指示があると、この原画像Aiを複写した複写原画像Ciと付帯情報Biと原画像Aiの複写であることを示すステータスDii(Original Copy)をワークステーション12に転送する。
【0023】
ワークステーション12は、サーバ10からの複写原画像Ciを画面8に表示すると共に、原画像の複写であることを示すステータスDii(Original Copy)と付帯情報Biを表示する。
【0024】
そして、ワークステーション12側は、画面8の複写原画像Ciの診断結果が読影医(一般には放射線科医)によって入力されると、サーバ10に対して複写原画像Ciの読影が終わったことを知らせる通知(診断確定画像変更要求通知Wkbという)を送信する。サーバ10は診断確定画像変更要求通知Wkbを受信すると原画像AiのステータスDi(Original)を診断確定済を示すステータスDi(Authorized)に変更し、さらに、互いに画像をステータスで管理する機能を備えているワークステーション12とワークステーション13に対し、複写原画像CiのステータスDii(Original Copy)を、診断が確定した複写原画像であることを示すステータスDii(Authorized Copy;ワークステーション側の複写原画像に対するステータス)に変更する通知(診断確定画像通知SWkb)を送信する。診断確定画像通知SWkbを受信したワークステーションは該当する複写原画像Ciがあれば、ステータスDiiをAuthorized Copyに変更する。
【0025】
また、図2に示すワークステーション12は、複写原画像Ciが読影医によって撮影が失敗した画像と判断され、その失敗した複写原画像Ciが読影医によって削除されると、複写原画像Ciを削除したことを示す通知(以下複写画像削除要求通知Wkcという)を送信する。サーバ10は複写画像削除要求通知Wkcを受信すると原画像AiのステータスDi(Original)を削除を示すステータスDi(Deleted)に変更し、さらに、互いに画像をステータスで管理する機能を備えているワークステーション12とワークステーション13に対し、複写原画像CiのステータスDii(Original Copy)を、削除を示すステータスDii(Deleted)に変更する通知(複写画像削除通知SWkc)を送信する。複写画像削除通知SWkcを受信したワークステーションは該当する複写原画像Ciがあれば、ステータスDiiをDeletedに変更する。
【0026】
さらに、システム全体としてステータス管理を行わないワークステーション14へ複写原画像を送信する場合は、サーバ10およびワークステーション12,13は画像のステータスDiiがいずれであっても、診断には無関係な画像であることを示すステータス(NOT Specified)にして送信する(図3)。
【0027】
このとき、送信側は受信側のワークステーション番号やパスワードを確認し、ステータス管理を行わないワークステーションかを確認する手段を用いて行っている。
【0028】
すなわち、本システムのサーバ10は、CT装置で得られた被検体の医用画像に対して当該サーバ10で管理するステータス情報(Original)を付帯させて保管し、この複写医用画像Ciをワークステーション12に転送して、そのワークステーション12からの医用画像のステータス変更要求(Authorized 、Deleted)の通知に伴って、当該サーバ10で管理する医用画像のステータス情報Diを、その通知の変更内容に基づいて変更(Authorized Original、Deleted)した後に、医用画像のステータス情報Diが変更されたことを示すステータス変更通知をワークステーション12、13に転送する。
【0029】
一方、ワークステーション12は、サーバ10からの複写医用画像Ciを画面に表示すると共に、この複写医用画像Ciのステータス情報Diiを管理し、画面の複写医用画像Ciの読影結果の入力に伴って、複写医用画像Ciのステータス変更のため、サーバ10に対して医用画像のステータス変更要求(Authorized 、Deleted)を通知し、サーバ10からの複写医用画像のステータス変更通知に従って当該ワークステーションの複写医用画像のステータス情報Diiを変更する。
【0030】
(本発明に係わるサーバ10の構成)
サーバ10は図4に示すように、外部装置との通信を制御して、外部に指定のデータを送信又は外部からのデータを受信するデータ送受信部15と、データ送受信部15が受信したCT装置からの原画像Ai、付帯情報Biを所定の形式でファイル11に保管すると共に、原画像Aiであることを示すステータスDiを付加して記憶する画像保管制御部16と、データ送受信部15が受信したデータから通知Wki、ワークステーション番号Wi、付帯情報Bi等を取得する通知取得部17とを備えている。
【0031】
また、通知取得部17が取得した通知Wkiの種類を判定し、この判定結果を後述する相手先判定部19、ステータス更新部20及びステータス変化通知部21に知らせる通知種類判定部18と、通知取得部17が取得したワークステーション番号Wiと使用者IDより相手先が読影医のワークステーション又は他の医師のワークステーションからかのデータかを判定し、この判定結果をステータス更新部20及びステータス変化部21に知らせる相手先判定部19とを備えている。
【0032】
さらに、ステータスDiを通知種類判定部18及び相手先判定部19の判定結果に基づいて更新するステータス更新部20と、通知種類判定部18からの通知の種類が転送要求を示しているとき通知取得部17の画像要求データFi(患者ID、撮影年月日、時刻等)に対応するファイル11の原画像Ai及び付帯情報Biを複写して要求のあったワークステーションに転送させる画像転送部23とを備えている。
【0033】
(サーバの詳細説明)
前述の通知種類判定部18は 通知取得部17からのワークステーション側からの通知WKiの種類を判定する。例えば、この通知WKiが複写原画像Ciの転送又は原画像Aiに対する診断が終わったことを示すステータスの変更させる通知(ワークステーション側の診断確定画像変更要求通知Wkb;Authorized)、或いは削除したことを示す通知(ワークステーション側の複写画像削除要求通知Wkc;Deleted)の時に、その通知Wkiを受付ける。
【0034】
また、ワークステーションからの通知Wkiを受け付けたときは、その通知Wkiの種類をステータス更新部20、相手先判定部19及びステータス変化通知部21に知らせる。
【0035】
相手先判定部19は、通知取得部17からの通知Wkiに付加されている使用者コードが本システムにおいて使用が許可されている医師のものかを判断し、使用が許可されている使用者コードの場合は画像転送部23に転送許可を与えると共に、使用者コードが読影医(放射線科医)のものかどうかを判断し、その判定結果をステータス更新部20及びステータス変化通知部21に知らせる。
【0036】
前述のステータス更新部20は、相手先判定部19が通知先の相手が読影医と判定し、かつ通知種類判定部18が読影が終わった画像であることを示すステータスに変更させる通知(ワークステーション側からの診断確定画像変更要求通知Wkb)であるときは、ワークステーション側から送信された付帯情報Biに対応するファイル22のステータスDiをAuthorized Orignalに更新する。画像要求データFiが示すワークステーションに対してAuthorized Copyに変化させる通知(診断確定画像通知SWkb)を行う。
【0037】
また、ステータス更新部20は、相手先判定部19が相手先が読影医で、通知種類判定部19がその通知Wkiが原画像Aiも削除を要求する通知(ワークステーション側からの複写画像削除要求通知Wkc)のときは、その通知と一緒にワークステーション側から送信された付帯情報Biに対応するファイル16のステータスDiをDeletedに更新する。ステータス変化通知部21は、画像要求データFiが示すワークステーションに対してdeletedに変化させる通知(複写画像削除通知SWkc)を行う。
【0038】
画像転送部23は、図示しない転送指示部を備え、この転送指示部が相手先判定部19が転送を許可したときに画像を転送させる。つまり、ワークステーション12に対して優先的に撮影画像を転送させる。又は、他のワークステーション13からの転送があると、その転送要求を受け付けて転送させる。この転送には、通知取得部17が抽出した付帯情報Bi又は画像要求情報Fiに対応するファイル11の原画像Ai及び付帯情報Biを複写し、その通知を行ったワークステーションに複写原画像Ciと付帯情報BiとステータスDiiに複写画像であることを示すステータスセットし転送させる。
【0039】
一方、読影医側のワークステーション12は、図5に示すように、外部装置との通信を制御して、外部に指定のデータを送信又は外部からのデータを受信するデータ送受信部25と、データ送受信部25からのサーバ10の複写原画像Ciと付帯情報Biとを画面13の表示形式に変換して画像化する画像化部26と、データ送受信部25が受信したデータから通知SWki、付帯情報Bi等を取得する通知取得部27とを備えている。
【0040】
さらに、画像化部26によって複写原画像Ci及び付帯情報Biが画面13に表示されたとき、通知種類判定部28の通知SWkiに基づいてステータスDiiを更新するステータス更新部29とを備えている。
【0041】
このステータス更新部29は、画面13の複写原画像Ciに対する診断結果が読影結果設定部30によって設定されると、ステータス変化通知部31に付帯情報Biと変化したステータスDiiを伝える。また、ステータス変化通知部31は、ステータス変化通知部28から画面13の付帯情報Biを読み、ステータス更新部29によって更新されたその付帯情報BiのステータスDiiを付帯情報Biと共に転送させるステータス変化通知部31と、画像転送要求指示と患者IDと撮影年月日、時刻等が入力すると、これらの入力データを画像転送要求情報Fiとしてデータ送受信部25によりサーバ10に送信させる画像要求部32と、画面13に表示している複写原画像Ciと付帯情報Biとを要求のあった他のワークステーションに転送する画像転送部33とを備えている。
【0042】
(ワークステーションの説明)
前述の通知種類判定部28は 通知取得部27からのサーバ10側からの通知SWKiの種類を判定する。例えば、この通知SWKiが複写原画像Ciの診断確定(SWkb)かどうかを判定し、複写画像Ciの付帯情報Biをステータス更新部29及びステータス変化部31に知らせる。
【0043】
ステータス更新部29は、サーバ10が通知SWkiを通知してきたときは、その付帯情報Biに対応するステータスDiiを更新する。
【0044】
また、読影医が画面13の複写原画像Ciに対する読影が終わって、その結果をキーボード又はマウス(図示せず)によって入力したときは、読影結果設定部30がステータス更新部29にその読影結果を設定する。この設定に伴って、ステータス変化通知部31はWkbを送信指示する。
【0045】
さらに、読影医が画面13の撮影を削除すると、ステータス変化通知部31はWkcを送信指示する。
【0046】
次に、ステータス変化通知部31は、ステータス更新部29がステータスDiを更新する毎に、付帯情報と共にサーバ10又は他のワークステーションに通知Wkiを行う。
【0047】
例えば、読影が終わった画像であることを示すステータスに変更させる通知(ワークステーション側からの読影終了通知Wkb)、この通知によってサーバ10は送信された付帯情報Biに対応するファイル22のサーバ上のステータスDiをAuthorized Orignalに更新する。
【0048】
また、ステータス更新部29のステータスDiiがDeletedのときは、複写画像削除通知Wkcを送信する。これによってサーバ10は、その通知と一緒にワークステーション側から送信された付帯情報Biに対応するファイル22ステータスDiをDeletedに更新する。
【0049】
すなわち、本システムはサーバとワークステーションとが画像をステータスで管理し、互いに画像に対する何らかの処置を施したときに互いに同期をとって互いに管理しているステータスを変更している。
【0050】
従って、ワークステーションでは医用画像がどのようなステータスをもった画像かを確認できるので、例えば読影前のものか又は読影後のものか等を容易に知ることができる。
【0051】
<実施の形態2>
図6は実施の形態2のサーバの概略構成図である。図7は実施の形態2のワークステーションの概略構成図である。図6に示すように、サーバ10には画面情報記憶制御部24を備える。この画面情報記憶制御部24は、ワークステーション12からの画面13の階調などのウインドウ条件、画面サイズ、部位等の画面情報GiをステータスDiに対応させて登録する。
【0052】
また、ワークステーション12には画面設定情報転送部35を備え、この画面設定情報転送部35が、読影医によって操作されたウインドウ条件、部位、画面サイズ等をステータス変化通知部31がステータスの変化の通知を行うときに同時に転送させる。
【0053】
従って、他のワークステーションの医師がサーバ10の患者の複写原画像Ciを見たときは、この複写原画像が既に読影が終わった画像で、かつどのような画面条件で読影したかが分かるので、他のワークステーションの医師は読影医と同じ条件を設定して、その患者の複写原画像を確認できる。このため、読影医と他の医師とで同じ診断結果とさせることが可能となる。
【0054】
なお、上記実施の形態では、読影医のワークステーションに対してサーバ10がステータスの同期をとると説明したがシステムマネージャとなるワークステーションにステータスを持ち、このワークステーションとサーバとがステータスの変化の同期をとるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明の医用画像管理システムによれば、サーバが画像診断装置で得られた医用画像をステータス情報を付帯させて保管し、この複写医用画像をワークステーションに転送して、そのワークステーションからの医用画像のステータス変更要求の通知に伴って、その通知の変更内容に基づいて変更し、ワークステーションがサーバのステータス情報の変更に同期して、そのワークステーションのステータス情報を更新する。
【0056】
このため、互いの医用画像がどのような意味を持つ画像かを正確に管理することができるという効果が得られている。
【0057】
特に、読影医の特定のワークステーションのみに複写原画像を転送するので、保管された撮影画像に対して複数の読影結果が存在するということが無くなるという効果が得られている。
【0058】
また、読影医のワークステーションと同期をとってステータスを管理することができると共に、読影医以外の医師のステータス管理の機能を装備しないワークステーションにはステータスを含まない(Not Specified)画像のみを転送させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の医用画像管理システムの概念図である。
【図2】本実施の形態の医用画像管理システムの概念図である。
【図3】本実施の形態の医用画像管理システムの概念図である。
【図4】本実施の形態1のサーバの概略構成図である。
【図5】本実施の形態1の所定のワークステーションの概略構成図である。
【図6】本実施の形態2のサーバの概略構成図である。
【図7】本実施の形態2の所定のワークステーションの概略構成図である。
【図8】従来の医用画像管理システムの概略構成図である。
【符号の説明】
10 サーバ
15 データ送受信部
17 通知取得部
19 相手先判定部
20 ステータス更新部
21 ステータス変化通知部
Claims (5)
- 医用画像診断装置と、読影医によって用いられる複数の表示装置とをネットワークで結び、前記医用画像診断装置で得られた被検体の医用画像をデジタル保存し、この医用画像を前記表示装置に送出し、当該システムを構成する各装置間で前記医用画像をステータスで管理する医用画像管理システムであって、
診断確定前の原画像であることを示すステータス情報を付帯させて前記医用画像の原画像を記憶する画像記憶手段と、
前記表示装置からの転送要求に応じて、前記画像記憶手段によって記憶されている原画像を複写した複写画像を生成し、診断確定前の複写画像であること示すステータス情報を付帯させたうえで当該複写画像を前記表示装置に転送する画像転送手段と、
前記複写画像の診断が確定したことを知らせるステータス変更要求が前記表示装置から送信された場合に、当該複写画像の複写元である原画像に付帯されているステータス情報を診断確定済みの原画像であることを示すように変更するステータス変更手段と、
読影医によって操作されたウィンドウ条件、部位及び画面サイズのうち少なくとも一つを含んだ画面情報が前記ステータス変更要求とともに前記表示装置から送信される場合に、当該画面情報を前記ステータス情報に対応させて記憶部に登録する記憶制御手段と、
前記ステータス変更手段によって前記原画像のステータス情報が変更された場合に、当該原画像を複写した複写画像に付帯されているステータス情報を診断確定済みの複写画像であることを示すように変更することを指示するステータス変更通知を前記表示装置に送信する変更通知送信手段と
を有することを特徴とする医用画像管理システム。 - 前記表示装置から送信されるステータス変更要求には、前記複写画像の状態を変更する操作を行った利用者を識別する利用者識別情報が含まれており、
前記ステータス変更手段は、前記ステータス変更要求に含まれる利用者識別情報が前記複写画像の状態を変更する権限を有する利用者のものであった場合のみ、前記原画像のステータス情報を変更することを特徴とする請求項1記載の医用画像管理システム。 - 前記変更通知送信手段は、前記ネットワークに接続されている全ての表示装置に対して前記ステータス変更通知を送信することを特徴とする請求項1又は2記載の医用画像管理システム。
- 前記表示装置は、前記ステータス情報を付帯させて前記複写画像を管理し、当該複写画像の読影結果を入力する操作を受け付けた場合に、診断が確定したことを示すステータス変更要求を送信することを特徴とする請求項1、2又は3記載の医用画像管理システム。
- 前記表示装置から前記ステータス変更要求が送信された場合に、当該ステータス変更要求によって行われる変更の種類を判定する通知種類判定手段をさらに備え、
前記ステータス変更手段は、前記通知種類判定手段によって判定された変更の種類が、読影が終わった画像であることを示すステータスに変更させる内容である場合、又は前記原画像を削除する内容である場合に、前記原画像のステータス情報を変更することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の医用画像管理システム。
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