JP3339737B2 - 医用画像保管通信システム - Google Patents

医用画像保管通信システム

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JP3339737B2
JP3339737B2 JP32042693A JP32042693A JP3339737B2 JP 3339737 B2 JP3339737 B2 JP 3339737B2 JP 32042693 A JP32042693 A JP 32042693A JP 32042693 A JP32042693 A JP 32042693A JP 3339737 B2 JP3339737 B2 JP 3339737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用画像保管通信シス
テムに係り、とくに医用画像の配送と検査に関するリス
トの作成とを自動的に制御する医用画像保管通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医用画像保管通信システムは、例
えばX線診断装置、X線CT、MRIなどの各種の医用
画像診断装置の出力側に、通信回線を介して接続され
る。この医用画像保管通信システムは、画像データを受
信して保管する画像保管装置と、その画像データを表示
する端末装置と、端末装置への画像データ配送等を制御
する自動配送制御装置とを備えた構成となっている。
【0003】ここで、上述の医用画像保管通信システム
を装備した病院の放射線科の運用状況について説明す
る。病院の放射線科は、内科、外科、小児科などの一般
診療科からレポート用紙、カルテ、検査依頼票などを介
して検査依頼を受けて、医用画像診断装置で検査を行な
っている。この結果、医用画像診断装置で発生した画像
データは、医用画像保管通信システム内で管理されるこ
とになる。
【0004】まず、画像保管装置は、医用画像診断装置
で発生した画像データを受信すると、そのデータを保管
するとともに、端末装置が画像データを要求してくる
と、画像保管装置から画像データを配送させるようにな
っている。
【0005】次いで、放射線科の医師は、端末装置上に
表示される患者リストの中から、検査依頼を受付けた順
番で、読影の対象となる患者を選択すると、その患者の
画像データが表示される。この患者リストは、病院のコ
ンピュータ上で患者を特定し識別するために便宜上設け
る患者ID番号の順に管理されている。
【0006】なお、上述の検査及び読影の対象となる患
者の中で、とくに緊急を要する患者については、通常の
患者よりも優先的に検査及び読影を行なう必要があるた
め、一般の病院では、検査依頼票などに、例えば”緊
急”の印を押して緊急の患者を管理している。そして、
放射線科では、受付順に並んでいる検査依頼票の中か
ら、上述の”緊急”の印の押されたものがあるか否かを
確認し、緊急を要する患者の検査及び読影の順番を医師
自ら決定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の医用画像保管通信システムにあっては、患
者リストの作成及び表示を患者ID順だけで管理する構
成であったために、以下のような不都合が生じていた。
【0008】例えば、医師が検査受付順に読影しようと
すると、患者リストの中から対象患者を選択する必要が
あった。また、検査にかかる時間はまちまちで、検査受
付順と検査終了順が一致しないこともあるため、医師が
検査受付順に読影しようとすると、受付は早くても検査
の終えていない対象患者を選択したり、あるいは検査を
早く終えた患者の読影開始が遅れることもあった。さら
に、緊急を要する患者については、医師自らが読影の順
序を調整しているため、作業が繁雑になり、医師が読影
作業に入るまでに時間を要することもあった。
【0009】このように、緊急患者を考慮に入れた読影
順序の決定や対象患者の選択に時間を掛けてしまうと、
医師は読影自体に専念できないこともあり、しかも、対
象患者の読影が終わるまで一般診療科で待機している場
合は、この患者の待ち時間が長くなることもあった。
【0010】本発明は、上述した従来技術の問題を考慮
してなされたもので、端末装置上で画像の読影を行なう
ときに、読影の順序決定に気を遣わないで、対象患者の
選択を容易に、且つ効率良く行なうことができる医用画
像保管通信システムを提供することを、目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ために、請求項1記載の発明に係る医用画像保管通信シ
ステムは、医用画像診断装置により生成される画像デー
タを保管する画像保管装置と、前記画像データを表示す
る端末装置とを備え、前記画像データを前記画像保管装
置から前記端末装置へ緊急に配送するか、通常に配送す
るかの情報を検査状況ファイルデータの緊急フラグとし
て記録する情報記録手段と、前記画像データが前記画像
保管装置に登録されたときの登録時刻を記録する登録記
録手段と、前記登録時刻と前記検査状況ファイルデータ
の緊急フラグに基づいて、前記登録時刻の早い順に、且
つ緊急に配送する前記画像データを通常に配送する前記
画像データよりも優先的に配送させるように配送順序を
決定する順序決定手段と、この順序決定手段により決定
された配送順序に従って前記画像データを前記画像保管
装置から前記端末装置へ配送するように指示を出す配送
指示手段と、この配送指示手段により配送指示が出され
た時刻を記録する配送記録手段と、前記検査状況ファイ
ルデータの緊急フラグと前記配送指示時刻とに基づい
て、前記端末装置上で、検査に関するリストの配列順序
を決定し、その配列順序に従って当該リストを表示させ
るリスト作成表示手段と、このリスト作成表示手段によ
り表示された前記リストから選択された前記画像データ
を前記端末装置に表示させる画像表示手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明では、前記リス
トに表示されたデータを、このリストから削除する削除
手段を備えている。
【0013】
【作用】請求項1記載の医用画像保管通信システムにあ
っては、情報記録手段が画像データを緊急に配送するか
否かの情報を記録するとともに、登録記録手段が画像デ
ータの登録時刻を記録し、順序決定手段により上述の情
報と登録時刻とに基づいて、登録時刻の早い順に、且
つ、緊急に配送する画像データを通常に配送する画像デ
ータよりも優先的に配送させた配送順序が決定される。
この配送順序に従って、配送指示手段により画像保管装
置から端末装置へ画像データを配送するように指示が出
され、この指示時刻が配送記録手段により記録される。
次いで、リスト作成表示手段が上述の情報と指示時刻に
基づき、検査に関するリストの作成及び表示を行なわ
せ、画像表示手段によりこのリストから選択することに
よって、これに相当する画像データが端末装置上に表示
される。
【0014】また、請求項2記載の医用画像保管通信シ
ステムでは、削除手段により、リストに表示されたデー
タが削除され、これにより、必要のあるデータだけがリ
ストに表示される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る医用画像保管通信システ
ムの一実施例を図1〜9に基づき説明する。
【0016】図1に示す医用画像保管通信システム1
は、例えばX線診断装置、X線CT、MRI等の複数の
医用画像診断装置(以下、モダリティ2a、2b及び2
cという)の出力側に、ネットワーク3a、3b及び3
cを介して接続される。この医用画像保管通信システム
1は、画像データ保管用の複数の画像保管装置(以下、
FS4a及び4bという)と、画像データの配送を制御
する自動配送制御装置5と、画像データの表示を行なう
端末装置(以下、読影WS6a及び6bという)とを備
えている。そして、FS4a及び4bの各々(以下、F
S4の符号で代表させる)、自動配送制御装置5、読影
WS6a及び6bの各々(以下、読影WS6の符号で代
表させる)の各装置は、その各々がネットワーク7を介
して接続されている。また、このネットワーク7には、
医用画像保管通信システム1の外部に設置される放射線
科情報管理システム(以下、RIS8という)が接続さ
れている。
【0017】FS4は、例えばFS4内の各部を制御す
るCPUと、制御用データを格納するメモリと、外部か
らの情報が入力される情報入力部と、画像データを保管
する磁気ディスクや光ディスク等の記憶媒体と、ネット
ワーク用のインターフェイス等を有しており、これらの
ハード構成によりシステム1外部のモダリティ2a、2
b及び2cの各々(以下、モダリティ2の符号で代表さ
せる)で新しく発生した画像データをネットワーク7を
介して登録すると同時に、自動配送制御装置5へ登録通
知の信号をネットワーク7を介して出力するようになっ
ている。また、自動配送制御装置5からネットワーク7
を介して配送指示の信号を受信すると、画像データをネ
ットワーク7を介して読影WS6へ配送するようになっ
ている。
【0018】自動配送制御装置5は、例えば装置内の各
部を制御するCPUと、制御用データを格納するメモリ
と、ネットワーク用のインターフェイス等を有してお
り、これらのハード構成によって図2に示す機能上の各
部が得られる。つまり、FS4から画像データの登録通
知を受信する画像管理情報受信部9(本発明の登録記録
手段の要部を成す)と、画像データの配送を制御する配
送制御部10(本発明の情報記録手段、順序決定手段、
配送制御手段、配送記録手段の要部を成す)と、患者リ
ストの作成を行なう患者リスト生成部11(本発明のリ
スト作成表示手段、画像表示手段、削除手段の要部を成
す)とを備えている。
【0019】画像管理情報受信部9は、FS4からネッ
トワーク7を介して画像データの登録通知を受信する
と、登録時刻、FS4の分類番号、検査ID、患者ID
等の配送情報を配送制御部10に送信する。
【0020】配送制御部10は、画像管理情報受信部9
から上述の配送情報を受信するとともに、予めRIS8
等の外部装置からネットワーク7を介して患者ID、患
者名、検査ID、緊急度の情報等を含んだ検査依頼情報
を受信し、さらに読影WS6からネットワーク7を介し
て読影終了の通知を受信して、2種類のデータ、即ち検
査状況ファイルデータ12と、配送指示キューデータ1
3とを作成するようになっている。そして、上述の2種
類のデータを基にして、配送順序を決定し、画像データ
配送の指示信号をネットワーク7を介してFS4へ送信
する。
【0021】患者リスト生成部11は、読影WS6から
ネットワーク7を介して患者リスト送付の要求を受信す
ると、配送制御部8で登録された検査状況ファイルデー
タ12を参照して、このデータ12の中から配送指示済
みで且つ未読影と判断されるデータ12を検索し、この
検索したデータ12をネットワーク7を介して読影WS
6に送信する。
【0022】読影WS6は、例えば装置内の各部を制御
するCPUと、患者リスト及び画像データの表示を行な
う表示部、制御用データを格納するメモリ及び画像デー
タを一時的に格納する画像メモリと、外部からの情報が
入力される情報入力部と、ネットワーク用のインターフ
ェイス等を有しており、これらのハード構成により患者
リスト生成部11との間で患者リストの基になる検査状
況ファイルデータ12をネットワーク7を介して送受信
し、このデータ12を参照にして並べ換えを行なって、
患者リストの作成及び表示を行なうようになっている。
そして、表示された患者リストの先頭の患者から順に手
動で選択すると、FS4からネットワーク7を介してす
でに配送されている当該画像データを表示させるように
なっている。また、読影が終了すると、読影終了用のキ
ー又はボタンを押すことにより、ネットワーク7を介し
て配送制御部10へ読影終了通知が送信される。
【0023】ここで、自動配送制御装置5内の配送制御
部10で作成及び登録される検査状況ファイルデータ1
2及び配送指示キューデータ13の一例について図3〜
6に基づき説明する。なお、ここでは便宜上、緊急度は
緊急と通常の2種類とする。
【0024】検査状況ファイルデータ12は、図3に示
すように、検査ID、患者ID、患者名、緊急フラグ、
配送指示時刻、読影フラグ、配送フラグ等の分類項目か
ら形成されており、その内、検査ID、患者ID、患者
名、緊急フラグの各項目については、上述の検査依頼情
報を受信したときに記録されるようになっている。この
内、緊急フラグKFは、例えば緊急検査の場合にKF=
1、通常検査の場合にKF=0の2値情報に変換され、
記録されている。配送指示時刻は、FS4に配送指示の
信号を出力したときに記録され、これと同時に配送フラ
グHFが、例えば未配送時のHF=0から配送指示時の
HF=1に書き換えられる。さらに、読影フラグDF
は、読影WS6から読影終了通知を受信したときに、未
読影時のDF=0から読影済みのDF=1に書き換えら
れて記録される。
【0025】配送指示キューデータ13は、図4に示す
ように、検査ID、患者ID、配送指示FS番号、配送
先WS番号、緊急フラグ等の分類項目から形成されてお
り、上述の画像登録時に配送情報を受信して、1検査ご
とに記録されている。
【0026】上述の配送情報のデータが登録されると、
図5に示す処理により配送優先順序が決定される。つま
り、ステップ50にて配送情報通知が受信されると、ス
テップ51にて検査状況ファイルデータ12内の該当検
査の緊急フラグを参照にし、対象検査が緊急扱いか通常
扱いかが判断される。次いで、ステップ51にて緊急扱
い、即ち緊急フラグKF=1と判断される場合は、ステ
ップ52で配送指示キューデータ11が配送指示キュー
の先頭領域に積まれ、これに対して、ステップ51で通
常扱い、即ち緊急フラグKF=0と判断される場合は、
ステップ53で配送指示キューデータ11が配送指示キ
ューの後尾領域に積まれるようになる。
【0027】このステップ50〜53の処理が一定時間
内に繰り返し行なわれると、配送指示キューは、全体と
して先頭領域には緊急扱いの配送指示キューデータ13
が登録時刻順に積まれ、同様に後尾領域には通常扱いの
配送指示キューデータ13が登録時刻順に積まれるよう
になる。
【0028】上述の状態で、図6に示す処理により配送
指示が出される。つまり、ステップ54にて、配送指示
キューの先頭に積まれた配送指示キューデータ13から
順に配送指示が出され、ステップ55でその配送指示時
刻が検査状況ファイルデータ12に登録されると、ステ
ップ56で配送指示の出された配送指示キューデータ1
3が配送指示キューから削除される。
【0029】次に、自動配送制御装置5内の患者リスト
生成部11と読影WS6との間で行なわれる患者リスト
の送付及び作成状況の処理について図7に基づき説明す
る。
【0030】まず、図7に示すように、ステップ60に
て読影WS6から患者リスト生成部11へ、ある一定時
間ごとに患者リスト要求の通知が送信される。次いで、
ステップ61にて患者リスト生成部11が上述の通知を
受信すると、ステップ62で1検査ごとに検査状況ファ
イルデータ12が読み出され、ステップ63にてすべて
の検査の読み出しが終了したかどうかが判定される。
【0031】ステップ63にて検査読み出しが終了して
いないと判断されると、ステップ64にて、該当する検
査状況ファイルデータ12内の読影フラグDHが未読影
時のDH=0で、かつ配送フラグHFが配送指示済みの
HF=1となる条件を満たしている検査状況ファイルデ
ータデータ12だけが通信バッファにセットされる。次
いで、ステップ62に戻り、ステップ63で読み出し終
了と判断されるまで、ステップ62〜64の処理が繰り
返される。
【0032】そして、ステップ63にて読み出し終了と
判断されると、ステップ64の処理にて通信バッファに
セットされた検査状況ファイルデータ12だけが、ステ
ップ65にて読影WS6へ送信される。次いで、ステッ
プ66にて読影WS6が上述のデータ10を受信する
と、ステップ67でそのデータ12内の緊急フラグ及び
配送指示時刻が参照され、そのデータ12の並べ換えが
行なわれる。そして、ステップ68にて検査状況ファイ
ルデータ12内の数値、記号の一部が、わかりやすい言
葉、例えば検査IDに対応するモダリティ2の名前や、
緊急フラグに対応する緊急か通常かの言葉等に変換さ
れ、読影WS6の表示部に患者リストとして表示され
る。
【0033】次に、図8及び図9を参照にして全体の動
作を説明する。
【0034】まず、4人の患者A、B、C、Dがある一
定時間内に放射線科の検査を受けたとする。なお、患者
B、Dの検査は緊急検査で、この2人は一般診療科にも
どって待機しているとする。
【0035】最初に、4人の患者の画像データは、検査
終了時にモダリティ2からFS4にネットワーク3を介
して登録される。画像データを受信したFS4は、モダ
リティ2で新たに画像データが発生したことをネットワ
ーク7を介して自動配送制御装置5内の画像管理情報受
信部9に通知する。この通知を受けて、画像管理情報受
信部9は、画像登録時刻及び配送情報を配送制御部10
に送信する。
【0036】例えば、4人の患者の画像登録時刻は、患
者A=9:00、患者B=9:00、患者C=8:5
0、患者D=9:08であった。また、4人の患者の検
査依頼情報は、予めRIS8等の外部装置から自動配送
制御装置5へ送信されており、例えば、4人の患者の緊
急か否かの情報が、患者A=通常、患者B=緊急、患者
C=通常、患者D=緊急であった。
【0037】次いで、配送情報を受信した配送制御部1
0で、4人の患者の画像データが登録された時刻順に、
検査状況ファイルデータ12及び配送指示キューデータ
11の登録が行なわれ、検査状況ファイルデータ12内
の緊急フラグKFが参照されて、配送指示キューデータ
13が配送指示キューに積みこまれる。例えば、患者B
は緊急フラグKF=1で緊急と判断され、配送指示キュ
ーの先頭に積みこまれる。
【0038】この時点で配送指示キューに積まれたデー
タ13は患者Cだけなので、配送指示キューの順、即ち
患者Cだけ配送指示が出され、その配送指示時刻、即ち
患者C=8:56が検査状況ファイルデータ12内に登
録されるとともに、配送指示キュー内に積まれた患者C
のデータ13が配送指示キューから削除される。
【0039】次いで、次の配送指示が出される前に、残
り3人について、登録時刻順に検査状況ファイルデータ
12内の緊急フラグが参照されて、その配送指示キュー
データ13が画像登録時刻順に配送指示キューに積みこ
まれる。つまり、患者AはKF=0で通常と判断されて
配送指示キューの後尾に積まれ、患者BはKF=1で緊
急と判断されて配送指示キューの先頭に積まれ、患者D
はKF=1で緊急と判断されて配送指示キューの先頭の
患者Bの次に積まれる。
【0040】この状態で、配送指示キューの先頭から
順、つまり、患者B、患者D、患者Aの順に配送指示が
出される。そして、各々の配送指示時刻、即ち患者B=
9:03,患者A=9:05,患者D=9:11が検査
状況ファイルデータ10内に登録されるとともに、配送
指示キュー内に積まれた各々のデータ13が配送指示キ
ューから削除される。
【0041】上述の時点で、例えば検査状況ファイルデ
ータ12は図8に示すように登録されている。つまり、
患者Cについては、すでに読影WS6で患者リストを要
求した医師による読影が終了しているため、検査状況フ
ァイルデータ12内の患者Cに該当する読影フラグがD
F=1となっている。
【0042】ここで、読影WS6から再度、患者リスト
の要求が送信されたとする。この要求を受信した患者リ
スト生成部11では、検査状況ファイルデータ12の検
索が開始され、配送が完了してまだ読影の終わっていな
いデータ12、即ち配送フラグHF=1及び読影フラグ
DF=0の両方の条件を満たしているデータ12の検索
が行なわれる。ここで、上述のように患者Cのデータ1
2は読影フラグDF=1であるため、検索されず、上述
の条件を満たしている患者A、B、Dの各データ12が
各々検索される。次いで、検索されたデータ12は読影
WS6へ配送される。
【0043】上述のデータ12を受信した読影WS6内
では、緊急フラグKF及び配送指示時刻が参照され、そ
のデータ12の並び換えが行なわれる。例えば、KF=
1のデータ12が上段側に配送時刻順に並べられ、KF
=0のデータ12が下段側に配送時刻順に並べられる。
そして、並べ換えの終了したデータ12は、患者リスト
に変換されて、表示部に表示される。この場合の患者リ
ストは、例えば図9に示すように、緊急扱いで配送時刻
の早い患者Bが先頭に表示され、次いで患者D、患者A
の順番に並んでいる。つまり、すでに読影が終了した患
者Cのデータ12は表示されないことになる。
【0044】次いで、患者リストの先頭の患者Bから順
番に、該当する画像データが表示部に表示されて読影が
行なわれる。このときに、読影を行なう医師は、検査受
付順に患者を選択したり、検査が終了していない患者を
選択したり、緊急扱いの患者の順番を変更したり等の読
影前の作業を必要としないで、読影WS6に表示された
患者リストの先頭の患者から順番に選択するだけでよく
なっている。
【0045】読影が終了すると、読影終了通知が送信さ
れて、配送制御部10内で検査状況ファイル12内の読
影フラグDFがDF=1に更新される。このため、次に
患者リストの要求が受信されても、患者リスト生成部1
1内でこのデータ12は検索されず、患者リストに表示
されなくなる。
【0046】以上の手順で、ある一定時間ごとに患者リ
ストの要求が行なわれると、ある一定時間内に検査を終
え、読影を必要とする複数の患者のリストが、緊急扱い
か否かの情報と検査終了時刻を考慮に入れて、読影すべ
き順番に並ぶように自動的に作成されるようになる。こ
のため、読影を行なう医師は、患者の選択順序に気を遣
わないで、すぐに読影作業が開始可能となる。従って、
読影前の患者の選択時間が短縮可能となり、その結果と
して一般診療科で待機している患者の待ち時間も短縮さ
れる。さらに、読影の終わった患者はリストから削除さ
れるため、リストを見るだけで、残りの読影数や緊急か
否かの情報が容易に確認でき、残りの仕事量の把握や時
間配分の調整等が容易となる。
【0047】なお、上記の実施例では、患者リストとし
ているが、この患者リストを検査に関するリストとして
もよい。
【0048】またなお、上記の実施例では、緊急度の情
報を緊急と通常の2種類としたが、この緊急度の情報を
多種類にして、緊急度の高いものを優先的に配送するよ
うに設定することも十分可能である。
【0049】また、上記の実施例では、読影WSから患
者リストの要求を一定時間ごとに手動で行なっている
が、これに対して、自動配送制御装置から自動的にある
一定時間ごとに患者リスト作成用の検査状況ファイルデ
ータを送るようにしてもよい。
【0050】或いは、一定時間に限定されるものでな
く、例えば患者リストに変化が起きた時点等の適宜な時
間で送るようにしてもよい。
【0051】またなお、上記の実施例では、自動配送制
御装置と読影WSの間で患者リスト作成用の検査状況フ
ァイルデータを送受信する構成としたが、本発明は必ず
しもこの構成に限定されない。
【0052】例えば、自動配送制御装置と、この装置に
接続される制御用端末との間で、検査状況ファイルデー
タを送受信する構成としてもよい。この場合、制御用端
末に表示される患者リストの順番を基にして、読影WS
の患者一覧の中から対象患者を選択させることも可能と
なる。
【0053】さらに、FSから読影WSに、検査状況フ
ァイルデータと同様の情報を記録させたデータを送信す
る構成としてもよい。この場合、FSは画像データのヘ
ッダ部分に上記実施例の検査状況ファイルデータと同様
の画像付帯情報、例えば検査終了時刻や制御用フラグ等
のデータを記録し、画像データに加えてこの画像付随デ
ータを読影WSに送信する。読影WSでは、自動配送制
御装置からデータを受信しなくても、この画像付随デー
タを基に、読影WS内で患者リストを作成することも十
分可能となる。
【0054】また、上記の実施例では、検査状況ファイ
ルデータの一部の情報(緊急フラグ等)を外部装置(R
IS等)から自動配送制御装置に送信するとしたが、こ
れに対して、自動配送制御装置に手動で入力可能なイン
ターフェイスを接続し、このインターフェイスを使って
検査状況ファイルデータの一部の情報を自動配送制御装
置に入力してもよい。
【0055】或いは、予め検査状況ファイルデータの一
部の情報を画像データの一部として、モダリティの各々
或いは外部装置(RIS等)等からFSに送信してお
き、FSから自動配送制御装置に検査状況ファイルデー
タの一部の情報を画像登録通知に加えて送信してもよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る医用画像保管通信システムにあっては、緊急扱
いか否かの情報と検査終了時に相当する画像登録時刻と
に基づいて、画像データの配送順序を決定させ、この順
序に従って配送指示を出させ、この配送指示時刻と緊急
扱いか否かの情報とに基づいて、患者リストを自動的に
作成させ、この患者リストから選択させて、その患者の
画像データを表示させる構成としたため、緊急患者を考
慮に入れた読影の順序決定に気を遣わないで、対象患者
の選択を容易に、且つ効率良く行なうことができる。
【0057】また、請求項2記載の発明に係る医用画像
保管通信システムにあっては、患者リストから必要のな
くなった患者のデータが削除される構成としたため、患
者リストだけで残りの読影数や緊急か否かの情報が容易
に確認でき、残りの仕事量の把握や読影の時間配分等の
調整が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る医用画像保管通信シス
テムの位置づけを示す全体の構成図。
【図2】実施例に係る医用画像保管通信システム内の自
動配送制御装置の構成を示す機能ブロック図。
【図3】検査状況ファイルデータの一例を示す図。
【図4】配送指示キューデータの一例を示す図。
【図5】自動配送制御装置内の配送制御部における配送
優先順序決定の処理例を示すフローチャート。
【図6】自動配送制御装置内の配送制御部における配送
指示の処理例を示すフローチャート。
【図7】自動配送制御装置内の患者リスト生成部と読影
用端末装置との間で行なわれる患者リストの処理例を示
すフローチャート。
【図8】実施例の動作に係る検査状況ファイルデータの
一例を示す図。
【図9】実施例の動作に係る患者リストの一例を示す
図。
【符号の説明】
1 医用画像保管通信システム 5 自動配送制御装置 7 ネットワーク 9 画像管理情報受信部 10 配送制御部 11 患者リスト生成部 12 検査状況ファイルデータ 13 配送指示キューデータ
フロントページの続き (56)参考文献 加畑峻他,中規模病院におけるトータ ル医用画像管理システム−小平記念病院 東京日立病院の導入事例,日立評論, 日本,日立評論社,1991年11月25日、第 73巻,第11号,p.45−48 林剛司他,健診・健康管理用アプリケ ーションパッケージを利用した産業医療 トータルシステム,日立評論,日本,日 立評論,1991年11月25日,第73巻,第11 号,p.49−54 川上潤司,北海道大学医学部付属病 院:病院内の画像を一元管理、診察を迅 速に且つ正確に,日経コンピュータ,日 本,日経BP社,1991年 4月 8日, 第250号,p.108−116 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 126 G06F 13/00 351

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医用画像診断装置により生成される画像
    データを保管する画像保管装置と、前記画像データを表
    示する端末装置とを備えた医用画像保管通信システムに
    おいて、 前記画像データを前記画像保管装置から前記端末装置へ
    緊急に配送するか、通常に配送するかの情報を検査状況
    ファイルデータの緊急フラグとして記録する情報記録手
    段と、 前記画像データが前記画像保管装置に登録されたときの
    登録時刻を記録する登録記録手段と、 前記登録時刻と前記検査状況ファイルデータの緊急フラ
    グに基づいて、前記登録時刻の早い順に、且つ緊急に配
    送する前記画像データを通常に配送する前記画像データ
    よりも優先的に配送させるように配送順序を決定する順
    序決定手段と、 この順序決定手段により決定された配送順序に従って前
    記画像データを前記画像保管装置から前記端末装置へ配
    送するように指示を出す配送指示手段と、 この配送指示手段により配送指示が出された時刻を記録
    する配送記録手段と、 前記検査状況ファイルデータの緊急フラグと前記配送指
    示時刻とに基づいて、 前記端末装置上で、検査に関するリストの配列順序を決
    定し、その配列順序に従って当該リストを表示させるリ
    スト作成表示手段と、 このリスト作成表示手段により表示された前記リストか
    ら選択された前記画像データを前記端末装置に表示させ
    る画像表示手段とを備えたことを特徴とする医用画像保
    管通信システム。
  2. 【請求項2】 前記リストに表示されたデータを削除す
    る削除手段を備えた請求項1記載の医用画像保管通信シ
    ステム。
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加畑峻他,中規模病院におけるトータル医用画像管理システム−小平記念病院 東京日立病院の導入事例,日立評論,日本,日立評論社,1991年11月25日、第73巻,第11号,p.45−48
川上潤司,北海道大学医学部付属病院:病院内の画像を一元管理、診察を迅速に且つ正確に,日経コンピュータ,日本,日経BP社,1991年 4月 8日,第250号,p.108−116
林剛司他,健診・健康管理用アプリケーションパッケージを利用した産業医療トータルシステム,日立評論,日本,日立評論,1991年11月25日,第73巻,第11号,p.49−54

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