JP2003180636A - 画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number
JP2003180636A
JP2003180636A JP2001380913A JP2001380913A JP2003180636A JP 2003180636 A JP2003180636 A JP 2003180636A JP 2001380913 A JP2001380913 A JP 2001380913A JP 2001380913 A JP2001380913 A JP 2001380913A JP 2003180636 A JP2003180636 A JP 2003180636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
information
medical
image processing
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001380913A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Komiya
悠司 小宮
Haruyuki Toda
治幸 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001380913A priority Critical patent/JP2003180636A/ja
Publication of JP2003180636A publication Critical patent/JP2003180636A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像生成装置で設定した画像の処理情報を再
度設定することなく受信した医用画像を最適にして表示
できる画像処理装置、画像処理装置と画像生成装置等を
接続した医用ネットワークシステム、画像処理方法、画
像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを
格納した記憶媒体を提供する。 【解決手段】 この画像処理装置2は、画像生成装置1
からネットワーク10を経由して送信される医用画像情
報とその医用画像情報に関する付帯情報とを含む画像フ
ァイルを受信し、受信した画像ファイルの付帯情報に基
づいて画像表示の形態を決定し、決定された画像表示形
態により医用画像を表示し、表示された医用画像につい
て画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用画像を表示す
る画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理
方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプロ
グラムを格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医用画像情報を生成する放射線画
像撮影装置等の画像生成装置では、設定情報によりその
画像情報の画像表示形態を決定する一方、画像生成装置
からその画像情報を受信し画像情報の処理を行い画像表
示をする画像処理装置では、画像情報の受信後、画像情
報毎に画像表示形態を指定していた。
【0003】ところが、上述のような従来の画像処理装
置によれば、画像生成装置側で設定した画像表示処理の
情報を再度設定しなければならならず、二度手間にな
り、操作が重複し煩雑であった。また、この画面表示形
態を操作者がその都度決定しなければならず、効率的で
はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題に鑑み、画像生成装置等の入力元で設定した画
像の処理情報を再度設定することなく受信した医用画像
を最適にして表示することが可能な画像処理装置、この
画像処理装置と画像生成装置等をネットワークで接続し
た医用ネットワークシステム、及び画像処理方法を提供
することを目的とする。
【0005】また、画像表示処理の設定などが画像毎に
自動で行われ画像処理及び画像確認を効率的に行うこと
が可能な画像処理装置、この画像処理装置と画像生成装
置等をネットワークで接続した医用ネットワークシステ
ム、及び画像処理方法を提供することを目的とする
【0006】更に、上述の画像処理方法の実行のための
プログラム及びプログラムを格納した記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による画像処理装置は、外部から送信される
医用画像情報とその医用画像情報に関する付帯情報とを
含む画像ファイルを受信し画像処理を行う画像処理装置
であって、前記受信した画像ファイルの付帯情報に基づ
いて画像表示の形態を決定する手段と、前記決定された
画像表示形態により前記医用画像を表示する手段と、を
備えることを特徴とする。
【0008】この画像処理装置によれば、外部の画像生
成装置等から受信した画像ファイルの付帯情報により画
像表示の形態を決定し、その医用画像を表示することが
できるので、画像生成装置等の入力元で設定した画像の
処理情報を再度設定することなく受信した医用画像を最
適にして表示することができ、その最適に表示した画像
で画像処理を行うことができる。
【0009】この場合、前記付帯情報が送信側での画像
処理により決定された医用画像における関心領域情報を
含み、前記表示手段に前記関心領域を表示するように構
成できる。また、前記付帯情報が送信側での画像処理に
より決定された医用画像における関心領域情報を含み、
前記表示手段に前記関心領域内の医用画像を表示するよ
うに構成できる。また、前記付帯情報が送信側での画像
表示形態情報を含み、前記表示手段に前記画像表示形態
と同一の画像形態により医用画像を表示するように構成
できる。
【0010】また、本発明による別の画像処理装置は、
外部から送信される医用画像情報とその医用画像情報に
関する付帯情報とを含む画像ファイルを受信し画像処理
を行う画像処理装置であって、画像表示形態を決定する
複数の条件ファイルを保持する手段と、前記受信した画
像ファイルの付帯情報に基づいて前記複数の条件ファイ
ルから一つの条件ファイルを決定する手段と、前記決定
された条件ファイルで規定された画像表示形態で医用画
像を表示する手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】この画像処理装置によれば、外部の画像生
成装置等から受信した画像ファイルの付帯情報に基づい
て複数の条件ファイルから決定された条件ファイルで規
定された画像表示形態で医用画像を表示するので、画像
表示処理の設定などが画像毎に自動で行われ画像処理及
び画像確認を効率的に行うことができる。
【0012】また、上述の各画像処理装置では前記画像
ファイルは放射線画像撮影装置から受信するようにでき
る。また、前記表示手段に表示された医用画像に対する
操作入力によりその医用画像に関する画像データを外部
の例えば画像サーバや画像出力装置へ転送するように構
成できる。
【0013】また、本発明による医用ネットワークシス
テムは、医用画像情報を生成する画像生成装置と、前記
画像生成装置からネットワークを経由して送信される前
記医用画像情報とその医用画像情報に関する付帯情報と
を含む画像ファイルを受信し画像処理を行う画像処理装
置と、を含む医用ネットワークシステムであって、前記
画像処理装置は、前記受信した画像ファイルの付帯情報
に基づいて画像表示の形態を決定する手段と、前記決定
された画像表示形態により前記医用画像を表示する手段
と、を備えることを特徴とする。
【0014】この医用ネットワークシステムによれば、
画像処理装置において画像生成装置からネットワークを
介して受信した画像ファイルの付帯情報により画像表示
の形態を決定し、その医用画像を表示することができる
ので、画像生成装置で設定した画像の処理情報を再度設
定することなく受信した医用画像を最適にして表示する
ことができ、その最適に表示した画像で画像処理を行う
ことができる。
【0015】この場合、前記付帯情報が前記画像生成装
置での画像処理により決定された医用画像における関心
領域情報を含み、前記画像処理装置の前記表示手段に前
記関心領域を表示するように構成できる。また、前記付
帯情報が前記画像生成装置での画像処理により決定され
た医用画像における関心領域情報を含み、前記画像処理
装置の前記表示手段に前記関心領域内の医用画像を表示
するように構成できる。
【0016】また、前記付帯情報が前記画像生成装置で
の画像表示形態情報を含み、前記画像処理装置の前記表
示手段に前記画像表示形態と同一の画像形態により医用
画像を表示するように構成できる。
【0017】また、本発明による別の医用ネットワーク
システムは、医用画像情報を生成する画像生成装置と、
前記画像生成装置からネットワークを経由して送信され
る前記医用画像情報とその医用画像情報に関する付帯情
報とを含む画像ファイルを受信し画像処理を行う画像処
理装置と、を含む医用ネットワークシステムであって、
前記画像処理装置は、画像表示形態を決定する複数の条
件ファイルを保持する手段と、前記受信した画像ファイ
ルの付帯情報に基づいて前記複数の条件ファイルから一
つの条件ファイルを決定する手段と、前記決定された条
件ファイルで規定された画像表示形態で医用画像を表示
する手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】この医用ネットワークシステムによれば、
画像処理装置において画像生成装置からネットワークを
介して受信した画像ファイルの付帯情報に基づいて複数
の条件ファイルから決定された条件ファイルで規定され
た画像表示形態で医用画像を表示するので、画像表示処
理の設定などが画像毎に自動で行われ画像処理及び画像
確認を効率的に行うことができる。
【0019】また、上述の各医用ネットワークシステム
では、前記画像生成装置は放射線画像撮影装置とするこ
とができ、また、前記画像処理装置の前記表示手段に表
示された医用画像に対する操作入力によりその医用画像
に関する画像データを前記ネットワークを経由して例え
ば画像サーバや画像出力装置に転送するように構成でき
る。
【0020】また、本発明による画像処理方法は、外部
から送信される医用画像情報とその医用画像情報に関す
る付帯情報とを含む画像ファイルを受信するステップ
と、前記受信した画像ファイルの付帯情報に基づいて画
像表示の形態を決定するステップと、前記決定された画
像表示形態により前記医用画像を表示するステップと、
前記表示された医用画像について画像処理を行うステッ
プと、を含むことを特徴とする。
【0021】この画像処理方法によれば、外部の画像生
成装置等から受信した画像ファイルの付帯情報により画
像表示の形態を決定し、その医用画像を表示することが
できるので、画像生成装置等の入力元で設定した画像の
処理情報を再度設定することなく受信した医用画像を最
適にして表示することができ、その最適に表示した画像
で画像処理を行うことができる。
【0022】この場合、前記付帯情報が送信側での画像
処理により決定された医用画像における関心領域情報を
含み、前記関心領域を表示することができる。また、前
記付帯情報が送信側での画像処理により決定された医用
画像における関心領域情報を含み、前記関心領域内の医
用画像を表示することができる。
【0023】また、前記付帯情報が送信側での画像表示
形態情報を含み、前記画像表示形態と同一の画像形態に
より医用画像を表示することができる。
【0024】また、本発明による別の画像処理方法は、
外部から送信される医用画像情報とその医用画像情報に
関する付帯情報とを含む画像ファイルを受信するステッ
プと、画像表示形態を決定する複数の条件ファイルを保
持するステップと、前記受信した画像ファイルの付帯情
報に基づいて前記複数の条件ファイルから一つの条件フ
ァイルを決定するステップと、前記決定された条件ファ
イルで規定された画像表示形態で医用画像を表示するス
テップと、前記表示された医用画像について画像処理を
行うステップと、を含むことを特徴とする。
【0025】この画像処理方法によれば、外部の画像生
成装置等から受信した画像ファイルの付帯情報に基づい
て複数の条件ファイルから決定された条件ファイルで規
定された画像表示形態で医用画像を表示するので、画像
表示処理の設定などが画像毎に自動で行われ画像処理及
び画像確認を効率的に行うことができる。
【0026】また、上述の各画像処理方法では、前記画
像ファイルは放射線画像撮影装置から受信するようにで
き、また、前記表示された医用画像に対する操作入力に
よりその医用画像に関する画像データを外部の例えば画
像サーバや画像出力装置へ転送するようにできる。
【0027】また、本発明によるプログラムは、上述の
各画像処理方法をコンピュータにおいて実行させるため
のプログラムである。このプログラムによりコンピュー
タで上述の画像処理方法を実行させることができる。
【0028】また、本発明による記録媒体は、前記プロ
グラムを格納したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体
である。この記憶媒体に記憶され格納されたプログラム
をコンピュータが読み出して上述の画像処理方法を実行
することができる。記憶媒体としては、光ディスク、光
磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、ハードディ
スク等であってよいが、これらに限定されず、これらの
記憶媒体から読み出されて記憶するRAM等の揮発性メ
モリ等も含む。
【0029】なお、上述の関心領域とは、表示された医
用画像において診断や検査等の対象になる特定の部位を
示す領域をいう。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態の
医用ネットワークシステムについて図面を用いて説明す
る。図1は本発明の実施の形態による医用ネットワーク
システムの構成を示す図である。
【0031】図1の医用ネットワークシステムは、被写
体(患者)の放射線画像情報が記録された輝尽性蛍光体
パネルを励起光で走査して発光させ、その光を光電変換
して画像情報を得るCR(computed radiography)の撮像
モダリティにより医用画像を生成する医用画像生成装置
1と、医用画像生成装置1から画像ファイルを入力し、
その画像の確認及び画像処理を実施した後に画像情報を
出力する医用画像処理装置2と、パーソナルコンピュー
タ(パソコン)やワークステーション等からなり、放射
線科医師が画像を参照し診断を行うための複数の診断用
端末3、4とを備える。
【0032】図1の医用ネットワークシステムは更に、
パソコンやワークステーション等からなり画像データベ
ースに画像ファイルを保管するとともに診断用端末3、
4から画像を検索し読み出すことができる画像サーバ5
と、医用画像生成装置1または医用画像処理装置2から
の画像データをフィルムや紙等の記録媒体に可視画像と
して出力するイメージャ(画像出力装置)6とを備え
る。ネットワーク10を介して各装置1〜6がオンライ
ン接続され、情報を互いに送信しかつ受信できるように
なっている。
【0033】次に、図1の医用画像生成装置1に関する
次の事項A〜Iを順に詳細に説明する。 A.装置構成 B.情報 C.ファイル D.主な情報の入力・表示 E.予約手順 F.撮影手順 G.転送 H.出力画像の形成 I.ユーティリティの機能
【0034】A.装置構成 図2は医用画像生成装置1の構成を示すブロック図であ
り、図4は図2のコントローラの構成を示すブロック図
である。
【0035】a.図2に示すように、医用画像生成装置
1は、被写体(患者)の放射線画像情報が蓄積され記録
される輝尽性蛍光体パネルからの読み取り情報をデジタ
ル画像データに変換して得る放射線画像入力装置(リー
ダ)11と、放射線画像撮影システム全体の動作を制御
するコントローラ12と、CRTディスプレイまたは液
晶パネル等からなりリーダ11で得られたデジタル画像
データを表示するための画像表示装置13とを備える。
なお、医用画像生成装置1は、更に別のリーダ11aを
備えてよく、複数のリーダを含むことができる。また、
入力キーボードやマウス等の情報入力装置を含む。
【0036】b.コントローラ12は、ユーザ(放射線
撮影技師)が操作するマンマシンインターフェイスを構
成し、医用画像生成装置1の全体を制御する。図4に示
すように、コントローラ12は、リーダ11,11aか
ら画像データを受信し補正処理をリアルタイムで行う読
取制御部36と、ハードディスクやRAM等から構成さ
れ読取制御部36からの画像ファイル等の各種情報を記
憶し保存する保存部31と、画像ファイル中の画像情報
について画像処理を行う画像処理部32と、外部に出力
するための出力画像を形成する出力画像形成部33と、
画像確認のために画像処理し縮小画像を表示装置13に
表示させる画像確認処理部35と、各部分31〜33、
35及び表示装置等を含む装置全体の動作を制御する主
制御装置34とを含む。
【0037】c.コントローラ12は、詳細には、次の
各動作〜を行う。 ユーザが撮影予約の操作をする。 ユーザが撮影の操作をする。 リーダ11、11aにより読み取られた画像データを
受信する。 画像データを保存部31に一時保存する。 画像処理部32で画像処理を実施する。 出力画像形成部33で出力画像を形成する。 ネットワーク10を介して画像サーバ5等の外部装置
へ転送する。
【0038】B.情報 医用画像生成装置1が取り扱う情報は以下の5つに分類
できる。
【0039】a.撮影情報 X線撮影をし、画像データを得て、画像ファイルとして
画像サーバ5等の外部装置へ出力するための情報であ
る。
【0040】撮影情報には次の情報が含まれる。 (a)リーダ読取条件 リーダ11,11aでの読取方法に関する情報、すなわ
ち、読取領域、読取画素サイズ、読取感度等である。 (b)X線装置情報 X線撮影装置がネットワーク10にオンライン接続され
ていて図1のシステムから制御できる場合の制御情報、
すなわち、X線管電圧、X線管電流、X線照射時間、照
射領域等である。 (c)画像処理情報 画像処理部32での画像データの画像処理における階調
処理、周波数処理に関する情報である。 (d)出力装置情報 画像データを再生し出力する外部の図1の診断用端末
3,診断用端末4,画像サーバ5,イメージャ6等のよ
うな出力装置に関する情報であり、出力装置毎に出力領
域、拡大縮小率、出力フォーマット(マルチフォーマッ
ト、分割撮影フォーマット)、オーバーレイ、階調処理
及び周波数処理の有無等の情報を指定する。 (e)オーバーレイ情報 AP/PA・R/L・コメント等のオーバーレイの有無
・位置等の情報である。 (f)特殊指定に関する情報 プロテクトの情報:画像転送後も、プロテクトを外すま
で画像ファイルを保存部31に保存する。 保留(ペンディング)の情報:転送を保留する。後で画
像を見直してから転送したい場合に指定する。 優先(緊急)の情報:緊急撮影の場合など優先的に転送
したい場合に指定する。キューの先頭に登録される。
【0041】b.患者情報 患者に関する情報であり、次の情報が含まれる。 (a)患者ID情報 患者ID番号、氏名、性別、生年月日等である。 (b)オーダー情報 医師がX線撮影依頼をする情報であり、患者の状態に関
する情報、検査依頼に関する日時・方法の指示等であ
る。
【0042】c.撮影実施情報 X線撮影した結果に関する情報であり、次の情報が含ま
れる。 (a)撮影結果 撮影日時、撮影番号等である。 (b)画像処理結果 画像処理パラメータ算出結果であり、出力時にこの結果
に基づき画像データを画像処理部32で画像処理する。 (c)システム情報 X線撮影が行われた時点でのシステム構成等、システム
情報の一部を含む。
【0043】d.システム情報
【0044】図1のシステム全体を管理・制御するため
の情報であり、システムの構成(接続されている画像サ
ーバ5等の外部装置、その名称)、システムを構成する
機器を制御するためのパラメータ、テーブル、リーダ情
報、及びイメージャ情報、HOST情報等、出力装置に
関する設定情報等がある。
【0045】e.画像データ 次の画像データが含まれる。 (a)リーダ11,11aから入力した画像データ。 (b)画像確認のために画像表示装置13に表示させるた
めの表示用縮小画像データ (c)画像確認処理部35での表示用縮小画像の画像処理
のための画像処理用縮小画像データ。 (d)階調処理、周波数処理等の出力画像データ。
【0046】C.ファイル 医用画像生成装置1で取り扱われるファイルは保存部3
1に保存され、以下の7つに分類できる。
【0047】a.条件ファイル 撮影条件キーは撮影条件、画像処理条件、出力条件をあ
らかじめセットしておくキーであるが、撮影条件キー毎
に対応した条件ファイルを持つ。条件ファイルは上記撮
影情報で構成される。撮影部位(肺野、腹部、頭部
等)、撮影体位(立位、臥位等)、撮影方向(正面、側
面等)、患者の特徴(性別、年齢、体格等)、病名、使
用する技師等により分類し、それぞれに対応した名称、
撮影情報をあらかじめ設定しておく。そして、コントロ
ーラ12は、複数に分類した各分類毎に、条件ファイル
群を設定し、設定された条件ファイル群毎に複数の条件
ファイルを設定し、保存部31に保存する。画像生成時
にもっとも適した条件を一つ選ぶ。
【0048】b.予約ファイル 撮影予約に関する情報が保存されるファイルである。一
撮影毎に予約ファイルが一つ作成される。予約ファイル
は、撮影条件キーで選択された撮影情報と、患者情報と
で構成される。
【0049】c.画像ヘッダファイル 撮影終了後、画像ヘッダファイルが作成される。画像ヘ
ッダはその撮影の予約ファイル(すなわち撮影情報、患
者情報)、撮影実施情報で構成される。ユーザが撮影情
報、患者情報、撮影実施情報を参照し、変更する場合は
画像ヘッダファイルを参照する。
【0050】d.縮小画像ファイル 画像確認等のために画像確認処理部35で画像データを
何分の一かに縮小した画像データであり、次のものがあ
る。なお、画像の縮小方法には、単純間引き、加算平
均、スプライン等がある。 (a)表示用縮小画像データ 図2、図4の画像表示部13に画像確認の参照用に表示
される画像データは、この表示用縮小画像を使用する。 (b)画像処理用縮小画像データ。 画像確認処理部35で画像処理を実施するためのパラメ
ータを算出する縮小画像データである。縮小率は縮小後
の1画素があらかじめ指定された同一長さになるように
決定する。これにより読取画素サイズの違いを縮小後の
画像で補正できる。画像処理パラメータの算出は、画像
処理用縮小画像で行われ、画像データは使用しない。
【0051】e.画像データファイル 図2のリーダ11、11aから受信した補正済み画像デ
ータが保存部31に保存される。
【0052】f.出力画像データファイル 周波数処理・階調処理・オーバーレイ・回転・拡大縮小
のうち指定された処理を施した出力画像データのファイ
ルである。
【0053】g.システムファイル 上記システム情報をファイル化したものである。
【0054】D.主な情報の入力・表示
【0055】a.読取領域 読取領域は、輝尽性蛍光体に蓄積されたX線画像を、
画像データに変換する領域である。撮影する部位に応じ
て、適切な領域を指定する。 読取サイズ、向き、位置等を指定する。あらかじめ条
件ファイルに登録する。 条件ファイルが選択されると、あらかじめ指定された
条件で読取領域が図2の画像表示装置13の画面上に表
示される。画像表示装置13の画面上の読取領域表示エ
リアの大きさを読取における最大読取領域(通常、半切
サイズ)とする。指定された読取サイズ・向き・位置か
ら読取領域を決定し、読取領域表示エリアにグラフィッ
ク表示する。これにより、適切な読取サイズ・向き・位
置の選択、確認を行うことができる。 X線装置から照射領域を受信し、読取領域表示エリア
に同時表示する。
【0056】b.出力領域 出力領域は画像サーバ5等の外部装置へ出力する領域
である。 出力サイズ、向き、トリミング位置、出力位置、拡大
縮小方法等を指定する。あらかじめ条件ファイルに登録
する。 撮影条件キーが選択されると、あらかじめ指定された
条件で出力領域、出力画像領域が決定され、画像表示装
置13の画面上に表示される。画像表示装置13の画面
上の出力領域表示エリアの大きさを出力における最大出
力領域とする。出力領域、出力画像領域を、出力領域表
示エリアにグラフィック表示する。これにより、適切な
出力領域、出力画像領域の選択、確認を装置毎に行うこ
とができる。
【0057】c.オーバーレイ情報 「AP」、「PA」、「R」、「L」、コメント、目
盛り等をオーバーレイするか否か、どの位置にオーバー
レイするかを指定する。あらかじめ条件ファイルに登録
する。 画像表示装置13の画面上の出力領域表示エリアに、
出力画像を表示し、そこにオーバーレイ情報をグラフィ
ック表示する。 出力領域表示エリアのオーバーレイしたいところをタ
ッチするとオーバーレイのグラフィックがそこに移動す
る。 適切なオーバーレイの選択、位置の指定をできる。 オーバーレイに隠れて見えない部分が無いことを確認
できる。オーバーレイにより診断に不都合が生じる場合
は移動できる。
【0058】d.RISからのオンライン情報入出力 医師からのオーダーを入力する。入力したオーダー
を、本システムのフォーマットに変換し予約ファイルに
保存する。撮影部位、撮影方法を対応する撮影条件キー
変換する。 画像ヘッダファイルをRIS側フォーマットに変換し
出力する。
【0059】e.予約リスト 撮影予約を予約順にリストとして画像表示装置13の
画面に表示することができる。 撮影終了後、コントローラ12により予約リストの先
頭に登録されている撮影予約が自動的に撮影対象として
セットされる。 撮影済み予約は消去されず、指定した数まで保存され
る。これにより、ハードコピー確認後の再撮影など、同
一患者、同一条件での再撮影が簡単に行える。
【0060】E.予約手順 図1のシステムが設置される施設の環境によって3通り
の入力方法がある。
【0061】a.オンライン 患者情報・撮影情報等撮影に必要な情報はほとんどR
ISからネットワーク10を介してオンラインで画像生
成装置1に入力される。 通常、キーボードは必要ない。RISからの情報に含
まれていない情報を入力したい場合には、キーボード等
の情報入力装置を使用する。 患者情報は、医師等からのオーダーをオンラインで入
力し、撮影をしながらでもマルチタスクにより予約され
る。通常、その施設毎に患者に関して必要な情報が全て
取り込めるようにセッティングする。 撮影情報は、医師等からのオーダーを患者情報と共に
オンラインで入力し、医師は、オーダーの際、撮影条件
キーの中から最も適した撮影方法を選択する。または医
師が指定したオーダーに最も適した撮影条件キーをコン
トローラ12が自動的に選択する。
【0062】b.磁気カード、バーコード等 ID番号、患者名等必要最小限の情報のみはオンライ
ンで入力される。 カードに含まれていない情報を入力したい場合にはキ
ーボードから入力する。 患者情報は、撮影に関して必要最小限の情報を磁気カ
ード等から読み込む。必要な場合にはキーボードから付
随情報を入力する。 撮影情報は、コントローラ12により前回の撮影に使
用した撮影条件キーが自動的に選択される。変更したい
場合は、撮影条件キーの中から選択する。
【0063】c.キーボード入力 必要な情報は、全てキーボード入力する。 患者情報は、キーボードから入力を行う。患者ID番
号や患者名を全て手入力するのは時間がかかるので、患
者ID番号を撮影枚数(何枚めの撮影か)、撮影時刻な
どから自動作成するモードを使用して、紙に書かれたオ
ーダーと対応をとることができる。 撮影情報は撮影条件キーの中から選択する。
【0064】F.撮影手順
【0065】a.ユーザが撮影をする手順は以下の通り
である。 前の撮影が終了する、または撮影モードに入ると、次
の撮影のための画面となり、先頭に予約されている撮影
の撮影情報が画像表示装置13の画面に表示される。 予約がない場合、ここで撮影条件キーを選択し、予約
しなければならない。デフォルトは、前回撮影に使用し
た撮影条件キーである。撮影のための情報が不足してい
る場合には、ここで必要な情報を入力する必要がある。 図2、図4の画像表示装置13の画面に表示されてい
る患者情報、撮影情報を見て、正しく設定されているか
を確認する。 ユーザ(放射線撮影技師)はフィルムによるX線撮影
と同様に撮影をする。 撮影された画像が読取と並行して順次、画像表示装置
13の画面上に表示される。 階調処理が行われ再表示される。 撮影の成否及び処理の成否がメッセージ表示される。 画像、メッセージより正常に撮影されたことを確認
し、撮影終了のためのキーを押す。 撮影が失敗した場合は、再撮影のためのキーを押す。
【0066】b.撮影時のシステムの動作 (1)撮影モードに入る(撮影モードキーを押す)。撮影
モードキーが押されたことを検知すると、コントローラ
12がその制御モードを撮影モードに移行させる。 (2)あらかじめ予約がされている(予約ファイルがあ
る)場合は、予約ファイルを管理するキューの先頭に登
録されている予約内容が画像表示装置13の画面に表示
される。 (3)予約がない場合は、コントローラ12により前回撮
影の撮影条件キーが自動的に選択される。必要であれ
ば、撮影条件キーの再選択・修正、患者情報の入力を行
う。 (4)X線照射装置の撮影スイッチを押すことにより撮影
を開始する。 (5)X線照射装置からX線が被写体に照射され、輝尽発
光体パネルに蓄積された放射線画像が励起光の走査によ
り、デジタル画像情報としてリーダ11、11aで読み
取られる。 (6)読取制御部36はリーダから画像データを受信し、
補正処理をリアルタイムで行いながら画像用メモリに格
納する。 (7)フレームメモリに格納された画像データは、画像確
認処理部35においてあらかじめ指定された縮小率で縮
小される。 (8)順次、画像確認処理部35で処理された縮小画像が
画像表示装置13の画面に表示される。 (9)読取及び表示終了後、デジタル画像情報は撮影条件
キーによってあらかじめ指定された方法で画像処理され
再表示される。画像処理には縮小画像が利用される。 (10)同時に保存部31に一時記憶される。 (11)画像表示装置13に順次、表示され、表示終了後階
調処理された画像を再表示する。 (12)読取が終了すると、予約ファイル・撮影実施情報
が、画像ヘッダファイルとして保存部31に保存され
る。 (13)縮小画像データが縮小画像ファイルとして保存部3
1に保存される。 (14)画像ヘッダファイル・縮小画像データファイルと、
画像データとは、共通の固有番号で対応づけて管理され
る。 (15)これらのファイルの保存部31での保存はリーダ1
1,11aによる読取終了後、オペレーターの確認動作
の前にコントローラ12の主制御装置34により自動的
に行われる。これは読取終了直後、事故・オペレータの
操作ミス等により電源が落ちたり、システムに故障が起
こった場合も、撮影した画像を損失しないためである。 (16)読取終了後オペレータの操作が可能になる。 (17)オペレータが、画像表示装置13に表示される放射
線画像を見て正常撮影と判断した場合は、文字情報入力
装置より撮影終了を確認するためのキー(次撮影キー)
を入力し撮影は終了する。 (18)患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更したい
場合には、文字情報入力装置から新たな情報を入力する
ことができる。 (19)次撮影キーが押されると、その撮影は終了し自動的
に次の予約が画像表示装置13に表示される。 (20)撮影が失敗であると判断した場合は再撮影キーを押
し、その画像をキャンセルし、再撮影することができ
る。 (21)次撮影キーが押されると撮影は終了し、以下の処理
がされる。 (22)予約ファイルが撮影済み予約ファイルとして保存部
31に保存される。 次撮影キーが押されるまでに情報の変更があった場合
には、読取終了時点で保存した画像ヘッダファイルを更
新する。 撮影が終了した画像は外部装置への転送のためにキュ
ーに登録される。 次に予約されている予約ファイルが読み込まれ表示さ
れて、撮影可能となる。 (23)再撮影キーが押されると撮影は終了し、以下の処理
がされる。 読取終了時点で保存した画像ヘッダファイル・縮小画
像ファイル及び画像データを破棄する。 同じ予約での撮影が可能となる。
【0067】G.転送 (1)転送は撮影とは非同期に行われる。 (2)キューは外部装置毎に作られて管理され、それぞれ
のキューは互いに独立に動作し、影響し合わない。した
がって転送は装置毎に非同期に行われる。 (3)キューには、それぞれの画像毎に付けられている番
号が転送する順番に保存される。 (4)画像がどの外部装置のキューに登録されているかは
保存部31にキュー登録テーブルとして保存され、キュ
ーへの登録、削除毎に更新されて管理される。 (5)キューに登録された画像は登録された順に画像サー
バ5等の外部装置に転送され、転送が終了した画像はキ
ューから削除される。 (6)転送を実行するときには、キューに登録されている
番号から、保存部31に記憶さている画像ヘッダファイ
ル、画像データファイルを特定する。 (7)画像ヘッダファイルに保存されている条件で出力画
像が形成される。画像ヘッダは出力装置毎に決められる
フォーマットに変換され、画像データファイルと共に転
送される。
【0068】H.出力画像の形成
【0069】a.出力画像は、出力画像生成部33で主
に以下の処理で形成される。 保存部31から画像用メモリへ、画像データを読み出
す。 周波数処理を行う。 イコライゼーション処理を行う。 階調処理を行う。 画像の回転を行う。 ミラー反転を行う。 拡大・縮小を行う。 オーバーレイを行う。
【0070】b.〜は実行するかどうかを撮影情報
で画像サーバ5等の出力装置毎に指定できる。
【0071】c.〜の指定された処理をした画像デ
ータを処理済み画像データファイルとして保存すること
を指定できる。各出力装置への出力画像の共通処理部分
の再処理をなくす。
【0072】d.例えば、各出力装置への出力画像の拡
大縮小率が違う場合、まで処理済みの画像を保存して
おけば、別装置へ転送する場合、まで処理済みの画像
を読み出し、のみ処理を行い転送することで、〜
での時間を短縮できる。
【0073】e.をのいずれかと同時に実行
する。メモリのアクセスが減り、処理時間を短縮でき
る。
【0074】I.ユーティリティの機能 ユーザのためのユーティリティとしていくつかの機能を
持つ。
【0075】a.ユーティリティ機能はパスワードによ
り、一般ユーザ、マネージャー、メーカー毎に機能が制
限される。特に、画像に関する情報の変更は、セキュリ
ティのためにマネージャーのパスワードを必要とする。
【0076】b.画像ファイル操作 画像ファイルリストが表示され、保存部31に保存さ
れている画像に関する情報が撮影順に画像表示装置13
に表示される。 リスト中から所望の画像を選択すると、患者情報、撮
影情報、間引き画像が、撮影時の画面と同じ形態で表示
される。 患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更すること
ができる。 撮影時に「保留」を指定された画像は、ここで再確認
することで「保留」が解除される。 画像ファイルリストを各外部装置への出力順にならべ
かえることができる。 各外部装置へ出力するかどうか、出力順を変更でき
る。
【0077】c.撮影記録、照射録 撮影情報、患者情報を統計処理し、撮影記録、照射録
としてユーザに提供する。 指定された期間の撮影部位毎の撮影数、一日に撮影し
た撮影条件のリスト等を出力できる。
【0078】次に、図1の医用画像処理装置2に関する
次の事項A〜Hを順に詳細に説明する。 A.装置構成 B.情報 C.ファイル D.主な情報の入力・表示 E.画像確認手順 F.出力 G.出力画像の形成 H.ユーティリティ機能
【0079】A.装置構成 図3は医用画像処理装置2の構成を示すブロック図であ
る。
【0080】a.図3に示す医用画像処理装置2は、装
置全体の動作を制御する主制御装置21と、CRTディ
スプレイや液晶パネル等からなり医用画像生成装置1等
で得られたデジタル画像データを表示するための画像表
示装置22とを備え、パーソナルコンピュータから構成
でき、入力キーボードやマウス等の情報入力装置を含
む。
【0081】図3に示すように、画像処理装置2は更
に、画像形成装置1等からの画像ファイルを受信する受
信部40と、ハードディスクやRAM等から構成され受
信した画像ファイル等の情報を記憶する保存部41と、
画像ファイル中の画像情報について画像処理を行う画像
処理部42と、外部装置に出力するための出力画像を形
成する出力画像形成部43と、受信した画像の画像確認
等のために縮小画像を画像表示装置22に表示させる画
像確認処理部45とを含む。主制御装置21により各部
分40〜43,44及び表示装置22等が制御される。
【0082】b.医用画像処理装置2の機能は次のとお
りであり、各機能は主制御装置21により制御される。 医用画像生成装置1等より画像ファイルを受信部40
で受信する。 画像ファイルを保存部41に一時保存する。 画像品質を画像確認処理部45で作成した縮小画像で
確認する。 画像処理部42で画像処理を実施する。 出力画像形成部43で出力画像を形成する。 出力画像をネットワーク10を介して画像サーバ5等
の外部装置へ転送する。
【0083】B.情報 医用画像処理装置2で取り扱う情報は以下の5つに分類
できる。
【0084】a.条件情報 画像ファイルを受信して、処理された画像ファイルとし
て画像サーバ5等の外部装置へ出力するための条件情報
であり、次のものが含まれる。 (a)画像処理情報 画像処理部42における階調処理、周波数処理に関する
情報である。 (b)出力装置情報 画像データを再生・出力する画像サーバ5等の外部装置
に関する情報であり、画像サーバ5等の出力装置毎に出
力領域、拡大縮小率、出力フォーマット(マルチフォー
マット、分割撮影フォーマット)、オーバーレイ、階調
処理及び周波数処理の有無等を指定する。 (c)オーバーレイ情報 AP/PA・R/L・コメント等のオーバーレイの有無
・位置等の情報がある。 (d)特殊指定 プロテクトの情報:画像出力後も、プロテクトを外すま
で画像ファイルを保存する。 保留(ペンディング)の情報:転送を保留する。後で画
像を見直してから転送したい場合に指定する。 優先(緊急)の情報:緊急撮影の場合など優先的に出力
したい場合に指定する。キューの先頭に登録される。
【0085】b.患者情報 患者に関する情報である。 (a)患者ID情報 患者ID番号、氏名、性別、生年月日等が含まれる。 (b)オーダー情報 医師が撮影依頼をする情報である。患者の状態に関する
情報、検査依頼に関する日時・方法の指示等が含まれ
る。
【0086】c.実施情報 受信、画像処理した結果に関する情報である。 (a)受信結果 撮影日時等が含まれる。 (b)画像処理結果 画像処理パラメータ算出結果であり、出力時にこの結果
に基づき画像データを画像処理する。 (c)システム情報 撮影が行われた時点でのシステム構成等、システム情報
の一部が含まれる。
【0087】d.システム情報 (a)図1のシステムを管理・制御するための情報。 (b)図1のシステムの構成(接続されている画像サーバ
5等の外部装置、その名称)。 (c)図1のシステムを構成する機器を制御するためのパ
ラメータ、テーブル。 (d)入力装置である医用画像生成装置1に関する設定情
報 (e)イメージャ6の情報、HOST情報等、出力装置に
関する設定情報。
【0088】e.画像データ (a)医用画像生成装置1より受信した画像データ。 (b)画像確認のために画像データより作成した表示用縮
小画像データ (c)画像確認処理部45での表示用縮小画像の画像処理
のための画像処理用縮小画像データ。 (d)階調処理、周波数処理等を施した出力画像データ。
【0089】C.ファイル 医用画像処理装置2で取り扱うファイルは保存部41に
保存され、以下の7つに分類できる。
【0090】a.条件ファイル 条件キーは画像ファイルに対する画像処理条件、出力条
件をあらかじめセットしておくキーである。条件キー毎
に対応した条件ファイルを持つ。条件ファイルは上記条
件情報で構成される。撮影部位(肺野、腹部、頭部
等)、撮影体位(立位、臥位等)、撮影方向(正面、側
面等)、患者の特徴(性別、年齢、体格等)、病名、使
用する技師等により分類し、それぞれに対応した名称、
撮影情報をあらかじめ設定しておく。そして、主制御装
置21は、複数に分類した各分類毎に、条件ファイル群
を設定し、設定された条件ファイル群毎に複数の条件フ
ァイルを設定し、保存部41に保存する。画像受信時に
画像ファイルの付帯情報に基づいてもっとも適した条件
を一つ選ぶ。
【0091】b.画像ヘッダファイル 受信後、画像ヘッダファイルが作成される。画像ヘッダ
はその撮影の予約ファイル(すなわち撮影情報、患者情
報)、撮影実施情報で構成される。ユーザが撮影情報、
患者情報、撮影実施情報を参照、変更する場合は画像ヘ
ッダファイルを参照する。
【0092】c.縮小画像ファイル 画像データを何分の一かに縮小した画像データである。 (a)表示用縮小画像データ 図3の画像表示装置22に表示されるデータは、この表
示用縮小画像を使用する。 (b)画像処理用縮小画像データ 画像処理を実施するためのパラメータを算出する縮小画
像データである。縮小率は縮小後の1画素があらかじめ
指定された同一長さになるように決定する。これにより
読取画素サイズの違いを縮小後の画像で補正できる。画
像処理パラメータの算出は、画像処理用縮小画像で行わ
れ、画像データは使用しない。
【0093】d.画像ファイル (a)画像ファイルは、画像付帯情報(画像ヘッダ)と画
像データで構成される。(b)画像ヘッダは条件情報、患
者情報、実施情報で構成される。ユーザが条件情報、患
者情報、実施情報を参照し、変更する場合は画像ヘッダ
を参照する。
【0094】e.出力画像ファイル 周波数処理・階調処理・オーバーレイ・回転・拡大縮小
のうち指定された処理を施した出力画像データのファイ
ルである。
【0095】f.システムファイル 上記システム情報をファイル化したものである。 D.主な情報の入力・表示
【0096】a.受信画像情報表示 受信画像をサムネイル表示する。
【0097】b.出力情報表示 出力サイズ、向き、トリミング位置、出力位置、拡大
縮小方法等を指定する。あらかじめ条件ファイルに登録
する。 条件キーが選択されると、あらかじめ指定された条件
で出力領域、出力画像領域が決定され、画像表示装置2
2の画面上に表示される。画像表示装置22の画面上の
出力領域表示エリアの大きさを出力における最大出力領
域とする。出力領域、出力画像領域を、出力領域表示エ
リアにグラフィック表示する。これにより、適切な出力
領域、出力画像領域の選択、確認を装置毎に行うことが
できる。
【0098】c.オーバーレイ情報 「AP」、「PA」、「R」、「L」、コメント、目
盛り等をオーバーレイするか否か、どの位置にオーバー
レイするかを指定する。あらかじめ条件ファイルに登録
する。 画像表示装置22の画面の出力領域表示エリアに、出
力画像を表示し、そこにオーバーレイ情報をグラフィッ
ク表示する。 適切なオーバーレイの選択、位置の指定をできる。 オーバーレイに隠れて見えない部分が無いことを確認
できる。オーバーレイにより診断に不都合が生じる場合
は移動できる。
【0099】d.RISからのオンライン情報入出力 医師からのオーダーを入力する。入力したオーダー
を、本システムのフォーマットに変換し予約ファイルに
保存する。撮影部位、撮影方法を対応する撮影条件キー
で変換する。 画像ヘッダファイルをRIS側フォーマットに変換し
出力する。
【0100】e.画像リスト 画像ファイルをリストとして表示することができる。
【0101】E.画像確認手順 a.画像確認時のシステムの動作 (1)画像ファイルを医用画像生成装置1より受信し、保
存部41に格納する。 (2)保存部41の記憶媒体に格納された画像ファイル
は、画像確認処理部45であらかじめ指定された縮小率
で縮小される。 (3)順次、縮小画像が画像表示装置22の画面に表示さ
れる。 (4)受信及び表示終了後、デジタル画像情報は撮影条件
キーによってあらかじめ指定された方法で画像処理され
画像表示装置22に再表示される。画像処理のパラメー
タの決定には縮小画像が使用される。 (5)画像表示装置22に順次、表示され、表示終了後階
調処理された画像を再表示する。 (6)オペレータが、画像表示装置22に表示される受信
画像を見て正常画像と判断した場合は、文字情報入力装
置より受信終了を確認するためのキーを入力し画像確認
は終了する。 (7)患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更したい
場合には、文字情報入力装置から新たな情報を入力する
ことができる。 (8)画像確認キーが押されるとその画像の画像確認は終
了し自動的に次の画像が表示される。 (9)画像に問題がある場合は、画像処理の変更すること
ができる。保留として、後で詳細な画像処理の変更が可
能である。 (10)画像確認キーが入力されると画像確認は終了し、以
下の処理がされる。 画像ファイルが確認済み画像ファイルとして保存部4
1に保存される。 画像確認が終了した画像は外部装置への出力のために
キューに登録される。 次に受信された画像ファイルが表示されて、画像確認
可能となる。 (11)保留キーが入力されると画像確認は終了する。
【0102】F.出力 出力は受信、画像確認とは非同期に行われる。 キューは外部装置毎に作られて管理され、それぞれの
キューは互いに独立に動作し、影響し合わない。したが
って出力は装置毎に非同期に行われる。 画像がどの外部装置のキューに登録されているかは保
存部31にキュー登録テーブルとして保存され、キュー
への登録、削除毎に更新されて管理される。 キューに登録された画像は登録された順に外部装置に
出力され、出力が終了した画像はキューから削除され
る。 出力を実行するときには、キューに登録されている番
号から、保存部31に記憶されている画像ファイルを特
定する。 画像ファイルに保存されている条件で出力画像が形成
される。画像ヘッダは出力装置毎に決められるフォーマ
ットに変換され、画像データと共に転送される。
【0103】G.出力画像の形成
【0104】a.出力画像は、出力画像形成部43で主
に以下の処理で形成される。 保存部31から画像用メモリへ、画像データを読み出
す。 周波数処理を行う。 イコライゼーション処理 階調処理を行う 画像の回転を行う ミラー反転を行う 拡大縮小を行う オーバーレイを行う
【0105】b.〜は実行するかどうかを条件情報
で出力装置毎に指定できる。
【0106】c.〜の指定された処理をした画像デ
ータを処理済み画像データファイルとして保存すること
を指定できる。各出力装置への出力画像の共通処理部分
の再処理をなくす。
【0107】d.例えば、各出力装置への出力画像の拡
大縮小率が違う場合、まで処理済みの画像を保存して
おけば、別装置へ転送する場合、まで処理済みの画像
を読み出し、のみ処理を行い転送することで、〜
での時間を短縮できる。
【0108】e.をのいずれかと同時に実行
する。メモリのアクセスが減り、処理時間を短縮でき
る。
【0109】H.ユーティリティ機能
【0110】a.ユーザのためのユーティリティとして
いくつかの機能を持つ。ユーティリティ機能はパスワー
ドにより、一般ユーザ、マネージャー、メーカー毎に機
能が制限される。特に画像に関する情報の変更は、セキ
ュリティのためにマネージャーのパスワードを必要とす
る。
【0111】b.画像ファイル操作 画像ファイルリストが表示され、保存されている画像
に関する情報が受信順に画像表示装置22に表示され
る。 リスト中から所望の画像を選択すると、患者情報、条
件情報、画像が画像確認時の画面と同様の形態で表示さ
れる。 患者情報、画像処理方法、出力方法等を変更すること
ができる。 撮影時に「保留」を指定された画像は、ここで再確認
することで「保留」が解除される。 各外部装置へ出力するかどうか、出力順を変更でき
る。
【0112】c.撮影記録、照射録 撮影情報、患者情報を統計処理し、撮影記録、照射録
としてユーザに提供する。 指定された期間の撮影部位毎の撮影数、一日に撮影し
た撮影条件のリスト等を出力できる。
【0113】d.カスタマイズ 画面、操作性をユーザ毎にカスタマイズできる。
【0114】上述の図1,図3における画像処理装置2
は、画像生成装置1からの画像ファイルの受信時に画像
ファイルの条件キー、画像ファイルのへッダ情報や処理
情報等の付帯情報から画像表示装置22に初期画像表示
を最適にして表示することができる。
【0115】図1,図3の画像処理装置2で画像生成装
置1からネットワーク10を介して受信した画像ファイ
ルの付帯情報に基づいて画像表示の形態を決定し、画像
表示装置22に表示させる動作の例として関心領域の表
示について図5〜図7を参照して説明する。
【0116】図5は、画像生成装置における画像と関心
領域とを模式的に表示した画面の例を示す図(a)及び
画像処理装置における図5(a)と対応する画像と関心
領域とを模式的に表示した画面の例を示す図(b)であ
り、図6は、画像生成装置における画像と関心領域とを
模式的に表示した画面の例を示す図(a)及び画像処理
装置における図6(a)の関心領域内の画像を拡大して
模式的に表示した画面の例を示す図(b)であり、図7
は、画像処理装置で画像と関心領域を表示した具体的な
画面の例を示す図である。
【0117】図1〜図4の画像処理装置2は、画像生成
装置1から受信した画像ファイルの付帯情報に含まれる
関心領域情報を使用して、その画像表示装置22に関心
領域(ROI)を含む医用画像の初期表示を行う。図5
の例では、図5(a)のように画像生成装置1について
画像表示装置13に画像51とともに画像51内に四角
形の枠で囲まれた関心領域52が表示されるように設定
操作が行われるが、この画像51の画像情報を含む画像
ファイルを付帯情報とともに画像処理装置2が受信する
と、図5(b)のように、画像生成装置1の画像表示装
置13に表示された画像と同じ表示形態で表示される。
即ち、画像処理装置2の画像表示装置22には、画像5
1と対応した画像61が初期画像表示されるとともに、
画像61内に関心領域52と対応した四角形の枠で囲ま
れた関心領域62が初期画像表示される。
【0118】上述のようにして、操作者は画像処理装置
2で、画像生成装置1で設定した初期画像表示のための
処理情報を再度設定する必要がない。このため、操作者
が画面表示形態をその都度決定する必要はなく、効率的
に画像確認及び画像処理を行うことができる。
【0119】また、図6の例では、図6(a)のよう
に、図5(a)と同様に画像生成装置1の画像表示装置
13に画像51と関心領域52が表示されるように設定
操作が行われるが、画像生成装置1から画像ファイルを
受信すると、画像処理装置2では、図6(b)のように
画像表示装置22に関心領域52と対応した画像が拡大
された拡大画像63が初期画像表示される。これによ
り、操作者は画像処理装置2で、関心領域内の画像を拡
大表示するための処理情報を設定することなく、効率的
に画像確認及び画像処理を行うことができる。また、図
6では、図6(b)のような拡大画像63と図5(b)
と同様の画像との両方を表示するようにしてもよい。こ
れにより、拡大画像63と拡大前の画像との比較が容易
になる。
【0120】図7に示すように、図1〜図4の画像処理
装置2の画像表示装置22には画像生成装置1から受信
した放射線画像である医用画像63が表示されるが、画
像63内に関心領域64が表示されている。
【0121】次に、図8により、図1〜図4の画像生成
装置1において画面内で関心領域を変更する動作につい
て説明する。図8は、画像生成装置で画像と関心領域を
表示した具体的な画面の例を示す図である。
【0122】図8に示すように、画像生成装置1の画像
表示装置13の画面は、タッチ入力可能に構成されてお
り、医用画像53とともに各種操作ボタンが表示される
が、このうち、ROIボタン59をタッチすると、関心
領域の入力・変更モードとなり、画面上の関心領域の中
心となる部分を操作者がタッチすると、関心領域54を
示す四角形の枠が画像53内に表示される。画面上で横
短縮ボタン55,横拡張ボタン56,縦短縮ボタン5
7,縦拡張ボタン58をそれぞれタッチしながら、画像
53内の関心領域54の四角形の枠の大きさを必要に応
じて変えることができる。また、画像処理装置2におい
ても、関心領域を上述と同様にして変更することができ
る。
【0123】次に、画像処理装置2における条件キーで
の初期画像表示について図9を参照して説明する。図9
は条件キーで画面表示形態を設定する場合の動作を示す
フローチャートである。
【0124】まず、画像処理装置2が画像生成装置1か
ら画像ファイルをネットワーク10を介して受信すると
(S01)、画像処理装置2は画像ファイルに含まれる
付帯情報に対応付けされた条件キーを図3の保存部41
に保存されている条件ファイルの中から選択し(S0
2)、その条件キーに設定されている表示形態で画像の
初期表示を行う(S03)。ここで、初期表示画面で条
件キーを変更する場合には、表示画面上でタッチ入力す
ると、条件キーの変更可能画面が表示され、条件キーを
変更する(S05)。これにより、その変更された条件
キーに対応した表示形態で画像が表示される(S0
3)。
【0125】次に、上述の表示形態で表示された画像に
ついて必要な画像処理を行い(S06)、画像を確認し
(S07)、問題がなかったら、その画像データを図1
のようにネットワーク10を介して画像サーバ5やイメ
ージャ6へ転送する(S08)。また、画像確認(S0
7)で再度の処理等が必要であると、条件キーを必要に
応じて変更し(S04)、画像表示形態を変え、画像処
理を再度行う(S06)。
【0126】以上のようにして、画像処理装置2では画
像生成装置1からの画像ファイルに含まれる付帯情報に
基づいて条件キーを選びその条件キーに対応した表示形
態で自動的に初期画像表示をすることができ、画像処理
装置2で表示形態情報をその都度設定する必要がないの
で、画像処理及び画像確認を効率的に行うことができ
る。上述の画像表示方法は画像毎に実行でき、画像毎に
その画像に適した表示形態で表示することができる。ま
た、条件キーを変更することで表示形態を適宜変更でき
る。
【0127】なお、医用画像は、画像サーバ5にファイ
ルし記憶させた後には、改ざんできないため最終的な画
像確認を行ってからファイルする必要があるところ、図
9のように本実施の形態の医用ネットワークシステムで
は、画像確認のステップ(S07)でかかる最終確認を
行うことができる。
【0128】また、画像処理装置2は、画像表示装置2
2における画像表示として、例えば、最適な画像サイズ
に表示するFULL表示、イメージャ6にプリントする
場合のプレレビュー表示の出力形態表示、生画像をその
まま表示する1:1表示等があり、これらを適宜選択可
能である。
【0129】以上のように本発明を実施の形態により説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能であ
る。例えば、医用画像生成装置としては、患者の放射線
画像情報が記録された輝尽性蛍光体パネルから放射線画
像を読み取るようにしたCR装置以外に、X線フラット
パネルディテクタを用いた放射線画像撮影装置、CT(c
omputed tomography:コンピュータ断層撮影装置) 、M
RI(magnetic resonance imaging:核磁気共鳴映像装
置)、DR(digital radiography:デジタルラジオグラフ
ィー)、US(ultrasound:超音波診断装置)などの医
用画像生成装置であってもよいことは勿論であり、また
本発明による医用ネットワークシステムに各医用画像生
成装置をそれぞれ接続するようにしてもよい。
【0130】
【発明の効果】本発明の画像処理装置、画像処理方法及
び医用ネットワークシステムによれば、画像生成装置等
の入力元で設定した画像の処理情報を再度設定すること
なく受信した医用画像を最適にして表示することが可能
となる。また、画像表示の処理情報の設定などが画像毎
に自動で行われ画像処理及び画像確認を効率的に行うこ
とが可能となる。
【0131】更に、本発明によれば、上述の画像処理方
法を実行できるプログラム及びプログラムを格納した記
憶媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による医用ネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】図1の画像生成装置1の構成を示すブロック図
である。
【図3】図1の画像処理装置2の構成を示すブロック図
である。
【図4】図2の画像生成装置1のコントローラのブロッ
ク図である。
【図5】図1の画像生成装置における画像と関心領域と
を模式的に表示した画面の例を示す図(a)及び図1の
画像処理装置における図5(a)と対応する画像と関心
領域とを模式的に表示した画面の例を示す図(b)であ
る。
【図6】図1の画像生成装置における画像と関心領域と
を模式的に表示した画面の例を示す図(a)及び図1の
画像処理装置における図6(a)の関心領域内の画像を
拡大して模式的に表示した画面の例を示す図(b)であ
る。
【図7】図1の画像処理装置で画像と関心領域を表示し
た具体的な画面の例を示す図である。
【図8】図1の画像生成装置で画像と関心領域を表示し
た具体的な画面の例を示す図である。
【図9】図1の画像処理装置において条件キーで画面表
示形態を設定する場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像生成装置 2 画像処理装置 10 ネットワーク 13,22 画像表示装置 51,61 医用画像 52,62,63 関心領域 63 拡大画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 200 G06T 1/00 290A 290 A61B 6/00 350Z Fターム(参考) 4C093 AA01 AA16 AA22 AA26 CA26 EE01 FA02 FA35 FF28 FG13 FH03 FH06 5B050 AA02 CA05 CA07 CA08 FA02 FA09 FA19 GA08 5B057 AA08 BA03 CA19 CH01 CH12 CH14 DA16

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から送信される医用画像情報とその
    医用画像情報に関する付帯情報とを含む画像ファイルを
    受信し画像処理を行う画像処理装置であって、 前記受信した画像ファイルの付帯情報に基づいて画像表
    示の形態を決定する手段と、 前記決定された画像表示形態により前記医用画像を表示
    する手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記付帯情報が送信側での画像処理によ
    り決定された医用画像における関心領域情報を含み、 前記表示手段に前記関心領域を表示することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記付帯情報が送信側での画像処理によ
    り決定された医用画像における関心領域情報を含み、 前記表示手段に前記関心領域内の医用画像を表示するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記付帯情報が送信側での画像表示形態
    情報を含み、 前記表示手段に前記画像表示形態と同一の画像形態によ
    り医用画像を表示することを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 外部から送信される医用画像情報とその
    医用画像情報に関する付帯情報とを含む画像ファイルを
    受信し画像処理を行う画像処理装置であって、 画像表示形態を決定する複数の条件ファイルを保持する
    手段と、 前記受信した画像ファイルの付帯情報に基づいて前記複
    数の条件ファイルから一つの条件ファイルを決定する手
    段と、 前記決定された条件ファイルで規定された画像表示形態
    で医用画像を表示する手段と、を備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像ファイルは放射線画像撮影装置
    から受信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段に表示された医用画像に対
    する操作入力によりその医用画像に関する画像データを
    外部へ転送することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 医用画像情報を生成する画像生成装置
    と、 前記画像生成装置からネットワークを経由して送信され
    る前記医用画像情報とその医用画像情報に関する付帯情
    報とを含む画像ファイルを受信し画像処理を行う画像処
    理装置と、を含む医用ネットワークシステムであって、 前記画像処理装置は、前記受信した画像ファイルの付帯
    情報に基づいて画像表示の形態を決定する手段と、前記
    決定された画像表示形態により前記医用画像を表示する
    手段と、を備えることを特徴とする医用ネットワークシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記付帯情報が前記画像生成装置での画
    像処理により決定された医用画像における関心領域情報
    を含み、前記画像処理装置の前記表示手段に前記関心領
    域を表示することを特徴とする請求項8に記載の医用ネ
    ットワークシステム。
  10. 【請求項10】 前記付帯情報が前記画像生成装置での
    画像処理により決定された医用画像における関心領域情
    報を含み、前記画像処理装置の前記表示手段に前記関心
    領域内の医用画像を表示することを特徴とする請求項8
    に記載の医用ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 前記付帯情報が前記画像生成装置での
    画像表示形態情報を含み、前記画像処理装置の前記表示
    手段に前記画像表示形態と同一の画像形態により医用画
    像を表示することを特徴とする請求項8に記載の医用ネ
    ットワークシステム。
  12. 【請求項12】 医用画像情報を生成する画像生成装置
    と、 前記画像生成装置からネットワークを経由して送信され
    る前記医用画像情報とその医用画像情報に関する付帯情
    報とを含む画像ファイルを受信し画像処理を行う画像処
    理装置と、を含む医用ネットワークシステムであって、 前記画像処理装置は、画像表示形態を決定する複数の条
    件ファイルを保持する手段と、前記受信した画像ファイ
    ルの付帯情報に基づいて前記複数の条件ファイルから一
    つの条件ファイルを決定する手段と、前記決定された条
    件ファイルで規定された画像表示形態で医用画像を表示
    する手段と、を備えることを特徴とする医用ネットワー
    クシステム。
  13. 【請求項13】 前記画像生成装置は放射線画像撮影装
    置であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか
    1項に記載の医用ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 前記画像処理装置の前記表示手段に表
    示された医用画像に対する操作入力によりその医用画像
    に関する画像データを前記ネットワークを経由して転送
    することを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項
    に記載の医用ネットワークシステム。
  15. 【請求項15】 外部から送信される医用画像情報とそ
    の医用画像情報に関する付帯情報とを含む画像ファイル
    を受信するステップと、 前記受信した画像ファイルの付帯情報に基づいて画像表
    示の形態を決定するステップと、 前記決定された画像表示形態により前記医用画像を表示
    するステップと、 前記表示された医用画像について画像処理を行うステッ
    プと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記付帯情報が送信側での画像処理に
    より決定された医用画像における関心領域情報を含み、
    前記関心領域を表示することを特徴とする請求項15に
    記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記付帯情報が送信側での画像処理に
    より決定された医用画像における関心領域情報を含み、
    前記関心領域内の医用画像を表示することを特徴とする
    請求項15に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記付帯情報が送信側での画像表示形
    態情報を含み、前記画像表示形態と同一の画像形態によ
    り医用画像を表示することを特徴とする請求項15に記
    載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 外部から送信される医用画像情報とそ
    の医用画像情報に関する付帯情報とを含む画像ファイル
    を受信するステップと、 画像表示形態を決定する複数の条件ファイルを保持する
    ステップと、 前記受信した画像ファイルの付帯情報に基づいて前記複
    数の条件ファイルから一つの条件ファイルを決定するス
    テップと、 前記決定された条件ファイルで規定された画像表示形態
    で医用画像を表示するステップと、 前記表示された医用画像について画像処理を行うステッ
    プと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記画像ファイルを放射線画像撮影装
    置から受信することを特徴とする請求項15乃至19の
    いずれか1項に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記表示された医用画像に対する操作
    入力によりその医用画像に関する画像データを外部へ転
    送することを特徴とする請求項15乃至20のいずれか
    1項に記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 請求項15乃至21のいずれか1項に
    記載の画像処理方法をコンピュータにおいて実行させる
    ためのプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のプログラムを格納
    したコンピュータ読み出し可能な記憶媒体。
JP2001380913A 2001-12-14 2001-12-14 画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体 Pending JP2003180636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001380913A JP2003180636A (ja) 2001-12-14 2001-12-14 画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001380913A JP2003180636A (ja) 2001-12-14 2001-12-14 画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003180636A true JP2003180636A (ja) 2003-07-02

Family

ID=27591756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001380913A Pending JP2003180636A (ja) 2001-12-14 2001-12-14 画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003180636A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247204A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 医用画像処理装置及び方法
JP2007215642A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Hitachi Medical Corp X線ct装置
JP2010082465A (ja) * 2010-01-14 2010-04-15 Toshiba Corp 画像検査装置、画像検査プログラム、及び画像検査方法
JP2012194998A (ja) * 2007-08-24 2012-10-11 Toshiba Corp 画像保管装置
JP2015160085A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社東芝 医用画像表示装置
WO2023048267A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 富士フイルム株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247204A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 医用画像処理装置及び方法
JP2007215642A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Hitachi Medical Corp X線ct装置
JP4740762B2 (ja) * 2006-02-15 2011-08-03 株式会社日立メディコ X線ct装置
JP2012194998A (ja) * 2007-08-24 2012-10-11 Toshiba Corp 画像保管装置
US8724929B2 (en) 2007-08-24 2014-05-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image archive apparatus
JP2010082465A (ja) * 2010-01-14 2010-04-15 Toshiba Corp 画像検査装置、画像検査プログラム、及び画像検査方法
JP2015160085A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社東芝 医用画像表示装置
WO2023048267A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 富士フイルム株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004283325A (ja) 医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム
US7127097B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, program for executing image processing method, and storage medium that stores program for executing image processing method
JP4189726B2 (ja) 画像情報処理装置、医用ネットワークシステム及び画像情報処理装置のためのプログラム
JP2002157585A (ja) 画像および情報処理装置
EP1389769A2 (en) System, method and program for photographing medical image
JP2008161532A (ja) 医用画像表示装置及びプログラム
JP2004097652A (ja) 画像管理装置及び画像管理装置のためのプログラム
JP2003305027A (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム
JP2003245270A (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム
JP2004097651A (ja) 画像情報処理装置、医用ネットワークシステム及び画像情報処理装置のためのプログラム
JP4539186B2 (ja) 医用画像撮影システム、情報処理装置
JP3530210B2 (ja) 画像出力制御装置
JP2002281289A (ja) 医用画像生成装置、医用画像処理装置及び医用ネットワークシステム
JP2003180636A (ja) 画像処理装置、医用ネットワークシステム、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体
JP2002281210A (ja) 医用画像処理装置及び医用ネットワークシステム
JP2004073421A (ja) 医用画像管理装置、医用画像管理方法及びプログラム
JP4337133B2 (ja) 医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム
JPH07115517A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2002345800A (ja) 医用画像処理装置及び医用ネットワークシステム
JP2003177855A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体
JP2003186461A (ja) 画像表示処理装置、画像表示処理方法、医用画像処理装置、画像表示処理方法の実行のためのプログラム及びプログラムを格納した記憶媒体
JP2002279395A (ja) 医用画像生成装置、医用画像処理装置及び医用ネットワークシステム
JP2004305387A (ja) 表示方法及び医用画像表示装置
JP2004073341A (ja) 医用画像処理装置、医用ネットワークシステム及び医用画像処理装置のためのプログラム
JP4380195B2 (ja) 医用画像撮影システム