JP5009396B2 - フロントロッド - Google Patents

フロントロッド Download PDF

Info

Publication number
JP5009396B2
JP5009396B2 JP2010132968A JP2010132968A JP5009396B2 JP 5009396 B2 JP5009396 B2 JP 5009396B2 JP 2010132968 A JP2010132968 A JP 2010132968A JP 2010132968 A JP2010132968 A JP 2010132968A JP 5009396 B2 JP5009396 B2 JP 5009396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elbow fitting
mounting
rod
mounting recess
elbow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010132968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011256628A (ja
Inventor
克典 榊原
Original Assignee
吉原鉄道工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 吉原鉄道工業株式会社 filed Critical 吉原鉄道工業株式会社
Priority to JP2010132968A priority Critical patent/JP5009396B2/ja
Publication of JP2011256628A publication Critical patent/JP2011256628A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5009396B2 publication Critical patent/JP5009396B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Railway Tracks (AREA)

Description

本発明は、トングレールの先端に接続されるフロントロッドに関するものである。
転換装置と鎖錠装置とで構成される転てつ装置は、一般に、図12に示すような構造になっている。すなわち、固定された基本レールRに対して密着かつ移動可能に設けられたトングレールTと、そのトングレールTと基本レールRとの密着状態を保持する鎖錠装置としての電気転てつ機100とから構成されている。
電気転てつ機100は、一対の基本レールR,Rの外側の2本の枕木上、すなわち、軌間外に設置されるように構成されている。この電気転てつ機100は、交流モータMを駆動源とし、その交流モータMの駆動力を図示しない摩擦クラッチ、減速歯車及び転換ローラ付転換歯車の順に伝動し、その転換ローラにより動作かん101を移動するように構成されている。
動作かん101は、この動作かん101に接続されている図示しないカムが転換ローラにより移動されて、基本レールRに対して直交する方向の直線運動が与えられるように構成されている。そして、この動作かん101に接続されるスイッチアジャスタ102及びそのスイッチアジャスタ102の先端側に接続されるタイバー103を介して転換装置のトングレールTが転換されるとともに、その転換されたトングレールTの先端位置が正常な位置にあるか否かが照査され、正常な位置にある場合、動作かん101は、図示していないカムバー(ロックピース)で鎖錠されるように構成されている。
上記した照査は、転換装置のトングレールTの先端部をフロントロッド104及び接続かん105を介して鎖錠かん106に伝え、その鎖錠かん106に設けられている図示しない切欠にロックピースを挿入できるか否かによって行われ、そのロックピースが切欠に挿入できれば、トングレールTの先端位置が正常と判定されるように構成されている。
トングレールTの先端位置が正常と判定されたとき、動作かん101は、カムバーにより鎖錠され、また、鎖錠かん106もロックピースにより鎖錠されて、トングレールTは、二重に鎖錠された状態、いわゆる間接二重鎖錠状態となる。
このような転てつ換装置の基本的な構成は、例えば、非特許文献1に記載されている。
一方、軌道回路設置区間では、一対の基本レールの間は絶縁されている。そこで、基本レールに接触するトングレールに接続するフロントロッドも絶縁する必要がある。
このため、従来から様々な構成により、フロントロッドの絶縁を図っている。例えば、連結板の上下を絶縁板に当接させ、ボルト・ナットにより挟着するものがある(特許文献1)。また、肘金部材の枢着部を絶縁部材で覆うことにより、絶縁機能を付与するようにしたものがある(特許文献2)。さらに、枢着部を構成するために肘金に取付けた取付片に、絶縁部材を装着するようにしたものがある(特許文献3)。
一方、肘金の本体部材と、枢軸部を構成するための接続金具との間に絶縁部材を介在させ固定することにより、ロッドと肘金との絶縁を図るようにしたものもある(特許文献4)。
実公平5−39980号公報 特開2003−336201号公報 特開20009−2015公報 特開2009−256933号公報
平成17年6月28日、社団法人日本鉄道電気技術協会発行、「鉄道技術者のための電気概論 信号シリーズ4 転てつ装置」、第7刷、第38〜47頁
しかしながら、従来のフロントロッドは充分に満足のいくものではなかった。例えば、ロッドに絶縁部材を挟着したフロントロッドは、十分な剛性が得られていなかった。また、絶縁部材を挟着するためのボルト・ナットが連結板から突出するため、小型化が困難であった。一方、枢軸部に絶縁部材を設けるようにしたものは、絶縁部材内で軸が回動するので、耐久性に問題があった。また、この種のフロントロッドは、無給油軸受や球面軸受を摘要するのが困難であった。
さらに、鉄道軌道において、日常の点検・整備作業は必須である。例えば、トングレールと基本レールとの密着状態を検査するために、トングレールと基本レールとの間に工具を挿入して負荷を加えることがある。このとき、工具が露出しているボルト等に接触してしまうと、この工具を介して軌道間が短絡してしまう。そして、短絡が発生すると、レール区間内に列車が存在しているとみなされるので、信号機が切り替わり、列車の運行が停止されたり、遅延の原因になることがあった。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、操作性に優れ、短絡の虞れのないフロントロッドを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、ロッドと、肘金具と、ジョーピンとを備え、ロッドと肘金具とをジョーピンによって枢着するフロントロッドにおいて、前記肘金具の先端側に装着凹部を形成し、該装着凹部には取付開口部を有する軌間絶縁材を装着し、前記肘金具の装着凹部に装着した前記軌間絶縁材の取付開口部に、ジョーピンを挿通可能な軸孔を有する枢軸部材を嵌入させ、絶縁スリーブおよび該絶縁スリーブに挿通した取付固定ピンにより、前記枢軸部材を前記肘金具に絶縁状態で取り付けるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した構成に加えて、前記肘金具の装着凹部は、略矩形に形成されて、当該肘金具の側面に開口しており、前記軌間絶縁材は、前記装着凹部に挿嵌される胴部と、前記肘金具の側面において前記装着凹部の周囲に延在するフランジ部とを備え、前記絶縁スリーブおよび取付固定ピンは、前記肘金具の軸線方向と一致する方向に配置され、前記絶縁スリーブおよび取付固定ピンを、前記肘金具の前端部に開設した挿通孔から前記軌間絶縁材の胴部に開設した通孔および前記枢軸部材の取付孔に嵌入させるとともに、先端を前記装着凹部の内壁面に設けた支持孔に嵌入させ、前記絶縁スリーブおよび取付固定ピンの抜け止めをなす蓋体を、前記肘金具の前端部に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、フロントロッドの両端に絶縁機能を持たせることができる。このため、電気転てつ機がレールのどちら側に配置してあっても、同一のフロントロッドで対応することが可能である。また、肘金具と枢着部材との間で、電気的な接続を遮断しているので、作業時に工具等を介した短絡の危険がきわめて少ない。さらに、ロッドと肘金具とをジョーピンによって連結しているので、連結作業が容易で、作業性に優れている。しかも、前面側から作業が可能であって、付属品、例えば座金や割ピン等を落とす虞れがない。因に、座金や割ピンを、バラストの間に落としてしまうと、拾い上げるのは殆ど不可能である。
本発明に係るフロントロッドの一実施例を示す斜視図である。 本発明に係るフロントロッドの一実施例を示す分解斜視図である。 本発明に係るフロントロッドの一実施例を示す平面図である。 本発明に係るフロントロッドの一実施例を示す正面図である。 フロントロッドの要部を示し、(a)はトングレールに取付けた肘金具と枢着部材とロッドとの平面図、(b)は同上の正面図である。 肘金具を示し、(a)は肘金具の平面図および正面図、(b)は肘金具の側面図および正面図、(c)は肘金具を反転させた状態の側面図および正面図である。 肘金具および枢着部材等の分解状態を示す平面図である。 枢着部材等を示し、(a)は枢着部材の平面図、(b)は同正面図、(c)は蓋体の平面図、(d)は同正面図、(e)は絶縁スリーブの平面図、(f)は同正面図、(g)は取付固定ピンの平面図、(h)は同正面図である。 絶縁部材を示し、(a)は絶縁部材の平面図、(b)は絶縁部材の横断面図、(c)は絶縁部材の正面図、(d)は絶縁部材の縦断面図である。 フロントロッドの要部を示す肘金具等の分解斜視図である。 フロントロッドの使用例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 従来の一般的な転てつ装置の平面図である。
本発明によるフロントロッドについて図面を参照して説明する。図1はフロントロッドの一実施例を示す斜視図、図2は同上の斜視図、図3は同上の平面図、図4は同上の正面図である。
図示の実施例によるフロントロッド1は、ロッド200と、肘金具300と、ジョーピン400と、調整機構500とを備え、ロッド200と肘金具300とをジョーピン400によって枢着している。
ロッド200は、調整機構500を構成するように左右に位置する第1ロッド210および第2ロッド220からなる。第1ロッド210は、棒材211の一端に二又のジョー部212を形成した部材であって、棒材211の外周面に外ねじ部213が設けてある。一方、第2ロッド220は、筒材221の一端に二又のジョー部222を形成した部材であって、筒材221の内周面に内ねじ部(図示せず)が設けてある。また、ジョー部222には、ジョー孔223が開設してある。
そして、第2ロッド220の内ねじ部に、第1ロッド210の外ねじ部213を螺合させ、第1ロッド210の外ねじ部213に螺合させた二組のダブルナット230、240で、接続かん530を連結する調整金具510を挟むように第1ロッド210に取り付け、第2ロッド220の端面に当接するように、第1ロッド210の外ねじ部213にダブルナット250を螺合させて、調整機構500を構成している。
肘金具300は、先端側に装着凹部600が形成され、この装着凹部600には後述する軌間絶縁材700を装着する。具体的には、角棒状の基体部分310と、この基体部分310からオフセットして延出する延出部分320とを備えている。そして、この延出部分320に、装着凹部600が形成してある。
この装着凹部600は、略矩形に凹陥した空間であって、延出部分320において、側面に向けて開口している。また、延出部分320の先端側の端部、言い換えると、装着凹部600を形成する外端側の側壁部610には、後述する取付固定ピン810を挿通するための挿通孔611が開設してある。一方、装着凹部600の基端側の側壁部620には、取付固定ピン810の先端を嵌入させる支持孔621が設けてある。
さらに、装着凹部600の外端側の側壁部610には、装着凹部600に挿通した取付固定ピン810の抜け止めをなす蓋体820が設けてある。なお、図示の実施例では、蓋体820の形状に対応する蓋体取付部612を凹陥状に形成してある。そして、蓋体取付部612に蓋体820を嵌入載置させたのち、対角線上に配置したビス840によって、蓋体820を肘金具300の延出部分320に取り付け、肘金具300の外端面から突出することがないように構成している。
肘金具300は、延出部分320を基体部分310からオフセットさせている。そこで、この肘金具300を逆向きに使用することによって、すなわち、天地を逆転させて使用することによって、適合する高さを変更することができる。なお、図6において、基体部分310の中心M1と延出部分320の中心M2との間のオフセット量をSとすれば、延出部分320の向きを逆転させて使用するときに、2S分の高さ変更が可能である。
なお、トングレールTへの取り付けは、基体部分310に開設した長孔311、および基体部分310に添設する歯金330に開設した取付孔331に六角ボルト340を挿通し、この六角ボルト340に、緩み止めナット350を螺合させて行なう。このとき、肘金具300の側面に設けた歯部312と、歯金330に設けた歯部331とが噛合するので位置がずれる虞れがない。
肘金具300の装着凹部600には、軌間絶縁材700を装着する。この軌間絶縁材700は、例えば図9や図10に示すように、装着凹部600に挿嵌される胴部710と、装着凹部600の周囲に延在するフランジ部720とを備え、このフランジ部720が肘金具300の側面の一部を覆う。胴部710の内部には、枢軸部材900が嵌入する取付開口部730が設けてある。
胴部710の側面711には、絶縁スリーブ830を挿通させるための挿通孔712が開設してある。すなわち、絶縁スリーブ830の外径に一致する径を有する挿通孔712、712が、対向する側面711、711にそれぞれ開設してある。
軌間絶縁材700の材質としては、合成樹脂やゴムなどの絶縁物質を使用することができる。例えば、ナイロン系樹脂などが、耐候性や絶縁性に優れているので、好適である。
絶縁スリーブ830は、軌間絶縁材700と同様に絶縁性を備える材質からなる円筒状の部材である。この絶縁スリーブ830は、取付固定ピン810が嵌入する嵌入孔831を有している。そして、この嵌入孔831の内径は、取付固定ピン810の外径に対応している。また、この絶縁スリーブ830の長さは、軌間絶縁材700の胴部710の横幅に対応している。このため、胴部710の側面711から、絶縁スリーブ830の端部が突出することがない。
絶縁スリーブ830の嵌入孔831には、取付固定ピン810を嵌入させる。この取付固定ピン810は、金属製の部材であって、後述する枢軸部材900を肘金具300に取り付ける役目をする。そこで、装着凹部600の側壁部610、すなわち、肘金具300の先端側の端面には、この取付固定ピン810を挿通するための挿通孔611が開設してある。一方、装着凹部600の基端側の側壁部620には、取付固定ピン810の先端が嵌合する支持孔621が設けてある。これらの挿通孔611および支持孔621の内径は、取付固定ピン810の外径に対応している。
そして、取付固定ピン810の長さは、先端を支持孔621に嵌合させた状態で、後端が軌間絶縁材700の側面から若干突出して、装着凹部600の側壁部610の挿通孔611に嵌合する長さに設定してある。
枢軸部材900の概略は、装着凹部600に装着させた軌間絶縁材700の胴部710に設けた取付開口部730に嵌入させる脚部910と、ジョーピン400を挿通可能な軸孔921を備える頭部920とからなる金属製の部材である。
次に、この枢軸部材900の構造を具体的に説明する。枢軸部材900は、図8(a)に示す平面図のように、脚部910が略矩形に形成され、この脚部910の一端から頭部920が略円弧状に延出している。なお、図8(b)に示すように、脚部910よりも頭部920の方が、厚味が薄く、脚部910と頭部920との接続部分である肩部930には、段差が設けてある。
枢軸部材900の脚部910には、取付固定ピン810および絶縁スリーブ830を挿通するための挿通孔911が設けてある。この挿通孔911は、肘金具300の軸線方向と一致する方向に開設してあり、取付固定ピン810および絶縁スリーブ830の方向が、肘金具300の軸線方向と一致することになる。なお、実際は、この挿通孔911には、絶縁スリーブ830が挿通され、挿通された絶縁スリーブ830に、取付固定ピン810が嵌入する。
一方、枢軸部材900の頭部920には、ジョーピン400を挿通するための軸孔921が、絶縁スリーブ830を挿通する挿通孔911と、直角に交差する方向に設けてある。なお、図示の実施例では、この軸孔921に無給油軸受940を嵌合させている。
次に、本発明に係るフロントロッド1の組立方法あるいは手順を説明する。先ず、軌間絶縁材700の取付開口部730に、枢軸部材900を挿入し、軌間絶縁材700の挿通孔712と、枢軸部材900の挿通孔911とを一致させる。次に、両挿通孔712、911に、絶縁スリーブ830を挿通させる。絶縁スリーブ830の外径と両挿通孔712、911の内径とが一致しているので、絶縁スリーブ830が、各挿通孔712、911に嵌合する。また、絶縁スリーブ830の長さを、軌間絶縁材700の胴部710の横幅に対応させているので、絶縁スリーブ830が、軌間絶縁材700の胴部710の側面711から突出することがない。
このようにすれば、軌間絶縁材700と枢軸部材900とを、仮組み状態とすることができる。なお、無給油軸受940を、枢軸部材900の軸孔921を予め嵌合させておくとよいが、あとで嵌合させることもできる。
次いで、仮組みした軌間絶縁材700と枢軸部材900とを、肘金具300の装着凹部600に装着する。すなわち、脚部910を軌間絶縁材700の胴部710で覆った枢軸部材900を、肘金具300の装着凹部600に挿入する。そして、絶縁スリーブ830の嵌入孔831を、装着凹部600の側壁部610、620に開設した挿通孔611および支持孔621に、一致させる。なお、軌間絶縁材700の胴部710を、肘金具300の装着凹部600に挿入して、軌間絶縁材700のフランジ部720を、装着凹部600の周辺に存在する端面に当接させると、軌間絶縁材700の胴部710の底面713が、装着凹部600の底面630に当接する。このとき、絶縁スリーブ830の嵌入孔831が、装着凹部600の挿通孔611および支持孔621に一致するように構成してある。
次に、取付固定ピン810を、装着凹部600の側壁部610に開設した挿通孔611から、絶縁スリーブ830の嵌入孔831に挿通し、取付固定ピン810の先端を装着凹部600の反対側の側壁部620の支持孔621に嵌入させる。すると、取付固定ピン810の両端が、挿通孔611と支持孔621とで支承されるので、枢軸部材900が肘金具300に固定されることになる。この状態で、肘金具300と枢軸部材900とは、電気的な接続が遮断されている。
しかし、このままでは、取付固定ピン810が、肘金具300から抜け落ちる虞れがあるので、蓋体820を、肘金具300の先端面に設けた蓋体取付部612に嵌め込み、ビス840によって固定する。
このようにして組み立てた肘金具300および枢軸部材900には、従来と同様にしてロッドやスクルージョー等を取り付ける。簡単に説明すると、第1ロッド210のジョー部212と肘金具300に取り付けた枢軸部材900とを合せて、ジョーピン400を、ジョー部212が備えるジョー孔214および枢軸部材900の軸孔921に一連に挿入する。挿入したジョーピン400の下端部分の溝410に、止め輪420を嵌合させるとともに、割ピン430をピン孔440に挿入して先端部分を開いて、抜けないようにする。なお、ジョーピン400の首下には、防振パッキン450を介在させている。
一方、第2ロッド220におけるジョー部222においても、同様にジョーピン400を挿入することにより、肘金具300と第2ロッド220とを接続する。
また、第1ロッド210の中間部分には、球面軸受520を備える調整金具510を、二組のダブルナット230、240によって取り付ける。そして、この調整金具510の球面軸受520には、例えば図4に示すように、接続かん530を接続する。
このようにして組み立てたフロントロッド1は、両側の肘金具300、300において絶縁している。このため、電気転てつ機がレールのどちら側に位置していても、すなわち、接続かん530をどちら側から引き出しても、フロントロッド1を介して基本レールR、R間が短絡することがない。
しかも、枢軸部材900を取り付けた肘金具300の側面を、軌間絶縁材700のフランジ部720が覆っているので、点検作業時に、工具が肘金具300あるいは枢軸部材900に接触しても、軌間絶縁が短絡する虞れがない。したがって、作業員は、安心して保守・点検作業を行なうことが可能である。
また、取付固定ピン810の軸線方向と肘金具300の軸線方向とが一致しており、枢軸部材900が肘金具300と直交する方向に取り付けられているので、コンパクトな構成となるとともに、充分な強度を得ることができる。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は前記した各実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。
1 フロントロッド
100 電気転てつ機
101 動作かん
102 スイッチアジャスタ
103 タイバー
104 フロントロッド
105 接続かん
106 鎖錠かん
200 ロッド
210 第1ロッド
211 棒材
212 ジョー部
213 外ねじ部
214 ジョー孔
220 第2ロッド
221 筒材
222 ジョー部
223 ジョー孔
230 ダブルナット
240 ダブルナット
250 ダブルナット
300 肘金具
310 基体部分
311 長孔
312 歯部
320 延出部分
330 歯金
331 取付孔
332 歯部
340 六角ボルト
350 緩み止めナット
400 ジョーピン
410 溝
420 止め輪
430 割ピン
440 ピン孔
450 防振パッキン
500 調整機構
510 調整金具
520 球面軸受
530 接続かん
600 装着凹部
610 側壁部
611 挿通孔
612 蓋体取付部
620 側壁部
621 支持孔
630 底面
700 軌間絶縁材
710 胴部
711 側面
712 挿通孔
713 底面
720 フランジ部
730 取付開口部
810 取付固定ピン
820 蓋体
830 絶縁スリーブ
831 嵌入孔
840 ビス
900 枢軸部材
910 脚部
911 挿通孔
920 頭部
921 軸孔
930 肩部
940 無給油軸受
R 基本レール
T トングレール

Claims (2)

  1. ロッドと、肘金具と、ジョーピンとを備え、ロッドと肘金具とをジョーピンによって枢着するフロントロッドにおいて、
    前記肘金具の先端側に装着凹部を形成し、該装着凹部には取付開口部を有する軌間絶縁材を装着し、
    前記肘金具の装着凹部に装着した前記軌間絶縁材の取付開口部に、ジョーピンを挿通可能な軸孔を有する枢軸部材を嵌入させ、
    絶縁スリーブおよび該絶縁スリーブに挿通した取付固定ピンにより、前記枢軸部材を前記肘金具に絶縁状態で取り付けるようにしたことを特徴とするフロントロッド。
  2. 前記肘金具の装着凹部は、略矩形に形成されて、当該肘金具の側面に開口しており、
    前記軌間絶縁材は、前記装着凹部に挿嵌される胴部と、前記肘金具の側面において前記装着凹部の周囲に延在するフランジ部とを備え、
    前記絶縁スリーブおよび取付固定ピンは、前記肘金具の軸線方向と一致する方向に配置され、
    前記絶縁スリーブおよび取付固定ピンを、前記肘金具の前端部に開設した挿通孔から前記軌間絶縁材の胴部に開設した通孔および前記枢軸部材の取付孔に嵌入させるとともに、先端を前記装着凹部の内壁面に設けた支持孔に嵌入させ、
    前記絶縁スリーブおよび取付固定ピンの抜け止めをなす蓋体を、前記肘金具の前端部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のフロントロッド。
JP2010132968A 2010-06-10 2010-06-10 フロントロッド Active JP5009396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010132968A JP5009396B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 フロントロッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010132968A JP5009396B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 フロントロッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011256628A JP2011256628A (ja) 2011-12-22
JP5009396B2 true JP5009396B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=45473104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010132968A Active JP5009396B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 フロントロッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5009396B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5429720B2 (ja) * 2012-04-25 2014-02-26 吉原鉄道工業株式会社 フロントロッド
JP6118189B2 (ja) * 2013-06-19 2017-04-19 東日本旅客鉄道株式会社 フロントロッド
JP5742906B2 (ja) * 2013-09-30 2015-07-01 吉原鉄道工業株式会社 フロントロッド
DE102022202598B4 (de) 2022-03-16 2024-02-15 Bharat Forge CDP GmbH Verbindungslasche

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539980Y2 (ja) * 1987-02-09 1993-10-12
JP2001193003A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Kubota Corp まくらぎ
JP2003336201A (ja) * 2002-05-17 2003-11-28 Yoshihara Tetsudo Kogyo Kk フロントロッド
JP4329911B2 (ja) * 2007-06-20 2009-09-09 東日本旅客鉄道株式会社 フロントロッド
JP4913092B2 (ja) * 2008-04-15 2012-04-11 吉原鉄道工業株式会社 肘金

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011256628A (ja) 2011-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1997955B1 (en) A fluid operated torque tool for and a method of tightening a nut on a plate on railroad crossings
JP5009396B2 (ja) フロントロッド
JP2013046535A (ja) 送電用がいし装置のがいし等取換器
JP6686096B2 (ja) スイッチアジャスタおよび分岐器構造
JP4329911B2 (ja) フロントロッド
JP4644224B2 (ja) スイッチアジャスタ
JP4913092B2 (ja) 肘金
JP5009397B2 (ja) スイッチアジャスタ
JP4824064B2 (ja) スイッチアジャスタ
JP4848390B2 (ja) 伸縮機構
JP6682597B2 (ja) スイッチアジャスタおよび分岐器構造
JP4189824B2 (ja) 鉄道機器用リンクの長さ調整装置
JP2006082624A (ja) 応急用スイッチアジャスタ
JP2003171902A (ja) 転てつ機接続装置
CN215417973U (zh) 传动拐臂部件及伸缩连杆成套机构
JP2003336201A (ja) フロントロッド
JP4091719B2 (ja) 転てつ装置の取付装置及びその方法
JP4578027B2 (ja) 電車線路用接地金具
RU2261949C1 (ru) Комплект путевого инструмента
CN219080156U (zh) 一种道闸机闸杆固定结构
JP6626427B2 (ja) 発条転てつ機用鎖錠機構
KR20120003022U (ko) 철도차량용 도어 인터록 스위치의 누름장치
KR200334952Y1 (ko) 스터드 볼트
JPH0541107Y2 (ja)
JP4473659B2 (ja) 軌道対応型接地金具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5009396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250