JP6626427B2 - 発条転てつ機用鎖錠機構 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道の分岐器のトングレールを鎖錠する発条転てつ機用鎖錠機構に関する。
図14は、発条転てつ機用鎖錠機構(以下、転換鎖錠器という。)1の取付例を示している。転換鎖錠器1は、クランク2と2本のロッド3a,3bおよびトグル機構4で構成されたリンクを有する。ロッド3aは接着側トングレール5aに、ロッド3bは開口側トングレール5bに結合されている。そして、両トングレール5a,5bに転てつ棒6が接続され、その転てつ棒6は発条転てつ機のスイッチアジャスタ7に接続されている。
図15に示すように、トグル機構4は一端がクランク2のアーム2aに結合されたばね4aを有する。ばね4aは、Y形リンクに回転モーメントが作用しない中立点を除いて、クランク2を時計回り、もしくは反時計回りに回転させる作用を行う。図14に示すように、鎖錠対象のトングレール5aが基本レール7aに密着する所定の位置(定位)にあるときは、そのロッド3aと鎖錠対象のトングレール5aを接続する回転軸8aと、そのロッド3aとクランク2を接続する回転軸8b、およびクランク軸8cが直線上にあり、かつ、鎖錠対象のトングレール5aに対して直角となるように設置、調整される。このとき、鎖錠対象のトングレール5aの可動方向に作用させる力は、クランク2の回転運動として作用しないため、クランク2、ロッド3a、トングレール5aのそれぞれの位置は保持される。これにより、トングレールは鎖錠されてトングレール先端の開口を防止する。
一方、鎖錠対象でないトングレール5bを可動させる場合には、発条転てつ機の転換力がスイッチアジャスタ7および転てつ棒6を介してトングレール5bに与えられる結果、図16に示すように、ロッド3bがクランク2を回転させるため、ロッド3bを介して鎖錠対象のトングレール5bが動作する。すなわち、解錠される。
転換鎖錠器1は、分岐器の左右軌間内に設置される。列車の対向通過に対して分岐器を鎖錠している状態のときには、クランク2とロッド3aが一直線になって、トングレール5と直角になることでトングレールの開口を防ぐ。また、転換鎖錠器1は、発条転てつ機と組み合わせて用いられるため、列車によって背向から割り出される状態が存在する。この時、クランク2は開口側トングレール5bの移動により回転させられ、接着側トングレール5aを解錠、移動させる。
ところが、この転換鎖錠器は、図14のようにトングレールと発条転てつ機を組み合わせると、トングレールを作動させるために必要な力(以下、転換負荷という。)の影響を大きく受ける特性がある、すなわち、割出しの際の抵抗力(以下、割出し抵抗力という。)は、割出し開始時は大きくないが、割出し量が増えるに従って増加し、その増加量は負荷が大きくなるほど増大する。
逆に、復帰するときは、負荷が小さい場合は問題なく図14の状態に復帰できるが、負荷が増大すると図14の状態に近づくほど割出し抵抗力が増加する特性を示す。これにより、負荷が発条転てつ機の復帰力を上回る、いわゆる転換不能が起こる。負荷の変動要因は多々あって断定は難しいが、分岐器の床板の油切れや錆によって摩擦力が増加する。
この対策として、これらの転換力を強化する、もしくは転換力の大きい電気転てつ機等に置き換える方法が提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。
鉄道と電気技術、vol.25、No.7、2014 閑散線区向け信号システムの技術開発 佐藤泰生:分岐器の構造と保守、日本鉄道施設協会
転換鎖錠器の課題として、転換鎖錠器を定位置に保持するためのばねが、転換負荷に対して影響を与えていることが挙げられる。特に、ばねを縮める方向にクランクを回転させる力は、動力転てつ機の動作を阻害する方向に作用し、結果として転換負荷を増加することが知られている。
また,分岐器のトングレールが前後に移動すると、転換鎖錠器のロッドとトングレールとの直角状態が崩れることがある。これにより、トングレールの鎖錠機能の低下を招くことになるので、定期的な点検・調整は欠かせない。
発条転てつ機は、電気設備が不要で堅牢なことから閑散線区には欠かせない設備であるが、転換不能が発生すると、設備が保守区から離れている場合は回復までに時間を要し、列車の運行に多大な影響を与える。ましてや、トングレールの鎖錠機能低下はトングレールの先端開口による割り込み脱線の要因になりかねないので、絶対に避けなければならない。それだけに、保守・点検には気を遣う設備であるといえる。
転換力の大きい動力転てつ機への置き換えは、転換不能の問題を解決する一手段であるが、動力転てつ機自体の交換に加えて、ロッド類の付属装置類の変更、制御回路の変更もしくは新設、付帯するケーブル敷設等の電気工事が必要となる。これらは往々にして高価であり、一度に多額の設備投資を必要とする。
本発明は、転換鎖錠器のふく進による影響を軽減し、トングレールの先端開口を防止するとともに、鎖錠機構の動作が転換負荷に与える影響を最小限とすることができる発条転てつ機用鎖錠機構を提供することを目的とする。また、従来の転換鎖錠器と容易に置き換え可能な形態とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る発条転てつ機用鎖錠機構(以下、単に鎖錠機構という場合がある。)は、台座に設けられた軸を中心に回転可能な鎖錠カムと、トングレールの先端開口を防止するための鎖錠かんと、前記鎖錠かんと係合して前記鎖錠かんの状態を照査する照査かんとを有し、前記照査かんには前記鎖錠カムの回転を阻止するための回転阻止部材が設けられ、前記鎖錠カムには前記鎖錠かんに常に係合して前記鎖錠かんの鎖錠方向および解錠方向の移動と連動して前記鎖錠かんの前記移動方向と直角な方向に動く摺動部材が設けられ、前記鎖錠カムには回転被阻止部材が設けられ、その回転被阻止部材は前記照査かんが前記鎖錠かんに対して所定の位置関係にある間は前記回転阻止部材と当接して前記鎖錠カムの回転を阻止し、前記照査かんが前記鎖錠かんに対して前記所定の位置関係にない間は前記回転阻止部材と当接せず、前記鎖錠カムの回転を許容することを特徴とする。
上記鎖錠機構において、前記摺動部材と前記回転阻止部材の一方または両方がローラで構成されていることが望ましい。
また、上記鎖錠機構においては、前記鎖錠カムの回転範囲を制限するストッパを設けることが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明に係る鎖錠機構は、次の構成を有するものとすることもできる。
(a)開口側トングレールに接続され、開口側トングレールの定位と反位の間の移動と連動して開口側トングレールの長手方向に直角な方向に移動可能に設けられた照査かんと、接着側トングレールに接続され、接着側トングレールの定位と反位の間の移動と連動して接着側トングレールの長手方向に直角な方向に移動可能に設けられた鎖錠かんと、照査かんの鎖錠かんと反対側に設けられた垂直軸を中心として照査かんと鎖錠かんの上側における平面に沿って回転可能に備えられた鎖錠カムと、開口側トングレールと接着側トングレールとをそれらの先端付近において接続するとともに、発条転てつ機の動作かんに接続された転てつ棒(タイバー)とを有し、(b)照査かんは、分岐器が定位にあるときに鎖錠カムの回転を阻止する回転阻止部材を有し、(c)鎖錠カムは、照査かんが定位にあるときは、照査かんの回転阻止部材に当接して前記垂直軸を中心とする回転を阻止され、照査かんが反位方向に移動されたときは、照査かんの回転阻止部材による垂直軸を中心とする回転の阻止が解かれる回転被阻止部材を有し、(d)鎖錠かんと鎖錠カムは、鎖錠かんの接着側トングレールの長手方向に直角な方向の移動と鎖錠カムの垂直軸を中心とする回転との連動を可能にするように係合されており、(e) 転てつ棒は、接着側トングレールと接着側トングレールにそれぞれ固着されている連結板に、各トングレールの長手方向に直角な方向に一定の範囲で移動可能に連結されている。
上記鎖錠機構においては、前記照査かんおよび前記鎖錠かんは、枕木に固定される基盤に固着される台座にトングレールの長手方向に直角な方向に往復移動可能に保持され、前記鎖錠カムは、前記台座に垂直軸周りに回転可能に取付けられていることが好ましい。
また、上記鎖錠機構においては、前記照査かんの回転阻止部材は前記照査かんの上面に取付けられたローラであり、前記鎖錠カムの前記回転被阻止部材は、その鎖錠カムの下面に取付けられ、前記照査かんが定位にあるときに前記ローラに当接するブロックであることが好ましい。
さらに、上記鎖錠機構においては、前記鎖錠かんと前記鎖錠カムは、前記鎖錠かんの長手方向中間位置において前記鎖錠かんの長手方向に直角な方向に長い溝と、前記鎖錠カムの自由端に設けられた垂直軸に回転可能に取付けられ、前記溝に嵌合されたローラまたは駒等の摺動部材で係合されていることが望ましい。
そして、転てつ棒においては、各連結板にトングレールに直角な方向に長い長孔が設けられ、前記転てつ棒の両端に設けられた軸がそれぞれ前記長孔にその長手方向に移動可能に挿通され、左右の前記トングレールの離隔は前記各長孔の寸法分だけ移動可能であることが望ましい。
上記構成により、転換動作の初期段階では、開口側トングレールが先行して動作する。これにより、照査かんが鎖錠かんに先行して移動を開始し、鎖錠カムの回転の阻止を解く。開口側トングレールが長孔の寸法分だけ移動したのち、すなわち、時差を持って接着側トングレールが反位に移動を開始するが、このときは鎖錠カムの阻止が解かれているので、鎖錠かんは動作可能である。トングレールが初期位置に転換動作(定位への復帰)を行う場合は、上記と逆のプロセスにより、最終的に照査かんが鎖錠カムの回転を阻止する位置に移動し、鎖錠かんの移動が拘束される。割出し転換、もしくは発条転てつ機等の転換動作が行われない場合には、鎖錠カムは回転不能のため(回転を阻止されているため)、鎖錠かんは移動することができない(鎖錠されている)。
以上の動作は、鎖錠かん、鎖錠カム、照査かんの慣性力およびこれらの摺動部の摩擦力のみで実現されるため、従来のばねを用いる鎖錠機構と比べて転換動作に伴う負荷は小さくなる。したがって、課題とされる鎖錠動作に伴う負荷が減少することが見込まれる。
本発明によれば、上述したように、鎖錠動作に伴う転換負荷の増加が防止される発条転てつ機用鎖錠機構を提供することができる。また、本発明による鎖錠機構は、コンパクトであるので、従来型転換鎖錠器と置き換えが可能であり、さらに、従来のクランク式の鎖錠器は角度調整がシビアであるが、本発明による鎖錠機構は、構成が簡素であるので、調整が容易である。
本発明の実施の形態に係る発条転てつ機用鎖錠機構の定位状態における平面図である。 図1の鎖錠機構のカバーを取り除いた状態の平面図である。 図2の鎖錠機構の鎖錠カムを取り除いた状態の平面図である。 図2の定位状態における照査かんと鎖錠カムと鎖錠かんの係合関係を示す図である。 図4のX−X線断面図である。 図4のY−Y線断面図である。 図4の照査かんが左方向に移動され、鎖錠カムの回転阻止が解かれた状態を示す平面図である。 図7の鎖錠かんも左方向に移動された状態を示す平面図である。 本発明に係る鎖錠機構の作用を実現可能にするために用いられる転てつ棒の一例を示す平面図である。 列車が分岐器に進入する前の状態(鎖錠状態)における鎖錠機構の照査かん、鎖錠カムおよび鎖錠かんの位置関係とトングレールの位置関係を簡略的に示す図である。 図10の分岐器に列車が背向方向から進入する時の割出しに基づく鎖錠機構の作用(解錠)を説明する図である。 図11の解錠により鎖錠かんが動作可能になった状態(転換した状態)を示す図である。 列車が図12の分岐器を通過した後のトングレールの定位復帰時の鎖錠機構の作用(解錠)の一例を説明する図である。 発条転てつ機の従来の転換鎖錠器とその取付状態を示す平面図である。 図14の転換鎖錠器の鎖錠時の状態を示す図である。 図14の転換鎖錠器の開錠時の状態を示す図である。
続いて、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る発条転てつ機用鎖錠機構Aは、基本的構成要素として、基盤10と、台座20と、照査かん30と、鎖錠かん40と、鎖錠カム50と、転てつ棒93(図9参照)とを有する。以下に各構成要素について詳細に説明する。
基盤10は、この鎖錠機構Aを単体として枕木70に取付けるためのものである。基盤10には、これに取付けられた台座20と、照査かん30と、鎖錠かん40と、鎖錠カム50とを保護するためのカバー60がビス等61で固着されるが、構成要素を明瞭に示すため、カバー60は図1、図5および図6においてのみ示され、他の図においては省略されている。
基盤10は、鎖錠機構Aを軌間内または軌間外に設置する際、鎖錠機構の取扱、搬送、設置を容易にするため、平面形状が矩形に形成され、かつ、適宜の場所にウィンチ等で釣り上げるためのアイボルト等11を備えている。基盤10は、軌道の枕木等70に載せ、下側から爪ボルト13を基盤10に設けてあるボルト挿通孔12および枕木70に挿通し、その爪ボルト13にナット14を締め付けるなどして固定される。基盤10の固定方法は、これに限らず、基盤10の上側からねじくぎを挿通し、枕木等70に固定する方法を用いてもよい。
基盤10の上面には、台座20がボルトナットなどの固着手段(図示省略)により固着されている。台座20には、その長手方向の一端部(図2では下端部)から他端部(図2では上端部)方向に離れた中間部に、照査かん30を基盤10の長手方向に直角な方向に移動(摺動)可能に案内する第1案内手段21が備えられている。第1案内手段21は、たとえば、台座20の上面に開口し、かつ台座20の幅方向(図2の左右方向)に貫通する断面矩形の溝で構成されたものでよい。
そして、第1案内手段21の台座20の一端部と反対側に近接する位置に、鎖錠かん40を基盤10の長手方向に直角な方向に移動(摺動)可能に案内する第2案内手段22が備えられている。第2案内手段22は、たとえば、台座20の上面に開口し、かつ台座20の幅方向に貫通する断面矩形の溝で構成されたものでよい。
第1案内手段21には、照査かん30が第1案内手段21の長手方向に摺動可能に嵌合されている。照査かん30の開口側トングレール(図示省略)と接続される側の端部(図2の例では左端部)には、垂直の孔31が形成されている。この孔31には、開口側トングレールと照査かん30とを結合するロッド(図示省略)の一端に貫通された垂直軸(図示省略)が挿通される。そのロッドの他端に貫通された垂直軸(図示省略)は、前記開口側トングレールに設けてある垂直の孔に挿通されて、照査かん30と開口側トングレールとがロッドにより屈曲可能に接続されている。
照査かん30の長手方向のほぼ中間位置の上面には、照査かん30が図2、4に示されるように、鎖錠位置に存在する時に、後述される鎖錠カム50の所定方向の回転を阻止する回転阻止部材32が設けられている。回転阻止部材32は、鎖錠カム50の後述される回転被阻止部材56との接触摩擦を軽減するため、照査かん30に固着された軸33に回転可能に保持されたローラであることが望ましい。以下、回転阻止部材32をローラ32という。
また、台座20の第1案内手段21に関して第2案内手段22と反対側の端部(図2では下端部)付近に、環状の保持部23が形成され、その保持部23の上方に開口する円形の孔に、鎖錠カム50の一端部に固着された支軸51の下部が挿入され、その支軸51の下部を回転可能に支持する軸受52が保持部23に固着されている。支軸51は、鎖錠カム50を貫通して、鎖錠カム50の上方まで伸びている。
台座20の一端部には、台座20の上面から鎖錠カム50の上面の高さ至近位置まで起立する支持部53が固着され、その支持部53から支軸51を超える位置まで延出する固定部54が取付けられている。その固定部54に支軸51の上端部51aが軸受55を介して回転可能に支持されている。したがって、鎖錠カム50と台座20との間の回転摩擦が著しく軽減されている。鎖錠カム50を台座20に垂直軸周りに回転可能に支持する構造は、上記の実施態様に限定されるものではない。
鎖錠カム50の下面の支軸51の付近には、前述された被阻止部材56が設けられている。回転被阻止部材56は、回転阻止部材32との接触摩耗を軽減できる突起またはブロックで構成することができる。以下、回転被阻止部材56をブロック56という。そして、鎖錠カム50が図4に示す通常状態にあり、かつ照査かん40が所定位置である鎖錠位置に存在する時は、照査かん40のローラ32の外周面がブロック56の側面と当接するように取付け位置が設計されている。
第2案内手段22には、鎖錠かん40が第2案内手段22の長手方向に摺動可能に嵌合されている。鎖錠かん40の長手方向両端部には、接着側トングレール(図示省略)と接続するための垂直の孔41、42が設けられている。この鎖錠機構の設置位置が軌間内か、軌間外かにより41、42のいずれかの孔が、一端が接着側トングレールに垂直軸により結合されたロッド(図示省略)の他端と垂直軸により接続するために用いられる。
鎖錠かん40には、その長手方向のほぼ中間部において上面に追加部材43が固着されている。その追加部材43には、鎖錠かん40の長手方向に直角な方向に延びる溝44が形成されている。そして、その溝44に鎖錠カム50の先端側(支軸51から最も遠い位置)の下面に取付けられた摺動部材57が溝44の長手方向に移動可能に嵌合されている。摺動部材57には、鎖錠カム50の軸58周りに回転可能に取付けられ、溝44に回転移動可能に嵌合されたローラまたは溝44に摺動可能に嵌合された駒を用いることができる。以下、摺動部材57を駒57という。
図9は、上記鎖錠機構Aの各構成要素にタイミングよく作用を実現させるために有効な転てつ棒の構成の一例を示す。同図において91a、91bは基本レール、92aは開口側トングレール、92bは接着側トングレールであり、93はトングレール92a、92bを結合する転てつ棒(タイバー)である。
従来の転てつ棒は、その長手方向両端部が転てつ棒とトングレールを貫通する転てつ棒ボルトとナットにより両トングレールに直接取り付けられるか、トングレールに固着された連結板に連結板と転てつ棒を貫通する転てつ棒ボルトとナットにより取り付けられ、いずれの場合も、転てつ棒は伸縮不可能である(非特許文献2)。これに対して、本発明の実施の形態に係る転てつ棒93は、次のように、一定の範囲で移動可能に取付られている。
転てつ棒93は、両トングレール92a、92bの間を延びる棒材等で作られ、その両端部に垂直なボルト93a、93bを有する。転てつ棒93は、また、その長手方向中間位置に後述される転てつ機の動作かんを接続するための接続部93cが設けられている。トングレール92a、92bの先端付近の互いに対向する位置に固着されている連結板94a、94bには、それぞれトングレール92a、92bの長手方向に直角な方向に長い長孔95a、95bが形成されていて、各長孔95a、95bに転てつ棒93の対応する側のボルト93a、93bがその長孔95a、95bの長手方向に移動可能に挿入されている。
ボルト93a、93bの先端には、たとえばボルト93a、93bの径を長孔95a、95bの幅よりも大きくするなどして、長孔95a、95bから抜脱するのを防止する手段が施されている。
続いて、上記の構成による作用について、図10〜図13を参照しながら説明する。図10〜図13は、鎖錠機構Aが軌間外に設置され、転てつ棒93の接続部93cに発条転てつ機103の動作かん104が接続されている場合の例を示す。
図10は、開口側トングレール92aが基本レール91aから離れ、接着側トングレール92bが基本レール91bに密着している定位状態を示している。このとき、照査かん30は、ローラ32が鎖錠カム50のブロック56に当接して鎖錠カム50の図10における反時計方向の回転を阻止する位置に保持されている。また、定位状態においては、支持部材24とローラ32が接触する。そのため、鎖錠かん40にこれを移動させる力(鎖錠カム50を回転させる力)が作用した場合に、鎖錠カム50の回転が阻害される。また、鎖錠カム50の回転によってブロック56からローラ32に対して力が作用する。しかし、支持部材24とローラ32の接触によりローラ軸33と支持部材24に力が分散するため,ローラ軸33の補強は不要となる。また、定位状態からトングレール92bを開口させる力が作用した場合に強固に保持することができる。なお、定位に存在する照査かん30のレール側端部は、図10のL1の線上に存在する。
そして、照査かん30の左端と開口側トングレール92aの先端は第1接続ロッド(リンクを含む)101により接続されている。さらに詳しくは、照査かん30の左端の孔31には第1接続ロッド101の一端に貫通されているボルト(図示省略)が貫通され、その第1接続ロッド101の他端と開口側トングレール92aの先端はボルト(図示省略)を介して接続されている。
図10の定位においては、鎖錠かん40の左端は照査かん30の左端と同じL1の線上に存在する。また、鎖錠かん40の左端と接着側トングレール92bの先端は、第2接続ロッド102(リンクを含む)により、第1接続ロッド101の接続構造と同様の接続構造によって接続されている。
また、図10の定位においては、照査かん30のローラ32が鎖錠カム50のブロック56に当接しているため、鎖錠カム50の支軸51周りの回転(回転)が阻止されている。そして、鎖錠カム50の駒57は鎖錠かん40の溝44に嵌合している。したがって、接着側トングレール92bの先端が基本レール91bに密着した状態で鎖錠されている。
さらに、トングレール92a、92bが定位にあるときは、図10に拡大して示すように、転てつ棒93の開口側トングレール92a側のボルト93aは連結板94aの長孔95aの接着側トングレール92b側の端部に位置し、転てつ棒93の接着側トングレール92b側のボルト93bは連結板94bの長孔95bの接着側トングレール92b側の端部に位置している。
今、図10の分岐器に背向側から列車200が接近すると、開口側トングレール92aが割出しにより基本レール91a側に移動され始める。この移動開始と同時に開口側トングレール92aの先端の移動は第1接続ロッド101により照査かん30に伝達されるため、照査かん30が図11に示すように、開口側トングレール92aの先端の移動量と等しい距離だけ開口側トングレール92a側に移動される。それにより、照査かん30のローラ32が鎖錠カム50のブロック56から離間する。すなわち、鎖錠が解かれる(解錠される)。
この照査かん30の開口側トングレール92a側への移動により解錠された後、すなわち、照査かん30の一端部が、照査かん30のローラ32が鎖錠カム50のブロック56から離間する時の位置(図11のL2)を超えると、図11に拡大して示すように、転てつ棒93の接着側トングレール92b側のボルト93bが連結板94bの長孔95bの開口側トングレール92a側の端部まで移動する。
その後に続く開口側トングレール92aの割出しにより、図12に示すように、転てつ棒93が接着側トングレール92bを基本レール91bから離間させる。これに応じて第2接続ロッド102により鎖錠かん40が照査かん30と同じ方向に移動され、鎖錠カム50が支軸51周りに反時計方向に回転される(図8参照)。
また、上記割出しの際は、転てつ棒93の接続部93cに接続されている、発条転てつ機103に接続されるスイッチアジャスタ104を介して、その発条転てつ機のばね(図示省略)が圧縮される。
図13は、列車が分岐器を通過した直後の作用を示す。列車が分岐器を通過すると、開口側トングレール92aは割出し力を受けなくなる。これに代わって、発条転てつ機103の圧縮されたばねの弾発力がスイッチアジャスタ104を介して転てつ棒93に与えられる。そのため、図13に拡大して示すように、転てつ棒93の両端のボルト93a、93bがそれぞれ連結板94a、94bの長孔95a、95bの接着側トングレール92b側端部に当接され、さらに動作かん104から受ける力により第1接続ロッド101および第2接続ロッド102を介して照査かん30および鎖錠かん40が初期の位置、すなわち定位に復帰され、鎖錠カム50の図13における時計方向の回転により初期の位置、すなわち図10と同じ定位に復帰される。
図12の反位にあるトングレールが図13の転てつ機103により定位に復帰するときは、鎖錠かん40が先行して復帰する。したがって、ブロック56も定位に復帰し、その後に時差をもって照査かん30が定位に復帰するので、ローラ32が先に復帰しているブロック56に当接する。
<他の実施の形態>
照査かん30の第1案内手段21は、台座20に形成された凹溝に代えて、台座20の上面に形成された断面矩形の突条などで構成し、その突条などを照査かん30の底面に形成された凹溝に摺動可能に嵌合するようにしてもよい。鎖錠かん40の第2案内手段22も同様である。付加部材43は、鎖錠かん40に別部材を付加することに代えて、鎖錠かん40と一体に形成されてもよい。
上記の実施の形態においては、連結板に設けられた長孔に転てつ棒の垂直軸を挿入したが、これとは逆に、転てつ棒の両端に長孔を設け、その長孔に連結板に設けた垂直軸を挿入してもよい。
図7および図8に例示するように、基盤10または基台20に鎖錠カム50の回転角度を規制するためのストッパ15a,15bを設けることが望ましい。ストッパ15a,15bは、支軸51の照査かん30の移動方向と平行な線上の互いに反対の位置おいて基盤10または基台20から起立している。ストッパ15aは、図7に示すように、鎖錠かん40が定位に存在するときの鎖錠カム50の一方の側辺に当接する。ストッパ15bは、図8に示すように、鎖錠かん40が反位に存在するときの鎖錠カム50の他方の側辺に当接する。このようなストッパ15a,15bにより鎖錠カム50の回転範囲が制限されることにより、鎖錠かん40の動作範囲が制限される。図7のP1から図8のP2の範囲が鎖錠かん40の動作範囲である。
なお、ストッパ15a,15bを設けないことにより、鎖錠カム50の駒57が鎖錠かん40の溝44から抜け出た状態(非鎖錠状態)を意図的に作り出すことができる。
上記鎖錠機構は、発条転てつ機と併用する転換鎖錠器と置き換えて使用することができる。また、上記鎖錠機構は、開通方向のうち、片側のみ鎖錠する形態と、両側を鎖錠する形態とに使用することができる。鎖錠機構の設置位置としては、図示された実施の形態は、右軌間外に設置された例であるが、ほかに左軌間外、軌間内に設置することもできる。上記鎖錠機構は、鎖錠装置単体の機能のほか、開通方向の照査を行う装置としての機能も有する。
A 発条転てつ機用鎖錠機構
10 基盤
15a,15b ストッパ
20 台座
21 第1案内手段(溝)
22 第2案内手段(溝)
30 照査かん
32 回転阻止部材(ローラ)
40 鎖錠かん
50 鎖錠カム
51 軸
56 回転被阻止部材(ブロック)
57 摺動部材(駒)
93 転てつ棒
93a、93b ボルト
94a、94b 連結板
95a、95b 長孔
103 発条転てつ機
104 スイッチアジャスタ

Claims (8)

  1. 台座に設けられた軸を中心に回転可能な鎖錠カムと、トングレールの先端開口を防止するための鎖錠かんと、前記鎖錠かんと係合して前記鎖錠かんの状態を照査する照査かんとを有し、前記照査かんには前記鎖錠カムの回転を阻止するための回転阻止部材が設けられ、前記鎖錠カムには前記鎖錠かんに常に係合して前記鎖錠かんの鎖錠方向および解錠方向の移動と連動して前記鎖錠かんの前記移動方向と直角な方向に動く摺動部材が設けられ、前記鎖錠カムには回転被阻止部材が設けられ、その回転被阻止部材は前記照査かんが前記鎖錠かんに対して所定の位置関係にある間は前記回転阻止部材と当接して前記鎖錠カムの回転を阻止し、前記照査かんが前記鎖錠かんに対して前記所定の位置関係にない間は前記回転阻止部材と当接せず、前記鎖錠カムの回転を許容することを特徴とする発条転てつ機用鎖錠機構。
  2. 請求項1に記載の発条転てつ機用鎖錠機構において、
    前記鎖錠機構を枕木に取付けるための基盤又はその基盤に取り付けられた基台に前記鎖錠カムの回転範囲を制限するストッパを設けたことを特徴とする発条転てつ機用鎖錠機構。
  3. 請求項1または2に記載の発条転てつ機用鎖錠機構において、
    前記摺動部材または前記回転阻止部材あるいは両方がローラで構成されていることを特徴とする発条転てつ機用鎖錠機構。
  4. (a)開口側トングレールに接続され、その開口側トングレールの定位と反位の間の移動と連動して前記開口側トングレールの長手方向に直角な方向に移動可能に設けられた照査かんと、接着側トングレールに接続され、その接着側トングレールの定位と反位の間の移動と連動して前記接着側トングレールの長手方向に直角な方向に移動可能に設けられた鎖錠かんと、前記照査かんの前記鎖錠かんと反対側に設けられた垂直軸を中心として前記照査かんと前記鎖錠かんの上側における平面に沿って回転可能に備えられた鎖錠カムと、前記開口側トングレールと前記接着側トングレールとをそれらの先端付近において接続するとともに、転てつ機の動作かんに接続された転てつ棒とを有し、
    (b)前記照査かんは、分岐器が定位にあるときに前記鎖錠カムの回転を阻止する回転阻止部材を有し、
    (c)前記鎖錠カムは、前記照査かんが定位にあるときは、前記照査かんの回転阻止部材と係合して前記垂直軸を中心とする回転を阻止され、前記照査かんが反位方向に移動されたときは、前記照査かんの回転阻止部材による垂直軸を中心とする回転の阻止が解かれる回転被阻止部材を有し、
    (d)前記鎖錠かんと前記鎖錠カムは、前記鎖錠かんの前記接着側トングレールの長手方向に直角な方向の移動と前記鎖錠カムの垂直軸を中心とする回転との連動を可能にするように係合されており、
    (e)前記転てつ棒は、前記開口側トングレールと前記接着側トングレールにそれぞれ固着されている連結板に、各トングレールの長手方向に直角な方向に一定の範囲で移動可能に連結されている、
    ことを特徴とする転てつ機用鎖錠機構。
  5. 請求項4に記載の転てつ機用鎖錠機構において、
    前記照査かんおよび前記鎖錠かんは、枕木に固定される基盤に固着される台座にトングレールの長手方向に直角な方向に往復移動可能に保持され、
    前記鎖錠カムは、前記台座に垂直軸周りに回転可能に取付けられている、
    ことを特徴とする転てつ機用鎖錠機構。
  6. 請求項5に記載の転てつ機用鎖錠機構において、
    前記照査かんの回転阻止部材は前記照査かんの上面に取付けられたローラであり、
    前記鎖錠カムの前記回転被阻止部材は、その鎖錠カムの下面に取付けられ、前記照査かんが定位にあるときに前記ローラに当接するブロックである、
    ことを特徴とする転てつ機用鎖錠機構。
  7. 請求項4,5または6に記載の転てつ機用鎖錠機構において、
    前記鎖錠かんと前記鎖錠カムは、前記鎖錠かんの長手方向中間位置において前記鎖錠かんの長手方向に直角な方向に長い溝と、前記鎖錠カムの自由端に設けられた垂直軸に回転可能に取付けられ、前記溝に嵌合された摺動部材とで係合されている、
    ことを特徴とする転てつ機用鎖錠機構。
  8. 請求項4,5,6または7に記載の転てつ機用鎖錠機構において、
    前記各連結板に前記トングレールに直角な方向に長い長孔が設けられ、前記転てつ棒の両端に設けられた軸がそれぞれ前記長孔にその長手方向に移動可能に挿通され、左右の前記トングレールの離隔は前記各長孔の寸法分だけ移動可能であることを特徴とする転てつ機用鎖錠機構。
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