JP5508886B2 - スイッチアジャスタ - Google Patents
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Description
図1において、本発明は、ロッド9と、アジャスタ部10とを有するスイッチアジャスタ6である。ロッド9は、ポイントの対をなすトングレール8a,8bをつなぐ転てつ棒4に取り付けられた腕金具5の軸筒7内に、軸方向を摺動可能に挿込まれ、電気転てつ機1の動作かん11のストロークを受けて腕金具5をロッド9の軸方向に押し、あるいは逆に軸方向に引くことによってトングレール8a、8bを定位から反位へ、あるいは反位から定位へ転換させるものである。本発明において、ロッド9の長さは、基本レール3a、3bの間隔、すなわち、軌間の少なくとも1/2以上の長さに設定されている。アジャスタ部10は、電気転てつ機1の動作かん11と、ロッド9の端末間につながれ、後述するようにスイッチアジャスタの調整操作部を有している。調整操作部はトングレールの定位、反位転換時におけるトングレールと、基本レール間の密着力を調整するものであり、軌間外でロッド9の端末に配置されるものである。
図3において、アジャスタ部10は、ねじ軸14と、対をなす筒ナット15a,15bと、コイルバネ16と、可動軸受17a,17bとの組み合わせからなり、これらの組み合わせが、バネ箱18内に収容されたものである。筒ナット15a,15bは、それぞれの一端周上にフランジ19a,19bを有し、それぞれフランジのない側の端面を互いに向き合わせてねじ軸14にねじ込んで左右対称に配設されている。可動軸受17a,17bは、それぞれ筒ナット15a,15bの周上に外装されたものである。
以下にポイントの転換動作の要領を説明する。この実施例では、トングレールを電気転てつ機側に引いて定位鎖錠され、基準線側を開通させている。図5(a)において、ポイントを定位から反位に転換するときには、電気転てつ機1を駆動し、その動作かん11を押し出すと、そのストロークを受けてスイッチアジャスタ6が同方向に移動してポイントを定位から反位方向に転換させるが、この場合にまず、スイッチアジャスタ6の軸方向に作用する負荷が小さい間はアジャスタ部10と、ロッド9とが一体に距離D1を移動し、ロッド9のストッパー20が腕金具5の軸筒7の一端開口縁に当接する(図2参照)。
次に、ポイントの定位又は反位転換時における密着確認の要領を説明する。本発明において、バネ箱18の両端の可動軸受17a(17b)の周面にポイント取付時における定位密着および反位密着操作時の目印となる標識を有している。
以下の説明では、定位密着時の目印としての標識について説明する。標識は、図6(a)に示すように安全標識28aと、注意標識29aとからなり、安全標識28aは、可動軸受17aの外端縁から一定の幅(たとえば1mmの幅)でたとえば緑に着色され、注意標識29aは、安全標識28aに隣接して一定の幅(たとえば3mm)で、たとえば赤色に着色されている。図6(a)においては、スイッチアジャスタを電気転てつ機側に引いてトングレールを定位で基本レールに密着をかけている状態を示している。反位密着の場合に対応して他方の可動軸受17bには、図6(b)に示すように外側には幅1mmの安全標識(緑色)28bと、幅3mmの注意標識(赤色)29bが付されている。図6(b)は、安全標識28bが外部に現れ、注意標識29bは、フレーム21bに覆われている状態である。
次に、ポイントが仕様どおりに組上げられている状態において、スイッチアジャスタをポイントに取り付ける要領を説明する。
1)定位側セット
定位側トングレール8aを基本レール3aに接着させる。腕金具5は予め転てつ棒4に組み付けておく。
定位側セット完了後、手動操作によってポイントを定位から反位に転換する。この操作によって、反位側トングレール8bが基本レール3bに密着したときに以下の調整を行う。
(イ)反位側可動軸受17b側の注意標識(赤色)29bが1mm〜3mm見えているときには、アジャスタ部の調整操作部である定位側筒ナット15aを締め込み、安全標識(緑色)28bだけが現れるようにする。
(ロ)フレーム21bから露出する反位側の安全標識(緑色)28bの幅が1mmより少ないときには、1mm(緑色の全部)がフレーム21bの外に出るまで定位側筒ナット15aを緩める。以上の操作によって、反位側セット(反位密着)は完了する。
Claims (5)
- ロッドと、アジャスタ部とを有するスイッチアジャスタであって、
ロッドは、ポイントの対をなすトングレールをつなぐ転てつ棒に取り付けられた腕金具の軸筒内に挿込まれ、腕金具を支え、電気転てつ機の動作かんのストロークを受けてトングレールを定位から反位へ、あるいは反位から定位へ転換させるものであり、軌間の少なくとも1/2以上の長さに設定され、
前記アジャスタ部は、ねじ軸と、対をなす筒ナットと、対をなす可動軸受と、コイルバネとの組み合わせからなり、これらの組み合わせが、バネ箱内に収容されたものであり、
前記ねじ軸は、前記ロッドと、電気転てつ機の動作かんとをつなぐものであり、調整操作部を有し、
前記各筒ナットは、それぞれ周上にフランジを有し、ねじ軸にねじ込んで向き合わせに配設されたものであり、
対をなす前記可動軸受は、バネ箱に対し、それぞれの筒ナットの周上に一定の範囲内で軸方向を摺動可能に向き合わせに外装されたものであり、
前記コイルバネは、両可動軸受間に介装され、ポイントの転換時に、電気転てつ機の動作かんのストロークを受けてねじ軸とともに変位する筒ナットのフランジに押されて圧縮され、基本レールに対するトングレールの密着力を生じさせるものであり、
前記調整操作部は、トングレールの定位、反位転換時におけるトングレールと、基本レール間の密着力を調整するものであり、対をなす筒ナットを有し、
対の筒ナットは、定位又は反位転換後のいずれか一方の状態でいずれもが軌間外に位置して軌間外で両筒ナットの操作が可能であり、他方の状態では、一方の筒ナットのみが軌間外に位置して軌間外でその調整操作が可能となるものであることを特徴とするスイッチアジャスタ。 - 反位又は定位の状態で軌間外に位置する前記筒ナットは、列車運行中における調整操作部となるものであることを特徴とする請求項1に記載のスイッチアジャスタ。
- ポイントの定位密着時又は反位密着時において、前記ロッドは、前記腕金具に対して間隙D1の範囲にわたって相対移動が可能であり、一方の前記筒ナットのフランジが、当該筒ナットに外装した可動軸受の外端に押し付けられた状態で、他方の筒ナットのフランジと、当該筒ナットに外装した可動軸受の外端とは、間隙D2を置いて向き合されており、
間隙D1+D2は、スイッチアジャスタの間隙を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載のスイッチアジャスタ。 - 前記バネ箱は、前記筒ナットに外装された可動軸受の上周面を被うとともに、軸方向の一定の範囲内で可動軸受を移動可能に保持するものであり、
前記可動軸受の周面には、外端から一定の範囲にわたって標識が付され、
前記標識は、ポイント取付時における定位密着および反位密着操作時の目印となるものであることを特徴とする請求項1に記載のスイッチアジャスタ。 - 前記ロッドは、角軸部を有し、
角軸部は、前記腕金具の軸筒に開口された角穴内に挿入され、取付時の不用意な回転を阻止するものであることを特徴とする請求項1に記載のスイッチアジャスタ。
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