JP5007746B2 - 部品内蔵基板 - Google Patents

部品内蔵基板 Download PDF

Info

Publication number
JP5007746B2
JP5007746B2 JP2009520404A JP2009520404A JP5007746B2 JP 5007746 B2 JP5007746 B2 JP 5007746B2 JP 2009520404 A JP2009520404 A JP 2009520404A JP 2009520404 A JP2009520404 A JP 2009520404A JP 5007746 B2 JP5007746 B2 JP 5007746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
insulating layer
chip component
embedded
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009520404A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008155967A1 (ja
Inventor
悟 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2009520404A priority Critical patent/JP5007746B2/ja
Publication of JPWO2008155967A1 publication Critical patent/JPWO2008155967A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5007746B2 publication Critical patent/JP5007746B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
    • H05K1/182Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with components mounted in the printed circuit board, e.g. insert mounted components [IMC]
    • H05K1/185Components encapsulated in the insulating substrate of the printed circuit or incorporated in internal layers of a multilayer circuit
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/82Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected by forming build-up interconnects at chip-level, e.g. for high density interconnects [HDI]
    • H01L2224/82009Pre-treatment of the connector or the bonding area
    • H01L2224/8203Reshaping, e.g. forming vias
    • H01L2224/82035Reshaping, e.g. forming vias by heating means
    • H01L2224/82039Reshaping, e.g. forming vias by heating means using a laser
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01004Beryllium [Be]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01078Platinum [Pt]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/10Details of components or other objects attached to or integrated in a printed circuit board
    • H05K2201/10613Details of electrical connections of non-printed components, e.g. special leads
    • H05K2201/10621Components characterised by their electrical contacts
    • H05K2201/10636Leadless chip, e.g. chip capacitor or resistor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

この発明は、絶縁層にチップ部品を内蔵した部品内蔵基板及びその製造方法に関し、詳しくは、チップ部品の外部電極と電極層との接続の改良に関する。
一般に、チップ部品は、内部電極と、内部電極を有する絶縁体と、絶縁体の両端に形成された外部電極を備える。内部電極と外部電極とは、電気的に接続されている。
そして、このチップ部品を内蔵した部品内蔵基板において従来は、1個又は複数個のチップ部品の外部電極をプリント基板、セラミック多層基板、樹脂多層基板等の配線板の電極層を構成するランドに半田付けし、この状態でチップ部品を樹脂層に埋設して部品内蔵基板が製造される。
しかしながら、チップ部品を半田付けして製造すると、半田フィレットが前記樹脂層内に残存する。そのため、この種の部品内蔵基板を他の基板に半田リフロー等で実装するような場合、リフロー加熱により、前記樹脂層内に残存していた半田が液化して半田フラッシュが発生するおそれがある。
また、チップ部品の外部電極を半田付けするためには、比較的大面積の複数個のランドを設ける必要があり、高密度配線の妨げになって部品内蔵基板の小型化が図られない。
そこで、この種の部品内蔵基板を製造する場合、チップ部品を絶縁層下面の電極層のランドに半田付けして接続する代わりに、チップ部品の外部電極をビア導体又はスルーホール導体を通して絶縁層上面の電極層に直接接続することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−309373号公報
前記特許文献1に記載されているように外部電極(端子電極)に対してレーザを照射してビア導体やスルーホール導体を形成すると、以下の問題が生じる。
すなわち、セラミックコンデンサ等の現在市場に流通しているチップ部品は、外部電極がSnやNi等の金属ペーストを塗布等して形成される。
この場合、部品内蔵基板100は、図10に模式的に図示するように、例えばセラミックコンデンサ等のチップ部品101の左、右の外部電極102a、102bが、それぞれチップ部品101の端面を覆う端面部分αと、端面部分αからチップ部品101の絶縁体103の上、下及び左、右の側面に延出した縁状の延長部分βとからなり、それらの表面(電極表面)は微視的には平坦ではなく湾曲している。
そのため、上面側の延長部分βの上方からレーザを照射し、外部電極102a、102bそれぞれにつながる穴104aを形成すると、前記湾曲に起因したレーザの乱反射により、穴104aはレーザ光源に近い表面側(開口側)の口径が広がる。
したがって、形成されるビア導体104は、ストレート性が損なわれて表面側(開口側)が広い円錐台形状になる可能性がある。なお、ビア導体104は、穴104aに導電性ペーストを充填してなる。穴104aにめっきを成長させた場合や、穴104aの内壁にめっき膜を形成した後、その内部の中空部に非導電性ペーストを充填した場合も含む。
そして、外部電極102a、102b側(先端側)で径小にならないようにするため、穴104aは、表面側の口径をある程度大きくして形成する必要がある。
その結果、ビア導体104の間隔等で定まる部品内蔵基板100の導電層を狭ピッチ化することができず部品内蔵基板の小型化が阻害される問題がある。また、前記湾曲に起因して、穴104aを形成したときに外部電極102a、102bとチップ部品101が埋設される樹脂層105との界面に隙間が生じ易く、ビア導体104を形成する際に、前記隙間に導電性ペーストやめっき液が浸透する問題もある。
そして、それらの問題は、セラミックコンデンサ以外の種々のチップ部品を内蔵する場合にも同様に生じる。また、ビア導体104に代えてスルーホール導体を形成する場合にも同様に生じる。なお、スルーホール導体は、穴104aの内壁にめっきを施してなり、中空の状態である。
本発明は、部品内蔵基板の絶縁層に埋設されたチップ部品の外部電極を絶縁層上の電極層に接続するビア導体やスルーホール導体のストレート性を高くすることを目的とし、また、そのような部品内蔵基板の製造方法を提供することも目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の部品内蔵基板は、チップ部品と、該チップ部品が埋設された絶縁層と、該絶縁層上の電極層とを有し、前記チップ部品と前記電極層とが前記絶縁層に形成されたビア導体又はスルーホール導体によって電気的に接続された部品内蔵基板であって、前記チップ部品は、内部電極を有する絶縁体と、該絶縁体の両端に形成され、前記内部電極と接続された外部電極とを備え、前記外部電極は前記絶縁体の端面を覆う端面部分と、該端面部分から前記絶縁体の側面に延出した縁状の延長部分とからなり、前記延長部分少なくとも前記ビア導体又はスルーホール導体の形成位置に、表面粗さの指標Rzにおいて、0<Rz<5μmを満たす平坦化された面が形成され、該平坦化された面上に一様な厚さの前記絶縁層が配されていることを特徴としている(請求項1)。
そして、前記延長部分の平坦化された面は、平面研磨によって形成されていることが実用的で好ましい(請求項2)。
さらに、ビア導体やスルーホール導体のストレート性を一層高めるため、少なくとも前記平坦化された面を含む前記外部電極の表面には、銅又は銀或いはそれらの合金めっきが施されていることが、一層好ましい(請求項)。
請求項1の発明によれば、絶縁層に埋設されたチップ部品は、内部電極を有する絶縁体の両端に形成された外部電極につき、上面側の延長部分の少なくともビア導体又はスルーホール導体の形成位置の部分が平坦化されて表面(電極表面)の湾曲が解消する。
そのため、絶縁層の上方からレーザ照射を照射した際、前記湾曲に起因してレーザが乱反射することはない。したがって、チップ部品を絶縁層上面の電極層に接続するためのビア導体又はスルーホール導体は、絶縁層の上面の口径が広がらず、ストレート性が高い円柱状になる。
そのため、チップ部品と電極層とを接続するビア導体やスルーホール導体のストレート性が高い部品内蔵基板を提供することができる。
この場合、ビア導体又はスルーホール導体の間隔等で定まる電極層の狭ピッチ化を図ることができる。また、外部電極と樹脂層との界面に隙間が生じることはなく、ビア導体又はスルーホール導体を形成する際に導電性ペーストやめっき液が前記隙間に浸透する事態も生じない。
請求項2の発明によれば、前記延長部分の平坦化を、実用的で容易な平面研磨によって実現し、請求項1の発明の効果を奏する部品内蔵基板を提供することができる。
請求項の発明によれば、外部電極の平坦化された面が、銅又は銀或いはそれらの合金のめっきにより極めて平坦な鏡面になり、前記ビア導体やスルーホール導体のストレート性が一層向上し、前記絶縁層上の電極層を更に一層、狭ピッチ化することができる。
一実施形態の部品内蔵基板の一部の断面図である。 図1のチップ部品の説明図である。 図1の部品内蔵基板の製造の工程Aの説明図である。 図1の部品内蔵基板の製造の工程Bの説明図である。 図1の部品内蔵基板の製造の工程Cの説明図である。 図1の部品内蔵基板の製造の工程Dの説明図である。 図1の部品内蔵基板の製造の工程Eの説明図である。 他の実施形態の部品内蔵基板の一部の断面図である。 図8の部品内蔵基板の製造の一部の工程の説明図である。 従来例のビア導体の説明図である。
符号の説明
1A、1B 部品内蔵基板
2 絶縁層
3 チップ部品
4a、4b 外部電極
41 端面部分
42 延長部分
5 ビア導体
6 電極層
11 めっき層
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、その実施形態について、図1〜図9にしたがって詳述する。
(一実施形態)
まず、請求項1、2、3、5、6、7に対応する一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1は本実施形態の部品内蔵基板1Aの一部の断面図、図2はそのチップ部品の説明図、図3〜図7は部品内蔵基板1Aの製造工程の説明図である。なお、各図においては、見易くするため、適宜断面を示すハッチングを省略している。
[部品内蔵基板1Aの構成]
図1に示す本実施形態の部品内蔵基板1Aは、樹脂からなる絶縁層2に1個又は複数個のチップ部品3を埋設し、各チップ部品3の左、右の両端面に形成された外部電極4a、4bを、ビア導体5(又はスルーホール導体)を通して絶縁層2上の電極層6に電気的に接続した構成である。
そして、チップ部品3は配線板7上に薄い非導電性接着シート8を介して配設され、本実施形態の場合、この状態でチップ部品3が絶縁層2に埋設されている。
なお、非導電性接着シート8は配線板7への位置固定の機能を果たすものである。また、配線板7は、例えばプリント基板、セラミック基板および樹脂基板とこれらの多層基板、SUS等の転写板等からなる。また、配線板7及び非導電性接着シート8は、不要になる場合には、製造後等に除去される。
また、部品内蔵基板1Aと、従来の半田付け接続の部品内蔵基板と比較すると、半田付け接続の場合は、前記配線板7及び非導電性接着シート8の位置に、ランドが設けられる。このランド上にチップ部品3が配設され、外部電極4a、4bが各ランドに半田付けされて電気的に接続される。ランドの有無等の点で、部品内蔵基板1Aは外見上も従来の半田付け接続の部品内蔵基板と全く異なる。
つぎに、チップ部品3の構成を、図2を参照して説明すると、チップ部品3は、例えば積層セラミックコンデンサの場合、セラミックからなる絶縁体9内に、左、右端から中央に突出して重合した対の平板状内部電極10a、10bが形成されている。また、絶縁体9の外側において、左、右の端面に、銀等の金属ペーストで形成された外部電極4a、4bが取り付けられている。そして、各平板状内部電極10aは外部電極4aに接続され、各平板状内部電極10bは外部電極4bに接続されている。
外部電極4a、4bは、詳しくは、絶縁体9の端面を覆う端面部分41と、該端面部分41から絶縁体9の上、下及び左、右の側面に延出した縁状の延長部分42とからなり、上面側の延長部分42は、少なくともビア導体5の形成位置42aが平坦化されている。
その結果、ビア導体5の形成位置42aを底面とする絶縁層2の左、右のビア導体5は円柱状に形成され、図10の従来のビア導体104のように円錐台形状に広がらない。
したがって、絶縁層2に埋設されたチップ部品3の外部電極4a、4bを、従来の半田付けではなく、絶縁層2内に形成したビア導体5を通して絶縁層2上の電極層6に直接接続する構成であって、ビア導体5が絶縁層2の表面側で広がらず、ビア導体5のストレート性を高くした部品内蔵基板1Aを提供することができる。
この場合、ビア導体5のストレート性が高いため、ビア導体5の間隔等で定まる電極層6の狭ピッチ化を図り、部品内蔵基板1Aを極めて小型化することができる。
また、ビア導体5の形成位置の部分42aが平坦化されているため、外部電極4a、4bと樹脂層2との界面に、上記の湾曲に起因した隙間が生じることがなく、この隙間にビア導体5の導電性ペーストやめっき液が浸透することもない。
ところで、シミュレーションや実験等により、外部電極4a,4bの平坦化した面の十点表面粗さの指標Rzが、0<Rz<5μmであることが好ましいことが判明した。なお、平坦化する面積はビア導体5の径等に依存し、例えばチップ部品3が「0603サイズ」と呼ばれる0.6×0.3×0.3mmの積層セラミックコンデンサの場合には、ビア導体5の径が100μm程度になり、ビア導体5の位置ずれも考慮すると、平坦化する面積は100±20μm程度であることが好ましい。
そして、ビア導体5の形成位置42aの平坦化は、種々の研磨によって実現することができるが、簡単には、周知の平面研磨によって実現することが容易で好ましい。
[製造方法]
つぎに、部品内蔵基板1Aの製造方法を、請求項6に記載の工程順の場合について、図1及び図3〜図7を参照して説明する。
図3、図4は本発明の第二の工程の説明用の断面図であり、図3はチップ部品を配線板に固定する工程Aの説明用の断面図、図4は本平坦化の工程Bの説明用の断面図である。 図5は工程C(本発明の第三の工程)の説明用の断面図、図6は工程D(本発明の第四の工程)の説明図であり、(a)はビア導体の穴が形成された状態の断面図、(b)はビア導体が形成された状態の断面図である。図7は工程E(本発明の第五の工程)の説明用の断面図である。
まず、外部電極4a、4bの平坦化を施す前のチップ部品3を用意し(本発明の第一の工程)、図3の工程Aにより、表面に非導電性接着シート8を敷設した配線板7上に、用意したチップ部品3を配設し、非導電性接着シート8によりチップ部品3を配線板7上に固定して支持する。
なお、配線板7は表面にチップ部品3の位置調整用マークが形成されたガラスエポキシ樹脂基板等からなる。また、チップ部品3は例えば前記した「0603サイズ」の積層セラミックコンデンサであり、例えば表面実装部品(SMD)の実装マウンタにより、配線板7の前記各マークの位置に自動的に配設される。また、非導電性接着シート8は例えば非導電性接着剤を全面スクリーン印刷により配線板7に予め塗布して敷設される。
つぎに、図3の状態で例えば150℃、60秒の乾燥加熱を施した後、非導電性接着シート8を介して配線板7上に固定したチップ部品3につき、図4の工程Bにより、左、右の外部電極4a、4bの上面側の延長部分42の少なくともビア導体5の形成位置42aを平坦化する。
具体的には、平面研磨機を用いて外部電極4a、4bの延長部分42のうち、ビア導体5の形成位置42aを、0<Rz<5μmとなるように平面研磨して平坦化する。これによって、後述のレーザ照射の乱反射を抑制する。なお、平面研磨機での研磨でも実用的な精度で平坦化を施すことができるが、その後、外部電極4a、4bの前記形成位置42aの平坦化した表面を、さらに基板研磨機により馬布研磨して一層平坦化することが、レーザ照射の乱反射をより一層抑制する上から好ましい。
つぎに、図5の工程Cにより、前記平坦化が施されたチップ部品3を絶縁層2に埋設する。具体的には、例えば真空弾性体プレスにより、樹脂シートでチップ部品3が配設された配線板7の表面側を一様にラミネートし、配線板7上の全てのチップ部品3を一様な厚みの絶縁層2に埋設する。絶縁層2は熱硬化性樹脂により形成されていることが好ましく、加熱によって硬化される。
つぎに、図6の工程Dにより、つぎに説明する周知の穴加工を施して、絶縁層2内に、外部電極4a、4bの前記形成位置42a(延長部分42のうち平坦化された部分)に電気的に接続された上下方向のビア導体5を形成する。
まず、図6(a)の矢印線に示すレーザを、絶縁層2の上方からチップ部品3の外部電極4a、4bのビア導体5の前記形成位置42aに照射し、上下方向の穴51を形成する。このとき、外部電極4a、4bの前記形成位置42aが平坦化されているので、従来の湾曲に起因したレーザの乱反射がなく、円柱状の穴51を形成することができる。なお、前記レーザは、具体的には、炭酸ガス(CO)レーザである。
さらに、図6(b)に示すように、前記円柱状の穴51にめっきや導電性ペーストを充填して前記形成位置42aに電気的に接続した上下方向のビア導体5を形成する。なお、ビア導体5に替えて、穴51の内壁にめっき膜を形成してスルーホール導体を形成することも可能である。
なお、チップ部品3が「0603サイズ」の積層セラミックコンデンサの場合には、前記したようにビア導体5の径は100μm程度であり、ビア導体5の位置ずれも考慮すると、平坦化する前記形成位置42aの面積は100±20μm程度であることが好ましい。
つぎに、図7の工程Eにより、絶縁層2上に、ビア導体5に電気的に接続される電極層6を設け、部品内蔵基板1Aを製造する。電極層6は絶縁層2上にめっきを施す等、周知の方法によって形成することができる。また、予め銅箔が貼付された絶縁層2を用い、銅箔をエッチング等により加工することによって電極層6を形成してもよい。
以上の実施形態の場合、チップ部品3の左、右の外部電極4a、4bにつき、上面側の延長部分42のうち少なくともビア導体5の形成位置42aが平坦化されて表面(電極表面)の湾曲が解消される。そして、ビア導体5をストレート性が高い円柱状に形成することができる。そのため、チップ部品3と電極層6とを接続するビア導体5のストレート性が高い部品内蔵基板1Aを提供することができる。
この場合、ビア導体5の間隔等で定まる電極層6の狭ピッチ化等を図って部品内蔵基板1Aを一層小型化することができる。また、外部電極4a、4bと樹脂層2との界面に隙間が生じることがなく、ビア導体5を形成する際の導電性ペーストやめっき液等が前記隙間に浸透する事態も生じない。
また、前記延長部分42の平坦化を、実用的で容易な平面研磨によって実現することができる。さらに、前記延長部分42の平坦化を、0<Rz<5μmにする具体的な構成で実現することができる利点もある。
ところで、上記実施形態においては、配線板7上でチップ部品3の外部電極4a、4bを研磨して平坦化し、さらに、配線板7及びチップ部品3を絶縁層2により埋設する請求項6の工程順で製造する方法を記載した。しかし、請求項5の工程順で製造してもよく、この場合は、第一の工程により、用意したチップ部品3の外部電極4a、4bを配線板7とは異なる板上で予め研磨して平坦化し、第二の工程により、研磨後のチップ部品3を配線板7上に非導電性接着シート8を介して固定し、第三の工程(工程C)により、配線板7及びチップ部品3を絶縁層2により埋設し、その後、第四、第五の工程(工程D、E)を施して部品内蔵基板1Aが製造される。
(他の実施形態)
つぎに、請求項4、8に対応する他の実施形態について、図8、図9を参照して説明する。
図8は本実施形態の部品内蔵基板1Bの一部の断面図、図9は部品内蔵基板1Bの一部の製造工程の説明図である。なお、それらの図面において、図1〜図7と同一符号は同一若しくは相当するものを示す。
[部品内蔵基板1Bの構成]
本実施形態の部品内蔵基板1Bが前記実施形態の部品内蔵基板1Aと異なる点は、図8に示すように、チップ部品3の外部電極4a、4bにおいて、上面側の延長部分42のうち平坦化されたビア導体5の形成位置42aの表面が、銅(Cu)又は銀(Ag)或いはそれらの合金のめっき層11により極めて平坦な鏡面に形成されている点である。
このようにすると、外部電極4a、4bの前記形成位置42aが厚膜であって、平坦化した表面がポーラスでレーザ反射を吸収等して妨げるような場合にも、めっき層11の平坦な鏡面によりレーザ反射の特性を改善する。これによって、ビア導体5のストレート性が一層向上し、絶縁層2上の電極層6が更に一層、狭ピッチ化される。
[製造方法]
つぎに、部品内蔵基板1Bの製造方法について、図9を参照して説明する。
部品内蔵基板1Bを製造する場合は、図9(a)に示す上述の工程Bと同図(c)に示す上述の工程Cの間に、同図(b)に示すめっき工程を追加する。
そして、工程Bにより、例えば平面研磨によってチップ部品3の左、右の外部電極4a、4bの上面側の延長部分42の少なくともビア導体5の形成位置42aを平坦化すると、工程Cによってチップ部品3を絶縁層2に埋設する前に、前記のめっき工程により、例えば周知の無電解Cuめっき処理等を行なって、前記形成位置42aの表面にめっき層11を形成し、乾燥後に前記工程Cに移行する。
したがって、本実施形態の場合は、製造された部品内蔵基板1Bのビア導体5のストレート性を一層向上することができ、部品内蔵基板1Bを一層高密度に配線して小型化することができる。
そして、本発明は上記した両実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、例えば、ビア導体5に代えてスルーホール導体を形成する場合にも同様に適用することができる。なお、ビア導体5やスルーホール導体の構造等はどのようであってもよい。
また、チップ部品3の種類や寸法等はどのようであってもよく、絶縁層2やビア導体5、電極層6等の寸法や素材がどのようであってもよい。
さらに、本発明の部品内蔵基板の製造方法は、少なくとも前記工程Aから工程Eを含むものであればよく、それらの工程の前後、途中に他の工程を含むものであってもよく、工程の手順が異なっていてもよい。
本発明は、種々の部品内蔵基板及びその製造方法に適用することができる。

Claims (3)

  1. チップ部品と、該チップ部品が埋設された絶縁層と、該絶縁層上の電極層とを有し、前記チップ部品と前記電極層とが前記絶縁層に形成されたビア導体又はスルーホール導体によって電気的に接続された部品内蔵基板であって、
    前記チップ部品は、内部電極を有する絶縁体と、該絶縁体の両端に形成され、前記内部電極と接続された外部電極とを備え、
    前記外部電極は前記絶縁体の端面を覆う端面部分と、該端面部分から前記絶縁体の側面に延出した縁状の延長部分とからなり、
    前記延長部分少なくとも前記ビア導体又はスルーホール導体の形成位置に、表面粗さの指標Rzにおいて、0<Rz<5μmを満たす平坦化された面が形成され、該平坦化された面上に一様な厚さの前記絶縁層が配されていることを特徴とする部品内蔵基板。
  2. 請求項1に記載の部品内蔵基板において、
    前記延長部分の平坦化された面は、平面研磨によって形成されていることを特徴とする部品内蔵基板。
  3. 請求項1または2に記載の部品内蔵基板において、
    少なくとも前記平坦化された面を含む前記外部電極の表面には、銅又は銀或いはそれらの合金めっきが施されていることを特徴とする部品内蔵基板。
JP2009520404A 2007-06-15 2008-05-20 部品内蔵基板 Active JP5007746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009520404A JP5007746B2 (ja) 2007-06-15 2008-05-20 部品内蔵基板

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007158995 2007-06-15
JP2007158995 2007-06-15
JP2009520404A JP5007746B2 (ja) 2007-06-15 2008-05-20 部品内蔵基板
PCT/JP2008/059165 WO2008155967A1 (ja) 2007-06-15 2008-05-20 部品内蔵基板及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011234623A Division JP2012019247A (ja) 2007-06-15 2011-10-26 部品内蔵基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008155967A1 JPWO2008155967A1 (ja) 2010-08-26
JP5007746B2 true JP5007746B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40156126

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009520404A Active JP5007746B2 (ja) 2007-06-15 2008-05-20 部品内蔵基板
JP2011234623A Pending JP2012019247A (ja) 2007-06-15 2011-10-26 部品内蔵基板の製造方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011234623A Pending JP2012019247A (ja) 2007-06-15 2011-10-26 部品内蔵基板の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (2) JP5007746B2 (ja)
WO (1) WO2008155967A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102648671A (zh) * 2009-12-09 2012-08-22 株式会社村田制作所 电子部件内置树脂基板及电子电路模块
JP2012204831A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Ibiden Co Ltd 電子部品内蔵配線板及びその製造方法
KR101497192B1 (ko) 2012-12-27 2015-02-27 삼성전기주식회사 전자부품 내장 인쇄회로기판 및 그 제조방법
CN105379437B (zh) * 2013-08-29 2018-04-27 株式会社村田制作所 部件一体型片的制造方法、内置有电子部件的树脂多层基板的制造方法、以及树脂多层基板
JP6528258B2 (ja) * 2014-04-25 2019-06-12 国立研究開発法人産業技術総合研究所 部品内蔵基板
JP6418099B2 (ja) * 2014-09-01 2018-11-07 株式会社村田製作所 電子部品内蔵基板
JP6867745B2 (ja) * 2015-02-13 2021-05-12 Tdk株式会社 積層コンデンサ及び積層コンデンサの実装構造
JP2016149484A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 Tdk株式会社 積層コンデンサ
JP6731681B2 (ja) * 2019-04-24 2020-07-29 国立研究開発法人産業技術総合研究所 部品内蔵基板

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144083A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Taiyo Yuden Co Ltd 電子部品のメッキ後処理方法
JP2002100875A (ja) * 1999-09-02 2002-04-05 Ibiden Co Ltd プリント配線板およびコンデンサ
JP2003282332A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品、及びセラミック電子部品の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685251B2 (ja) * 2000-02-09 2011-05-18 日本特殊陶業株式会社 配線基板の製造方法
JP4945842B2 (ja) * 2000-04-05 2012-06-06 イビデン株式会社 プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP4530605B2 (ja) * 2002-02-25 2010-08-25 京セラ株式会社 コンデンサ素子内蔵多層配線基板
JP2005236067A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Dainippon Printing Co Ltd 配線基板と配線基板の製造方法、および半導パッケージ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144083A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Taiyo Yuden Co Ltd 電子部品のメッキ後処理方法
JP2002100875A (ja) * 1999-09-02 2002-04-05 Ibiden Co Ltd プリント配線板およびコンデンサ
JP2003282332A (ja) * 2002-03-25 2003-10-03 Murata Mfg Co Ltd セラミック電子部品、及びセラミック電子部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2008155967A1 (ja) 2010-08-26
JP2012019247A (ja) 2012-01-26
WO2008155967A1 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5007746B2 (ja) 部品内蔵基板
JP6547762B2 (ja) 電子部品の製造方法および電子部品
JP3910045B2 (ja) 電子部品内装配線板の製造方法
JPWO2008155957A1 (ja) 部品内蔵基板の製造方法および部品内蔵基板
US20170265300A1 (en) Double-sided printed circuit board and method for manufacturing same
JPWO2009001621A1 (ja) 部品内蔵基板の製造方法
US20150257262A1 (en) Printed circuit board and the method for manufacturing the same
TWI711357B (zh) 電子模塊與電路板
US20200120805A1 (en) Embedded circuit board and method of making same
JP2007150313A (ja) ペーストバンプを用いたコア基板、多層印刷回路基板及びコア基板の製造方法
KR100832650B1 (ko) 다층 인쇄회로기판 및 그 제조 방법
US20140209361A1 (en) Wiring board and method for manufacturing the same
JP2008277568A (ja) 電子部品収容基板及びその製造方法
KR100752017B1 (ko) 인쇄회로기판의 제조방법
JP2014232812A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP2005032931A (ja) 回路基板、回路基板の製造方法及び電子回路装置
JP5037970B2 (ja) 電子部品収納基板
JP2015204379A (ja) プリント配線板
US6704208B2 (en) Printed circuit board and manufacturing method thereof
JP4522282B2 (ja) 多層フレキシブル回路配線基板の製造方法
JP4701853B2 (ja) 抵抗素子を内蔵した多層配線基板及び抵抗素子の抵抗値調整方法
JP2009200234A (ja) 金属ベース基板とその製造方法
WO2019240000A1 (ja) 電気素子の製造方法、電気素子、および電気素子の実装構造
JP2021061311A (ja) チップ部品
JP2002026519A (ja) プリント回路基板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120501

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5007746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3