JP5003511B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5003511B2 JP5003511B2 JP2008015376A JP2008015376A JP5003511B2 JP 5003511 B2 JP5003511 B2 JP 5003511B2 JP 2008015376 A JP2008015376 A JP 2008015376A JP 2008015376 A JP2008015376 A JP 2008015376A JP 5003511 B2 JP5003511 B2 JP 5003511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- amount
- correction amount
- correction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Description
請求項1に記載の発明は、排気を浄化するために排気通路に設けられた排気浄化触媒と吸気バルブの最大リフト量を機関運転状態に応じて変更するリフト量変更機構とを有する内燃機関に適用されて、前記排気浄化触媒の床温が低い状態で前記内燃機関が始動されるときにその始動開始直後の所定期間にわたって機関点火時期を遅角補正して前記排気浄化触媒の早期暖機を図る暖機遅角補正を実行する内燃機関の制御装置において、前記リフト量変更機構の動作異常の発生時に前記暖機遅角補正を実行するときに、前記吸気バルブの最大リフト量に基づいて前記遅角補正における遅角側への補正量を設定する設定手段を備え、前記設定手段は、前記補正量として、前記内燃機関の温度が低いときほど少ない量を設定することをその要旨とする。
また、内燃機関の温度が低いときほど、フリクションが高いために、内燃機関のストールの発生を的確に抑えることの可能な遅角補正量の上限が少ない量になる。上記構成によれば、そうした内燃機関の温度と遅角補正量の上限との関係に応じたかたちで遅角補正量を設定することができ、内燃機関のストールの発生抑制と排気性状の悪化抑制とを好適に両立させることができる。
しかも、機関点火時期が上記遅角側の限界を超えない範囲において遅角補正量を可変設定することができる。そのため、吸気バルブの最大リフト量によらずに内燃機関のストールの発生を確実に抑えることの可能なごく少ない量が遅角補正量として設定される構成と比較して、機関点火時期を上記限界に近い遅角側の時期に変更可能な分だけ排気性状の悪化抑制を図ることもできる。
また、暖機遅角補正の実行に際して、内燃機関の始動開始後の時間経過に伴って予め定めた態様で変化する反映係数を基本補正量に乗じた値が遅角補正量として設定される装置が知られている。上記構成によれば、そうした装置において、吸気バルブの最大リフト量に基づいて基本補正量を算出することにより、吸気バルブの最大リフト量に応じて変化する内燃機関の発生トルクに見合う値を遅角補正量として設定することができる。
また、上記構成によれば、上述した内燃機関の温度と遅角補正量の上限との関係に応じたかたちで基本補正量を算出するとともに同基本補正量に基づいて遅角補正量を設定することができ、内燃機関のストールの発生抑制と排気性状の悪化抑制とを好適に両立させることができる。
しかも、機関点火時期が上記遅角側の限界を超えない範囲において遅角補正量を可変設定することもできる。そのため、吸気バルブの最大リフト量によらずに内燃機関のストールの発生を確実に抑えることの可能なごく少ない量が遅角補正量として設定される構成と比較して、内燃機関のストールが的確に抑えられる範囲で遅角補正量を大きくすることができ、排気性状の悪化を好適に抑制することができる。
また、上記構成によれば、上述した内燃機関の温度と遅角補正量の上限との関係に応じたかたちで前記上限量を算出することができ、内燃機関のストールの発生抑制と排気性状の悪化抑制とを好適に両立させることができる。
なお前記上限量は、暖機遅角補正の実行中における内燃機関の温度に基づいて設定することの他、請求項6によるように、内燃機関の始動開始時における同内燃機関の温度に基づいて算出することができる。
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態について説明する。
図1に、本実施の形態にかかる内燃機関の制御装置の概略構成を示す。
同図4に示すように、この処理では先ず、前記通路空気量GAや機関回転速度NE、冷却水温度THWなどに基づいて機関運転状態に見合う点火時期(要求点火時期Aop)が算出される(ステップS101)。
図6は、基本補正量算出処理の具体的な実行手順を示すフローチャートであり、このフローチャートに示される一連の処理は所定周期毎の処理として電子制御装置40により実行される処理である。
図7に、内燃機関10の始動に際して、前記動作異常の発生により吸気バルブ21のリフト量VLが小さくなっている場合における遅角補正量Kr1の推移の一例を示す。
(1)前記動作異常の発生時において暖機遅角補正を実行するときに、内燃機関10の始動開始時における吸気バルブ21のリフト量VL(始動時リフト量VLst)に基づいて算出した基本補正量Krb1に同内燃機関10の始動開始後の時間経過に伴って予め定めた態様で変化する反映係数Ktを乗じた値を遅角補正量Kr1として設定した。そのため、内燃機関10のストールの発生を抑えつつ、排気性状の悪化を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態について、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
すなわち、第1の実施の形態では前記動作異常の発生の有無に応じて基本補正量の算出態様を変更するようにしたのに対し、本実施の形態では前記動作異常の発生の有無にかかわらず同一の態様で(具体的には始動時水温THWstのみに基づいて)基本補正量が算出される。
図9は、遅角補正量算出処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。なお、この図9のフローチャートに示す一連の処理は、点火時期制御にかかる処理(図4)のステップS102の処理に相当する処理において実行される処理である。
図10に、内燃機関10の始動に際して、前記動作異常の発生により吸気バルブ21のリフト量VLが小さくなっている場合における遅角補正量Kr2の推移の一例を示す。
(1)前記動作異常の発生時において暖機遅角補正を実行するときに、始動時リフト量VLstに基づいて上限量GDを算出して記憶し、同上限量GDによって遅角補正量Kr2を制限するようにした。そのため、内燃機関10のストールの発生を抑えつつ、排気性状の悪化を抑制することができる。
なお、上記各実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第1の実施の形態において、前記動作異常の未発生時における遅角補正量Kr1の算出手順は任意に変更可能である。
Claims (9)
- 排気を浄化するために排気通路に設けられた排気浄化触媒と吸気バルブの最大リフト量を機関運転状態に応じて変更するリフト量変更機構とを有する内燃機関に適用されて、前記排気浄化触媒の床温が低い状態で前記内燃機関が始動されるときにその始動開始直後の所定期間にわたって機関点火時期を遅角補正して前記排気浄化触媒の早期暖機を図る暖機遅角補正を実行する内燃機関の制御装置において、
前記リフト量変更機構の動作異常の発生時に前記暖機遅角補正を実行するときに、前記吸気バルブの最大リフト量に基づいて前記遅角補正における遅角側への補正量を設定する設定手段を備え、
前記設定手段は、前記補正量として、前記内燃機関の温度が低いときほど少ない量を設定する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、
前記設定手段は、前記補正量として、前記吸気バルブの最大リフト量が小さいときほど少ない量を設定する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 排気を浄化するために排気通路に設けられた排気浄化触媒と吸気バルブの最大リフト量を機関運転状態に応じて変更するリフト量変更機構とを有する内燃機関に適用されて、前記排気浄化触媒の床温が低い状態で前記内燃機関が始動されるときにその始動開始直後の所定期間にわたって機関点火時期を遅角補正して前記排気浄化触媒の早期暖機を図る暖機遅角補正を実行する内燃機関の制御装置において、
前記リフト量変更機構の動作異常の発生時に前記暖機遅角補正を実行するときに、前記吸気バルブの最大リフト量及び前記内燃機関の始動開始時における同内燃機関の温度に基づいて基本補正量を算出するものであり、該温度が低いときほど少ない量を前記基本補正量として算出し、該基本補正量に前記内燃機関の始動開始後の時間経過に伴って予め定めた態様で変化する反映係数を乗じた値を前記遅角補正における遅角側への補正量として設定する設定手段を備える
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項3に記載の内燃機関の制御装置において、
前記設定手段は、前記内燃機関の始動開始時における前記吸気バルブの最大リフト量が小さいときほど前記基本補正量として少ない量を算出する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 排気を浄化するために排気通路に設けられた排気浄化触媒と吸気バルブの最大リフト量を機関運転状態に応じて変更するリフト量変更機構とを有する内燃機関に適用されて、前記排気浄化触媒の床温が低い状態で前記内燃機関が始動されるときにその始動開始直後の所定期間にわたって機関点火時期を遅角補正して前記排気浄化触媒の早期暖機を図る暖機遅角補正を実行する内燃機関の制御装置において、
前記リフト量変更機構の動作異常の発生時に前記暖機遅角補正を実行するときに、前記吸気バルブの最大リフト量に基づいて前記遅角補正における遅角側への補正量を設定する設定手段を備え、
前記設定手段は、前記吸気バルブの最大リフト量に基づいて前記補正量についての上限量を算出するとともに、前記内燃機関の温度が低いときほど前記上限量として少ない量を算出し、同上限量によって前記補正量を制限するものである
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項5に記載の内燃機関の制御装置において、
前記設定手段は、前記上限量を前記内燃機関の始動開始時における同内燃機関の温度に基づいて算出する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項5または6に記載の内燃機関の制御装置において、
前記設定手段は、前記吸気バルブの最大リフト量が小さいときほど前記上限量として少ない量を算出する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項5〜7のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記設定手段は、前記上限量を前記内燃機関の始動開始時における前記吸気バルブのリフト量に基づいて算出する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項5〜8のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記設定手段は、前記内燃機関の始動開始後の時間経過に伴って予め定めた態様で変化する反映係数を基本補正量に乗じた値を前記補正量の基本値として算出し、同基本値を前記上限量によって制限した値を前記補正量として設定する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008015376A JP5003511B2 (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008015376A JP5003511B2 (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009174462A JP2009174462A (ja) | 2009-08-06 |
JP5003511B2 true JP5003511B2 (ja) | 2012-08-15 |
Family
ID=41029801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008015376A Expired - Fee Related JP5003511B2 (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5003511B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6213334B2 (ja) * | 2014-03-26 | 2017-10-18 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0751924B2 (ja) * | 1985-04-22 | 1995-06-05 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の吸・排気弁リフト制御装置 |
JP2002048039A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-02-15 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンの点火時期制御装置 |
JP2003286869A (ja) * | 2002-03-27 | 2003-10-10 | Toyota Motor Corp | 筒内噴射式火花点火内燃機関 |
JP4291703B2 (ja) * | 2004-02-03 | 2009-07-08 | 株式会社日立製作所 | 内燃機関のリフト量可変制御装置 |
JP2006342696A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Denso Corp | 車載用エンジンの制御装置 |
-
2008
- 2008-01-25 JP JP2008015376A patent/JP5003511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009174462A (ja) | 2009-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5590151B2 (ja) | 内燃エンジンの始動制御方法及び始動制御装置 | |
JP5031784B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5849810B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5825432B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4525406B2 (ja) | 内燃機関のバルブ特性制御装置 | |
JP2009019521A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2007297964A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
WO2018116994A1 (ja) | 内燃機関の制御装置及び燃焼室壁温推定方法 | |
JP4458019B2 (ja) | 車両用エンジンの制御装置 | |
JP2010185433A (ja) | 内燃機関の触媒暖機制御装置 | |
JP5003511B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4293110B2 (ja) | 内燃機関のアイドル制御装置 | |
JP4400410B2 (ja) | 内燃機関の吸気量制御装置 | |
JP4849475B2 (ja) | 火花点火式内燃機関の点火時期制御装置 | |
JP4196876B2 (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP2011202541A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5729264B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
WO2019069443A1 (ja) | 内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置 | |
JP2009133204A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5104607B2 (ja) | 内燃機関の排気再循環装置 | |
JP6885291B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2011252450A (ja) | 可変バルブタイミング制御装置 | |
JP2017194006A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010236434A (ja) | 吸気量制御装置 | |
JP2010216396A (ja) | 吸気量制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100609 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120424 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120507 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5003511 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |