JP5000514B2 - Ram制御装置及びこれを用いたメモリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、RAM[Random Access Memory]へのアクセスを制御するRAM制御装置、及び、これを用いたメモリ装置に関するものである。
従来より、互いに非同期で入力される2系統のアクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを制御する必要がある場合、一般的には、メモリデバイスとしてデュアルポートRAMを採用することが多い。上記のデュアルポートRAMとは、メモリデバイス内の記憶部に対して、2系統の入出力インタフェイス(一般には、書込用と読出用の2系統)を有するRAMを言う。
なお、本願発明に関連する従来技術としては、2つの制御装置からの読出し、書込み用の制御信号を内部クロックに同期した1クロック周期幅の制御信号とし、双方の制御装置からの同期化した制御信号が同一タイミングとなった場合、どちらか一方の制御信号を1クロック分遅延させることにより、時分割で1ポート型のRAM部をアクセスするデュアルポートRAM回路が開示・提案されている(特許文献1を参照)。
また、本願発明に関連する別の従来技術としては、ファームウェア制御部用のクロックを異速度クロック間調停部にて主信号制御部用のクロックに乗せ換え、タイミング信号生成部からのタイミング信号により主信号制御部及びファームウェア制御部から情報蓄積部に対するアクセスを時分割して競合しないようにする装置内クロック非同期におけるシステム制御装置が開示・提案されている(特許文献2を参照)。
特開平6−161870号公報 特開2000−341255号公報
確かに、メモリデバイスとしてデュアルポートRAMを採用すれば、互いに非同期で入力される2系統のアクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを適切に制御することが可能である。
しかしながら、デュアルポートRAMは、入出力インタフェイスを1系統しか持たないシングルポートRAMに比べて、チップ面積が大きく、装置規模の拡大やコストの増大を招いていた。
一方、メモリデバイスとしてシングルポートRAMを用いた場合には、2系統のアクセスクロックが非同期であるため、両アクセスクロックの入力タイミングによっては、RAMへのアクセスが正常に行われないおそれがあった。
なお、特許文献1の従来技術は、外部からの制御信号を用いて直接RAMにアクセスするのではなく、前記制御信号を内部クロック信号C1、C2に乗せ換えてからRAMにアクセスする構成とされていた。そのため、特許文献1の従来技術では、内部クロック信号C1、C2を生成する発振回路が別途必要となるため、回路規模や消費電力の増大を招く上、前記発振回路の性能によっては、動作スペックに影響を及ぼすおそれがあった。
また、特許文献2の従来技術は、一方の制御信号(例えば低速クロック)を他方の制御信号(例えば高速クロック)に乗せ換えてRAMにアクセスする構成とされていた。そのため、特許文献2の従来技術は、一方の制御信号の乗換先となる他方の制御信号が常に動作しているアプリケーションにのみ適用し得る技術であった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、装置規模の拡大やコストの増大を抑えつつ、互いに非同期で入力される2系統のアクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを適切に制御することが可能なRAM制御装置、及び、これを用いたメモリ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るRAM制御装置は、アービター回路と、ワンショット回路と、を有して成り、互いに非同期で入力される2系統の第1、第2アクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを制御するRAM制御装置であって、前記アービター回路は、上記した第1、第2アクセスクロックに応じて、互いに排他的な論理を有する第1、第2ビジー信号を生成することにより、最先のアクセスクロックを送出したホストに対して、前記RAMへのアクセス権を認めるとともに、前記ワンショット回路に対して、前記RAMへのアクセスタイミングを決定するためのRAMクロックの生成を要求する手段であり、前記ワンショット回路は、前記アービター回路のクロックリクエスト信号に応じて、前記RAMクロックを1パルスだけ生成し、これを前記RAMに送出する手段である構成(第1の構成)としている。
なお、上記第1の構成から成るRAM制御装置において、前記RAMクロックは、第1又は第2アクセスクロックのうち、より速い方の周期の1/2以内の周期のクロックである構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第1又は第2の構成から成るRAM制御装置にて、前記アービター回路は、クロック入力端に第1アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号が入力され、出力端から第1リクエスト信号が引き出される第1Dフリップフロップと;一方の入力端に第1ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1リクエストリセット信号が引き出される第1論理積回路と;一方の入力端に第1リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、出力端から第1アクセススタート信号が引き出される第2論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第1アクセススタート信号が入力され、出力端から第1ビジー信号が引き出される第2Dフリップフロップと;クロック入力端に第2アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号が入力され、出力端から第2リクエスト信号が引き出される第3Dフリップフロップと;一方の入力端に第2ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2リクエストリセット信号が引き出される第3論理積回路と;一方の入力端に第2リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、出力端から第2アクセススタート信号が引き出される第4論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から第2ビジー信号が引き出される第4Dフリップフロップと;一方の入力端に第1アクセススタート信号が入力され、他方の入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から前記クロックリクエスト信号が引き出される論理和回路と;を有して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成るRAM制御装置において、第1、第3Dフリップフロップのデータ入力端に各々入力される所定論理信号は、各自の反転出力信号である構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第3又は第4の構成から成るRAM制御装置において、第2Dフリップフロップのリセット端には第2ビジー信号が入力されている、或いは、第4Dフリップフロップのリセット端には第1ビジー信号が入力されている構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成るRAM制御装置にて、前記アービター回路は、第1、第2アクセスクロックの入力有無と前記RAMクロックの論理に基づいて、いずれか一系統のビジー信号に意図しない論理変遷が生じている状態下で他系統の正当なアクセスクロックが入力されたか否かを判定し、そのような状態に陥っていると判定した場合には、意図しない論理変遷を生じたビジー信号に依ることなく、他系統のビジー信号を正当なアクセスクロックに応じて所望の論理に変遷させる構成(第6の構成)にするとよい。
なお、上記第6の構成から成るRAM制御装置において、上記したアービター回路は、クロック入力端に第1アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号が入力され、出力端から第1リクエスト信号が引き出される第1Dフリップフロップと;一方の入力端に第1ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1リクエストリセット信号が引き出される第1論理積回路と;一方の入力端に第1リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、出力端から第1プレ信号が引き出される第2論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第1アクセススタート信号が入力され、出力端から第1ビジー信号が引き出される第2Dフリップフロップと;クロック入力端に第2アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号が入力され、出力端から第2リクエスト信号が引き出される第3Dフリップフロップと;一方の入力端に第2ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2リクエストリセット信号が引き出される第3論理積回路と;一方の入力端に第2リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、出力端から第2プレ信号が引出される第4論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から第2ビジー信号が引き出される第4Dフリップフロップと;一方の入力端に第1アクセススタート信号が入力され、他方の入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から前記クロックリクエスト信号が引き出される論理和回路と;第1の入力端に第1リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第2リクエスト信号が入力され、第3の入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1スルー信号が引き出される第5論理積回路と;一方の入力端に第1プレ信号が入力され、他方の入力端に第1スルー信号が入力され、出力端から第1アクセススタート信号が引き出される第1論理和回路と;第1の反転入力端に第1リクエスト信号が入力され、第2の入力端に第2リクエスト信号が入力され、第3の入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2スルー信号が引き出される第6論理積回路と;一方の入力端に第2プレ信号が入力され、他方の入力端に第2スルー信号が入力され、出力端から第2アクセススタート信号が引き出される第2論理和回路と;を有して成る構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第7の構成から成るRAM制御装置において、第1、第3Dフリップフロップのデータ入力端に各々入力される所定論理信号は、各自の反転出力信号である構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第7又は第8の構成から成るRAM制御装置において、第2Dフリップフロップのリセット端には第2ビジー信号が入力されている、或いは、第4Dフリップフロップのリセット端には第1ビジー信号が入力されている構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成るRAM制御装置は、前記アービター回路より前段に配設され、第1、第2アクセスクロックのうち、より高速な第1アクセスクロックについて、その連続したパルス列を一サイクル毎に交互に分配する形で、さらに2系統に分割するクロック分割回路を有して成り、前記アービター回路は、2系統に分割された第1アクセスクロックと第2アクセスクロックを合わせた合計3系統のアクセスクロックに応じて3系統のビジー信号を生成する構成(第10の構成)にするとよい。
なお、上記第10の構成から成るRAM制御装置にて、RAMクロックは、2系統に分割された第1アクセスクロック相互間のアービトレーション連鎖を第2アクセスクロックの1周期以内に終了し得る周期のクロックである構成(第11の構成)にするとよい。
また、上記第10又は第11の構成から成るRAM制御装置において、前記アービター回路は、クロック入力端に2系統に分割された第1アクセスクロックの一方が入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号が入力され、出力端から第1リクエスト信号が引き出される第1Dフリップフロップと;一方の入力端に第1ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1リクエストリセット信号が引き出される第1論理積回路と;第1の入力端に第1リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、第3の反転入力端に第3ビジー信号が入力され、出力端から第1アクセススタート信号が引き出される第2論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第1アクセススタート信号が入力され、出力端から第1ビジー信号が引き出される第2Dフリップフロップと;クロック入力端に2系統に分割された第1アクセスクロックの他方が入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号が入力され、出力端から第2リクエスト信号が引き出される第3Dフリップフロップと;一方の入力端に第2ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2リクエストリセット信号が引き出される第3論理積回路と;第1の入力端に第2リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、第3の反転入力端に第3ビジー信号が入力され、出力端から第2アクセススタート信号が引き出される第4論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から第2ビジー信号が引き出される第4Dフリップフロップと;クロック入力端に第2アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第3リクエストリセット信号が入力され、出力端から第3リクエスト信号が引き出される第5Dフリップフロップと;一方の入力端に第3ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第3リクエストリセット信号が引き出される第5論理積回路と;第1の入力端に第3リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、第3の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、出力端から第3アクセススタート信号が引き出される第6論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第3アクセススタート信号が入力され、出力端から第3ビジー信号が引き出される第6Dフリップフロップと;第1の入力端に第1アクセススタート信号が入力され、第2の入力端に第2アクセススタート信号が入力され、第3の入力端に第3アクセススタート信号が入力され、出力端から前記クロックリクエスト信号が引き出される第1論理和回路と;を有する構成(第12の構成)にするとよい。
また、上記第12の構成から成るRAM制御装置において、第1、第3、第5Dフリップフロップのデータ入力端に各々入力される所定論理信号は、各自の反転出力信号である構成(第13の構成)にするとよい。
また、上記第12又は第13の構成から成るRAM制御装置において、第2、第4Dフリップフロップのリセット端には第3ビジー信号が入力されている、或いは、第6Dフリップフロップのリセット端には第1ビジー信号と第2ビジー信号の論理和信号が入力されている構成(第14の構成)にするとよい。
また、上記第10〜第14いずれかの構成から成るRAM制御装置において、アービター回路は、前記クロック分割回路を内包して成る構成(第15の構成)としてもよい。
また、本発明に係るメモリ装置は、上記第1〜第15いずれかの構成から成るRAM制御装置と、前記RAMクロックに応じて動作するRAMと、を有して成る構成(第16の構成)とされている。
本発明に係るRAM制御装置、及び、これを用いたメモリ装置であれば、装置規模の拡大やコストの増大を抑えつつ、互いに非同期で入力される2系統のアクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを適切に制御することが可能となる。
は、本発明に係るメモリ装置の第1の構成例を示すブロック図である。 は、アービター回路1及び出力ラッチ回路4の内部構成例を示すブロック図である。 は、アービター回路1の動作状態遷移を説明するための状態図(a)及び論理値表(b)である。 は、RAM制御動作を説明するためのタイミングチャートである。 は、アービター回路1の別の内部構成例を示すブロック図である。 は、アクセスクロックの最大動作周波数に応じたRAMアクセスの期間制限を説明するための図である。 は、本発明に係るメモリ装置の第2の構成例を示すブロック図である。 は、クロック分割回路7及びアービター回路8の内部構成例を示すブロック図である。 は、アービター回路8の動作状態遷移を説明するための状態図(a)及び論理値表(b)である。 は、第2の構成例におけるアクセスクロックの最大動作周波数に応じたRAMアクセスの期間制限を説明するための図である。
符号の説明
1 アービター回路
2 ワンショット回路
3 RAM(シングルポートRAM)
4 出力ラッチ回路
5 リード/ライト回路
6a、6b (第1、第2)ホスト
7 クロック分割回路
8 アービター回路
11a、11b (第1、第3D)フリップフロップ
12a、12b (第1、第2)インバータ
13a、13b (第1、第3)論理積回路
14a、14b (第2、第4)論理積回路
15a、15b (第2、第4)Dフリップフロップ
16 論理和回路
17a、17b (第5、第6)論理積回路
18a、18b (第1、第2)論理和回路
41 Dフリップフロップ
42 インバータ
43a、43b セレクタ
44a、44b Dフリップフロップ
71 Dフリップフロップ
72 インバータ
73a、73b 論理積回路
81a、81b、81c (第1、第3、第5)Dフリップフロップ
82a、82b、82c (第1、第2、第3)インバータ
83a、83b、83c (第1、第3、第5)論理積回路
84a、84b、84c (第2、第4、第6)論理積回路
85a、85b、85c (第2、第4、第6)Dフリップフロップ
86 第1論理和回路
87 第2論理和回路
図1は、本発明に係るメモリ装置の第1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のメモリ装置は、アービター回路1と、ワンショット回路2と、RAM3と、出力ラッチ回路4と、リード/ライト回路5と、を有して成り、ホスト6a、6b(例えば、MPU[Micro Processing Unit]とディスプレイドライバ)から互いに非同期で入力される2系統の第1、第2アクセスクロック(CLK1、CLK2)(例えば、MPUアクセスとディスプレイアクセス)に応じて、RAM3へのアクセスを制御する構成とされている。
アービター回路1は、上記したCLK1、CLK2に応じて、互いに排他的な論理を有する第1、第2ビジー信号(BUSY1、BUSY2)を生成することにより、リード/ライト回路5を介して、最先にアクセスクロックを送出したホスト6a、6bのいずれか一に対して、RAM3へのアクセス権を認めるとともに、ワンショット回路2に対して、クロックリクエスト信号(CLKRQ)を送出し、RAM3へのアクセスタイミングを決定するためのRAMクロック(RAMCLK)の生成を要求する手段(調停手段/優先判定手段)である。
ワンショット回路2は、アービター回路1からのCLKRQに応じて、RAMCLKを1パルスだけ生成し、これをRAM3に送出する手段である。なお、RAMCLKは、上記したRAM3のほか、アービター回路1や出力ラッチ回路4にも送出される。
RAM3としては、入出力インタフェイスを1系統しか持たないシングルポートRAMを採用している。これにより、デュアルポートRAMを用いた場合に比べて、装置規模の拡大やコストの増大を抑制することが可能となる。
出力ラッチ回路4は、CLK1、CLK2に応じたRAM出力信号(RAMO)を各々ラッチし、第1、第2RAM出力ラッチ信号(RAMOLAT1、RAMOLAT2)として、リード/ライト回路5に送出する手段である。
リード/ライト回路5は、アービター回路1からのBUSY1、BUSY2に応じて、RAM3へのアクセス占有権がホスト6a、6bのいずれに認められているかを認識し、RAM3との間で、チップセレクト信号(RAMCS)、ライトイネーブル信号(RAMWE)、リードイネーブル信号(RAMRD)、アドレス信号(RAMADRS)、並びに、データ信号(RAMDATA)のやり取りを行う手段である。
なお、上記したRAMCS、RAMWE、及び、RAMRDは、BUSY1、BUSY2に基づいて、アービター回路1で生成される信号であってもよい。
次に、アービター回路1及び出力ラッチ回路4の内部構成について、図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、アービター回路1及び出力ラッチ回路4の内部構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態のアービター回路1は、Dフリップフロップ11a〜11bと、インバータ12a〜12bと、論理積回路13a〜13bと、論理積回路14a〜14bと、Dフリップフロップ15a〜15bと、論理和回路16と、を有して成る。
第1Dフリップフロップ11aは、クロック入力端にCLK1が入力され、データ入力端に所定論理信号(第1インバータ12aを介した自身の反転出力信号)が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号(REQ1RST)が入力され、出力端から第1リクエスト信号(REQ1)が引き出されている。
第1論理積回路13aは、一方の入力端にBUSY1が入力され、他方の反転入力端にRAMCLKが入力され、出力端からREQ1RSTが引き出されている。
第2論理積回路14aは、一方の入力端にREQ1が入力され、他方の反転入力端にBUSY2が入力され、出力端から第1アクセススタート信号(STAT1)が引き出されている。
第2Dフリップフロップ15aは、クロック入力端にRAMCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(ローレベルに相当する基準電圧信号、例えば接地電圧)が入力され、セット入力端にSTAT1が入力され、出力端からBUSY1が引き出されている。
第3Dフリップフロップ11bは、クロック入力端にCLK2が入力され、データ入力端に所定論理信号(第2インバータ12bを介した自身の反転出力信号)が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号(REQ2RST)が入力され、出力端から第2リクエスト信号(REQ2)が引き出されている。
第3論理積回路13bは、一方の入力端にBUSY2が入力され、他方の反転入力端にRAMCLKが入力され、出力端からREQ2RSTが引き出されている。
第4論理積回路14bは、一方の入力端にREQ2が入力され、他方の反転入力端にBUSY1が入力され、出力端から第2アクセススタート信号(STAT2)が引き出されている。
第4Dフリップフロップ15bは、クロック入力端にRAMCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(ローレベルに相当する基準電圧信号、例えば接地電圧)が入力され、セット入力端にSTAT2が入力され、出力端からBUSY2が引き出されている。また、第4Dフリップフロップ15bのリセット端には、BUSY1が入力されている。
論理和回路16は、一方の入力端にSTAT1が入力され、他方の入力端にSTAT2が入力され、出力端からCLKRQが引き出されている。
なお、上記した第1〜第4Dフリップフロップ11a、15a、11b、15bは、いずれも、各自入力されるクロック信号(CLK1、CLK2、RAMCLK)の立上がりエッジでトリガされるものである。
一方、本実施形態の出力ラッチ回路4は、Dフリップフロップ41と、インバータ42と、セレクタ43a〜43bと、Dフリップフロップ44a〜44bと、を有して成る。
Dフリップフロップ41は、クロック入力端にRAMCLKが入力され、データ入力端にBUSY1が入力され、出力端からラッチセレクト信号(LATSELECT)が引き出されている。
セレクタ43aは、LATSELECTがハイレベル(1)であれば、RAMOを後段に選択出力し、LATSELECTがローレベル(0)であれば、RAMOLAT1を後段に選択出力する。
セレクタ43bは、LATSELECTがハイレベル(1)であれば、RAMOLAT2を後段に選択出力し、LATSELECTがローレベル(0)であれば、RAMOを後段に選択出力する。
Dフリップフロップ44aは、クロック入力端にインバータ42を介した反転RAMCLKが入力され、データ入力端にセレクタ43aの出力信号が入力され、出力端からRAMOLAT1が引き出されている。
Dフリップフロップ44bは、クロック入力端にインバータ42を介した反転RAMCLKが入力され、データ入力端にセレクタ43bの出力信号が入力され、出力端からRAMOLAT2が引き出されている。
なお、上記したDフリップフロップ41、44a〜44bは、いずれも、各自入力されるクロック信号(RAMCLK、反転RAMCLK)の立下がりエッジでトリガされるものである。
次に、上記構成から成るアービター回路1の動作状態遷移について、図3を参照しながら、詳細に説明する。図3は、アービター回路1の動作状態遷移を説明するための状態図(a)及び論理値表(b)である。
上記構成から成るアービター回路1は、いわゆる、非同期式有限状態マシン(AFSM[Asynchronous Finite State Machine])として動作するように構成されており、その状態図及び論理値表は、図3(a)、(b)のようになる。
すなわち、アービター回路1では、先述した第1、第2ビジー信号(BUSY1、BUSY2)の論理に基づき、スタンバイ状態(STBY状態)、CLK1によるアクセス状態(BUSY1状態)、及び、CLK2によるアクセス状態(BUSY2状態)、という3つの動作状態が定義されている。
なお、第1ビジー信号(BUSY1)は、ステートカウンタの1桁目に相当し、第2ビジー信号(BUSY2)は、ステートカウンタの2桁目に相当する。従って、上記した各動作状態のステートカウンタは、図3(b)に示すように、STBY状態{00}、BUSY1状態{01}、及び、BUSY2状態{10}となる。なお、{11}の状態は、後述するように存在しない。
アービター回路1の動作状態は、図3(a)に示すように、リセット直後にはSTBY状態に位置し、STAT1の立上がりでBUSY1状態に移行する。その後、RAMCLKの立上がりで再びSTBY状態に戻る。同様に、STBY状態からSTAT2の立上がりでBUSY2状態に移行し、RAMCLKの立上がりで再びSTBY状態に戻る。
このように、本実施形態のアービター回路1は、その動作状態遷移の前後でステートカウンタが1ビット(1桁)のみ変化する構成、すなわち、擬似的なグレイコードカウンタとされている。従って、本実施形態のアービター回路1であれば、その動作状態を遷移するに際して、他方のステートを介することがないため、動作状態遷移の瞬間にステートの誤認を生じるおそれがない。
次に、上記構成から成るRAM制御装置の動作(ここではリード動作)について、図4を参照しながら詳細な説明を行う。図4は、RAM制御動作を説明するためのタイミングチャートである。なお、本図は、CLK1の入力(立上がり)の直後に、CLK2の入力(立上がり)があった場合の動作波形を示している。
図4に示すように、時刻t1にて、CLK1がハイレベルに立ち上がると、REQ1がローレベルからハイレベルに変遷する。このとき、アービター回路1の動作状態がSTBY状態(BUSY1、BUSY2がともにローレベル)であれば、本図に示すように、STAT1がローレベルからハイレベルに遷移する。STAT1がハイレベルに立ち上がると、BUSY1がハイレベルにセットされ、アービター回路1の動作状態は、それまでのSTBY状態からBUSY1状態に移行される。リード/ライト回路5は、この動作状態遷移を認識し、CLK1に応じたRAM3へのアクセス(チップセレクトやアドレス設定など)を開始する。
また、STAT1に応じてCLKRQがハイレベルに立ち上がると、ワンショット回路2が起動され、RAMCLKの生成が行われる。なお、STAT1の立上がり(すなわちCLKRQの立上がり)から、実際にRAMCLKのワンショットパルスがローレベルに立ち下げられるまでの期間d1、及び、一旦ローレベルに立ち下げられたRAMCLKが再びハイレベルに復帰されるまでの期間d2は、いずれもワンショット回路2の内部に設けられた遅延回路(不図示)によって決定される。
なお、上記の期間d1、d2は、長く設定し過ぎるとアクセス抜けを生じるおそれがあり、逆に、短く設定し過ぎるとアクセス不良を生じるおそれがある。そのため、当該期間d1、d2は、後述するように、CLK1,CLK2の最大動作周波数に合わせて、適宜設定する必要がある。
一方、CLK1の入力直後、時刻t2にて、CLK2はハイレベルに立ち上がると、REQ2がローレベルからハイレベルに変遷する。しかしながら、この時点では既にBUSY1がハイレベルとなっているため、REQ2は第4論理積回路14bで遮断され、STAT2はローレベルに維持される。従って、BUSY2がBUSY1と重複してハイレベルに遷移されることはなく、CLK2に応じたアクセスは、アービター回路1の動作状態がBUSY1状態からSTBY状態に復帰されるまで、すなわち、CLK1に応じたアクセスが終了するまで待機されることになる。
その後、時刻t3にて、ワンショット回路2によってRAMCLKがローレベルに立ち下げられると、RAM3では、CLK1に応じたリード動作、すなわち、RAMOの出力動作が開始される。
このとき、アービター回路1では、RAMCLKの立下がりに応じて、REQ1RSTがハイレベルに立ち上がり、REQ1がハイレベルからローレベルにリセットされる。これに従い、STAT1(延いてはCLKRQ)もローレベルに復帰される。ただし、BUSY1については、引き続きハイレベルに維持される。
また、出力ラッチ回路4では、RAMCLKの立下がりに応じて、LATSELECTがハイレベル(BUSY1と同論理)に変遷される。これにより、セレクタ43aでは、RAMOがDフリップフロップ44aに選択出力され、セレクタ43bでは、RAMOLAT2がDフリップフロップ44bに選択出力されることになる。
その後、時刻t4にて、RAMCLKが再びハイレベルに立ち上げられると、アービター回路1では、BUSY1がローレベルにリセットされ、その動作状態は、それまでのBUSY状態からSTBY状態に復帰される。リード/ライト回路5は、この動作状態遷移を認識し、CLK1に応じたRAM3へのアクセスを終了する。なお、アービター回路1では、BUSY1の論理変遷に応じて、REQ1RSTもローレベルにリセットされる。
また、出力ラッチ回路4では、RAMCLKの立上がり(すなわち反転RAMCLKの立下がり)に応じて、時刻t4の時点で読み出されていたRAMOがRAMOLAT1としてラッチされる。従って、リード/ライト回路5では、以後任意のタイミングで、出力ラッチ回路4からRAMOLAT1(CLK1に応じたリードデータ)を読み出すことが可能となる。
上記のように、時刻t4にて、最先のCLK1に応じたアクセスが終了し、BUSY1がローレベルにリセットされると、時刻t5にて、第4論理積回路14bによるREQ2の遮断が解除され、STAT2がローレベルからハイレベルに遷移される。これにより、時刻t5以後は、先と同様の動作に基づいて、CLK2に応じたアクセスが行われる。
なお、図4では、時刻t4〜t5の期間を誇張して描写したが、これは、BUSY1状態からBUSY2状態への移行が直接行われるものではなく、一旦STBY状態を介して行われることを明示するための描写であって、実際には極めて短い期間となる。
また、図4では、CLK1が最先に入力され、次いでCLK2が入力された場合を例示して説明を行ったが、その先後が逆である場合も、上記と同様の動作によって、CLK2に応じたアクセスが終了するまで、CLK1に応じたアクセスが待機されることになる。
すなわち、本実施形態のアービター回路1は、最先に入力されたアクセスクロックが優先される構成であって、一方のアクセスクロックが常に優先される構成ではなく、先行のアクセス中に後続のアクセスが要求された場合でも、先行のアクセスが中止されることはなく、先行のアクセスが終了するまで後続のアクセスが待機されることになる。従って、アクセスタイミングによる制約が不要になる。
以上で説明したように、本実施形態のRAM制御装置は、アービター回路1と、ワンショット回路2と、を有して成り、互いに非同期で入力される2系統のCLK1、CLK2に応じて、RAM3へのアクセスを制御するRAM制御装置であって、アービター回路1は、上記したCLK1、CLK2に応じて、互いに排他的な論理を有するBUSY1、BUSY2を生成することにより、最先のアクセスクロックを送出したホストに対して、RAM3へのアクセス権を与えるとともに、ワンショット回路2に対して、RAM3へのアクセスタイミングを決定するためのRAMCLKの生成を要求する手段であり、ワンショット回路2は、アービター回路1のCLKRQに応じて、RAMCLKを1パルスだけ生成し、これをRAM3に送出する手段である構成とされている。
このような構成とすることにより、装置規模の拡大やコストの増大を抑えつつ、互いに非同期で入力される2系統のCLK1、CLK2に応じて、RAM3へのアクセスを適切に制御することが可能となる。
また、本実施形態のRAM制御装置では、2系統のCLK1、CLK2に対して、ワンショット回路2で生成するRAMCLKが1系統のみとされている。従って、CLK1、CLK2に対して各々RAMCLKを生成し、それらの調停及び選択出力を行う構成に比べて、複数クロック間のタイミングずれを考慮する必要がなくなる。
また、本実施形態のRAM制御装置は、CLK1、CLK2の立上がりに応じて、アクセス要求を認識する一方、その立下がりについては何ら必要としない構成とされている。すなわち、本実施形態のRAM制御装置は、CLK1、CLK2の立上がりエッジに対してのみ動作する。なお、CLK1、CLK2の立上がりエッジは、ホスト6a、6bからRAM3に対して、何らかのアクセス要求があるときにのみ生成されるものである。従って、例えば、一方の動作周波数に対して他方の動作周波数が極端に長い場合や、逆に、極端に短かい場合にも、十分に対応することができる。
また、本実施形態のアービター回路1は、図2にも示したように、第4Dフリップフロップ15bのリセット端にBUSY1を入力した構成とされている。このような構成とすることにより、万一、CLK1とCLK2が同時に立ち上がり、第2、第4論理積回路14a、14bでのマスク動作が間に合わず、STAT1、STAT2がともにハイレベルとなり、BUSY1、BUSY2がともにハイレベルにセットされたような場合でも、即座に第4Dフリップフロップ15bがBUSY1でリセットされるため、BUSY2は遅滞なくローレベルに戻される。その結果、BUSY1、BUSY2が両方ともハイレベルに維持されることはなく、アービター回路1の動作状態は、優先的にBUSY1状態に移行される。従って、CLK1、CLK2の入力が完全に重なった場合でも、アナログ部分のひげ対策を施すことなく、その正常動作を保証することが可能となる。
なお、同時入力時におけるCLK1、CLK2の優先順位については、いずれを優先としても構わない。すなわち、上記したようにCLK1を優先する構成としてもよいし、逆に、第2Dフリップフロップ15aのリセット端にBUSY2を入力して、CLK2を優先する構成としてもよい。
また、本実施形態のアービター回路1は、図2にも示したように、第1、第3Dフリップフロップ11a、11bのデータ入力端に対して、各自の反転出力信号(すなわち、反転REQ1、反転REQ2)を各々入力する構成とされている。このような構成とすることにより、万一、STAT1(STAT2)がハイレベルとされた後に、ノイズ等の影響でRAMCLKが立ち上がらなかった場合でも、次のCLK1(CLK2)の立上がりエッジで、REQ1(REQ2)にローレベル(反転REQ1(反転REQ2))が書き込まれるので、アービター回路1の動作状態は、BUSY1(BUSY2)状態からSTBY状態に復帰することになる。従って、RAM制御装置がBUSY1(BUSY2)状態から抜けられない状態(いわゆるデッドロック状態、或いは、ハングアップ状態)に陥ることを回避することが可能となる。
なお、上記デッドロック対策が不要であれば、第1、第3Dフリップフロップ11a、11bのデータ入力端には、所定論理信号(ハイレベルに相当する電圧信号、例えば、電源電圧)を入力しておけばよい。
ただし、上記構成から成るアービター回路1では、ノイズ等でBUSY1、BUSY2いずれかの論理が変化してしまい、通常フローでは取り得ないステート(イリーガルステート)に遷移した場合、他系統からのアクセスがあっても、そのリクエストが反映されない状態(いわゆるデッドロック状態、或いは、ハングアップ状態)に陥るおそれがある。
具体的に述べると、第2Dフリップフロップ15aで生成されるBUSY1の論理がノイズ等によって意図せずハイレベルに変化した場合、CLK1は入力されていないので、REQ1はローレベルに維持されたままとなり、ワンショット回路2でRAMCLKが生成されることもない。このような状態下で、その後、CLK2が入力された場合、REQ2は、意図せずハイレベルとなっているBUSY1でゲートされるため、REQ2のハイレベル遷移は伝搬されず、STAT2を立ち上げることができない形となる。その結果、次のCLK1に基づくアクセスが完了し、意図しないBUSY1状態がSTBY状態に復帰されるまで、CLK2に基づくアクセスが不能な状態に陥る。また、第4Dフリップフロップ15bで生成されるBUSY2の論理がノイズ等によって意図せずハイレベルに変化した場合には、上記と逆に、CLK1に基づくアクセスが不能な状態に陥る。
上記を鑑みると、イリーガルステートにおける正当アクセスに対しては、これに応じたリクエスト信号が他系統の意図しないビジー信号による排他的なゲートをすり抜けるように、アービター回路1の内部構成を一部変更することが望ましい。
図5は、アービター回路1の別の内部構成例を示すブロック図である。
なお、本構成例のアービター回路1は、上記とほぼ同様の構成を有して成る。そこで、同様の構成部分については、図2と同一の符号を付すことで詳細な説明を省略し、以下では、本構成の特徴部分(デッドロック対策)について、重点的な説明を行うことにする。
図5に示すように、本構成例のアービター回路1は、図2に示した構成要素に加えて、論理積回路17a〜17bと、論理和回路18a〜18bと、を有して成る。
本構成例のアービター回路1において、第2論理積回路14aの出力信号は、直接STAT1として用いられるのではなく、第1プレ信号(PRE1)として用いられている。同様に、第4論理積回路14bの出力信号は、直接STAT2として用いられるのではなく、第2プレ信号(PRE2)として用いられている。
第5論理積回路17aは、第1の入力端にREQ1が入力され、第2の反転入力端にREQ2が入力され、第3の入力端にRAMCLKが入力され、出力端から第1スルー信号(TH1)が引き出されている。
第1論理和回路18aは、一方の入力端にPRE1が入力され、他方の入力端にTH1が入力され、出力端からSTAT1が引き出されている。
第6論理積回路17bは、第1の反転入力端にREQ1が入力され、第2の入力端にREQ2が入力され、第3の入力端にRAMCLKが入力され、出力端から第2スルー信号(TH2)が引き出されている。
第2論理和回路18bは、一方の入力端にPRE2が入力され、他方の入力端にTH2が入力され、出力端からSTAT2が引き出されている。
上記構成から成るアービター回路1において、例えば、第2Dフリップフロップ15aで生成されるBUSY1の論理がノイズ等によって意図せずハイレベルに変化し、かつ、その状態下でCLK2が入力された場合、REQ2は、先に述べたように、意図せずハイレベルとなっているBUSY1でゲートされるため、REQ2のハイレベル遷移はPRE2に伝搬されず、STAT2が立ち上げられることはない。従って、BUSY1の意図しない論理変遷後にCLK2が入力されたとき、REQ1はローレベルに維持され、REQ2はハイレベルとなるものの、PRE2はローレベルに維持され、当初はRAMCLKがハイレベルに維持される形となる。
一方、上記論理のREQ1、REQ2、及び、RAMCLKが第6論理積回路17bに対して入力されると、TH2の論理はローレベルからハイレベルに遷移される。従って、第2論理和回路18bでは、PRE2の論理に依ることなく、STAT2がハイレベルに立ち上げられ、CLK2に応じたRAMCLKの生成が行われることになる。なお、REQ1、REQ2、及び、RAMCLKが一つでも上記の論理となっていないときには、TH2の論理がローレベルとなるため、PRE2がSTAT2として出力される形となる。
すなわち、BUSY1に意図しない論理変遷が生じている状態下で正当なCLK2が入力された場合、本構成例のアービター回路1では、REQ2がBUSY1による排他的なゲートをすり抜ける形(正確に言えば、通常フローこそ経由しないものの、結果的にREQ2がBUSY1による排他的なゲートをすり抜けたように見える形)となっている。
このように、本構成例のアービター回路1は、REQ1〜REQ2の両論理(すなわちCLK1〜CLK2の入力有無)とRAMCLKの論理に基づいて、BUSY1に意図しない論理変遷が生じている状態下で正当なCLK2が入力されたか否かを判定し、そのような状態に陥っていると判定した場合には、意図しない論理変遷を生じたBUSY1に依ることなく、BUSY2を正当なCLK2に応じて所望の論理に変遷させる構成とされている。従って、本構成例のアービター回路1であれば、CLK1の入力を待つことなく、CLK2に基づくアクセスを実施し、その後、遅滞なくSTBY状態に復帰することが可能となる。
なお、上記と逆に、BUSY2が意図せずハイレベルに変化している状態下でCLK1が入力された場合には、REQ1がハイレベル、REQ2がローレベル、RAMCLKがハイレベルとなるので、第5論理積回路17aでは、TH1の論理がハイレベルとなる。従って、第1論理和回路18aでは、PRE1の論理に依ることなく、STAT1がハイレベルに立ち上げられ、CLK1に応じたRAMCLKの生成が行われる。従って、本構成例のアービター回路1であれば、CLK2の入力を待つことなく、CLK1に基づくアクセスを実施し、その後、遅滞なくSTBY状態に復帰することが可能となる。
次に、アクセスクロックの最大動作周波数に応じたRAMアクセスの期間制限(RAMCLKの周期制限)について、図6を参照しながら詳細に説明する。図6は、アクセスクロックの最大動作周波数に応じたRAMアクセスの期間制限を説明するための図である。
RAM3に対して最も頻繁にアクセスされるケースは、図6に示すように、CLK1に応じた連続アクセスが継続している最中に、CLK2に応じたアクセスが要求される場合(逆も同様)である。なお、図6は、CLK2がCLK1の直前に立ち上げられたワーストケースを描写したものである。
ここで、先述した通り、アービター回路1において、CLK1に応じたアクセスについては、CLK2に応じたアクセスの終了を待つことができ、逆に、CLK2に応じたアクセスについては、CLK1に応じたアクセスの終了を待つことができる。しかしながら、CLK1に応じた連続アクセスに関してみると、CLK2に応じたアクセスがCLK1の1サイクル内に終了しなければ、後発のCLK1に応じたアクセスについては、先発のCLK1に応じたアクセスの終了を待つことができず、アクセス抜けを生じてしまう。
そのため、RAM制御装置の正常動作を維持するためには、CLK1の1サイクル分の時間で2回分のRAMアクセス(CLK1、CLK2に各々応じたアクセス)を終了する必要がある。すなわち、ワンショット回路2では、CLKRQが立ち上げられてからRAMCLKのワンショットパルスがローレベルに立ち下げられるまでの期間d1、及び、一旦ローレベルに立ち下げられたRAMCLKが再びハイレベルに復帰されるまでの期間d2(図4を参照)をより速いアクセスクロック(図6の場合にはCLK1)の最大動作周波数(すなわち最短周期)に合わせて適宜設定する必要がある。より具体的に述べると、上記期間d1、d2の合算期間(すなわち、RAMアクセス期間W)は、RAM3のアクセス不良を生じることのない最小期間Z以上であって、かつ、CLK1の最短周期Xの1/2以下となるように、上記の期間d1、d2を設定すればよい。
ただし、アクセスクロックの最大動作周波数は、今後も高速になっていくことが予想され、先の条件を満たすように、上記の期間d1、d2を管理・設定することは、ますます困難になると考えられる。
上記を鑑みると、先の条件をできる限り緩和すべく、メモリ装置の回路仕様を一部変更することが望ましい。
図7は、本発明に係るメモリ装置の第2の構成例を示すブロック図である。
図7(a)に示すように、先述した第1の構成例は、2系統のアクセスクロック(CLK1、CLK2)をいずれもアービター回路1に直接入力して、互いのアービトレーションを行い、1本のクロックリクエスト信号(CLKRQ)に変換した後、ワンショット回路2でRAMクロック(RAMCLK)を生成する構成とされていた。
これに対して、第2の構成例では、第1〜第2のアクセスクロックとして、例えば、MPUアクセスクロック(MCLK)と、ディスプレイアクセスクロック(DCLK)と、を想定し、MCLKはDCLKよりも動作周波数が速いという前提の下、図7(b)で示すように、クロック分割回路7を用いて、MCLKの連続したパルス列を一サイクル毎に交互に分配する形で、1系統のMCLKを2系統の第1〜第2分割アクセスクロック(MCLK1、MCLK2)に分割した後、DCLKと合わせて合計3系統のアクセスクロック(MCLK1、MCLK2、DCLK)をアービター回路8に入力して、互いのアービトレーションを行い、1本のクロックリクエスト信号(CLKRQ)に変換した後、ワンショット回路2でRAMクロック(RAMCLK)を生成する構成とされている。
次に、クロック分割回路7及びアービター回路8の内部構成について、図8を参照しながら詳細に説明する。図8は、クロック分割回路7及びアービター回路8の内部構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、本構成例のクロック分割回路7は、Dフリップフロップ71と、インバータ72と、論理積回路73a〜73bと、を有して成る。
Dフリップフロップ71は、クロック入力端にMCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(インバータ72を介した自身の反転出力信号)が入力され、出力端からマスク信号(MASK)が引き出されている。
論理積回路73aは、一方の入力端にMASKが入力され、他方の入力端にMCLKが入力され、出力端からMCLK1が引き出されている。
論理積回路73bは、一方の反転入力端にMASKが入力され、他方の入力端にMCLKが入力され、出力端からMCLK2が引き出されている。
上記構成から成るクロック分割回路7では、MASKとMCLKとの論理積演算、並びに、反転MASKとMCLKとの論理積演算を行うことにより、後に詳述する図10で示されているように、MCLKの連続したパルス列が一サイクル毎に交互に分配された形でMCLK1〜MCLK2の生成が行われる。
一方、本構成例のアービター回路8は、Dフリップフロップ81a〜81cと、インバータ82a〜82cと、論理積回路83a〜83cと、論理積回路84a〜84cと、Dフリップフロップ85a〜85cと、論理和回路86〜87と、を有して成る。
第1Dフリップフロップ81aは、クロック入力端にMCLK1が入力され、データ入力端に所定論理信号(第1インバータ82aを介した自身の反転出力信号)が入力され、リセット端に第1MPUリクエストリセット信号(MREQ1RST)が入力され、出力端から第1MPUリクエスト信号(MREQ1)が引き出されている。
第1論理積回路83aは、一方の入力端に第1MPUビジー信号(MBUSY1)が入力され、他方の反転入力端にRAMCLKが入力され、出力端からMREQ1RSTが引き出されている。
第2論理積回路84aは、第1の入力端にMREQ1が入力され、第2の反転入力端に第2MPUビジー信号(MBUSY2)が入力され、第3の反転入力端にディスプレイビジー信号(DBUSY)が入力され、出力端から第1MPUアクセススタート信号(MSTAT1)が引き出されている。
第2Dフリップフロップ85aは、クロック入力端にRAMCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(ローレベルに相当する基準電圧信号、例えば接地電圧)が入力され、セット入力端にMSTAT1が入力され、出力端からMBUSY1が引き出される。
第3Dフリップフロップ81bは、クロック入力端にMCLK2が入力され、データ入力端に所定論理信号(第2インバータ82bを介した自身の反転出力信号)が入力され、リセット端に第2MPUリクエストリセット信号(MREQ2RST)が入力され、出力端から第2MPUリクエスト信号(MREQ2)が引き出されている。
第3論理積回路83bは、一方の入力端にMBUSY2が入力され、他方の反転入力端にRAMCLKが入力され、出力端からMREQ2RSTが引き出されている。
第4論理積回路84bは、第1の入力端にMREQ2が入力され、第2の反転入力端にMBUSY1が入力され、第3の反転入力端にDBUSYが入力され、出力端から第2MPUアクセススタート信号(MSTAT2)が引き出されている。
第4Dフリップフロップ85bは、クロック入力端にRAMCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(ローレベルに相当する基準電圧信号、例えば接地電圧)が入力され、セット入力端にMSTAT2が入力され、出力端からMBUSY2が引き出される。
第5Dフリップフロップ81cは、クロック入力端にDCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(第3インバータ82cを介した自身の反転出力信号)が入力され、リセット端にディスプレイリクエストリセット信号(DREQRST)が入力され、出力端からディスプレイリクエスト信号(DREQ)が引き出されている。
第5論理積回路83cは、一方の入力端にDBUSYが入力され、他方の反転入力端にRAMCLKが入力され、出力端からDREQRSTが引き出されている。
第6論理積回路84cは、第1の入力端にDREQが入力され、第2の反転入力端にMBUSY1が入力され、第3の反転入力端にMBUSY2が入力され、出力端からディスプレイアクセススタート信号(DSTAT)が引き出されている。
第6Dフリップフロップ85cは、クロック入力端にRAMCLKが入力され、データ入力端に所定論理信号(ローレベルに相当する基準電圧信号、例えば接地電圧)が入力され、セット入力端にDSTATが入力され、出力端からDBUSYが引き出されている。また、第6Dフリップフロップ85cのリセット端には、リセット信号(RST)が入力されている。
第1論理和回路86は、第1の入力端にMSTAT1が入力され、第2の入力端にMSTAT2が入力され、第3の入力端にDSTATが入力され、出力端からCLKRQが引き出されている。
第2論理和回路87は、一方の入力端にMBUSY1が入力され、他方の入力端にMBUSY2が入力され、出力端からRSTが引き出されている。
なお、上記した第1〜第6Dフリップフロップ81a、85a、81b、85b、81c、85cは、いずれも、各自入力されるクロック信号(MCLK1、MCLK2、DCLK、RAMCLK)の立上がりエッジでトリガされるものである。
上記からも分かるように、本構成例のアービター回路8は、図2に示した2系統入力タイプのアービター回路1を3系統入力タイプに変更した構成であり、回路の基本動作は、先述の通りであるため、これに関する詳細な説明は割愛する。
なお、同時入力時におけるMCLK、DCLKの優先順位については、いずれを優先としても構わない。すなわち、図8に示したように、第6Dフリップフロップ85cのリセット端に、MBUSY1とMBUSY2の論理和信号を入力することで、MCLKを優先する構成としてもよいし、逆に、第2、第4Dフリップフロップ85a、85bのリセット端にDBUSYを入力して、DCLKを優先する構成としてもよい。
次に、上記構成から成るアービター回路8の動作状態遷移について、図9を参照しながら、詳細に説明する。図9は、アービター回路8の動作状態遷移を説明するための状態図(a)及び論理値表(b)である。
上記構成から成るアービター回路8は、先述した第1の構成例と同様、いわゆる、非同期式有限状態マシンとして動作するように構成されており、その状態図及び論理値表は、図9(a)、(b)のようになる。
すなわち、アービター回路8では、先述した3系統のビジー信号(MBUSY1、MBUSY2、DBUSY)の論理に基づき、スタンバイ状態(STBY状態)、MCLK1によるアクセス状態(MBUSY1状態)、MCLK2によるアクセス状態(MBUSY2状態)、及び、DCLKによるアクセス状態(DBUSY状態)、という4つの動作状態が定義されている。
なお、第1〜第2MPUビジー信号(MBUSY1〜MBUSY2)は、各々ステートカウンタの1桁目〜2桁目に相当し、ディスプレイビジー信号(DBUSY)は、ステートカウンタの3桁目に相当する。従って、上記した各動作状態のステートカウンタは、図9(b)に示すように、STBY状態{000}、MBUSY1状態{001}、MBUSY2状態{010}、及び、DBUSY状態{100}となる。なお、{111}の状態は、後述するように存在しない。
アービター回路8の動作状態は、図9(a)に示すように、リセット直後にはSTBY状態に位置し、MSTAT1の立上がりでMBUSY1状態に移行する。その後、RAMCLKの立上がりで再びSTBY状態に戻る。同様に、STBY状態からMSTAT2の立上がりでMBUSY2状態に移行し、RAMCLKの立上がりで再びSTBY状態に戻る。また、STBY状態からDSTATの立上がりでDBUSY状態に移行し、RAMCLKの立上がりで再びSTBY状態に戻る。
このように、本構成例のアービター回路8は、先述した第1の構成例と同様、その動作状態遷移の前後でステートカウンタが1ビット(1桁)のみ変化する構成、すなわち、擬似的なグレイコードカウンタとされている。従って、本構成例のアービター回路8であれば、その動作状態を遷移するに際して、他方のステートを介することがないため、動作状態遷移の瞬間にステートの誤認を生じるおそれがない。
最後に、第2の構成例におけるアクセスクロックの最大動作周波数に応じたRAMアクセスの期間制限(RAMCLKの周期制限)について、図10を参照しながら詳細に説明する。図10は、第2の構成例におけるアクセスクロックの最大動作周波数に応じたRAMアクセスの期間制限を説明するための図である。
RAM3に対して最も頻繁にアクセスされるケースは、図10に示すように、MCLKに応じた連続アクセスが継続している最中に、DCLKに応じたアクセスが要求される場合である。なお、図10は、DCLKがMCLK2の直前に立ち上げられたワーストケースを描写したものである。
先にも述べたように、本構成例のアービター回路8では、MCLKが2系統のMCLK1、MCLK2として分割入力され、各々に応じたアクセス管理が個別に行われている。従って、本構成例のアービター回路8であれば、DCLKがMCLK2の直前に立ち上げられ、MCLK2に応じたアクセスが待機させられた結果、当該MCLK2に応じたアクセスが次発のMCLK1の入力までに終了しない場合であっても、MCLK1とMCLK2との間でアービトレーションを行い、次発のMCLK1に応じたアクセスを支障なく待機させることができるので、先行2系統のアクセスが完了した後、MCLK1に応じたアクセスを行うことが可能である。
なお、MCLKに応じた連続アクセスが継続される場合には、図10に示すように、その後もMCLK1とMCLK2との間でアービトレーション連鎖が生じるが、この場合も上記と同様、他方のアクセス終了を待ってから自身のアクセスを実行することができる。このような動作は、MCLK1とMCLK2との間でアービトレーション連鎖が解消されるまで継続的に実施される。
上記したように、本構成例のアービター回路8は、MCLKに応じた連続アクセスに関して、後発パルスに応じたアクセスの実行を先発パルスに応じたアクセスの終了まで待つことができるので、アクセス抜けを生じにくい構成となっている。
ただし、本構成例のアービター回路8であっても、MCLK1とMCLK2との間でアービトレーション連鎖が生じ、かつ、これが終了するまでの間に、次のDCLKが入力された場合には、その動作に破綻をきたして、アクセス抜けを生じるおそれがある。
そのため、RAM制御装置の正常動作を維持するためには、以下の条件式(1)を満たすように、RAMアクセス期間W(=d1+d2)を設定することが望ましい。
Figure 0005000514
なお、上記(1)式において、XはMCLKの最短周期、YはDCLKの最短周期、ZはRAM3のアクセス不良を生じることのない最小期間、を各々示している。
例えば、X=100[ns]、Y=1000[ns]、Z=40[ns]とした場合、第1の構成では、40[ns]≦W≦50[ns]という条件を満たすように、RAMアクセス期間W(=d1+d2)を設定しなければならなかったが、第2の構成を採用すれば、40[ns]≦W≦90.9[ns]という条件を満たすように、RAMアクセス期間Wを設定しさえすれば、アービトレーション動作の破綻を回避することができる。
すなわち、第2の構成を採用することにより、RAMアクセス期間Wに関して、およそ2倍のマージンを確保することができ、その制約を大幅に緩和することができるので、今後一層の高速化が予想されるアクセスクロックにも、十分に対応することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、RAM3としてシングルポートRAMを採用した構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、デュアルポートRAMの入出力インタフェイスのうち、いずれか一方に対する2系統のアクセス制御手段としても広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施形態では、ワンショット回路2にて、CLKRQの立上がりから、期間d1が経過した時点でRAMCLKをローレベルに立ち下げ、さらに期間d2が経過した時点でRAMCLKをハイレベルに復帰させる構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、CLKRQ(実施形態に即して言えば、その論理反転信号)を単純に期間d1だけ遅延させることでも、RAMCLKを1パルスだけ生成することが可能である。なぜなら、CLKRQは、アクセススタート信号の立上がりに応じてハイレベルに遷移された後、RAMCLKの立下がりに応じてローレベルに復帰される形、すなわち、パルス波形とされているため、その論理反転信号を期間d1だけ遅延させれば、結果的にRAMCLKを1パルスだけ生成する形となるからである。この場合、RAMCLKは、CLKRQの立上がりから期間d1が経過した時点でローレベルに立ち下がり、さらに期間d1が経過した時点でハイレベルに復帰する形となる。このような構成とすることにより、ワンショット回路2を極めて簡易に実現することが可能となる。なお、期間d1については、先述したように、アクセスクロックの動作周波数に合わせて、適宜設定すればよい。
また、図7及び図8を用いて説明した実施形態では、クロック分割回路7とアービター回路8とを独立して設けた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成は、これに限定されるものではなく、クロック分割回路をアービター回路に内包させても構わない。
本発明は、RAM制御装置の規模縮小やコスト低減を図る上で有用な技術である。

Claims (16)

  1. アービター回路と、ワンショット回路と、を有して成り、互いに非同期で入力される2系統の第1、第2アクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを制御するRAM制御装置であって、前記アービター回路は、上記した第1、第2アクセスクロックに応じて、互いに排他的な論理を有する第1、第2ビジー信号を生成することにより、最先のアクセスクロックを送出したホストに対して、前記RAMへのアクセス権を認めるとともに、前記ワンショット回路に対して、前記RAMへのアクセスタイミングを決定するためのRAMクロックの生成を要求する手段であり、前記ワンショット回路は、前記アービター回路のクロックリクエスト信号に応じて、前記RAMクロックを1パルスだけ生成し、これを前記RAMに送出する手段であり、前記アービター回路は、前記ワンショット回路から前記RAMクロックが入力され、前記第1ビジー信号と前記RAMクロックの論理または前記第2ビジー信号と前記RAMクロックの論理によって前記クロックリクエスト信号をリセットすることを特徴とするRAM制御装置。
  2. 前記RAMクロックは、第1、第2アクセスクロックのうち、より速い方の周期の1/2以内の周期のクロックであることを特徴とする請求項1に記載のRAM制御装置。
  3. アービター回路と、ワンショット回路と、を有して成り、互いに非同期で入力される2系統の第1、第2アクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを制御するRAM制御装置であって、前記アービター回路は、上記した第1、第2アクセスクロックに応じて、互いに排他的な論理を有する第1、第2ビジー信号を生成することにより、最先のアクセスクロックを送出したホストに対して、前記RAMへのアクセス権を認めるとともに、前記ワンショット回路に対して、前記RAMへのアクセスタイミングを決定するためのRAMクロックの生成を要求する手段であり、前記ワンショット回路は、前記アービター回路のクロックリクエスト信号に応じて、前記RAMクロックを1パルスだけ生成し、これを前記RAMに送出する手段であり、前記アービター回路は、クロック入力端に第1アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号が入力され、出力端から第1リクエスト信号が引き出される第1Dフリップフロップと;一方の入力端に第1ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1リクエストリセット信号が引き出される第1論理積回路と;一方の入力端に第1リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、出力端から第1アクセススタート信号が引き出される第2論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第1アクセススタート信号が入力され、出力端から第1ビジー信号が引き出される第2Dフリップフロップと;クロック入力端に第2アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号が入力され、出力端から第2リクエスト信号が引き出される第3Dフリップフロップと;一方の入力端に第2ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2リクエストリセット信号が引き出される第3論理積回路と;一方の入力端に第2リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、出力端から第2アクセススタート信号が引き出される第4論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から第2ビジー信号が引き出される第4Dフリップフロップと;一方の入力端に第1アクセススタート信号が入力され、他方の入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から前記クロックリクエスト信号が引き出される論理和回路と;を有して成ることを特徴とするRAM制御装置。
  4. 第1、第3Dフリップフロップのデータ入力端に各々入力される所定論理信号は、各自の反転出力信号であることを特徴とする請求項3に記載のRAM制御装置。
  5. 第2Dフリップフロップのリセット端には第2ビジー信号が入力されている、或いは、第4Dフリップフロップのリセット端には第1ビジー信号が入力されていることを特徴とする請求項3に記載のRAM制御装置。
  6. アービター回路と、ワンショット回路と、を有して成り、互いに非同期で入力される2系統の第1、第2アクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを制御するRAM制御装置であって、前記アービター回路は、上記した第1、第2アクセスクロックに応じて、互いに排他的な論理を有する第1、第2ビジー信号を生成することにより、最先のアクセスクロックを送出したホストに対して、前記RAMへのアクセス権を認めるとともに、前記ワンショット回路に対して、前記RAMへのアクセスタイミングを決定するためのRAMクロックの生成を要求する手段であり、前記ワンショット回路は、前記アービター回路のクロックリクエスト信号に応じて、前記RAMクロックを1パルスだけ生成し、これを前記RAMに送出する手段であり、前記アービター回路は、第1、第2アクセスクロックの入力有無と前記RAMクロックの論理に基づいて、いずれか一系統のビジー信号に意図しない論理変遷が生じている状態下で他系統の正当なアクセスクロックが入力されたか否かを判定し、そのような状態に陥っていると判定した場合には、意図しない論理変遷を生じたビジー信号に依ることなく、他系統のビジー信号を正当なアクセスクロックに応じて所望の論理に変遷させることを特徴とするRAM制御装置。
  7. 前記アービター回路は、クロック入力端に第1アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号が入力され、出力端から第1リクエスト信号が引き出される第1Dフリップフロップと;一方の入力端に第1ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1リクエストリセット信号が引き出される第1論理積回路と;一方の入力端に第1リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、出力端から第1プレ信号が引き出される第2論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第1アクセススタート信号が入力され、出力端から第1ビジー信号が引き出される第2Dフリップフロップと;クロック入力端に第2アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号が入力され、出力端から第2リクエスト信号が引き出される第3Dフリップフロップと;一方の入力端に第2ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2リクエストリセット信号が引き出される第3論理積回路と;一方の入力端に第2リクエスト信号が入力され、他方の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、出力端から第2プレ信号が引き出される第4論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から第2ビジー信号が引き出される第4Dフリップフロップと;一方の入力端に第1アクセススタート信号が入力され、他方の入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から前記クロックリクエスト信号が引き出される論理和回路と;第1の入力端に第1リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第2リクエスト信号が入力され、第3の入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1スルー信号が引き出される第5論理積回路と;一方の入力端に第1プレ信号が入力され、他方の入力端に第1スルー信号が入力され、出力端から第1アクセススタート信号が引き出される第1論理和回路と;第1の反転入力端に第1リクエスト信号が入力され、第2の入力端に第2リクエスト信号が入力され、第3の入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2スルー信号が引き出される第6論理積回路と;一方の入力端に第2プレ信号が入力され、他方の入力端に第2スルー信号が入力され、出力端から第2アクセススタート信号が引き出される第2論理和回路と;を有して成ることを特徴とする請求項6に記載のRAM制御装置。
  8. 第1、第3Dフリップフロップのデータ入力端に各々入力される所定論理信号は、各自の反転出力信号であることを特徴とする請求項7に記載のRAM制御装置。
  9. 第2Dフリップフロップのリセット端には第2ビジー信号が入力されている、或いは、第4Dフリップフロップのリセット端には第1ビジー信号が入力されていることを特徴とする請求項7に記載のRAM制御装置。
  10. アービター回路と、ワンショット回路と、を有して成り、互いに非同期で入力される2系統の第1、第2アクセスクロックに応じて、RAMへのアクセスを制御するRAM制御装置であって、前記アービター回路は、上記した第1、第2アクセスクロックに応じて、互いに排他的な論理を有する第1、第2ビジー信号を生成することにより、最先のアクセスクロックを送出したホストに対して、前記RAMへのアクセス権を認めるとともに、前記ワンショット回路に対して、前記RAMへのアクセスタイミングを決定するためのRAMクロックの生成を要求する手段であり、前記ワンショット回路は、前記アービター回路のクロックリクエスト信号に応じて、前記RAMクロックを1パルスだけ生成し、これを前記RAMに送出する手段であり、前記アービター回路よりも前段に配設され、第1、第2アクセスクロックのうち、より高速な第1アクセスクロックについて、その連続したパルス列を一サイクル毎に交互に分配する形で、さらに2系統に分割するクロック分割回路を有して成り、前記アービター回路は、2系統に分割された第1アクセスクロックと第2アクセスクロックを合わせた合計3系統のアクセスクロックに応じて3系統のビジー信号を生成することを特徴とするRAM制御装置。
  11. 前記RAMクロックは、2系統に分割された第1アクセスクロック相互間のアービトレーション連鎖を第2アクセスクロックの1周期以内に終了し得る周期のクロックであることを特徴とする請求項10に記載のRAM制御装置。
  12. 前記アービター回路は、クロック入力端に2系統に分割された第1アクセスクロックの一方が入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第1リクエストリセット信号が入力され、出力端から第1リクエスト信号が引き出される第1Dフリップフロップと;一方の入力端に第1ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第1リクエストリセット信号が引き出される第1論理積回路と;第1の入力端に第1リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、第3の反転入力端に第3ビジー信号が入力され、出力端から第1アクセススタート信号が引き出される第2論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第1アクセススタート信号が入力され、出力端から第1ビジー信号が引き出される第2Dフリップフロップと;クロック入力端に2系統に分割された第1アクセスクロックの他方が入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第2リクエストリセット信号が入力され、出力端から第2リクエスト信号が引き出される第3Dフリップフロップと;一方の入力端に第2ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第2リクエストリセット信号が引き出される第3論理積回路と;第1の入力端に第2リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、第3の反転入力端に第3ビジー信号が入力され、出力端から第2アクセススタート信号が引き出される第4論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第2アクセススタート信号が入力され、出力端から第2ビジー信号が引き出される第4Dフリップフロップと;クロック入力端に第2アクセスクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、リセット端に第3リクエストリセット信号が入力され、出力端から第3リクエスト信号が引き出される第5Dフリップフロップと;一方の入力端に第3ビジー信号が入力され、他方の反転入力端に前記RAMクロックが入力され、出力端から第3リクエストリセット信号が引き出される第5論理積回路と;第1の入力端に第3リクエスト信号が入力され、第2の反転入力端に第1ビジー信号が入力され、第3の反転入力端に第2ビジー信号が入力され、出力端から第3アクセススタート信号が引き出される第6論理積回路と;クロック入力端に前記RAMクロックが入力され、データ入力端に所定論理信号が入力され、セット入力端に第3アクセススタート信号が入力され、出力端から第3ビジー信号が引き出される第6Dフリップフロップと;第1の入力端に第1アクセススタート信号が入力され、第2の入力端に第2アクセススタート信号が入力され、第3の入力端に第3アクセススタート信号が入力され、出力端から前記クロックリクエスト信号が引き出される第1論理和回路と;を有して成ることを特徴とする請求項10に記載のRAM制御装置。
  13. 第1、第3、第5Dフリップフロップのデータ入力端に各々入力される所定論理信号は各自の反転出力信号であることを特徴とする請求項12に記載のRAM制御装置。
  14. 第2、第4Dフリップフロップのリセット端には、第3ビジー信号が入力されている、或いは、第6Dフリップフロップのリセット端には、第1ビジー信号と第2ビジー信号の論理和信号が入力されていることを特徴とする請求項12に記載のRAM制御装置。
  15. 前記アービター回路は、前記クロック分割回路を内包して成ることを特徴とする請求項10に記載のRAM制御装置。
  16. 請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載のRAM制御装置と、前記RAMクロックに応じて動作するRAMと、を有して成ることを特徴とするメモリ装置。
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