JP5000098B2 - 床面の維持管理方法 - Google Patents

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本発明は、長期間にわたり床面の美観維持ができ、簡便で作業性と経済性に優れた床面の維持管理方法及びそれに用いる皮膜除去剤組成物に関する。さらに詳しくは、床材上に、少なくともフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥してなるフロアーポリッシュ皮膜が形成されている床面を維持管理する方法において、皮膜除去剤組成物を用いて、床面に塗り重ねられているすべてのフロアーポリッシュ皮膜を除去することなく一部のフロアーポリッシュ皮膜を除去する工程を含むことを特徴とする床面の維持管理方法及びそれに用いる皮膜除去剤組成物に関するものである。
通常、百貨店、スーパーマーケット、量販店、小売店、コンビニエンスストアー、学校、図書館、病院、福祉施設、空港施設、鉄道施設及びオフィスビル等の木質系床材、合成樹脂からなる化学床材、コンクリートや大理石等の石床などの床面には、床材の美観を保つとともに、床面の保護を目的として、フロアーフィニッシュ組成物による皮膜が形成されている。上記フロアーフィニッシュ組成物は、「JFPA(日本フロアーポリッシュ工業会)規格−00」、フロアーポリッシュ試験方法通則の用語の定義に規定されている。
この規格において、フロアーポリッシュ組成物は、水性,乳化性,油性の3つに大別され、なかでも水性にあっては、ポリマータイプとワックスタイプに分類されている。また、乳化性及び油性にあってはワックスタイプのみとなっている。そして、現在は、水性ポリマータイプのフロアーポリッシュ組成物が主流となっており、通常、床面に4〜6層を塗り重ねて床面皮膜が形成されるようになっている。しかしながら、塗布・乾燥に要する時間は、季節、温度及び湿度等の条件にもよるが、1層当たり30〜60分かかるため、一連の塗布作業には、かなりの作業時間を要するものとなっている。
上記水性ポリマータイプフロアーポリッシュを塗布した床面(フロアーポリッシュ皮膜)は、光沢のある美観を呈しているが、時間が経過するにつれて、歩行によるスリ傷等の摩耗や汚れが皮膜に付着して美観が損なわれる。
このため、フロアーポリッシュ皮膜の形成された床面に対しては、中性〜アルカリ性の床用クリーナーを用いた洗浄・すすぎ作業を、1〜2回/月程度の間隔で行うようになっている。そして、上記表面洗浄では完全には除去し切れない汚れが蓄積し、この繰り返しを続けても所望の美観が維持できなくなった時点で、通常、年に1回程度の割合で、フロアーポリッシュ皮膜の全部を剥離除去し、新たにフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥させて、フロアーポリッシュ皮膜を再形成し、床面の美観を維持管理する作業を行うようになっている。
このような、床面既設のフロアーポリッシュ皮膜を除去するための剥離除去作業に用いる床用剥離剤組成物としては、特定の水溶性有機溶剤、水溶性ポリアクリル酸、非イオン性界面活性剤、多価アルコール、無機又は有機アルカリ及び水からなるアルカリ性の樹脂ワックス膜剥離剤組成物が、ポリッシャーを用いることなく容易に樹脂ワックス膜を剥離するのに有用であるとして提案されている(特許文献1を参照)。
また、特定の水溶性有機溶剤、ベンジルアルコール及びアミン類を主要成分としてなる水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤が、水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜の除去性に優れ、水拭作業が簡単で、不快臭なく安全に用いることができるとして提案されている(特許文献2を参照)。
特許第2544919号公報 特開平9−241687号公報
ところで、コンビニエンスストアー、量販店等の歩行量の多い場所においては、頻繁な歩行や店舗の外から持ち込まれる土砂により、汚れや傷が上記床面のフロアーポリッシュ皮膜の表面だけでなく、皮膜内部にまで入り込むため、床面の美観が損なわれやすく、前記の剥離除去作業をする周期が短くなりがちである。剥離除去作業は、その剥離剤組成物成分が溶剤や強アルカリ成分からなるため取り扱いに注意を要すること、作業においても通常の洗浄作業よりも技術を必要とすること、作業時に床面がすべりやすくなること、剥離除去作業後の廃液の処理が必要なことなどの制約が多いことから、剥離除去作業の周期を長くすることが求められており、長期間にわたって床面の美観が維持できる床面の維持管理方法が要望されている。
また、前記剥離除去作業及びその後のフロアーポリッシュ組成物の多層塗布・乾燥作業には多大な作業時間がかかるため、近年増加しつつあるコンビニエンスストアーを始めとした24時間営業の店舗や事業所においては、従来のように剥離除去作業及びフロアーポリッシュ組成物を多層塗布・乾燥作業の時間を割くことが困難となっている。このため、簡便で、作業性と経済性に優れた床面の維持管理方法も要望されている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、床材上に、少なくともフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥してなるフロアーポリッシュ皮膜が形成されている床面を維持管理する方法において、皮膜除去剤組成物を用いて、床面に塗り重ねられているすべてのフロアーポリッシュ皮膜を除去することなく一部のフロアーポリッシュ皮膜を除去する工程を含むことを特徴とする、長期間にわたって床面の美観維持ができる、簡便で、作業性と経済性に優れた床面の維持管理方法及びそれに用いる皮膜除去剤組成物の提供をその目的とする。
なお、本発明における皮膜除去とは、床面に塗り重ねられているすべてのフロアーポリッシュ皮膜を除去することなく一部のフロアーポリッシュ皮膜を除去することであり、床面にある全ての皮膜を除去する剥離とは本質的に異なるものである。その際、除去されずに床面上に残るフロアーポリッシュ皮膜が、光沢にムラがない状態を保っていることが好ましい。また、このようなフロアーポリッシュ皮膜の除去に用いる薬剤を皮膜除去剤と称する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、上記の目的を達成する床面の維持管理方法を見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、床材上に、少なくともフロアーポリッシュ組成物を繰り返し塗布・乾燥してなる多層のフロアーポリッシュ皮膜が形成されている床構造体の床面を維持管理する方法であって、(イ)下記の皮膜除去剤組成物〔X〕もしくは〔Y〕を希釈して、その(A)+(B)+(C)の含有量の合計が0.3〜2.5質量%になるようにした希釈液を、汚れもしくは傷のついた床面に塗布した後、床面に塗り重ねられている多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位溶解除去し、少なくとも一層のフロアーポリッシュ皮膜を層単位で残して、汚れ・傷のないフロアーポリッシュ皮膜表面を露出させる工程と、(ロ)上記露出したフロアーポリッシュ皮膜表面にフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥して新たなフロアーポリッシュ皮膜を再形成する工程とを備えた維持管理を行うことを特徴とする床面の維持管理方法を第1の要旨とする。
〔X〕(A)アルカノールアミン、(B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(C)第4級アンモニウム塩及び(D)水を含有し、無機ビルダーを含有せず、(A)+(B)+(C)の含有量の合計が0.〜99.9質量%であって、且つ、組成物中の(A)〜(C)各成分の質量比がA成分:(A)/((A)+(B)+(C))=0.12〜0.96、(B)成分:(B)/((A)+(B)+(C))=0.02〜0.81及び(C)成分:(C)/((A)+(B)+(C))=0.01〜0.3である皮膜除去剤組成物。
〔Y〕(A)アルカノールアミン、(B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(C)第4級アンモニウム塩、(E)キレート剤及び(D)水を含有し、無機ビルダーを含有せず、(A)+(B)+(C)+(E)の含有量の合計が0.〜99.9質量%であって、且つ、組成物中の(A)〜(C)及び(E)の各成分の質量比がA成分:(A)/((A)+(B)+(C))=0.12〜0.96、(B)成分:(B)/((A)+(B)+(C))=0.02〜0.81、(C)成分:(C)/((A)+(B)+(C))=0.01〜0.3及び(E)成分:(E)/((A)+(B)+(C))=0.005〜0.5である皮膜除去剤組成物。
また、本発明は、上記上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位で溶解除去する工程(イ)において、ポリッシャー又は自動床洗浄機を用いる上記1の床面の維持管理方法を第2の要旨とし、上記ポリッシャー又は自動床洗浄機に装着されるフロアパッドが、青パッド、赤パッド、白パッドのいずれかである上記2の床面の維持管理方法を第3の要旨とする。また、床材が、化学床、木床及び石床のいずれかである上記1〜3のいずれかの床面の維持管理方法を第4の要旨とする。
本発明の床面の維持管理方法は、特定の作業工程において皮膜除去剤組成物を用いることにより、長期間にわたって床面の美観維持ができ、簡便で、作業性と経済性に優れたものとなっている。
即ち、本発明の維持管理方法を用いることにより、常に清浄な光沢にムラがない仕上がり状態のフロアーポリッシュ皮膜を維持することができるため、長期間にわたり床面の美観維持ができ、従来の、多層のフロアーポリッシュ皮膜の多層全部を剥離剤を用いて剥離する剥離作業が不要になるか、もしくは剥離作業の周期を大幅に延長することができる。
特に、本発明において、特定の皮膜除去剤組成物と、研磨効果の低いパッドを装着したポリッシャー又は自動床洗浄機とを併用することにより、多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、床面から、汚れが皮膜の内部まで入り込んだ一部のフロアーポリッシュ皮膜を、床面に残された皮膜が光沢にムラがない状態を保ったまま除去することができるため、上記の優れた効果が得られる。
また、本発明の床面の維持管理方法に用いる皮膜除去剤組成物は、貯蔵安定性、低泡性、皮膜除去性、皮膜除去の均一性及び塗り重ね性に優れるため、本発明の床面の維持管理方法において好適に用いることができる。
したがって、本発明の床面の維持管理方法を用いることによって、長期間にわたり床面の美観維持ができ、簡便で、作業性と経済性に優れた、新規な床面の維持管理方法の提供ができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の床面の維持管理方法について詳細に説明する。
本発明の床面の維持管理方法としては、床材上に、少なくともフロアーポリッシュ組成物を繰り返し塗布・乾燥してなる多層のフロアーポリッシュ皮膜が形成されている床構造体の床面を維持管理する方法であって、(イ)特定の皮膜除去剤組成物の希釈液を、汚れもしくは傷のついた床面に塗布した後、床面に塗り重ねられている多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位溶解除去し、少なくとも一層のフロアーポリッシュ皮膜を層単位で残して、汚れ・傷のないフロアーポリッシュ皮膜表面を露出させる工程と、(ロ)上記露出したフロアーポリッシュ皮膜表面にフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥して新たなフロアーポリッシュ皮膜を再形成する工程とを備えた維持管理を行うことを特徴とする床面の維持管理方法である。
まず、上記特定の皮膜除去剤組成物の希釈液を、汚れもしくは傷のついた床面に塗布した後、床面に塗り重ねられている多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位溶解除去し、少なくとも一層のフロアーポリッシュ皮膜を層単位で残して、汚れ・傷のないフロアーポリッシュ皮膜表面を露出させる工程(イ)とは、本発明に用いる特定の皮膜除去剤組成物(以下「本発明の皮膜除去剤組成物」という場合がある)の希釈液を、皮膜を除去すべき面に塗布する作業、皮膜を研磨除去する作業及び拭き上げ作業を含むものである。また、工程(イ)とは皮膜内部にまで入り込んだ汚れや傷を皮膜と共に除去する工程であり、汚れや傷の程度にもよるが表面から1〜3層の皮膜を除去することが好ましい。
上記皮膜除去剤組成物の希釈液を、皮膜を除去すべき面に塗布する作業においては、本発明の皮膜除去剤組成物を、皮膜の種類や状態により、必要に応じて、後述する適量の水により希釈した希釈液を用いて、モップやアプリケータ等で皮膜を除去する床面に塗布するのが好ましい。用いる皮膜除去剤組成物の希釈液の量としては、除去する皮膜の種類や状態により適宜決定されるが、除去すべき面の面積について、通常50〜350mL/m、好ましくは100〜300mL/mで用いられる。
上記皮膜除去剤組成物の希釈液の塗布に用いられるモップ等としては、木綿等の天然繊維、アクリル,ナイロン等の化学繊維、不織布を素材とするものが用いられる。
上記皮膜を研磨除去する作業においては、作業場所や作業面積に応じて、ポリッシャー,自動床洗浄機等を用いた機械研磨除去作業や、モップ,ブラシ等を用いた手作業による研磨除去作業が行われるが、作業効率等から、ポリッシャー,自動床洗浄機等を用いた機械研磨除去作業であることが好ましい。
特に、機械研磨除去作業では、ポリッシャーや自動床洗浄機等に装着されるフロアパッドとしては、通常、床面の剥離作業、洗浄作業やワックスのつや出し作業用途で用いられるパッドであれば特に限定しないが、例えば、黒パッド(例えば、商品名:ストリッピングパッド/住友3M社製)、茶パッド(例えば、商品名:ブラウンストリッパーパッド/住友3M社製)、緑パッド(例えば、商品名:スクラビングパッド/住友3M社製)、青パッド(例えば、商品名:ブルークリーナーパッド/住友3M社製)、赤パッド(例えば、商品名:レッドバッファーパッド/住友3M社製)、白パッド(例えば、商品名:スーパーポリッシュパッド/住友3M社製)があげられ、皮膜除去性の点から、青パッド、赤パッド、白パッドが好ましく、この中でも特に、皮膜除去性と皮膜除去の均一性の点から、赤パッドを用いることが好適である。
上記汚れや溶解除去されたフロアーポリッシュを含んだ汚水を回収する作業においては、モップやアプリケータ等を用いて拭き取ってもよいが、作業効率の上から、ウエットバキュームやフロアスクイジー等を用いて回収することが好適である。
なお、上記特定の皮膜除去剤組成物の希釈液を、汚れもしくは傷のついた床面に塗布した後、床面に塗り重ねられている多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位溶解除去し、少なくとも一層のフロアーポリッシュ皮膜を層単位で残して、汚れ・傷のないフロアーポリッシュ皮膜表面を露出させる工程(イ)においては、自動床洗浄機を用いて通常の方法で機械研磨作業及び/又は汚水回収作業を行ってもよいが、自動床洗浄機のタンクに、予め皮膜除去剤組成物の希釈液を調製し、一度皮膜除去剤組成物の希釈液を床面に散布のみした後、時間をおいてから、上記黒パッド,茶パッド,緑パッド,青パッド,赤パッド,白パッドのいずれかのパッドを用いて機械研磨作業及び上記汚水の回収作業を行ってもよい。
上記拭き上げ作業においては、水を含ませ十分に絞ったモップ,雑巾等を使用して、床面に残った上記汚水を拭き上げる。上記拭き上げ作業に用いられるモップ等としては、木綿等の天然繊維、アクリル,ナイロン等の化学繊維、不織布を素材とするものが用いられる。
なお、上記一部のフロアーポリッシュ皮膜を除去する(イ)を行う前に、床面表面のゴミや汚れを、不織布製のダストモップやほうき等を使用して除去する除塵工程や、皮膜を除去すべき区域とそれ以外の区域との境目に養生テープを貼るなどして、皮膜除去剤組成物の希釈液が、皮膜を除去すべき区域以外に流れ出ないようにしておく養生工程を行うことが好ましい。特に、あらかじめ除塵工程を行うことが、上記(イ)工程を効果的に行う上で好ましい。
次に、上記露出したフロアーポリッシュ皮膜表面にフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥して新たなフロアーポリッシュ皮膜を再形成する工程(ロ)としては、通常のフロアーポリッシュ組成物の塗布・乾燥と同様の手順であり、モップ,バーニッシュモップやアプリケーター等を用いて、フロアーポリッシュ組成物を、概ね10〜15g/m 2 の塗布量の割合で塗布・乾燥し、フロアーポリッシュ皮膜を再形成する工程である。本発明においては、上記工程(イ)によって多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、層単位でフロアーポリッシュ皮膜溶解除去されて床面上に層単位で残された皮膜表面の状態により、フロアーポリッシュ皮膜を1〜3層塗り重ねることが好適である。
なお、工程(ロ)におけるフロアーポリッシュ組成物の塗り重ね性の点から、上記工程(イ)と工程(ロ)の間に、(イ)工程後の床面の表面を乾燥する工程を含むことが好ましい。この床面の表面を乾燥する工程とは、(イ)工程により生じた床面の水分を取り除く工程であり、自然乾燥によってもよいが、作業効率の点から、扇風機、送風機を使用することが好ましい。
次に、本発明の床面の維持管理方法に用いる皮膜除去剤組成物について説明する。
皮膜除去剤組成物は、その主成分として、(A)アルカノールアミン、(B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(C)第4級アンモニウム塩及び(D)水を含有することを特徴としている。
上記(A)成分であるアルカノールアミンとしては、下記の一般式(1)〜(3)から選ばれる少なくとも1種ものがあげられる。このアルカノールアミンは、皮膜除去の目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用して用いてもよい。
Figure 0005000098
[上記(1)式中、R,Rは同一でも異なっていてもよく、H−,CH−,C−,C−,(CHC−,NH−C−を示す。]
Figure 0005000098
[上記(2)式中、Rは、H−,CH−,C−,C−,(CHC−,NH−C−を示す。]
Figure 0005000098
[上記(3)式中、R,Rは同一でも異なっていてもよく、H−,CH−,C−,C−,(CHC−,NH−C−を示す。]
上記(1)式で表されるアルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−n−ブチルエタノールアミン、N−t−ブチルエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N,N−ジブチルエタノールアミン等があげられる。
また、上記(2)式で表されるアルカノールアミンとしては、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−n−ブチルジエタノールアミン、N−t−ブチルジエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)ジエタノールアミン等があげられる。
上記(3)式で表されるアルカノールアミンとしては、イソプロパノールアミン、N−メチルイソプロパノールアミン、N−エチルイソプロパノールアミン、N−n−ブチルイソプロパノールアミン、N−t−ブチルイソプロパノールアミン、N−(β−アミノエチル)イソプロパノールアミン、N,N−ジメチルイソプロパノールアミン、N,N−ジエチルイソプロパノールアミン、N,N−ジブチルイソプロパノールアミン等があげられる。
これらのうち、皮膜除去性、貯蔵安定性及び入手容易性の点から、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、イソプロパノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミンが好ましく用いられるが、なかでも、皮膜除去性の点から、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミンが好ましく用いられる。
このような(A)成分であるアルカノールアミンの配合量は、本発明の皮膜除去剤組成物(以下、本組成物と略すこともある)中の質量比が(A)/((A)+(B)+(C))=0.12〜0.96の範囲内に設定される。すなわち、質量比が0.12未満の配合量では、皮膜除去性に乏しく、一方、0.96を超えると、皮膜除去性が強くなりすぎ、皮膜除去の均一性に乏しく、皮膜の全部を除去してしまうおそれがある。特に、0.3〜0.9の範囲に設定することが、床面に残された皮膜が光沢にムラがない状態を保ちつつ、一部の皮膜を除去できるという点から、さらに好ましい。
上記(B)成分であるポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシブチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシブチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等があげられる。
上記ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは、溶解除去されたフロアーポリッシュ皮膜の乳化及び分散の目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用して用いてもよい。
これらのポリオキシアルキレンアルキルエーテルについて、より詳しく述べると、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、炭素数が6〜24の直鎖又は分岐のアルコールにエチレンオキサイド(ポリオキシエチレン;EO)を2〜20モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルや、HLBが6〜18、特に好ましくはHLBが8〜15の範囲にある炭素数が8〜18の直鎖又は分岐のアルコールにEOを2〜12モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテル等があげられる。具体的には、炭素数が10〜16の直鎖又は分岐のアルコールにEOを5〜12モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルが、皮膜除去性及び貯蔵安定性の点から好ましい。
また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、炭素数が6〜24の直鎖又は分岐のアルコールにEOを1〜40モルとプロピレンオキサイド(ポリオキシプロピレン;PO)1〜50モルとを付加したポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等があげられる。具体的には、炭素数が10〜16の直鎖又は分岐のアルコールにEOを2〜20モル、POを2〜30モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルが、低泡性及び貯蔵安定性の点から好ましい。
また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシブチレンアルキルエーテルとしては、炭素数が6〜24の直鎖又は分岐のアルコールにEOを1〜40モルとプロピレンオキサイド(ポリオキシプロピレン;PO)1〜50モルとブチレンオキサイド(ポリオキシブチレン;BO)1〜50モルを付加したポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシブチレンアルキルエーテル等があげられる。
そして、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーとしては、プルロニック型ブロックポリマー及びリバースプルロニック型ブロックポリマーがあげられる。 プルロニック型ブロックポリマーとしては、平均分子量が500〜10,000の範囲にありEO/POの重量比が0.05〜4.0の範囲にあるプルロニック型ブロックポリマー、平均分子量が500〜10,000の範囲にありエチレンオキサイドの含有率が総平均分子量の5%〜80%の範囲にあるプルロニック型ブロックポリマー等があげられる。
また、リバースプルロニック型ブロックポリマーとしては、平均分子量が500〜10,000の範囲にありEO/POの重量比が0.05〜1の範囲にあるリバースプルロニック型ブロックポリマーがあげられる。
上記(B)成分としては、これらポリオキシアルキレンアルキルエーテルのうち、低泡性の点から、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及び/又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーが好ましい。
このような(B)成分であるポリオキシアルキレンアルキルエーテルの配合量は、本組成物中の質量比が(B)/((A)+(B)+(C))=0.02〜0.81の範囲内に設定される。すなわち、質量比が0.02未満の配合量では、皮膜表面に対する濡れ性及び溶解除去された皮膜の乳化・分散性に乏しく、一方、0.81を超えると、泡立ちが多くなり、皮膜除去作業や汚水の回収作業において作業効率が低下する。特に、0.1〜0.6の範囲に設定することが、低泡性及び皮膜除去性の点から、さらに好ましい。
上記(C)成分である第4級アンモニウム塩としては、下記一般式(4)及び(5)から選ばれる少なくとも1種のものである。この第4級アンモニウム塩は、皮膜除去性を向上させるとともに本組成物の貯蔵安定性を向上させる目的で配合されるもので、各々単独で用いても2種以上を併用して用いてもよい。
Figure 0005000098
[上記(4)式中、Rは炭素数が6〜22の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R,Rは同一でも異なっていてもよく、炭素数が6〜22の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基,炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、Rはベンジル基,炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。Xはハロゲン原子を示す。]
Figure 0005000098
[上記(5)式中、R10,R11,R12,R13は同一でも異なっていてもよく、炭素数が6〜22の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。]
上記(4)式で表される第4級アンモニウム塩としては、例えば、モノアルキルトリメチルアンモニウムハライド、モノアルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムハライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、トリアルキルモノメチルアンモニウムハライド等があげられる。
具体的には、上記モノアルキルトリメチルアンモニウムハライドとしては、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド等があげられる。
上記モノアルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムハライドとしては、ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライド、ミリスチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライド等があげられる。
また、上記アルキルジメチルベンジルアンモニウムハライドとしては、炭素数が10〜14のアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ミリスチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等があげられる。
上記ジアルキルジメチルアンモニウムハライドとしては、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、オクチルデシルジメチルアンモニウムクロライド等があげられる。
上記トリアルキルモノメチルアンモニウムハライドとしては、トリラウリルモノメチルアンモニウムクロライド等があげられる。
上記(5)式で表される第4級アンモニウム塩としては、ジアルキルジメチルアンモニウムアジペートがあげられ、具体的には、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート、オクチルデシルジメチルアンモニウムアジペート等があげられる。
上記(C)成分としては、これらのうち、皮膜除去性及び貯蔵安定性の点から、アルキルジメチルベンジルアンモニウムハライド及び/又はジアルキルジメチルアンモニウムハライドが好ましく、なかでも、入手容易性の点から、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライドが好ましい。
このような(C)成分である第4級アンモニウム塩の配合量は、本組成物中の質量比が(C)/((A)+(B)+(C))=0.01〜0.の範囲内に設定される。すなわち、質量比が0.01未満の配合量では、皮膜除去性及び貯蔵安定性に乏しく、一方、0.67を超えても皮膜除去性及び貯蔵安定性の向上効果は飽和になる。特に、0.3以下で優れた効果が得られる
本発明に用いられる(D)成分である水としては、純水、イオン交換水、軟水、蒸留水、水道水等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、経済性、貯蔵安定性の点から、水道水、イオン交換水が好ましく用いられる。
なお、上記「水」は、本発明の皮膜除去剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、外から加えられる水との総和であり、組成物全体が100%となるよう配合される。
本発明の皮膜除去剤組成物には、上記(A)〜(D)成分の必須成分とともに、必要に応じて、(E)成分としてキレート剤を配合することができる。この(E)成分は、本組成物の原液及び原液を水で希釈した際の希釈液の貯蔵安定性の向上に寄与し、さらなる皮膜除去性の向上効果にも寄与する。
この(E)成分としては、クエン酸,グルコン酸,酒石酸,リンゴ酸,コハク酸,乳酸等のヒドロキシカルボン酸及び/又はそれらの塩、ニトリロトリ酢酸,エチレンジアミンテトラ酢酸,ヒドロキシエチルエチレンジアミンテトラ酢酸,ジエチレントリアミンペンタ酢酸,メチルグリシンジ酢酸等のアミノカルボン酸及び/又はそれらの塩、アクリル酸重合体,マレイン酸重合体,アクリル酸−マレイン酸共重合体,ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸及び/又はそれらの塩等の高分子キレート剤等が挙げられる。
なお、これらの塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩又はアルカノールアミン塩があげられるが、これら(E)成分は、酸の形のままでもよいし、一部又は全部が塩の形でもよい。
このような(E)成分であるキレート剤の配合量は、本組成物中の質量比が(E)/((A)+(B)+(C))=0.005〜0.5の範囲内に設定される。すなわち、質量比が0.005未満の配合量では、本組成物原液を水で希釈した際の希釈液の貯蔵安定性の向上効果に乏しく、一方、0.5を超えると、皮膜除去後の床面に残留しやすく、皮膜の塗り重ね時の光沢の上昇が低くなるおそれがあるからである。特に、0.01〜0.3の範囲に設定することが、皮膜除去後の床面の残留も少なく、希釈液の貯蔵安定性に優れるという点から、さらに好ましい。
また、本発明の皮膜除去剤組成物には、任意成分として、pH調整剤、染料、香料、防腐剤、防黴剤、消臭剤、帯電防止剤、消泡剤、グリコールエーテル系溶剤等を用いることができる。
なお、本発明の皮膜除去剤組成物において、ゼオライト,硫酸ナトリウム,炭酸ナトリウム,ケイ酸ナトリウム,水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等の無機ビルダーを含有すると、皮膜除去作業後のフロアーポリッシュ組成物の塗り重ね性に劣る場合があるため、あまり好ましくない。
本発明の皮膜除去剤組成物は、原液におけるpH(JIS−Z−8802:1984「pH測定方法」)が、25℃で10〜13の範囲となるよう設定することが好ましい。
そして、本発明の皮膜除去剤組成物は、(A)+(B)+(C)又は(A)+(B)+(C)+(E)の含有量の合計が0.〜99.9質量%(以下、%と略す。)であることが必要である。特に、0.6〜82%の範囲に設定することが、さらに好ましい。また、前記一部のフロアーポリッシュ皮膜の除去工程(イ)において、床面の既設フロアーポリッシュ皮膜の種類や状態により、適量の水で希釈して用いられる。本発明の皮膜除去剤組成物は、あらかじめ水で希釈した組成物とすることもできるが、コンパクト性及び経済性の点から、上記組成の範囲が妥当であり、工程(イ)において、通常1〜350倍の水で希釈されて使用される。特に、10〜150倍の水で希釈されて使用することが、さらに好ましい。
本発明の皮膜除去剤組成物の希釈液中の(A)+(B)+(C)の合計の含有量は0.1〜5.0%の範囲に設定されることが好ましい。すなわち、0.1%未満の配合量では、皮膜除去性に乏しく、一方、5.0%を超えると、皮膜除去性が強くなりすぎ、皮膜除去の均一性に乏しく、皮膜の全部を除去してしまうおそれがある。特に、0.3〜2.5%の範囲に設定することが、さらに好ましい。
本発明の皮膜除去剤組成物は、あらかじめ水で希釈した組成物とすることもできるが、濃縮減容化による経済性の点から、上記組成の範囲が妥当である。
つぎに、実施例について、参考例および比較例と併せて説明する。本発明は、これらに限定されるものではない。
後記の表1〜9の実施例1〜4及び参考例1、比較例1〜14に示す組成の皮膜除去剤組成物を調製し、貯蔵安定性、低泡性、皮膜除去性、皮膜除去の均一性、塗り重ね性の各項目について評価した。なお、後記の表1〜9において用いた成分とその純分(%)は以下の通りであり、表中のA〜E及び任意成分の数値は、有り姿の配合量を質量%で示したものである。ただしA+B+Cの含有量については純分の質量%で示したものである。さらに、上記5つの項目の結果及び皮膜除去性試験に用いたパッドの種類を後記の表1〜表9に併せて示す。
〔A成分〕
*アルカノールアミン1:モノエタノールアミン
(日本触媒社製/商品名:モノエタノールアミン、純分100%)
*アルカノールアミン2:ジエタノールアミン
(日本触媒社製/商品名:ジエタノールアミン、純分100%)
*アルカノールアミン3:イソプロパノールアミン
(BASF社製/商品名:イソプロパノールアミン、純分100%)
*アルカノールアミン4:N−メチルエタノールアミン
(日本乳化剤社製/商品名:アミノアルコールMMA、純分100%)
*アルカノールアミン5:N−メチルジエタノールアミン
(日本乳化剤社製/商品名:アミノアルコールMDA、純分100%)
*アルカノールアミン6:N−(β−アミノエチル)エタノールアミン
(日本乳化剤社製/商品名:アミノアルコールEA、純分100%)
〔B成分〕
*アルキルエーテル1:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(末端封鎖型)
(BASF社製/商品名:プルラファックLF−431、純分100%)
*アルキルエーテル2:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル
;C12〜15合成アルコールのエチレンオキサイド(m)・プロピレンオキサイド(n)(m+n=7)モル付加物。
(三洋化成工業社製/商品名:ナロアクティーN−95、純分100%)
*アルキルエーテル3:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル
(旭電化工業社製/商品名:アデカトールLB−83、純分100%)
*アルキルエーテル4:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル
;C12〜14分岐アルコールのエチレンオキサイド5モル・プロピレンオキサイド3.5モル付加物。
(日本触媒社製/商品名:ソフタノールEP−5035、純分100%)
*アルキルエーテル5:ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(プルロニック型)
;平均分子量2,000、 EO/PO重量比 0.11
(BASF社製/商品名:プルロニックPE6100、純分100%)
*アルキルエーテル6:ポリオキシエチレンアルキルエーテル
;C12〜14分岐アルコールのエチレンオキサイド9モル付加物。
(日本触媒社製/商品名:ソフタノール90、純分100%)
*アルキルエーテル7:ポリオキシエチレンアルキルエーテル
;C12直鎖アルコールのエチレンオキサイド9モル付加物。
(第一工業製薬社製/商品名:DKS NL−90、純分100%)
〔C成分〕
*4級アンモニウム塩1:アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド
(三洋化成工業社製/商品名:カチオン G−50、純分50%)
*4級アンモニウム塩2:ジデシルジメチルアンモニウムクロライド
(三洋化成工業社製/商品名:カチオン DDC−50、純分50%)
〔E成分〕
*キレート剤1:ニトリロトリ酢酸・3ナトリウム
(BASF社製/商品名:トリロンA92R、純分100%)
*キレート剤2:エチレンジアミンテトラ酢酸・3カリウム
(帝国化学産業社製/商品名:クレワット3K、純分50%)
*キレート剤3:無水クエン酸
(磐田化学工業社製/商品名:クエン酸(無水)、純分100%)
*キレート剤4:ポリアクリル酸ナトリウム
(BASF社製/商品名:ソカランPA−30CL、純分45%)
〔任意成分〕
*水酸化ナトリム(純分25%)
*メタケイ酸ナトリウム
(広栄化学工業社製/商品名:ムスイメタケーD、純分100%)
*トール油脂肪酸
(ハリマ化成社製/商品名:ハートールFA−1、純分100%)
(1)貯蔵安定性1:高温安定性
〔試験方法〕
供試皮膜除去剤組成物を250mLのポリエチレン瓶に入れ、恒温槽(小林理化器械工業社製、型式:KAX−734)により50℃の雰囲気下に置き、その状態で調製時から1ケ月間保管した。そして、その外観を目視により定期的に観察し、下記の判定基準で評価した。
〔判定基準〕
◎:1カ月後、分離・析出等の外観変化は全くなかった。
○:2週間後、分離・析出等の外観変化がわずかに認められた。
△:1週間後、分離・析出等の外観変化がわずかに認められた。
×:1日後に、分離もしくは析出等の外観変化が認められた。
××:配合直後に、分離もしくは析出等の外観変化が認められた。
(2)貯蔵安定性2:低温安定性
〔試験方法〕
供試皮膜除去剤組成物を250mLのポリエチレン瓶に入れ、冷凍冷蔵庫(ホシザキ社製、型式:HRF−90P型)により5℃の雰囲気下に置き、その状態で調製時から1ケ月間保管した。そして、その外観を目視により定期的に観察し、下記の判定基準で評価した。
〔判定基準〕
◎:1カ月後、分離・析出等の外観変化は全くなかった。
○:2週間後、分離・析出等の外観変化がわずかに認められた。
△:1週間後、分離・析出等の外観変化がわずかに認められた。
×:1日後に、分離もしくは析出等の外観変化が認められた。
××:配合直後に、分離もしくは析出等の外観変化が認められた。
(3)低泡性
〔試験方法〕
供試皮膜除去剤組成物を水道水で希釈し、500mLの有栓シリンダー(PYREX(登録商標) TE−32)に100mLを注いだ。この有栓シリンダーを、幅30cm程度、毎秒1往復の速さで10往復上下に振とうさせた後、すぐに静置し、静置から2分後の泡立ちの状態を目視により観察して、下記の判定基準で評価した。
〔判定基準〕
◎:泡が消えてほとんどない。
○:幾分かの泡立ちが見られ、その容積が300mL未満であった。
△:泡立ちが多く、その容積が300mL〜500mLであった。
×:泡立ちが非常に多くて、その容積が500mLを超えた。
(4)皮膜除去性
〔試験方法〕
まず、白色ホモジニアスビニル床タイル(東リ社製、商品名:ホモジニアスビニル床タイル、MSプレーン5626)にフロアーポリッシュ組成物(ジョンソン・プロフェッショナル社製、商品名:スターダム)を以下のように塗布・乾燥し、4種類のテストピースを作成した。
(あ)白色ホモジニアスビニル床タイルに、黒色に着色した上記フロアーポリッシュ組成物を15mL/mとなるように調整し、塗布・乾燥した後、その上に、着色していない上記フロアーポリッシュ組成物を同様に3回塗布・乾燥し、合計4層のフロアーポリッシュ皮膜を形成した。
(い)白色ホモジニアスビニル床タイルに、着色していない上記フロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥した後、その上に、黒色に着色した上記フロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥した。さらにその上に、着色していない上記フロアーポリッシュ組成物を2回塗布・乾燥し、合計4層のフロアーポリッシュ皮膜を形成した。
(う)白色ホモジニアスビニル床タイルに、着色していない上記フロアーポリッシュ組成物を2回塗布・乾燥した後、その上に、黒色に着色した上記フロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥した。さらにその上に、着色していない上記フロアーポリッシュ組成物を1回塗布・乾燥し、合計4層のフロアーポリッシュ皮膜を形成した。
(え)白色ホモジニアスビニル床タイルに、着色していない上記フロアーポリッシュ組成物を3回塗布・乾燥した後、その上に、黒色に着色した上記フロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥し、合計4層のフロアーポリッシュ皮膜を形成した。
次に、供試皮膜除去剤組成物を実施例1〜35及び比較例1〜16では水道水で20倍に希釈し、実施例36〜45では水道水で40倍に希釈し、ウォッシャビリティー試験機を用いて、下記に示す条件に従って、上記(あ)〜(え)の4種類のテストピースの皮膜除去試験を行った。
そして、(あ)〜(え)のテストピース上の黒色が消えたか否かを、上から何層目の皮膜まで除去できたかの指標とし、試験後の皮膜除去性を目視により観察して、下記の判定基準で評価した。
〔試験条件〕
・ウォッシャビリティー試験機のパッド往復回数および洗浄方向:25往復洗浄
・洗浄器具:青パッド(商品名:ブルークリーナーパッド/住友3M社製)、赤パッド(商品名:レッドバッファーパッド/住友3M社製)又は白パッド(商品名:スーパーポリッシュパッド/住友3M社製)
〔判定基準〕
0層:フロアーポリッシュ皮膜が全く除去されず、所望の効果が得られなかった。
1層:フロアーポリッシュ皮膜が上から1層除去され、良好な皮膜除去性を示した。
2層:フロアーポリッシュ皮膜が上から2層除去され、特に良好な皮膜除去性を示した。
3層:フロアーポリッシュ皮膜が上から3層除去され、良好な皮膜除去性を示した。
4層:フロアーポリッシュ皮膜が上から4層すべて除去(剥離)されてしまい、所望の効果が得られなかった。
(5)皮膜除去の均一性
〔試験方法〕
上記(4)の皮膜除去性試験後の、タイルに残存したフロアーポリッシュ皮膜の状態を目視により観察し、下記の判定基準で評価した。
〔判定基準〕
◎:フロアーポリッシュ皮膜表面に損傷が殆ど見られず、皮膜表面の光沢にムラがない。皮膜表面が平滑である。
○:フロアーポリッシュ皮膜表面に光沢のムラがほとんどない。
△:フロアーポリッシュ皮膜表面に損傷が部分的に見られる。部分的に光沢の低下が見られる。
凸凹:フロアーポリッシュ皮膜表面損傷が大きく、光沢の低下部分が目立つ。皮膜表面に凹凸が見られる。
剥離:フロアーポリッシュ皮膜の全ての皮膜が除去(剥離)された。
(6)塗り重ね性
〔試験方法〕
上記(5)の皮膜除去の均一性試験後のタイルに、前述のフロアーポリッシュ組成物(ジョンソン・プロフェッショナル社製、商品名:スターダム)を15mL/mになるように調整し1回塗布した。塗布・乾燥後のフロアーポリッシュ皮膜の状態を目視により観察し、下記の判定基準で評価した。
〔判定基準〕
◎:光沢にムラがない良好な仕上がりが得られた。
○:部分的に光沢にムラが見られる。
△:光沢にムラが多く見られる。
×:塗り重ね前の皮膜表面の凹凸や光沢ムラが隠蔽されずに、光沢のムラが目立つ。
××:塗り重ね後の光沢の上昇が低く、皮膜の透明感が見られない。仕上がりが非常に悪い。
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Claims (4)

  1. 床材上に、少なくともフロアーポリッシュ組成物を繰り返し塗布・乾燥してなる多層のフロアーポリッシュ皮膜が形成されている床構造体の床面を維持管理する方法であって、(イ)下記の皮膜除去剤組成物〔X〕もしくは〔Y〕を希釈して、その(A)+(B)+(C)の含有量の合計が0.3〜2.5質量%になるようにした希釈液を、汚れもしくは傷のついた床面に塗布した後、床面に塗り重ねられている多層のフロアーポリッシュ皮膜のうち、上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位溶解除去し、少なくとも一層のフロアーポリッシュ皮膜を層単位で残して、汚れ・傷のないフロアーポリッシュ皮膜表面を露出させる工程と、(ロ)上記露出したフロアーポリッシュ皮膜表面にフロアーポリッシュ組成物を塗布・乾燥して新たなフロアーポリッシュ皮膜を再形成する工程とを備えた維持管理を行うことを特徴とする床面の維持管理方法。
    〔X〕(A)アルカノールアミン、(B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(C)第4級アンモニウム塩及び(D)水を含有し、無機ビルダーを含有せず、(A)+(B)+(C)の含有量の合計が0.〜99.9質量%であって、且つ、組成物中の(A)〜(C)各成分の質量比がA成分:(A)/((A)+(B)+(C))=0.12〜0.96、(B)成分:(B)/((A)+(B)+(C))=0.02〜0.81及び(C)成分:(C)/((A)+(B)+(C))=0.01〜0.3である皮膜除去剤組成物。
    〔Y〕(A)アルカノールアミン、(B)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、(C)第4級アンモニウム塩、(E)キレート剤及び(D)水を含有し、無機ビルダーを含有せず、(A)+(B)+(C)+(E)の含有量の合計が0.〜99.9質量%であって、且つ、組成物中の(A)〜(C)及び(E)の各成分の質量比がA成分:(A)/((A)+(B)+(C))=0.12〜0.96、(B)成分:(B)/((A)+(B)+(C))=0.02〜0.81、(C)成分:(C)/((A)+(B)+(C))=0.01〜0.3及び(E)成分:(E)/((A)+(B)+(C))=0.005〜0.5である皮膜除去剤組成物。
  2. 上記上から少なくとも一層の、汚れもしくは傷のついた部分を含むフロアーポリッシュ皮膜を層単位で溶解除去する工程(イ)において、ポリッシャー又は自動床洗浄機を用いる、請求項1に記載の床面の維持管理方法。
  3. 上記ポリッシャー又は自動床洗浄機に装着されるフロアパッドが、青パッド、赤パッド、白パッドのいずれかである、請求項2に記載の床面の維持管理方法。
  4. 床材が、化学床、木床及び石床のいずれかである請求項1〜3のいずれか一項に記載の床面の維持管理方法。
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