JP3356509B2 - 着色したトイレ用洗浄剤組成物 - Google Patents
着色したトイレ用洗浄剤組成物Info
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Description
関し、特に、使用時の安全性および清潔感を付与すると
ともに便器への色の付着を抑え、しかも色が付着した場
合でも容易に付着した色を除去できる着色したトイレ用
洗浄剤組成物に関する。
により変質した汚れや、水道水に微量に含まれるカルシ
ウムや鉄分、ケイ酸が蓄積した汚れである。これらの洗
浄には、塩酸、硫酸などの無機酸あるいはクエン酸、シ
ュウ酸などの有機酸を主体とした酸性の洗浄剤、次亜塩
素酸ナトリウムを主体としたアルカリ性の洗浄剤、ある
いは研磨剤を配合した中性の洗浄剤等が提案されてい
る。特に、尿や鉄分が付着して変質した黄ばみ汚れに対
しては、塩酸を主体にした強酸性洗浄剤が最も適してい
る。また、強酸性洗浄剤は強力な効果を示すものである
が、その取り扱いには十分な注意をすることが必要であ
り、使用者の使用上の安全性を考慮すると、洗浄剤の付
着したところが肉眼で判別出来るように着色したり、特
に清潔感を付与するために青色や緑色に着色したり、香
料を添加したり、さらに、垂直面での保持性を高めて洗
浄力を向上させるために粘性を付与することが行われ
る。
強酸性洗浄剤では、強酸性下で安定な着色を実現するた
めに着色剤として顔料が用いられることから、長時間使
用すると便器表面に色素が付着し、非常に見苦しくなる
という問題があった。また、この付着した色素を除去す
るためには、濃硫酸などの強力な薬品を使用したり、硬
度の大きな研磨剤等を使用してこすり落さなければなら
ないという安全性や多大な労力を要するという点も問題
であった。本発明は、使用時の安全性および清潔感を付
与するとともに、便器への色の付着を抑え、たとえ付着
した場合でも容易にその色を除去することができる着色
したトイレ用洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。
を付与するとともに変色や褪色の無い安定な着色剤につ
いて種々検討した結果、陽イオン界面活性剤と非イオン
界面活性剤を配合した系に特定の染料を添加することに
よって目的が達成されることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
重量%、(b)陽イオン界面活性剤0.01〜2重量
%、(c)非イオン界面活性剤0.1〜10重量%、
(d)CIアシッドブルー232、CIアシッドグリー
ン28、CIアシッドグリーン81から選ばれる1種又
は2種の染料0.0001〜0.01重量%を含有する
ことを特徴とする着色したトイレ用洗浄剤組成物を提供
するものである。
も良いが、必要により硫酸、リン酸、硝酸なども使用で
きる。無機酸の配合量は、1重量%以下では洗浄性が不
十分であり、10重量%を越えると劇物指定となるため
に安全性が問題となる。
は、以下の一般式(I)〜(IV)で示されるものであ
る。
ルキル基またはアルケニル基であり、Xは塩素、臭素な
どのハロゲンを表わす。)
ルキル基またはアルケニル基であり、Xは塩素、臭素な
どのハロゲンを表わす。)
ルキル基またはアルケニル基であり、xおよびyはエチ
レンオキサイド付加モル数でx+y=2〜15であり、
Xは塩素、臭素などのハロゲンを表す。)
鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、Xは塩素、
臭素などのハロゲンを表わす。) 陽イオン界面活性剤の配合量は0.01〜2重量%が良
い。特に0.1〜2重量%が好ましい。2重量%を越え
ると浄化槽トイレの場合には活性汚泥に悪影響を与える
おそれがある。
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックポリマー、高級脂肪酸アルカノールア
ミドまたはそのエチレンオキサイド付加物などがある。
中でも一般式(V)で表される非イオン界面活性剤が良
い。
ルキル基またはアルケニル基であり、nはエチレンオキ
サイド付加モル数で3〜20の整数を表わす。) 非イオン界面活性剤の配合量は0.1〜10重量%が好
ましい。
ー232、CIアシッドグリーン28、CIアシッドグ
リーン81から1種または2種以上選ばれ、洗浄剤組成
物中に0.0001〜0.01重量%に配合される。こ
れらの染料は微量の配合で組成物を着色し、しかも強酸
性下において高温の条件下でも変色や褪色が無く安定に
発色する。
として配合することができる。水溶性溶剤としては、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノールなどの低級
アルコール類、ジエチレングリコールブチルエーテル、
プロピレングリコールブチルエーテルなどのグリコール
エーテル類が挙げられる。
潔感を付与するとともに便器への色の付着を抑え、しか
も色が付着した場合でも容易に付着した色を除去できる
などの優れた特徴を有する。
れらの実施例に限定されるものではない。
法によって試験した。なお、表中の組成は重量%で表わ
した。
℃、屋外の条件下に3か月間保存した後、色調の変化を
肉眼で評価し、吸光度を測定して次式により変化率を算
出した。 色調の安定性は変化率と肉眼の判定から以下の基準によ
り評価した。 ◎:変化率が80%以上であり、肉眼でも安定性に優れ
ている。 ○:変化率が60〜80%であり、肉眼でも安定性が良
好である。 △:変化率が40〜60%であり、肉眼でも安定性は普
通である。 ×:変化率が40%未満であり、肉眼でも安定性が劣っ
ている。
を300回繰り返し、便器表面に色素が付着するかどう
かを試験し、便器の表面の色素付着性を肉眼で判定し
た。また、色素が付着した場合、お湯をかけて色素が除
去されるかどうか試験し、便器の表面の色素除去性を肉
眼で判定した。10人のパネラーにより判定した結果を
以下の基準により評価した。 ○:8人以上のパネラーが色素の付着を認めなかった。 △:6〜7人のパネラーが色素の付着を認めなかった。 ×:5人以下のパネラーが色素の付着を認めなかった。
組成物を汚れの表面に振りかけて5分間放置した後セル
ローススポンジで軽く50回こすり洗いし、流水で1分
間すすいだ後風乾してタイル表面の反射率を測定し、次
式により汚れ除去率を算出した。 Rw:洗浄後のタイルの反射率(%) Rt:洗浄前のタイルの反射率(%) Ro:汚染後のタイルの反射率(%) 洗浄性は汚れの除去率から以下の基準により評価した。 ◎:除去率が80%以上であり、洗浄性が優れている。 ○:除去率が60〜80%であり、洗浄性が良好であ
る。 △:除去率が40〜60%であり、洗浄性は普通であ
る。 ×:除去率が40%未満であり、洗浄性が劣っている。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)無機酸1〜10重量%、(b)陽
イオン界面活性剤0.01〜2重量%、(c)非イオン
界面活性剤0.1〜10重量%、(d)CIアシッドブ
ルー232、CIアシッドグリーン28、CIアシッド
グリーン81から選ばれる1種又は2種の染料0.00
01〜0.01重量%を含有することを特徴とする着色
したトイレ用洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の無機酸が塩酸である着色
したトイレ用洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 請求項1記載の陽イオン界面活性剤が塩
化ラウリルトリメチルアンモニウム塩である着色したト
イレ用洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28546693A JP3356509B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 着色したトイレ用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28546693A JP3356509B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 着色したトイレ用洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07102293A JPH07102293A (ja) | 1995-04-18 |
JP3356509B2 true JP3356509B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=17691885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28546693A Expired - Fee Related JP3356509B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 着色したトイレ用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3356509B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4815070B2 (ja) * | 2001-06-20 | 2011-11-16 | 株式会社パーマケム・アジア | トイレット用水の処理剤 |
JP4040326B2 (ja) * | 2002-02-22 | 2008-01-30 | 花王株式会社 | 水洗トイレ用濃縮液体清浄剤 |
GB0314210D0 (en) | 2003-06-18 | 2003-07-23 | Unilever Plc | Laundry treatment compositions |
JP6608233B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2019-11-20 | 小林製薬株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP28546693A patent/JP3356509B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
奥山春彦、皆川基編,洗剤・洗浄の事典,株式会社朝倉書店,1990年11月25日,初版第1刷,第101頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07102293A (ja) | 1995-04-18 |
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