JP4994710B2 - スクリーン印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マスクシートを通してプリント基板等の基板にソルダペースト等を塗布するスクリーン印刷装置に関し、特に、マスクシートに付着したペーストを吸引除去するクリーニング装置を備えたスクリーン印刷装置に関するものである。
従来から、マスクシートを通してプリント基板にソルダペーストを塗布するスクリーン印刷装置において、マスクシートに付着した不要ペースト(残渣)を除去するクリーニング装置を備えたものが種々知られている。
例えば、特許文献1には、マスクシート下面に沿って移動可能なクリーニングユニットを設け、このクリーニングユニットの移動に伴い、マスクシート下面側からこのシートに付着した残渣を吸引除去するようにしたものが開示されている。このクリーニング装置では、クリーニングユニット外に真空ポンプ等の吸引手段を設置し、この吸引手段とクリーニングユニットとをバルブやフィルタを介して吸引ホース等で接続し、この吸引手段の作動による吸引作用により残渣をユニット内に吸引するようになっている。
特開2002−59537号公報
上記のようなクリーニング装置では、吸引手段の吸引力(負圧)をクリーニングユニットに適切に供給することがクリーニング性能上重要になる。すなわち、吸引ホースの破損、フィルタの目詰まり、あるいはバルブ故障等が生じるとマスクシートに作用する吸引力不足によりクリーニング不良が発生するおそれがある。また、バルブ故障等によりクリーニング後も継続的に吸引力が与えられると、例えば、マスクシートからクリーニングユニットが引き離される際にマスクシートが変形して固定状態にズレが生じることも考えられる。
従って、クリーニング不良等の発生を防止する上では、上記のようなトラブルを速やかに検知して対処することが必要となるが、従来、これらの点については十分に配慮されておらず、この点に改善の余地がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、クリーニング装置の吸引系統の不具合に伴うクリーニング不良等の発生を未然に防止することを目的とする。
上記の事情に鑑み、本発明は、印刷用開口をもつマスクシートと、基板を保持し、かつ、マスクシートに対して相対的に移動して前記基板をマスクシートに重装する印刷ステージと、前記マスクシートを通してペーストを前記基板に塗布するスキージユニットと、前記マスクシートに付着したペーストを吸引除去するクリーニング装置とを備えたスクリーン印刷装置において、前記クリーニング装置は、前記マスクシートの下面に沿って移動可能なクリーニングユニットと、このクリーニングユニットの駆動を制御する駆動制御手段と、前記クリーニングユニットとは別に設けられて当該ユニットに吸気管を介して接続される吸引装置と、前記吸気管の途中部分にそれぞれ配備され、吸気管内を大気開放状態と非開放状態とに切換え可能なバルブ部材、およびフィルタ部材と、前記吸引装置およびバルブ部材を制御することにより前記クリーニングユニットに対して負圧の供給およびその停止を行う負圧供給制御手段と、前記吸気管内の圧力を検出可能な圧力センサと、この圧力センサによる検出値に基づき吸気管、バルブ部材、フィルタ部材、および吸引装置を含む吸気系統の異常の有無判定を行う判定手段と、この判定手段による判定結果に応じた所定の情報を報知する報知手段と、を備え、前記クリーニングユニット側から順にバルブ部材およびフィルタ部材が配列され、前記圧力センサは、前記吸気管のうち前記バルブ部材と前記フィルタ部材との間の部分に配備され、前記駆動制御手段は、前記マスクシートのうち前記印刷用開口が形成される作業領域よりも外側に設定された所定の清掃開始位置に前記クリーニングユニットを当接させ、このクリーニングユニットを前記清掃開始位置からマスクシートに沿って摺動させつつ前記作業領域を挟んで清掃開始位置とは反対側に設定された清掃終了位置まで移動させた後、マスクシートから引き離す所定のクリーニング動作を実行すべく当該ユニットを制御し、前記負圧供給制御手段は、前記清掃開始位置から清掃終了位置までのクリーニングユニットの移動中、前記クリーニングユニットに負圧を供給すべく前記吸引装置および前記バルブ部材を制御し、前記判定手段は、前記クリーニング動作中であって、かつクリーニングユニットが前記マスクシートのうち前記作業領域の外側に当接しているときの前記圧力センサによる検出値とその基準値との比較に基づき、前記検出値が前記基準値に達しないときに前記異常が有ると判定するものである(請求項1)。
このスクリーン印刷装置によると、吸引装置の作動により、マスクシートに付着したペーストが吸引されることによりクリーニングが行われる。その際、圧力センサにより吸気管内の圧力が検出され、その検出値とその基準値とが比較されることにより吸気系統の異常有無が判定され、その結果に応じた情報が報知される。クリーニング中は、吸引装置の作動により吸気管内が負圧状態となるが、吸気管の破損、バルブ部材の作動不良、フィルタ部材の目詰まり、あるいは吸引装置の作動不良が発生していると吸気管内が適正な負圧状態とならず、この場合にはクリーニングユニットとバルブ部材との間又はバルブ部材とフィルタ部材との間の部分の圧力値とその基準値との偏差が拡大する。そのため、上記の構成によると、このような異常を速やかに検知して報知することが可能となる。特に、マスクシートのうち作業領域よりも外側の部分(印刷用開口が形成されていない部分)をクリーニングユニットにより吸引した状態で前記異常の有無判定が行われるため、圧力センサによる検出値が安定し易い。そのため、検出値と基準値との比較をより正確に行うことができ、これによって判定結果の信頼性が向上する。
この構成においては、前記圧力センサを第1圧力センサとしたときに、これとは別に、前記吸気管のうち前記フィルタ部材と前記吸引装置との間に介設されて前記吸気管内の圧力を検出可能な第2圧力センサをさらに備え、前記判定手段は、前記第1圧力センサの検出値に基づく判定において上記異常が有ると判定した場合には、さらに第2圧力センサの検出値とその基準値と比較し、前記第2圧力センサの検出値がその基準値に達しているときには、前記異常が、前記吸気系統の構成要素のうち前記フィルタ部材に起因するものと判定し、達しないときには前記フィルタ部材以外の構成要素に起因するものであると判定するものであるのが好適である(請求項)。
この構成によれば、上記のような吸気系統の異常のうちからフィルタ部材の異常を特定して報知することが可能となる。
この構成において、前記判定手段は、クリーニングユニットが前記作業領域に到達する前の前記圧力センサの検出値に基づいて前記判定を行い、前記駆動制御手段は、前記判定手段により異常判定がされた場合には、その後のクリーニング動作を停止すべく前記クリーニングユニットを制御するものであるのが好適である(請求項)。
この構成によると、吸気系統に異常が有る場合には、クリーニングユニットが作業領域の清掃を行う前にクリーニング動作が停止されるため、吸気系統に異常が有る状態でクリーニング動作が継続されて作業領域のクリーニング状態に不良が生じるといったトラブルを未然に回避することが可能となる。
また、上記の構成において、記判定手段は、クリーニングユニットが前記作業領域を通過した後であって、かつ、前記マスクシートからクリーニングユニットが引き離される前の前記圧力センサの検出値に基づいて前記判定を行い、前記駆動制御手段は、前記判定手段により異常判定がされた場合には、クリーニングユニットの前記引き離し前に前記クリーニング動作を停止すべく前記クリーニングユニットを制御するものであるのが好適である(請求項)。
この構成によると、クリーニングユニットによるマスクシートの吸引状態が解除されないままでクリーニングユニットの引き離しが行われるのを防止することが可能となり、例えば、マスクシートを吸引したままクリーニングユニットの引き離しが行われることに起因したマスクシートの変形や位置ずれを防止することが可能となる。
なお、上記の構成において、圧力センサは、当該スクリーン印刷装置のうち不動の部分に固定的に配備されているのが好ましい(請求項)。
前記圧力センサは、例えば、クリーニングヘッドや、吸気管のうちクリーニングヘッドに追従して変位する部分(可動部分)に配備するようにしてもよいが、上記のように不動の部分に固定的に配備するようにすれば、振動、衝撃等による圧力センサの故障等を軽減して作動の信頼性を高めることができる。
本発明によれば、クリーニングユニットに清掃用の負圧を供給するための吸気系統に異常がある場合には、これを速やかに検知してオペレータ等に報知することができる。そのため、クリーニング装置の吸気系統の不具合に伴うクリーニング不良等のトラブル発生を未然に回避することが可能となる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1及び図2は、本発明に係るスクリーン印刷機(印刷装置)を概略的に示しており、図1は側面図で、図2は正面図でそれぞれスクリーン印刷機を示している。
これらの図に示すように、印刷機ハウジング1内の基台2上には印刷ステージ10が設けられ、この印刷ステージ10を挟んで両側に、プリント基板W(以下、基板Wと略す)を印刷ステージ10上に搬入および搬出するための上流側コンベア11および下流側コンベア12がX軸方向(搬送ライン)に沿って配置されている。
さらにこの印刷機は、基板Wをクランプするためのクランプユニット3と、基板Wをクランプする際に基板Wの上面側と係合して位置決めするための位置決めユニット4と、印刷ステージ10の上方に設けられるマスクシート保持ユニット5およびスキージユニット6と、基板Wおよびマスクシート51(図3、図4参照)を撮影するためのカメラユニット7と、マスクシート51に付着したソルダペーストを除去するためのクリーニング装置8とを備え、後述するようにクランプユニット3によりクランプされた基板Wがマスクシート保持ユニット5のマスクシート51に重装され、その状態で、スキージユニット6のスキージ61によってスクリーン印刷がされるようになっている。
上記印刷ステージ10は、Y軸テーブル21、X軸テーブル22、R軸テーブル23および昇降テーブル24を備え、基板Wを水平に、かつX軸、Y軸、Z軸およびR軸(Z軸回りの回転)方向に変位可能に支持するようになっている。
すなわち、基台2上には、水平面内においてX軸と直交するY軸方向に沿ってレール211が配置され、このレール211にY軸テーブル21がY軸方向にスライド自在に取り付けられて、図外のY軸サーボモータによりボールねじ機構を介してY軸テーブル21が駆動されるようになっている。このY軸テーブル21の上に、X軸テーブル22がX軸方向にスライド自在に取り付けられ、図外のX軸サーボモータによりボールねじ機構を介してX軸テーブル22が駆動されるようになっている。また、Xテーブル22上にR軸テーブル23が鉛直線(Z軸方向)の軸線回りに回転自在に取り付けられ、図外のR軸サーボモータによりボールねじ機構を介してR軸テーブル23が回転駆動されるようになっている。さらに、R軸テーブル23上に昇降テーブル24が昇降自在に取り付けられ、図外のZ軸サーボモータによりボールねじ機構を介して昇降テーブル24が昇降駆動されるようになっている。
昇降テーブル24上にはX軸方向に沿って一対のメインコンベア20が設けられている。このメインコンベア20は、昇降テーブル24が降下した状態においては、上流側端部および下流側端部が上記上流側コンベア11の端部と下流側コンベア12の端部にそれぞれ対向して配置され、この状態において、メインコンベア20と両側のコンベア11,12との間で基板Wが乗り継ぎ可能となっている。
昇降テーブル24上の一対のメインコンベア20の間には、スライド支柱291を介して上下方向に昇降自在に載置テーブル29が設けられている。この載置テーブル29と昇降テーブル24との間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによって載置テーブル29がテーブル24に対し上下方向に移動するように構成されている。この載置テーブル29は、基板Wを載置可能とするものであり、上昇することによってメインコンベア20上の基板Wが載置テーブル29上に移載されて上方へ移動され、一方、下降することによって載置テーブル29上の基板Wがメインコンベア20側に移載されるように構成されている。
昇降テーブル24に設けられるクランプユニット3は、一対のメインコンベア20の上方にX軸方向に沿って配置される一対の帯板状クランプ片31a,31bを具備し、そのうちの一方側クランプ片31aは昇降テーブル24に対して固定的に設けられ、他方側クランプ片31bはY軸方向にスライド可能とされることにより一方側クランプ片31aに対して接離可能となっている。そして、基板Wを載置した載置テーブル29が上昇したとき、上記他方側クランプ片31bが図外の駆動手段により駆動されて一方側クランプ片31aに接近する方向に移動することにより、両クランプ片31a,31bで基板Wを両側から挟んでクランプするようになっている。
また、位置決めユニット4は、上記両クランプ片31a,31bにそれぞれ対応して配置される一対の帯板状の位置決め板41a,41bを具備している。そして、各位置決め板41a,41bが、平行リンク機構等を含む駆動機構により、水平姿勢を保ったまま、クランプ片31a,31bの外側に配置される退避位置と、クランプ片31a,31b上に配置されてクランプ片31a,31bより内方に突出する位置決め位置とに変位可能に構成され、基板Wを載置した載置テーブル29の上昇時に、位置決め板41a,41bが位置決め位置とされることで基板Wに当接して基板Wを位置決めするようになっている。
図3は印刷機各部の位置関係を表す斜視図である。
この図に示すように、マスクシート保持ユニット5は、印刷ステージ10の上方の左右両側に固定的に設けられたマスクシート支持台52を有し、このマスクシート支持台52上に、ペースト塗布部分に開口部を有するマスクシート51が水平配置で張り出した状態で載置されるようになっている。左右のマスクシート支持台52上にはそれぞれ前後に2つずつのマスクシートクランプ53が設けられており、このマスクシートクランプ53がエアシリンダ等の駆動手段(図示省略)によって駆動され、マスクシート51をマスクシート支持台52上に固定するようになっている。
マスクシート保持ユニット5の上側に設けられるスキージユニット6は、印刷ステージ10の左右両側に立設されたスキージ支持フレーム63に支持されている。左右のスキージ支持フレーム63の上面にはY軸方向に延びるガイドレール64が設けられ、このガイドレール64に沿って移動自在な可動ビーム65が印刷ステージ10の上方を跨ぐように設けられ、この可動ビーム65に、一対のスキージ61が昇降自在に取り付けられている。
図4は当実施形態のスクリーン印刷機においてカメラユニットとクリーニング装置のクリーニングユニットとが組み込まれた部分を示す斜視図である。
図3および図4に示すように、印刷ステージ10の左右両側において、スキージ支持フレーム63の下面側にはY軸方向に延びる下側ガイドレール74が設けられ、この左右の下側ガイドレール74に移動ビーム75が掛け渡されるように支持されている。この移動ビーム75は、下側ガイドレール74に沿ってY軸方向に移動可能となっており、その高さ位置は、印刷ステージ10とマスクシート51との間に設定されている。
スキージ支持フレーム3の外側にはY軸方向に沿ってボールねじ76が設けられ、移動ビーム75に設けられたナット(図示省略)が上記ボールねじ76に螺合しており、モータ761によってボールねじ76が回転駆動されることにより移動ビーム75がY軸方向に移動するようになっている。
上記移動ビーム75に、基板Wおよびマスクシート51を撮影するための前記カメラユニット7と、クリーニング装置8のクリーニングユニット80とが取り付けられている。こうして当実施形態では、移動ビーム75がカメラユニット7とクリーニングユニット80とに対する移動機構として共用されている。また、移動ビーム75を支持する下側ガイドレール74は、マスクシート51下方の印刷作業領域からその後方にわたって設けられており、印刷作業が実行される際にはカメラユニット7およびクリーニングユニット80を印刷作業領域の後方の待機位置に退避させて、印刷ステージ10との干渉を防止するようになっている。
上記カメラユニット7は、移動ビーム75の前方に取り付けられている。このカメラユニット7は、上向きのマスクシート撮影用カメラ711および下向きの基板撮影用カメラ712を含むカメラヘッド71を備え、移動ビーム75の前面に設けられたX軸方向ガイドおよびボールねじ機構等からなるカメラ移動機構77によりX軸方向に走行駆動可能とされている。これにより、カメラヘッド71は、X軸方向にはカメラ移動機構77により、Y軸方向にはカメラユニット7とクリーニングユニット80の移動機構を共用して、XY平面上で移動して撮影を行うことができるようになっている。
クリーニングユニット80は、移動ビーム75の後方に取り付けられており、テーブル24が下降することで形成されるマスクシート51と印刷ステージ10との間のスペースにおいてY軸方向に移動可能となっている。このクリーニングユニット80には、クリーニングヘッド81が昇降可能に設けられており、クリーニングヘッド81は上昇位置においてマスクシート51の下面に摺接して、清掃を行うようになっている。
図5はクリーニングヘッド81を概略的に示す印刷機背面側から見た斜視図である。この図に示すように、クリーニングヘッドは、帯状の拭き取りテープ82を装備し、この拭き取りテープ82はロールから順次供給されるようになっている。拭き取りテープ82の下方には、マスクシート51のX軸方向サイズに対応した幅を有する吸引開口部83が配置され、この吸引開口部83に通じる接続口84が後記吸気管85(第1の吸気管85)に接続されるようになっている。
上記吸引開口部83に吸引力を作用させるため、図6,図7に示すように、吸気管85(第1吸気管85a、第2吸気管85b)、バルブ86、フィルタ87、吸引装置88等の吸気系統が印刷機ハウジング1内に配設され、これらによってクリーニング装置8が構成されている。なお、図6,図7は、当実施形態のスクリーン印刷機においてクリーニング装置8を構成する部分を実線で表し、それ以外を二点鎖線で概略的に表したものであり、図6は背面図、図7は側面図である。
図6,図7に示すクリーニング装置8の構成を具体的に説明する。
このクリーニング装置8には、クリーニングユニット80から吸引装置88に空気を導く経路の途中に、濾過エレメントを内蔵したフィルタ87が設けられる。このフィルタ87は、印刷機ハウジング1内の基台2上後方側(背面側)に配置されており、これにより印刷ステージ10が占有する範囲の外側に配置されている。
このフィルタ87の流入口871は第1吸気管85a(吸気管85)を介して上記クリーニングユニット80の接続口に接続されている。この第1吸気管85aの途中部分には、負圧破壊用のバルブ86が介設されている。このバルブ86は、電磁式の2ポート2位置切換バルブ等からなり、第1吸気管85a内を大気開放する開放状態と非開放状態(閉止状態という)とに切換え可能となっている。
第1吸気管85aの上流側部分は可撓性を有するホースで形成され、かつ、変形可能なベアケーブル850に支持されている。このベアケーブル850は、中間部がコ字状に屈曲し、一端がクリーニングユニット80に連結されるとともに、他端が印刷機ハウジング1の上方の一側部に設けられた固定フレーム95に連結されており、クリーニングユニット80がY軸方向に移動するに伴い、それに追随するようにベアケーブル850が変形するようになっている。そして、第1吸気管85aは、上流側がクリーニングユニット80の接続口84からベアケーブル850中を通って上記固定フレーム95に達し、下流側が固定フレーム95から印刷機ハウジング1内の一側部後方を経て下方に延び、基台2上で側方へ屈曲してフィルタ87の流入口871に達している。
前記フィルタ87の流出口872には、第2吸気管85b(吸気管85)を介して吸引装置88が接続されている。この吸引装置88は、ブロワモータ等からなり、印刷ステージ10と干渉しないように基台2の上面より下方に配置されている。具体的には、基台2の後方側の側部に、下方に凹陥した凹部が設けられ、この凹部に前記吸引装置88が設置されている。そして、この吸引装置88の吸入口に第2吸気管85bが接続される一方、吸引装置88の排出口に排気管90が接続され、この排気管90が、印刷機ハウジング1の側壁を貫通して外部に導出されて、その端部にマフラー91が取り付けられている。
なお、前記吸気管85には、その途中部分に内部圧力を検出するための複数の圧力センサが介設されている。具体的には、第1吸気管85aのうちバルブ86とフィルタ87との間に部分に第1圧力センサ89aが介設されるとともに、第2吸気管85bに第2圧力センサ89bが介設されている。これらのセンサ89a,89bは、例えば半導体圧力センサ等から構成され、吸気管85の一部とともに印刷機ハウジング1に固定的に配置され、吸気管85の内部圧力に応じた検出信号を出力するようになっている。
上述したクリーニング装置8における負圧の供給系統全体を模式的に示すと図8のようになる。この図において、符号100は、スクリーン印刷装置のコントローラを示している。このコントローラは、予め記憶された印刷プログラムに従って印刷作業を進めるべくスキージユニット6、カメラユニット7、クリーニング装置8および印刷ステージ10等の駆動を統括的に制御するものである。
このコントローラ100には、クリーニング装置8の上記各センサ89a,89bからの信号が出力されており、マスクシート51のクリーニング動作中、コントローラ100は、これらの信号、つまり検出圧力値に基づき上記吸気系統の異常の有無を判定するとともに、異常が発生していると判断した場合には、オペレータに対して警告を行う等、所定の動作を実行するようになっている。すなわち、当実施形態では、このコントローラ100が本発明の判定手段、負圧供給制御手段、駆動制御手段としての機能を兼ね備えている。
次に、上記コントローラ100の制御に基づく印刷機の動作について説明する。
印刷時には、先ず印刷の対象となる基板Wが上流側コンベア11から印刷ステージ10のメインコンベア20上に搬入され、次いで載置テーブル29が上昇して基板Wが所定高さまで押し上げられてからクランプユニット3によりクランプされ、さらに昇降テーブル24が上昇して、マスクシート保持ユニット5に保持されているマスクシート51の下面に上記基板Wが重装される。このように基板Wがセットされた後、スキージユニット6が作動して、スキージ61によりソルダペーストがマスクシート51を通して基板Wに塗布され、印刷が行われる。
印刷の完了後は、クランプユニット3によるクランプが解除されるとともに、載置テーブル29および昇降テーブル24が下降して、印刷済みの基板Wがメインコンベア20に移載され、さらに下流側コンベア12へ搬出される。
そして、マスクシート51のクリーニング時には、印刷ステージ10の下降によりマスクシート51の下方に生じる空間に、移動ビーム75の移動に伴いクリーニングユニット80が送り込まれる。そして、図8に示すように、クリーニングユニット80のクリーニングヘッド81が上昇して(同図中に一点鎖線で示す)、拭き取りテープ82がマスクシート51下面に当接し、この状態でクリーニングユニット80がマスクシート51の下面に沿ってY軸方向に移動する。それとともに、吸引装置88が作動することにより、クリーニングヘッド81から空気が吸い出される。
これにより、吸引開口部83から拭き取りテープ82を介してマスクシート51に吸引力が作用し、マスクシート51に付着したソルダペーストが吸引されつつ、拭き取りテープ82により拭き取られる。
また、このクリーニング中に、クリーニングユニット80から吸い出された空気は、第1吸気管85aからフィルタ87を通り、空気に混入したソルダペーストやその他の異物がフィルタ87で濾過された後、第2吸気管85bを通って吸引装置88に吸入される。さらに、吸引装置88の排出口から流出された空気は、排気管90およびマフラー91を介して印刷機の外部に排出されることとなる。
ここで、上記印刷機の動作のうちクリーニング動作制御の詳細について図8を参照しつつ図9のフローチャートに従って説明する。
まず、クリーニングユニット80がマスクシート51の下方に生じる空間に送り込まれ、クリーニングヘッド81の上昇により拭き取りテープ82がマスクシート51下面に当接するが(ステップS2)、この際、同図に示すように、マスクシート51のうち印刷用開口が形成される作業領域51aよりも手前側(同図では左側)の部分の所定の清掃開始位置P1にクリーニングヘッド81が位置するようにクリーニングユニット80の駆動が制御される。なお、この段階では上記バルブ86は開放状態に、吸引装置88は停止状態に、それぞれ制御されている。
そして、マスクシート51にクリーニングヘッド81(拭き取りテープ82)が当接すると、上記バルブ86が閉止状態に切換えられるとともに、吸引装置88が駆動され、これによりマスクシート51の吸引(負圧供給)が開始される(ステップS4,S6)。この状態では、吸引開口部83が拭き取りテープ82を介してマスクシート51により塞がれ吸気管85内が負圧になる(大気が吸引開口部83から第1吸気管85a内に侵入することが殆どなくなる)。
この吸引が開始されると、前記清掃開始位置P1において上記吸気系統の異常の有無判定が行われる。具体的には、第1圧力センサ89aによる検出値(負圧値)が予め設定された目標値(正常値;本発明に係る基準値)に達しているか、すなわち、適正な吸引力が働いているかが判断される(ステップS10,S12)。
そしてここで、YESと判断されると、移動ビーム75が駆動され、これに伴いクリーニングユニット80が前記清掃開始位置P1からマスクシート51の下面に沿ってY軸方向に移動する。これによりマスクシート51に付着したソルダペーストが吸引されつつ、拭き取りテープ82により拭き取られることとなる。
なお、ステップS10でNOと判断された場合、つまり適正な吸引力が働いていない場合には、さらに第2圧力センサ89bによる検出値が予め設定された目標値(正常値;本発明に係る基準値)に達しているかが判断され(ステップS28,S30)、その結果に応じて、印刷機に搭載されたモニター101(図8参照;本発明に係る報知手段に相当する)に所定の警告が表示される。
具体的には、第2圧力センサ89bによる検出値が目標値に達している場合には(ステップS30でYES)、モニター101に「フィルタ異常」の表示と共にメンテナンス警告の表示がされ、目標値に達していない場合には(ステップS30でNO)、モニター101に「吸気管異常、バルブ異常、吸引装置異常」の表示と共にメンテナンス警告の表示がされる。すなわち、第1吸気管85a内の圧力値(負圧)が目標値に達していない場合には(ステップS10でNO)、(1)第1吸気管85aの破損、(2)バルブ86の故障、(3)吸引装置88の故障、(4)フィルタ87の目詰まり等、吸気系統の異常が発生していることが想定される。そして、第1圧力センサ89aの圧力値が目標値に達していないにも拘わらず、フィルタ87を挟んでそれよりも下流側に配置された第2圧力センサ89bの圧力値が目標値に達している状況としては(ステップS30でYES)、フィルタ87の目詰まりが最大の原因と考えられる。そこで、第1圧力センサ89aの検出値が目標値に達しておらず、かつ第2圧力センサ89bの検出値が目標値に達している場合には、モニター101に「フィルタ異常」の表示のみをメンテナンス警告と共に表示し、それ以外の場合には、「吸気管異常、バルブ異常、吸引装置異常」の表示と共にメンテナンス警告が表示されるようになっている。
上記のようにモニター101に警告表示が行われた場合には、クリーニングユニット80によるクリーニング動作は中断され、オペレータによる所定のメンテナンスが完了するまで、クリーニングユニット80が待機状態に維持される。これにより吸引力が不完全なままでクリーニング動作が続行されることが防止される。
一方、クリーニングユニット80の移動に伴いマスクシート51の清掃が終了すると、具体的には、図8中に破線で示すように、クリーニングユニット80が作業領域51aを通過して清掃開始位置P1とは反対側の所定の清掃終了位置P2に到達すると(ステップS14でYES)、クリーニングユニット80が停止され、さらに吸引装置88が停止されるとともに、バルブ86が閉止状態から開放状態に切換えられる(ステップS16,S18)。この状態では、吸引開口部83が拭き取りテープ82を介してマスクシート51により塞がれているため吸引開口部83から第1吸気管85a内に大気が侵入することはないが、バルブ86が開放状態に切換えられることによって吸気管85内に大気が侵入することになる。
そして、第1圧力センサ89aによる検出圧力値が大気圧まで上昇しているか、すなわち、適正に吸引解除が行われているかが判断される(ステップS20,S12)。
ここでNOと判断された場合には、モニター101に「バルブ異常」の表示と共にメンテナンス警告の表示がされる(ステップS26)。すなわち、バルブ86が開放状態に切換えられた後も第1吸気管85a内の圧力値(負圧)が大気圧まで上昇していない場合には、作動不良等によりバルブ86が閉止状態、あるいは不完全な開放状態となっている可能性が高く、従って、この場合にはモニター101にメンテナンス警告が表示されるようになっている。なお、この場合には、オペレータによる所定のメンテナンスが完了するまで、クリーニングヘッド81の下降動作が行われることなく、クリーニングユニット80が待機状態に維持される。これによりマスクシート51を吸引した状態のままでクリーニングヘッド81が下降することが防止される。
一方、ステップS22でYESと判断されると、クリーニングヘッド81が下降することによりクリーニングユニット80がマスクシート51から相対的に引き離され、その後、移動ビーム75の作動に伴いクリーニングユニット80が元の退避位置にリセットされ、一連のクリーニング動作が終了することとなる。
以上のように、上記の印刷機では、マスクシート51のクリーニングを行うため、クリーニングユニット80、バルブ86、フィルタ87、吸引装置88、吸気管85(吸気管85a,85b)等の吸気系統を含むクリーニング装置8が印刷機に組み込まれるが、当実施形態の印刷機では、吸気管85の途中部分に圧力センサ89a,89bが介設され、これら各圧力センサ89a,89bによる検出圧力に基づき吸気系統の異常有無の判定が行われるとともに、異常がある場合には、想定される異常原因と共にメンテナンス警告がモニター101上に表示されるため、オペレータは、クリーニング装置8の吸気系統のトラブルを速やかに発見して対処することができる。
特に、この印刷機では、クリーニングユニット80による作業領域51aのクリーニング開始前に適正な吸引力が働いているかが判断され、働いていない場合には、(図9のステップS10でYES)、メンテナンス警告がモニター101上に表示されるとともに、クリーニングユニット80が強制的に停止、待機状態に維持されるようになっているので、吸引力不足の状態でクリーニング動作が継続されて作業領域51aがクリーニング不足になるといったトラブルを未然に防止することができる。
また、作業領域51aのクリーニング後には、吸引解除が適正に行われたか否かが判断され、解除されていない場合には(図9のステップS22でNO)、メンテナンス警告がモニター101上に表示されるとともに、クリーニングユニット80を下降動作に移すことなくクリーニングユニット80が強制的に停止、待機状態に維持されるようになっているので、マスクシート51を吸引した状態のままでクリーニングヘッド81が下降することによるトラブル、例えばマスクシート51の変形や位置ずれ等のトラブルを未然に防止することができる。
しかも、上記の印刷機では、マスクシート51のうち作業領域51aの外側(清掃開始位置P1および清掃終了位置P2)にクリーニングユニット80を配置した状態で吸気系統の前記異常の有無判定が行われるため前記判定の信頼性も高いという利点がある。すなわち、作業領域51aをクリーニングユニット80で吸引している状態で前記判定を行うことも考えられるが、上記のように作業領域51aよりも外側の部分をクリーニングユニット80により吸引した状態で前記判定を行えば、印刷用開口が無いため各圧力センサ89a,89bによる検出値が安定し易く、その分、判定結果の信頼性が向上する。従って、予め設定された目標値との比較に基づく上記の判定をより正確に行うことが可能となり、その結果、当該判定の信頼性が向上することとなる。
なお、以上説明した印刷機は、本発明に係るスクリーン印刷装置の好ましい実施形態の一例であって、その具体的な構成は上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。
例えば、各圧力センサ89a,89bの具体的な配置は、吸気系統の具体的な構成や吸気管85の実際の配索経路等に応じて適宜選定するようにすればよい。具体的には、第1圧力センサ89aをクリーニングユニット80に搭載し、あるいはベアケーブル850に対応する部分(可動部分)に搭載するようにしてもよい。すなわち、ベアケーブル850等の部分では吸気管85(第1吸気管85a)が屈曲するため他の部分に比べて吸気管85が破損し易い。当該ベアケーブル850、あるいはその近傍のクリーニングユニット80に第1圧力センサ89aを配備しておけば、当該破損箇所近傍で圧力値を検出できる分、目標値との圧力差が顕著となり、当該目標値との比較に基づく上記の判定を正確、かつ速やかに行うことが可能となる。なおこれに対して、実施形態のように印刷機ハウジング1等に圧力センサ89a,89bを固定的に配備した場合には、振動、衝撃等による各圧力センサ89a,89bの故障等を軽減して作動の信頼性を高めることができるという利点がある。
また、上記の印刷機において第2圧力センサ89bを省略するようにしてもよい。この場合には、図9のフローチャートにおいてステップS28〜ステップS34を省略し、ステップS10においてNOと判断した場合には、モニター101に「吸気管異常、バルブ異常、吸引装置異常、フィルタ異常」の表示と共にメンテナンス警告を表示するようにすればよい。このような構成によれば、クリーニング装置8の吸気系統の構成を簡素化、低廉化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスクリーン印刷機(印刷装置)の側面図である。 上記印刷機の正面図である。 上記印刷機の各部の位置関係を表す概略斜視図である。 上記印刷機のカメラユニットおよびクリーニングユニットを示す概略斜視図である。 クリーニングヘッドを印刷機背面側から見た概略斜視図である。 上記印刷機におけるクリーニング装置の各部材の配置を示す背面図である。 上記クリーニング装置の各部材の配置を示す側面図である。 クリーニング装置全体の構成を示す模式図である。 コントローラの制御に基づくクリーニング装置のクリーニング動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 印刷機ハウジング
2 基台
10 印刷ステージ
5 マスクシート保持ユニット
51 マスクシート
6 スキージユニット
8 クリーニング装置
80 クリーニングユニット
85 吸気管
85a 第1吸気管
85b 第2吸気管
850 ベアケーブル
86 バルブ
87 フィルタ
88 吸引装置
89a 第1圧力センサ
89b 第2圧力センサ
W プリント基板

Claims (5)

  1. 印刷用開口をもつマスクシートと、基板を保持し、かつ、マスクシートに対して相対的に移動して前記基板をマスクシートに重装する印刷ステージと、前記マスクシートを通してペーストを前記基板に塗布するスキージユニットと、前記マスクシートに付着したペーストを吸引除去するクリーニング装置とを備えたスクリーン印刷装置において、
    前記クリーニング装置は、
    前記マスクシートの下面に沿って移動可能なクリーニングユニットと、
    このクリーニングユニットの駆動を制御する駆動制御手段と、
    前記クリーニングユニットとは別に設けられて当該ユニットに吸気管を介して接続される吸引装置と、
    前記吸気管の途中部分にそれぞれ配備され、吸気管内を大気開放状態と非開放状態とに切換え可能なバルブ部材、およびフィルタ部材と、
    前記吸引装置およびバルブ部材を制御することにより前記クリーニングユニットに対して負圧の供給およびその停止を行う負圧供給制御手段と、
    前記吸気管内の圧力を検出可能な圧力センサと、
    この圧力センサによる検出値に基づき吸気管、バルブ部材、フィルタ部材、および吸引装置を含む吸気系統の異常の有無判定を行う判定手段と、
    この判定手段による判定結果に応じた所定の情報を報知する報知手段と、を備え
    前記クリーニングユニット側から順にバルブ部材およびフィルタ部材が配列され、
    前記圧力センサは、前記吸気管のうち前記バルブ部材と前記フィルタ部材との間の部分に配備され、
    前記駆動制御手段は、前記マスクシートのうち前記印刷用開口が形成される作業領域よりも外側に設定された所定の清掃開始位置に前記クリーニングユニットを当接させ、このクリーニングユニットを前記清掃開始位置からマスクシートに沿って摺動させつつ前記作業領域を挟んで清掃開始位置とは反対側に設定された清掃終了位置まで移動させた後、マスクシートから引き離す所定のクリーニング動作を実行すべく当該ユニットを制御し、
    前記負圧供給制御手段は、前記清掃開始位置から清掃終了位置までのクリーニングユニットの移動中、前記クリーニングユニットに負圧を供給すべく前記吸引装置および前記バルブ部材を制御し、
    前記判定手段は、前記クリーニング動作中であって、かつクリーニングユニットが前記マスクシートのうち前記作業領域の外側に当接しているときの前記圧力センサによる検出値とその基準値との比較に基づき、前記検出値が前記基準値に達しないときに前記異常が有ると判定することを特徴とするスクリーン印刷装置。
  2. 請求項1に記載のスクリーン印刷装置において、
    前記圧力センサを第1圧力センサとしたときに、これとは別に、前記吸気管のうち前記フィルタ部材と前記吸引装置との間に介設されて前記吸気管内の圧力を検出可能な第2圧力センサをさらに備え、
    前記判定手段は、前記第1圧力センサの検出値に基づく判定において上記異常が有ると判定した場合には、さらに第2圧力センサの検出値とその基準値と比較し、前記第2圧力センサの検出値がその基準値に達しているときには、前記異常が、前記吸気系統の構成要素のうち前記フィルタ部材に起因するものと判定し、達しないときには前記フィルタ部材以外の構成要素に起因するものであると判定する、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスクリーン印刷装置において
    記判定手段は、クリーニングユニットが前記作業領域に到達する前の前記圧力センサの検出値に基づいて前記判定を行い
    前記駆動制御手段は、前記判定手段により異常判定がされた場合には、その後のクリーニング動作を停止すべく前記クリーニングユニットを制御する、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
  4. 請求項1又は2に記載のスクリーン印刷装置において
    記判定手段は、クリーニングユニットが前記作業領域を通過した後であって、かつ、前記マスクシートからクリーニングユニットが引き離される前の前記圧力センサ検出値に基づいて前記判定を行い、
    前記駆動制御手段は、前記判定手段により異常判定がされた場合には、クリーニングユニットの前記引き離し前に前記クリーニング動作を停止すべく前記クリーニングユニットを制御する、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載のスクリーン印刷装置において、
    前記圧力センサは、当該スクリーン印刷装置のうち不動の部分に固定的に配備されている、ことを特徴とするスクリーン印刷装置。
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