JP5903581B2 - スクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異常検出方法 - Google Patents

スクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板を接触させたマスク上でスキージを摺動させることにより基板にペーストを転写させるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異常検出方法に関するものである。
スクリーン印刷機は、基板の電極部の配置に対応して設けられた開口部を有したマスクの下面に基板に接触させた後、マスクの上面でスキージを摺動させることによって、マスクの開口部を介して基板にペーストを転写させるようになっている。このようにして基板にペーストが転写された後は、マスクから基板が離間されて版離れが行われるが、このときマスクの下面にペーストが付着しているとその後の基板に印刷不良が生じるおそれがある。このためスクリーン印刷機には通常、基板へのペーストの転写後にマスクの下面に付着したペーストを拭き取ってクリーニングするマスククリーナが備えられている(例えば、特許文献1)。
特開2011−189668号公報
しかしながら、上記従来のスクリーン印刷機では、ペーパー部材の目を通過したペーストの滓がマスククリーナの内部やこれに繋がる真空管路内に付着して目詰まりを起こしたり、経年変化によって真空管路に破れが生じたりした異常状態ではマスククリーナの吸着力が低下し、マスクの下面に付着したペーストの拭き取りが不十分となって基板の印刷不良が生じるおそれがあるものの、オペレータはこのような異常状態に気づきにくいという問題点があった。
そこで本発明は、マスククリーナに生じた異常状態をオペレータが的確に把握して適切な対策を講じることができるようにしたスクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異常検出方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷機は、基板の電極部の配置に対応して設けられた開口部を有したマスクと、前記基板に接触させた前記マスクの上面で摺動することにより前記マスクの開口部を介して前記基板にペーストを転写させるスキージと、ペーパー部材を前記マスクの下面に押し当てた状態で吸引口より真空吸引しながら前記マスクの下面に対して相対移動して前記マスクの下面のクリーニングを行うマスククリーナとを備えたスクリーン印刷機であって、前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの吸引力を計測する吸引力計測手段と、前記吸引力計測手段により計測された前記マスククリーナの吸引力を予め定めた基準値と比較し、その結果、前記吸引力計測手段により計測された前記マスククリーナの吸引力が前記基準値を下回っていた場合に報知器に所定の報知動作を行わせる報知制御手段とを備えた。
請求項2に記載のスクリーン印刷機は、請求項1に記載のスクリーン印刷機であって、前記吸引力計測手段は、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクに接触させない状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの吸引力を計測する。
請求項3に記載のスクリーン印刷機は、請求項1に記載のスクリーン印刷機であって、前記吸引力計測手段は、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクの下面の前記開口部を含まない領域に接触させた状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの吸引力を計測する。
請求項4に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法は、基板の電極部の配置に対応して設けられた開口部を有したマスクと、前記基板に接触させた前記マスクの上面で摺動することにより前記マスクの開口部を介して前記基板にペーストを転写させるスキージと、ペーパー部材を前記マスクの下面に押し当てた状態で吸引口より真空吸引しながら前記マスクの下面に対して相対移動して前記マスクの下面のクリーニングを行うマスククリーナとを備えたスクリーン印刷機の異常検出方法であって、前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの吸引力を計測する吸引力計測工程と、前記吸引力計測工程で計測した前記マスククリーナの吸引力を予め定めた基準値と比較し、その結果、計測した前記マスククリーナの吸引力が前記基準値を下回っていた場合に報知器に所定の報知動作を行わせる報知工程とを含む。
請求項5に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法は、請求項4に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法であって、前記吸引力計測工程において、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクに接触させない状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの吸引力を計測する。
請求項6に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法は、請求項4に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法であって、前記吸引力計測工程において、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクの下面の前記開口部を含まない領域に接触させた状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの吸引力を計測する。
本発明では、マスククリーナの吸引力を計測してこれを予め定めた基準値と比較し、その結果、計測したマスククリーナの吸引力が基準値を下回っていた場合には報知器に所定の報知動作を行わせるようになっているので、オペレータはマスククリーナに生じた異常状態を的確に把握して適切な対策を講じることができる。これにより吸引力が不十分な状態でマスクのクリーニングが行われる事態を防止することができ、基板の印刷不良の発生が抑制される。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の正面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスクを基板とともに示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーナの構成を示す図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行する異常検出作業の手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行する異常検出作業の説明図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷作業の手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が実行するスクリーン印刷作業の実行手順を説明する図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備えるマスククリーナによりマスクのクリーニングを行っている状態を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1、図2及び図3に示すスクリーン印刷機1は、基板2の電極部2a上に半田等のペーストPtをスクリーン印刷する装置であり、基台10上に基板搬入コンベア11、基板保持ユニット移動機構12によって移動される基板保持ユニット13及び基板搬出コンベア14を備えるほか、基板保持ユニット13の上方に水平姿勢に保持されたマスク15、マスク15の下方を移動自在に設けられたカメラユニット16、マスク15の上方領域を移動自在に設けられたスキージユニット17及びマスク15の下方を移動自在に設けられたマスククリーナ18を有して構成されている。
基板搬入コンベア11はスクリーン印刷機1の外部から投入された基板2を搬入して基板保持ユニット13に受け渡す。基板搬出コンベア14は基板保持ユニット13から受け取った基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出する。すなわち、基板2は基板搬入コンベア11、基板保持ユニット13、基板搬出コンベア14の順で搬送され、この基板2の移動方向をX軸方向(オペレータOPから見た左右方向)とする。また、このX軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向(オペレータOPから見た前後方向)とし、上下方向をZ軸方向とする。
図4において、マスク15は薄肉金属製で矩形の板状部材から成るマスク本体15a、マスク本体15aの外縁に取り付けられた樹脂(例えばポリエステル)製のシート状部材15b及びシート状部材15bの外縁を支持する矩形枠状のマスク枠15wを有して成り、マスク本体15aの中央部には基板2の電極部2aに対応する多数の開口部15hが設けられている。本実施の形態に形態では、マスク本体15aのうち、開口部15hを含む中央部の領域を開口部領域R1と称し、開口部15hを含まない周辺部の領域(図4中に網掛けをして示した領域)を非開口部領域R2と称する。
図4において、基板2上の一の対角位置には2つの基板側マーク2mが設けられており、マスク本体15aにはこれら2つの基板側マーク2mに対応して2つのマスク側マーク15mが設けられている。2つの基板側マーク2mと2つのマスク側マーク15mを上下に対向させた状態で基板2を上昇させてマスク15に基板2を接触させると、基板2の電極部2aとマスク本体15aに設けられた開口部15hとが合致した状態となる。
図2及び図3において、基板保持ユニット13は、基台10に対して昇降自在に設けられたベース部13a、ベース部13aに取り付けられてX軸方向に基板2を搬送する基板搬送コンベア13b(図1も参照)、基板搬送コンベア13bによって搬送されて所定の基板保持位置に位置決めされた基板2を下受け部材13cによって下受けした状態で昇降させる基板昇降シリンダ13d及び基板昇降シリンダ13dによって押し上げられた基板2をY軸方向からクランプして保持する一対のクランプ部材13e(図1も参照)を有して成る。
図5において、基板搬入コンベア11、基板保持ユニット13の基板搬送コンベア13b、基板搬出コンベア14の作動制御、基板昇降シリンダ13dの作動制御及び一対のクランプ部材13eを駆動する図示しないアクチュエータ等から成るクランプ部材駆動機構13Aによる基板2のクランプ動作の制御は、スクリーン印刷機1が備える制御装置20によってなされる。
基板保持ユニット移動機構12はXYZロボットから成り、制御装置20によって作動制御されて基板保持ユニット13を水平面内で移動(回転も含む)させるとともに、基板保持ユニット13を上下方向(Z軸方向)に移動させる(図5)。
図1及び図3において、カメラユニット16は撮像視野を下方に向けた下方撮像カメラ16aと、撮像視野を上方に向けた上方撮像カメラ16bを備えて成り、図示しないアクチュエータ等からなるカメラ・クリーナ移動機構16M(図5)によってマスク15の下方を水平面内方向に移動される。
図5において、上記カメラ・クリーナ移動機構16Mの作動制御は、制御装置20によってなされ、下方撮像カメラ16aの撮像動作及び上方撮像カメラ16bの撮像動作は制御装置20によって制御される。また、下方撮像カメラ16aの撮像動作によって得られた画像データ及び上方撮像カメラ16bの撮像動作によって得られた画像データは制御装置20に送られる。
図1、図2及び図3において、スキージユニット17は、水平直交座標テーブルから成るスキージユニット移動機構17Mの作動によってマスク15の上方をY軸方向に移動自在なベース部17aの下方に、Y軸方向に対向して設けられた2つのスキージ17bを備えた構成を有しており、各スキージ17bは、ベース部17aに取り付けられた2つの空圧シリンダ17cによってそれぞれ独立してベース部17aの下方を昇降されるようになっている。スキージユニット移動機構17Mの作動制御及び各空圧シリンダ17cの作動によるスキージ17bの昇降制御は制御装置20によってなされる(図5)。
図6において、マスククリーナ18は、筐体30内に、X軸回りに回転自在に設けられた2つの回転体31a,31b(繰り出し側の回転体31a及び巻き取り側の回転体31b)、これら2つの回転体31a,31bの間に掛け渡されたペーパー部材32及びこのペーパー部材32上方に押し上げるX軸方向に延びたノズル33を有して成り、2つの回転体31a,31bを同一の方向に駆動してペーパー部材32をY軸方向に進行させることにより、ペーパー部材32のノズル33の上面に位置するクリーニング部位を更新させることができる。ノズル33の上端にはペーパー部材32を介してマスク15の下面に下方から当接される吸引口33aが設けられている。すなわち本実施の形態におけるマスククリーナ18は、上端の吸引口33aにペーパー部材32が掛け渡された構成となっている。
図6において、マスククリーナ18のノズル33は真空源40と繋がる真空管路41に接続されており、制御装置20より作動制御がなされる真空吸引制御バルブ42による真空管路41の開閉動作によって、ノズル33の吸引口33aに真空吸引力が与えられるようになっている。真空管路41には、真空管路41内を通過する空気の流量を計測する流量計43と、真空管路41内の圧力を計測する圧力計44が接続されている。流量計43が計測する真空管路41内を通過する空気の流量の値と、圧力計44が計測する真空管路41内の圧力の値はそれぞれ制御装置20に入力される(図5)。
マスククリーナ18は制御装置20によって作動制御がなされる前述のカメラ・クリーナ移動機構16Mによって、カメラユニット16ともにY軸方向にされる。ペーパー部材32を進行させてノズル33の上面に掛け渡されたペーパー部材32のクリーニング部位を更新させる動作は、制御装置20が前述の2つの回転体31a,31bを駆動させる回転体駆動モータ31A(図5)を作動させることによってなされる。
このスクリーン印刷機1では、基板2に対するスクリーン印刷作業を行う前に、図7のフローチャートに示す手順でマスククリーナ18の異常検出作業を実行する。マスククリーナ18の異常検出作業では、制御装置20は、先ず、マスククリーナ18をマスク15に接触させない状態にしたうえで(図8(a))、真空吸引制御バルブ42によって真空管路41を開き、マスククリーナ18に真空吸引動作を行わせて、流量計43により真空管路41内を通過する空気の流量を計測する(図7に示すステップST1)。そして、制御装置20は、流量計43による真空管路41内を通過する空気の流量を計測したら、計測した真空管路41内を通過する空気の流量を予め定めた基準値と比較し(図7に示すステップST2)、その結果、計測した空気の流量が基準値以上であった場合には、制御装置20は、制御装置20に繋がる報知器45(例えばディスプレイ装置。図6)に、真空管路41内を通過する空気の流量が正常である旨の報知を行わせる(図7に示すステップST3)。一方、制御装置20は、計測した空気の流量が基準値を下回っていた場合には、報知器45に、真空管路41内を通過する空気の流量が異常である旨の報知を行わせる(図7に示すステップST4)。
制御装置20は、上記真空管路41内を通過する空気の流量の検査を終えたら、カメラ・クリーナ移動機構16Mの作動制御を行って、マスククリーナ18をマスク15の非開口部領域R2に接触させる(図8(b)。図7に示すステップST5)。そして、真空吸引制御バルブ42によって真空管路41を開き、マスククリーナ18に真空吸引動作を行わせて、圧力計44により真空管路41内の圧力を計測する(図7に示すステップST6)。
制御装置20は、圧力計44による真空管路41内の圧力を計測したら、計測した真空管路41内の圧力を予め定めた基準値と比較し(図7に示すステップST7)、その結果、計測した圧力が基準値以上であった場合には、制御装置20は、報知器45に、真空管路41内の圧力が正常である旨の報知を行わせる(図7に示すステップST8)。一方、制御装置20は、計測した圧力が基準値を下回っていた場合には、報知器45に、真空管路41内の圧力が異常である旨の報知を行わせる(図7に示すステップST9)。
このように、本実施の形態における制御装置20は、吸引力計測手段である流量計43又は圧力計44により計測されたマスククリーナ18の吸引力(真空管路41内を通過する空気の流量又は真空管路41内の圧力)を予め定めた基準値と比較し、その結果、吸引力計測手段により計測されたマスククリーナ18の吸引力が基準値を下回っていた場合に報知器45に所定の報知動作を行わせる報知制御手段として機能する。
このようなマスククリーナ18の異常検出作業において、報知器45により真空管路41内を通過する空気の流量の異常若しくは真空管路41内の圧力の異常の報知がなされた場合には、オペレータOPは適切な対策を講じる。具体的には、真空管路41内を通過する空気の流量の異常(低下)は、ペーパー部材32自体が目詰まりを起こした場合や、ペーパー部材32の目を通過したペーストPtの滓がマスククリーナ18の内部や真空管路41内に付着して目詰まりを起こした場合が考えられるので、その旨の報知がなされたときには、ペーパー部材32を交換したり、マスククリーナ18の空気の通路の内壁を掃除したりするようにする。また、真空管路41内の圧力の異常(低下)は、真空管路41の経年変化による破れ等がその原因と考えられるので、その旨の報知がなされたときには、真空管路41の修理や交換等を行うようにする。
制御装置20は、上記異常検出作業(及びオペレータOPによる必要に応じた処置)が終了したら、図9のフローチャートに示す手順でスクリーン印刷作業を実行する。制御装置20は、スクリーン印刷作業を行うときには先ず、スクリーン印刷機1の外部から投入された基板2を基板搬入コンベア11によって搬入して基板搬送コンベア13bに受け渡し、前述の所定の作業位置に位置決めする(基板搬入工程。図9に示すステップST11)。そして、基板昇降シリンダ13dによる基板2の押し上げ(図10(a)中に示す矢印A)とクランプ部材13eによる基板2のクランプ(図10(a)中に示す矢印B)を行って基板2を保持する(基板搬入保持工程。図9に示すステップST12。図10(a))。
制御装置20は、上記のようにして基板2を保持したら、カメラ・クリーナ移動機構16Mの作動制御を行ってカメラユニット16を移動させ、上方撮像カメラ16bをマスク15に設けられたマスク側マーク15mの直下に位置させてマスク側マーク15mの撮像を行わせるとともに、下方撮像カメラ16aを基板2に設けられた基板側マーク2mの直上に位置させて基板側マーク2mの撮像を行わせる(マーク撮像工程。図9に示すステップST13)。
制御装置20は、ステップST13で基板側マーク2mとマスク側マーク15mの撮像を行ったら、基板保持ユニット13を水平面内方向に移動させ、基板側マーク2mとマスク側マーク15mとが上下に対向するようにして、マスク15に対する基板2の水平面内方向の位置合わせを行う(位置合わせ工程。図9に示すステップST14)。
制御装置20は、マスク15に対する基板2の位置合わせが終わったら、基板保持ユニット移動機構12の作動制御を行って基板保持ユニット13を基台10に対して上昇させ(図10(b)中に示す矢印C1)、一対のクランプ部材13eにより保持した基板2の上面をマスク15の下面に接触させることによって、マスク15に基板2を接触させる(接触工程。図9に示すステップST15。図10(b))。これにより基板2上の電極部2aとマスク15の開口部15hとが合致した状態となる。
制御装置20は基板2をマスク15に接触させたら、スキージ17bによるスキージングを行って、予めマスク15上に供給されたペーストPtを基板2の電極部2aに転写させる(転写工程。図9に示すステップST16)。このスキージングは、具体的には、スキージユニット17が備える2つのスキージ17bのうちの一方を下動させ(図11(a)中に示す矢印D1)、マスク15の上面に当接させた状態を維持したままベース部17aを水平方向に移動(図11(a)中に示す矢印E)させることによって行う。これによりマスク15上でスキージ17bが摺動し、マスク15上のペーストPtはスキージ17bによって掻き寄せられてマスク15の開口部15h内に押し込まれ、各基板2の電極部2a上に転写される。
すなわち本実施の形態において、スキージ17bは、基板2に接触させたマスク15上で摺動することによりマスク15の開口部15hを介して基板2にペーストPtを転写させるものとなっている。
制御装置20は、基板2の電極部2aにペーストPtを転写させたら、マスク15に当接させていたスキージ17bを上動させたうえで(図11(b)中に示す矢印D2)、基板保持ユニット移動機構12を作動させ、基板保持ユニット13を下降させることによって基板2をマスク15から離間させ(図11(b)中に示す矢印C2)、版離れを行う(版離れ工程。図9に示すステップST17。図11(b))。これにより基板2の電極部2a上にペーストPtが残留し、基板2にペーストPtが印刷される。
制御装置20は版離れを行ったら、基板保持ユニット13の作動制御を行って基板2の保持を解除する(保持解除工程。図9に示すステップST18)。この基板2の保持の解除は、具体的は、制御装置20が、クランプ部材駆動機構13Aの作動制御を行ってクランプ部材13eを開かせたうえで、基板昇降シリンダ13dを作動させて基板2を下降させ、基板2の両端を一対の基板搬送コンベア13b上に降ろすことによって行う(図3参照)。
制御装置20は基板2の保持を解除したら、基板保持ユニット移動機構12を作動させて基板保持ユニット13を水平面内で移動させ、基板搬送コンベア13bの向きを整えたうえで基板搬送コンベア13b及び基板搬出コンベア14を作動させ、基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出する(基板搬出工程。図9に示すステップST19)。
制御装置20は、基板2の搬出を行ったら(或いは基板2の搬出と並行して)、マスククリーナ18によるマスク15のクリーニングを行う(マスククリーニング工程。図9に示すステップST20)。このマスク15のクリーニングでは、制御装置20は先ず、カメラ・クリーナ移動機構16Mの作動制御を行って、ペーパー部材32のクリーニング部位をマスク15の下面に接触させる。そして、真空吸引制御バルブ42の作動制御を行ってノズル33に真空吸引を行わせながら、マスククリーナ18をY軸方向に移動(図12中に示す矢印F)させる。これにより、マスク15の下面に付着しているペーストPt(ペーストPtの残り滓)がペーパー部材32によって拭き取られ、マスク15の下面がクリーニングされる。これにより基板2の1枚当たりのスクリーン印刷作業が終了する。
このように、本実施の形態において、マスククリーナ18は、ペーパー部材32をマスク15の下面に押し当てた状態で吸引口33aより真空吸引しながらマスク15の下面に対して相対移動してマスクの下面のクリーニングを行うものとなっている。なお、このマスククリーナ18によるマスク15のクリーニングは、スクリーン印刷作業を基板1枚ごとに行うようにしてもよいが、予め定めた所定の枚数ごとに行うようにしてもよい。
上述のように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1(マスククリーナ18)の異常検出方法は、マスククリーナ18に真空吸引を行わせてマスククリーナ18の吸引力を計測する吸引力計測工程(ステップST1及びステップST6)、吸引力計測工程で計測したマスククリーナ18の吸引力を予め定めた基準値と比較し(ステップST2及びステップST7)、その結果、計測したマスククリーナ18の吸引力が基準値を下回っていた場合に報知器45に所定の報知動作を行わせる報知工程(ステップST4及びステップST9)を含むものとなっている。
より詳細には、ステップST1の吸引力計測工程は、マスククリーナ18の吸引口33aをマスク15に接触させない状態でマスククリーナ18に真空吸引を行わせてマスククリーナ18の吸引力(真空管路41内を通過する空気の流量)を計測し、ステップST6の吸引力計測工程は、マスククリーナ18の吸引口33aをマスクの下面の開口部15hを含まない領域(非開口部領域R2)に接触させた状態でマスククリーナ18に真空吸引を行わせてマスククリーナ18の吸引力(真空管路41内の圧力)を計測するものとなっている。
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1(スクリーン印刷機1の異常検出方法)では、マスククリーナ18の吸引力を計測してこれを予め定めた基準値と比較し、その結果、計測したマスククリーナ18の吸引力が基準値を下回っていた場合には報知器45に所定の報知動作を行わせるようになっているので、オペレータOPはマスククリーナ18に生じた異常状態を的確に把握して適切な対策を講じることができる。これにより吸引力が不十分な状態でマスク15のクリーニングが行われる事態を防止することができ、基板2の印刷不良の発生が抑制される。
マスククリーナに生じた異常状態をオペレータが的確に把握して適切な対策を講じることができるようにしたスクリーン印刷機及びスクリーン印刷機の異常検出方法を提供する。
1 スクリーン印刷機
2 基板
2a 電極部
15 マスク
15h 開口部
17b スキージ
18 マスククリーナ
20 制御装置(報知制御手段)
32 ペーパー部材
33a 吸引口
43 流量計(吸引力計測手段)
44 圧力計(吸引力計測手段)
45 報知器
Pt ペースト

Claims (6)

  1. 基板の電極部の配置に対応して設けられた開口部を有したマスクと、前記基板に接触させた前記マスクの上面で摺動することにより前記マスクの開口部を介して前記基板にペーストを転写させるスキージと、ペーパー部材を前記マスクの下面に押し当てた状態で吸引口より真空吸引しながら前記マスクの下面に対して相対移動して前記マスクの下面のクリーニングを行うマスククリーナとを備えたスクリーン印刷機であって、
    前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量を計測する流量計測手段と、
    前記流量計測手段により計測された前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量を予め定めた基準値と比較し、その結果、前記流量計測手段により計測された前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量が前記基準値を下回っていた場合に報知器に所定の報知動作を行わせる報知制御手段とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 前記流量計測手段は、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクに接触させない状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量を計測することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  3. 前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路の圧力を計測する圧力計測手段をさらに備え
    前記圧力計測手段は、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクの下面の前記開口部を含まない領域に接触させた状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路の圧力を計測することを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
  4. 基板の電極部の配置に対応して設けられた開口部を有したマスクと、前記基板に接触させた前記マスクの上面で摺動することにより前記マスクの開口部を介して前記基板にペーストを転写させるスキージと、ペーパー部材を前記マスクの下面に押し当てた状態で吸引口より真空吸引しながら前記マスクの下面に対して相対移動して前記マスクの下面のクリーニングを行うマスククリーナとを備えたスクリーン印刷機の異常検出方法であって、
    前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量を計測する流量計測工程と、
    前記流量計測工程で計測した前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量を予め定めた基準値と比較し、その結果、計測した前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量が前記基準値を下回っていた場合に報知器に所定の報知動作を行わせる報知工程とを含むことを特徴とするスクリーン印刷機の異常検出方法。
  5. 前記流量計測工程において、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクに接触させない状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路を通過する空気の流量を計測することを特徴とする請求項4に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法。
  6. 前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路の圧力を計測する圧力計測工程をさらに含み、
    前記圧力計測工程において、前記マスククリーナの前記吸引口を前記マスクの下面の前記開口部を含まない領域に接触させた状態で前記マスククリーナに真空吸引を行わせて前記マスククリーナの真空管路の圧力を計測することを特徴とする請求項4に記載のスクリーン印刷機の異常検出方法。
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