JP4777075B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP4777075B2
JP4777075B2 JP2006009218A JP2006009218A JP4777075B2 JP 4777075 B2 JP4777075 B2 JP 4777075B2 JP 2006009218 A JP2006009218 A JP 2006009218A JP 2006009218 A JP2006009218 A JP 2006009218A JP 4777075 B2 JP4777075 B2 JP 4777075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask sheet
printing machine
filter
base
intake pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006009218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007190731A (ja
Inventor
浩一 墨岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2006009218A priority Critical patent/JP4777075B2/ja
Publication of JP2007190731A publication Critical patent/JP2007190731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4777075B2 publication Critical patent/JP4777075B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

本発明は、マスクシートを通してプリント基板にソルダペーストを塗布するスクリーン印刷機であって、マスクシートに付着したソルダペーストを除去するクリーニング装置を備えたスクリーン印刷機に関するものである。
従来から、マスクシートを通してプリント基板にソルダペーストを塗布するスクリーン印刷機において、印刷後にマスクシートに付着したソルダペーストを除去するクリーニング装置を備えたものは種々知られている。
例えば、特許文献1に示されたスクリーン印刷機では、マスクシート設置箇所の下方に、マスクシート下面に沿って移動可能なクリーニングユニットが配置され、このクリーニングユニットに、拭き取り用のテープが装備されるとともに、テープを支持する部分に多数の孔部が設けられ、この孔部に通じる連通部が吸引ユニットに接続されている。そして、上記テープによる拭き取りと、吸引ユニットの作動に伴い上記孔部から作用する吸引力により、マスクシートに付着したソルダペーストが除去されるようになっている。
また、特許文献2に示されたスクリーン印刷機では、マスクシート設置箇所の下方に、マスクシート下面に沿って移動可能なクリーニング部が配置され、このクリーニング部に掻き取り用のへら状体とインク残渣取込口が設けられ、インク残渣取込口に連通する部分がフィルターを介して吸気手段に接続されている。そして、吸気手段の作動に伴いインク残渣取込口に吸引力が作用して、マスクシートに付着したインク残渣が除去されるようになっている。
特開平9−193362号公報 特許第2599824号公報
ところで、上記のようにスクリーン印刷機にクリーニング装置を装備する場合、クリーニングユニット(クリーニング部)や吸引ユニット(吸気手段)、フィルター等をスクリーン印刷機に組み込む必要があって、これらの配置の仕方によっては、他の部材と干渉したり、余分な設置スペースが必要になったりする場合がある。
また、上記フィルターはエレメントが目詰まりしたときの清掃、交換等の保守点検が必要であるが、配置の仕方によっては保守点検が困難になる。
これらの点につき、従来は充分に配慮されておらず、改善の余地があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、クリーニング装置を構成する部材を、他の部材と干渉せず、かつ、できるだけ余分な設置スペースをとらずにコンパクトに配置し、さらにフィルター等の保守点検も容易なスクリーン印刷機を提供することを目的としている。
上記課題を解決する本発明のスクリーン印刷機は、印刷機ハウジング内の基台上に被印刷用の基板を支持する印刷ステージが設けられ、その上方に、マスクシートを保持するマスクシート保持ユニットと、上記マスクシートを通して上記基板にソルダペーストを塗布するスキージユニットとが設けられるとともに、上記マスクシートに付着したソルダペーストを除去するクリーニング装置か設けられているスクリーン印刷機において、上記クリーニング装置は、上記マスクシート設置箇所の下方に配置されて、一定方向に移動可能とされたクリーニングユニットと、上記基台上において印刷ステージが占有する範囲の外方に配置されて、上記クリーニングユニットに第1の吸気管を介して接続されたフィルターと、このフィルターに第2の吸気管を介して接続された吸引装置と、を備え、上記印刷機ハウジングには、少なくとも上記フィルターの外側に位置する箇所に、開閉可能なカバーが設けられ、上記カバーが設けられている側の基台端部には、上記基台の上面より下方となる設置面を備えた凹部が形成され、上記凹部内に、前記吸引装置と、該吸引装置に接続される排気管とが設置され、上記排気管の排出側端部が上記印刷機本体ハウジングの側壁を通して外部に導出されているものである。
このスクリーン印刷機によると、上記フィルターは基台上の印刷ステージの占有領域外に存在する空きスペースに配置されることにより、印刷ステージ等との干渉が避けられつつ、ハウジング内に余分な設置場所を取ることなくコンパクトに配置される。
また、上記フィルターが基台上に位置するとともにその外側に開閉可能なカバーが設けられていることにより、フィルターのエレメントの清掃、交換等の保守点検を容易に行うことができる。
また、上記カバーが設けられている側の基台端部には、上記基台の上面より下方となる設置面を備えた凹部が形成され、上記凹部内に、前記吸引装置と、該吸引装置に接続される排気管とが設置されているので、上記吸引装置が上記基台の上面より下方に配置されることになり、基台上のスペースが有効利用され、かつ、印刷ステージ等との干渉が避けられつつ、フィルターおよび吸引装置が合理的に配置される。さらに、凹部に吸引装置が設置されることで、吸引装置からの発熱による熱的影響が印刷ステージに及ぶことが抑制される。
また、上記吸引装置に排気管が接続され、この排気管の排出側端部が上記印刷機本体ハウジングの側壁を通して外部に導出されているので、印刷機ハウジング内に排気されることがなく、排気管からの排気が印刷動作等に悪影響を及ぼすことがない。
上記構成において、上記排気管の排出側端部にマフラーが設けられ、上記マフラーは、上記印刷機ハウジングの側壁の外側であって、上記基台の上面よりも下方の位置に配置されていることが望ましい。この構成によれば、静粛性が高められる。
上記構成において、上記基台端部には、上記凹部の開口を覆い、上記カバーとは独立して開閉可能な第2カバーが設けられていることが望ましい。この構成によれば、上記吸引装置の保守点検を容易に行うことができる。
また、上記第1の吸気管の上流側部分は変形可能な吸気管支持部材に支持され、この吸気管支持部材は中間部が屈曲して一端が上記クリーニングユニットに連結されるとともに他端が固定フレームに連結されており、上記第1の吸気管の下流側部分は上記固定フレームから上記フィルターまで固定的に配置されていることが好ましい。
このようにすると、上記第1の吸気管が、クリーニングユニットの移動に伴って変形し得るように支持された状態で、印刷機ハウジング内にレイアウトされる。
本発明のスクリーン印刷機によると、クリーニング装置を構成するフィルターや吸引装置等の部材を、他の部材との干渉を避けつつ、印刷機ハウジング内にコンパクトに配置することができ、かつ、フィルター等の保守点検も容易に行うことができる。
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1及び図2は、本発明に係るスクリーン印刷機を概略的に示しており、図1は側面図で、図2は正面図でそれぞれスクリーン印刷機を示している。
これらの図に示すように、印刷機ハウジング1内の基台2上には印刷ステージ10が設けられ、この印刷ステージ10を挟んで両側に、プリント基板Wを印刷ステージ10上に搬入および搬出するための上流側コンベア11および下流側コンベア12がX軸方向(搬送ライン)に沿って配置されている。
さらにこの印刷機は、プリント基板Wをクランプするためのクランプユニット3と、基板Wをクランプする際に基板Wの上面側と係合して位置決めするための位置決めユニット4と、印刷ステージ10の上方に設けられるマスクシート保持ユニット5およびスキージユニット6と、基板Wおよびマスクシート51(図3、図4参照)を撮影するためのカメラユニット7と、マスクシート51に付着したソルダペーストを除去するためのクリーニング装置8とを備え、後述するようにクランプユニット3によりクランプされた基板Wがマスクシート保持ユニット5のマスクシート51に重装され、その状態で、スキージユニット6のスキージ61によってスクリーン印刷がされるようになっている。
上記印刷ステージ10は、Y軸テーブル21、X軸テーブル22、R軸テーブル23および昇降テーブル24を備え、基板Wを水平に、かつX軸、Y軸、Z軸およびR軸(Z軸回りの回転)方向に変位可能に支持するようになっている。
すなわち、基台2上には、水平面内においてX軸と直交するY軸方向に沿ってレール211が配置され、このレール211にY軸テーブル21がY軸方向にスライド自在に取り付けられて、図外のY軸サーボモータによりボールねじ機構を介してY軸テーブル21が駆動されるようになっている。このY軸テーブル21の上に、X軸テーブル22がX軸方向にスライド自在に取り付けられ、図外のX軸サーボモータによりボールねじ機構を介してX軸テーブル22が駆動されるようになっている。また、Xテーブル22上にR軸テーブル23が鉛直線(Z軸方向)の軸線回りに回転自在に取り付けられ、図外のR軸サーボモータによりボールねじ機構を介してR軸テーブル23が回転駆動されるようになっている。さらに、R軸テーブル23上に昇降テーブル24が昇降自在に取り付けられ、図外のZ軸サーボモータによりボールねじ機構を介して昇降テーブル24が昇降駆動されるようになっている。
昇降テーブル24上にはX軸方向に沿って一対のメインコンベア20が設けられている。このメインコンベア20は、昇降テーブル24が降下した状態においては、上流側端部および下流側端部が上記上流側コンベア11の端部と下流側コンベア12の端部にそれぞれ対向して配置され、この状態において、メインコンベア20と両側のコンベア11,12との間で基板Wが乗り継ぎ可能となっている。
昇降テーブル24上の一対のメインコンベア20の間には、スライド支柱291を介して上下方向に昇降自在に載置テーブル29が設けられている。この載置テーブル29と昇降テーブル24との間にはボールねじ機構(図示省略)が設けられており、このボールねじ機構が駆動することによって載置テーブル29がテーブル24に対し上下方向に移動するように構成されている。この載置テーブル29は、基板Wを載置可能とするものであり、上昇することによってメインコンベア20上の基板Wが載置テーブル29上に移載されて上方へ移動され、一方、下降することによって載置テーブル29上の基板Wがメインコンベア20側に移載されるように構成されている。
昇降テーブル24に設けられるクランプユニット3は、一対のメインコンベア20の上方にX軸方向に沿って配置される一対の帯板状クランプ片31a,31bを具備し、そのうちの一方側クランプ片31aは昇降テーブル24に対して固定的に設けられ、他方側クランプ片31bはY軸方向にスライド可能とされることにより一方側クランプ片31aに対して接離可能となっている。そして、基板Wを載置した載置テーブル29が上昇したとき、上記他方側クランプ片31bが図外の駆動手段により駆動されて一方側クランプ片31aに接近する方向に移動することにより、両クランプ片31a,31bで基板Wを両側から挟んでクランプするようになっている。
また、位置決めユニット4は、上記両クランプ片31a,31bにそれぞれ対応して配置される一対の帯板状の位置決め板41a,41bを具備している。そして、各位置決め板41a,41bが、平行リンク機構等を含む駆動機構により、水平姿勢を保ったまま、クランプ片31a,31bの外側に配置される退避位置と、クランプ片31a,31b上に配置されてクランプ片31a,31bより内方に突出する位置決め位置とに変位可能に構成され、基板Wを載置した載置テーブル29の上昇時に、位置決め板41a,41bが位置決め位置とされることで基板Wに当接して基板Wを位置決めするようになっている。
図3は印刷機各部の位置関係を表す斜視図である。
この図に示すように、マスクシート保持ユニット5は、印刷ステージ10の上方の左右両側に固定的に設けられたマスクシート支持台52を有し、このマスクシート支持台52上に、ペースト塗布部分に開口部を有するマスクシート51が水平配置で張り出した状態で載置されるようになっている。左右のマスクシート支持台52上にはそれぞれ前後に2つずつのマスクシートクランプ53が設けられており、このマスクシートクランプ53がエアシリンダ等の駆動手段(図示省略)によって駆動され、マスクシート51をマスクシート支持台52上に固定するようになっている。
マスクシート保持ユニット5の上側に設けられるスキージユニット6は、印刷ステージ10の左右両側に立設されたスキージ支持フレーム63に支持されている。左右のスキージ支持フレーム63の上面にはY軸方向に延びるガイドレール64が設けられ、このガイドレール64に沿って移動自在な可動ビーム65が印刷ステージ10の上方を跨ぐように設けられ、この可動ビーム5に、一対のスキージ61が昇降自在に取り付けられている。
図4は当実施形態のスクリーン印刷機においてカメラユニットとクリーニング装置のクリーニングユニットとが組み込まれた部分を示す斜視図である。
図3および図4に示すように、印刷ステージ10の左右両側において、スキージ支持フレーム63の下面側にはY軸方向に延びる下側ガイドレール74が設けられ、この左右の下側ガイドレール74に移動ビーム75が掛け渡されるように支持されている。この移動ビーム75は、下側ガイドレール74に沿ってY軸方向に移動可能となっており、その高さ位置は、降下状態の印刷ステージ10とマスクシート51との間に設定されている。
スキージ支持フレーム3の外側にはY軸方向に沿ってボールねじ76が設けられ、移動ビーム75に設けられたナット(図示省略)が上記ボールねじ76に螺合しており、モータ761によってボールねじ76が回転駆動されることにより移動ビーム75がY軸方向に移動するようになっている。
上記移動ビーム75に、基板Wおよびマスクシート51を撮影するためのカメラユニット7と、クリーニング装置8のクリーニングユニット80とが取り付けられている。こうして当実施形態では、移動ビーム75がカメラユニット7とクリーニングユニット80とに対する移動機構として共用されている。また、移動ビーム75を支持する下側ガイドレール74は、マスクシート51下方の印刷作業領域からその後方にわたって設けられており、印刷作業が実行される際にはカメラユニット7およびクリーニングユニット80を印刷作業領域の後方の待機位置に退避させて、印刷ステージ10との干渉を防止するようになっている。
上記カメラユニット7は、移動ビーム75の前方に取り付けられている。このカメラユニット7は、上向きのマスクシート撮影用カメラ711および下向きの基板撮影用カメラ712を含むカメラヘッド71を備え、移動ビーム75の前面に設けられたX軸方向ガイドおよびボールねじ機構等からなるカメラ移動機構77によりX軸方向に走行駆動可能とされている。これにより、カメラヘッド71は、X軸方向にはカメラ移動機構77により、Y軸方向にはカメラユニット7とクリーニングユニット80の移動機構を共用して、XY平面上で移動して撮影を行うことができるようになっている。
クリーニングユニット80は、移動ビーム75の後方に取り付けられており、テーブル24が下降することで形成されるマスクシート51と印刷ステージ10との間のスペースにおいてY軸方向に移動可能となっている。このクリーニングユニット80には、クリーニングヘッド81が昇降可能に設けられており、クリーニングヘッド81は上昇位置においてマスクシート51の下面に摺接して、清掃を行うようになっている。
図5はクリーニングヘッド81を概略的に示す印刷機背面側から見た斜視図である。この図に示すように、クリーニングヘッドは、帯状の拭き取りテープ82を装備し、この拭き取りテープ82はロールから順次供給されるようになっている。拭き取りテープ82の下方には、マスクシート51のX軸方向サイズに対応した幅を有する吸引開口部83が配置され、この吸引開口部83に通じる接続口84が後記吸気管85aに接続されるようになっている。
上記吸引開口部83に吸引力を作用させるため、図6〜図8に示すように第1の吸気管85a、フィルター86、第2の吸気管85b、吸引装置87等が印刷機ハウジング1内に配設され、これらによってクリーニング装置8が構成されている。なお、図6〜図8は、当実施形態のスクリーン印刷機においてクリーニング装置8を構成する部分を実線で表し、それ以外を二点鎖線で概略的に表したものであり、図6は背面図、図7は平面図、図8は側面図である。図6〜図8に示すクリーニング装置8の構成を具体的に説明する。
このクリーニング装置8には、クリーニングユニット80から吸引装置87に空気を導く経路の途中にフィルター86が設けられるが、このフィルター86が、印刷機ハウジング1内の基台2上で、印刷ステージ10が占有する範囲の外側に配置されている。すなわち、基台2上では、印刷ステージ10がX軸方向およびY軸方向の移動範囲を含めた一定の範囲を占有しているが、基台2上には印刷ステージ10の占有範囲外にも前方側や後方側にある程度の空きスペースが存在するので、その空きスペースを利用してフィルター86が配置され、図示の実施形態では基台2上の後方側(背面側)にフィルター86が配置されている。
このフィルター86の流入口861は第1の吸気管85aを介して上記クリーニングユニット80の接続口に接続されている。この第1の吸気管85aの上流側部分は可撓性を有するホースで形成され、かつ、変形可能なベアケーブル850(吸気管支持部材)に支持されている。このベアケーブル850は、中間部がコ字状に屈曲し、一端がクリーニングユニット80に連結されるとともに、他端が印刷機ハウジング1の上方の一側部に設けられた固定フレーム101に連結されており、クリーニングユニット80がY軸方向に移動するに伴い、それに追随するようにベアケーブル850が変形するようになっている。そして、第1の吸気管85aは、上流側がクリーニングユニット80の接続口からベアケーブル850中を通って上記固定フレーム101に達し、下流側が固定フレーム101からハウジング1内の一側部後方を経て下方に延び、基台2上で側方へ屈曲してフィルター86の流入口861に達している。
なお、上記フィルター86は、図9に示すように、空気の流入口861および流出口862を有する容器860と、この容器860内に収容された濾過用のエレメント863と、容器860の上部開口を塞ぐ開閉可能な蓋864とで構成され、流入口861から容器860内に流入した空気が上記エレメント863を通過した後に流出口862から流出するようになっている。
図6〜図8に戻って、上記フィルター86の流出口862には、第2の吸気管85bを介して吸引装置87が接続されている。この吸引装置87は、電動ファン等で構成され、印刷ステージ10と干渉しないように基台2の上面より下方に配置されている。具体的には、基台2の後方側の側部に、下方に凹陥した凹部201が設けられ、この凹部201に上記吸引装置87が設置されている。そして、この吸引装置87の吸入口に第2の吸気管85bが接続される一方、吸引装置87の排出口に排気管88が接続されている。
上記排気管88は、印刷機ハウジング1の側壁を貫通して外部に導出され、その端部にはマフラー89が取り付けられている。
また、印刷機ハウジング1には、少なくとも上記フィルター86の外側に位置する箇所に開閉可能なカバー110が設けられ、当実施形態では、上記フィルター86の外側である後面部と、前面部とに、開閉可能なカバー110が設けられている。
次に、当実施形態の印刷機の動作について説明する。
印刷時には、先ず印刷の対象となる基板Wが上流側コンベア11から印刷ステージ10のメインコンベア20上に搬入され、次いで載置テーブル29が上昇して基板Wが所定高さまで押し上げられてからクランプユニット3によりクランプされ、さらに昇降テーブル24が上昇して、 マスクシート保持ユニット5に保持されているマスクシート51の下面に上記基板Wが重装される。このように基板Wがセットされた後、スキージユニット6が作動して、スキージ61によりソルダペーストがマスクシート51を通して基板Wに塗布され、印刷が行われる。
印刷の完了後は、クランプユニット3によるクランプが解除されるとともに、載置テール29および昇降テーブル24が下降して、印刷済みの基板Wがメインコンベア20に移載され、さらに下流側コンベア12へ搬出される。
また、マスクシート51のクリーニング時には、 印刷ステージ10の下降によりマスクシート51の下方に生じる空間に、クリーニングユニット80を備えた移動ビーム75が送り込まれる。 そして、クリーニングユニット80のクリーニングヘッド81が上昇して、拭き取りテープ82がマスクシート51下面に当接し、この状態でクリーニングユニット80がマスクシート51の下面に沿ってY軸方向に移動する。それとともに、吸引装置87が作動することにより、クリーニングヘッド81から空気が吸い出される。
これにより、吸引開口部83から拭き取りテープ82を介してマスクシート51に吸引力が作用し、マスクシート51に付着したソルダペーストが吸引されつつ 、拭き取りテープ82により拭き取られる。
また、このクリーニング中に、クリーニングユニット80から吸い出された空気は、第1の吸気管85aからフィルター86を通り、空気に混入したソルダペーストやその他の異物がフィルター86で濾過された後、第2の吸気管85bを通って吸引装置87に吸入される。さらに、吸引装置87の排出口から流出された空気は、排気管88およびマフラー89を介して印刷機の外部に排出される。
このようにマスクシート51のクリーニングを行うため、クリーニングユニット80、フィルター86、吸引装置87、吸気管85a,85b、排気管88等を含むクリーニング装置8が印刷機に組み込まれるが、特に当実施形態の印刷機では、クリーニング装置8を構成する部材が、他の部材と干渉することなく印刷機にコンパクトに組み込まれる。すなわち、上記フィルター86は、基台2上の印刷ステージ10の占有範囲外の後方部に存在する空きスペースを利用してここに配置され、また、吸引装置87は基台2の後方の一側部に形成された凹部201に配置されることにより、これらと印刷ステージ10との干渉が避けられつつ、印刷機ハウジング1内に余分な場所を取ることなくこれらフィルター86および吸引装置87がコンパクトに配置される。
第1、第2の吸気管85a,85bおよび排気管88も他の部材と干渉しないように印刷機ハウジング1内にレイアウトされている。さらに、排気管88の下流側は印刷機ハウジング1の外部に導出されているため、排気管88からの排気が印刷動作等に悪影響を及ぼすことはない。また、排気管88の端部にマフラー89を設けておけば、静粛性が高められる。
また、上記フィルター86は長期間使用すると濾過用のエレメント863が目詰まりするので、定期的に清掃したり交換したりすることが必要であるが、フィルター設置箇所の外側に位置する印刷機ハウジング1の後面部には開閉可能なカバー110が設けられているため、このカバー110を開けばフィルター86の清掃、交換等の保守点検を容易に行うことができる。
さらに吸引装置87も上記カバー110に近い位置に配置されているため、吸引装置87の保守点検も容易に行うことができる。また、吸引装置87を基台2に設けた凹部201内に配置することにより、印刷ステージ10に対する熱的影響を回避することができる。すなわち、吸引装置87そのものが発熱し、また吸引装置87より下流側の排気管88内の空気も熱いが、基台2よりも下側に吸引装置87や排気管88を配置することにより、印刷ステージ10に対して熱的影響が及ぶことを防止することができる。
なお、本発明のスクリーン印刷機の具体的構造は上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。
例えば、上記実施形態ではフィルター86を基台2上の後方部に配置しているが、基台2上の前方部の空きスペースにフィルター86を配置してもよい。
また、上記実施形態では印刷機ハウジング1の前後両側にカバー110を設けているが、フィルター86の外側となる箇所にだけカバー110を設けるようにしてもよい。
また、フィルター86とともに印刷ステージ10の後方部の点検ができるように開閉可能に配置されている上記カバー110を、基台2の上面より僅かに下方部から上方にわたって位置させるように構成するとともに、基台2の後方端あるいは側方端後部に開口する凹部201を覆うカバーを、カバー110とは独立に設け、かつ開閉可能に構成してもよい。
また、上記実施形態では吸引装置87を基台2の上面より下方に配置することで、基台2上方のスペースに別な装置を配置可能としているが、印刷ステージ10の占有領域外であれば、後方部あるいは前方部に存在する空きスペースを利用して吸引装置87を配置するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るスクリーン印刷機の側面図である。 上記印刷機の正面図である。 上記印刷機の各部の位置関係を表す概略斜視図である。 上記印刷機のカメラユニットおよびクリーニングユニットを示す概略斜視図である。 クリーニングヘッドを印刷機背面側から見た概略斜視図である。 上記印刷機におけるクリーニング装置の各部材の配置を示す背面図である。 上記クリーニング装置の各部材の配置を示す平面図である。 上記クリーニング装置の各部材の配置を示す側面図である。 フィルターを示す断面図である。
1 印刷機ハウジング
2 基台
10 印刷ステージ
5 マスクシート保持ユニット
51 マスクシート
6 スキージユニット
61 スキージ
8 クリーニング装置
80 クリーニングユニット
85a,85b 吸気管
850 ベアケーブル(吸気管支持部材)
86 フィルター
87 吸引装置
88 排気管
89 マフラー
W プリント基板

Claims (4)

  1. 印刷機ハウジング内の基台上に被印刷用の基板を支持する印刷ステージが設けられ、その上方に、マスクシートを保持するマスクシート保持ユニットと、上記マスクシートを通して上記基板にソルダペーストを塗布するスキージユニットとが設けられるとともに、上記マスクシートに付着したソルダペーストを除去するクリーニング装置か設けられているスクリーン印刷機において、
    上記クリーニング装置は、
    上記マスクシート設置箇所の下方に配置されて、一定方向に移動可能とされたクリーニングユニットと、
    上記基台上において印刷ステージが占有する範囲の外方に配置されて、上記クリーニングユニットに第1の吸気管を介して接続されたフィルターと、
    このフィルターに第2の吸気管を介して接続された吸引装置と、
    を備え、
    上記印刷機ハウジングには、少なくとも上記フィルターの外側に位置する箇所に、開閉可能なカバーが設けられ
    上記カバーが設けられている側の基台端部には、上記基台の上面より下方となる設置面を備えた凹部が形成され、
    上記凹部内に、前記吸引装置と、該吸引装置に接続される排気管とが設置され、上記排気管の排出側端部が上記印刷機本体ハウジングの側壁を通して外部に導出されていることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 上記排気管の排出側端部にマフラーが設けられ、
    上記マフラーは、上記印刷機ハウジングの側壁の外側であって、上記基台の上面よりも下方の位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷機。
  3. 上記基台端部には、上記凹部の開口を覆い、上記カバーとは独立して開閉可能な第2カバーが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のスクリーン印刷機。
  4. 上記第1の吸気管の上流側部分は変形可能な吸気管支持部材に支持され、この吸気管支持部材は中間部が屈曲して一端が上記クリーニングユニットに連結されるとともに他端が固定フレームに連結されており、上記第1の吸気管の下流側部分は上記固定フレームから上記フィルターまで固定的に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスクリーン印刷機。
JP2006009218A 2006-01-17 2006-01-17 スクリーン印刷機 Active JP4777075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009218A JP4777075B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 スクリーン印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006009218A JP4777075B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 スクリーン印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007190731A JP2007190731A (ja) 2007-08-02
JP4777075B2 true JP4777075B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38446798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006009218A Active JP4777075B2 (ja) 2006-01-17 2006-01-17 スクリーン印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4777075B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101695392B1 (ko) * 2010-02-09 2017-01-12 한화테크윈 주식회사 스크린 프린터
CN114714764A (zh) * 2022-04-06 2022-07-08 惠州市德钢机械有限公司 一种用于包装盒生产的烫金设备
CN117465123A (zh) * 2023-12-28 2024-01-30 常州杰仕特网印机械有限公司 一种卷对卷丝印机

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4449267B2 (ja) * 2001-09-18 2010-04-14 パナソニック株式会社 スクリーン印刷機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007190731A (ja) 2007-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4759305B2 (ja) 印刷方法および印刷装置
JP6142290B2 (ja) スクリーン印刷機、部品実装ライン及びスクリーン印刷方法
JP4718224B2 (ja) 印刷装置
JP4870969B2 (ja) 印刷装置およびそのカメラ移動方法
JP4777075B2 (ja) スクリーン印刷機
US8950321B2 (en) Screen printing device and screen printing method
JP2016196101A (ja) スクリーン印刷機
JP4994710B2 (ja) スクリーン印刷装置
KR102373280B1 (ko) 스텐실 셔틀 어셈블리를 갖춘 스텐실 프린터
JP2015039865A (ja) スクリーン印刷機
JP2017154445A (ja) スクリーン印刷機
JP7002181B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2006289787A (ja) 印刷装置および印刷方法
WO2017216948A1 (ja) スクリーン印刷装置
JP2006289677A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2003260781A (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷装置のクリーニング方法
JP2008265153A (ja) スクリーン印刷機
JP2014107365A (ja) 印刷機
CN209772806U (zh) 一种pcb板清洁装置
JP2018075756A (ja) スクリーン印刷機
KR101761141B1 (ko) 인쇄회로기판의 스크린 인쇄장치
JP2003170571A (ja) マスクの洗浄装置
JP5338744B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法
JP2010108960A (ja) 電子部品実装装置
JP5035270B2 (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4777075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250