JP4983962B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
人物を撮影したデジタル画像の顔領域に対して、ハイライトする部分をより明るくする美白処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の画像処理方法では、処理対象の原画像からボケ画像を生成し、このボケ画像を利用してハイライトする部分をより明るくする美白処理を行っている。
特開2006−121416号公報
人物を撮影する場合、顔表面の脂成分等により、撮影時の室内の照明やフラッシュ発光等が人の顔に写り込み、撮影した画像に不自然な光沢が発生することがある。この不自然な光沢を「テカリ」と呼ぶ。上記特許文献1に記載の画像処理方法では、処理対象となる顔の画像にテカリ成分がある場合、美白処理によりそのテカリ成分の領域を拡大させてしまい、テカリを軽減させることができなかった。
本発明は、撮像された画像に含まれる顔のテカリ成分を軽減して、より好ましい画像に変換することができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に関わる画像処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記画像に含まれる人物の肌色に相当する肌色領域を検出する色領域検出手段と、前記色領域検出手段により検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域の中から、当該肌色領域において彩度が所定値以下で且つ明度が所定値以上である画素を調整すべき領域として指定する領域指定手段と、前記領域指定手段により指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整手段と、を備える。
請求項2記載の発明に関わる画像処理装置は、前記画像取得手段により取得された画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段を備え、前記色領域検出手段は、前記顔検出手段により検出された顔領域の画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域を検出することを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、前記顔検出手段により検出された顔領域の画像から色相を取得し、この色相に基づいて所定の色領域を検出する色領域検出手段と、前記色領域検出手段により検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記所定の色領域の中から調整すべき領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段により指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整手段と、を備え、前記色調整手段は、前記画像に含まれる人物の個人の肌色に関する肌色情報を取得する肌色情報取得手段を含み、この肌色情報取得手段によって取得された前記肌色情報に基づいて、前記調整すべき領域の画素における、色相、彩度及び明度の各々を調整することを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、前記肌色情報取得手段は、前記顔検出手段により検出された前記顔領域内に含まれる前記人物の特定の部位の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段によって取得した前記位置情報に基づいて、前記顔領域の中から当該人物の肌色情報を取得すべき領域を、肌色取得領域として設定する設定手段と、を含み、前記設定手段によって設定した前記肌色取得領域の画像に基づいて、前記肌色情報を求めることを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、前記肌色情報取得手段は、前記調整すべき領域における各画素についての、色相、彩度、及び明度の各々の平均値からなる第1の平均値情報、及び、前記肌色取得領域における各画素についての、色相、彩度、及び明度の各々の平均値からなる第2の平均値情報を、前記肌色情報として取得し、前記色調整手段は、前記肌色情報取得手段が取得した前記第1の平均値情報と前記第2の平均値情報との差分値に基づいて前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整することを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、前記色調整手段は、色相、彩度、及び明度の各々について、前記第1の平均値情報と前記第2の平均値情報の差分値を求め、前記差分値に基づいて前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを求めることを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、前記色調整手段は、前記調整すべき領域の画素に対して、彩度を上げ且つ明度を下げる調整を行うことを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、前記調整すべき領域における彩度及び明度の強度を算出する強度算出手段を備え、前記色調整手段は、前記強度算出手段により算出された前記調整すべき領域の彩度及び明度の強度に従って、前記調整すべき領域の画素に対して彩度及び明度を調整することを特徴とする。
請求項記載の発明に関わる画像処理装置は、前記領域指定手段は、前記画像取得手段により取得された画像が発光を伴って撮像された画像であるときに、前記調整すべき領域を指定することを特徴とする。
請求項10記載の発明に関わる画像処理装置は、複数の撮影モードから1つの撮影モードを設定可能な設定手段と、前記設定手段を介して設定された撮影モードに応じて前記画像取得手段における撮像条件を設定する撮影条件設定手段と、を備え、前記領域指定手段は、前記設定手段により人物を撮影するための撮影モードが設定された場合に前記調整すべき領域を指定することを特徴とする。
請求項11記載の発明に関わる画像処理方法は、画像を取得する画像取得ステップと、前記画像取得ステップにより取得された画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記画像に含まれる人物の肌色に相当する肌色領域を検出する色領域検出ステップと、前記色領域検出ステップにより検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域の中から、当該肌色領域において彩度が所定値以下で且つ明度が所定値以上である画素を調整すべき領域として指定する領域指定ステップと、前記領域指定ステップにより指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整ステップとを備える。
請求項12記載の発明に関わる画像処理プログラムは、画像を取得する画像取得手段を備えたコンピュータを、前記画像取得手段により取得された画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記画像に含まれる人物の肌色に相当する肌色領域を検出する色領域検出手段、前記色領域検出手段により検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域の中から、当該肌色領域において彩度が所定値以下で且つ明度が所定値以上である画素を調整すべき領域として指定する領域指定手段、前記領域指定手段により指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整手段、として機能させる。
本発明によれば、撮像された画像から顔のテカリ成分を軽減してより好ましい画像を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係わる画像処理装置として機能するデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 RGB色空間を説明するための模式図である。 HSV色空間を説明するための模式図である。 図1のデジタルカメラによって撮像した画像データからテカリ成分を軽減することにより、テカリを抑制するテカリ抑制処理であって、第1実施形態にかかるテカリ抑制処理の手順を示すフローチャートである。 HSV色空間において色相値Hが分布する円形領域の模式図である。 図3に示すHSV色空間の部分断面図である。 図1のデジタルカメラによって撮像した画像データからテカリ成分を軽減することにより、テカリを抑制するテカリ抑制処理であって、第2実施形態にかかるテカリ抑制処理の手順を示すフローチャートである。 図7の第2実施形態にかかるテカリ抑制処理における個人の肌色目標値の算出手法の一例を説明する図であって、このような肌色取得領域の各画素がプロットされたHSV空間部分上面図及び部分断面図を示している。 図7の第2実施形態にかかるテカリ抑制処理における個人の肌色目標値の算出手法の一例を説明する図であって、HSV空間の部分上面図を示している。 図1のデジタルカメラによって撮像した画像データからテカリ成分を軽減することにより、テカリを抑制するテカリ抑制処理であって、第3実施形態にかかるテカリ抑制処理の手順を示すフローチャートである。 図10の第3実施形態にかかるテカリ抑制処理のうち、テカリ抑制方式選択処理の手順の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置として機能するデジタルカメラ1の回路構成を示す図である。
本実施の形態のデジタルカメラ1は、基本となる動作モードとして、静止画や動画を撮影するための記録モードと、撮影した画像を再生するための再生モードとを有している。なお、撮影モードは、通常モード、シーンモード、ムービーモード等を備える。このうち、シーンモードの下位モードとして、人物撮影モード、風景撮影モード、夜景撮影モード等が設定されている。人物撮影モードは、人物を撮影するのに適した撮影モードである。
デジタルカメラ1は、図1に示すように、撮影レンズ2と、撮像部3と、前処理部4と、処理情報記憶部5と、プログラムメモリ6と、画像処理部7と、制御部8と、画像記録部9と、表示部10と、キー入力部11と、発光部12と、を備える。
撮影レンズ2は、入射した被写体の光を後述の撮像部3に光学像として結像するための光学レンズであり、フォーカスレンズ、ズームレンズ等で構成される。
撮像部3は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサからなり、撮影レンズ2の光軸上に配置されている。撮像部3は、撮影レンズ2により収束された撮影光を受光すると共に、受光面に結像された被写体の光学像を光電変換し、アナログの撮像信号として出力する。撮影レンズ2及び撮像部3は、本発明における画像取得手段として機能する。
前処理部4は、撮像部3から出力された被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力され、入力した撮像信号を保持するCDS(相関二重サンプリング)、その撮像信号を増幅してその増幅された撮像信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換器(ADC)等を制御する。撮像部3が出力した撮像信号は、前処理部4を経て、デジタルの画像データとして画像記録部9に送られる。前処理部4の処理は、制御部8の命令に従い実行される。
処理情報記憶部5は、画像データを調整する際に使用するデータを処理情報として記憶する。処理情報記憶部5は、第1実施形態では少なくとも、白成分ゲインテーブル記憶部5aと、テカリ成分ゲインテーブル記憶部5bと、を備える。
白成分ゲインテーブル記憶部5aは、後述する肌色領域として指定された各画素について、白らしさを判定する際に使用する彩度ゲイン値をテーブルとして記憶する。テカリ成分ゲインテーブル記憶部5bは、同じく肌色領域として指定された各画素について、テカリ成分らしさを判定する際に使用する彩度ゲイン値及び明度ゲイン値をテーブルとして記憶する。
プログラムメモリ6は、画像処理部7、制御部8等で実行する各種処理に対応するプログラムを記憶する。
画像処理部7は、後述する画像処理に関する各種処理を行う。画像処理部7は、本発明における色領域検出手段、処理領域指定手段、色調整手段、顔検出手段、領域設定手段、撮影条件設定手段、強度算出手段の各手段として機能する。
また、画像処理部7は、撮影された画像におけるRGB色空間信号と、HSV色空間信号とを相互に変換する処理を行う。RGB色空間とは、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの成分からなる色空間をいう。また、HSV色空間とは、色相(H:Hue)、彩度(S:Saturation・Chroma)、明度(V:Brightness・Lightness・Value)の3つの成分からなるHSVモデル(HSV model)で表される色空間をいう。HSV色空間については後述する。
図1に戻り、制御部8は、例えば、中央処理装置(CPU)であり、プログラムメモリ6に記憶されたプログラムに従ってデジタルカメラ1全体を制御する。制御部8は、前処理部4、画像処理部7の各処理部も制御する。また、後述する撮影モード設定キー11bの操作に応じて、撮影モードを設定し、設定した撮影モードに応じて撮像部による撮像の条件を設定する。制御部8は本発明における設定手段及び撮影条件設定手段である。
画像記録部9は、撮像部3により撮像され、前処理部4で前処理された画像データを記憶する。画像再生時には、制御部8は、画像記録部9から画像データを読み出して、表示部10に表示させる。
表示部10は、例えば、カラーTFT(Thin Film Transistor)液晶や、STN(Super Twisted Nematic)液晶等であり、制御部8の制御に従ってプレビュー画像や、撮影後の画像データ、設定メニュー等を表示する。
キー入力部11は、ユーザからの指示を入力する。キー入力部11は、シャッターキー11aと、撮影モード設定キー11bと、を含む。シャッターキー11aは、ユーザからの撮像開始の指示を入力する入力部である。撮影モード設定キー11bは、ユーザから所望の動作モード設定の指示を入力する入力部である。
発光部12は、被写体に対してフラッシュ光を照射する発光装置である。フラッシュ光を照射して撮影した人物の顔にはテカリ成分が発生しやすいため、本実施の形態では、フラッシュ光を伴って撮像された画像から、後述するテカリ除去の処理を実施するようにしている。
次に、RGB色空間とHSV色空間について説明する。図2は、RGB色空間を説明するための模式図であり、図3は、HSV色空間を説明するための模式図である。
前処理部4により処理された画像データは、図2に示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの成分からなる色空間で表現される。本実施の形態の画像処理部7は、画像データを、RGB色空間からHSV色空間に色空間変換する機能を備える。
HSV色空間は、図3に示すように、円錐Cを用いて表すことができる。円錐Cで表現されたHSV色空間は、色相Hを、円錐Cの底面とする円形領域に描いて表現する。色相Hは、赤、青、黄等の色の種類を表し、0°〜359°の範囲の強度分布で表現される。
彩度Sは、円錐Cの底面である円形領域の中心から円周方向への距離(半径)で表現される。彩度Sは、色の鮮やかさであり、円形領域の中央を0として、0〜255の範囲で表現される。HSV色空間では、彩度Sの値が小さくなるにつれて灰色さが顕著になって、くすんだ色で彩度Sが表現される。
明度Vは、円錐Cの頂点から底面方向への距離で表される。明度Vは、色の明るさであり、頂点を0として、0〜255の範囲で表すことができる。HSV色空間では、明度Vの値が小さくなるにつれて、暗い色で明度Vが表現される。
次に、第1実施形態のデジタルカメラ1において、撮像した画像データからテカリ成分を軽減することにより、テカリを抑制する処理(以下、「テカリ抑制処理」と呼ぶ)の手順を図4に示すフローチャートを参照して説明する。以下の処理は、図1に示す制御部8が各部を制御することにより実行される。また、本フローチャートの処理は、ユーザが撮影モード設定キー11bを操作して何れかの撮影モードを設定した後、シャッターキー11aを操作して撮像の記録開始を指示したときにスタートする。
まず、ステップS1において、画像処理部7は、前処理部4により処理された画像データを画像記録部9から取得する。なお、画素サイズが大きい場合には処理に時間がかかるため、画像記録部9に保存された画像データを縮小して縮小画像データを生成し、この縮小画像データに対して以下の処理を施してもよい。
ステップS2において、画像処理部7は、取得した画像データが発光部12によるフラッシュ光を伴って撮像された画像データかを判断する。ここでは、制御部8が、例えば発光部12がフラッシュ光を照射したか否かに基づいて判断してもよいし、或いは画像データに付加された撮影情報を参照することにより、フラッシュ光を伴う撮像か否かを判断してもよい。ステップS2の判断がYESであれば、ステップS3へ進む。ステップS3において、画像処理部7は、画像データに対して顔検出処理を実施する。顔検出処理については、公知の技術であるので詳細は省略する。
ステップS4において、画像処理部7は、画像から顔領域が検出されたかを判断する。ステップS4の判断でYESであれば、ステップS5において、画像処理部7は、顔領域の画像データを、RGB色空間からHSV色空間に色空間変換する。ステップS6において、画像処理部7は、HSV色空間の画像から色相Hを取得し、人物の肌色に相当する肌色領域を指定する。
図5は、HSV色空間において色相値Hが分布する円形領域の模式図である。人物の肌色に相当する肌色領域は、おおよそ色相値Hが図中の斜線で示された範囲に分布する画素の集まりとなる。画像処理部7は、HSV色空間の画像から、この範囲内ある画素を肌色領域として指定する。
ステップS7において、画像処理部7は、肌色領域の中から、彩度Sが所定値以下であり、且つ明度Vが所定値以上である画素からなる領域を処理領域として指定する。処理領域は、肌色領域のうち、テカリ成分として特定される領域である。続いて、ステップS8において、画像処理部7は、処理領域におけるテカリ成分の強度を算出する。
ここでは、処理領域の各画素に対して、白らしさとテカリ成分らしさを判定する処理を行う。白らしさ判定では、白成分ゲインテーブル記憶部5aに記憶されている彩度ゲイン値と、判定対象となる画素の彩度とを比較する。白成分は彩度が非常に低いため、画素の彩度と彩度ゲイン値とを比較することにより、その画素の白らしさの度合いを算出することができる。また、テカリ成分らしさ判定では、テカリ成分ゲインテーブル記憶部5bに記憶されている彩度ゲイン値及び明度ゲイン値と、判定対象となる画素の彩度及び明度の値とを比較する。テカリ成分は彩度が低く、明度は高いため、彩度ゲイン値及び明度ゲイン値と画素の彩度及び明度の値とを比較することにより、その画素のテカリ成分らしさの度合いを算出することができる。画像処理部7は、判定対象となる各画素について、白らしさとテカリ成分らしさの度合いから、テカリ成分としての強度(テカリ強度)を算出する。
ステップS9において、画像処理部7は、テカリ成分の強度に基づいて、処理領域の各画素に対して彩度S及び明度Vを調整する。図6は、図3に示すHSV色空間の部分断面図である。ステップS7で指定された処理領域を構成する画素の1つである画素Aは、図6に示すように、彩度Sが低く、また明度Vが高い位置にある。そこで、ステップS9では、処理領域を構成する全ての画素に対してテカリ成分の強度に基づいて、彩度Sを高くし、また明度Vを低くすることで肌色に近づくように調整する。ここでは、明度Vを低くしただけでは灰色になるため、同時に彩度Sを高くすることにより、本来の肌色に近づけることができる。
上記のように彩度及び明度を調整することにより、図6に示す処理領域中の画素Aは、図中実線で示す位置から破線で示す位置になるように調整される。この処理により、肌色領域におけるテカリ成分が軽減され、本来の肌色に近い画像に近づけることができる。
ステップS10において、画像処理部7は、テカリ成分を軽減した処理領域を含む顔領域の画像データを、HSV色空間からRGB色空間に色空間変換する。
このように、第1実施形態に係る図4のテカリ抑制処理のうち、ステップS5乃至S10の一連の処理によって、彩度Sが高くなり、且つ明度Vが低くなるように処理領域が調整されて、処理領域におけるテカリ成分が軽減され、その結果テカリが抑制される。そこで、以下、ステップS5乃至S10の一連の処理を、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」と呼ぶ。
このようなS10の「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」が終了すると、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、画像処理部7は、処理した画像データを画像記録部9に記録する。
また、ステップS2又はステップS4の判定でNOであれば、ステップS12へ進む。ステップS12において、画像処理部7は、撮像した画像データをそのまま画像記録部9に記録(上書き)する。ステップS11又はステップS12の後、画像処理部7及び制御部8は、本フローチャートの処理を終了する。
第1実施形態のデジタルカメラ1によれば、以下のような効果を有する。
(1)撮像された画像データの中から人物の顔におけるテカリ成分である処理領域を指定し、この処理領域の彩度及び明度を調整するようにしたので、画像データに含まれるテカリ成分を軽減して、人物の顔画像領域をより好ましい画像に変換することができる。
(2)顔検出機能により画像データから顔領域を検出し、この顔領域から肌色領域を指定するようにしたので、処理の高速化を図ることができる。
(3)肌色領域において、彩度が処理値以下で且つ明度が所定値以上の画素をテカリ成分である処理領域として指定するようにしたので、テカリ成分の画素を効率よく判別することができる。
(4)撮像された画像データが、フラッシュ光を伴って撮像された場合にのみテカリ成分を軽減する、テカリ抑制処理を実行するようにしたので、テカリ成分の発生しやすい条件下で撮像された画像データに対して効率よくテカリ成分を軽減する、テカリ抑制処理を実行することができる。
(5)処理領域の彩度及び明度の強度を算出し、この彩度及び明度の強度に基づいて処理領域の各画素の彩度及び明度を調整するようにしたので、処理領域の各画素における彩度及び明度をより正確に調整することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、さらに被写体となっている個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理が実行される。
なお、図1のデジタルカメラ1は、第2実施形態に係る画像処理装置としても機能する。従って、その回路構成の説明については、第1実施形態と同様になるため、ここでは省略する。ただし、第2実施形態の処理情報記憶部5には、白成分ゲインテーブル記憶部5aと、テカリ成分ゲインテーブル記憶部5bとは備えられておらず、後述する図7のテカリ抑制処理で使用する各種情報が記憶される。
次に、第2実施形態のデジタルカメラ1により実行されるテカリ抑制処理の手順について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
以下の処理は、図1に示す制御部8が各部を制御することにより実行される。また、本フローチャートの処理は、ユーザが撮影モード設定キー11bを操作して何れかの撮影モードを設定した後、シャッターキー11aを操作して撮像の記録開始を指示したときにスタートする。
ステップS21において、画像処理部7は、前処理部4により処理された画像データを画像記録部9から取得する。なお、画素サイズが大きい場合には処理に時間がかかるため、画像記録部9に保存された画像データを縮小して縮小画像データを生成し、この縮小画像データに対して以下の処理を施してもよい。
ステップS22において、画像処理部7は、画像データに対して顔検出処理を実施することで、当該画像データにより表わされる画像から顔領域の検出を試みる。顔検出処理については、公知の技術であるので詳細は省略する。
ステップS23において、画像処理部7は、画像から顔領域が検出されたか否かを判定する。
画像から顔領域が検出されなかった場合、ステップS23においてNOであると判定されて、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、画像処理部7は、撮像した画像データをそのまま画像記録部9に記録(上書き)する。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
これに対して、画像から顔領域が検出された場合、ステップS23においてYESであると判定されて、処理はステップS24に進む。
ステップS24において、画像処理部7は、ステップS22の顔検出処理の結果に基づいて、顔領域内に含まれる顔に関する各種情報(以下、これらの情報をまとめて「顔情報」と呼ぶ)を取得する。
具体的には例えば、顔領域を囲む枠の座標や、当該顔領域内に含まれる被写体の眼の位置の座標(以下、「眼位置情報」と呼ぶ)等が、顔情報として取得される。
ステップS25において、画像処理部7は、ステップS24の処理で取得した顔情報に基づいて、当該顔情報により特定される被写体の個人の肌色に関する情報(以下、「肌情報等」と呼ぶ)を取得する。
具体的には例えば、画像処理部7は、顔情報のうち眼位置情報に基づいて、眼の周辺の所定領域を「肌色取得領域」として設定する。この「肌色取得領域」は、被写体となっている個人の肌情報を確実に取得できると判断される領域である。
なお、肌色取得領域となり得る領域は、一般的には、眼の下、鼻、又は頬などの周辺であり、確実に当該被写体の個人の肌が存在する領域となる。このため、肌色取得領域を算出するために、ここでは眼位置情報を用いている。しかしながら、肌色取得領域を算出するためには、眼位置情報に限らず、肌色取得領域を算出できる顔情報であれば、任意の情報を用いることが可能である。
画像処理部7は、当該肌色取得領域の画像データを、RGB色空間からHSV色空間に色空間変換する。
そして、画像処理部7は、HSV色空間上の肌色取得領域の画像データから、次の(a)乃至(c)の情報を肌情報として取得する。
なお、以下の(a)及び(b)の情報において、「その人物」とは、顔領域が検出された個人、即ち肌色取得領域に含まれる顔の部分を有する個人を示している。また、「(HSV)」とは、色相H、彩度S、及び明度Vの各々の値から情報が構成されていることを示している。
(a)その人物の平均テカリ情報(HSVの値)(以下、「平均テカリ情報」と略記する)
(b)その人物のテカリ抜きの平均肌情報(HSVの値)(以下、「平均肌情報」と略記する)
(c)肌に対するテカリ割合
即ち、画像処理部7は、肌色取得領域を、テカリらしい部分と、それ以外の肌色部分とに区分する。そして、画像処理部7は、テカリらしい部分を構成する各画素についての、色相H、彩度S、及び明度Vの各々の平均値を、平均テカリ情報として算出する。一方、画像処理部7は、その人物の肌色部分を構成する各画素についての、色相H、彩度S、及び明度Vの各々の平均値を、平均肌情報として算出する。また、画像処理部7は、肌色取得領域におけるテカリらしい部分の空間占有率[%]を、肌に対するテカリ割合として算出する。
ステップS26において、画像処理部7は、ステップS25の処理で取得した肌情報に基づいて、肌色目標値を算出する。
ここで、「肌色目標値」とは、処理領域の各画素における、色相H、彩度S、及び明度Vの値(以下、これらの値をまとめて「HSV値」と呼ぶ)を、被写体となっている個人の肌色に近付けるように調整(補正)する場合に用いられる目標値である。この目標値は、HSV値として構成される。
例えば肌色目標値は、ステップS25の処理で取得した平均テカリ情報と平均肌情報の差分を基に、テカリ割合に応じて算出される。
以上説明した各種情報、即ち、ステップS24の処理で取得された顔情報、ステップS25の処理で演算された肌情報(ここでは、平均テカリ情報、平均肌情報、及び肌に対するテカリ割合)、並びに、ステップS26の処理で算出された肌色目標値は、処理情報記憶部5に記憶される。
次に、ステップS27において、画像処理部7は、ステップS22の処理で取得した顔領域の画像データを、RGB色空間からHSV色空間に色空間変換する。
ステップS28において、画像処理部7は、HSV色空間の画像から色相Hを取得し、その色相Hに基づいて肌色領域を指定する。
ステップS29において、画像処理部7は、ステップS28で画像処理部7が指定した肌色領域の中から処理領域を指定する。
処理領域とは、第1実施形態に係るステップS7の説明において上述したように、肌色領域のうち、テカリ成分として特定される領域をいう。
従って、処理領域の指定手法は、テカリ成分を特定可能な手法であれば足りるが、第2実施形態では、第1実施形態と同様の手法、即ち、彩度Sが所定値以下であり、且つ明度Vが所定値以上である画素からなる領域が処理領域として指定される。
ステップS30において、画像処理部7は、ステップS26の処理で算出した肌色目標値に基づいて、ステップS29の処理で指定した処理領域のHSV値の各々を補正する。
これにより、処理領域のテカリ成分は軽減され、撮像画像に被写体として含まれる個人の肌色に近づけることができる。
ステップS31において、画像処理部7は、テカリ成分を軽減した処理領域を含む顔領域の画像データを、HSV色空間からRGB色空間に色空間変換する。
このように、第2実施形態に係る図7のテカリ抑制処理のうち、ステップS26乃至S31の一連の処理によって、被写体となっている個人の肌色が考慮されて、処理領域のHSV値の各値が調整されて、処理領域におけるテカリ成分が軽減される。そこで、以下、ステップS26乃至S31の一連の処理を、「肌色考慮テカリ抑制処理」と呼ぶ。
このような肌色考慮テカリ抑制処理が終了すると、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、画像処理部7は、処理した画像データを画像記録部9に記録する。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
次に、図7のステップS26の処理の具体例、即ち、肌色目標値の算出処理の具体例について、図8及び図9を適宜参照して説明する。
上述したように、直前のステップS25において、顔領域のうち、被写体となっている個人の肌色を的確に確保できる領域が、肌色取得領域として算出される。そして、この肌色取得領域がテカリらしい部分と肌色部分とに区分され、テカリらしい部分から平均テカリ情報が算出されると共に、肌色部分から平均肌情報が算出される。
図8は、このような肌色取得領域の各画素がプロットされたHSV空間を示している。詳細には、図8(a)は、HSV空間の部分上面図を示し、図8(b)は、HSV空間の部分断面図を示している。
図8(a)において、バツ印は、肌色取得領域のうちテカリらしい部分を構成する各画素を示している。これらの各画素についての、色相H、彩度S、及び明度Vの平均値が、平均テカリ情報51として算出されている。
図8(a)において、白抜き丸印(符号52が付された丸印は除く)は、肌色取得領域のうち肌色部分を構成する各画素を示している。これらの各画素についての、色相H、彩度S、及び明度Vの平均値が、平均肌情報52として算出されている。
図8(a)及び図8(b)に示すように、肌色目標値53は、平均テカリ情報51と平均肌情報52とを結ぶ線分上の点(同図中黒丸印)の座標値、即ち、当該点における、色相H、彩度S、及び明度Vの各々の値として表わされる。
このような肌色目標値53は、例えば次のようにして演算される。
先ず、画像処理部7は、平均肌情報52の各HSV値と、平均テカリ情報51の各HSV値との各々の差分を算出する。
次に、画像処理部7は、算出した各差分の絶対値が大きい場合には、肌色目標値53を平均テカリ情報51寄りに設定する必要がある。このような設定を行うためには、肌色目標値53を平均テカリ情報51にどの程度近づけるのかを示す指標が必要になる。このような指標のうち、平均テカリ情報51を始点(0%)として、平均肌情報52を終点(100%)として、平均テカリ情報51と平均肌情報52とを結ぶ線分上の点の位置を、パーセント値で表示したものを、以下、「補正割合」と呼ぶ。即ち、補正割合とは、肌色目標値53が平均テカリ情報51の値にどの程度近いかを示す指標であり、パーセント値が小さくなるほど平均テカリ情報51に近い値であることを示している。
図9は、補正割合を説明するためのHSV空間の部分上面図の例である。詳細には、図9(a)は、補正割合が15%である場合の肌色目標値53を示している。一方、図9(b)は、補正割合が50%である場合の肌色目標値53を示している。図9(a)と図9(b)とを比較するに、図9(a)の補正割合が15%である場合の肌色目標値53の方が、図9(b)の補正割合が50%である場合の肌色目標値53よりも、平均テカリ情報51に近づいていることがわかる。
ここで画像処理部7は、発光部12によるフラッシュ光を伴って撮像されたか否か、及び平均肌情報と平均テカリ情報との差分など、諸条件に基づいて補正割合を設定する。
そして、画像処理部7は、平均テカリ情報、平均肌情報、及び設定した補正割合とから、肌色目標値53を演算する。
以上、図7のステップS26の処理の具体例、即ち、肌色目標値の算出処理の具体例について、図8及び図9を適宜参照して説明した。
次に、図7のステップS30の処理によって、このような肌色目標値に近づけるように処理対象領域の個々の画素のHSV値が補正される。
以上、第2実施形態のデジタルカメラ1によれば、第1実施形態と同様の効果を有する他、さらに、被写体となっている個人の肌色を考慮した肌色考慮テカリ抑制処理(図7のステップS26乃至S31参照)が実行される。即ち、個人の肌色に基づく色が、肌色目標値として設定され、当該肌色目標値に近づくように、処理対象領域の個々の画素が適切に補正される。これにより、被写体の肌色に基づいてテカリ成分を軽減することができるので、自然に被写体のテカリを抑制することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係るテカリ抑制処理では、第1実施形態に採用された「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」(図4のステップS5乃至S10参照)と、第2実施形態に採用された個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理(図7のステップS26乃至S31参照)とが選択的に実行される。
なお、図1のデジタルカメラ1は、第3実施形態に係る画像処理装置としても機能する。従って、その回路構成の説明については、第1実施形態と同様になるため、ここでは省略する。
そこで、以下、第3実施形態のデジタルカメラ1により実行されるテカリ抑制処理の手順について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
以下の処理は、図1に示す制御部8が各部を制御することにより実行される。また、本フローチャートの処理は、ユーザが撮影モード設定キー11bを操作して何れかの撮影モードを設定すると、スタートする。或いは、シャッターキー11aを半押する操作がなされると、スタートする。
ステップS41において、制御部8は、スルー撮像及びスルー表示を実行する。
即ち、制御部8は、本フローチャートを開始させると、撮像部3による撮像動作を継続させ、所定時間間隔毎に撮像部3から前処理部4を介して順次出力される画像データを、処理情報記憶部5等の内蔵するメモリに一時的に記憶させる。この時点では、画像データの画像記録部9への記録は行われていないものとする。このような画像データにより表現される画像を、以下、「フレーム画像」と適宜称する。そして、このような一連の処理が、ここでは「スルー撮像」と呼ばれている。
制御部8は、スルー撮像時に処理情報記憶部5等に一時的に記憶された各フレーム画像の画像データを順次読み出して、それぞれに対応するフレーム画像を表示部10に順次表示させる。このような一連の処理が、ここでは「スルー表示」と呼ばれている。このようなスルー表示により表示部10に表示されるフレーム画像を、以下、「スルー画像」と称する。
なお、スルー撮像やスルー表示は、第1実施形態や第2実施形態のデジタルカメラ1においても、当然に実行されている。即ち、図4や図7に示すフローチャートは、上述の如く、シャッターキー11aが押下されて(全押しされて)撮像画像の記録の指示がなされた後の処理を示しているため、スルー撮像やスルー表示を行うステップの図示が省略されているに過ぎない。
ステップS42において、画像処理部7は、スルー画像の画像データに対して顔検出処理を実施することで、当該スルー画像から顔領域の検出を試みる。顔検出処理については、公知の技術であるので詳細は省略する。
顔検出処理の結果が、処理情報記憶部5に記憶されると、処理はステップS43に進む。
ステップS43において、制御部8は、シャッターキー11aが押下されたか(全押しされたか)否かを判定する。
ユーザがシャッターキー11aを全押ししていない場合、ステップS43においてNOであると判定され、処理はステップS41に戻される。即ち、ユーザがシャッターキー11aを全押しするまでの間、ステップS41乃至S43のループ処理が繰り返されて、スルー画像が表示部10に表示され続け、その間、スルー画像に対する顔検出処理が繰り返し実行される。
その後、ユーザがシャッターキー11aを全押しすると、ステップS43においてYESであると判定され、撮像画像の記録が指示されたものとして、処理はステップS45に進む。これ以降、前処理部4により処理されたフレーム画像の画像データは、画像記録部9に記録されるものとする。
ステップS44において、画像処理部7は、前処理部4により処理されたフレーム画像の画像データを画像記録部9から取得する。なお、画素サイズが大きい場合には処理に時間がかかるため、画像記録部9に保存された画像データを縮小して縮小画像データを生成し、この縮小画像データに対して以下の処理を施してもよい。
ステップS45において、画像処理部7は、ステップS44の処理で取得したフレーム画像の画像データに対して顔検出処理を実施することで、当該フレーム画像から顔領域の検出を試みる。顔検出処理については、公知の技術であるので詳細は省略する。
ステップS46において、画像処理部7は、フレーム画像から顔領域が検出されたか否かを判定する。
フレーム画像から顔領域が検出されなかった場合、ステップS46においてNOであると判定されて、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、画像処理部7は、撮像した画像データをそのまま画像記録部9に記録(上書き)する。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
これに対して、フレーム画像から顔領域が検出された場合、ステップS46においてYESであると判定されて、処理はステップS47に進む。
ステップS47において、画像処理部7は、ステップS45の顔検出処理の結果に基づいて、顔情報を取得する。
具体的には例えば、顔領域を囲む枠の座標や、当該顔領域内に含まれる被写体の眼位置情報等が、顔情報として取得される。
ステップS48において、画像処理部7は、ステップS47の処理で取得した顔情報に基づいて、肌情報等を演算する。
具体的には例えば、画像処理部7は、第2実施形態に係る図7のステップS25の処理と同様に、眼位置情報に基づいて、顔領域のうち、被写体となっている個人の肌情報を的確に取得できる領域を、肌色取得領域として算出する。
画像処理部7は、当該肌色確保領域の画像データを、RGB色空間からHSV色空間に色空間変換する。
そして、画像処理部7は、HSV色空間上の肌色確保領域の画像データから、次の(a)乃至(f)の情報を肌情報等として演算する。
(a)平均テカリ情報
(b)平均肌情報
(c)肌に対するテカリ%
(d)平均肌情報の信頼性度
(e)画面全面に対するその人物の顔面積
なお、(a)乃至(c)の情報は、第2実施形態に係る図7のステップS25の処理でも同様に演算されるため、ここではその説明については省略する。よって、第2実施形態に係る図7のステップS25の処理では演算されなかった(d)及び(e)の情報についてのみ、以下、簡単に説明する。
即ち、画像処理部7は、平均肌情報を算出した後、その平均肌情報の信頼性度を、パーセント表示で算出する。この場合の算出手法は特に限定されないが、例えば、一般的に肌色とされる色の平均的なHSV値と、被写体として含まれる個人の平均肌情報のHSV値とを比較する手法等を採用することができる。
また、画像処理部7は、例えば、フレーム画像(画面全面)における顔領域の空間占有率(パーセント表示)を、画面全面に対するその人物の顔面積として演算する。
さらに、第3実施形態では、画像処理部7は、ステップS48の処理の一部として、次のような処理を実行する。
即ち、直前のステップS47の処理では、顔情報の1つとして、顔領域を囲む枠の座標が取得されている。
そこで、画像処理部7は、このような顔領域を囲む枠の座標に基づいて、フレーム画像のうち、顔領域を囲む枠以外の領域を、背景領域として算出する。
画像処理部7は、当該背景領域の画像データを、RGB色空間からHSV色空間に色空間変換する。
そして、画像処理部7は、HSV色空間上の背景領域の画像データから、次の(f)及び(g)の情報を肌情報等としてさらに演算する。
なお、以下の(f)及び(g)の情報において、「背景」とは、背景領域に含まれる像を示している。また、「(HSV)」とは、色相H、彩度S、及び明度Vの各々の値から情報が構成されていることを示している。
(f)背景の平均テカリ情報(HSV)(以下、「背景平均テカリ情報」と略記する)
(g)背景の肌色に対する背景部テカリ%(以下、「背景部テカリ%」と略記する)
即ち、画像処理部7は、背景領域を、テカリらしい部分(テカリと同様のHSV特性を有する部分)と、それ以外の肌色部分とに区分する。そして、画像処理部7は、テカリらしい部分を構成する各画素についての、色相H、彩度S、及び明度Vの各々の平均値を、背景平均テカリ情報として算出する。また、画像処理部7は、背景領域におけるテカリらしい部分の空間占有率[%]を、背景部テカリ%として算出する。
ステップS49において、画像処理部7は、このようにしてステップS48の処理で取得した肌情報等に基づいて、テカリを抑制するための補正処理の方式として、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」(図4のステップS5乃至S10参照)を実行する方式と、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」(図7のステップS26乃至S31参照)を実行する方式とのうちの何れか一方を選択する。
このようなステップS49の処理を、以下、「テカリ抑制方式選択処理」と呼ぶ。テカリ抑制方式選択処理の詳細については、図11を参照して後述する。
ステップS50において、画像処理部7は、ステップS49のテカリ抑制方式選択処理で選択した方式は、個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理を実行する方式であるか否かを判定する。
ステップS49のテカリ抑制方式選択処理で、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」を実行する方式が選択された場合、ステップS50においてNOであると判定されて、処理はステップS51に進む。
ステップS51において、画像処理部7は、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」(図4のステップS5乃至S10参照)を実行する。
これに対して、ステップS49のテカリ抑制方式選択処理で、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」を実行する方式が選択された場合、ステップS50においてYESであると判定されて、処理はステップS52に進む。
ステップS52において、画像処理部7は、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」(図7のステップS26乃至S31参照)を実行する。
このようにして、ステップS44の処理で取得された画像データに対して、ステップS51の「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」が施されるか、又は、ステップS52の「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」が施されると、処理はステップS53に進む。
ステップS53において、画像処理部7は、ステップS51又はS52において処理した画像データを画像記録部9に記録する。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
次に、図10のステップS49のテカリ抑制方式選択処理の手順の詳細について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS61において、画像処理部7は、図10のステップS45の顔検出処理において検出された顔の人数の信頼性(以下、「顔検出人数の信頼性」、又は単に「信頼性」と呼ぶ)を判定する。
信頼性の判定手法は、特に限定されないが、例えば本実施形態では、次のような手法が採用されている。
即ち、図10のステップS44の処理で取得されたフレーム画像の画像データが、発光部12によるフラッシュ光を伴って撮像された画像データである場合には、信頼性は「1」であると判定される。
また、ステップS44の処理で取得されたフレーム画像の画像データが、発光部12によるフラッシュ光を伴わずに撮像された画像データであり、ステップS45の顔検出処理で当該フレーム画像から顔が検出された人数と、ステップS42の顔検出処理でスルー画像から顔が検出された人数とが一致する場合には、信頼性は「1」であると判定される。
一方、ステップS44の処理で取得されたフレーム画像の画像データが、発光部12によるフラッシュ光を伴わずに撮像された画像データであり、ステップS45の顔検出処理で当該フレーム画像から顔が検出された人数と、ステップS42の顔検出処理でスルー画像から顔が検出された人数とが一致しない場合には、信頼性は「0」であると判定される。
ステップS62において、画像処理部7は、テカリ抑制処理の効果を弱める彩度Sの境界値(以下、「境界値S」と適宜呼ぶ)を設定する。
つまり、第3実施形態の他、第1実施形態や第2実施形態も含めて、テカリ抑制処理では、境界値Sが予め設定されており、このようなS値を、以下、「初期境界値」と呼ぶ。例えば、初期境界値は、一般的には、蛍光灯などの白い領域とそれ以外の領域との境界となる彩度Sの値が設定される。即ち、初期境界値を用いたテカリ抑制処理では、蛍光灯などの白い領域に対してのみ、テカリ抑制処理の効果の度合が下げられる。
しかしながら、肌色確保領域における平均テカリ情報の彩度Sの値(以下、「肌テカリ平均S値」と呼ぶ)が、背景平均テカリ情報の彩度Sの値(以下、「背景テカリ平均S値」と呼ぶ)を上回っている。
このように、肌テカリ平均S値が背景テカリ平均S値を上回っている状態では、肌色確保領域のうちテカリらしい部分である領域に対してのみに、テカリ抑制処理が施されればよい。
そこで、このような状態では、画像処理部7は、肌テカリ平均S値¥と背景テカリ平均S値112との間の値を、境界値Sとして設定する。これにより、背景領域に対しても、テカリ抑制処理の効果の度合を下げることが可能になる。
ステップS63において、画像処理部7は、ステップS61の処理で判定した信頼性が「1」であるか否かを判定する。
信頼性が「0」である場合、ステップS63においてNOであると判定されて、処理はステップS69に進む。ステップS69において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」(図4のステップS5乃至S10参照)を実行する方式を選択する。
これに対して、信頼性が「1」である場合、この段階でテカリ抑制方式を選定することは未だ不十分であるとして、ステップS63においてYESであると判定されて、処理はステップS64に進む。
ステップS64において、画像処理部7は、被写体が1人であるか否かを判定する。
図10のステップS44の処理で取得されたフレーム画像の画像データに対して、ステップS45の顔検出処理が施された結果として、複数人の顔が検出された場合、即ち、被写体が複数人の場合、ステップS64においてNOであると判定されて、処理はステップS69に進む。ステップS69において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」を実行する方式を選択する。
これに対して、ステップS44の処理で取得されたフレーム画像の画像データに対して、ステップS45の顔検出処理が施された結果として、1人の顔が検出された場合、即ち、被写体が1人の場合、この段階でテカリ抑制方式を選定することは未だ不十分であるとして、ステップS64においてYESであると判定されて、処理はステップS65に進む。
なお、第3実施形態の個人肌色情報考慮テカリ抑制処理は、1人の被写体の個人の肌色のみを考慮することを前提としているため、ステップS64の処理が設けられている。即ち、複数人の被写体の各々の個人の肌色を考慮可能な個人肌色情報考慮テカリ抑制処理が採用されている場合には、ステップS64の処理は省略可能である。
ステップS65において、画像処理部7は、平均肌情報の信頼性度(図10のステップS48の処理で取得される(d)の情報)が一定以下であるか否かを判定する。
平均肌情報の信頼性度が一定以下の場合、ステップS65においてYESであると判定されて、処理はステップS69に進む。ステップS69において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」を実行する方式を選択する。
これに対して、平均肌情報の信頼性度が一定の値を超えている場合、この段階でテカリ抑制方式を選定することは未だ不十分であるとして、ステップS65においてNOであると判定されて、処理はステップS66に進む。
ステップS66において、画像処理部7は、画面全面に対するその人物の顔面積(図10のステップS48の処理で取得される(e)の情報)が一定以上であるか否かを判定する。
顔面積が一定以上の場合、ステップS66においてYESであると判定されて、処理はステップS70に進む。ステップS70において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」(図7のステップS26乃至S31参照)を実行する方式を選択する。
これに対して、顔面積が一定未満の場合、この段階でテカリ抑制方式を選定することは未だ不十分であるとして、ステップS66においてNOであると判定されて、処理はステップS67に進む。
ステップS67において、画像処理部7は、平均肌情報の彩度Sの値(図10のステップS48の処理で取得される(b)の情報であり、以下、「平均肌情報のS値」と呼ぶ)が一定範囲内であるか否かを判定する。
平均肌情報のS値が一定範囲内の値である場合、ステップS67においてYESであると判定されて、処理はステップS70に進む。ステップS70において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」を実行する方式を選択する。
これに対して、平均肌情報のS値が一定範囲から外れた値である場合、この段階でテカリ抑制方式を選定することは未だ不十分であるとして、ステップS67においてNOであると判定されて、処理はステップS68に進む。
ステップS68において、画像処理部7は、背景部テカリ%(図10のステップS48の処理で取得される(g)の情報)が一定以下であるか否かを判定する。
背景部テカリ%が一定以下の場合、ステップS68においてYESであると判定されて、処理はステップS70に進む。ステップS70において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」を実行する方式を選択する。
これに対して、背景部テカリ%が一定の値を超えている場合、ステップS68においてNOであると判定されて、処理はステップS69に進む。ステップS69において、画像処理部7は、テカリ抑制方式として、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」を実行する方式を選択する。
このようにして、ステップS69又はS70の処理でテカリ抑制方式が選択されると、テカリ抑制方式選択処理は終了する。
即ち、図10のステップS49の処理が終了し、処理はステップS50に進む。
図11のステップS69の処理で「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」を実行する方式が選択された場合、ステップS50においてNOであると判定されて、ステップS51の処理で、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」が実行される。
これに対して、図11のステップS70の処理で「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」を実行する方式が選択された場合、ステップS50においてYESであると判定されて、ステップS52の処理で、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」が実行される。
第3実施形態のデジタルカメラ1によれば、第1実施形態と同様に、上述した(1)乃至(5)の効果を有し、且つ、第2実施形態と同様に、上述した(6)乃至(8)の効果を有する他、さらに、次の(9)の効果を有する。
(9)第2実施形態に係る「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」(図7のステップS26乃至S31参照)を実行することで、上述の(6)の効果を奏することが可能である。即ち、第1実施形態に係る「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」(図4のステップS5乃至S10参照)では赤味が増してしまうという課題が生ずる。上述の(6)の効果とは、当該課題を解決できるという効果である。
しかしながら、被写体となっている個人の肌に関する情報が適切に得られない場合等、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」を実行しても、当該課題を解決できないばかりか、好ましくない処理結果が得られてしまう場合もあり得る。或いはまた、そもそも、必要な情報が足りずに、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」の実行自体が不可能になる場合もあり得る。
このような場合であっても、第3実施形態では、「個人の肌色を考慮したテカリ抑制処理」の代わりに、「彩度を高くし、明度を低くするテカリ抑制処理」を実行することができるので、一定以上のテカリ抑制の効果を得ることが可能になる。
以上、本発明の実施の形態として第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。即ち、以下に示すような、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
(1)撮影モード設定キー11bにより人物撮影モードが設定されたときは、撮像した画像データからテカリ成分を軽減するテカリ抑制処理を実行するようにしてもよい。人物撮影モードでは、人物の顔が撮影される可能性が高く、またフラッシュ光が自動発光する場合もあり、撮影された人物の顔にテカリ成分が発生している確率が高い。従って、人物撮影モードが設定されたときには、フラッシュ発光の有無に係わらず、撮像された画像データに対してテカリ成分を軽減するテカリ抑制処理を実行することにより、テカリ成分の軽減された、より好ましい画像を得ることができる。
(2)顔検出処理により検出された顔領域から、テカリ成分の発生しやすい人物の額、頬、鼻に相当する部分を抽出し、当該部分から処理領域を指定するようにしてもよい。これによれば、テカリ成分の発生しやすい部分を抽出することにより、処理領域をより正確に指定することが可能となる。
(3)肌色領域や処理領域を、ユーザが表示部10に表示された画像を見ながら、不図示の操作入力部材を介して指定するようにしてもよい。この場合、肌色領域については、図2に示すHSV色空間の模式図を表示部10にカラー表示することにより、ユーザに色相Hの分布を視覚的に判別させることが出来る。
(4)上述した画像処理部7の機能の一部又は全てについて、制御部8を本発明に係わる画像処理プログラムに従って動作させることにより実現するようにしてもよい。
(5)上述した実施の形態では、撮影レンズ2及び撮像部3を本発明の画像取得手段とする例について示したが、他のデジタルカメラ等で撮像された画像をデジタルカメラ1に取り込むように構成されていてもよい。その場合は、画像データの記録された記録媒体が着脱自在に装填されるカードスロット部や、有線又は無線により画像データを取り込むためのケーブル又はトランスミッター部との接続端子が画像取得手段として機能することになる。
(6)また、上述した実施の形態では、肌色領域の中から処理領域を検出するようにしたが、他の色領域であってもよい。その場合は、所望の色相値Hの範囲を指定し、その指定された色相値Hの範囲内において、彩度Sが所定値以下であり、且つ明度Vが所定値以上である画素からなる領域を処理領域として指定する。
(7)なお、第2実施形態においては、画像処理部7は肌色取得領域の平均テカリ情報と平均肌情報とから、肌色目標値を設定したが、平均肌情報のみを考慮して肌色目標値を設定するようにしてもよい。
(8)さらにまた、本発明は、HSV空間に特に限定されず、その他、YUV空間やRGB空間等の各種色相空間に広く適用することが可能である。
(9)本発明は、デジタルカメラに限らず、例えば、カメラ付き携帯電話機等の静止画撮影機能を備えた電子機器全般に適用することができる。また、本発明は、画像の色処理機能を備えた任意の画像処理装置にも適用することができる。さらに、本発明に係わる画像処理装置には、所定のプログラムに基づいて動作することにより、本実施の形態の画像処理部7の機能を実現可能なコンピュータ装置も含まれる。
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 撮像部
4 前処理部
5 処理情報記憶部
6 プログラムメモリ
7 画像処理部
8 制御部
9 画像記録部
10 表示部
11 キー入力部
11a シャッターキー
11b 撮影モード設定キー
12 発光部

Claims (12)

  1. 画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記画像に含まれる人物の肌色に相当する肌色領域を検出する色領域検出手段と、
    前記色領域検出手段により検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域の中から、当該肌色領域において彩度が所定値以下で且つ明度が所定値以上である画素を調整すべき領域として指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段により指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記画像取得手段により取得された画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段を備え、
    前記色領域検出手段は、前記顔検出手段により検出された顔領域の画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域を検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像から人物の顔領域を検出する顔検出手段と、
    前記顔検出手段により検出された顔領域の画像から色相を取得し、この色相に基づいて所定の色領域を検出する色領域検出手段と、
    前記色領域検出手段により検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記所定の色領域の中から調整すべき領域を指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段により指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整手段と、
    を備え、
    前記色調整手段は、
    前記画像に含まれる人物の個人の肌色に関する肌色情報を取得する肌色情報取得手段を含み、この肌色情報取得手段によって取得された前記肌色情報に基づいて、前記調整すべき領域の画素における、色相、彩度及び明度の各々を調整すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 前記肌色情報取得手段は、
    前記顔検出手段により検出された前記顔領域内に含まれる前記人物の特定の部位の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段によって取得した前記位置情報に基づいて、前記顔領域の中から当該人物の肌色情報を取得すべき領域を、肌色取得領域として設定する設定手段と、を含み、
    前記設定手段によって設定した前記肌色取得領域の画像に基づいて、前記肌色情報を求めること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記肌色情報取得手段は、
    前記調整すべき領域における各画素についての、色相、彩度、及び明度の各々の平均値からなる第1の平均値情報、及び、前記肌色取得領域における各画素についての、色相、彩度、及び明度の各々の平均値からなる第2の平均値情報を、前記肌色情報として取得し、
    前記色調整手段は、
    前記肌色情報取得手段が取得した前記第1の平均値情報と前記第2の平均値情報との差分値に基づいて前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記色調整手段は、色相、彩度、及び明度の各々について、前記第1の平均値情報と前記第2の平均値情報の差分値を求め、前記差分値に基づいて前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを求めること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記色調整手段は、
    前記調整すべき領域の画素に対して、彩度を上げ且つ明度を下げる調整を行うこと、
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 前記調整すべき領域における彩度及び明度の強度を算出する強度算出手段を備え、
    前記色調整手段は、前記強度算出手段により算出された前記調整すべき領域の彩度及び明度の強度に従って、前記調整すべき領域の画素に対して彩度及び明度を調整すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記領域指定手段は、前記画像取得手段により取得された画像が発光を伴って撮像された画像であるときに、前記調整すべき領域を指定すること、
    を特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  10. 複数の撮影モードから1つの撮影モードを設定可能な設定手段と、
    前記設定手段を介して設定された撮影モードに応じて前記画像取得手段における撮像条件を設定する撮影条件設定手段と、
    を備え、前記領域指定手段は、前記設定手段により人物を撮影するための撮影モードが設定された場合に前記調整すべき領域を指定すること、
    を特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の画像処理装置。
  11. 画像を取得する画像取得ステップと、
    前記画像取得ステップにより取得された画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記画像に含まれる人物の肌色に相当する肌色領域を検出する色領域検出ステップと、
    前記色領域検出ステップにより検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域の中から、当該肌色領域において彩度が所定値以下で且つ明度が所定値以上である画素を調整すべき領域として指定する領域指定ステップと、
    前記領域指定ステップにより指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整ステップと、
    を備える画像処理方法。
  12. 画像を取得する画像取得手段を備えたコンピュータを、
    前記画像取得手段により取得された画像から色相を取得し、この色相に基づいて前記画像に含まれる人物の肌色に相当する肌色領域を検出する色領域検出手段、
    前記色領域検出手段により検出された前記所定の色領域の彩度及び明度に基づいて前記人物の肌色に相当する肌色領域の中から、当該肌色領域において彩度が所定値以下で且つ明度が所定値以上である画素を調整すべき領域として指定する領域指定手段、
    前記領域指定手段により指定された前記調整すべき領域の画素の色相、彩度及び明度のうち少なくとも1つを調整する色調整手段、
    として機能させるための画像処理プログラム。
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