JP6980449B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、特に、鏡面反射などによって生じた高輝度領域を適切に補正するために用いて好適な画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
従来、撮影画像において、被写体の高輝度領域に対して補正を行う技術が知られている。これにより、環境光によって生じた顔のテカリなど(以下、肌などで反射により通常よりも高輝度に映ってしまった部分を総称してテカリと呼ぶ)の鏡面反射領域を補正し、好ましい画像を得ることが可能となる。例えば、特許文献1には、被写体の所定部位を検出し、検出結果に基づいてテカリ領域を補正する方法が提案されている。具体的には、被写体の顔や目などの所定部位を検出し、その所定部位を主に占める色成分から各画素の色成分がどれくらい近いか遠いかによりテカリ補正の程度を決定している。これにより、輝度や明度を下げる必要のない部位についてはその高い輝度や明度が維持され、輝度を下げる必要のある肌のテカリが生じている部位のみに対して補正することができるとしている。
特許第4396387号公報
上記の特許文献1に記載の方法では、所定部位が顔の場合に、各画素が顔の肌色成分からどれくらい近いか遠いかによりテカリ補正強度を画素単位で制御している。しかしながら、例えば、暖色系の環境光下で白色系の帽子を被っている被写体など顔領域内に肌のテカリ以外の高輝度領域が含まれている場合に、その高輝度領域内を誤ってテカリ補正してしまい、補正後の画質が損なわれる可能性がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、鏡面反射領域以外の高輝度部分が含まれている被写体であっても、適切な領域で高輝度部分を補正できるようにすることを目的としている。
本発明に係る画像処理装置は、撮影画像から、所定の被写体領域うち所定の部位の位置の情報を取得する取得手段と、前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の被写体領域のうち前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報に基づいて前記所定の被写体の状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段により検出された前記所定の被写体の状態に応じて、前記所定の被写体の補正対象領域を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された補正対象領域内の高輝度領域を補正する補正手段と、を有し、前記状態検出手段は、前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報との輝度バランスが崩れているか否かを判定し、前記決定手段は、前記状態検出手段による前記輝度バランスが崩れているか否かの判定結果に基づき、前記所定の部位を補正対象領域から除外するか否かを決定することを特徴とする。
本発明によれば、鏡面反射領域以外の高輝度部分が含まれている被写体であっても、適切な領域で高輝度部分を補正することができる。
実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 画像処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 テカリ補正処理部の詳細な構成例および補正重みを説明するための図である。 白い帽子や歯などの高輝度領域を含んでいない場合のテカリ補正の例を示す図である。 高輝度領域である歯が見えている場合のテカリ補正の例を示す図である。 歯が見えている被写体に対するテカリ補正の処理手順の一例を示すフローチャートである。 白い帽子を被っている場合のテカリ補正の例を示す図である。 白い帽子を被っている被写体に対するテカリ補正の処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像を複数のブロックに分割した状態を説明するための図である。 画像処理部による詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、画像処理装置としてデジタルカメラに適用した例について説明する。以下、図1〜9を参照して、本発明の実施形態におけるデジタルカメラにより、顔の肌で鏡面反射したことによって生じた高輝度領域を補正(以下、テカリ補正)する処理について説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図1において、レンズ101はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群であり、シャッター102は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部103は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される。A/D変換器104は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。画像処理部105は、A/D変換器104から出力される画像データに対し、ホワイトバランス処理や、γ処理、輪郭強調、色補正処理、テカリ補正処理などの各種画像処理を行う。
画像メモリ106は表示用または記録用の画像データを一時的に格納するメモリであり、メモリ制御部107は画像メモリ106を制御する。D/A変換器108は入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。表示部109はLCD等の表示器であり、コーデック部110は、画像データの圧縮符号化または復号化を行う。
記録I/F111は記録媒体112とのインタフェースであり、記録媒体112はメモリカードやハードディスク等である。顔・顔器官検出部113は、撮影画像中から顔が映っている領域及び目、口などの器官情報を検出する。システム制御部50は、デジタルカメラ100のシステム全体を制御する。
また、操作部120はユーザがメニューの設定や画像選択などの操作をすることが可能な操作部である。ユーザが操作部120を操作することにより、メニュー画面から、撮影設定でテカリ補正処理を行うか否かを選択することができる。不揮発性メモリ121は、プログラムやパラメータなどを格納するEEPROMなどのメモリであり、システムメモリ122はシステム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ121から読み出したプログラム等を展開するメモリである。
次に、上記のように構成されたデジタルカメラ100における被写体撮影時の基本動作について説明する。
撮像部103は、レンズ101及びシャッター102を介して入射した光を光電変換し、アナログ画像信号としてA/D変換器104へ出力する。A/D変換器104は撮像部103から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号(画像データ)に変換し、画像処理部105に出力する。
画像処理部105は、A/D変換器104からの画像データ、又は、メモリ制御部107からの画像データに対し、ホワイトバランスなどの色変換処理、γ処理、輪郭強調処理などを行う。また、画像処理部105では、顔・顔器官検出部113の顔検出結果及び顔器官検出結果、撮像した画像データを用いて所定の評価値算出処理(図示しない)を行い、得られた評価値に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、テカリ補正処理などを行う。
画像処理部105から出力された画像データは、メモリ制御部107を介して画像メモリ106に書き込まれる。画像メモリ106は、撮像部103から出力された画像データや、表示部109に表示するための画像データを格納する。また、D/A変換器108は、画像メモリ106に格納されている画像表示用の画像データをアナログ画像信号に変換して表示部109に供給する。表示部109は、LCD等の表示器上に、D/A変換器108からのアナログ画像信号に応じた表示を行う。
コーデック部110は、画像メモリ106に記録された画像データをJPEG、MPEGなどの規格に基づきそれぞれ圧縮符号化する。システム制御部50は符号化した画像データを関連付けて、記録I/F111を介して記録媒体112に格納する。
上記の基本動作以外に、システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ121に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。この際、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ121から読み出したプログラム等をシステムメモリ122に展開する。
次に、画像処理部105の詳細について、図2及び図10を用いて説明する。図2は、画像処理部105の詳細な構成例を示すブロック図である。
図2において、画像処理部105は、同時化処理部200、WB増幅部201、テカリ補正処理部202、被写体状態検出部203、補正対象領域決定部204、及び輝度・色信号生成部205を備えている。さらに、画像処理部105は、輪郭強調処理部206、輝度ガンマ処理部207、色変換処理部208、色ガンマ処理部209、及び色差信号生成部210を備えている。
次に、画像処理部105における図2の各部の処理について、図10のフローチャートに従って説明する。
図10は、本実施形態に係る画像処理部105による詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS1001において、同時化処理部200は、A/D変換器104からベイヤーRGBの画像データを入力し、入力した画像データに対して同時化処理を行い、色信号R,G,B(RGB信号)を生成する。
次に、ステップS1002において、WB増幅部201は、システム制御部50が算出するホワイトバランスゲイン値に基づき、RGB信号にゲインをかけ、ホワイトバランスを調整する。
次に、ステップS1003において、被写体状態検出部203は、顔・顔器官検出部113から顔検出結果及び顔器官検出結果の情報を入力する。そして、その情報とステップS1002においてWB増幅部201が出力したRGB信号とを基に、被写体の口が開いて歯が見えているか、白色系の帽子やアクセサリーなどの装着物を付けているか、髪の毛が白髪であるかなどといった被写体の状態を検出する。なお、被写体の状態の検出方法の詳細については後述する。
ステップS1004において、補正対象領域決定部204は、ステップS1003における被写体状態検出部203の検出結果に応じて、テカリ補正を行う補正対象領域を決定する。なお、補正対象領域の決定方法の詳細については後述する。
ステップS1005において、テカリ補正処理部202は、RGB信号におけるステップS1004において補正対象領域決定部204で決定された補正対象領域内の高輝度領域を補正(テカリ補正)する。そして、テカリ補正されたRGB信号を輝度・色信号生成部205に出力する。
ステップS1006において、輝度・色信号生成部205は、RGB信号から輝度信号Yを生成し、生成した輝度信号Yを輪郭強調処理部206へ出力し、RGB信号を色変換処理部208へ出力する。
ステップS1007において、輪郭強調処理部206は、輝度信号Yに対して輪郭強調処理を行い、輝度ガンマ処理部207へ出力する。一方、色変換処理部208は、RGB信号に対するマトリクス演算などにより、所望のカラーバランスへRGB信号を変換する。
ステップS1008において、輝度ガンマ処理部207は、輝度信号Yに対してガンマ補正を行い、輝度信号Yを画像メモリ106に出力する。一方、色ガンマ処理部209は、RGB信号に対してガンマ補正を行う。
ステップS1009において、色差信号生成部210は、RGB信号から色差信号R−Y、B−Yを生成し、画像メモリ106に出力する。
次に、画像処理部105内のテカリ補正処理部202の詳細な処理について、図3を用いて説明する。
図3(a)は、テカリ補正処理部202の詳細な構成例を示すブロック図である。
図3(a)において、テカリ補正処理部202は、輝度信号生成部301、輝度補正重み生成部302、距離補正重み生成部303、乗算処理部304、鏡面反射補正信号生成部305、補正信号減算処理部306を備えている。
上記構成のテカリ補正処理部202の動作について説明する。
輝度信号生成部301は、RGB信号から輝度信号Yを生成し、生成した輝度信号Yを輝度補正重み生成部302に出力する。輝度補正重み生成部302では、輝度信号Yの輝度値に応じて輝度補正重みを算出し、輝度補正重み信号Y_weightを生成する。ここで、輝度補正重みの例を、図3(b)に示す。横軸が輝度値を表し、縦軸が輝度補正重みを表しており、本実施形態では輝度信号Yの輝度値が低ければ輝度補正重みを小さくし、輝度値が高ければ輝度補正重みを大きくするよう制御している。
距離補正重み生成部303は、補正対象領域決定部204から補正対象領域の情報を取得し、補正対象領域内の距離補正重みを高くし、補正対象領域外の距離補正重みを小さくするような距離補正重み信号D_weightを生成する。図3(c)には、補正対象領域決定部204が出力する補正対象領域の楕円の中心を補正対象領域の中心とした場合の距離補正重みの例を示す。横軸が補正対象領域の中心からの距離を表し、縦軸が距離補正重みを表しており、本実施形態では補正対象領域の中心からの距離が近ければ距離補正重みを大きくし、補正対象領域の中心からの距離が遠ければ距離補正重みを小さくするよう制御している。
乗算処理部304は、輝度補正重み生成部302が出力した輝度補正重み信号Y_weightと距離補正重み生成部303が出力した距離補正重み信号D_weightとを乗算した総合補正重み信号YD_weightを生成する。そして、この総合補正重み信号YD_weightを鏡面反射補正信号生成部305に出力する。鏡面反射補正信号生成部305は、予め算出された肌色の補色成分(RS,GS,BS)に総合補正重み信号YD_weightを乗算し、補正信号(R',G',B')を生成する。ここで、補正信号(R',G',B')は下記の式(1)で算出される。なお、αはゲイン量を示す。
R'=α×RS×YD_weight
G'=α×GS×YD_weight ・・・(1)
B'=α×BS×YD_weight
生成した補正信号(R',G',B')は、補正信号減算処理部306に出力される。補正信号減算処理部306は、入力されたRGB信号(R,G,B)から鏡面反射補正信号生成部305で生成した補正信号(R',G',B')を減算し、減算したRGB信号を出力する。これにより、鏡面反射領域の輝度を低減させると共に、所望の肌色に近づけることでテカリ補正することが可能となる。
図4には、画像処理部105によりテカリ補正した例を示す。図4(a)はテカリ補正前の撮影画像の例を示し、図4(b)は補正対象領域決定部204で決定した補正対象領域を撮影画像に重ねた例を示している。また、図4(c)はテカリ補正後の撮影画像の例を示している。図4(a)に示す例では、顔領域のおでこや頬にテカリ領域401が存在するが、図4(b)に示す補正対象領域402内においてテカリ補正を行うことで、図4(c)に示すようにテカリ領域が補正される。
図4に示した例は、白い帽子や歯などの高輝度領域を含んでいない場合の例である。本実施形態に係るデジタルカメラ100は、テカリ補正すべきでない白い帽子や歯などの高輝度領域を含んでいる場合であっても、適切に肌領域をテカリ補正することができる。次に、肌以外の高輝度領域として、例えば口が開いて白い歯が見えている被写体のシーンに対し、テカリ補正処理部202でテカリ補正する処理について説明する。
図5には、口が開いて歯が見えている被写体の撮影画像の例を示す。図5(a)はテカリ補正処理前の撮影画像を示し、図5(b)は被写体状態検出部203が検出する被写体状態情報を使用しなかった場合の仮の補正対象領域502を撮影画像に重ねた例を示す。図5(c)は被写体状態検出部203が検出する被写体状態情報を使用して、口領域を除外した最終的な補正対象領域503を撮影画像に重ねた例を示し、図5(d)はテカリ補正処理後の撮影画像の例を示す。図5(a)に示す例では、顔領域のおでこや頬にテカリ領域501が存在するが、図5(c)に示すような口領域504を除外した最終的な補正対象領域503内のテカリをテカリ補正処理する。これにより、図5(d)に示すように歯をテカリ補正せずにテカリ領域501を適切に補正できるようにする。
次に、システム制御部50の制御により図5に示す例のように動作するテカリ補正処理部202の処理手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。
図6は、システム制御部50の制御に基づいてテカリ補正処理部202が動作する手順の一例を示すフローチャートである。以下、図6のフローチャートに従って、システム制御部50の制御に基づいてテカリ補正処理部202によりテカリ補正を行う動作について説明する。
まず、ステップS601において、システム制御部50は前述した一連の動作により被写体を撮像し、画像データを生成する。
次に、ステップS602において、システム制御部50は、現在の撮影設定でテカリ補正処理が選択されているか否かを判定する。即ち、テカリ補正処理部202による処理を行うか否かを判定する。テカリ補正を行う場合はステップS603に進み、そうでない場合はステップS611に進む。
ステップS603においては、補正対象領域決定部204は顔・顔器官検出部113から被写体の顔検出結果及び顔器官検出結果の情報を取得し、補正対象領域決定部204が仮の補正対象領域を決定する。具体的には、まず、顔・顔器官検出部113から撮影画像中から顔が映っている被写体の顔のパーツである目、鼻、口などの座標位置の位置情報を取得し、それらの位置情報から顔領域を検出する。補正対象領域決定部204は、検出した顔領域の位置情報から、補正対象領域決定部204は顔領域内に仮の補正対象領域を決定する。
ステップS604においては、被写体状態検出部203は、顔領域の輝度情報を取得する。具体的には、WB増幅部201からRGB信号を取得して輝度信号Yを生成し、顔・顔器官検出部113から出力される各器官の位置情報を基に、口領域を除外した顔領域の平均輝度値Yavefaceを算出する。
ステップS605においては、被写体状態検出部203は、口領域内の輝度情報を取得する。具体的には、顔・顔器官検出部113から出力される口器官の座標情報を基に口が含まれる領域内の平均輝度値Yavemouthを算出する。
ステップS606においては、被写体状態検出部203は、顔領域の平均輝度値Yavefaceと口領域の平均輝度値Yavemouthとの輝度バランスが崩れているか否かを判定する。具体的には、ステップS605で取得した口領域の平均輝度値YavemouthをステップS604で取得した顔領域の平均輝度値Yavefaceで除算し、除算結果が所定の閾値thよりも大きいか否かを判定する。そして、閾値thよりも大きかった場合((Yavemouth/Yaveface)>th)は輝度バランスが崩れていると判定する。この場合、被写体状態検出部203は、補正対象領域決定部204に対し、被写体は口が開いて歯が見えている状態であるという被写体状態情報を出力し、ステップS607に進む。逆に、除算結果が閾値th以下であった場合((Yavemouth/Yaveface)≦th)は、輝度バランスが崩れていないと判定する。この場合、被写体状態検出部203は、補正対象領域決定部204に対し、被写体は口を閉じている状態であるという被写体状態情報を出力し、ステップS608に進む。
ステップS607においては、補正対象領域決定部204は、被写体状態検出部203からの被写体は口が開いて歯が見えている状態であるという被写体状態情報に基づき、補正対象領域から口領域を除外する。
ステップS608においては、補正対象領域決定部204は、最終的な補正対象領域を決定する。
ステップS609においては、テカリ補正処理部202は、補正対象領域決定部204で最終決定した補正対象領域内で高輝度領域を検出する。具体的には、まず、輝度信号生成部301がRGB信号から輝度信号Yを生成する。次に、輝度補正重み生成部302は輝度が高いほど輝度補正重みを高くするような輝度補正重み信号Y_weightを生成するとともに、距離補正重み生成部303は補正対象領域の中心からの距離に応じた距離補正重み信号D_weightを生成する。
ステップS610においては、テカリ補正処理部202は、ステップS609において検出された高輝度領域をテカリ補正する。具体的には、図3(a)を用いて前述した通り、乗算処理部304が輝度補正重み信号Y_weightと距離補正重み信号D_weightとを乗算することにより、総合補正重み信号YD_weightを算出する。また、鏡面反射補正信号生成部305が予め算出された肌色の補色成分(RS,GS,BS)に総合補正重み信号YD_weightを乗算し、補正信号(R',G',B')を生成する。そして、補正信号減算処理部306がRGB信号(R,G,B)から補正信号(R',G',B')を減算することで、テカリ補正する。補正信号(R',G',B')は、前述した式(1)により算出する。
ステップS611においては、画像処理部105は後段のガンマ補正など前述した画像処理を行い、処理を終了する。以上のように、肌のテカリ以外の高輝度領域として、例えば口が開いて歯が見えている被写体のシーンであっても、適切にテカリ補正を行うことができる。
次に、肌のテカリ以外の高輝度領域として、白色系の帽子を被っている被写体や髪の毛が白髪の被写体などのシーンを撮影し、テカリ補正処理部202でテカリ補正する処理について説明する。後述の説明は、白色系の帽子を被っている被写体のシーンについて説明するが、アクセサリーを装着しているシーンや白髪の被写体のシーンも同様の処理が適用できる。
図7には、白色系の帽子702を被っている被写体を含む撮影画像の例を示す。図7(a)はテカリ補正処理前の撮影画像の例を示し、図7(b)は被写体状態検出部203が検出する被写体状態情報を使用しなかった場合の仮の補正対象領域703を撮影画像に重ねた例を示す。図7(c)は被写体状態検出部203が検出する被写体状態情報を使用して、帽子領域を除外した最終的な補正対象領域704を撮影画像に重ねた例を示し、図7(d)はテカリ補正処理後の撮影画像の例を示す。図7(a)に示す例では、顔領域のおでこや頬にテカリ領域701があるが、図7(c)に示す帽子領域を除外した補正対象領域704内のテカリをテカリ補正処理する。これにより、図7(d)に示すように帽子702をテカリ補正せずにテカリ領域701を適切に補正できるようにする。
次に、システム制御部50の制御により、図7に示す例のように動作するテカリ補正処理部202の処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。
図8は、システム制御部50の制御に基づいてテカリ補正処理部202が動作する手順の一例を示すフローチャートである。以下、図8のフローチャートに従って、システム制御部50がテカリ補正処理部202においてテカリ補正処理する動作について説明する。本処理においては、図9に示すように、画面全体を複数のブロックに分割し、ブロック毎の輝度情報と色情報とをライン毎に評価することで、補正対象領域を決定する。
まず、ステップS801〜S803は、それぞれ図6のステップS601〜S603と同様であるため、説明は省略する。
ステップS804においては、被写体状態検出部203は、顔領域の輝度情報と色情報とを取得する。具体的には、顔・顔器官検出部113から出力される各器官の位置情報を基に顔領域を検出する。そして、WB増幅部201からRGB信号を取得して輝度信号Yを生成し、顔領域内の平均輝度値及び平均RGB値を算出する。
ステップS805においては、被写体状態検出部203は、目領域より上のNライン目の輝度情報と色情報とを取得する。具体的には、図9に示したように、画面全体をブロック分割した場合に顔・顔器官検出部113から出力される顔器官の位置情報を基に、目より上のNライン目にあるブロック毎の輝度値およびRGB値の平均値を取得する。
ステップS806においては、被写体状態検出部203は、顔領域の平均RGB値とNライン目の各ブロックのRGB値の平均値とを比較し、色バランスが崩れているか否かを判定する。色バランスが崩れているか否かの判定方法については特に限定されないが、例えば、各色信号で差分を取り、差分の絶対値の合計が閾値を超えているか否かを判定するなど、様々な方法が適用できる。この判定の結果、色バランスが崩れている場合はステップS807に進み、色バランスが崩れていない場合はステップS808に進む。
ステップS807においては、被写体状態検出部203は、取得したNライン目の各ブロックの輝度値の平均値が閾値Aよりも大きいか否かを判定する。Nライン目の各ブロックの輝度値の平均値が閾値Aよりも大きい場合は、補正対象領域決定部204に対し、被写体は白色系の帽子を装着している状態であるという被写体状態情報を出力し、ステップS809に進む。一方、輝度値の平均値が閾値A以下である場合は、被写体状態がまだ確定できない状態であることから、ステップS810に進む。
ここで、閾値Aは例えば日本人の髪の毛の色といった暗い輝度値よりも大きい程度の値である。色バランスが崩れている場合とは、Nライン目の各ブロックで、白色系の帽子を認識した場合と黒色の髪の毛を認識した場合とが考えられる。黒色の髪の毛と顔領域の肌色とで色バランスが崩れていた場合は、被写体は白色系の帽子を装着しているなどの可能性がまだあるため、ステップS810へ進むようにしている。
一方、ステップS808においては、被写体状態検出部203は、取得したNライン目の各ブロックの輝度値の平均値が閾値Bよりも大きいか否かを判定する。Nライン目の各ブロックの輝度値の平均値が閾値Bよりも大きい場合は、補正対象領域決定部204に対し、被写体は白色系の帽子を装着している状態であるという被写体状態情報を出力し、ステップS809に進む。一方、輝度値の平均値が閾値B以下である場合は、被写体状態がまだ確定できない状態であることから、ステップS810に進む。
ここで、閾値Bは閾値Aよりも高い輝度値であり、色バランスが崩れていない場合においても、突出して輝度値が高いブロック領域があれば被写体は白色系の帽子を装着している状態と判定可能にしている。例えば暖色系の環境光下において、被写体が被っている白色系の帽子が照らされた場合に、色バランスだけでは白色系の帽子であると判定できない。そこで、帽子の輝度値が閾値Bよりも大きい場合に白い帽子を装着していると判定可能にしている。
ステップS809においては、補正対象領域決定部204は、被写体状態検出部203から出力される被写体状態情報を基に、Nライン目のブロック領域を補正対象領域の境界として決定する。
そして、ステップS812において、補正対象領域決定部204は、最終的な補正対象領域を決定する。
一方、ステップS810においては、被写体状態検出部203は、現在評価しているラインが、ステップS803において決定した仮の補正対象領域の上限に達しているか否かを判定する。この判定の結果、仮の補正対象領域の上限に達している場合はステップS812へ進み、上限に達していない場合はステップS811へ進む。
ステップS811においては、被写体状態検出部203は、評価しているラインの位置を1ライン上げ、N=N+1に更新して、ステップS805へ進む。このように、補正対象領域決定部204において決定した仮の補正対象領域の上限に達するまで、ステップS805〜S810までの処理を繰り返す。
ステップS813〜S815は、それぞれ図6のステップS609〜S611と同様である。以上のように、被写体が白色系の帽子を被っている場合であっても、適切にテカリ補正を行うことができる。
以上のように本実施形態によれば、被写体状態検出部203により被写体の状態(白い歯や帽子の有無など)を検出し、適切な補正対象領域を決定するようにしたので、適切にテカリ補正を行うことができる。なお、本実施形態では、白い歯を見せている被写体の場合と、白い帽子等を装着している場合とでのテカリ補正について説明したが、白い帽子等を被ってかつ白い歯を見せている被写体についても同様にテカリ補正を行うことができる。この場合、例えば図8のステップS803の後に、図6のステップS604〜S608の処理を行い、その後、ステップS804に進むようにしてもよい。もしくは、図8のステップS812の段階で仮の補正対象領域とし、その後、ステップS604〜S608の処理を行って、最終的な補正対象領域を決定してもよい。
また、本実施形態では、デジタルカメラ100内のテカリ補正処理部202においてテカリ補正処理する例について説明したが、これに限るものではない。例えば、顔・顔器官検出部113の検出結果が関連付けて記録された撮影画像を外部装置から入力し、画像処理装置においてテカリ補正する構成にしても良い。
また、本実施形態では、顔領域内の肌以外の高輝度領域として、歯や白色系の帽子、アクセサリー、白髪などといった例を挙げたがこれに限るものではない。また、本実施形態では、撮影設定によりテカリ補正処理が選択されている場合に、図6の処理を行うか図8の処理を行うかを予め選択するようにしてもよく、被写体を撮像してからどちらの処理を行うかをシステム制御部50が判断するようにしてもよい。後者の場合には、例えば、顔・顔器官検出部113の検出結果から、口が開いているか否か、帽子らしきものが検出されたかなどの情報に基づいてシステム制御部50がどちらの処理を行うかを判断してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
202 テカリ補正処理部
203 被写体状態検出部
204 補正対象領域決定部

Claims (10)

  1. 撮影画像から、所定の被写体領域うち所定の部位の位置の情報を取得する取得手段と、
    前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の被写体領域のうち前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報に基づいて前記所定の被写体の状態を検出する状態検出手段と、
    前記状態検出手段により検出された前記所定の被写体の状態に応じて、前記所定の被写体の補正対象領域を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された補正対象領域内の高輝度領域を補正する補正手段と、
    を有し、
    前記状態検出手段は、前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報との輝度バランスが崩れているか否かを判定し、
    前記決定手段は、前記状態検出手段による前記輝度バランスが崩れているか否かの判定結果に基づき、前記所定の部位を補正対象領域から除外するか否かを決定することを特徴とすることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記状態検出手段は、前記所定の被写体の状態として、鏡面反射によって生成された高輝度領域とは異なる高輝度領域が前記所定の被写体に含まれるか否かの状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記鏡面反射によって生成された高輝度領域とは異なる高輝度領域が前記補正対象領域に含まれないようにすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の被写体は人の顔であり、前記鏡面反射によって生成された高輝度領域とは異なる高輝度領域とは人の歯を含む領域であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記所定の被写体は人の顔であり、前記鏡面反射によって生成された高輝度領域とは異なる高輝度領域とは帽子を含む領域であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正手段は、前記補正対象領域の中心からの距離に応じて補正の重みが異なるようにすることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記状態検出手段は、前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報との比または差が所定の閾値よりも大きい場合、前記輝度バランスが崩れていると判定することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の被写体は人の顔であり、
    前記補正手段は、前記決定手段により決定された補正対象領域の色信号から、肌色の補色成分に基づく補正信号を減算することで補正を行うことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の画像処理装置。
  9. 画像処理装置が実行する画像処理装置の制御方法であって、
    撮影画像から、所定の被写体領域うち所定の部位の位置の情報を取得する取得工程と、
    前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の被写体領域のうち前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報に基づいて前記所定の被写体の状態を検出する状態検出工程と、
    前記状態検出工程により検出された前記所定の被写体の状態に応じて、前記所定の被写体の補正対象領域を決定する決定工程と、
    前記決定工程において決定された補正対象領域内の高輝度領域を補正する補正工程と、
    を有し、
    前記状態検出工程においては、前記所定の部位の位置に係る輝度情報と、前記所定の部位を除いた領域を含む領域に係る輝度情報との輝度バランスが崩れているか否かを判定し、
    前記決定工程においては、前記状態検出工程における前記輝度バランスが崩れているか否かの判定結果に基づき、前記所定の部位を補正対象領域から除外するか否かを決定することを特徴とする画像処理装置の制御方法
  10. コンピュータを、請求項1〜8の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
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