JP2008236101A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

撮像装置および撮像方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008236101A
JP2008236101A JP2007069824A JP2007069824A JP2008236101A JP 2008236101 A JP2008236101 A JP 2008236101A JP 2007069824 A JP2007069824 A JP 2007069824A JP 2007069824 A JP2007069824 A JP 2007069824A JP 2008236101 A JP2008236101 A JP 2008236101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
face
calculated
signal
white balance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007069824A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mizufuji
浩 水藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007069824A priority Critical patent/JP2008236101A/ja
Priority to CN2008100837716A priority patent/CN101272505B/zh
Publication of JP2008236101A publication Critical patent/JP2008236101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】人肌が極端に青白くまたは赤っぽくなるようなカラーフェイリアを軽減する。
【解決手段】特定部分または画像全体のR,G,B信号それぞれの積算値を読み出す(S1)。R,G,B信号の積算値を読み出しWB評価値(R/Gゲイン、B/Gゲイン)の算出を行う(S2)。 求めた積算値の比(WB評価値)を、R/G,B/Gを軸とした色空間にプロットして白検出を行う(S3)。白検出で光源の種類を判別し求めたWB補正値の平均によって、1画面のAWB補正値(AWB算出ゲイン)を算出し決定する(S4)。検出した顔領域の色空間上のWB評価値を取得する(S5)。顔領域において取得したWB評価値から求めた算出値の顔算出ゲインで、処理S4のAWB算出ゲインを変更して補正(顔検出補正)する(S6)。顔のみ適切なWBで、他の被写体のWBは極端にずれることがなく、カラーフェイリアを軽減することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に係り、特に、オートホワイトバランス制御を行う撮像装置および撮像方法に関するものである。
従来、ビデオカメラ、VTR一体型カメラ、電子スチルカメラ等の撮像装置や、携帯端末装置に付属する撮像装置では、カラー撮像時に安定した色再現を得るため、被写体において、人間が白く見える部分を記録画像でも白く再現するためにオートホワイトバランス(以下、AWBという)処理が行われている。
一般的にAWBを実現する制御方法としては、被写体から白色(無彩色)部分を抽出し、抽出された領域の色情報からWB補正値を計算する。例えば、1画面が16×16に分割された256個の領域ごとに、R,G,B信号それぞれの積算値を算出し、その分割された領域ごとにG信号の積算値に対するR,B信号の積算値の比(R/G,B/G)を求める。
次に、求められた256個の積算値の比を、R/G,B/Gを軸とした色空間(ホワイトバランス色空間)にプロットし、それらの分布から白検出を行う。白検出を行うためには予め色空間上に光源(昼光やタングステン光)の色温度を変化させた場合における黒体輻射の軌跡をリファレンスゲインとして用意しておき、プロットされた256個の制御値とマッチングをとることにより、各種光源下における白検出が実現できる。
この白検出により被写体における光源の種類を判別し、判別された光源に対して、R,G,B信号の積算比がR:G:B=1:1:1となるようなホワイトバランスゲイン(WB補正値)をそれぞれの画素に乗算することでホワイトバランス(WB)の補正が実現できる。これは人間の色順応のメカニズムに基づいており、人間は異なる照明下においても白いものが白く見えるように色順応が働くという仮説に基づいている。
したがって、AWBとは、画面全体が白色となる基準被写体を撮影している状態で、撮影信号としてのR信号、G信号、B信号の出力レベルを等しくする調整動作ということができる。R信号、G信号、B信号の出力レベルを等しくするために、入力R信号、入力G信号、入力B信号のそれぞれに対して乗算される係数がホワイトバランス係数(ホワイトバランスゲイン)となる。
ところで、このような方式では、被写体に無彩色の部分がない場合や、被写体のほとんどを有彩色(物体色)が占める場合には、白検出ができないか、もしくは白検出の精度が低下し、結果的に誤ったホワイトバランス制御を行ってしまうという欠点がある。具体的な例を示すと、高色温度の光源下において人肌がアップのシーンで、人肌の肌色を低色温度光源下の白色(無彩色)と誤って判別し、人肌を青白く補正してしまうという問題が指摘されている。また森林のように緑が占める割合が大きい場合にも光源が蛍光灯であると誤判別してしまうことがある。
このような誤ったホワイトバランス制御はカラーフェイリアと呼ばれており、これを軽減するホワイトバランス制御として次のものが挙げられている。
特許文献1には、電子ズームでの撮像時においても、ホワイトバランスを適正に制御することを意図し、撮像手段により撮像素子上に撮像された領域と、ズーム領域の選択手段により選択されたズーム表示される領域とに基づいてホワイトバランス制御用の特徴抽出を行う撮像装置が開示されている。
また、特許文献2には、高色温度下において撮影された肌色を低色温度下の白色と誤判別し、人の肌を白くしてしまうという問題を解決することを意図した撮像装置が開示されている。特許文献2に開示された撮像装置は、撮影画面内で操作者が人肌(肌色)を選択し、選択された検出枠内で色評価を行い、ホワイトバランスを設定する。よって、この特許文献2によれば、白検出ができない場合(AWBの信頼性が低い場合)においても、例えば選択された検出枠が肌色であることが分かっていれば、その検出領域内の色情報を利用することで、肌色をターゲットとした(肌色の再現性を考慮した)ホワイトバランスの設定が可能となり、人肌が青白くなるのを防ぐことができる効果がある。
また、特許文献4には、人物などの主要被写体の形状や位置に適した重み付けを行った測光や測色を実現することができ、より適切な露出補正やホワイトバランス補正を行うこと、特許文献5には、安定したホワイトバランス調整を行うもので、画面内の各ブロック内に有彩色のものが存在するときや,ブロック内のRGBの値が一様でない場合であっても、ホワイトバランス調整を行うことが記載されている。
特開2004−64676号公報 特開2004−312139号公報 特開2005−176272号公報 特開2006−211416号公報 特開2006−203393号公報
しかしながら、前述の特許文献1で開示されている従来の撮像装置にあっては、画面全体に白色(無彩色)が存在していない場合には前述の白抽出を行うことができないので、適切なホワイトバランスが設定できないという問題点が残っている。また、例えばポートレートモードなど人物が主要被写体となり、特に電子ズーム等を行って画面全体に人肌が存在するような場合、この人肌を低色温度側の白色であると誤認識して、人肌の色を白くして撮像するので、その結果、人肌が青白くなってしまうようなカラーフェイリアが発生するという問題も残っている。
特許文献2においては、操作者が肌色部分を何らかの方法で指定しなければならず、撮影の度にこのようなことをしているとシャッターチャンスを逃してしまうことになる。
また、ホワイトバランスによる肌色のカラーフェイリアを軽減するという点では、本発明の目的と類似するが、本発明では顔を検出した両領域の色情報を用いることで、肌色の判別,誤判別という概念とは関係なく、人肌を赤くしすぎたり、青くしすぎたりするカラーフェイリアを軽減することができるという点で構成や方法が相違している。
さらに、特許文献3には、画像データの記憶方式を撮像状態に応じて選択する撮像方法およびその装置が開示されており、例えば、ホワイトバランス処理の信頼性に基づいて、画像データの記憶方式を選択することが示されている。つまりは、AWBの信頼性が低い場合には、RAWデータの他に、RAWデータとは異なる形式のデータ(例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式)を記録することを選択できるようにしている。
また、特許文献4は、人物などの主要被写体の形状を抽出して主要被写体部の領域を測光/測色のための領域とすることと、分割領域ごとに算出された測定値に対してそれぞれ重み付け係数を決定することを行っており、例えば、16×16の分割領域に対し、顔などの主要被写体の形状(位置)情報を利用することにより、各分割領域に対し重み付け領域を決定する。
さらに、各重み付け領域に対して重み付け係数を決定し、AE・AWBの計算に利用する評価値として、重み付け係数を加味した評価値を計算する。これにより、主要被写体部の評価値を重点的に加味したAE/AWB制御を行う。
このように主要被写体に対し、重み付けを行うこと、また検出した主要被写体に対し、重み付け領域(頭髪領域、肌色領域、周辺領域等)を考慮することが必要である。
特許文献5には、光源を特定するための白検出において、画面を16×16などに分割した各ブロックに対し、1ブロックを構成する画素群の中から特徴的な画素を検出して、この特徴的な画素から得られる色差と、ブロックを代表する色差を比較することにより、ブロックを代表する色差が、入力された画像の光源を反映しているか否かをチェックして、カラーフェイリアを低減するというものである。
ブロック内に無彩色と、有彩色のものが存在するときは、カラーフェイリアを軽減する手段として有効であると思われるが、ブロック内に有彩色しかない場合は代表値の色差と、特徴的な画素の色差を比較することが困難と思われ、また、光源の影響により有彩色を、無彩色と誤判別することで生じるカラーフェイリアの問題を解決することはできない。
また、操作者の意思で意図的にずらしたホワイトバランスを設定することで芸術的効果を狙ったりすることもあり、このような場合には、ホワイトバランス処理等の画像処理を加える前のRAWデータ(CCDからの信号出力をA/D変換した生データ)に対し、最低限の画像処理を加えたものを記録しておき、PC等でRAWデータを自分好みの画像処理パラメータ(ホワイトバランスを含む)により現像するという技術がある。
しかしながら、RAWデータを保存するという方法には、以下に示す幾つかの問題点が挙げられる。
1)RAWデータは、JPEGデータと比べると、そのサイズが大きく、よって大容量のストレージを必要とする。
2)RAWデータを現像する手段を備えなければならない(そもそもRAWデータは、操作者好みの詳細な画質設定を実現することが目的であり、この目的を果たすことが可能なRAWデータの現像機能をカメラでサポートしているものはないものと推測される。基本的には、PCアプリケーション等の専用現像ソフトを用いて操作者の要望に応じたきめ細かな画質パラメータを設定した上で現像処理を行う必要がある)。
3)現像に伴う高度な知識が必要となる。
したがって、気軽に楽しむライトユーザや、PC等の操作に不慣れな操作者にとっては敷居の高い機能である。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、従来の技術では人肌を青白く、または赤っぽくしてしまうような光源下であっても、人肌が極端に青白くまたは赤っぽくなるようなカラーフェイリアを軽減することが可能なホワイトバランス制御を行う撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、光学像を電気的な画像信号に変換する撮像手段と、画像信号の色情報に基づいてホワイトバランス制御用の色信号抽出を行い色空間上に展開する色信号抽出手段と、色空間上から色信号を選択する色空間選択手段と、色空間上の色信号に基づき算出した補正値を用いてホワイトバランス制御を行うホワイトバランス制御手段とを有する撮像装置において、画像信号から人物の顔領域の位置を検出する顔検出手段を備え、検出した顔領域に対応して抽出した色空間上の色信号を選択し、選択した色信号から算出した算出値に基づいて、ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更することによって、顔色が青白くなったり、赤っぽくなったりするカラーフェイリアを軽減することができる。
また、請求項2〜4に記載した撮像装置は、請求項1の撮像装置であって、色信号抽出手段は色信号を抽出する1画面を分割した領域において、色情報のR,G,B信号からそれぞれの積算値を求めて、領域ごとのR/G比,B/G比を算出すること、また、色信号抽出手段の抽出した色信号が展開されるR/G,B/G軸の色空間上において、ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値と、検出した顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値との距離が所定範囲に収まるように補正値を変更すること、または、色信号抽出手段の抽出した色信号が展開されるR/G,B/G軸の色空間上において、ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値と、検出した顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値とを直線で結ぶ距離が所定の比率で外分または内分とする位置に補正値を変更することによって、色空間上での補正値と算出値との距離を、所定範囲に収まるようにしたことで、顔領域の色味をある程度保存することができ、また、補正値と算出値を直線で結ぶ距離が所定の比率で外分または内分とすることで、2次元空間において簡単に求められ、この算出値による補正値の変更でホワイトバランスが大きくずれることも少なく、かつ顔色が青白くなったり、赤っぽくなったりするカラーフェイリアを軽減することができる。
また、請求項5〜8に記載した撮像装置は、請求項1〜4の撮像装置であって、顔検出手段は所定の大きさより大きな顔領域を検出すること、また、顔検出手段が複数の顔領域を検出した場合、それぞれの顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値の平均を求めて、平均を求めた算出値によりホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更すること、または、顔検出手段が検出した複数の顔領域の中から主要被写体を決定する主要被写体決定手段を有し、決定された主要被写体の顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値によりホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更すること、さらに、主要被写体決定手段は、予め撮像装置に登録されている顔領域のデータに基づき主要被写体として決定することによって、画像全体に対し、顔領域が小さい場合は顔よりも画像全体の補正値を優先でき、検出した複数の顔領域それぞれの算出値の平均を用いることで、すべての顔領域に対して、ある程度好ましい補正値を設定でき、さらに、主要被写体を選択して、優先する被写体に好ましい補正値を設定でき、これに付随して、顔領域のデータ(人物の顔を認識)により、識別可能な場合に主要被写体として、好ましい補正値を設定することができる。
また、請求項9に記載した撮像方法は、光学像を電気的な画像信号に変換する工程と、画像信号の色情報に基づいてホワイトバランス制御用の色信号の抽出を行い色空間上に展開する工程と、色空間上から色信号を選択する工程と、ホワイトバランス制御を行うため色空間上の色信号に基づき算出した補正値を求める工程とからなる撮像方法において、画像信号から人物の顔領域の位置を検出する工程を有し、検出した顔領域に対応して抽出した色空間上の色信号を選択し、選択した色信号から算出した算出値に基づいて、ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更し、変更した補正値によりホワイトバランス制御を行うことによって、顔色が青白くなったり、赤っぽくなったりするカラーフェイリアを軽減することができる。
本発明によれば、顔領域の色信号を利用することで、人肌を青白く、または赤っぽくしてしまうような光源下であっても、顔色が青白くなったり、赤っぽくなったりするカラーフェイリアを軽減するホワイトバランス制御を行うことができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。図1(a),(b),(c)は本発明の実施形態における撮像システムであるデジタルカメラの外観を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。図1(a),(b),(c)において、カメラボディの上面部分には、レリーズスイッチ(いわゆるシャッターボタン)SW1、モードダイヤルSW2およびサブLCD(液晶ディスプレイ)1が配置されている。カメラボディの正面部分には、ストロボ発光部3、測距ユニット5およびリモコン(リモートコントローラ)受光部6が設けられている。光学ファインダ4は、対物面がこのカメラボディの正面部分に位置しており、鏡胴ユニット7も対物面を正面側に向けて設けられている。鏡胴ユニット7は、撮影レンズを内包している。
カメラボディの背面部分には、電源スイッチSW13、LCDモニタ10、AF(オートフォーカス)LED(発光ダイオード)8、ストロボLED9、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマ/削除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動・ストロボスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下/マクロスイッチSW10、左移動・画像確認スイッチSW11およびOKスイッチSW12が設けられている。
光学ファインダ4は、主要部分はカメラボディ内に収容されているが、その接眼面を背面部分に配置している。カメラボディの側面部分には、メモリカード/電池装填室の蓋2が設けられている。これらの各部の一般的な機能および作用は、良く知られているので、その詳細な説明は省略する。
また、本発明に係る撮像装置の外観は、必ずしも図1(a),(b),(c)に示す外観に限定されるものではなく、他の外観を備えていても構わない。また、本実施形態では、画像入力装置を、デジタルスチルカメラの撮影モジュールとした撮像システムとしているが、このような撮像システムに限るものではなく、ハンドスキャナ+PDAなどの、画像入力装置と画像処理装置と表示装置とを備えた画像処理システムであっても良い。
また、図2は本発明の実施形態に係るデジタルカメラ内部における機能ブロックの構成を示した概略構成図である。図2において、前述の図1に示した機械的要素を動作させる回路要素については、同じ符号を付し示している。本実施形態に係る撮像装置は、被写体の光学画像を集光するレンズユニット71と、レンズユニット71により集光された光束を集束する絞り部72と、図示しない複数のレンズを移動させて焦点を合わせたり、絞り部72を駆動したり、図示しないメカニカルシャッターを駆動したりするモータドライバ75と、レンズユニット71と絞り部72とを通過した光学画像を入力してアナログの画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)101とを備える。
CCD101は、被写体像を画像信号に変換してF/E−IC(フロントエンド集積回路)102に画像信号を出力する。F/E−IC102は、CCD101からの画像信号をサンプリングして雑音を低減するCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング)1021と、CDS1021の出力ゲインを調整するAGC1022と、AGC(自動利得制御)1022から出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換するA/D変換器1023と、タイミングを発生してA/D変換器1023の動作タイミングを指示するTG(タイミング発生器)1024とを備える。
さらに、撮像画像の記録と画像処理された画像(JPEG圧縮データ、表示用データ等)の記憶とを行うSDRAM103(画像記録手段)と、入力された画像信号および画像パラメータに従って画像処理を行う信号処理IC104と、操作者が本装置(図1参照)を操作するためのレリーズスイッチSW1用の押しボタン等を備えた操作部105と、後述するCPU1043を制御する制御プログラムやデータを格納したROM106と、後述する圧縮伸張部1045により圧縮された画像データを格納するメモリカード107とを備える。また、後述する表示出力制御部1046を介して画像データが表示されるLCDモニタ10(図1(c)参照)を備える。
信号処理IC104は、CCD101への同期信号を出力すると共に、同期信号に合わせた画像データの取り込みを行うCCDインターフェース部(I/F)1041と、SDRAM103への画像データの伝達を行うメモリコントローラ1042と、ROM106に格納された制御プログラムに基づいて本装置全体を制御や色情報の抽出などを行っているCPU1043と、入力された画像データを表示可能なデータ形式や記録が可能なYUVのデータ形式に変換するYUV変換部1044(データ形式変換手段)と、信号処理IC104で処理した画像データを圧縮、もしくは原画像データに伸張する圧縮伸張部1045とを備える。
また、信号処理IC104からの表示出力を制御し、本装置に内蔵されているLCDに出力する表示出力制御部1046と、表示や記録のサイズに合わせて画像サイズを変更するリサイズ処理部1047と、JPEGで記録する場合の圧縮伸張部1045におけるデータ圧縮処理や、画像データのメモリカード107への書き込み処理を制御するメディアI/F(インターフェース部)1048とを備える。
以下に、本実施形態に係るデジタルカメラの基本的な動作を説明する。鏡胴ユニット7のレンズユニット71および絞り部72を介してCCD101で受光された被写体の画像は、CDS1021により画像ノイズの除去のために相関二重サンプリングを行い、後段のAGC1022で利得調整され、さらに、A/D変換器1023により、デジタル映像信号に変換されて信号処理IC104に入力される。信号処理IC104では、CCDI/F1041が、CCD101への同期信号を出力すると共に、同期信号に合わせた画像データの取り込みを行う。
また、メモリコントローラ1042は、SDRAM103へ、保存すべき画像データの伝達を行う。CPU1043は、ROM106に格納された制御プログラムに基づいて本装置全体を制御する。YUV変換部1044は、CPU1043の制御下で、入力された画像データを表示可能で、かつ記録が可能なYUVのデータ形式に変換する。また、圧縮伸張部1045は、信号処理IC104で処理された画像データを、メモリコントローラ1042を介して受け取り、圧縮もしくは原画像データに伸張した後、メモリコントローラ1042に返す。
さらに、表示出力制御部1046は、信号処理IC104からの表示出力をメモリコントローラ1042を介して受け取り、LCDモニタ10に表示する。また、リサイズ処理部1047は、メモリコントローラ1042を介して画像データを受け取り、表示や記録のサイズに合わせて画像サイズを変更する。さらに、メディアI/F1048は、メモリコントローラ1042を介して画像データを受け取り、メモリカード107に書き込んだり、さらに、メモリカード107から画像データを読み込んだりする。さらに、JPEGで記録する場合の圧縮伸張部1045におけるデータ圧縮処理を制御する。
なお、SDRAM103には、画像データおよびJPEG圧縮データを一時保管するためのメモリと、表示用データを保持するためのメモリと、CPU1043が使用するRAMとを備えている。
本実施形態に係るデジタルカメラに特徴的な動作を、静止画撮影の場合を例に詳細に説明する。レリーズスイッチSW1用の押しボタンが押下されると、撮影に先立ちAF(自動焦点距離調節)の機能が動作する。これにより、例えば、フォーカスレンズを移動させながらコントラストの最大値を見つける山登りAF処理などが行われ、被写体に対して焦点が合わされる。
これは映像信号のG信号(または輝度値であるY信号)の高周波成分からAF評価値を作成し、これが最大になるところのフォーカスレンズ位置を算出し、フォーカスレンズを移動させる処理である。AFの評価値を取得するエリアについては被写体に対し、複数のエリアを考慮するマルチエリアAFや、一部しか考慮しないスポットエリアAFなどがある。そしてAF評価値を基に撮影シーンに適したフォーカス位置を算出し、そのポイントへフォーカスレンズを移動させる。フォーカスレンズはCPU1043の命令により、レンズユニット71のモータドライバ75を介して移動させることができる。
次に、静止画撮影用の電子シャッター設定、AGC1022の計算/設定、絞り部72の計算/設定が行われ(AE(Auto Exposure)処理)、記録用の露光が行われる。CPU1043からの命令により、電子シャッター設定はCCD101の駆動を制御するTG1024により、AGC1022の設定はF/E−IC102により行うことができる。静止画用露光完了時点でメカシャッターが閉じられ、CCD101より静止画用のRAWデータが出力される。レリーズ第1処理(半押し),レリーズ第2処理(全押し)を搭載している撮像システムではレリーズ第1処理時においてAFやAE処理の計算を行い、レリーズ第2処理で記録用の露光が行われるような制御になっているのが一般的である。
静止画用RAWデータは信号処理IC104を介してSDRAM103に取り込まれる。信号処理IC104では黒レベルの補正や、欠陥画素の補正、シェーディング補正などの画像処理が行われ、RAWデータとしてSDRAM103に書き込まれる。インタレース転送であれば、複数回の転送によって全てのCCDデータがRAWデータとしてSDRAM103に書き込まれる。
SDRAM103に取り込まれた全てのRAWデータは、再び信号処理IC104を介し、WBのゲイン乗算や、ガンマ補正、RGB補間処理を経て、YUV変換部1044でエッジ強調や色設定などの各種画像処理を行うとともに輝度/色差信号であるYUVデータに変換されてSDRAM103に書き戻される。なお、本発明に関するホワイトバランス制御の詳細については後述する。
YUVに変換されたデータはフルサイズ(CCDサイズ)であり、記録画像サイズがCCDサイズよりも小さいサイズで記録される場合は、信号処理IC104のリサイズ処理部1047で画像が縮小される。リサイズ処理部1047を経て記録用に用意されたYUV画像は、圧縮伸張部1045で所定のフォーマットに従って圧縮処理が行われる。例えば、JPEG圧縮が行われる。JPEG圧縮結果はSDRAM103に書き戻され、ヘッダ追加などの処理が行われた後にメモリコントローラ1042を介し、メモリカード107などの記録媒体にデータが保存される。以上が一般的な静止画撮影の処理である。
次に、本実施形態におけるホワイトバランス(WB)制御について、図面を参照しながら説明を行う。図3は本実施形態のWB制御方法を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、AWB補正値(AWB算出ゲイン)を算出するまでの処理は従来からのAWB制御の基本動作(アルゴリズム)である。
まず、この基本動作を簡単に説明する。図2に示すレンズユニット71を介した被写体像は、CCD101に入射し、CCD101は被写体像を電気信号(アナログ画像データ)に変換して、R,G,B信号のアナログ画像データを出力する。このアナログ画像データはA/D変換器1023によって色情報のR,G,B信号がデジタル画像信号に変換される。変換されたデジタル画像データはフレームメモリ(図示せず)に保管される。このとき信号処理IC104は、デジタル画像データを取り込む際にCCD−I/F1041で特定部分、または画像全体のR,G,B信号それぞれの積算値を読み出す(S1)。
また、制御部であるCPU1043はこのR,G,B信号の積算値を読み出し、特徴検出を行って適正なホワイトバランスになるようなWB評価値(R/Gゲイン、B/Gゲイン)の算出を行う(S2)。
例えば、処理S1において、1画面を16×16に分割した256個の領域ごとに、R,G,B信号それぞれの積算値を算出して、処理S2により、その分割された領域ごとにG信号の積算値に対するR信号、またB信号との積算値の比(R/Gゲイン,B/Gゲイン)を求める。
これに基づき特徴検出としては被写体から白色(無彩色)部分を抽出し、抽出された領域の色情報からAWB評価値(色信号)を計算する。つまり、求められた256個の積算値の比(WB評価値)を、R/G,B/Gを軸とした色空間にプロットし、それらの分布から白検出を行う(S3)。白検出を行うためには予め色空間上に光源(昼光やタングステン光)の色温度を変化させた場合における黒体輻射の軌跡をリファレンスゲインとして用意しておき、プロットされた256個の制御値とマッチングをとることにより、各種光源下における白検出が実現できる。
白検出により被写体における光源の種類を判別し、判別された光源に対し、R,G,B信号の積算比がR:G:B=1:1:1となるようなWBゲイン(WB補正値)をそれぞれの画素に乗算することでWBの補正が実現できる。これにより求めたWB補正値の平均によって、1画面に対するAWB補正値(AWB算出ゲイン)を算出し決定する(S4)。また、YUV変換部1044ではR,G,B信号のデータを輝度Yと色差Cb,Crデータに変換してフレームメモリに出力する。この画像変換をする際にCPU1043からYUV変換部1044に対して、AWB補正値を設定する。
次に、画像信号から1画面に検出した人物の顔である領域に対して、前述の処理S1〜S3で求めたように色空間上のWB評価値を取得する(S5)。顔を検出した領域のWB評価値の取得方法としては、顔領域の検出処理によって、例えば顔領域を左上,右上,左下,右下の4点の座標で表し、これを前述した16×16のブロックに対してマッピングし、その領域のR,G,B信号の積算値から計算して得ることができる。前述の顔領域において取得したWB評価値(顔領域の大きさにもよるが少なくとも1以上)から平均を求めた算出値として顔算出ゲインを算出し、処理S4で求めたAWB算出ゲインを変更して補正(顔検出補正)する(S6)。
なお、検出した顔領域とWB評価値を得るために分割した領域との大きさの差によって、顔領域におけるWB評価値を取得するか否かを判断することで、補正に伴う効果を考慮した処理が可能となる。つまり、顔領域が小さい場合には、あまり補正処理する意味がないことから処理を行う対象外として、1画面に対して求めたAWB補正値を用いる。
また、顔領域の検出方法については公知の技術でさまざまなアルゴリズムが提案されている。本発明ではその方法は問わないが、検出した顔領域において、前述した左上,右上,左下,右下の4点の座標に含まれている顔の目,口と、顔の肌とは色味が異なるため、WB評価値を取得する顔領域の範囲を小さくしている。
さらに、顔領域の検出方法により複数検出され顔領域において、最大となる顔領域または1画面内の中央近傍に位置する顔領域を自動的に主要被写体として処理しても良いが、操作部等によって任意に選択決定する手段により主要被写体とする決定処理をしても良い。また顔領域の検出に関連して、登録した人物のみを1画面内から特定する技術(認証技術)を応用し、検出した人物の顔領域の情報(特徴点)を登録することで、予め登録した人物を特徴データによって特定し、その人物のみを処理する対象としても良い。
図4は本実施形態における1画面を256個に分割した領域のWB評価値(R/Gゲイン,B/Gゲイン)をR/G,B/G軸の色空間上にプロットした分布の一例を示すグラフである。
信号処理IC104は各分割領域のWB評価値の分布から撮影時の光源を推定する。光源の推定は無彩色部分のWB評価値が黒体輻射の軌跡上に分布されることを利用することにより実現できる。例えば、図4に示す例では(R/G,B/G)=(1.2,0.6)の辺りに黒体輻射の軌跡のカーブ上にのるWB評価値が多く分布するので光源としては青っぽい光源であると推定できる。YUV変換部1044のWB補正としてRに1.2倍、Bに0.6倍の補正を乗ずることでこの領域の信号データをグレイにし、ホワイトバランスを合わせる(人間の見え方に近づける)ことができる。
なお、CCD101の分光感度の分布により同じ照明、同じ被写体でもWB評価値は異なるため、CCD101に合わせたWB評価値のリファレンスを決定する必要がある。実際のWBのアルゴリズムはカラーフェイリアを低減するためや、ユーザにとって好ましい色合いに仕上がるようにさまざまな工夫が行った後、最終的にAWB補正値が決定される。また、デジタルカメラを用いる屋外,屋内,フラッシュ撮影等のさまざまな撮影条件による、予め設定された設定値を加味して、AWB補正値の決定を行っても良い。
さて、WB制御のカラーフェイリアにより人肌を青白く、または赤っぽくしてしまう条件は顔領域のWB評価値と、最終的に設定されるWB補正値の関係を考えることで説明できる。つまり、顔領域のWB評価値(R/Gゲイン,B/Gゲイン)と、最終的に設定されるAWB補正値(R/Gゲイン,B/Gゲイン)とがそれぞれ差がないような場合は顔色を白く(青白く)してしまい、逆に差が大きいような場合は顔色を赤っぽく、もしくは青っぽくしてしまうようなことが発生する。
そこで、本発明では顔領域のWB評価値から決定された顔算出ゲインと、AWB補正値を求めるアルゴリズムにより決定されたAWB算出ゲインとの関係を比較し、顔算出ゲインによりAWB算出ゲインを補正して最終的に設定するAWB補正値とする制御を実施する。
図5はR/G,B/G軸の色空間上に顔を検出した領域のWB評価値と、AWB補正値を求めるアルゴリズムにより決定されたAWB算出ゲインをプロットした図である。図5に示す例では顔領域のWB評価値から決定する顔算出ゲインは(R/G,B/G)=(0.4,1.2)となっている。またAWB算出ゲインは(0.9,0.9)となっている。
また、図6には図5に対して、色空間上での顔領域の顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの間隔(本実施形態では便宜上距離という)を考えた図である。図6における色空間上での顔算出ゲインとAWB算出ゲイン間の直線近似した距離xは(数1)から
Figure 2008236101
距離xは0.5283となる。
また、図7は顔色を青白く補正してしまう場合の色空間上での顔算出ゲインと、AWB算出ゲインとを示す例である。顔領域の顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離を考えると0.2と小さく、AWB算出ゲインを最終的なAWB補正値としてしまうと顔色が青白くなる。また、図8は顔色を赤っぽくしてしまう場合の色空間上で、顔算出ゲインによってAWB算出ゲインを補正した例を示す図である。
図8を参照して、顔算出ゲインによりAWB算出ゲインを補正することにより、顔領域の色味が赤っぽくならないようにした例を説明する。図8に示すように顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離を考えると、色空間上で直線近似による距離は1.0と大きく、AWB算出ゲインを最終的なAWB補正値としてしまうと顔色が赤っぽくなってしまう。一方、補正後の距離を0.7とすることによって、この差により顔色が赤っぽくなることを軽減することができる。
ここで、本実施形態におけるAWB補正値の補正方法について説明する。図9は顔検出補正の考え方の概略を示した図である。図9において、円の中心が顔算出ゲインであり、十字で示した点がAWB算出ゲイン、星印で示した点がそれぞれのAWB算出ゲインに対し、顔検出補正を適応した結果のAWB算出ゲインである。顔領域の色再現性における好ましい条件として、顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離が0.4〜0.8(下限値0.4〜0.6,上限値0.6〜0.8)とし、好ましくは0.5〜0.7の範囲となるように、その距離に応じて以下のような補正を行う。また、この距離の数値は撮像した画像において、顔領域の色再現性のより好ましい状態となるように実験的に求めたものである。
いま、色空間上で求めた顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離に対応した補正において、
1)顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離が0.4〜0.8(好ましくは0.5〜0.7)の範囲の場合、そのままAWB算出ゲインをAWB補正値とする。
2)顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離が0.5より小さい場合、顔算出ゲインとAWB算出ゲインとを結ぶ線上で顔算出ゲインの位置から距離が0.5となる点のAWB算出ゲインをAWB補正値とする。
3)顔算出ゲインとAWB算出ゲインとの距離が0.7より大きい場合、顔算出ゲインとAWB算出ゲインとを結ぶ線上で顔算出ゲインの位置からの距離が0.7となる点のAWB算出ゲインをAWB補正値とする。
具体的には顔算出ゲインの位置をA、AWB算出ゲインの位置をB、その間の距離をDとすると、前述した2)における条件の場合は、線分ABを0.5:Dに外分する点、また、3)における条件の場合は、0.7:(D−0.7)に内分する点となり簡単に計算することができる。
また、前述のAWB算出ゲインを補正する顔算出ゲインと距離において、色空間上の黒体輻射の軌跡のカーブに沿った方向と、このカーブの接線に垂直な方向において、前者を長軸、後者を短軸とした楕円を描くような距離の範囲として補正する。具体的には図10に示すように、黒体輻射の軌跡に沿った楕円の長軸方向の距離として0.4〜0.8(下限値0.4〜0.6,上限値0.6〜0.8)とし、短軸方向の距離として、0.2〜0.4(下限値0.2〜0.3,上限値0.3〜0.4)の範囲とする。
また、1画面から顔領域が複数検出された場合においては、検出した顔領域ごとに顔算出ゲインを求めて、これを平均したものを顔算出ゲインとして用いる。
以上のような顔検出補正によって、以下のような効果が得られる。
1)従来のAWB補正値を求めるアルゴリズムによってWB評価値から算出したAWB算出ゲインに対し、顔領域における先に得られたWB評価値から求めた顔算出ゲインの補正を加えるだけで簡単に実現できる。また、顔を検出した領域における情報の信頼性が小さいとき、補正の度合いを小さく制御するなどという制御が簡単に実現できる。
2)AWB算出ゲインと顔算出ゲインの2つの情報からAWB補正値を決定することから顔のみ適切なWBで、その他の非主要被写体のWBにおいては極端にずれることがなく補正することができる。
3)顔領域の色味を残すようにAWB補正値を補正しているので顔色が赤っぽくなる場合、逆に青っぽくなる場合の両方の場合に対しも補正を行うことができる。
本発明に係る撮像装置および撮像方法は、顔領域の色信号を利用することで、人肌を青白く、または赤っぽくしてしまうような光源下であっても、顔色が青白くなったり、赤っぽくなったりするカラーフェイリアを軽減するホワイトバランス制御を行うことができ、デジタルカメラ等の撮像装置に係り、特に、オートホワイトバランス制御として有用である。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図 本実施形態に係るデジタルカメラ内部の機能ブロックを示した概略構成図 本実施形態に係るWB制御方法を示すフローチャート 本実施形態に係る分割領域のWB評価値を色空間上にプロットした分布例を示す図 本実施形態に係る色空間上の顔領域のWB評価値、顔算出ゲインおよびAWB算出ゲインをプロットした図 本実施形態に係る色空間上の顔算出ゲインとAWB算出ゲインの距離を説明する図 本実施形態に係る顔色を青白く補正してしまう場合の色空間上の顔算出ゲインとAWB算出ゲインを示す図 本実施形態に係る顔色を赤っぽくしてしまう場合の色空間上で顔算出ゲインによってAWB算出ゲインを補正した例を示す図 本実施形態に係る顔検出補正の概略を示す図 本実施形態に係る顔検出補正を黒体輻射の軌跡に沿って行う範囲を説明する図
符号の説明
1 サブLCD
2 メモリカード/電池装填室の蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 鏡胴ユニット
8 AF LED
9 ストロボLED
10 LCDモニタ
71 レンズユニット
72 絞り部
75 モータドライバ
101 CCD
102 F/E−IC
1021 CDS
1022 AGC
1023 A/D変換器
1024 TG
103 SDRAM
104 信号処理IC
1041 CCDI/F
1042 メモリコントローラ
1043 CPU
1044 YUV変換部
1045 圧縮伸張部
1046 表示出力制御部
1047 リサイズ処理部
1048 メディアI/F
105 操作部
106 ROM
107 メモリカード

Claims (9)

  1. 光学像を電気的な画像信号に変換する撮像手段と、前記画像信号の色情報に基づいてホワイトバランス制御用の色信号抽出を行い色空間上に展開する色信号抽出手段と、前記色空間上から色信号を選択する色空間選択手段と、前記色空間上の前記色信号に基づき算出した補正値を用いてホワイトバランス制御を行うホワイトバランス制御手段とを有する撮像装置において、
    前記画像信号から人物の顔領域の位置を検出する顔検出手段を備え、
    前記検出した顔領域に対応して抽出した前記色空間上の色信号を選択し、前記選択した色信号から算出した算出値に基づいて、前記ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記色信号抽出手段は色信号を抽出する1画面を分割した領域において、前記色情報のR,G,B信号からそれぞれの積算値を求めて、前記領域ごとのR/G比,B/G比を算出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記色信号抽出手段の抽出した色信号が展開されるR/G,B/G軸の色空間上において、前記ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値と、検出した顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値との距離が所定範囲に収まるように前記補正値を変更することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記色信号抽出手段の抽出した色信号が展開されるR/G,B/G軸の色空間上において、前記ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値と、検出した顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値とを直線で結ぶ距離が所定の比率で外分または内分とする位置に前記補正値を変更することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  5. 前記顔検出手段は所定の大きさより大きな顔領域を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記顔検出手段が複数の顔領域を検出した場合、それぞれの顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値の平均を求めて、前記平均を求めた算出値によりホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記顔検出手段が検出した複数の顔領域の中から主要被写体を決定する主要被写体決定手段を有し、決定された前記主要被写体の顔領域に対応し選択した色信号から算出した算出値によりホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記主要被写体決定手段は、予め撮像装置に登録されている顔領域のデータに基づき主要被写体として決定することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 光学像を電気的な画像信号に変換する工程と、前記画像信号の色情報に基づいてホワイトバランス制御用の色信号の抽出を行い色空間上に展開する工程と、前記色空間上から色信号を選択する工程と、ホワイトバランス制御を行うため前記色空間上の前記色信号に基づき算出した補正値を求める工程とからなる撮像方法において、
    前記画像信号から人物の顔領域の位置を検出する工程を有し、
    前記検出した顔領域に対応して抽出した前記色空間上の色信号を選択し、前記選択した色信号から算出した算出値に基づいて、前記ホワイトバランス制御を行うため算出した補正値を変更し、前記変更した補正値によりホワイトバランス制御を行うことを特徴とする撮像方法。
JP2007069824A 2007-03-19 2007-03-19 撮像装置および撮像方法 Pending JP2008236101A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069824A JP2008236101A (ja) 2007-03-19 2007-03-19 撮像装置および撮像方法
CN2008100837716A CN101272505B (zh) 2007-03-19 2008-03-12 摄像装置以及摄像方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069824A JP2008236101A (ja) 2007-03-19 2007-03-19 撮像装置および撮像方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008236101A true JP2008236101A (ja) 2008-10-02

Family

ID=39908398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007069824A Pending JP2008236101A (ja) 2007-03-19 2007-03-19 撮像装置および撮像方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2008236101A (ja)
CN (1) CN101272505B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009027259A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Fujifilm Corp オートホワイトバランス補正値算出装置、方法およびプログラムならびに撮像装置
JP2010200312A (ja) * 2009-01-28 2010-09-09 Nikon Corp 電子カメラおよび画像処理プログラム
JP2011139481A (ja) * 2011-01-26 2011-07-14 Fujifilm Corp オートホワイトバランス補正値算出装置、方法およびプログラムならびに撮像装置
CN102023456B (zh) * 2009-09-22 2012-11-21 广达电脑股份有限公司 测光权重调整方法及其装置
JP2014209681A (ja) * 2013-04-16 2014-11-06 リコーイメージング株式会社 色調調整装置および色調調整方法
CN114945087A (zh) * 2022-06-06 2022-08-26 安谋科技(中国)有限公司 基于人脸特征的图像处理方法、装置、设备及存储介质
CN115334295A (zh) * 2022-08-10 2022-11-11 杭州联吉技术有限公司 图像白平衡处理方法及电子设备

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102892010B (zh) * 2012-10-22 2015-05-06 浙江宇视科技有限公司 一种多光源下的白平衡处理方法和装置
WO2015030705A1 (en) * 2013-08-26 2015-03-05 Intel Corporation Automatic white balancing with skin tone correction for image processing
TWI532384B (zh) * 2013-12-02 2016-05-01 矽創電子股份有限公司 色彩調整裝置與色彩調整方法
CN104267933A (zh) * 2014-08-21 2015-01-07 深圳市金立通信设备有限公司 一种闪光灯调节方法
CN104270564B (zh) * 2014-08-21 2019-05-14 深圳市金立通信设备有限公司 一种终端
CN106097261B (zh) * 2016-06-01 2019-10-18 Oppo广东移动通信有限公司 图像处理方法、装置、存储介质及终端设备
CN106878695A (zh) * 2017-02-13 2017-06-20 广东欧珀移动通信有限公司 白平衡处理的方法、装置和计算机设备
CN107580205B (zh) * 2017-08-31 2019-06-07 Oppo广东移动通信有限公司 白平衡调整方法和装置
WO2019041493A1 (zh) * 2017-08-31 2019-03-07 广东欧珀移动通信有限公司 白平衡调整方法和装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352795A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Canon Inc 撮像装置及び画像処理方法
JP2007036462A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Fujifilm Holdings Corp 画像処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1153474C (zh) * 1999-09-09 2004-06-09 金宝电子工业股份有限公司 数字相机的自动白平衡校正方法
JP2004312139A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Canon Inc 撮像装置
JP4740602B2 (ja) * 2005-01-19 2011-08-03 イーストマン コダック カンパニー オートホワイトバランス装置及びホワイトバランス調整方法
JP4284448B2 (ja) * 2005-01-28 2009-06-24 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352795A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Canon Inc 撮像装置及び画像処理方法
JP2007036462A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Fujifilm Holdings Corp 画像処理装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009027259A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Fujifilm Corp オートホワイトバランス補正値算出装置、方法およびプログラムならびに撮像装置
JP4702635B2 (ja) * 2007-07-17 2011-06-15 富士フイルム株式会社 オートホワイトバランス補正値算出装置、方法およびプログラムならびに撮像装置
US8045014B2 (en) 2007-07-17 2011-10-25 Fujifilm Corporation Auto white balance correction value calculation device, method, program, and image pickup device
US8520091B2 (en) 2007-07-17 2013-08-27 Fujifilm Corporation Auto white balance correction value calculation device, method, program, and image pickup device
JP2010200312A (ja) * 2009-01-28 2010-09-09 Nikon Corp 電子カメラおよび画像処理プログラム
CN102023456B (zh) * 2009-09-22 2012-11-21 广达电脑股份有限公司 测光权重调整方法及其装置
JP2011139481A (ja) * 2011-01-26 2011-07-14 Fujifilm Corp オートホワイトバランス補正値算出装置、方法およびプログラムならびに撮像装置
JP2014209681A (ja) * 2013-04-16 2014-11-06 リコーイメージング株式会社 色調調整装置および色調調整方法
CN114945087A (zh) * 2022-06-06 2022-08-26 安谋科技(中国)有限公司 基于人脸特征的图像处理方法、装置、设备及存储介质
CN114945087B (zh) * 2022-06-06 2023-10-03 安谋科技(中国)有限公司 基于人脸特征的图像处理方法、装置、设备及存储介质
CN115334295A (zh) * 2022-08-10 2022-11-11 杭州联吉技术有限公司 图像白平衡处理方法及电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN101272505A (zh) 2008-09-24
CN101272505B (zh) 2010-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008236101A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4284448B2 (ja) 画像処理装置及び方法
US8106961B2 (en) Image processing method, apparatus and computer program product, and imaging apparatus, method and computer program product
JP4217698B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
US7796831B2 (en) Digital camera with face detection function for facilitating exposure compensation
JP4628937B2 (ja) カメラシステム
JP6521776B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP4126721B2 (ja) 顔領域抽出方法及び装置
JP5553230B2 (ja) 撮像装置および撮像処理方法
US20090002518A1 (en) Image processing apparatus, method, and computer program product
JP2008141740A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP4200428B2 (ja) 顔領域抽出方法及び装置
JP2001211362A (ja) デジタルカメラの構図補助フレーム選択方法及びデジタルカメラ
JP4796007B2 (ja) 撮像装置
CN113691795A (zh) 图像处理设备、图像处理方法和存储介质
JP2004201228A (ja) 顔領域抽出方法及び装置
JP5048599B2 (ja) 撮像装置
JP5277863B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP4726251B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JP5569361B2 (ja) 撮像装置およびホワイトバランス制御方法
JP2010103672A (ja) 撮像装置
JP2016046610A (ja) 撮像装置
KR101589493B1 (ko) 플래시를 이용한 화이트 밸런스 조정 방법 및 장치, 이를 이용한 디지털 촬영 장치
US11470258B2 (en) Image processing apparatus and image processing method to perform image processing on divided areas
JP4239219B2 (ja) オートホワイトバランス調整方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091019

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100614

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120410