JP4946913B2 - 撮像装置および画像処理プログラム - Google Patents

撮像装置および画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4946913B2
JP4946913B2 JP2008044313A JP2008044313A JP4946913B2 JP 4946913 B2 JP4946913 B2 JP 4946913B2 JP 2008044313 A JP2008044313 A JP 2008044313A JP 2008044313 A JP2008044313 A JP 2008044313A JP 4946913 B2 JP4946913 B2 JP 4946913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
image
unit
inference
facial expression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008044313A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009206583A (ja
Inventor
武男 本橋
正永 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2008044313A priority Critical patent/JP4946913B2/ja
Publication of JP2009206583A publication Critical patent/JP2009206583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4946913B2 publication Critical patent/JP4946913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、顔検出機能を備える撮像装置および画像処理プログラムに関する。
従来より、人物を撮影した撮影画像から顔を検出し、その顔の肌色部分を補正する撮像装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、顔の検出結果に応じて顔の肌色部分にコントラスト補正などを行う撮像装置が開示されている。
また、顔の検出結果に応じて人物の年齢や性別などを推論し、年齢や性別などを加味して顔の肌色部分を補正する撮像装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、被写体の顔の表情を認識し、認識結果に基づいて撮影画面全体の明るさの補正を行う撮像装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。また、被写体の顔の表情を認識し、顔の表情を評価して採点する撮像装置も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2006−148326号公報 特開2004−222118号公報 特開2001−51338号公報 特開2004−46591号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2の撮像装置では、顔の補正内容を決定する条件に背景などの条件が考慮されていない。そのため、顔の肌色部分を補正することでかえって背景とのバランスが崩れるなどの問題が生じるおそれがある。また、特許文献3の撮像装置では、被写体の顔の表情が撮影画像全体の露出条件の決定に反映されるため、顔と背景とのバランスが崩れるなどの問題が生じるおそれがある。また、特許文献4の撮像装置では、撮影画像から顔の表情を評価して採点するものの、評価結果が画像に反映されることはない。
そこで、本発明は、顔の補正効果を背景も含めて十分に引き出すことができる撮像装置および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明に係る撮像装置は、撮像素子と、顔検出部と、推論部と、表情判定部と、補正処理部と、を備える。撮像素子は、被写体像を光電変換して画像信号を生成する。顔検出部は、画像信号に基づいて撮影画面から人物の顔を検出し、顔の特徴を表す特徴点を抽出する。推論部は、特徴点に基づいて人物の顔から人物の属性を推論する。表情判定部は、特徴点に基づいて人物の顔から顔の表情を判定する。補正処理部は、推論部の推論結果および表情判定部の判定結果に基づいて、撮像素子で撮像された記録用の画像のうち、顔を含む第1の領域と、第1領域と異なる第2の領域とを各々独立に補正する。
第2の発明は、第1の発明において、画像信号に基づいて撮影シーンの種別を認識するシーン認識部をさらに備え、補正処理部は、撮影シーンの種別も考慮して、第2の領域の補正をする。
第3の発明は、第1の発明において、人物の属性は、人物の年齢層および性別の少なくとも一方を含む。
第4の発明は、第1の発明において、表情判定部は、顔の表情のうち、笑顔の度合いを判定する。
第5の発明は、第4の発明において、補正処理部は、笑顔の度合いに応じて、第1の領域および第2の領域の補正を行う補正用のパラメータを決定する。
第6の発明は、第1から第5のいずれか1の発明において、推論結果と判定結果との組み合わせと、補正用のパラメータとの対応関係が予め記憶されているメモリを備え、補正処理部は、推論結果と判定結果との組み合わせから求めたパラメータに基づいて、第1の領域と第2の領域とを各々独立に補正する。
第7の発明は、第1から第5のいずれか1の発明において、推論結果、判定結果および撮影シーンの種別との組み合わせと、補正用のパラメータとの対応関係が予め記憶されているメモリを備え、補正処理部は、推論結果、判定結果および撮影シーンの種別との組み合わせから求めたパラメータに基づいて、第1の領域と第2の領域とを各々独立に補正する。
第8の発明に係る画像処理プログラムは、画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、画像から人物の顔を検出し、顔の特徴を表す特徴点を抽出する顔検出ステップと、特徴点に基づいて人物の顔から人物の属性を推論する推論ステップと、特徴点に基づいて人物の顔から顔の表情を判定する表情判定ステップと、推論ステップの推論結果および表情判定ステップの判定結果に基づいて、画像のうち、顔を含む第1の領域と、第1領域と異なる第2の領域とを各々独立に補正する補正処理ステップとをコンピュータに実行させる。
第9の発明に係る画像処理プログラムは、画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、画像から人物の顔を検出し、顔の特徴を表す特徴点を抽出する顔検出ステップと、特徴点に基づいて人物の顔から人物の属性を推論する推論ステップと、特徴点に基づいて人物の顔から顔の表情を判定する表情判定ステップと、画像から撮影シーンの種別を認識するシーン認識ステップと、推論ステップの推論結果、表情判定ステップの判定結果およびシーン認識ステップの認識結果に基づいて、画像のうち、顔を含む第1の領域と、第1領域と異なる第2の領域とを各々独立に補正する補正処理ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の撮像装置によれば、顔の補正効果を背景も含めて十分に引き出すことができる。これにより、ユーザの利便性が向上する。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の電子カメラ1の構成を示すブロック図である。図1に示す通り電子カメラ1には、撮影レンズ10と、レンズ駆動部11と、絞り12と、絞り駆動部13と、撮像素子14と、タイミングジェネレータ(TG)15と、アナログフロントエンド部(以下、「AFE」という。)16と、画像処理部17と、RAM(Random Access Memory)18と、ROM(Read Only Memory)19と、表示制御部20と、液晶表示モニタ21と、操作部22と、CPU(Central Processing Unit)23と、記録インターフェース(記録I/F)24と、バス25と、記録媒体26とが備えられている。このうち画像処理部17、RAM18、ROM19、表示制御部20、CPU23および記録インターフェース(記録I/F)24は、バス25を介して互いに接続されている。また、操作部22はCPU23に接続されている。
撮影レンズ10は、ズームレンズと、フォーカスレンズとを含む複数のレンズ群で構成されている。なお、簡単のため、図1では、撮影レンズ10を1枚のレンズとして図示する。撮影レンズ10を構成する各々のレンズは、レンズ駆動部11によって光軸方向に移動する。なお、レンズ駆動部11の入出力はCPU23と接続されている。
絞り12は、撮影レンズ10からの入射光量を調整する。絞り12の開口量は、絞り駆動部13によって調整される。なお、絞り駆動部13の入出力はCPU23と接続されている。
撮像素子14は、撮影レンズ10からの入射光を光電変換することにより、画像信号(アナログ信号)を生成する。被写体の撮影を行う撮影モードでは、撮像素子14は、撮影時に記録用の画像を出力する。また、撮影待機時には、撮像素子14は、所定時間経過毎に構図確認用のスルー画像を出力する。
また、タイミングジェネレータ(TG)15は、CPU23からの指示に従い撮像素子14およびAFE16の各々へ向けて駆動信号を送出し、それによって両者の駆動タイミングを制御する。
AFE16は、撮像素子14が生成する画像信号に対して信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE16は、画像信号のゲイン調整や、画像信号のA/D変換などを行う。このAFE16が出力する画像信号(デジタル信号)は、画像処理部17へ入力される。
画像処理部17は、AFE16が出力するRGB信号の画像データをRAM18のフレームメモリに一時的に記憶させる。また、画像処理部16はRGB信号の画像データを輝度(Y)と色(C)とで表されるYC信号の画像データに変換する。
また、画像処理部17は、フレームメモリに記憶されている画像データに対してホワイトバランス補正処理、ゲインコントロール処理などの画像処理を行う。さらに、顔が検出された場合には、後述する補正処理部23dの指示により、顔および背景の画像処理を行う。
記録インターフェース(記録I/F)24には、記録媒体26を接続するためのコネクタが形成されている。記録インターフェース(記録I/F)24はCPU23からの指示により、そのコネクタに接続された記録媒体26にアクセスして画像の記録処理を行う。
操作部22は、レリーズボタン、コマンドダイヤルなどであり、ユーザによる操作内容に応じてCPU23へ信号を与えるものである。例えばユーザは、レリーズボタンを全押しすることにより撮影の指示をCPU23へ与えることができる。
CPU23は、電子カメラ1の統括的な制御を行うプロセッサである。CPU23は、ROM19に予め格納されたシーケンスプログラムを実行することにより、各処理のパラメータを算出したり、電子カメラ1の各部を制御したりする。また、本実施形態のCPU23は、顔検出部23a、推論部23b、表情判定部23c、補正処理部23dとして機能する。
顔検出部23aは、液晶表示モニタ21に表示されたスルー画像や撮影画像から顔を検出する。さらに、顔検出部23aは、検出した顔に基づいて顔の器官を構成する特徴点を抽出する。顔検出部23aは、一例として特開2001−16573号公報などに記載された特徴点抽出処理によって顔の特徴点を抽出する。特徴点としては、例えば、眉、目、鼻、唇の各端点、顔の輪郭点、頭頂点や顎の下端点などが挙げられる。なお、特徴点抽出処理では、例えば、顔の色彩や明度の分散、強度分布などを特徴量として検出することもできる。
推論部23bは、上記特徴点抽出処理で得られた特徴点を用いた演算処理により人物の年齢層および性別を推定する。推論部23bは、一例として下記の非特許文献1に開示された方法により、人物の年齢層および性別を推定する。
<非特許文献1>:細井聖、瀧川えりな、川出雅人;「ガボールウェーブレット変換とサポートベクタマシンによる性別・年代推定システム」;第8回画像センシングシンポジウム講演論文集;画像センシング技術研究会;2002年7月
表情判定部23cは、上記特徴点抽出処理で得られた特徴点に基づいて、人物の顔から顔の表情を判定する。表情判定部23cは、一例として、上記特開2001−16573号公報および特開平8−249453号公報に開示された方法を組み合わせることにより、顔の表情を判定する。さらに、表情判定部23cは、顔の表情のうち、例えば笑顔の度合いを判定する。この場合、表情判定部23cは、一例として特許文献4に開示された方法により、笑顔の度合いを判定する。
補正処理部23dは、推論部23bの推論結果および表情判定部23cの判定結果に基づいて、撮像素子14で撮像された記録用の画像に対して、顔と背景とを補正する。この際、補正処理部23dは、推論部23bの推論結果と表情判定部23cの判定結果との組み合わせと、補正用のパラメータとの対応関係が予め記憶されているテーブルを参照し、パラメータに基づいて補正する。このテーブルは予めROM19に記憶されている。
図2は、補正処理用のテーブルの一例を示す図である。例えば、推論部23bの推論結果が「20代、30代の女性」であり、表情判定部23cの判定結果が「笑顔度2」であった場合、補正処理部23dは以下の補正処理を行う。補正処理部23dは、顔に対しては「肌色部分をなめらかにし、色を明るくする」補正をするとともに、背景に対しては「色鮮やかにするために輝度を調整する」補正をする。図2において、背景の欄の「輝度値+1」、「輝度値+2」、「輝度値+3」は、「輝度値(標準)」から段階的に輝度を上げることを意味している。具体的な処理の詳細については後述する。なお、テーブルの項目は、一例であってこれに限定されるものではない。
次に、第1実施形態における電子カメラ1の動作の一例を説明する。
図3は、電子カメラ1の動作を表すフローチャートである。ここで、以下の説明では、顔検出機能、人物の年齢層および性別の推論機能をオンにするとともに、表情判定機能もオンに設定した場合について説明する。また、一例として、20代の女性(笑顔度2)を電子カメラ1で撮影するものとする。
ステップS101:CPU23は、タイミングジェネレータ(TG)15を介して撮像素子14を駆動させることによりスルー画像の取得を開始する。このスルー画像は、液晶表示モニタ21に表示される。
図4は、顔検出機能、推論機能および表情判定機能を説明する図である。図4(a)では、スルー画像(被写体)が液晶表示モニタ21に表示されている様子を表している。このスルー画像を用いて、顔検出処理、推論処理および表情判定処理が行われる。
ステップS102:CPU23は、スルー画像が取得開始されたか否かを判定する。スルー画像が取得開始された場合は(ステップS102:Yes)、ステップS103に移行する。一方、レリーズボタンが所定時間経過しても半押しされない場合は(ステップS102:No)、節電モードが機能してこの処理ルーチンは終了する。
ステップS103:CPU23の顔検出部23aは、スルー画像に上述した顔検出処理を施して撮影画面から顔を検出する。この際、顔検出部23aは、撮像素子14で生成する画像信号に基づいて分割測光し、撮影画面内の各測光領域の輝度値を取得する。これにより、撮影画面内における背景の平均的な輝度値が算出される。さらに、顔検出部23aは、検出した顔に基づいて顔の器官を構成する特徴点を抽出する。なお、顔検出がなされた場合、CPU23は、撮影画面内の顔の位置を特定するための座標データに基づいて、図4(b)に示すように顔を囲む矩形状のマークを液晶表示モニタ21に表示させる。
ステップS104:CPU23は、ステップS103の顔検出処理で顔を検出したか否かを判定する。顔検出部23aが顔を検出できた場合には(ステップS104:Yes)、人物の年齢層および性別の推論(ステップS105)に移行する。
一方、顔検出部23aが顔を検出できなかった場合には(ステップS104:No)、通常の撮影モードとして、ステップS108に移行する。この場合、全押し操作がなされると(ステップS108:Yes)、本画像取得の処理(ステップS109)へ移行する。ステップS109以降の処理については、後述する。
ステップS105:CPU23の推論部23bは、人物の年齢層および性別を推定する推論処理を実行する。本実施形態では、推論部23bは、年齢層について、「10歳未満、10代、20代、30代、40歳以上」のようにクラス分けして推定する。なお、これは一例であって、推論部23bは、例えば「子供、大人、老人」のようにクラス分けして推定してもよい。図4(c)では、推論部23bが、人物を「20代の女性」に推定した結果を表している。
ステップS106:CPU23の表情判定部23cは、上記特開2001−16573号公報および特開平8−249453号公報に開示された方法を組み合わせることにより、顔の表情を判定する。さらに、表情判定部23cは、上記特開2004−46591号公報に開示された方法を用いるなどして笑顔の度合いを判定する。図4(d)では、表情判定部23cが、人物の笑顔度を判定した結果を表している。
図5は、表情判定部23cにおける表情判定処理の一例を説明する図である。本実施形態では、笑顔の度合いを3段階(笑顔度1、2、3)にクラス分けしている。また、笑顔ではなく、平静な顔の状態を笑顔度0としている。笑顔の度合いについては、口元、目尻、笑った時の歯の見え具合等によって、判定される。図5(a)では、女性が平静な顔の状態を表しており、表情判定部23cは笑顔度0と判定する。また、図5(b)では、女性の口元がゆるんで微笑している状態を表しており、表情判定部23cは笑顔度1と判定する。また、図5(c)では、女性が口元、目尻もゆるみ、いわゆる「ニコニコと笑っている」状態を表しており、表情判定部23cは笑顔度2と判定する。図5(d)では、女性が大声を出して笑っている状態を表しており、表情判定部23cは笑顔度3と判定する。
なお、上述した表情判定処理は、一例であって、例えば笑顔度を5段階にクラス分けしてもよい。
ステップS107:CPU23の補正処理部23dは、先ず、推論部23bの推論結果および表情判定部23cの判定結果を取得する。図4の例では、推論部23bの推論結果は「20代の女性」であり、表情判定部23cの判定結果は「笑顔度2」とする。続いて、補正処理部23dは、ROM19に記憶されているテーブル(図2)を参照する。補正処理部23dは、顔に対しては「肌色部分をなめらかにし、色を明るくする」ためのパラメータを取得する。また、補正処理部23dは、背景に対しては、「色鮮やかにする」ためのパラメータを取得する。そして、これらのパラメータを補正用のパラメータの設定値とする。
ステップS108:CPU23は、レリーズボタンが全押しされたか否かを判定する。レリーズボタンが全押しされていない場合は(ステップS108:No)、ステップS102に戻る。一方、レリーズボタンが全押しされた場合は(ステップS108:Yes)、ステップS109へ移行する。そして、これらのパラメータを補正用のパラメータの設定値とする。
ステップS109:CPU23は、操作部22からの全押し操作を受けて、本画像取得のため、タイミングジェネレータ(TG)15を介して撮像素子14を駆動させる。AFE16では、画像信号のゲイン調整や画像信号のA/D変換が行われる。このAFE16が出力する画像信号(デジタル信号)は、画像処理部17へ入力される。画像処理部17は、AFE16が出力する本画像データをRAM18のフレームメモリに記憶させる。
ステップS110:画像処理部17は、フレームメモリに記憶されている本画像データに対してホワイトバランス補正処理、ゲインコントロール処理などの画像処理を行う。
ここで、ステップS104の判定結果において、顔検出部23aが顔検出できず、通常の撮影モードの場合、画像処理部17は、本画像のデータに対して顔および撮影シーンの背景の補正処理を行わない。
一方、ステップS104の判定結果において、顔検出部23aが顔を検出できた場合の本画像データについては、さらに以下の補正処理が行われる。補正処理部23dは、画像処理部17に顔および背景の補正を指示する。この際、補正処理部23dは、画像処理部17に対して「肌色部分をなめらかにし、色を明るくする」ためのパラメータと「色鮮やかにする」ためのパラメータとを設定する。
画像処理部17は、ホワイトバランス補正処理などが施された後の本画像データに対して顔および背景の補正処理を行う。ここで、顔の補正では、「肌色部分をなめらかにし、色を明るくする」ために、画像処理部17は顔の肌色の色相を補正する。本実施形態では、一例として、色相に関する情報を予めROM19に記憶しておく。具体的には、色相としては、R(赤)、Y(黄)、G(緑)、B(青)、P(紫)の基本色相に中間色を加えて、複数通りの色相を定める。そして、複数通りの色相のうち、「肌色部分がなめらかであって明るい色」を所定の色相に対応付けておく。補正処理部23dは、画像処理部17に対して、「肌色部分がなめらかであって明るい色」に対応付けられた色相の情報をパラメータとして設定する。画像処理部17は、顔検出部23aが検出した顔の肌色に対して、「肌色部分がなめらかであって明るい色」に対応付けられた色相になるようにRGBの分布を調整する。
また、背景の補正では、「明るくする」ため、画像処理部17は、背景の輝度を調整する。ここでは、笑顔度0の場合、撮影画面内における背景の平均的な輝度値を標準の輝度値とする。画像処理部17は、笑顔度が上がるにしたがって背景の輝度を段階的に上げていく。
ステップS111:CPU23は、本画像データを圧縮処理して記録媒体26に保存する。そして、この処理ルーチンは終了する。
以上、本実施形態の電子カメラ1によれば、推論部23bの推論結果(20代の女性)および表情判定部23cの判定結果(笑顔度2)に応じて顔のみならず背景も合わせて補正する。その結果、顔の領域は肌色部分がなめらかになるとともに明るくなる。また、背景が明るくなる。そのため、背景も含めて顔の補正効果が十分に引き出される。
なお、上記電子カメラ1の動作の一例では、全押し操作後に画像データの補正処理を行っているが、CPU23は全押し操作前にスルー画像に対して補正処理を施して、液晶表示モニタ21に画像を表示させてもよい。これにより、ユーザは、補正処理後の画像を液晶表示モニタ21で確認した上で全押し操作することができる。また、電子カメラ1の動作の一例として、CPU23は全押し操作後に顔および背景の補正処理を行わず、記憶媒体26に画像データを保存してもよい。この場合、記録媒体26に保存された画像を液晶表示モニタ21に表示させた後に、顔検出、人物の年齢層および性別の推定、表情判定を行う。そして、補正処理部23dが顔および背景の補正処理を行い、この補正処理が施された画像を新たに生成してもよい。
また、図3のフローチャートにおいては、推論処理(ステップS105)と表情判定処理(ステップS106)とをシーケンシャルに行ったが、推論処理と表情判定処理とを並列に行ってもよい。
また、図2の補正処理用のテーブルにおいて、顔の処理を一律に「肌色部分をなめらか、色を明るくする」としているが、笑顔度に応じて、顔の補正処理も変えてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態では、画像信号に基づいて撮影シーンの種別を認識するシーン認識部23eをさらに備え、補正処理部23dは、撮影シーンの種別も考慮して、顔と背景の補正処理を行う。
なお、本発明の第1実施形態と本発明の第2実施形態とでは、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、第2実施形態の電子カメラ2の構成を示すブロック図である。図6では、図1に示す電子カメラ1の構成を示すブロック図と比較して、新たにシーン認識部23eを備えている。シーン認識部23eは、被写体像に含まれる空や海などを輝度分布やRGB信号の分布に基づいて認識する。シーン認識部23eは、一例として特開2006―203346号公報に開示された方法により、撮影シーンの種別を認識する。
補正処理部23dは、推論部23bの推論結果、表情判定部23cの判定結果およびシーン認識部23eが認識した撮影シーンの種別に基づいて、撮像素子14で撮像された記録用の画像に対して、顔と撮影シーンに基づく背景とを補正する。この際、補正処理部23dは、推論結果、判定結果および撮影シーンの種別との組み合わせと、補正用のパラメータとの対応関係が予め記憶されているテーブルを参照し、パラメータに基づいて補正する。このテーブルは予めROM19に記憶されている。
図7は、補正処理用のテーブルの一例を示す図である。例えば、推論部23bの推論結果が「20代の男性」であり、表情判定部23cの判定結果が「笑顔」であり、シーン認識部23eの認識結果が「海」であった場合、補正処理部23dは以下の補正処理を行う。補正処理部23dは、顔に対しては「肌色部分を日焼けしたような色」に補正するとともに背景に対しては「輪郭を強調して、色鮮やか(輝度を上げる)」にする。具体的な処理の詳細については後述する。
図7において、表情判定部23cは、特開2001−16573号公報および特開平8−249453号公報に開示された方法を組み合わせることにより、笑顔や悲しみの顔を判定する。図7では、笑顔度をクラス分けして明記していないものの、実際には図2で示した通り、笑顔度は0から3までクラス分けされているものとする。
また、本実施形態では、悲しみの度合いを3段階(悲しみ度1、2、3)にクラス分けしている。また、悲しい顔ではなく、平静な顔の状態を悲しみ度0としている。悲しみの度合いについては、口元、目尻、目の開き具合等によって判定される。図7では、悲しみ度をクラス分けして明記していないものの、悲しみ度は0から3までクラス分けされているものとする。なお、上述した表情判定処理は、一例であって、例えば悲しみ度を5段階にクラス分けしてもよい。
次に、第2実施形態における電子カメラ2の動作の一例を説明する。
図8は、電子カメラ2の動作を表すフローチャートである。ここで、以下の説明では、顔検出機能、人物の年齢層および性別の推論機能、表情判定機能をオンにするとともに、シーン認識機能もオンに設定した場合について説明する。また、一例として、20代の男性が海辺を背景にして立っている状態を電子カメラ2で撮影するものとする。この際、20代の男性の笑顔度は1とする。
ステップS201:CPU23は、タイミングジェネレータ(TG)15を介して撮像素子14を駆動させることによりスルー画像の取得を開始する。このスルー画像は、液晶表示モニタ21に表示される。
図9は、顔検出機能、推論機能、表情判定機能およびシーン認識機能を説明する図である。図9(a)では、スルー画像(被写体)が液晶表示モニタ21に表示されている様子を表している。このスルー画像を用いて、顔検出処理、推論処理、表情判定機能およびシーン認識処理が行われる。
ステップS202:CPU23は、スルー画像が取得開始されたか否かを判定する。スルー画像が取得開始された場合は(ステップS202:Yes)、ステップS203に移行する。一方、レリーズボタンが所定時間経過しても半押しされない場合は(ステップS202:No)、節電モードが機能してこの処理ルーチンは終了する。
ステップS203:CPU23の顔検出部23aは、スルー画像に上述した顔検出処理を施して撮影画面から顔を検出する。さらに、顔検出部23aは、検出した顔に基づいて顔の器官を構成する特徴点を抽出する。なお、図9(b)に示すように顔を囲む矩形状のマークで囲まれる顔の領域が撮影画面上で予め定めた大きさよりも大きい場合には、ポートレートモードの撮影が行なわれる(詳細は後述する)。
ステップS204:CPU23は、ステップS203の顔検出処理で顔を検出したか否かを判定する。顔検出部23aが顔を検出できた場合には(ステップS204:Yes)、人物の年齢層および性別の推論(ステップS205)に移行する。
一方、顔検出部23aが顔を検出できなかった場合には(ステップS204:No)、通常の撮影モードとして、ステップS209に移行する。この場合、全押し操作がなされると(ステップS209:Yes)、本画像取得の処理(ステップS210)へ移行する。ステップS209以降の処理については、後述する。
ステップS205:CPU23の推論部23bは、人物の年齢層および性別を推定する推論処理を実行する。図9(c)では、推論部23bが、人物を「20代の男性」に推定した結果を表している。
ステップS206:CPU23の表情判定部23cは、顔の表情の判定処理を実行する。図9(d)では、表情判定部23cは、男性の笑顔度を1と判定した結果を表している。
ステップS207:CPU23のシーン認識部23eは、被写体の輝度分布やRGB信号の分布に基づいて、撮影シーンの種別を認識する。図9(e)では、シーン認識部23eにより、「空、海、砂浜」が認識された結果を表している。この場合、シーン認識部23eは撮影シーンを「海」とする。
ステップS208:CPU23の補正処理部23dは、先ず、推論部23bの推論結果表情判定部23cの判定結果およびシーン認識部23eの認識結果を取得する。図9の例では、推論部23bの推論結果が「20代の男性」であり、表情判定部23cの判定結果が「笑顔度1」であり、シーン認識部23eの認識結果が「海」である。続いて、補正処理部23dは、ROM19に記憶されているテーブル(図7)を参照する。補正処理部23dは、顔に対しては「肌色部分を日焼けしたような色に補正する」ためのパラメータを取得する。また、補正処理部23dは、背景(海)に対しては、「輪郭を強調して、色鮮やかにする(輝度を上げる)」ためのパラメータを取得する。そして、これらのパラメータを補正用のパラメータの設定値とする。
ステップS209:CPU23は、レリーズボタンが全押しされたか否かを判定する。レリーズボタンが全押しされていない場合は(ステップS209:No)、ステップS202に戻る。一方、レリーズボタンが全押しされた場合は(ステップS209:Yes)、ステップS210へ移行する。
ステップS210:CPU23は、操作部22からの全押し操作を受けて、本画像取得のため、タイミングジェネレータ(TG)15を介して撮像素子14を駆動させる。AFE16では、画像信号のゲイン調整や画像信号のA/D変換が行われる。このAFE16が出力する画像信号(デジタル信号)は、画像処理部17へ入力される。画像処理部17は、AFE16が出力する本画像データをRAM18のフレームメモリに記憶させる。
ステップS211:画像処理部17は、フレームメモリに記憶されている本画像データに対してホワイトバランス補正処理、ゲインコントロール処理などの画像処理を行う。
ここで、ステップS204の判定結果において、顔検出部23aが顔検出できず、通常の撮影モードの場合、画像処理部17は、本画像のデータに対して顔および撮影シーンの背景の補正処理を行わない。
一方、ステップS204の判定結果において、顔検出部23aが顔を検出できた場合の本画像データについては、さらに以下の補正処理が行われる。補正処理部23dは、画像処理部17に顔および背景の補正を指示する。この際、補正処理部23dは、画像処理部17に対して「肌色部分を日焼けしたような色に補正する」ためのパラメータと「輪郭を強調して、色鮮やかにする(輝度を上げる)」ためのパラメータとを設定する。
画像処理部17は、ホワイトバランス補正処理などが施された後の本画像データに対して顔および背景の補正処理を行う。ここで、顔の補正では、「肌色部分を日焼けしたような色に補正する」ために、画像処理部17は顔の肌色の色相を補正する。本実施形態では、複数通りの色相のうち、「肌色部分を日焼けしたような色」を所定の色相に対応付けておく。補正処理部23dは、画像処理部17に対して、「肌色部分を日焼けしたような色」に対応付けられた色相の情報をパラメータとして設定する。画像処理部17は、顔検出部23aが検出した顔の肌色に対して、「肌色部分を日焼けしたような色」に対応付けられた色相になるようにRGBの分布を調整する。
また、背景の補正では、「輪郭を強調して、色鮮やかにする」ため、画像処理部17は輪郭や輝度の調整を行う。本実施形態では、例えば、笑顔度や悲しみ度に応じて「色の明るさ」のレベルをクラス分けしておく。具体的には、画像処理部17は、背景の輝度を調整する。ここでは、画像処理部17は、笑顔度が上がるにしたがって背景の輝度を段階的に上げていく。一方、悲しみ度が上がるにしたがって背景の輝度を段階的に下げていく。
このようにして、補正処理部23dは、画像処理部17に対して、背景が「海」に対応付けられた「色の明るさ」に笑顔度を加味して、輝度値をパラメータとして設定する。画像処理部17は、背景が「海」の場合において、笑顔度に応じて輝度を調整する。また、輪郭の強調として、画像処理部17は、画像データに対して所定の空間フィルタを用いて演算処理を行う。これにより、輪郭補正を強くかける。
ステップS212:CPU23は、本画像データを圧縮処理して記録媒体26に保存する。そして、この処理ルーチンは終了する。
上述した例では、20代の男性が海辺を背景にして立っている場合について説明した。次に、推論部23bの推論結果が「20〜30代の女性」であり、表情判定部23cの判定結果が「笑顔度1」であり、シーン認識部23eの認識結果が「ポートレート用の撮影シーン」の場合の補正処理(ステップS211)について説明する。
本実施形態では、顔検出部23aで検出された顔の領域が、撮影画面内において予め定められた大きさを超えた場合、シーン認識部23eは、背景をぼかすポートレート用の撮影シーンと判断する。これにより、例えば、ユーザが人物の顔をズームして撮影する場合、ポートレートモードに自動的に移行するため、ユーザがポートレートを意識しなくても、背景がぼけた画像を得ることができる。さらに、顔については年齢層、性別に応じて補正処理がされるため、結果的に人物が美しく引き立つような画像を得ることができる。さらに笑顔度に応じて、背景の輝度が変化する。なお、ポートレート用の撮影シーンの場合、CPU23は、顔を焦点検出エリアとして撮影を実行するものとする。
この場合、補正処理部23dは、図7に示す通り、顔については「肌色部分をなめらか、色を明るくする」するためのパラメータを取得し、背景については「輪郭をぼかして、ナチュラルにする(輝度を上げる)」ためのパラメータを取得する。
続いて、補正処理部23dは、画像処理部17に対して撮影画像にソフトフォーカス処理を指示する。これにより、主要被写体である女性が強調されるとともに輪郭をぼかしてナチュラルな画像を得ることができる。さらに、背景の輝度を笑顔度1の条件で調整する。
具体的には、画像処理部17のソフトフォーカス処理は、以下の手段で行われる。例えば、画像処理部17は、所定のソフトフォーカス処理を示すフィルタやローパスフィルタなどによるフィルタ処理を撮影画像に施してソフトフォーカス画像を生成する。
また、補正処理部23dは、画像処理部17に対して、顔の肌色について色、輝度のパラメータを補正する指示を行う。例えば、画像処理部17は、肌色部分を明るく(美白)、なめらかにする為に、色、輝度の調整を行う。なお、40代の女性の場合には、肌色のくすみやしわを目立たなくする為に、肌色の色、輝度の調整を行う。
以上、撮影シーンがポートレート用の撮影シーンであって撮影対象の人物が20〜30代の女性(笑顔度1)である場合、顔の肌色部分がなめらか、かつ明るくなり、背景については輪郭をぼかしてナチュラルな撮影画像が得られる。
なお、顔検出処理において複数の顔が検出された場合の対処として、検出した顔毎に年齢層、性別に応じて顔の補正処理を行ってもよい。また、予め優先順位を決めておいて、優先順位の高い顔に対応付けられた背景の補正処理を行ってもよい。
ここで、図7に示したテーブルにおける顔の補正処理について、上述した以外に、「肌色部分をきれいにする」処理とは、例えば、画像処理部17がシャープネスを下げる色補正を行うことをいう。また、「肌色部分を暗くする」処理とは、例えば画像処理部17が肌色部分の明度を暗くする色補正を行うことをいう。背景の補正処理については、上述した以外に、「明るい部分(光源)は、ぼかしてその他は自然に見える範囲で輪郭強調」とは、以下の処理をいう。明るい部分(光源)については、画像処理部17が所定の空間フィルタを用いて演算処理を施すことにより、光源付近をぼかす。また、光源以外の背景については、画像処理部17が所定の空間フィルタを用いて演算処理を施すことにより輪郭強調を行う。また、画像処理部17は、悲しみ度が上がるにつれて段階的に輝度を下げる。これにより、悲しみ度が上がるにつれて、背景が段階的に暗くなる。
図7に示したテーブルのパラメータについては、色相、輝度、明度、空間フィルタなどを適宜選択して補正することにより、顔および背景が補正された撮影画像が得られる。なお、色相、輝度、明度、空間フィルタなどは一例であって、これらに限定されるものではない。
以上、本実施形態の電子カメラ2によれば、推論部23bの推論結果、表情判定部23cの判定結果およびシーン認識部23eの認識結果に基づいて、顔および背景の補正を記録用の画像に対して各々独立に行う。これにより、顔のみならず背景も合わせて補正される。さらに、撮影シーンおよび撮影人物の表情に応じて背景も補正されるため、顔と背景のバランスを崩すことなく、顔の補正効果を十分に引き出すことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、図10に示すコンピュータ3に電子カメラ1で撮影された画像(顔および背景が補正されていないものとする)を読み出し、顔および背景について補正処理を行う。この補正処理を行うに際し、本発明の一実施形態である画像処理プログラムを用いる。
以下、具体的に説明する。図10は、コンピュータの構成を示すブロック図である。図10に示すコンピュータ3には、コンピュータ用CPU30と、メモリ31と、通信インターフェース(I/F)32と、キーボード33と、表示モニタ34とが備えられている。メモリ31には、本発明の一実施形態である画像処理プログラムも格納されている。
図11は、本発明の一実施形態である画像処理プログラムの模式図である。第3実施形態では、図11(a)の画像処理プログラムAがコンピュータ用CPU30に組み込まれる。すなわち、コンピュータ用CPU30は、本発明の一実施形態である画像処理プログラムAが組み込まれることによって、顔検出部30aと、推論部30bと、表情判定部30cと、補正処理部30dとが構築される。また、メモリ31には、図2に示した補正処理用のテーブルが記憶されているものとする。なお、顔検出部30a、推論部30bおよび表情判定部30cの処理については、第1実施形態で説明した内容と同様であるため、説明を省略する。また、補正処理部30dについては、図1に示す画像処理部17における顔および背景の補正処理の機能も持っているものとする。
次に、本発明の一実施形態である画像処理プログラムAの動作について説明する。ここでは、電子カメラ1で記録された画像は、予め、通信インターフェース(I/F)32を介してメモリ31に記憶されているものとする。また、補正処理の対象となる画像は、図5で説明した20代の女性(笑顔度2)を電子カメラ1で撮影した画像とする。ただし、顔および背景の補正処理はされていないものとする。
図12は、第3実施形態の画像処理プログラムAの動作を表すフローチャートである。この処理ルーチンは、図10に示すキーボード33から画像処理プログラムAの起動を受け付けると開始する。
ステップS301:CPU30は、処理対象の画像をメモリ31から読み出して、表示モニタ34に表示させる。
ステップS302:CPU30の顔検出部30aは、表示モニタ34に表示された画像に対して顔検出処理を施して顔を検出する。さらに、顔検出部30aは、検出した顔に基づいて顔の器官を構成する特徴点を抽出する。
ステップS303:CPU30は、ステップS302の顔検出処理で顔を検出したか否かを判定する。顔検出部30aが顔を検出した場合(ステップS303:Yes)、人物の年齢層および性別の推論(ステップS304)に移行する。
一方、顔検出部23aが顔を検出しなかった場合(ステップS303:No)、顔および背景の補正処理は行わないため、この処理ルーチンは終了する。
ステップS304:CPU30の推論部30bは、第1実施形態で説明した推論部23bと同様にして、人物の年齢層および性別を推定する推論処理を実行する。
ステップS305:CPU30の表情判定部30cは、第1実施形態で説明した表情判定部23cと同様にして、顔の表情を判定する。
ステップS306:CPU30の補正処理部30dは、先ず、推論部30bの推論結果(20代の女性)および表情判定部30cの判定結果(笑顔度2)を取得する。続いて、補正処理部30dは、メモリ31に記憶されているテーブルを参照する。補正処理部30dは、顔に対しては「肌色部分をなめらかにし、色を明るくする」ためのパラメータを取得する。また、補正処理部30dは、背景に対しては、「明るくする(笑顔度2)」ためのパラメータを取得する。そして、これらのパラメータを補正用のパラメータの設定値とする。
ステップS307:補正処理部30dは、顔検出部30aが検出した顔の肌色に対して、「肌色部分がなめらかであって明るい色」に対応付けられた色相になるようにRGBの分布を調整する。また、背景の補正では、「明るくする(笑顔度2)」ため、背景の輝度を調整する。
ステップS308:CPU30は、補正処理後の画像を表示モニタ34に表示するとともに補正処理後の画像データを圧縮処理してメモリ31に保存する。そして、この処理ルーチンは終了する。
以上、第3実施形態の画像処理プログラムAによれば、推論部30bの推論結果および表情判定部30cに基づいて、顔および背景の補正を電子カメラ1で撮影された画像(補正処理がなされていない画像)に対して行う。これにより、顔のみならず背景も合わせて補正される。すなわち、撮影人物の笑顔に応じて背景も補正されるため、顔と背景のバランスを崩すことなく、顔の補正効果を十分に引き出すことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本発明の第4実施形態では、図10に示すコンピュータ3に電子カメラ2で撮影された画像(顔および背景が補正されていないものとする)を読み出し、顔および背景について補正処理を行う。
なお、本発明の第3実施形態と本発明の第4実施形態とでは、コンピュータ3は同じであるため、コンピュータ3の構成の説明は省略する。
第4実施形態では、図11(b)の画像処理プログラムBがコンピュータ用CPU30に組み込まれる。すなわち、コンピュータ用CPU30は、本発明の一実施形態である画像処理プログラムBが組み込まれることによって、顔検出部30aと、推論部30bと、表情判定部30cと、シーン認識部30eと、補正処理部30dとが構築される。
また、メモリ31には、図7に示した補正処理用のテーブルが記憶されているものとする。なお、顔検出部30a、推論部30b、表情判定部30cおよびシーン認識部30eについては、第2実施形態で説明した内容と同様であるため、説明を省略する。
次に、本発明の一実施形態である画像処理プログラムBの動作について説明する。ここでは、電子カメラ2で記録された画像は、予め、通信インターフェース(I/F)32を介してメモリ31に記憶されているものとする。また、補正処理の対象となる画像は、第2実施形態で説明した、20代の男性(笑顔度1)が海辺を背景にして立っている状態を電子カメラ2で撮影した画像とする。ただし、顔および背景の補正処理はされていないものとする。
図13は、第4実施形態の画像処理プログラムBの動作を表すフローチャートである。この処理ルーチンは、図10に示すキーボード33から画像処理プログラムBの起動を受け付けると開始する。
なお、ステップS401からステップS403の処理については、図12に示す、ステップS301からステップS303の処理と同様であるため、説明は省略する。
ステップS404:CPU30の推論部30bは、人物の年齢層および性別を推定する推論処理を実行する。ここでは、推論部30bは20代の男性を推定する。
ステップS405:CPU30の表情判定部30cは顔の表情を判定する。ここでは、表情判定部30cは、男性の笑顔度として笑顔度1を判定する。
ステップS406:CPU30のシーン認識部30eは、被写体の輝度分布やRGB信号の分布に基づいて、背景のシーンを認識する。ここでは、シーン認識部30eは、撮影シーンの種別として「海」を認識する。
ステップS407:CPU30の補正処理部30dは、先ず、推論部30bの推論結果(20代の男性)、表情判定部30cの判定結果(笑顔度1)およびシーン認識部30cの認識結果(海)を取得する。続いて、補正処理部30dは、メモリ31に記憶されているテーブルを参照する。補正処理部30dは、顔に対しては「肌色部分を日焼けしたような色に補正する」ためのパラメータを取得する。また、補正処理部30dは、背景(海)に対しては、「輪郭を強調して、色鮮やかにする」ためのパラメータを取得する。そして、これらのパラメータを補正用のパラメータの設定値とする。
ステップS408:補正処理部30dは、顔検出部30aが検出した顔の肌色に対して、「肌色部分を日焼けしたような色」に対応付けられた色相になるようにRGBの分布を調整する。また、背景の補正では、「輪郭を強調して、色鮮やかにする(輝度を上げる)」ため、補正処理部30dは輪郭や輝度の調整を行う。すなわち、補正処理部30dは、背景が「海」の場合において、笑顔度に応じて輝度を調整する。また、輪郭の強調として、補正処理部30dは、画像データに対して所定の空間フィルタを用いて演算処理を行う。これにより、輪郭補正を強くかける。
ステップS409:CPU30は、補正処理後の画像を表示モニタ34に表示するとともに補正処理後の画像データを圧縮処理してメモリ31に保存する。そして、この処理ルーチンは終了する。
以上、第4実施形態の画像処理プログラムBによれば、推論部23bの推論結果、表情判定部23cの判定結果およびシーン認識部23eの認識結果に基づいて、顔および背景の補正を電子カメラ2で撮影された画像(補正処理がなされていない画像)に対して行う。これにより、顔のみならず背景も合わせて補正される。さらに、撮影シーンおよび撮影人物の表情に応じて背景も補正されるため、顔と背景のバランスを崩すことなく、顔の補正効果を十分に引き出すことができる。
<実施形態の補足事項>
(1)上記実施形態では、推論部23b、30bは年齢層、性別を推定したが、これに限られず、さらに人種を加えて推定してもよい。この場合、人種の推論については、一例として下記の非特許文献2に開示された方法により、人種を推定する。
<非特許文献2>:グレゴリー シャナロビッチ(Gregory Shakhnarovich),ポール A ヴィオラ(Paul A. Viola),ババック モハダム(Baback Moghaddam);「ア ユニファイド ラーニング フレームワーク フォア リアルタイム フェイス ディテクション アンド クラシフィケーション(A Unified Learning Framework for Real Time Face Detection and Classification)」;プロシーディングス オブ ザ フィフス IEEE インターナショナル コンファレンス オン オートマティック フェイス アンド ジェスチャー レコグニッション(Proceedings of the Fifth IEEE International Conference on Automatic Face and Gesture and Gesture Recognition);(米国) インスティチュート オブ エレクトリカル アンド エレクトロニクス エンジニアズ(Institute of Electrical and Electronics Engineers,略称 IEEE);2002年5月
(2)上記実施形態では、「ポートレート」、「夜景」、「風景」などの撮影モードを予め設定しておいてもよい。これにより、シーン認識部23eにおけるシーン認識の精度がさらに向上する。
(3)上記実施形態では、電子カメラ2に人工衛星を用いた汎地球測位システム(GPS:Global Positioning System)や方位センサを搭載してもよい。この場合、ROM19に地図情報が格納されているものとする。CPU23は、位置情報と方位情報を取得する。これにより、シーン認識部23eは地図情報に基づいて撮影方向に存在する人物以外の対象物の特定がしやすくなる。したがって、シーン認識部23eは、例えば、海や山などの背景に対してシーン認識の精度を向上させることができる。
(4)上記実施形態では、推論部23bの推論結果、表情判定部23cの判定結果およびシーン認識部23eの認識結果との組み合わせがテーブルに該当しない場合、マニュアル設定にて補正処理を行ってもよい。具体的には、電子カメラ2では、一旦通常の撮影を行う。そして、本画像データは記録媒体26に保存される。また、本画像を液晶表示モニタ21に表示させる。ユーザは、推論部23bの推論結果、表情判定部23cの判定結果およびシーン認識部23eの認識結果との組み合わせの補正処理のパラメータをマニュアル操作で設定する。すると、CPU23は、マニュアル操作で設定された補正処理のパラメータに基づいて、顔および背景の補正処理を行う。そして、CPU23は、この補正処理が施された画像を新たに生成する。そして、ユーザにて設定された補正処理のパラメータの内容は、テーブルに追加されるものとする。なお、電子カメラ1についても同様とする。
(5)上記実施形態では、表情の種類として、‘笑顔(嬉しい)’と、‘悲しい’との2種類としたが、これらの表情に限られず、例えば、怒り、嫌悪、恐れ、驚き、幸福などの表情を加えてもよい。
第1実施形態の電子カメラ1の構成を示すブロック図 補正処理用のテーブルの一例を示す図 電子カメラ1の動作を表すフローチャート 顔検出機能、推論機能および表情判定機能を説明する図 表情判定部23cにおける表情判定処理の一例を説明する図 第2実施形態の電子カメラ2の構成を示すブロック図 補正処理用のテーブルの一例を示す図 電子カメラ2の動作を表すフローチャート 顔検出機能、推論機能、表情判定機能およびシーン認識機能を説明する図 コンピュータ3の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態である画像処理プログラムの模式図 第3実施形態の画像処理プログラムAの動作を表すフローチャート 第4実施形態の画像処理プログラムBの動作を表すフローチャート
符号の説明
1、2・・・電子カメラ、3・・・コンピュータ、17・・・画像処理部、23a、30a・・・顔検出部、23b、30b・・・推論部、23c、30c・・・表情判定部、23e、30e・・・シーン認識部、23d、30d・・・補正処理部

Claims (9)

  1. 被写体像を光電変換して画像信号を生成する撮像素子と、
    前記画像信号に基づいて撮影画面から人物の顔を検出し、前記顔の特徴を表す特徴点を抽出する顔検出部と、
    前記特徴点に基づいて前記人物の顔から前記人物の属性を推論する推論部と、
    前記特徴点に基づいて前記人物の顔から前記顔の表情を判定する表情判定部と、
    前記推論部の推論結果および前記表情判定部の判定結果に基づいて、前記撮像素子で撮像された記録用の画像のうち、前記顔を含む第1の領域と、前記第1領域と異なる第2の領域とを各々独立に補正する補正処理部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画像信号に基づいて撮影シーンの種別を認識するシーン認識部をさらに備え、
    前記補正処理部は、前記撮影シーンの種別も考慮して、前記第2の領域の補正をすることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記人物の属性は、前記人物の年齢層および性別の少なくとも一方を含むことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記表情判定部は、前記顔の表情のうち、笑顔の度合いを判定することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4記載の撮像装置において、
    前記補正処理部は、前記笑顔の度合いに応じて、前記第1の領域および前記第2の領域の補正を行う補正用のパラメータを決定することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記推論結果と前記判定結果との組み合わせと、前記第1の領域および前記第2の領域の補正を行う補正用のパラメータとの対応関係が予め記憶されているメモリを備え、
    前記補正処理部は、前記推論結果と前記判定結果との組み合わせから求めた前記パラメータに基づいて、前記第1の領域と前記第2の領域とを各々独立に補正することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記推論結果、前記判定結果および前記撮影シーンの種別との組み合わせと、前記第1の領域および前記第2の領域の補正を行う補正用のパラメータとの対応関係が予め記憶されているメモリを備え、
    前記補正処理部は、前記推論結果、前記判定結果および前記撮影シーンの種別との組み合わせから求めた前記パラメータに基づいて、前記第1の領域と前記第2の領域とを各々独立に補正することを特徴とする撮像装置。
  8. 画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
    前記画像から人物の顔を検出し、前記顔の特徴を表す特徴点を抽出する顔検出ステップと、
    前記特徴点に基づいて前記人物の顔から前記人物の属性を推論する推論ステップと、
    前記特徴点に基づいて前記人物の顔から前記顔の表情を判定する表情判定ステップと、

    前記推論ステップの推論結果および前記表情判定ステップの判定結果に基づいて、前記画像のうち、前記顔を含む第1の領域と、前記第1領域と異なる第2の領域とを各々独立に補正する補正処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  9. 画像処理をコンピュータに実行させる画像処理プログラムであって、
    前記画像から人物の顔を検出し、前記顔の特徴を表す特徴点を抽出する顔検出ステップと、
    前記特徴点に基づいて前記人物の顔から前記人物の属性を推論する推論ステップと、
    前記特徴点に基づいて前記人物の顔から前記顔の表情を判定する表情判定ステップと、
    前記画像から撮影シーンの種別を認識するシーン認識ステップと、
    前記推論ステップの推論結果、前記表情判定ステップの判定結果および前記シーン認識ステップの認識結果に基づいて、前記画像のうち、前記顔を含む第1の領域と、前記第1領域と異なる第2の領域とを各々独立に補正する補正処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
JP2008044313A 2008-02-26 2008-02-26 撮像装置および画像処理プログラム Active JP4946913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008044313A JP4946913B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 撮像装置および画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008044313A JP4946913B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 撮像装置および画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009206583A JP2009206583A (ja) 2009-09-10
JP4946913B2 true JP4946913B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=41148466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008044313A Active JP4946913B2 (ja) 2008-02-26 2008-02-26 撮像装置および画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4946913B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012003539A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Sanyo Electric Co Ltd 画像処理装置
JP2012090150A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Kyocera Corp 携帯通信端末、アップロード制御プログラムおよびアップロード制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004021374A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、記憶媒体
JP4461789B2 (ja) * 2003-03-20 2010-05-12 オムロン株式会社 画像処理装置
JP2005086516A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Canon Inc 撮像装置、印刷装置、画像処理装置およびプログラム
JP5239126B2 (ja) * 2006-04-11 2013-07-17 株式会社ニコン 電子カメラ
JP4432054B2 (ja) * 2006-06-20 2010-03-17 富士フイルム株式会社 撮像装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009206583A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8446485B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium thereof
JP4214420B2 (ja) 瞳色補正装置およびプログラム
WO2019011147A1 (zh) 逆光场景的人脸区域处理方法和装置
US8150188B2 (en) Imaging apparatus
US20080118156A1 (en) Imaging apparatus, image processing apparatus, image processing method and computer program
US8570429B2 (en) Image processing method and apparatus and digital photographing apparatus using the same
US9135726B2 (en) Image generation apparatus, image generation method, and recording medium
WO2007129438A1 (ja) 電子カメラ
JP2019106045A (ja) 画像処理装置、方法及びプログラム
JP2005086516A (ja) 撮像装置、印刷装置、画像処理装置およびプログラム
JP6859611B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP4983643B2 (ja) 撮像装置及び補正プログラム
US11710343B2 (en) Image processing device, image processing method, and storage medium for correcting brightness
US20200344410A1 (en) Detection apparatus for detecting portion satisfying predetermined condition from image, image processing apparatus for applying predetermined image processing on image, detection method, and image processing method
JP2004320285A (ja) デジタルカメラ
JP5272775B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2012085083A (ja) 画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム
JP6384205B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2010092094A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム及びデジタルカメラ
JP4946913B2 (ja) 撮像装置および画像処理プログラム
JP6098133B2 (ja) 顔構成部抽出装置、顔構成部抽出方法及びプログラム
JP5453796B2 (ja) 画像処理装置、電子カメラ及び画像処理プログラム
JP2010219740A (ja) 画像処理装置およびデジタルカメラ
JP6590047B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2017147535A (ja) ホワイトバランス調整装置、ホワイトバランス調整方法、ホワイトバランス調整プログラム及び撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4946913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250