JP4885079B2 - デジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラム - Google Patents

デジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラムに係り、より詳しくは、撮影によって得られた画像情報により示される被写体に含まれている人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、当該赤目を修正するデジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラムに関する。
デジタルカメラにより被写体を撮影した場合、撮影時の光の反射状態によっては、撮影記録される画像上での被写体の色調が実際の色調と大きく相違することがある。例えば、ストロボを発光させて被写体としての人物を正面から撮影すると、暗い場所で瞳孔が開いた状態となっている人物の目に対しストロボ光が正面から入射して正反射され、この状態が画像として撮影記録されることで、画像上で人物の目に相当する領域が赤く写る所謂赤目現象による赤目が発生することがある。
このような画像上での赤目は非常に不自然で見栄えが悪いため、画像上での赤目を検出し、検出した赤目に対して自然に見えるようにするための修正を行う技術が従来より提案されている。
例えば、特許文献1には、適正光量以下の補助光下での予備撮影と適正光量の補助光下での本撮影とを行い、予備撮影によって得られた画像から眼球情報を取得し、取得した眼球情報に基づいて本撮影時に生じる赤目現象を補正する赤目補正方法が開示されている。
また、特許文献2には、ストロボ発光撮影による画像データとストロボ非発光撮影による画像データとを比較してストロボ発光撮影による画像データにおける赤目箇所と大きさを検出し、検出した赤目箇所と大きさを基にストロボ発光撮影による画像データを補正する電子カメラが開示されている。
特開2006−166359公報 特許3114103号公報
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2の技術では、被写体が暗いがために、ストロボ等の発光手段による発光を伴った撮影を行っているにもかかわらず、適正光量以下の補助光下での予備撮影やストロボ非発光撮影によって得られた画像からは、目に相当する領域を検出できない可能性が高く、この結果として、赤目を修正することができない可能性が高い、という問題点あった。
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、より確実に赤目を修正することができるデジタルカメラ、撮影方法及び撮影プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のデジタルカメラは、撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記被写体に人の顔が含まれているか否かを判定する判定手段と、前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記判定手段によって人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記判定手段によって人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影手段と、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する修正手段と、を備え、前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合である。また、請求項2に記載のデジタルカメラでは、前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、かつ、前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する。
請求項1,2記載の発明は、発光手段により、撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光され、撮像手段により、被写体が連続的に撮像されることにより当該被写体を示す画像情報が連続的に取得され、判定手段により、前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記被写体に人の顔が含まれているか否かが判定されるものとされている。
ここで、本発明では、予備撮影手段により、前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記判定手段によって人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影が行われ、前記判定手段によって人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影が行われる。
そして、本発明では、修正手段により、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域が抽出され、抽出された黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目が修正される。この際、請求項1記載の発明では、前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合である。また、請求項2記載の発明では、前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、かつ、前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する。
このように、本発明によれば、発光手段が発光された状態で撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、撮像手段によって取得された画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ発光手段を発光させない状態で撮像手段を用いた予備撮影を行い、撮像手段によって取得された画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ発光手段を発光させない状態で撮像手段を用いた予備撮影を行うので、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
なお、本発明は、請求項11に記載の発明のように、前記予備撮影手段が、前記露出の変更を、シャッター速度の低速化、絞り値の増加、及び前記撮像手段の感度の増加の少なくとも1つを実行することにより行うものとしても良い。これにより、より簡易に赤目を修正することができる。
また、本発明は、請求項12に記載の発明のように、前記予備撮影手段が、前記露出の変更を、前記発光手段を発光させない状態における被写体の明るさに応じた適正露出となるように行うものとしても良い。これにより、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記修正手段が、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度及び平均彩度を目標にして前記赤目を修正するものとしても良い。これにより、赤目の輝度及び彩度を実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正を高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記修正手段が、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正するものとしても良い。これにより、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記輝度用補正係数が、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数が、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合であるものとしても良い。
これにより、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記予め定められた条件を満足する第1輝度が、前記第1輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1輝度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの輝度であり、前記予め定められた条件を満足する第2輝度が、前記第2輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第2輝度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの輝度であり、前記予め定められた条件を満足する第1彩度が、前記第1彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1彩度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの彩度であり、前記予め定められた条件を満足する第2彩度が、前記第2彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1彩度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの彩度であるとしても良い。
これにより、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記予め定められた条件を満足する第1輝度が、前記第1輝度ヒストグラムで示される各輝度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第1輝度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であり、前記予め定められた条件を満足する第2輝度が、前記第2輝度ヒストグラムで示される各輝度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第1輝度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であり、前記予め定められた条件を満足する第1彩度が、前記第1彩度ヒストグラムで示される各彩度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第1彩度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であり、前記予め定められた条件を満足する第2彩度が、前記第2彩度ヒストグラムで示される各彩度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第2彩度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であるものとしても良い。
これにより、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項6,7に記載の発明のように、前記修正手段が、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じていると共に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に前記赤目に対応する黒目領域が含まれていない場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第3輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3輝度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな輝度用重み付け係数を乗じて得られた値に達したときの輝度と、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第3彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3彩度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな彩度用重み付け係数を乗じて得られた値に達したときの彩度とを目標にして前記赤目を修正するものとしても良い。
これにより、判定手段により撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じていると共に、予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に赤目に対応する黒目領域が含まれていない場合であっても、赤目の輝度及び彩度を実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正を高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項10に記載の発明のように、前記輝度用重み付け係数及び前記彩度用重み付け係数が、予め定められた範囲内で変更自在とされているものとしても良い。これにより、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本発明は、請求項13に記載の発明のように、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行う赤目検出手段を更に備え、前記修正手段が、前記赤目検出手段により前記赤目が検出された場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正するものとしても良い。これにより、赤目を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
また、本発明は、請求項14に記載の発明のように、前記赤目検出手段が、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行うものとしても良い。これにより、赤目を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
また、本発明は、請求項15に記載の発明のように、前記赤目検出手段が、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行うものとしても良い。
これにより、赤目を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
また、本発明は、請求項16に記載の発明のように、前記赤目検出手段が、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報に対して移動平均処理を施すことによって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報に対して移動平均処理を施すことによって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行うものとしても良い。
これにより、赤目を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項17に記載の撮影方法は、撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラによる撮影方法であって、前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影工程と、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正する修正工程と、を有し、前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合であるとする。また、請求項18に記載の撮影方法では、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、かつ、前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する。また、請求項19に記載の撮影方法では、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、前記輝度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合であるとする。また、請求項20に記載の撮影方法では、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出すると共に前記赤目領域の平均輝度と平均彩度を算出し、前記赤目領域の各画素の輝度に、前記赤目領域の平均輝度に対する前記黒目領域の平均輝度の割合を乗算して得られた補正輝度と、前記赤目領域の各画素の彩度に、前記赤目領域の平均彩度に対する前記黒目領域の平均彩度の割合を乗算して得られた補正彩度と、を目標にして前記赤目を修正する。
従って、本発明の撮影方法によれば、請求項1〜3に記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項21に記載の撮影プログラムは、撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラにおいて実行される撮影プログラムであって、前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影ステップと、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する修正ステップと、をコンピュータに実行させるものであり、前記修正ステップにおいては、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合であるものとする。また、請求項22に記載の撮影プログラムは、前記修正ステップにおいて、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、かつ、前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する。また、請求項23に記載の撮影プログラムは、前記修正ステップにおいて、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、前記輝度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合であるものとする。また、請求項24に記載の撮影プログラムは、前記修正ステップにおいて、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出すると共に前記赤目領域の平均輝度と平均彩度を算出し、前記赤目領域の各画素の輝度に、前記赤目領域の平均輝度に対する前記黒目領域の平均輝度の割合を乗算して得られた補正輝度と、前記赤目領域の各画素の彩度に、前記赤目領域の平均彩度に対する前記黒目領域の平均彩度の割合を乗算して得られた補正彩度と、を目標にして前記赤目を修正する。
従って、請求項21〜24に記載の発明によれば、コンピュータに対して請求項1〜3の発明と同様に作用させることができるので、請求項1〜3の発明と同様に、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
本発明によれば、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる、という優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施形態では、本発明を、静止画像の撮影を行うデジタル電子スチルカメラ(以下、「デジタルカメラ」という。)に適用した場合について説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズスイッチ(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10のレリーズスイッチ56Aは、押圧操作されるものであって、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズスイッチ56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッター速度、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面にはモード切替スイッチ56Cが備えられている。モード切替スイッチ56Cは、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体を後述するLCD38により再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際にスライド操作される。
また、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体やメニュー画面等を表示する略矩形状の液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、十字カーソルスイッチ56Dと、が備えられている。なお、十字カーソルスイッチ56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10の背面には、赤目修正モード設定スイッチ56Eが備えられている。この赤目修正モード設定スイッチ56Eは、撮影モードが設定されている間のみ操作を受け付ける状態となり、この際、押圧操作される度に赤目修正モードへの設定及び設定解除が切り替えられる。なお、上記赤目修正モードは撮影によって得られた画像情報により示される被写体に赤目が生じている場合に、当該赤目を修正するモードである。本実施形態に係るデジタルカメラ10では、赤目修正モードが設定されているか否かを示す情報がLCD38に表示される。
更に、デジタルカメラ10の背面には、LCD38にメニュー画面を表示させるときに押圧操作されるメニュースイッチと、それまでの操作内容を確定するときに押圧操作される決定スイッチと、直前の操作内容をキャンセルするときに押圧操作されるキャンセルスイッチと、が備えられている。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル信号に変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体やメニュー画面等をLCD38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDインタフェース36と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を一時的に記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル信号に対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてフラッシュ・メモリ(Flash Memory)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46ないし外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズスイッチ56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルスイッチ56D、赤目修正モード設定スイッチ56E、メニュースイッチ等の各種スイッチ(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
更に、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
ところで、本実施形態に係るデジタルカメラ10は、本発明に特に関係するものとして、顔検出回路58、赤目検出回路60、黒目検出回路62、平均輝度算出回路64、平均彩度算出回路66、赤目修正回路68及び露出制御回路70を含んで構成されており、これらの回路の各々はシステムバスBUSに接続されている。従って、CPU40は、これらの回路の作動の制御及びこれらの回路との間の情報の授受を行うことができる。
ここで、上記顔検出回路58は、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているとき、AE機能が働いて露出状態が設定され、AF機能が働いて合焦制御された後でレリーズスイッチ56Aを全押し状態にする前に、CPU40からの指示に応じて、CCD24による連続的な撮像によって得られた画像情報(以下、「撮像画像情報」という。)に基づいて、当該撮像画像情報により示される被写体に人の顔が存在するか否かを判断し、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているとき、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われた後に、CPU40からの指示に応じて、当該撮影によって得られた画像情報(以下、「撮影画像情報」という。)に基づいて、当該撮影画像情報により示される被写体に人の顔が存在するか否かを判断し、判断結果を示す情報(以下、「顔検出結果を示す情報」という。)をCPU40に出力する顔検出処理を実行するものである。
なお、CPU40は、顔検出回路58から入力された顔検出結果を示す情報に基づいて撮像画像情報又は撮影画像情報により示される被写体に人の顔が存在しているか否かを判定する機能を有している。
ところで、顔検出回路58での人の顔が存在するか否かの判断は、公知の方法を用いて行うことができる。例えば、予め人の肌色に対応する、後述する色差信号(クロマ信号)の範囲を決定しておき、撮像画像情報の各画素の色差信号が、当該範囲内にあるか否かを判定することにより肌色の領域の有無を判定し、撮像画像情報により示される被写体に対する肌色を有する領域の割合が予め定められた大きさ以上であれば、当該肌色を有する領域を肌色領域として抽出する。次いで、抽出した肌色領域内の予め定められた位置範囲内に目、鼻、口、眉などの肌色でないパターンが含まれるか否かを判定し、これらのパターンが含まれている場合に、該肌色領域を顔の領域であるものと判定する。
また、特開平5−100328号公報や特開平5−165120号公報に記載されているように、色相や彩度の2次元ヒストグラムからクラスターを求め、クラスターの内部構造、形状、接続する外部構造から顔を判定する方法などを利用しても良い。
一方、上記赤目検出回路60は、CPU40からの指示に応じて、撮影画像情報に基づいて、当該撮影画像情報により示される被写体に赤目が存在するか否かを判断し、判断結果を示す情報(以下、「赤目検出結果を示す情報」という。)をCPU40に出力すると共に、赤目が存在すると判断した場合には、撮影画像情報から、当該撮影画像情報により示される被写体における赤目の領域(以下、「赤目領域」という。)の位置を示す情報(以下、「赤目位置情報」という。)を抽出し、抽出した赤目位置情報をCPU40に出力する赤目検出処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された赤目位置情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
なお、赤目が存在するか否かの判断は、公知の方法を用いて行うことができる。例えば、予め赤目に対応する色差信号の範囲を決定しておき、人の顔の領域内に存在する人の目に相当する領域を抽出し、抽出した人の目に相当する領域の各画素の色差信号が上記の赤目に対応する色差信号の範囲内にあるか否かを判定することにより赤目が存在するか否かを判断する方法が挙げられる。
また、上記黒目検出回路62は、CPU40によって撮影画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、CPU40からの指示に応じて、ストロボ44が発光された状態での撮影に先立って行われるストロボ44を発光させない状態での予備撮影により得られた画像情報(以下、「予備撮影画像情報」という。)に基づいて、赤目位置情報により示される赤目領域の位置で黒目が存在するか否かを判断し、判断結果を示す情報(以下、「黒目検出結果を示す情報」という。)をCPU40に出力すると共に、黒目が存在すると判断した場合には、黒目の領域(以下、「黒目領域」という。)の各画素の輝度及び彩度を示す輝度情報及び彩度情報をCPU40に出力する黒目検出処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された輝度情報及び彩度情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
このように、黒目検出回路62は、CPU40によって撮影画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、予備撮影画像情報により示される被写体から赤目に対応する黒目領域を抽出する機能を有している。
また、上記平均輝度算出回路64は、CPU40からの指示に応じてメモリ48から黒目領域の各画素の輝度を読み出し、読み出した輝度から黒目領域の平均輝度を算出し、算出した平均輝度を示す情報(以下、「平均輝度情報」という。)をCPU40に出力する平均輝度算出処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された平均輝度情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
また、上記平均彩度算出回路66は、CPU40からの指示に応じてメモリ48から黒目領域の各画素の彩度を読み出し、読み出した彩度から黒目領域の平均彩度を算出し、算出した平均彩度を示す情報(以下、「平均彩度情報」という。)をCPU40に出力する平均彩度算出処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された平均彩度情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
また、上記赤目修正回路68は、予備撮影画像情報により示される被写体における黒目領域の予備撮影画像情報に基づいて赤目を修正するものである。すなわち、赤目修正回路68は、CPU40からの指示に応じて、平均輝度情報により示される平均輝度及び平均彩度情報により示される平均彩度を目標にして撮影画像情報により示される被写体の赤目が修正されるように撮影画像情報を修正し、修正結果を示す情報(赤目が修正された撮影画像情報)をCPU40に出力する赤目修正処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された修正結果を示す情報はCPU40によってメモリカード52に記録される。
なお、本実施形態に係る赤目修正処理における撮影画像情報の修正は、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する黒目領域の平均輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する黒目領域の平均彩度の割合を乗じることにより行われる。
このように、赤目修正回路68は、平均輝度算出回路64により算出された黒目領域の平均輝度及び平均彩度算出回路66により算出された黒目領域の平均彩度を目標にして赤目を修正する機能を有している。
露出制御回路70は、通常時(撮影モードが設定されているときでレリーズスイッチ56Aが半押し状態とされたとき)にAE機能を働かせて露出状態を制御するものである。また、露出制御回路70は、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているときに、CPU40によって撮像画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定された場合に、CPU40からの指示に応じて、通常時にAE機能を働かせて設定された露出量よりも露出量が多くなるように露出状態を制御する露出制御処理を実行するものである。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル信号)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル信号を蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル信号は、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたR,G,B毎のデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って8ビットのデジタル信号を生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル信号に対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbとを含んで構成される前述した撮像画像情報を生成し、撮像画像情報をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成した撮像画像情報を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、デジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されている撮像画像情報が、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施形態では、JPEG形式)で圧縮された後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に電子化ファイル(画像ファイル)として記録される。
なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モードと赤目修正モードとを設定した上でレリーズスイッチ56Aを全押し状態にすると、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合には、当該撮影に先立ち、ストロボ44を発光させない状態で予備撮影が行われる。
次に、図3を参照して、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているときのデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図3は、このときのデジタルカメラ10のCPU40によって実行される赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。
先ず、ステップ100では、レリーズボタン56Aが半押し状態となるまで待機し、次のステップ102にて、前述したAE機能を働かせると共に、前述したAF機能を働かせる。
次のステップ104では、顔検出回路58に対して撮像画像情報を対象にした前述した顔検出処理の実行を指示する。これに応じて顔検出回路58は撮像画像情報を対象にして顔検出処理を実行し、顔検出結果を示す情報をCPU40に対して出力する。
次のステップ106では、顔検出結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ108では、レリーズボタン56Aが全押し状態とされたか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ110へ移行して、レリーズボタン56Aが開放されたか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ104へ戻る一方、肯定判定となった場合は上記ステップ100へ戻る。
一方、ステップ108において肯定判定となった場合はステップ112へ移行し、顔検出回路58から入力された顔検出結果を示す情報に基づいて、撮像画像情報により示される被写体に人の顔が存在するか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ114に移行する一方、肯定判定となった場合はステップ116へ移行する。
ステップ114では、露出制御回路70に対して前述した露出制御処理の実行を指示する。これに応じて露出制御回路70は露出制御処理を実行する。これにより、現時点より露出量が多くなるように露出が変更される。また、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、当該露出の変更を、ストロボ44を発光させない状態における被写体の明るさに応じた適正露出となるように、シャッター速度の低速化、絞り値の増加、及びCCD24の感度の増加を実行することにより行う。
ステップ116では、ストロボ44を発光させない状態でCCD24による撮像を行って得られた撮像画像情報から画像ファイル(予備撮影画像情報)を作成してメモリカード52に記録することにより、予備撮影を実行する。
このように、CPU40によって撮像画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出が維持され、かつストロボ44を発光させない状態でCCD24を用いた予備撮影が行われ、CPU40によって撮像画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出が変更され、かつストロボ44を発光させない状態でCCD24を用いた予備撮影が行われる。
なお、露出制御処理を行わずに予備撮影を実行した場合、予備撮影画像情報により示される被写体は、LCD38にて、一例として図4(a)に示すように表示される。一方、露出制御処理を行った上で予備撮影を実行した場合、予備撮影画像情報により示される被写体は、LCD38にて、一例として図4(b)に示すように表示される。
次のステップ118では、ストロボ44が発光された状態でCCD24による撮像を行って得られた撮像画像情報から画像ファイル(撮影画像情報)を作成してメモリカード52に記録することにより、撮影を実行する。
なお、ストロボ44が発光された状態での撮影を実行した場合、撮影画像情報により示される被写体は、LCD38にて、一例として図4(c)に示すように表示される。
次のステップ120では、顔検出回路58に対して撮影画像情報を対象にした前述した顔検出処理の実行を指示する。これに応じて顔検出回路58は撮影画像情報を対象にして顔検出処理を実行し、顔検出結果を示す情報をCPU40に対して出力する。
次のステップ122では、顔検出回路58からの顔検出結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ124では、顔検出回路58から入力された顔検出結果を示す情報に基づいて、撮影画像情報により示される被写体に人の顔が存在するか否かを判定し、否定判定となった場合は本赤目修正モード処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合はステップ126へ移行する。なお、本実施形態に係るデジタルカメラ10では、図4(c)に示されている矩形枠72で囲まれた領域が人の顔の領域として認識される。
ステップ126では、赤目検出回路60に対して前述した赤目検出処理の実行を指示する。これに応じて赤目検出回路60は撮影画像情報を対象にした赤目検出処理を実行し、赤目検出結果を示す情報をCPU40に出力する。
次のステップ128では、赤目検出結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ130では、赤目検出回路60から入力された赤目検出結果を示す情報に基づいて、撮影画像情報により示される被写体に赤目が存在するか否かを判定し、否定判定となった場合は本赤目修正モード処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合はステップ132へ移行する。
次のステップ132では、黒目検出回路62に対して前述した黒目検出処理の実行を指示する。これに応じて黒目検出回路62は予備撮影画像情報を対象にした黒目検出処理を実行し、黒目検出結果を示す情報をCPU40に出力する。
次のステップ134では、黒目検出結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ136では、黒目検出回路62から入力された黒目検出結果を示す情報に基づいて、予備撮影画像情報により示される被写体に黒目が存在するか否かを判定し、否定判定となった場合は本赤目修正モード処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合はステップ138へ移行する。
ステップ138では、平均輝度算出回路64に対して前述した平均輝度算出処理の実行を指示すると共に、平均彩度算出回路66に対して前述した平均彩度算出処理の実行を指示する。これに応じて、平均輝度算出回路64は平均輝度算出処理を実行し、平均輝度情報をCPU40に出力すると共に、平均彩度算出回路66は平均彩度算出処理を実行し、平均彩度情報をCPU40に出力する。
次のステップ140では、平均輝度算出回路64からの平均輝度情報と平均彩度算出回路66からの平均彩度情報との入力待ちを行い、次のステップ142では、赤目修正回路68に対して前述した赤目修正処理の実行を指示する。これに応じて赤目修正回路68は赤目修正処理を実行し、修正結果を示す情報をCPU40に出力する。
次のステップ144では、赤目修正回路68からの修正結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ146にて、修正結果を示す情報をメモリカード52に記録した後に本赤目修正モード処理プログラムを終了する。
なお、本赤目修正モード処理プログラムのステップ112〜ステップ116が本発明の予備撮影工程及び予備撮影ステップに相当し、ステップ120〜ステップ146が本発明の修正工程及び修正ステップに相当する。
以上詳細に説明したように、本実施形態では、撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段(ここでは、ストロボ44)と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段(ここでは、CCD24)と、を備えると共に、前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報(ここでは、撮像画像情報)により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮影によって得られた画像情報(ここでは、撮影画像情報)により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報(ここでは、予備撮影画像情報)により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報(ここでは、予備撮影画像情報)に基づいて前記赤目を修正しているので、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
また、本実施形態では、前記露出の変更を、シャッター速度の低速化、絞り値の増加、及び前記撮像手段の感度の増加の少なくとも1つを実行することにより行うものとしているので、より簡易に赤目を修正することができる。
また、本実施形態では、前記露出の変更を、前記発光手段を発光させない状態における被写体の明るさに応じた適正露出となるように行っているので、予備撮影によって得られた画像から目に相当する領域を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
更に、本実施形態では、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度及び平均彩度を目標にして前記赤目を修正しているので、赤目の輝度及び彩度を実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正を高精度に行うことができる。
なお、本実施形態では、露出制御処理による露出の変更を、シャッター速度の低速化、絞り値の増加、及びCCD24の感度の増加を実行することにより行う例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、露出制御処理による露出の変更を、シャッター速度の低速化、絞り値の増加、及びCCD24の感度の増加のうちの何れか1つ又は何れか2つを実行することにより行うようにしても良い。
また、本実施形態では、赤目修正処理における撮影画像情報の修正を、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する黒目領域の平均輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する黒目領域の平均彩度の割合を乗じることにより行う例を挙げて説明したが、赤目領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の輝度から当該差の絶対値を減じると共に、赤目領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の彩度から当該差の絶対値を減じることにより行うようにしても良い。
[第2の実施の形態]
本第2の実施形態では、黒目領域の平均輝度及び平均彩度を補正することにより得られた補正輝度及び補正彩度を目標として赤目を修正する場合の形態例について説明する。
図5に示すように、本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1の実施形態に係るデジタルカメラ10(図2参照。)に比較して、システムBUSに接続された補正回路74が新たに加えられている点、及び赤目修正回路68に代えて赤目修正回路68Aを加えた点のみが相違しているため、補正回路74及び赤目修正回路68Aのみを説明する。なお、赤目修正回路68Aについては赤目修正回路68と異なる点のみ説明する。
補正回路74は、CPU40からの指示に応じて、平均輝度算出回路64により算出された黒目領域の平均輝度に下記の(1)式により算出される輝度用補正係数αを乗じて当該平均輝度を補正すると共に、平均彩度算出回路66により算出された黒目領域の平均彩度に下記の(2)式により算出される彩度用補正係数βを乗じて当該平均彩度を補正し、補正結果(黒目領域の平均輝度に予め定められた輝度用補正係数αを乗算して得られた補正輝度及び黒目領域の平均彩度に予め定められた彩度用補正係数βを乗算して得られた補正彩度)を示す情報をCPU40に出力する補正処理を実行する。なお、CPU40に入力された補正結果はCPU40によってメモリ48に格納される。
α=A×atan(EV−EV)+1・・・・(1)
β=B×atan(EV−EV)+1・・・・(2)
ここで、Aは0<A<0.6を満たす定数を表し、Bは0<B<0.6を満たす定数を表し、EVは予備撮影時の適正露出値を表し、EVは撮影時の適正露出値を表す。
なお、本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10において、上記のEVは、AE機能が働いて設定された露出値に基づいて決定される。
また、本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10では、前述した露出制御処理を実行せずに予備撮影を行うときの上記のEVとして、AE機能が働いて設定された露出値を用いる。
また、本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10では、前述した露出制御処理を実行した後に予備撮影を行うときの上記のEVとして、AE機能が働いて設定された露出値に予め定められた1よりも大きな重み付け係数を乗算して得られた値を用いる。
なお、上記のEVが設定されている場合、ストロボ44を発光させない状態での予備撮影により得られた予備撮影画像情報により示される画像は、LCD38にて、一例として図6(a)に示すように表示される。また、上記のEVが設定されている場合、ストロボ44が発光された状態での撮影により得られた撮影画像情報により示される画像は、LCD38にて、一例として図6(b)に示すように表示される。
本第2の実施形態に係る赤目修正回路68Aの赤目修正処理における撮影画像情報の修正は、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する黒目領域の補正輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する黒目領域の補正彩度の割合を乗じることにより行われる。
このように、本第2の実施形態に係る赤目修正回路68Aは、前述した補正処理により得られた補正輝度及び補正彩度を目標にして赤目を修正することができる。
次に、図7を参照して、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているときの本第2の実施形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図7は、このときのデジタルカメラ10のCPU40によって実行される赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。また、図7における図3と同一の処理を行うステップについては図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
ステップ141Aでは、補正回路74に対して前述した補正処理の実行を指示する。これに応じて補正回路74は補正処理を実行し、補正結果を示す情報をCPU40に出力する。次のステップ141Bでは、補正結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ142Aでは、赤目修正回路68に対して本第2の実施形態に係る赤目修正処理の実行を指示する。これに応じて赤目修正回路68は本第2の実施形態に係る赤目修正処理を実行し、修正結果を示す情報をCPU40に出力する。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態では、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができると共に、黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして赤目を修正しているので、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
なお、本第2の実施形態では、赤目修正処理における撮影画像情報の修正を、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する黒目領域の補正輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する黒目領域の補正彩度の割合を乗じることにより行う例を挙げて説明したが、赤目領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と黒目領域の補正輝度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の輝度から当該差の絶対値を減じると共に、赤目領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と黒目領域の補正彩度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の彩度から当該差の絶対値を減じることにより行うようにしても良い。
[第3の実施の形態]
本第3の実施形態では、予備撮影画像情報により示される被写体に黒目が無かった場合に赤目を修正する場合の形態例について説明する。
図8に示すように、本第3の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1の実施形態に係るデジタルカメラ10(図2参照。)に比較して、システムBUSに接続された輝度ヒストグラム作成回路76及び彩度ヒストグラム作成回路78が新たに加えられている点、及び赤目修正回路68に代えて赤目修正回路68Bを加えた点のみが相違しているため、輝度ヒストグラム作成回路76、彩度ヒストグラム作成回路78及び赤目修正回路68Bのみを説明する。なお、赤目修正回路68Bについては赤目修正回路68と異なる点のみ説明する。
輝度ヒストグラム作成回路76は、CPU40からの指示に応じて、撮影画像情報から当該撮影画像情報により示される被写体に含まれる人の顔の領域を抽出し、抽出した人の顔の領域(図10の矩形枠80で囲まれた領域)の輝度の画素数分布を示す輝度ヒストグラムを作成し、作成した輝度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力する輝度ヒストグラム作成処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された輝度ヒストグラムを示す情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
彩度ヒストグラム作成回路78は、CPU40からの指示に応じて、撮影画像情報から当該撮影画像情報により示される被写体に含まれる人の顔の領域を抽出し、抽出した人の顔の領域の彩度の画素数分布を示す彩度ヒストグラムを作成し、作成した彩度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力する彩度ヒストグラム作成処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された彩度ヒストグラムを示す情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
本第3の実施形態に係る赤目修正回路68Bの赤目修正処理における撮影画像情報の修正は、図11に示すように、輝度ヒストグラムの画素数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が輝度ヒストグラムの画素数の総和(図10の矩形枠80で囲まれた領域の画素数の総和)に予め定められた0よりも大きく1よりも輝度用重み付け係数(図11(a)の「X%」のXの100分の1)を乗じて得られた値に達したときの輝度(この輝度を本第3の実施形態では「目標輝度」という)と、彩度ヒストグラムの画素数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が彩度ヒストグラムの画素数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも彩度用重み付け係数(図11(b)の「Y%」のYの100分の1)を乗じて得られた値に達したときの彩度(この彩度を本第3の実施形態では「目標彩度」という)とを決定した後、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する目標輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する目標彩度の割合を乗じることにより行われる。
なお、上記のX、Yは、ユーザが操作部56に対して所定の操作を行うことにより、予め定められた範囲内で任意の値とすることができる。
次に、図9を参照して、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているときの本第3の実施形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図9は、このときのデジタルカメラ10のCPU40によって実行される赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。また、図9における図3と同一の処理を行うステップについては図3と同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記ステップ136において否定判定となった場合はステップ137Aへ移行し、輝度ヒストグラム作成回路76に対して前述した輝度ヒストグラム作成処理の実行を指示すると共に、彩度ヒストグラム作成回路78に対して前述した彩度ヒストグラム作成処理の実行を指示する。
これに応じて、輝度ヒストグラム作成回路76は輝度ヒストグラム作成処理を実行し、輝度ヒストグラムを示す情報をCPU40に対して出力すると共に、彩度ヒストグラム作成回路78は彩度ヒストグラム作成処理を実行し、彩度ヒストグラムを示す情報をCPU40に対して出力する。
次のステップ137Bでは、輝度ヒストグラム作成回路76からの輝度ヒストグラムを示す情報と彩度ヒストグラム作成回路78からの彩度ヒストグラムを示す情報との入力待ちを行い、次のステップ142Bでは、赤目修正回路68に対して本第3の実施形態に係る赤目修正処理の実行を指示する。これに応じて赤目修正回路68は本第3の実施形態に係る赤目修正処理を実行し、修正結果を示す情報をCPU40に対して出力する。
以上詳細に説明したように、本第3の実施形態では、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができると共に、判定手段(ここでは、CPU40)により撮影によって得られた画像情報(ここでは、撮影画像情報)により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じていると共に、予備撮影によって得られた画像情報(ここでは、予備撮影画像情報)により示される被写体に前記赤目に対応する黒目領域が含まれていない場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布(ここでは、画素数分布)を示す第3輝度ヒストグラム(ここでは、輝度ヒストグラム)の度数(ここでは、画素数)を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3輝度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな輝度用重み付け係数(ここでは、Xの100分の1)を乗じて得られた値に達したときの輝度と、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布(ここでは、画素数分布)を示す第3彩度ヒストグラム(ここでは、彩度ヒストグラム)の度数(ここでは、画素数)を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3彩度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな彩度用重み付け係数(ここでは、Yの100分の1)を乗じて得られた値に達したときの彩度とを目標にして前記赤目を修正しているので、判定手段により撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じていると共に、予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に赤目に対応する黒目領域が含まれていない場合であっても、赤目の輝度及び彩度を実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正を高精度に行うことができる。
また、本第3の実施形態では、輝度用重み付け係数及び彩度用重み付け係数が、予め定められた範囲内で変更自在とされているので、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
なお、本第3の実施形態では、赤目修正処理における撮影画像情報の修正を、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する目標輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する目標彩度の割合を乗じることにより行う例を挙げて説明したが、赤目領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と目標輝度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の輝度から当該差の絶対値を減じると共に、赤目領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と目標彩度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の彩度から当該差の絶対値を減じることにより行うようにしても良い。
[第4の実施の形態]
本第4の実施形態では、撮影画像情報により示される被写体に人の顔が無かった場合に赤目を検出する場合の形態例について説明する。なお、本第4の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第3の実施形態に係るデジタルカメラ10(図8参照。)に比較して、顔検出回路58の機能が新たに加えられている点、及び赤目検出回路60の機能が新たに加えられている点のみが相違しているため、以下、顔検出回路58の新たに加えられている機能、及び赤目検出回路60の新たに加えられている機能のみを説明する。
本第4の実施形態に係る顔検出回路58の顔検出処理は、撮像画像情報により示される被写体(以下、「撮像画像」という。)に人の顔が存在すると判断した場合に、撮像画像情報から、撮像画像における人の顔の領域の位置を示す情報(以下、「撮像時顔位置情報」という。)を抽出し、抽出した撮像時顔位置情報をCPU40に出力する。なお、CPU40に入力された撮像時顔位置情報はメモリ48に格納される。
また、本第4の実施形態に係る顔検出回路58の顔検出処理は、撮影画像情報により示される被写体(以下、「撮影画像」という。)に人の顔が存在しないと判断した場合に、予備撮影画像情報に基づいて、当該予備撮影画像情報により示される被写体(以下、「予備撮影画像」という。)に人の顔が存在するか否かを判断し、判断結果を示す情報(顔検出結果を示す情報)をCPU40に出力すると共に、予備撮影画像に人の顔が存在すると判断した場合に、予備撮影画像情報から、予備撮影画像における人の顔の領域の位置を示す情報(以下、「予備撮影時顔位置情報」という。)を抽出し、抽出した予備撮影時顔位置情報をCPU40に出力する。なお、CPU40に入力された予備撮影時顔位置情報はCPU40によりメモリ48に格納される。
また、CPU40は、顔検出回路58から入力された顔検出結果を示す情報に基づいて予備撮影画像情報により示される被写体に人の顔が存在しているか否かを判定する機能を有している。
一方、本第4の実施形態に係る赤目検出回路60は、CPU40によって撮影画像に人の顔が含まれていないと判定され、かつCPU40によって予備撮影画像に人の顔が含まれていると判定された場合に、CPU40からの指示に応じて、撮影画像の、予備撮影時顔位置情報により示される予備撮影画像における人の顔の領域(図13(a)の矩形枠82で囲まれた領域)の位置の撮影画像情報を対象にして前述した赤目検出処理を実行する。
つまり、本第4の実施形態に係る赤目検出回路60は、CPU40によって撮影画像に人の顔が含まれていないと判定され、かつCPU40によって予備撮影画像に人の顔が含まれていると判定された場合に、撮影画像の、予備撮影画像における人の顔が存在する領域に相当する部分の撮影画像情報を対象にして赤目の検出を行う機能を有している。
また、本第4の実施形態に係る赤目検出回路60は、CPU40によって撮影画像に人の顔が含まれていないと判定され、かつCPU40によって予備撮影画像に人の顔が含まれていないと判定されると共に、CPU40によって撮像画像に人の顔が含まれていると判定された場合に、CPU40からの指示に応じて、撮影画像の、撮像時顔位置情報により示される撮像画像における人の顔の領域の位置の撮影画像情報を対象にして前述した赤目検出処理を実行する。
つまり、本第4の実施形態に係る赤目検出回路60は、CPU40によって撮影画像に人の顔が含まれていないと判定され、かつCPU40によって予備撮影画像に人の顔が含まれていないと判定されると共に、CPU40によって撮像画像に人の顔が含まれていると判定された場合に、撮影画像の、撮像画像における人の顔が存在する領域に相当する部分の撮影画像情報を対象として赤目の検出を行う機能を有している。
以下、図12を参照して、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているときの本第4の実施形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図12は、このときのデジタルカメラ10のCPU40によって実行される赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。また、図12における図9と同一の処理を行うステップについては図9と同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記ステップ112において肯定判定となった場合はステップ113へ移行し、撮像時顔位置情報をメモリ48に格納する。
上記ステップ124において否定判定となった場合はステップ125Aへ移行し、顔検出回路58に対して予備撮影画像情報を対象にした前述した顔検出処理の実行を指示する。これに応じて顔検出回路58は予備撮影画像情報を対象にして顔検出処理を実行し、顔検出結果を示す情報をCPU40に出力する。
次のステップ125Bでは、顔検出回路58からの顔検出結果を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ125Cでは、顔検出回路58から入力された顔検出結果を示す情報に基づいて、予備撮影画像情報により示される被写体に人の顔が存在するか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ125Dへ移行し、予備撮影時顔位置情報をメモリ48に格納する。
次のステップ125Eでは、赤目検出回路60に対して、撮影画像の、予備撮影時顔位置情報により示される予備撮影画像における人の顔の領域の位置の撮影画像情報を対象にした赤目検出処理の実行を指示する。これに応じて赤目検出回路60は当該撮影画像情報を対象にして赤目検出処理を実行し、赤目検出結果を示す情報をCPU40に出力する。
すなわち、図13(b)に示すように、撮影画像を対象にした人の顔の検出が失敗したとしても、図13(a)に示すように、予備撮影画像を対象にした人の顔の検出が成功すれば、図13(c)に示すように、撮影画像の、予備撮影画像における人の顔の領域(矩形枠82で囲まれた範囲)に相当する部分の撮影画像情報を対象にして赤目検出処理を実行することができる。
なお、ステップ125Eの処理が終了すると、上記ステップ128へ移行する。
一方、ステップ125Cにおいて否定判定となった場合はステップ125Fへ移行し、上記ステップ112において肯定判定であったか否かを判定し、ここで肯定判定となった場合はステップ125Gへ移行する一方、否定判定となった場合は本赤目修正モード処理プログラムを終了する。
ステップ125Gでは、赤目検出回路60に対して、撮影画像の、撮像時顔位置情報により示される撮像画像における人の顔の領域の位置の撮影画像情報を対象にした赤目検出処理の実行を指示する。これに応じて赤目検出回路60は当該撮影画像情報を対象にして赤目検出処理を実行し、赤目検出結果を示す情報をCPU40に出力する。
すなわち、撮影画像を対象にした人の顔の検出が失敗し、かつ予備撮影画像を対象にした人の顔の検出が失敗したとしても、撮像画像を対象にした人の顔の検出が成功すれば、撮影画像の、撮像画像における人の顔に相当する部分の撮影画像情報を対象にして赤目検出処理を実行することができる。
なお、ステップ125Gの処理が終了すると、上記ステップ128へ移行する。
以上詳細に説明したように、本第4の実施形態では、上記第3の実施形態と同様の効果を奏することができると共に、判定手段(ここでは、CPU40)により撮影によって得られた画像情報(ここでは、撮影画像情報)により示される被写体(ここでは、撮影画像)に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報(ここでは、予備撮影画像情報)により示される被写体(ここでは、予備撮影画像)に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報(ここでは、撮影画像情報)を対象として赤目の検出(ここでは、赤目検出処理)を行う赤目検出手段(ここでは、赤目検出回路60)を備え、前記赤目検出手段により前記赤目が検出された場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正しているので、赤目を検出できる可能性を高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
また、本第4の実施形態では、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記連続的な撮像によって得られた画像情報(ここでは、撮像画像情報)により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行っているので、赤目を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
更に、本第4の実施形態では、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行っているので、赤目を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
なお、予備撮影の直前の連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれているか否かの判定を行う代わりに、予備撮影の直前の連続的な撮像によって得られた画像情報に対して移動平均処理を施すことによって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれているか否かを判定し、ここで肯定判定となった場合に、撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、予備撮影の直前の連続的な撮像によって得られた画像情報に対して移動平均処理を施すことによって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として赤目の検出を行うようにしても良い。この場合も赤目を検出できる可能性をより一層高くすることができ、この結果として、より確実に赤目を修正することができる。
[第5の実施の形態]
本第5の実施形態では、黒目領域の平均輝度及び平均彩度を上述した第2の実施形態とは異なる手法で補正することにより得られた補正輝度及び補正彩度を目標として赤目を修正する場合の形態例について説明する。
図14に示すように、本第5の実施形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第4の実施形態に係るデジタルカメラ10(図8参照。)に比較して、システムBUSに接続された補正値算出回路84が新たに加えられている点、輝度ヒストグラム76に代えて輝度ヒストグラム76Aを加えた点、彩度ヒストグラム78に代えて彩度ヒストグラム78Aを加えた点、及び赤目修正回路68Bに代えて赤目修正回路68Cを加えた点のみが相違しているため、補正値算出回路84、輝度ヒストグラム76A、彩度ヒストグラム78A及び赤目修正回路68Cのみを説明する。なお、赤目修正回路68Cについては赤目修正回路68Bと異なる点のみ説明する。
輝度ヒストグラム作成回路76Aは、CPU40からの指示に応じて、予備撮影画像情報から予備撮影画像に含まれる人の顔の領域を抽出し、抽出した人の顔の領域(図15(a)の矩形枠86で囲まれた領域)の輝度の画素数分布を示す第1輝度ヒストグラムを作成し、作成した第1輝度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力すると共に、撮影画像情報から撮影画像に含まれる人の顔の領域を抽出し、抽出した人の顔の領域(図15(b)の矩形枠88で囲まれた領域)の輝度の画素数分布を示す第2輝度ヒストグラムを作成し、作成した第2輝度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力する輝度ヒストグラム作成処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された第1輝度ヒストグラムを示す情報及び第2輝度ヒストグラムを示す情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
彩度ヒストグラム作成回路78Aは、CPU40からの指示に応じて、予備撮影画像情報から予備撮影画像に含まれる人の顔の領域を抽出し、抽出した人の顔の領域の彩度の画素数分布を示す第1彩度ヒストグラムを作成し、作成した第1彩度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力すると共に、撮影画像情報から撮影画像に含まれる人の顔の領域を抽出し、抽出した人の顔の領域の彩度の画素数分布を示す第2彩度ヒストグラムを作成し、作成した第2彩度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力する彩度ヒストグラム作成処理を実行するものである。なお、CPU40に入力された第1彩度ヒストグラムを示す情報及び第2彩度ヒストグラムを示す情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
補正値算出回路84は、CPU40からの指示に応じて後述する補正値算出処理を実行する。補正値算出処理では、先ず、図16(a)に示すように、輝度ヒストグラム作成回路76Aにより作成された第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、輝度ヒストグラム作成回路76Aにより作成された第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合(以下、本第5の実施形態では、これを「輝度用補正係数」という)を算出すると共に、図16(b)に示すように、彩度ヒストグラム作成回路78Aにより作成された第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、彩度ヒストグラム作成回路78Aにより作成された第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合(以下、本第5の実施形態では、これを「彩度用補正係数」という)を算出する。
次いで、平均輝度算出回路64により算出された黒目領域の平均輝度に輝度用補正係数を乗じて当該平均輝度を補正すると共に、平均彩度算出回路66により算出された黒目領域の平均彩度に彩度用補正係数を乗じて当該平均彩度を補正し、補正結果(黒目領域の平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度及び黒目領域の平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度)を示す情報(以下、「補正値を示す情報」という。)をCPU40に出力する。なお、CPU40に入力された補正値を示す情報はCPU40によってメモリ48に格納される。
なお、前述した予め定められた条件を満足する第1輝度とは、第1輝度ヒストグラムの画素数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第1輝度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの輝度を示す。
また、前述した予め定められた条件を満足する第2輝度とは、第2輝度ヒストグラムの画素数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第2輝度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの輝度を示す。
また、前述した予め定められた条件を満足する第1彩度とは、第1彩度ヒストグラムの画素数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第1彩度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの彩度を示す。
更に、前述した予め定められた条件を満足する第2彩度とは、第2彩度ヒストグラムの画素数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第2彩度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの彩度を示す。
本第5の実施形態に係る赤目修正回路68Cの赤目修正処理における撮影画像情報の修正は、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する補正値算出処理による補正輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する補正値算出処理による補正彩度の割合を乗じることにより行われる。
次に、図17を参照して、ストロボ44が発光された状態での撮影が行われる場合で赤目修正モードが設定されているときの本第5の実施形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図17は、このときのデジタルカメラ10のCPU40によって実行される赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48の所定領域に予め記憶されている。また、図17における図12と同一の処理を行うステップについては図12と同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記ステップ136において肯定判定となった場合はステップ137Cへ移行し、赤目修正前処理ルーチン・プログラムを実行する。以下、図18を参照して、当該赤目修正前処理ルーチン・プログラムについて説明する。
同図のステップ140において肯定判定となった場合はステップ200へ移行し、輝度ヒストグラム作成回路76Aに対して前述した本第5の実施形態に係る輝度ヒストグラム作成処理の実行を指示すると共に、彩度ヒストグラム作成回路78Aに対して前述した本第5の実施形態に係る彩度ヒストグラム作成処理の実行を指示する。これに応じて、輝度ヒストグラム作成回路76Aは本第5の実施形態に係る輝度ヒストグラム作成処理を実行し、第1輝度ヒストグラムを示す情報及び第2輝度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力し、彩度ヒストグラム作成回路78Aは本第5の実施形態に係る彩度ヒストグラム作成処理を実行し、第1彩度ヒストグラムを示す情報及び第2彩度ヒストグラムを示す情報をCPU40に出力する。
次のステップ202では、輝度ヒストグラム作成回路76Aからの第1輝度ヒストグラムを示す情報及び第2輝度ヒストグラムを示す情報、彩度ヒストグラム作成回路78Aからの第1彩度ヒストグラムを示す情報及び第2彩度ヒストグラムを示す情報の入力待ちを行い、次のステップ204では、補正値算出回路84に対して前述した補正値算出処理の実行を指示する。これに応じて補正値算出回路84は補正値算出処理を実行し、補正値を示す情報をCPU40に出力する。
次のステップ206では、補正値算出回路84からの補正値を示す情報の入力待ちを行い、補正値算出回路84から補正値を示す情報が入力されると、本赤目修正前処理ルーチン・プログラムを終了する。なお、本赤目修正前処理ルーチン・プログラムが終了すると、赤目修正モード処理プログラム(図17参照)のステップ142Cへ移行する。
ステップ142Cでは、赤目修正回路68Cに対して本第5の実施形態に係る赤目修正処理の実行を指示する。これに応じて赤目修正回路68Cは本第5の実施形態に係る赤目修正処理を実行し、修正結果を示す情報をCPU40に対して出力する。
以上詳細に説明したように、本第5の実施形態では、上記第4の実施形態と同様の効果を奏することができると共に、黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして赤目を修正しており、前記輝度用補正係数が、予備撮影によって得られた画像情報(ここでは、予備撮影画像情報)により示される、被写体(ここでは、予備撮影画像)に含まれている人の顔の輝度の度数分布(ここでは、画素数分布)を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、撮影によって得られた画像情報(ここでは、撮影画像情報)により示される、被写体(ここでは、撮影画像)に含まれている人の顔の輝度の度数分布(ここでは、画素数分布)を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数が、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布(ここでは、画素数分布)を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布(ここでは、画素数分布)を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合であるので、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本第5の実施形態では、前記予め定められた条件を満足する第1輝度が、前記第1輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1輝度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの輝度であり、前記予め定められた条件を満足する第2輝度が、前記第2輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第2輝度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの輝度であり、前記予め定められた条件を満足する第1彩度が、前記第1彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1彩度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの彩度であり、前記予め定められた条件を満足する第2彩度が、前記第2彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1彩度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの彩度であるので、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
なお、本第5の実施形態では、予め定められた条件を満足する第1輝度を、第1輝度ヒストグラムの画素数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第1輝度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの輝度とし、予め定められた条件を満足する第2輝度を、第2輝度ヒストグラムの画素数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第2輝度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの輝度とし、予め定められた条件を満足する第1彩度を、第1彩度ヒストグラムの画素数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第1彩度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの彩度とし、予め定められた条件を満足する第2彩度を、第2彩度ヒストグラムの画素数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が第1彩度ヒストグラムの画素数の総和の中央値に達したときの彩度とする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め定められた条件を満足する第1輝度を、第1輝度ヒストグラムで示される各輝度に対して対応する度数(画素数)を乗算して得られた各値の総和を第1輝度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値とし、予め定められた条件を満足する第2輝度を、第2輝度ヒストグラムで示される各輝度に対して対応する度数(画素数)を乗算して得られた各値の総和を第1輝度ヒストグラムで示される度数(画素数)の総和で除算して得られた値とし、予め定められた条件を満足する第1彩度を、第1彩度ヒストグラムで示される各彩度に対して対応する度数(画素数)を乗算して得られた各値の総和を第1彩度ヒストグラムで示される度数(画素数)の総和で除算して得られた値とし、予め定められた条件を満足する第2彩度を、第2彩度ヒストグラムで示される各彩度に対して対応する度数(画素数)を乗算して得られた各値の総和を第2彩度ヒストグラムで示される度数(画素数)の総和で除算して得られた値としても良い。
この場合も、赤目の輝度及び彩度を、より一層高精度に実際の目の輝度及び彩度に近付けることができ、この結果、赤目の修正をより一層高精度に行うことができる。
また、本第5の実施形態では、赤目修正処理における撮影画像情報の修正を、赤目領域の各画素の輝度に、赤目領域の平均輝度に対する補正値算出処理による補正輝度の割合を乗じると共に、赤目領域の各画素の彩度に、赤目領域の平均彩度に対する補正値算出処理による補正彩度の割合を乗じることにより行う例を挙げて説明したが、赤目領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と補正値算出処理による補正輝度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の輝度から当該差の絶対値を減じると共に、赤目領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出し、算出した平均値又は中央値と補正値算出処理による補正彩度との差の絶対値を算出し、赤目領域の各画素の彩度から当該差の絶対値を減じることにより行うようにしても良い。
なお、上記各実施形態に係るデジタルカメラ10の構成(図1,図2,図5,図8,図14参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
また、上記各実施形態において説明した各種処理プログラムの処理の流れ(図3,図7,図9,図12,図17,図18参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、各ステップの処理順序の変更、不要なステップの削除、新たなステップの追加等を行うことができることは言うまでもない。
また、上記各実施形態では、顔検出処理、赤目検出処理、黒目検出処理、平均輝度算出処理、平均彩度算出処理、赤目修正処理、露出制御処理、補正処理、輝度ヒストグラム作成処理、彩度ヒストグラム作成処理及び補正値算出処理を、顔検出回路58、赤目検出回路60、黒目検出回路62、平均輝度算出回路64、平均彩度算出回路66、赤目修正回路68,68A,68B,68C、露出制御回路70、補正回路74、輝度ヒストグラム作成回路76,76A、彩度ヒストグラム作成回路78,78A、補正値算出回路84によりハードウェア構成で実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの処理をコンピュータ・プログラムを実行することによりソフトウェア構成で実行するようにしても良い。この場合、上記各実施形態に比較して、装置の小型化及び低コスト化を実現できる。
実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 第1の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、露出制御処理を行わなかった場合の予備撮影により得られた予備撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図であり、(b)は、露出制御処理を行った場合の予備撮影により得られた予備撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図であり、(c)は、ストロボが発光された状態での撮影を実行した場合の撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図である。 第2の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 (a)は、予備撮影時の適正露出値を設定した上で、ストロボを発光させない状態での予備撮影により得られた予備撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図であり、(b)は、撮影時の適正露出値を設定した上で、ストロボが発光された状態での撮影により得られた撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図である。 第2の実施形態に係る赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3、第4の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 撮影画像情報により示される被写体における人の顔の領域の説明に供する概略正面図である。 (a)は、撮影画像情報により示される被写体における人の顔の領域の輝度ヒストグラムを示す概略図であり、(b)は、撮影画像情報により示される被写体における人の顔の領域の彩度ヒストグラムを示す概略図である。 第4の実施形態に係る赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、ストロボを発光させない状態での予備撮影により得られた予備撮影画像情報を対象にした顔検出処理が成功したときの予備撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図であり、(b)は、ストロボが発光された状態での撮影により得られた撮影画像情報を対象にした顔検出処理が失敗したときの撮影画像情報により示される被写体の表示状態を示す概略図であり、(c)は、予備撮影画像における人の顔の領域を示す矩形枠を撮影画像情報により示される被写体に当て嵌めた場合の表示状態を示す概略図である。 第5の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示すブロック図である。 (a)は、撮影画像情報により示される被写体における人の顔の領域の説明に供する概略正面図であり、(b)は、予備撮影画像情報により示される被写体における人の顔の領域の説明に供する概略正面図である。 (a)は、第1輝度ヒストグラムと第2輝度ヒストグラムを示す概略図であり、(b)は、第1彩度ヒストグラムと第2彩度ヒストグラムを示す概略図である。 第5の実施形態に係る赤目修正モード処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る本赤目修正前処理ルーチン・プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
24 CCD(撮像手段)
40 CPU(判定手段、予備撮影手段、修正手段)
44 ストロボ(発光手段)
58 顔検出回路(判定手段)
60 赤目検出回路(赤目検出手段、修正手段)
62 黒目検出回路(修正手段)
64 平均輝度算出回路(修正手段)
66 平均彩度算出回路(修正手段)
68 赤目修正回路(修正手段)
74 補正回路(修正手段)
76,76’ 輝度ヒストグラム作成回路(修正手段)
78,78’ 彩度ヒストグラム作成回路(修正手段)
84 補正値算出回路(修正手段)

Claims (24)

  1. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、
    被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記被写体に人の顔が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記判定手段によって人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記判定手段によって人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影手段と、
    前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する修正手段と、
    を備え
    前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、
    前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合である
    デジタルカメラ。
  2. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、
    被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記被写体に人の顔が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記判定手段によって人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記判定手段によって人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影手段と、
    前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する修正手段と、
    を備え
    前記修正手段は、
    前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、
    かつ、
    前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、
    前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、
    前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する
    デジタルカメラ。
  3. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、
    被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記被写体に人の顔が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記判定手段によって人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記判定手段によって人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影手段と、
    前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する修正手段と、
    を備え、
    前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正し、
    前記輝度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合であ
    デジタルカメラ。
  4. 前記予め定められた条件を満足する第1輝度は、前記第1輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1輝度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの輝度であり、前記予め定められた条件を満足する第2輝度は、前記第2輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第2輝度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの輝度であり、前記予め定められた条件を満足する第1彩度は、前記第1彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1彩度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの彩度であり、前記予め定められた条件を満足する第2彩度は、前記第2彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第1彩度ヒストグラムの度数の総和の中央値に達したときの彩度である
    請求項記載のデジタルカメラ。
  5. 前記予め定められた条件を満足する第1輝度は、前記第1輝度ヒストグラムで示される各輝度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第1輝度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であり、前記予め定められた条件を満足する第2輝度は、前記第2輝度ヒストグラムで示される各輝度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第1輝度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であり、前記予め定められた条件を満足する第1彩度は、前記第1彩度ヒストグラムで示される各彩度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第1彩度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値であり、前記予め定められた条件を満足する第2彩度は、前記第2彩度ヒストグラムで示される各彩度に対して対応する度数を乗算して得られた各値の総和を前記第2彩度ヒストグラムで示される度数の総和で除算して得られた値である
    請求項記載のデジタルカメラ。
  6. 前記修正手段は、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じていると共に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に前記赤目に対応する黒目領域が含まれていない場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第3輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3輝度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな輝度用重み付け係数を乗じて得られた値に達したときの輝度と、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第3彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3彩度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな彩度用重み付け係数を乗じて得られた値に達したときの彩度とを目標にして前記赤目を修正する
    請求項1〜の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  7. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、
    被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された前記画像情報に基づいて前記被写体に人の顔が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記判定手段によって人の顔が含まれていると判定された場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記判定手段によって人の顔が含まれていないと判定された場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影手段と、
    前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する修正手段と、
    を備え、
    前記修正手段は、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定され、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じていると共に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に前記赤目に対応する黒目領域が含まれていない場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第3輝度ヒストグラムの度数を最小の輝度から輝度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3輝度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな輝度用重み付け係数を乗じて得られた値に達したときの輝度と、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第3彩度ヒストグラムの度数を最小の彩度から彩度が大きくなる方にかけて加算して得られた値が前記第3彩度ヒストグラムの度数の総和に予め定められた0よりも大きく1よりも小さな彩度用重み付け係数を乗じて得られた値に達したときの彩度とを目標にして前記赤目を修正するデジタルカメラ。
  8. 前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度及び平均彩度を目標にして前記赤目を修正する
    請求項7に記載のデジタルカメラ。
  9. 前記修正手段は、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正する
    請求項7に記載のデジタルカメラ。
  10. 前記輝度用重み付け係数及び前記彩度用重み付け係数は、予め定められた範囲内で変更自在とされている
    請求項7〜9の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  11. 前記予備撮影手段は、前記露出の変更を、シャッター速度の低速化、絞り値の増加、及び前記撮像手段の感度の増加の少なくとも1つを実行することにより行う
    請求項1〜10の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  12. 前記予備撮影手段は、前記露出の変更を、前記発光手段を発光させない状態における被写体の明るさに応じた適正露出となるように行う
    請求項1〜11の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  13. 前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行う赤目検出手段を更に備え、
    前記修正手段は、前記赤目検出手段により前記赤目が検出された場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて前記赤目を修正する
    請求項1〜12の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
  14. 前記赤目検出手段は、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行う
    請求項13記載のデジタルカメラ。
  15. 前記赤目検出手段は、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行う
    請求項14記載のデジタルカメラ。
  16. 前記赤目検出手段は、前記判定手段により前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定され、かつ前記判定手段により前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていないと判定されると共に、前記判定手段により前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報に対して移動平均処理を施すことによって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていると判定された場合に、前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体の、前記予備撮影の直前の前記連続的な撮像によって得られた画像情報に対して移動平均処理を施すことによって得られた画像情報により示される被写体における人の顔が存在する領域に相当する部分の画像情報を対象として前記赤目の検出を行う
    請求項14記載のデジタルカメラ。
  17. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラによる撮影方法であって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影工程と、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正する修正工程と、
    を有し、
    前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合である
    撮影方法。
  18. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラによる撮影方法であって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影工程と、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、かつ、前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する修正工程と、
    を有する撮影方法。
  19. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラによる撮影方法であって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影工程と、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正する
    修正工程と、
    を有し、
    前記輝度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合である
    撮影方法。
  20. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラによる撮影方法であって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影工程と、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出すると共に前記赤目領域の平均輝度と平均彩度を算出し、前記赤目領域の各画素の輝度に、前記赤目領域の平均輝度に対する前記黒目領域の平均輝度の割合を乗算して得られた補正輝度と、前記赤目領域の各画素の彩度に、前記赤目領域の平均彩度に対する前記黒目領域の平均彩度の割合を乗算して得られた補正彩度と、を目標にして前記赤目を修正する修正工程と、
    を有する撮影方法。
  21. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラにおいて実行される撮影プログラムであって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影ステップと、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正する修正ステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記輝度用補正係数は、前記赤目の領域の平均輝度に対する前記赤目の領域の各画素の輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記赤目の領域の平均彩度に対する前記赤目の領域の各画素の彩度の割合である
    撮影プログラム。
  22. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラにおいて実行される撮影プログラムであって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影ステップと、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出し、かつ、前記赤目の領域の各画素の輝度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均輝度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の輝度から減じて得られた補正輝度を求めると共に、前記赤目の領域の各画素の彩度の平均値又は中央値を算出して、算出した平均値又は中央値と前記黒目領域の平均彩度との差の絶対値を算出し、算出した当該差の絶対値を前記赤目の領域の各画素の彩度から減じることにより得られた補正彩度とを求め、前記求めた補正輝度と補正彩度を目標にして前記赤目を修正する修正ステップと、
    をコンピュータに実行させる撮影プログラム。
  23. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラにおいて実行される撮影プログラムであって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影ステップと、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の画像情報により示される輝度及び彩度から平均輝度及び平均彩度を算出し、算出した平均輝度に予め定められた輝度用補正係数を乗算して得られた補正輝度と、算出した平均彩度に予め定められた彩度用補正係数を乗算して得られた補正彩度とを目標にして前記赤目を修正する修正ステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記輝度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第1輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1輝度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の輝度の度数分布を示す第2輝度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2輝度の割合であり、前記彩度用補正係数は、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第1彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第1彩度に対する、前記撮影によって得られた画像情報により示される、前記被写体に含まれている人の顔の彩度の度数分布を示す第2彩度ヒストグラムにおける予め定められた条件を満足する第2彩度の割合である
    撮影プログラム。
  24. 撮影時において被写体の光量不足を補う際に発光される発光手段と、被写体を連続的に撮像することにより当該被写体を示す画像情報を連続的に取得する撮像手段と、を備えたデジタルカメラにおいて実行される撮影プログラムであって、
    前記発光手段が発光された状態で前記撮像手段を用いた撮影を行うとき、当該撮影に先立ち、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれている場合は、その時点の露出を維持し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行い、前記撮像手段によって取得された前記画像情報により示される被写体に人の顔が含まれていない場合は、その時点より露出量が多くなるように露出を変更し、かつ前記発光手段を発光させない状態で前記撮像手段を用いた予備撮影を行う予備撮影ステップと、
    前記撮影によって得られた画像情報により示される被写体に人の顔が含まれており、かつ当該人の顔に赤目現象による赤目が生じている場合に、前記予備撮影によって得られた画像情報により示される被写体から前記赤目に対応する黒目領域を抽出し、抽出した黒目領域の画像情報に基づいて、前記抽出した黒目領域の平均輝度及び平均彩度を算出すると共に前記赤目領域の平均輝度と平均彩度を算出し、前記赤目領域の各画素の輝度に、前記赤目領域の平均輝度に対する前記黒目領域の平均輝度の割合を乗算して得られた補正輝度と、前記赤目領域の各画素の彩度に、前記赤目領域の平均彩度に対する前記黒目領域の平均彩度の割合を乗算して得られた補正彩度と、を目標にして前記赤目を修正する修正ステップと、
    をコンピュータに実行させる撮影プログラム。
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