JP4983361B2 - ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法に関する。
液滴を吐出するための液滴吐出ヘッドとして、例えばインクジェット記録装置に搭載されるインクジェットヘッドが知られている。従来の一般的なインクジェットヘッドは、インク滴を吐出するための複数のノズル孔が形成されたノズル基板と、このノズル基板に接合されノズル基板との間で上記ノズル孔に連通する圧力室、リザーバ等のインク流路が形成されたキャビティ基板とを備え、駆動部により圧力室に圧力を加えることによりインク滴を選択されたノズル孔より吐出するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。駆動手段としては、静電気力を利用する方式や、圧電素子による圧電方式、発熱素子を利用する方式等がある。
近年、インクジェットヘッドに対して、印字、画質等の高品位化の要求が強まり、高密度化並びに吐出性能の向上が要求されている。このため、インクジェットヘッドのノズル部に関して、様々な工夫、提案がなされている。
インクジェットヘッドにおいて、インク吐出特性を改善するためには、ノズル部の流路抵抗を調整し、最適なノズル長さになるように、基板の厚さを調整することが望ましい。このようなノズル基板を作製する場合、シリコン基板の一方の面からICP(Inductively Coupled Plasma)放電を用いた異方性ドライエッチングを施し、内径の異なる第1の凹部(噴射口部分となる小径凹部)と第2の凹部(導入口部分となる大径凹部)を2段に形成した後、反対の面から一部分を異方性ウェットエッチングにより掘下げ、ノズル孔の長さを調整する方法が採られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、あらかじめシリコン基板を所望の厚みに研磨した後、シリコン基板の両面にそれぞれドライエッチング加工を施して、ノズル孔の噴射口部分と導入口部分を形成する方法もある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−28820号公報(第4頁−5頁、図3、図4) 特開平9−57981号公報(第2頁−3頁、図1、図2)
特許文献1記載の技術では、ノズル孔が開口する吐出面がノズル基板の表面から一段下がった凹部の底面に位置するため、インク滴の飛行曲がりが生じたり、あるいはノズル孔の目詰まりの原因となる紙粉、インク等が吐出面である凹部底面に付着したとき、これらをゴム片あるいはフェルト片等で払拭するが、ワイピング作業は容易ではなかった。
また、特許文献2の製造方法では、インクジェットヘッドの高密度化が進むとシリコン基板の厚さを更に薄くしなければならないが、このような薄板化加工を施したシリコン基板は製造工程中に割れ易く、高価となる課題があった。さらに、ドライエッチング加工の際に、加工形状が安定するように基板裏面からHeガス等で冷却を行うが、ノズル孔の貫通時にHeガスがリークしてエッチングが不可能になる場合があった。そのため、予めシリコン基板にノズル孔となる凹部を形成し、例えば、石英ガラスなどの支持基板に樹脂を用いて貼り合わせてからシリコン基板を研削やエッチング加工等により薄板化加工してノズル孔(凹部)を開口する方法が採られている。
しかしながら、ノズル孔となる上記凹部内には支持基板を貼り合わせるための樹脂が入り込んでいるため、支持基板や樹脂層を剥がす際に、ノズル基板の外周部から亀裂が発生し、その亀裂がヘッド部分にまで達し、歩留りを低下させる場合があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、シリコン基板等の被加工基板を薄板化加工するときには支持基板と強固に接着保持して被加工基板を破損させることがなく、加工後には被加工基板から支持基板を容易に剥離することができて亀裂の発生を防止し、ハンドリングが容易で、歩留まりや生産性の向上に役立つノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、被加工基板にノズル孔を形成するためのエッチングパターンを形成する工程と、被加工基板のエッチングパターンが形成された面に第1の支持基板を貼り合わせる工程と、第1の支持基板を貼り合わせた面の反対側の面から被加工基板を所望の厚さに薄板化する工程と、被加工基板の薄板化された加工面に撥液保護膜を形成し、その表面に撥液膜を形成する工程と、被加工基板において撥液膜が形成された面に、ノズル孔の形成部分と対向する部分が貫通した第2の支持基板を貼り合わせ、第1の支持基板を剥離する工程と、エッチングパターンをマスクとして第1のドライエッチングを行い、被加工基板にノズル孔を形成する工程と、ノズル孔の形成面側から被加工基板に第2のドライエッチングを行い、ノズル孔の先端部分を覆っている撥液保護膜と撥液膜とを除去し、ノズル孔を貫通する工程と、被加工基板のノズル孔の内壁部及びノズル孔の形成面に液滴保護膜を形成する工程とを有するものである。
このように、被加工基板を第1の支持基板に貼り合わせた状態で所望の厚さに薄板化加工することによってノズル孔の長さを最適化することができる。また、第1の支持基板を被加工基板から剥離した後でも、被加工基板は第2の支持基板によって保持されているため、被加工基板を薄板化しても割れや欠けなどが生じることがなく、ハンドリングが容易で、歩留まりおよび生産性を向上させることができる。
また、被加工基板の薄板化を実施した後にノズル孔の形成を行うようにしたので、ノズル孔内への研削屑の侵入を防止することができる。また、被加工基板の薄板化後、その薄板化の加工面に撥液保護膜と撥液膜とを形成し、その後、ノズル孔の形成を行うようにしたので、ノズル孔の内壁に撥液膜が形成されて濡れ性のバラツキが発生するといった不都合を確実に防止することができる。
また、第2の支持基板においてノズル孔の形成部分と対向する部分が貫通しているため、第1のドライエッチングの際のHeによる冷却効果を確保でき、エッチングバラツキを防止することができる。
また、本発明に係るノズル基板の製造方法は、第2のドライエッチングを行う際には、被加工基板から第2の支持基板を剥離し、撥液膜の表面にサポートテープを貼った状態で行うものである。
これにより、第2のドライエッチングの際に撥液膜が損傷するのを防止することができる。
また、本発明に係るノズル基板の製造方法は、撥液保護膜を、第1のドライエッチングに対する耐エッチング性、ノズル孔から吐出する液体に対しての耐液体性、撥液膜との密着性を確保できる膜としたものである。
これにより、撥液保護膜を、第1のドライエッチングに対するエッチングストップ層として機能させることができ、また、ノズル基板の吐出液体からの保護及び撥液膜の信頼性向上を図ることができる。
また、本発明に係るノズル基板の製造方法は、撥液保護膜が、SiN膜、SiO2 膜、Ta25膜、HfO2膜、Al23膜の何れかであるものである。
このように、撥液保護膜としてSiN膜、SiO2 膜、Ta25膜、HfO2膜、Al23膜の何れかを用いることができる。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、第1及び第2の支持基板を、両面接着シートを介して被加工基板に貼り合わせるものである。
これにより、ノズル孔の内部に接着樹脂などの異物が侵入することがなく、歩留まりの向上と生産性の向上を同時に達成することができる。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、両面接着シートが、その接着面に紫外線または熱により接着力が低下する自己剥離層を有するものである。
自己剥離層を備えた両面接着シートを用いて貼り合わせるようにしたので、被加工基板の薄板化加工時には被加工基板に第1及び第2の支持基板が強固に接着して被加工基板を破損することなく加工することができ、処理後には第1及び第2の支持基板を被加工基板から容易に剥離することができる。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、両面接着シートが、片面に自己剥離層を有し、自己剥離層を有する接着面側に被加工基板を接着するようにしたものである。
被加工基板の薄板化加工時には自己剥離層を持った側の面で被加工基板に接着して被加工基板を破損することなく加工することができ、処理後には自己剥離層を有する面側において被加工基板から容易に剥離することができる。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、被加工基板と第1及び第2の支持基板との両面接着シートを介した貼り合わせを減圧環境下で行うものである。
減圧環境下で貼り合わせることによって、接着界面に気泡が残らないきれいな接着が可能となり、このため研磨加工において薄板化される被加工基板の板厚がばらつくことはない。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、ノズル孔を、液滴を吐出する噴射口部分と、この噴射口部分と同心状で噴射口部分よりも径の大きい導入口部分との2段の孔に形成したものである。
本発明において、ノズル孔の形状は特に制限されるものではないが、上記形状とすることにより、液滴の吐出方向を基板面に垂直にできるため、吐出性能を向上させることができる。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、ノズル孔を、ICP放電による異方性ドライエッチングにより形成するものである。
このように、ICP放電による異方性ドライエッチングを用いることにより、基板面に垂直に高精度の孔を開けることができる。
本発明に係るノズル基板の製造方法は、異方性ドライエッチングを、エッチングガスとしてC48およびSF6を用いて行うものである。
48はノズル孔の側面方向にエッチングが進行しないようにその側面を保護する作用があり、SF6は垂直方向のエッチングを促進する作用があるため、ノズル孔を基板面に対して垂直に高精度に加工することができる。
本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、液滴を吐出するための複数のノズル孔と、各ノズル孔に連通して設けられ液滴に圧力を加えるための圧力室と、圧力室に液滴を供給する液滴供給路と、液滴を吐出するための吐出圧力を圧力室に発生させる圧力発生手段とを有する液滴吐出ヘッドの製造方法であって、ノズル孔を有するノズル基板を、上記の何れかに記載のノズル基板の製造方法により製造するものである。
これにより、被加工基板の加工時に被加工基板が割れたりせず、また、ノズル内の異物付着などなく、歩留まりの向上と生産性の向上を同時に達成した液滴吐出ヘッドを得ることができる。
以下、本発明のノズル基板の製造方法で製造されたノズル基板を備える液滴吐出ヘッドの実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、液滴吐出ヘッドの一例として、静電駆動式のインクジェットヘッドについて図1及び図2を参照して説明する。なお、アクチュエータ(圧力発生手段)は静電駆動方式に限られたものではなく、その他の圧電素子や発熱素子等を利用する方式であってもよい。
図1は、本実施形態に係るインクジェットヘッドの概略構成を分解して示す分解斜視図であり、一部を断面で表してある。図2は、図1の右半分の概略構成を示すインクジェットヘッドの断面図である。なお、図1及び図2では、通常使用される状態とは上下逆に示されている。
本実施形態のインクジェットヘッド10は、図1及び図2に示すように、複数のノズル孔11が所定のピッチで設けられたノズル基板1と、各ノズル孔11に対して独立にインク供給路が設けられたキャビティ基板2と、キャビティ基板2の振動板22に対峙して個別電極31が配設された電極基板3とを貼り合わせることにより構成されている。
以下、各基板の構成を更に詳しく説明する。
ノズル基板1は、後述する製造方法により、所要の厚さ(例えば厚さが280μmから60μm程度)に薄くされたシリコン基板から作製されている。
インク滴を吐出するためのノズル孔11は、例えば径の異なる2段の円筒状に形成されたノズル孔部分、すなわち径の小さい噴射口部分11aとこれよりも径の大きい導入口部分11bとから構成されている。噴射口部分11a及び導入口部分11bは基板面に対して垂直にかつ同軸上に設けられており、噴射口部分11aは先端がノズル基板1の表面に開口し、導入口部分11bはノズル基板1の裏面(キャビティ基板2と接合される接合側の面)に開口している。また、ノズル基板1の吐出面(接合面と反対の表面)には撥インク膜(図示せず)が形成されている。
上記のように、ノズル孔11を噴射口部分11aとこれよりも径の大きい導入口部分11bとから2段に構成することにより、インク滴の吐出方向をノズル孔11の中心軸方向に揃えることができ、安定したインク吐出特性を発揮させることができる。すなわち、インク滴の飛翔方向のばらつきがなくなり、またインク滴の飛び散りがなく、インク滴の吐出量のばらつきを抑制することができる。また、ノズル密度を高密度化することが可能である。
キャビティ基板2は、例えば厚さが525μmのシリコン基板から作製されている。このシリコン基板にウェットエッチングを施すことにより、インク流路の圧力室21となる凹部25、オリフィス23となる凹部26、及びリザーバ24となる凹部27が形成される。凹部25は前記ノズル孔11に対応する位置に独立に複数形成される。したがって、図2に示すようにノズル基板1とキャビティ基板2を接合した際、各凹部25は圧力室21を構成し、それぞれノズル孔11に連通しており、またインク供給口である前記オリフィス23ともそれぞれ連通している。そして、圧力室21(凹部25)の底壁が振動板22となっている。
凹部26は、細溝状のオリフィス23を構成し、この凹部26を介して凹部25(圧力室21)と凹部27(リザーバ24)とが連通している。
凹部27は、インク等の液状材料を貯留するためのものであり、各圧力室21に共通のリザーバ(共通インク室)24を構成する。そして、リザーバ24(凹部27)はそれぞれオリフィス23を介して全ての圧力室21に連通している。なお、オリフィス23(凹部26)は前記ノズル基板1の裏面(キャビティ基板2との接合側の面)に設けることもできる。また、リザーバ24の底部には後述する電極基板3を貫通する孔が設けられ、この孔のインク供給孔34を通じて図示しないインクカートリッジからインクが供給されるようになっている。
また、キャビティ基板2の全面には例えば熱酸化によりSiO2膜からなる絶縁膜28が膜厚0.1μmで施されている。この絶縁膜28は、インクジェットヘッドを駆動させた時の絶縁破壊や短絡を防止する目的で設けられる。
電極基板3は、例えば厚さ約1mmのガラス基板から作製される。中でも、キャビティ基板2のシリコン基板と熱膨張係数の近い硼珪酸系の耐熱硬質ガラスを用いるのが適している。これは、電極基板3とキャビティ基板2を陽極接合する際、両基板の熱膨張係数が近いため、電極基板3とキャビティ基板2との間に生じる応力を低減することができ、その結果剥離等の問題を生じることなく電極基板3とキャビティ基板2を強固に接合することができるからである。なお、前記ノズル基板1も同様の理由から硼珪酸系のガラス基板を用いることができる。
電極基板3には、キャビティ基板2の各振動板22に対向する面の位置にそれぞれ凹部32が設けられている。凹部32は、エッチングにより深さ約0.3μmで形成されている。そして、各凹部32内には、一般に、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)からなる個別電極31が、例えば0.1μmの厚さでスパッタにより形成される。したがって、振動板22と個別電極31との間に形成されるギャップ(空隙)は、この凹部32の深さ、個別電極31及び振動板22を覆う絶縁膜28の厚さにより決まることになる。このギャップはインクジェットヘッドの吐出特性に大きく影響するため、高精度に形成される。
個別電極31は、リード部31aと、フレキシブル配線基板(図示せず)に接続される端子部31bとを有する。これらの端子部31bは、図1及び図2に示すように、配線のためにキャビティ基板2の末端部が開口された電極取り出し部30内に露出している。
上述したように、ノズル基板1、キャビティ基板2及び電極基板3は、図2に示すように貼り合わせることによりインクジェットヘッド10の本体部が作製される。すなわち、キャビティ基板2と電極基板3は陽極接合により接合され、そのキャビティ基板2の上面(図2において上面)にノズル基板1が接着等により接合される。さらに、振動板22と個別電極31との間に形成される電極間ギャップの開放端部はエポキシ等の樹脂による封止材35で封止される。これにより、湿気や塵埃等が電極間ギャップへ侵入するのを防止することができ、インクジェットヘッド10の信頼性を高く保持することができる。
そして最後に、図2に簡略化して示すように、ドライバIC等の駆動制御回路5が各個別電極31の端子部31bとキャビティ基板2上に設けられた共通電極29とに前記フレキシブル配線基板(図示せず)を介して接続される。
以上により、インクジェットヘッド10が完成する。
次に、以上のように構成されるインクジェットヘッド10の動作を説明する。
駆動制御回路5は、個別電極31に電荷の供給及び停止を制御する発振回路である。この発振回路は例えば24kHzで発振し、個別電極31に例えば0Vと30Vのパルス電位を印加して電荷供給を行う。発振回路が駆動し、個別電極31に電荷を供給して正に帯電させると、振動板22は負に帯電し、個別電極31と振動板22間に静電気力(クーロン力)が発生する。したがって、この静電気力により振動板22は個別電極31に引き寄せられて撓む(変位する)。これによって圧力室21の容積が増大する。そして、個別電極31への電荷の供給を止めると振動板22はその弾性力により元に戻り、その際、圧力室21の容積が急激に減少するため、そのときの圧力により圧力室21内のインクの一部がインク滴としてノズル孔11より吐出する。振動板22が次に同様に変位すると、インクがリザーバ24からオリフィス23を通じて圧力室21内に補給される。
本実施形態のインクジェットヘッド10は、前述したように、ノズル孔11がノズル基板1の表面(吐出面)に対して垂直な筒状の噴射口部分11aと、この噴射口部分11aと同軸上に設けられ噴射口部分11aよりも径の大きい導入口部分11bとから構成されているため、インク滴をノズル孔11の中心軸方向に真っ直ぐに吐出させることができ、きわめて安定した吐出特性を有する。
さらに、導入口部分11bの横断面形状を円形や四角形などに形成することができるので、インクジェットヘッド10の高密度化を図ることができる。
なお、ノズル孔11の噴射口部分11a及び導入口部分11bの横断面形状は特に限定されるものではなく、角形や円形などに形成される。但し、円形にする方が吐出特性や加工性の面で有利となるので好ましい。
次に、このインクジェットヘッド10の製造方法について図3〜図9を用いて説明する。図3は本発明の実施の形態に係るノズル基板1を示す上面図、図4〜図9はノズル基板の製造工程を示す断面図(図3をA−A線で切断した断面図)である。なお、キャビティ基板及び電極基板の製造方法は従来公知の方法(例えば、特開2007−076141号公報参照) を採用でき、ここではその詳細な説明は省略する。
以下、ノズル基板1の製造工程を、図3〜図9を用いて説明する。
(A)まず、被加工基板として、基板厚み280μmのシリコン基板100を用意し、熱酸化装置(図示せず)にセットして酸化温度1075℃、酸化時間4時間、酸素と水蒸気の混合雰囲気中の条件で熱酸化処理し、シリコン基板100の表面に膜厚1μmのSiO2 膜101を均一に成膜する。
(B)シリコン基板100の接合面(キャビティ基板2と接合されることとなる面)100aにレジスト102をコーティングし、ノズル孔11の導入口部分11bとなる部分110aをパターニングする。
(C)シリコン基板100を、例えば緩衝フッ酸水溶液(フッ酸水溶液:フッ化アンモニウム水溶液=1:6)でハーフエッチングし、SiO2 膜101を薄くする。このとき、インク吐出側の面100bのSiO2 膜101もエッチングされ、SiO2 膜101の厚みが薄くなる。
(D)レジスト102を硫酸洗浄などにより剥離する。
(E)再度、シリコン基板100の接合面100a側にレジスト103をコーティングし、ノズル孔11の導入口部分11bとなる部分110bをパターニングする。
(F)そして、シリコン基板100を、例えば緩衝フッ酸水溶液(フッ酸水溶液:フッ化アンモニウム水溶液=1:6)でエッチングし、ノズル孔となる部分110bのSiO2 膜101を開口する。このとき、インク吐出側の面100bのSiO2 膜101はエッチングされ、完全に除去される。
(G)レジスト103を、硫酸洗浄などにより剥離する。
(H)次に、シリコン基板100の接合面100aに、両面接着シート50を介して、ガラス等の透明材料よりなる支持基板(第1の支持基板)120を貼り付ける。この両面接着シート50には、例えば、セルファBG(登録商標:積水化学工業)を用いる。両面接着シート50は自己剥離層51を持ったシート(自己剥離型シート)で、その両面には接着面を有し、その一方の面にはさらに自己剥離層51を備え、この自己剥離層51は紫外線または熱などの刺激によって接着力が低下するようになっている。
本実施の形態では、両面接着シート50の接着面のみよりなる面50aを支持基板120の面と向かい合わせ、両面接着シート50の自己剥離層51を備えた側の面50bをシリコン基板100の接合面100aとを向かい合わせ、これらの面を減圧環境下(10Pa以下)、例えば真空中で貼り合わせる。こうすることによって、接着界面に気泡が残らず、きれいな接着が可能になる。接着界面に気泡が残ると、研磨加工で薄板化されるシリコン基板100の板厚がばらつく原因となる。
このように自己剥離層51を備えた両面接着シート50を用いて支持基板120を貼り合わせるようにしたので、シリコン基板100の薄板化加工時には、シリコン基板100に支持基板120を強固に接着してシリコン基板100を破損することなく加工することができ、処理後には後述するように支持基板120をシリコン基板100から容易に剥離することができる。
(I)次に、シリコン基板100のインク吐出側の面100bをバックグラインダー(図示せず)によって研削加工し、所望の厚さまでシリコン基板100を薄くする。さらに、ポリッシャー、CMP装置によってインク吐出側の面100bを研磨しても良い。
(J)シリコン基板100のインク吐出側の面100bにCVD装置又はスパッタ装置で撥液保護膜としてのSiO2 膜104を数ミクロンの厚みで成膜する。ここで、SiO2 膜104の成膜は、両面接着シート50が劣化しない温度(200℃程度)以下で実施する。ただし、この撥液保護膜には、後述の(P)の工程のドライエッチングに対する耐エッチング性、インクに対しての耐インク性、次の(K)の工程で形成される撥インク膜105との密着性が要求されることを考慮すると、緻密な膜を成膜する必要がある。撥液保護膜には、SiO2 膜の他に、例えばSiN膜、SiO2 膜、Ta25膜、HfO2膜、Al23膜の何れかを用いてもよい。
(K)続いて、シリコン基板100のインク吐出側の面100bの表面に撥インク処理を施す。この場合、F原子を含む撥インク性を持った材料を蒸着やディッピングで成膜し、撥液膜の一例としての撥インク膜105を形成する。撥インク膜105は、撥液保護膜としてのSiO2 膜104の上に形成されているため、信頼性の高い膜とすることができる。
(L)シリコン基板100のインク吐出側の面100bに、(H)の工程と同様に、自己剥離層51Aを有する両面接着シート50Aを介して、ガラス等の透明材料よりなる支持基板(第2の支持基板)120Aを貼り付ける。支持基板120Aの板厚は約0.2mmで、ノズル孔11の形成部分と対向する部分に貫通孔130を有している。これは、後述の(N)及び(P)に示すICPドライエッチング加工((N)及び(P)の両工程が第1のドライエッチングに相当)の際のHeによる冷却効果を確保し、エッチングバラツキを防止するために設けられている。
(M)支持基板120側からUV光を照射し、両面接着シート50の自己剥離層51をシリコン基板100の接合面100a面から剥離させ、支持基板120をシリコン基板100から取り外す。
(N)そして、SiO2 膜101をエッチングマスクとしてシリコン基板100をICPドライエッチング装置によりエッチングする。すなわち、SiO2 膜101の開口部を、例えば深さ25μmで垂直に異方性ドライエッチングし、ノズル孔11の噴射口部分11aとなる第1の凹部106を形成する。この場合のエッチングガスとしては、C48、SF6 を使用し、これらのエッチングガスを交互に使用すればよい。ここで、C48は形成される溝の側面にエッチングが進行しないように溝側面を保護するために使用し、SF6 はシリコン基板100の垂直方向のエッチングを促進させるために使用する。
(O)次に、ノズル孔11の導入口部分11bとなる部分110cのSiO2 膜101のみが無くなるように、緩衝フッ酸水溶液でハーフエッチングする。
(P)再度、ICPドライエッチング装置によりSiO2 膜101の開口部を、深さ40μmで垂直に異方性ドライエッチングし、ノズル孔11の導入口部分11bとなる凹部107を形成する。この際、SiO2 膜104がICPドライエッチングストップ膜として機能する。
(Q)(H)工程と同様に、シリコン基板100の接合面100aに、両面接着シート50Bを介して、ガラス等の透明材料よりなる支持基板120Bを貼り付ける。
(R)(M)工程と同様に、支持基板120A側からUV光を照射し、両面接着シート50Aの自己剥離層51Aをシリコン基板100のインク吐出側の面100bから剥離させ、支持基板120Aをシリコン基板100から取り外す。
(S)シリコン基板100のインク吐出側の面100bに、その面100bとの密着性が高く、剥がす際の糊残りの無いサポートテープ(具体的には例えばダイシングシートが用いられる)140を貼り付ける。このとき、シリコン基板100の接合面100a側には支持基板120Bが貼り付けられているため、サポートテープ140を安定的に貼り付けることができる。
(T)(M)工程と同様に、支持基板120B側からUV光を照射し、両面接着シート50Bの自己剥離層51Bをシリコン基板100の接合面100aから剥離させ、支持基板120Bをシリコン基板100から取り外す。
(U)CHF3等のSiO2/Si選択比の大きいガスを用いてノズル孔11の噴射口部分11aの先端部分を覆っているSiO2膜104及び撥インク膜105をドライエッチング(第2のドライエッチングに相当)にて除去し、ノズル孔11を貫通させる。この際、選択比を考慮して予めノズル孔径,ノズル長さを設定しておく。
(V)シリコン基板100の接合面100a及びノズル孔11の内壁部にスパッタにより膜厚0.1μmの液滴保護膜の一例としてのインク保護膜(SiO2膜)108を均一に成膜する。
(W)シリコン基板100の接合面100aを真空ポンプによる真空吸着により吸着治具150に固定し、サポートテープ140にUV照射し、サポートテープ140を剥離する。UV照射の際、窒素雰囲気中にて実施すると粘着剤残り無く、剥離することができる。なお、サポートテープ140の剥離によりシリコン基板100表面の撥インク膜105が損傷を受けることはない。
(X)最後に、吸着治具150の吸着固定を解除してシリコン基板100からノズル基板1を回収する。なお、図示省略したが、シリコン基板100にはノズル孔11を形成するのと同時に、ノズル基板外輪となる部分にノズル基板外輪溝が彫られているため、吸着治具150からピックアップする段階でノズル基板1は個片に分割されている。
以上の工程を経ることにより、シリコン基板100よりノズル基板1を形成する。
次に、上記のようにして構成したノズル基板1の接合面100aに、予め陽極接合されたキャビティ基板2と電極基板3のキャビティ基板2の接合面を貼り合せる(接合工程は図示せず)。
以上の工程を経ることにより、ノズル基板1、キャビティ基板2及び電極基板3の接合体を形成し、インクジェットヘッド10を完成する。
このように、本発明に係るノズル基板の製造方法では、ノズル基板1となるシリコン基板100を支持基板120に貼り合わせた状態で所望の厚さに薄板化加工することによってノズル孔11の長さを最適化することができる。また、支持基板120をシリコン基板100から剥離した後でも、シリコン基板100は支持基板120によって保持されているため、シリコン基板100を薄板化しても割れや欠けなどが生じることがなく、ハンドリングが容易で、歩留まりおよび生産性を向上させることができる。
また、シリコン基板100を加工する際、シリコン基板100と支持基板120を両面接着シート50を介して貼り合わせるだけでよいので、従来のようにシリコン基板100のノズル孔11に接着樹脂等の異物が入り込むことがなく、このためシリコン基板100から両面接着シート50を分離する際にシリコン基板100に割れや欠けが生じることはなく、ノズル基板1の歩留まりを向上させ、生産性を飛躍的に向上させることができる。
また、シリコン基板100の薄板化を実施した後にICPドライエッチングによるノズル孔11の形成を行うようにしたので、ノズル孔11内への研削屑の侵入を防止することができる。また、シリコン基板100の薄板化後、その薄板化の加工面に撥液保護膜としてのSiO2 膜104と撥液膜としての撥インク膜105とを形成し、その後、ノズル孔11の形成を行うようにしたので、ノズル孔11の内壁に撥インク膜105が形成されて濡れ性のバラツキが発生するといった不都合を確実に防止することができる。
また、支持基板120Aにおいてノズル孔11の形成部分と対向する部分に貫通孔130を形成しておくため、ノズル孔11を形成するためのICPドライエッチング((N)及び(P)工程)に際し、Heによる冷却効果を確保でき、エッチングバラツキを防止することができる。
また、ノズル孔11の先端部分を貫通させるためのICPドライエッチング((U)工程)を行うに際し、サポートテープ140によりシリコン基板100の撥インク膜105の表面を保護した状態で行うため、エッチングにより撥インク膜105が損傷するのを防止することができる。
また、ノズル孔11の形成にICP放電による異方性ドライエッチングを用いたので、基板面に垂直且つ高精度にノズル孔11を形成することができる。
また、本実施の形態では、ノズル基板、キャビティ基板及び電極基板を備えた3層構造のインクジェットヘッドにおけるノズル基板の製造方法について説明したが、ノズル基板、リザーバ基板、キャビティ基板及び電極基板を備えた4層構造のインクジェットヘッド(例えば、特開平2007−50522号公報)におけるノズル基板の製造方法としても、本発明を適用できる。
上記の実施の形態では、ノズル基板1の製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法について述べたが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変更することができる。例えば、ノズル孔より吐出される液状材料を変更することにより、図10に示すインクジェットプリンタ200のほか、液晶ディスプレイのカラーフィルタの製造、有機EL表示装置の発光部分の形成、遺伝子検査等に用いられる生体分子溶液のマイクロアレイの製造など様々な用途の液滴吐出装置として利用することができる。
本発明の一実施の形態にかかるインクジェットヘッドの分解斜視図。 図1の要部の縦断面図。 図1のノズル基板の上面図。 図1のノズル基板の製造方法の断面図。 図4に続くノズル基板の製造方法の断面図。 図5に続くノズル基板の製造方法の断面図。 図6に続くノズル基板の製造方法の断面図。 図7に続くノズル基板の製造方法の断面図。 図8に続くノズル基板の製造方法の断面図。 本発明の一実施の形態にかかるインクジェットヘッドを使用したインクジェットプリンタの斜視図。
符号の説明
1 ノズル基板、10 インクジェットヘッド、11 ノズル孔、11a 噴射口部分、11b 導入口部分、21 圧力室、22 振動板(圧力発生手段)、31 個別電極(圧力発生手段)、50 両面接着シート、50A 両面接着シート、50B 両面接着シート、51 自己剥離層、51A 自己剥離層、51B 自己剥離層、100 シリコン基板、101 SiO2膜(エッチングパターン)、104 SiO2膜(撥液保護膜)、105 撥インク膜(撥液膜)、120 支持基板、120A 支持基板、120B 支持基板、130 貫通孔、140 サポートテープ。

Claims (12)

  1. 被加工基板にノズル孔を形成するためのエッチングパターンを形成する工程と、
    前記被加工基板の前記エッチングパターンが形成された面に第1の支持基板を貼り合わせる工程と、
    前記第1の支持基板を貼り合わせた面の反対側の面から前記被加工基板を所望の厚さに薄板化する工程と、
    前記被加工基板の前記薄板化された加工面に撥液保護膜を形成し、その表面に撥液膜を形成する工程と、
    前記被加工基板において前記撥液膜が形成された面に、前記ノズル孔の形成部分と対向する部分が貫通した第2の支持基板を貼り合わせ、前記第1の支持基板を剥離する工程と、
    前記エッチングパターンをマスクとして第1のドライエッチングを行い、前記被加工基板にノズル孔を形成する工程と、
    前記ノズル孔の形成面側から前記被加工基板に第2のドライエッチングを行い、前記ノズル孔の先端部分を覆っている撥液保護膜と撥液膜とを除去し、ノズル孔を貫通する工程と、
    前記被加工基板の前記ノズル孔の内壁部及び前記ノズル孔の前記形成面に液滴保護膜を形成する工程と
    を有することを特徴とするノズル基板の製造方法。
  2. 前記第2のドライエッチングを行う際には、前記被加工基板から前記第2の支持基板を剥離し、前記撥液膜の表面にサポートテープを貼った状態で行うことを特徴とする請求項1記載のノズル基板の製造方法。
  3. 前記撥液保護膜は、前記第1のドライエッチングに対する耐エッチング性、前記ノズル孔から吐出する液体に対しての耐液体性、前記撥液膜との密着性を確保できる膜であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のノズル基板の製造方法。
  4. 前記撥液保護膜は、SiN膜、SiO2 膜、Ta25膜、HfO2膜、Al23膜の何れかであることを特徴とする請求項記載のノズル基板の製造方法。
  5. 前記第1及び第2の支持基板を両面接着シートを介して前記被加工基板に貼り合わせることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載のノズル基板の製造方法。
  6. 前記両面接着シートは、その接着面に紫外線または熱を与えることによって接着力が低下する自己剥離層を有するものであることを特徴とする請求項記載のノズル基板の製造方法。
  7. 前記両面接着シートは、片面に自己剥離層を有し、該自己剥離層を有する接着面側に前記被加工基板を接着することを特徴とする請求項記載のノズル基板の製造方法。
  8. 前記被加工基板と前記第1及び第2の支持基板との前記両面接着シートを介した貼り合わせを、減圧環境下で行うことを特徴とする請求項乃至請求項の何れかに記載のノズル基板の製造方法。
  9. 前記ノズル孔は、液滴を吐出する噴射口部分と、この噴射口部分と同心状で噴射口部分よりも径の大きい導入口部分との2段の孔に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載のノズル基板の製造方法。
  10. 前記ノズル孔は、ICP放電による異方性ドライエッチングにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載のノズル基板の製造方法。
  11. 前記異方性ドライエッチングを、エッチングガスとしてC48及びSF6を用いて行うことを特徴とする請求項10記載のノズル基板の製造方法。
  12. 液滴を吐出するための複数のノズル孔と、該各ノズル孔に連通して設けられ液滴に圧力を加えるための圧力室と、該圧力室に液滴を供給する液滴供給路と、液滴を吐出するための吐出圧力を前記圧力室に発生させる圧力発生手段とを有する液滴吐出ヘッドの製造方法であって、
    前記ノズル孔を有するノズル基板を、請求項1乃至請求項11の何れかに記載のノズル基板の製造方法により製造することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
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