JP2006256223A - 液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法 - Google Patents

液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法 Download PDF

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JP2006256223A JP2005079319A JP2005079319A JP2006256223A JP 2006256223 A JP2006256223 A JP 2006256223A JP 2005079319 A JP2005079319 A JP 2005079319A JP 2005079319 A JP2005079319 A JP 2005079319A JP 2006256223 A JP2006256223 A JP 2006256223A
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Katsuharu Arakawa
克治 荒川
Masahiro Fujii
正寛 藤井
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Abstract

【課題】 精度の高いノズルを形成することができ、また歩留まりの高い液滴吐出ヘッド
の製造方法等を提供する。
【解決手段】 シリコン基板30の表面にレジスト32をコーティングする工程と、多重
焦点露光により、レジスト32に第1の露光部32a及び該第1の露光部32aの上に、
第1の露光部32aよりも横断面面積の大きい第2の露光部32bを形成する工程と、第
1の露光部32a及び第2の露光部32bのレジスト32を現像により除去する工程と、
レジスト32の除去された部分からエッチングを行って、シリコン基板30に第1のノズ
ル孔6及び該第1のノズル孔6に連通し、第1のノズル孔6よりも横断面面積の大きい第
2のノズル孔7を形成する工程とを有するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法に関し、特に精度の高
いノズルを形成することができ、また歩留まりの高い液滴吐出ヘッドの製造方法及びこの
液滴吐出ヘッドの製造方法を適用した液滴吐出装置の製造方法に関する。
インクジェット記録装置は、高速印字が可能、記録時の騒音が極めて小さい、インクの
自由度が高い、安価な普通紙を使用できる等の多くの利点を有する。近年、インクジェッ
ト記録装置の中でも、記録が必要なときにのみインク液滴を吐出する、いわゆるインク・
オン・デマンド方式のインクジェット記録装置が主流となっている。このインク・オン・
デマンド方式のインクジェット記録装置は、記録に不要なインク液滴の回収を必要としな
い等の利点がある。
このインク・オン・デマンド方式のインクジェット記録装置には、インク液滴を吐出さ
せる方法として、駆動手段に静電気力を利用した、いわゆる静電駆動方式のインクジェッ
ト記録装置がある。また、駆動手段に圧電素子(ピエゾ素子)を利用した、いわゆる圧電
駆動方式のインクジェット記録装置や、発熱素子等を利用した、いわゆるバブルジェット
(登録商標)方式のインクジェット記録装置等がある。
上記のようなインクジェット記録装置では、一般にインクジェットヘッドのノズルから
インク液滴を吐出するようになっている。インクジェットヘッドにノズルを設ける方式に
は、インクジェットヘッドの側面側からインク液滴を吐出するサイドイジェクトタイプと
、インクジェットヘッドの表面側からインク液滴を吐出するフェイスイジェクトタイプが
ある。
フェイスイジェクトタイプのインクジェットヘッドでは、ノズルの孔の部分の流路抵抗
を調整し、ノズルの長さが最適になるようにノズル基板の厚さを調整するのが望ましい。
また従来のフェイスイジェクトタイプの噴射装置(液滴吐出ヘッド)のノズルの形成方
法では、シリコン基板の一方の面からICP放電を用いた異方性ドライエッチングにより
、内径の異なる第1のノズル孔と第2のノズル孔を2段に形成した後に、反対側の面を異
方性ウェットエッチングにより掘り下げてノズルの長さを調整するようにしていた(例え
ば、特許文献1参照)。
従来のフェイスイジェクトタイプのインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法
では、シリコン基板を所望の厚さに研削した後に、シリコン基板の両面からドライエッチ
ングによって第1のノズル孔と、この第1のノズル孔に連通する第2のノズル孔を形成す
るようにしていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−28820号公報(図1〜図4) 特開平9−57981号公報(図1、図2)
従来の噴射装置のノズル形成方法では(例えば、特許文献1参照)、第1のノズル孔が
開口する吐出面が、基板表面から深く下がった位置に形成されるため、インク液滴が飛行
中に曲がってしまうという問題点があった。またこのような構造では、ノズルの目詰まり
の原因となる紙粉、インク等を、ゴム片やフェルト片で吐出面から除去するワイピング作
業が困難になるという問題点があった。
また従来のインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法では(例えば、特許文献
2参照)、ドライエッチングによって第1のノズル孔と第2のノズル孔を形成する前に、
シリコン基板を研削して薄くするため、製造工程の途中でシリコン基板が割れたり、欠け
てしまうことがあるという問題点があった。またこのため、歩留まりが低くなり、製造コ
ストが高くなってしまうという問題点があった。
さらにこのインクジェットヘッド用ノズルプレートの製造方法では、ドライエッチング
加工の際に、加工形状を安定させるためにノズルプレートの加工面の反対側からヘリウム
ガス等で冷却を行うが、ノズルの貫通時にヘリウムガス等が加工面側にリークしてエッチ
ングができなくなってしまうという問題点もあった。
最近ではこのような問題点を解決するために、樹脂によってシリコン基板の裏面に支持
基板を貼り付けることが行われるようになってきた。しかし、耐熱性の低い樹脂によって
支持基板を貼り付けると、従来のように酸化シリコンからなるノズル加工用のドライエッ
チングマスクを高温処理が必要な熱酸化やCVD(Chemical Vapor De
position)によって形成できないという問題点があった。このため、2段形状の
ノズルを形成する場合には、酸化シリコン以外の材料でドライエッチングマスクを形成す
る必要があった。
本発明は上記のような問題がなく、精度の高いノズルを形成することができ、また歩留
まりの高い液滴吐出ヘッドの製造方法及びこの液滴吐出ヘッドの製造方法を適用した液滴
吐出装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面にレジストをコーティ
ングする工程と、多重焦点露光により、レジストに第1の露光部及び該第1の露光部の上
に、第1の露光部よりも横断面面積の大きい第2の露光部を形成する工程と、第1の露光
部及び第2の露光部のレジストを現像により除去する工程と、レジストの除去された部分
からエッチングを行って、シリコン基板に第1のノズル孔及び該第1のノズル孔に連通し
、第1のノズル孔よりも横断面面積の大きい第2のノズル孔を形成する工程とを有するも
のである。
多重焦点露光によりレジストに第1の露光部と第2の露光部を形成して、第1の露光部
と第2の露光部のレジストを現像により除去して2段形状のレジストを形成し、レジスト
の除去された部分からエッチングを行うため、第1のノズル孔及び第2のノズル孔からな
るノズルを高精度に形成することができる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、上記の第1のノズル孔及び第2のノズ
ル孔を形成する工程が、レジストの第1の露光部が除去された部分からシリコン基板をエ
ッチングして第1のノズル孔となる凹部を形成する工程と、レジストに第2の露光部と同
径のレジスト開口部を形成する工程と、該レジスト開口部からエッチングを行う工程とを
有するものである。
レジストの第1の露光部が除去された部分からシリコン基板をエッチングして第1のノ
ズル孔となる凹部を形成し、レジストに第2の露光部と同径のレジスト開口部を形成して
、このレジスト開口部からエッチングを行えば、高精度のノズルを容易に形成することが
できる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面にレジストを形成
する工程の前に、シリコン基板を支持基板に貼り合わせる工程と、該シリコン基板の支持
基板が貼り合わせられた面の反対面からシリコン基板を研削する工程とを有し、第1のノ
ズル孔及び第2のノズル孔を形成する工程の後に、支持基板をシリコン基板から剥離する
工程を有するものである。
シリコン基板を支持基板に貼り合わせた状態でシリコン基板を研削し薄板化するため、
シリコン基板が割れたり欠けてしまうのを防止することができ、またノズルの貫通時にヘ
リウムガス等が加工面側にリークしてエッチングができなくなってしまうのを防止するこ
とができる。
本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面に第1のレジストをコ
ーティングする工程と、該第1のレジストの表面にシリコン酸化膜を形成する工程と、該
シリコン酸化膜の表面に第2のレジストをコーティングする工程と、多重焦点露光により
、第1のレジストに第1の露光部を形成し、第2のレジストに第1の露光部よりも横断面
面積の大きい第2の露光部を形成する工程と、第1の露光部のレジスト、第2の露光部の
レジスト及びシリコン酸化膜の第2の露光部に接する部分を除去する工程と、第1のレジ
スト、第2のレジスト及びシリコン酸化膜の除去された部分からエッチングを行って、シ
リコン基板に第1のノズル孔及び該第1のノズル孔に連通し、第1のノズル孔よりも横断
面面積の大きい第2のノズル孔を形成する工程とを有するものである。
シリコン基板に第1のレジスト、シリコン酸化膜、第2のレジストを形成し、多重焦点
露光により第1のレジストに第1の露光部を形成して、第2のレジストに第2の露光部を
形成する。そして、第1の露光部のレジスト、第2の露光部のレジスト及びシリコン酸化
膜の第2の露光部に接する部分を除去して、この部分からエッチングを行うため、第1の
ノズル孔及び第2のノズル孔からなるノズルを高精度に形成することができる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、上記の第1のノズル孔及び第2のノズ
ル孔を形成する工程が、第1のレジストの第1の露光部が除去された部分からシリコン基
板をエッチングして第1のノズル孔となる凹部を形成する工程と、第1のレジストに前記
第2の露光部と同径のレジスト開口部を形成する工程と、該レジスト開口部からエッチン
グを行う工程とを有するものである。
レジストの第1の露光部が除去された部分からシリコン基板をエッチングして第1のノ
ズル孔となる凹部を形成し、第1のレジストに第2の露光部と同径のレジスト開口部を形
成して、このレジスト開口部からエッチングを行えば、高精度のノズルを容易に形成する
ことができる。
また例えば、第1のレジストに第2の露光部と同径のレジスト開口部を形成する際、第
2のレジスト等にO2アッシングを行う場合に、シリコン酸化膜がストップ層として機能
するためアッシング量の制御が容易となる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面に第1のレジスト
を形成する工程の前に、シリコン基板を支持基板に貼り合わせる工程と、該シリコン基板
の支持基板が貼り合わせられた面の反対面からシリコン基板を研削する工程とを有し、第
1のノズル孔及び第2のノズル孔を形成する工程の後に、支持基板をシリコン基板から剥
離する工程を有するものである。
シリコン基板を支持基板に貼り合わせた状態でシリコン基板を研削し薄板化するため、
シリコン基板が割れたり欠けてしまうのを防止することができ、またノズルの貫通時にヘ
リウムガス等が加工面側にリークしてエッチングができなくなってしまうのを防止するこ
とができる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、上記の多重焦点露光を行う際に、ステ
ッパを用いるものである。
多重焦点露光にステッパを用いることにより、第1の露光部及び第2の露光部を正確に
形成することができ、第1のノズル孔及び第2のノズル孔を高精度に形成することが可能
となる。
本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面に第1のレジストをコ
ーティングする工程と、該第1のレジストにレジスト開口部を形成する工程と、第1のレ
ジストの表面及びレジスト開口部にシリコン酸化膜を形成する工程と、シリコン酸化膜の
表面に第2のレジストをコーティングする工程と、レジスト開口部に形成された第2のレ
ジストの一部及びシリコン酸化膜の一部を除去する工程と、該第2のレジストの一部及び
シリコン酸化膜の一部が除去された部分からエッチングを行ってシリコン基板に第1のノ
ズル孔となる凹部を形成する工程と、第2のレジスト及びシリコン酸化膜を除去する工程
と、レジスト開口部からエッチングを行って、シリコン基板に第1のノズル孔及び該第1
のノズル孔に連通する第2のノズル孔を形成する工程とを有するものである。
第1のレジストにレジスト開口部を形成した後、シリコン酸化膜及び第2のレジストを
形成し、レジスト開口部に形成された第2のレジスト及びシリコン酸化膜の一部を除去す
る。そして、この部分からエッチングを行って第1のノズル孔となる凹部を形成した後、
第2のレジスト及びシリコン酸化膜を除去しレジスト開口部からエッチングを行うため、
第1のノズル孔及び第2のノズル孔からなるノズルを高精度に形成することができる。
またレジスト開口部を形成するとき及び第2のレジストを除去するときのレジストの露
光焦点の高さが同じになるため、ステッパ等の高精度の露光装置が不要となり、プロジェ
クション方式の露光機を使用することができる。
さらに、例えば第2のレジストを除去する際にO2アッシングを行う場合に、レジスト
開口部の側面がシリコン酸化膜で保護されているため、レジスト開口部が横方向に広がる
ことがなく、第2のノズル孔を高精度に形成することが可能となる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面に第1のレジスト
を形成する工程の前に、シリコン基板を支持基板に貼り合わせる工程と、該シリコン基板
の支持基板が貼り合わせられた面の反対面からシリコン基板を研削する工程とを有し、第
1のノズル孔及び第2のノズル孔を形成する工程の後に、支持基板をシリコン基板から剥
離する工程を有するものである。
シリコン基板を支持基板に貼り合わせた状態でシリコン基板を研削し薄板化するため、
シリコン基板が割れたり欠けてしまうのを防止することができ、またノズルの貫通時にヘ
リウムガス等が加工面側にリークしてエッチングができなくなってしまうのを防止するこ
とができる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、上記のエッチングが、ICP放電によ
る異方性ドライエッチングであるものである。
ICP放電による異方性ドライエッチングで第1のノズル孔及び第2のノズル孔を形成
すれば、2段形状のノズルを高精度に形成することができ、インク等の液滴の直進性を向
上させることが可能となる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、ICP放電による異方性ドライエッチ
ングのエッチングガスとして、C48及びSF6を用いるものである。
48及びSF6をエッチングガスとしてICP放電による異方性ドライエッチングを
行えば、例えば円筒状の第1のノズル孔及び第2のノズル孔を高精度に形成することがで
きる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、上記の支持基板を、樹脂からなるレジ
ストによって貼り合わせるものである。
支持基板を樹脂からなるレジストによって貼り合わせることにより、シリコン基板への
貼り合わせ及び剥離を容易に行うことが可能となる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、上記の支持基板を、樹脂層及び剥離層
を介して貼り合わせるものである。
支持基板を樹脂層及び剥離層を介して貼り合わせれば、剥離層に光を照射することでシ
リコン基板から支持基板をさらに容易に剥離することが可能となる。
また本発明に係る液滴吐出ヘッドの製造方法は、支持基板として、ガラス基板を用いる
ものである。
支持基板としてガラス基板を用れば、支持基板側から剥離層に光を照射することができ
、支持基板をシリコン基板から簡単に剥離することができる。
本発明に係る液滴吐出装置の製造方法は、上記のいずれかの液滴吐出ヘッドの製造方法
を適用したものである。
上記のいずれかの液滴吐出ヘッドの製造方法を適用しているため、インク等の液滴の直
進性や印字性能の高い液滴吐出装置を製造することができる。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る液滴吐出ヘッドを示した縦断面図である。なお図1
では、静電駆動方式でフェイスイジェクトタイプの液滴吐出ヘッドを示しており、駆動回
路21の部分を模式的に示している。また図1に示す液滴吐出ヘッド1は、後に示す液滴
吐出ヘッドの製造方法で製造されたものである。
本実施形態1に係る液滴吐出ヘッド1は、主にキャビティ基板2、電極基板3、及びノ
ズル基板4が接合されることにより構成されている。ノズル基板4はシリコンからなり、
例えば円筒状の第1のノズル孔6と、第1のノズル孔6と連通し、第1のノズル孔6より
も径(横断面面積)の大きい円筒状の第2のノズル孔7を有するノズル8が形成されてい
る。第1のノズル孔6は、液滴吐出面10(キャビティ基板2との接合面11の反対面)
に開口するように形成されており、第2のノズル孔7は、キャビティ基板2との接合面1
1に開口するように形成されている。
なおノズル基板4は、後に示す所定の加工を施しやすいように単結晶シリコンを使用す
るのが望ましい。
キャビティ基板2は、例えば単結晶シリコンからなり、底壁が振動板12である吐出室
13となる凹部が複数形成されている。なお複数の吐出室13は、図1の紙面手前側から
紙面奥側にかけて平行に並んで形成されているものとする。またキャビティ基板2には、
各吐出室13にインク等の液滴を供給するためのリザーバ14となる凹部と、このリザー
バ14と各吐出室13を連通する細溝状のオリフィス15となる凹部が形成されている。
図1に示す液滴吐出ヘッド1では、リザーバ14は単一の凹部から形成されており、オリ
フィス15は各吐出室13に対して1つずつ形成されている。なおオリフィス15は、ノ
ズル基板4の接合面11に形成するようにしてもよい。
さらにキャビティ基板2の全面には、例えばCVD又は熱酸化によって酸化シリコン等
からなる絶縁膜16(後述の液滴保護膜24等)が形成されている。この絶縁膜16は、
液滴吐出ヘッド1の駆動時の絶縁破壊やショートを防止し、また吐出室13やリザーバ1
4の内部の液滴によりキャビティ基板2がエッチングされるのを防止するためのものであ
る。
キャビティ基板2の振動板12側には、例えばホウ珪酸ガラスからなる電極基板3が接
合されている。電極基板3には、振動板12と対向する複数の電極17が形成されている
。この電極17は、例えばITO(Indium Tin Oxide)をスパッタする
ことにより形成する。また電極基板3には、リザーバ14と連通するインク供給孔18が
形成されている。このインク供給孔18は、リザーバ14の底壁に設けられた孔と繋がっ
ており、リザーバ14にインク等の液滴を外部から供給するために設けられている。
なお、キャビティ基板2が単結晶シリコンからなり、電極基板3がホウ珪酸ガラスから
なる場合には、キャビティ基板2と電極基板3の接合を陽極接合によって行うことができ
る。
ここで図1に示す液滴吐出ヘッド1の動作について説明する。キャビティ基板2と個々
の電極17には駆動回路21が接続されている。駆動回路21によりキャビティ基板2と
電極17の間にパルス電圧が印加されると、振動板12が電極17の側に撓み、リザーバ
14の内部に溜まっていたインク等の液滴が吐出室13に流れ込む。そして、キャビティ
基板2と電極17の間に印加されていた電圧がなくなると、振動板12が元の位置に戻っ
て吐出室13の内部の圧力が高くなり、ノズル8からインク等の液滴が吐出される。
なお本実施形態1では、液滴吐出ヘッドの例として静電駆動方式の液滴吐出ヘッドを示
しているが、本実施形態1で示すノズル基板4の製造方法は圧電駆動方式やバブルジェッ
ト(登録商標)方式等の液滴吐出ヘッドにも適用することができる。
図2は、ノズル基板4を液滴吐出面10側から見た上面図である。図2に示すように、
第1のノズル孔6がノズル基板4の液滴吐出面10側に複数開口している。なお第2のノ
ズル孔7は、図2の個々のノズル孔6の紙面奥側に形成されている。またキャビティ基板
2の吐出室13は、個々の第1のノズル孔6(ノズル8)ごとに形成されており、個々の
吐出室13は図2のA−A線方向に細長いものとする。
本実施形態1では、以下において主にノズル基板4の製造方法について説明する。なお
本実施形態1に係る液滴吐出ヘッド1では、第1のノズル孔6と第2のノズル孔7の中心
軸が高い精度で一致しているものとする。これにより、ノズル8から液滴を吐出する際の
液滴の直進性を向上させることができる。
図3から図8は、本発明の実施形態1に係る液滴吐出ヘッドの製造工程を示した縦断面
図である。なお図3から図6は、主にノズル基板4の製造工程を示しており、図7及び図
8は、キャビティ基板2及び電極基板3を接合した接合基板5の製造工程を示している。
また図3から図6は、図2のA−A線に沿った縦断面におけるノズル8の周辺部を示して
いる。初めに図3から図6を用いてシリコン基板30からノズル基板4を製造し、このノ
ズル基板4を接合基板に接合して液滴吐出ヘッド1を製造する工程を説明する。
まず、例えば厚さが525μmのシリコン基板30を準備し(図3(A))、このシリ
コン基板30の片面に、例えばホウ珪酸ガラスからなる支持基板40を貼り合わせる(図
3(B))。本実施形態1では、シリコン基板30と支持基板40の貼り合わせを、シリ
コン基板30又は支持基板40に樹脂からなるレジスト31を塗布することによって行う
ものとするが、後に示すように例えば光によって剥離が起こる剥離層と樹脂層で貼り合わ
せるようにしてもよい。
なお本実施形態1では、支持基板40がガラス基板であるものとするが、例えばシリコ
ン基板等を用いるようにしてもよい。
次に、シリコン基板30の支持基板40が貼り合わせられた面の反対面からシリコン基
板を例えば厚さが80μmになるまで機械研削する。そして、シリコン基板30の研削面
に発生した破砕層(加工変質層)を除去するために、シリコン基板30の厚さが例えば5
0μmになるまでスピンエッチングを行う(図3(C))。なお図3(C)の工程では、
機械研削の代わりに水酸化カリウム水溶液によるエッチングによってシリコン基板30を
薄板化するようにしてもよい。
そして、シリコン基板30の機械研削を行った面に、例えば厚さ2μmのレジスト32
をスピンコーティングする(図3(D))。
その後、ステッパ(図9参照)の焦点深度をレジスト32の表面側に合わせて露光を行
い、第2の露光部32bを形成する(図4(E))。なおこの第2の露光部32bは、後
に第2のノズル孔7を形成するためのパターンである。
それから、ステッパの焦点深度をレジスト32の底面側に合わせて露光を行い、第1の
露光部32aを形成する(図4(F))。なおこの第1の露光部32aは、後に第1のノ
ズル孔6を形成するためのパターンである。上記の図4(E)及び図4(F)の工程では
、第2の露光部32bの横断面面積が、第1の露光部32aの横断面面積より大きくなる
ように第2の露光部32b及び第1の露光部32aを形成している。
本実施形態1では、第2の露光部32bを第1の露光部32aより先に形成しているが
、一般的にステッパの焦点が合っていない場合にはレジスト32は露光されないため、第
1の露光部32aを先に露光するようにしてもよい。
図9は、図4(E)及び図4(F)の工程で使用されるステッパを示した概略縦断面図
である。なお図9に示すステッパ50は、多重焦点露光を行うことが可能である。
図9に示すステッパ50では、照明系から出射された光をレンズ51で集光し、所定の
パターンが形成されたレクチル52に入射させる。このレクチル52のパターンは、光が
最終的にシリコン基板30(レジスト32)に入射したときに、第2の露光部32b等の
形状の露光パターンが形成できるようになっている。そしてレクチル52を通過した光は
、縮小レンズ53に入射して縮小され、可動ステージ54に載せられたシリコン基板30
(レジスト32)に入射してレジスト32を露光する。
このようなステッパ50を用いてレジスト32を露光することにより、第1の露光部3
2a及び第2の露光部32bの露光を高精度に行うことが可能となる。
上記のように第2の露光部32b及び第1の露光部32aを形成した後に、第1の露光
部32a及び第2の露光部32bの部分のレジスト32を現像によって除去し、2段形状
のレジストを形成する(図4(G))。
そして第1の露光部32aの除去された部分からエッチングを行い、例えば深さ15μ
mの第1のノズル孔6となる凹部6aを形成する(図4(H))。なお本実施形態1では
図4(H)の工程のエッチングを、ICP(Inductively Coupled
Plasma)放電による異方性ドライエッチングによって行い、エッチングガスとして
、C48、SF6を交互に使用する。このとき、C48は第1のノズル孔6となる凹部6
aの側面方向にエッチングが進行しないように第1のノズル孔6となる凹部6aの側面を
保護するために使用し、SF6は第1のノズル孔6となる凹部6aの垂直方向のエッチン
グを促進するために使用する。
次に、O2プラズマアッシングによってレジスト32を薄くする(図5(I))。この
際、第1の露光部32aの形成されていた部分の周辺のレジスト32を除去して、第2の
露光部32bと同径のレジスト開口部33を形成するようにする。なおO2プラズマアッ
シングは、樹脂等の有機物を分解除去する際に用いられるものである。
それから、再びレジスト開口部33からICP放電による異方性ドライエッチングを行
い、第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7からなるノズル8を形成する(図5(J))
。なおこのときも、エッチングガスとして、C48、SF6を交互に使用する。これによ
り、円筒状の第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7を形成することができる。
その後、O2プラズマアッシング、又は硫酸と過酸化水素水の混合液にシリコン基板3
0を浸漬することにより、シリコン基板30の表面に形成されたレジスト32をすべて除
去する(図5(K))。
さらに、シリコン基板30及び支持基板40を硫酸と過酸化水素水の混合液に浸漬して
、支持基板40をシリコン基板30から剥離する(図5(L))。
そして、例えば熱酸化によってシリコン基板30の全面に酸化シリコンからなる耐液滴
保護膜34を形成し、液滴吐出面10(図1参照)に撥液滴処理を行って、撥液滴膜35
を形成する(図6(M))。この後、ダイシングによってシリコン基板30を切断するこ
とによりノズル基板4が完成する。
最後に、ノズル基板4の接合面11(図1参照)に接着剤等を転写して接着剤層36を
形成し、電極基板3が接合されたキャビティ基板2と、シリコン基板30を接合した後、
キャビティ基板2及び電極基板3をダイシングして切断することにより、個々の液滴吐出
ヘッド1が完成する(図6(N))。本実施形態1では、シリコン基板30を図6(M)
の工程でダイシングしているが、例えば図6(N)の工程においてキャビティ基板2及び
電極基板3と共にダイシングするようにしてもよい。
なお本実施形態1の図3(B)の工程では、シリコン基板30と支持基板40の貼り合
わせを樹脂からなるレジスト31で行っているが、例えばシリコン基板30と支持基板4
0の貼り合わせを樹脂層及び剥離層を介して行うようにしてもよい。
剥離層は、レーザー光等の光が当てられることにより剥離層内部やシリコン基板30と
の界面において剥離(層内剥離又は界面剥離という)を起こすものである。即ち剥離層は
、一定の強度の光を受けることにより剥離層を構成する材料の原子又は分子間の結合力が
消失若しくは減少することにより、アブレーション(ablation、切除又は除去)
を生じる。剥離層は一定の強度の光を受けると、剥離層を構成する材料の成分が気体とな
ることにより剥離を起こす。これにより、図5(L)の工程において薄板化されたシリコ
ン基板30から支持基板40を取り外すことができる。
なおこの場合、支持基板40は光を透過するガラス等からなるものを用いるのが望まし
い。これによりシリコン基板30から支持基板40を剥離するときに、支持基板40の裏
面(シリコン基板30が接合された面の反対面)から剥離層に光を照射して十分な剥離エ
ネルギーを与えることが可能となる。
剥離層を構成する材料は、上記のような機能を有するものであれば特に限定されないが
、例えば非晶質シリコン(a−Si、アモルファスシリコン)、酸化ケイ素、ケイ酸化合
物や、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化チタン等の窒化セラミックス、光の照射によ
って原子間結合が切断される有機高分子材料、又はアルミニウム、リチウム、チタン、マ
ンガン、インジウム、錫、イットリウム、ランタン、セリウム、ネオジウム、プラセオジ
ム、ガドリニウム、サマリウム等の金属、若しくは上記の金属を少なくとも1種以上含ん
だ合金等が挙げられる。これらの材料のうち、剥離層の構成材料として非晶質シリコンを
用いるのが好ましく、この非晶質シリコンの中に水素が含まれているのがさらに好ましい
。このような材料を用いることにより、剥離層が光を受けた場合に水素が放出されて剥離
層に内圧が発生し、剥離を促進させることができる。この場合の剥離層の水素の含有量は
、2重量%以上が好ましく、2〜20重量%であるとさらに好ましい。
またこの場合の樹脂層は、シリコン基板30の凹凸を吸収し、且つシリコン基板30と
支持基板40を接合するためのものである。樹脂層を構成する材料としては、シリコン基
板30と支持基板40を接合する機能を有するものであれば特に限定されないが、例えば
熱硬化性接着剤や光硬化性接着剤等の硬化性接着剤を用いることができる。なお樹脂層は
、耐ドライエッチング性の高い材料を主材料としているものが望ましい。
また上記の例では、剥離層と樹脂層は別々の層として形成するが、例えばこれらの層を
1つの層から構成するようにしてもよい。これは例えば、シリコン基板30と支持基板4
0を接着する機能を有し、且つ光エネルギーや熱エネルギーによって剥離を引き起こす機
能を持った層を形成することで実現できる。なおこのような機能を持った材料については
、例えば特開2002−373871号公報を参照されたい。
この剥離層及び樹脂層によるシリコン基板30と支持基板40の貼り合わせは、以下に
示す実施形態2及び実施形態3でも同様に適用することが可能である。
図7及び図8は、キャビティ基板2及び電極基板3を接合した接合基板の製造工程を示
す縦断面図である。以下、キャビティ基板2及び電極基板3を接合した接合基板の製造工
程について簡単に説明する。なお、キャビティ基板2及び電極基板3の製造方法は、図7
及び図8に示されるものに限定されるものではない。
まず、ホウ珪酸ガラス等からなるガラス基板を、例えば金・クロムのエッチングマスク
を使用してフッ酸によってエッチングすることにより凹部19を形成する。なおこの凹部
19は、電極17の形状より少し大きい溝状のものであって複数形成するものとする。
そして凹部19の内部に、例えばスパッタによってITO(Indium Tin O
xide)からなる電極17を形成する。
その後、ドリル等によってインク供給孔18となる孔部18aを形成して電極基板3を
形成する(図7(a))。
次に、例えば厚さが525μmのシリコン基板2aの両面を鏡面研磨した後に、シリコ
ン基板2aの片面にプラズマCVD(Chemical Vapor Depositi
on)によってTEOS(TetraEthylOrthosilicate)からなる
厚さ0.1μmのシリコン酸化膜22を形成する(図7(b))。なおシリコン酸化膜2
2を形成する前に、エッチングストップのためのボロンドープ層を形成するようにしても
よい。振動板12をボロンドープ層から形成することにより、厚み精度の高い振動板12
を形成することができる。
それから、図7(b)に示すシリコン基板2aと、図7(a)に示す電極基板3を例え
ば360℃に加熱し、シリコン基板2aに陽極、電極基板3に陰極を接続して800V程
度の電圧を印加して陽極接合を行う(図7(c))
シリコン基板2aと電極基板3を陽極接合した後に、水酸化カリウム水溶液等で図7(
c)の工程で得られた接合基板をエッチングすることにより、シリコン基板2aの全体を
例えば厚さ140μmになるまで薄板化する(図7(d))。
それから、シリコン基板2aの上面(電極基板3が接合されている面の反対面)の全面
にプラズマCVDによって例えば厚さ1.5μmのTEOS膜を形成する。
そしてこのTEOS膜に、吐出室13となる凹部13a、リザーバ14となる凹部14
a及びオリフィスとなる凹部15aとなる部分を形成するためのレジストをパターニング
し、この部分のTEOS膜をエッチング除去する。
その後、シリコン基板2aを水酸化カリウム水溶液等でエッチングすることにより、吐
出室13となる凹部13a、リザーバ14となる凹部14a及びオリフィスとなる凹部1
5aを形成する(図8(e))。このとき、電極取出し部23となる部分もエッチングし
て薄板化しておく。なお図8(e)のウェットエッチングの工程では、例えば初めに35
重量%の水酸化カリウム水溶液を使用し、その後3重量%の水酸化カリウム水溶液を使用
することができる。これにより、振動板12の面荒れを抑制することができる。
シリコン基板2aのエッチングが終了した後に、接合基板をフッ酸水溶液でエッチング
してシリコン基板2aに形成されたTEOS膜を除去する。また電極基板3のインク供給
孔18となる孔部18aにレーザー加工を施し、インク供給孔18が電極基板3を貫通す
るようにする(図8(f))。
次に、シリコン基板2aの吐出室13となる凹部13a等の形成された面に、例えばC
VDによってTEOS等からなる液滴保護膜24を、例えば厚さ0.1μmで形成する(
図8(g))。
それからRIE(Reactive Ion Etching)等によって電極取出し
部23を開放する。またシリコン基板2aに機械加工又はレーザー加工を行って、インク
供給孔18をリザーバ14となる凹部14aまで貫通させる(図8(h))。これにより
、キャビティ基板2と電極基板3が接合された接合基板5が完成する。この接合基板5は
、図6(N)の工程において、ノズル基板4と接合されることとなる。
なお電極取出し部23に、振動板12と電極17の間の空間を封止するための封止剤(
図示せず)を塗布するようにしてもよい。
本実施形態1では、ステッパ50を用いた多重焦点露光によりレジスト32に第1の露
光部32aと第2の露光部32bを形成して、第1の露光部32aと第2の露光部32b
のレジスト32を現像により除去して2段形状のレジスト32を形成し、レジスト32の
除去された部分からエッチングを行うため、第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7から
なるノズル8を高精度に形成することができる。
また、シリコン基板30を支持基板40に貼り合わせた状態でシリコン基板30を研削
し薄板化するため、シリコン基板30が割れたり欠けてしまうのを防止することができ、
またノズル8の貫通時にヘリウムガス等が加工面側にリークしてエッチングができなくな
ってしまうのを防止することができる。
実施形態2.
図10から図12は、本発明の実施形態2に係る液滴吐出ヘッドの製造工程を示した縦
断面図である。なお本実施形態2では、実施形態1と同様に図1に示すノズル基板4を製
造するものとし、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。また
図10から図12は、図2のA−A線に沿った縦断面におけるノズル8の周辺部を示して
いる。
まず、例えば厚さが525μmのシリコン基板30を準備し(図10(A))、このシ
リコン基板30の片面に、例えばホウ珪酸ガラスからなる支持基板40を貼り合わせる(
図10(B))。本実施形態2でも、シリコン基板30と支持基板40の貼り合わせを、
シリコン基板30又は支持基板40に樹脂からなるレジスト31を塗布することによって
行うものとするが、実施形態1に示したように例えば光によって剥離が起こる剥離層と樹
脂層で貼り合わせるようにしてもよい。
なお本実施形態2でも、支持基板40がガラス基板であるものとするが、例えばシリコ
ン基板等を用いるようにしてもよい。
次に、シリコン基板30の支持基板40が貼り合わせられた面の反対面からシリコン基
板を例えば厚さが80μmになるまで機械研削する。そして、シリコン基板30の研削面
に発生した破砕層(加工変質層)を除去するために、シリコン基板30の厚さが例えば5
0μmになるまでスピンエッチングを行う(図10(C))。なお図10(C)の工程で
は、機械研削の代わりに水酸化カリウム水溶液によるエッチングによってシリコン基板3
0を薄板化するようにしてもよい。
そして、シリコン基板30の機械研削を行った面に例えば厚さ1μmの第1のレジスト
34をスピンコーティングし、この第1のレジスト34の表面に例えばSOG(Spin
On Glass)をスピンコーティングして、厚さ0.1μmのシリコン酸化膜35
を形成する。なおSOGとは、溶媒中に酸化シリコンを溶解させたものであり、所定温度
に加熱することにより固体の酸化シリコンとなる。さらに、シリコン酸化膜35の表面に
例えば厚さ1μmの第2のレジスト36をスピンコーティングする(図10(D))。
それから、図9に示すステッパ50の焦点深度を第2のレジスト36に合わせて露光を
行い、第2の露光部32bを形成する。なおこの第2の露光部32bは、後に第2のノズ
ル孔7を形成するためのパターンである。そして、ステッパの焦点深度を第1のレジスト
34に合わせて露光を行い、第1の露光部32aを形成する(図10(E))。なおこの
第1の露光部32aは、後に第1のノズル孔6を形成するためのパターンである。上記の
図10(E)の工程では、第2の露光部32bの横断面面積が、第1の露光部32aの横
断面面積より大きくなるように第2の露光部32b及び第1の露光部32aを形成してい
る。
本実施形態2では、第2の露光部32bを第1の露光部32aより先に形成しているが
、一般的にステッパの焦点が合っていない場合にはレジスト32は露光されないため、第
1の露光部32aを先に露光するようにしてもよい。
その後、第2の露光部32bの部分の第2のレジスト36を現像して除去する(図11
(F))。それから、シリコン酸化膜36の第2の露光部32bに接する部分を、例えば
バッファードフッ酸(フッ酸水溶液:フッ化アンモニウム水溶液=1:6(体積比))を
用いて除去し、続いて第1の露光部32aの部分の第1のレジスト34を現像して除去し
て2段形状のレジストを形成する(図11(G))。
次に、第1の露光部32aが除去された部分からエッチングを行い、例えば深さ15μ
mの第1のノズル孔6となる凹部6aを形成する(図11(H))。なお本実施形態2で
も図10(H)の工程のエッチングを、ICP放電による異方性ドライエッチングによっ
て行い、エッチングガスとして、C48、SF6を交互に使用する。
そして、O2プラズマアッシングによって第2のレジスト36及び第1の露光部32a
が形成されていた部分の周辺の第1のレジスト34を除去する(図12(I))。このと
き、シリコン酸化膜35がO2プラズマアッシングに対するマスクとなり、第1のレジス
ト34に第2の露光部32bと同径のレジスト開口部33aが形成される。
それから、再びレジスト開口部33aからICP放電による異方性ドライエッチングを
行い、第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7からなるノズル8を形成する(図12(J
))。なおこのときも、エッチングガスとして、C48、SF6を交互に使用する。これ
により、円筒状の第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7を形成することができる。
以下の液滴吐出ヘッド1の製造工程は、実施形態1の図5(K)から図6(N)までの
工程及び図7、図8の製造工程と同様であるため説明を省略する。
本実施形態2では、図12(I)の工程において第1のレジスト34に第2の露光部3
2bと同径のレジスト開口部33aを形成する際、第2のレジスト36にもO2アッシン
グを行うが、シリコン酸化膜35がストップ層として機能するためアッシング量の制御が
容易となる。その他の効果については、実施形態1に係る液滴吐出ヘッド1の製造方法と
同様である。
実施形態3.
図13から図15は、本発明の実施形態3に係る液滴吐出ヘッドの製造工程を示した縦
断面図である。なお本実施形態3では、実施形態1と同様に図1に示すノズル基板4を製
造するものとし、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。また
図13から図15は、図2のA−A線に沿った縦断面におけるノズル8の周辺部を示して
いる。
まず、例えば厚さが525μmのシリコン基板30を準備し(図13(A))、このシ
リコン基板30の片面に、例えばホウ珪酸ガラスからなる支持基板40を貼り合わせる(
図13(B))。本実施形態3でも、シリコン基板30と支持基板40の貼り合わせを、
シリコン基板30又は支持基板40に樹脂からなるレジスト31を塗布することによって
行うものとするが、実施形態1に示したように例えば光によって剥離が起こる剥離層と樹
脂層で貼り合わせるようにしてもよい。
なお本実施形態3でも、支持基板40がガラス基板であるものとするが、例えばシリコ
ン基板等を用いるようにしてもよい。
次に、シリコン基板30の支持基板40が貼り合わせられた面の反対面からシリコン基
板を例えば厚さが80μmになるまで機械研削する。そして、シリコン基板30の研削面
に発生した破砕層(加工変質層)を除去するために、シリコン基板30の厚さが例えば5
0μmになるまでスピンエッチングを行う(図13(C))。なお図13(C)の工程で
は、機械研削の代わりに水酸化カリウム水溶液によるエッチングによってシリコン基板3
0を薄板化するようにしてもよい。
そして、シリコン基板30の機械研削を行った面に例えば厚さ1μmの第1のレジスト
34aをスピンコーティングし、この第1のレジスト34aを露光、現像してレジスト開
口部33bを形成する(図13(D))。このレジスト開口部33bは、第2のノズル孔
7のパターンとなる部分である。なお図13(D)における露光では、図9に示すような
ステッパ50を用いる必要はなく、一般的なプロジェクション方式の露光機を用いて露光
することができる。
それから、第1のレジスト34aの表面及びレジスト開口部33bの部分に例えば厚さ
0.1μmのSOGをスピンコーティングして、シリコン酸化膜35aを形成する(図1
4(E))。なおこの際、レジスト開口部33bの側面にもシリコン酸化膜35aを形成
するようにする。
その後、シリコン酸化膜35aの表面に第2のレジスト36aをスピンコーティングし
た後に、レジスト開口部33bに形成された第2のレジスト36aの一部を露光、現像し
て除去し、またこの部分のシリコン酸化膜35aを例えばバッファードフッ酸によって除
去する(図14(F))。なお第2のレジスト36a及びシリコン酸化膜35aの除去さ
れた部分は、第1のノズル孔6のパターンとなる。この図14(F)の工程における露光
も、一般的なプロジェクション方式の露光機を用いて行うことができる。
次に、第2のレジスト36aの一部及びシリコン酸化膜35aの一部が除去された部分
からエッチングを行い、例えば深さ15μmの第1のノズル孔6となる凹部6aを形成す
る(図14(G))。なお本実施形態3でも図14(G)の工程のエッチングを、ICP
放電による異方性ドライエッチングによって行い、エッチングガスとして、C48、SF
6を交互に使用する。
そして、O2プラズマアッシングによって第2のレジスト36aをすべて除去する(図
14(H))。このとき、シリコン酸化膜35aがO2プラズマアッシングに対するマス
クとなる。
その後、バッファードフッ酸によってシリコン酸化膜35aをすべて除去する(図15
(I))。
それから、再びレジスト開口部33bからICP放電による異方性ドライエッチングを
行い、第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7からなるノズル8を形成する(図15(J
))。なおこのときも、エッチングガスとして、C48、SF6を交互に使用する。これ
により、円筒状の第1のノズル孔6及び第2のノズル孔7を形成することができる。
以下の液滴吐出ヘッド1の製造工程は、実施形態1の図5(K)から図6(N)までの
工程及び図7、図8の製造工程と同様であるため説明を省略する。
本実施形態3では、図13(D)の工程でレジスト開口部33bを形成するとき及び図
14(F)の工程で第2のレジスト36aを除去するときのレジストの露光焦点の高さが
同じになるため、図9に示すステッパ50のような高精度の露光装置が不要となり、プロ
ジェクション方式の露光機を使用することができる。
さらに、図14(H)の工程で第2のレジスト36aを除去するためにO2アッシング
を行う場合に、レジスト開口部33bの側面がシリコン酸化膜35aで保護されているた
め、レジスト開口部35aが横方向に広がることがなく、第2のノズル孔7を高精度に形
成することが可能となる。その他の効果については、実施形態1に係る液滴吐出ヘッド1
の製造方法と同様である。
実施形態4.
図16は、実施形態1、実施形態2又は実施形態3の製造方法で得られた液滴吐出ヘッ
ドを搭載した液滴吐出装置の1例を示した斜視図である。図16に示す液滴吐出装置10
0は、一般的なインクジェットプリンタである。
本実施形態4に係る液滴吐出装置100は、本発明の実施形態1、実施形態2又は実施
形態3の液滴吐出ヘッドの製造方法を適用して製造されたものである。なお液滴吐出装置
100の液滴吐出ヘッド以外の部分の製造方法は、周知技術であるため説明を省略する。
なお実施形態1、実施形態2又は実施形態3の製造方法で得られた液滴吐出ヘッド1は
、図16に示すインクジェットプリンタの他に、液滴を種々変更することで、液晶ディス
プレイのカラーフィルタの製造、有機EL表示装置の発光部分の形成、生体液体の吐出等
にも適用することができる。
また実施形態1、実施形態2及び実施形態3の製造方法で得られた液滴吐出ヘッド1は
、圧電駆動方式の液滴吐出装置や、バブルジェット(登録商標)方式の液滴吐出装置にも
使用できる。
なお、本発明の液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法は、本発明の実
施形態に限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において変更することができる
。例えば、必ずしもシリコン基板30を支持基板40に貼り付ける必要はない。またシリ
コン基板30を機械研削等で研削する工程を省略するようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係る液滴吐出ヘッドを示した縦断面図。 ノズル基板を液滴吐出面側から見た上面図。 本発明の実施形態1に係る液滴吐出ヘッドの製造工程を示した縦断面図。 図3の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 図4の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 図5の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 キャビティ基板、電極基板を接合した接合基板の製造工程を示す縦断面図。 図7の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 図4(E)、図4(F)の工程で使用されるステッパを示す概略縦断面図。 本発明の実施形態2に係る液滴吐出ヘッドを示した縦断面図。 図10の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 図11の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 本発明の実施形態3に係る液滴吐出ヘッドを示した縦断面図。 図13の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 図14の製造工程の続きの工程を示した縦断面図。 実施形態1、実施形態2又は実施形態3の製造方法で得られた液滴吐出ヘッドを搭載した液滴吐出装置の1例を示した斜視図。
符号の説明
1 液滴吐出ヘッド、2 キャビティ基板、3 電極基板、4 ノズル基板、6 第1
のノズル孔、7 第2のノズル孔、8 ノズル、10 液滴吐出面、11 接合面、12
振動板、13 吐出室、14 リザーバ、15 オリフィス、16 絶縁膜、17 電
極、18 インク供給孔、21 駆動回路、100 液滴吐出装置。

Claims (15)

  1. シリコン基板の表面にレジストをコーティングする工程と、
    多重焦点露光により、前記レジストに第1の露光部及び該第1の露光部の上に、前記第
    1の露光部よりも横断面面積の大きい第2の露光部を形成する工程と、
    前記第1の露光部及び前記第2の露光部のレジストを現像により除去する工程と、
    前記レジストの除去された部分からエッチングを行って、前記シリコン基板に第1のノ
    ズル孔及び該第1のノズル孔に連通し、前記第1のノズル孔よりも横断面面積の大きい第
    2のノズル孔を形成する工程と
    を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記第1のノズル孔及び前記第2のノズル孔を形成する工程は、前記レジストの第1の
    露光部が除去された部分から前記シリコン基板をエッチングして第1のノズル孔となる凹
    部を形成する工程と、前記レジストに前記第2の露光部と同径のレジスト開口部を形成す
    る工程と、該レジスト開口部からエッチングを行う工程とを有することを特徴とする請求
    項1記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記シリコン基板の表面にレジストを形成する工程の前に、前記シリコン基板を支持基
    板に貼り合わせる工程と、該シリコン基板の支持基板が貼り合わせられた面の反対面から
    前記シリコン基板を研削する工程とを有し、前記第1のノズル孔及び前記第2のノズル孔
    を形成する工程の後に、前記支持基板を前記シリコン基板から剥離する工程を有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  4. シリコン基板の表面に第1のレジストをコーティングする工程と、
    該第1のレジストの表面にシリコン酸化膜を形成する工程と、
    該シリコン酸化膜の表面に第2のレジストをコーティングする工程と、
    多重焦点露光により、前記第1のレジストに第1の露光部を形成し、前記第2のレジス
    トに前記第1の露光部よりも横断面面積の大きい第2の露光部を形成する工程と、
    前記第1の露光部のレジスト、前記第2の露光部のレジスト及び前記シリコン酸化膜の
    第2の露光部に接する部分を除去する工程と、
    前記第1のレジスト、前記第2のレジスト及び前記シリコン酸化膜の除去された部分か
    らエッチングを行って、前記シリコン基板に第1のノズル孔及び該第1のノズル孔に連通
    し、前記第1のノズル孔よりも横断面面積の大きい第2のノズル孔を形成する工程と
    を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記第1のノズル孔及び前記第2のノズル孔を形成する工程は、前記第1のレジストの
    第1の露光部が除去された部分から前記シリコン基板をエッチングして第1のノズル孔と
    なる凹部を形成する工程と、前記第1のレジストに前記第2の露光部と同径のレジスト開
    口部を形成する工程と、該レジスト開口部からエッチングを行う工程とを有することを特
    徴とする請求項5記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記シリコン基板の表面に第1のレジストを形成する工程の前に、前記シリコン基板を
    支持基板に貼り合わせる工程と、該シリコン基板の支持基板が貼り合わせられた面の反対
    面から前記シリコン基板を研削する工程とを有し、前記第1のノズル孔及び前記第2のノ
    ズル孔を形成する工程の後に、前記支持基板を前記シリコン基板から剥離する工程を有す
    ることを特徴とする請求項4又は5記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記多重焦点露光を行う際に、ステッパを用いることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  8. シリコン基板の表面に第1のレジストをコーティングする工程と、
    該第1のレジストにレジスト開口部を形成する工程と、
    前記第1のレジストの表面及びレジスト開口部にシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記シリコン酸化膜の表面に第2のレジストをコーティングする工程と、
    前記レジスト開口部に形成された第2のレジストの一部及びシリコン酸化膜の一部を除
    去する工程と、
    該第2のレジストの一部及びシリコン酸化膜の一部が除去された部分からエッチングを
    行って前記シリコン基板に第1のノズル孔となる凹部を形成する工程と、
    前記第2のレジスト及び前記シリコン酸化膜を除去する工程と、
    前記レジスト開口部からエッチングを行って、前記シリコン基板に第1のノズル孔及び
    該第1のノズル孔に連通する第2のノズル孔を形成する工程と
    を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
  9. 前記シリコン基板の表面に第1のレジストを形成する工程の前に、前記シリコン基板を
    支持基板に貼り合わせる工程と、該シリコン基板の支持基板が貼り合わせられた面の反対
    面から前記シリコン基板を研削する工程とを有し、前記第1のノズル孔及び前記第2のノ
    ズル孔を形成する工程の後に、前記支持基板を前記シリコン基板から剥離する工程を有す
    ることを特徴とする請求項8記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  10. 前記エッチングは、ICP放電による異方性ドライエッチングであることを特徴とする
    請求項1〜9のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  11. ICP放電による異方性ドライエッチングのエッチングガスとして、C48及びSF6
    を用いることを特徴とする請求項10記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  12. 前記支持基板を、樹脂からなるレジストによって貼り合わせることを特徴とする請求項
    3、6、9のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  13. 前記支持基板を、樹脂層及び剥離層を介して貼り合わせることを特徴とする請求項3、
    6、9のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドの製造方法。
  14. 前記支持基板として、ガラス基板を用いることを特徴とする請求項13記載の液滴吐出
    ヘッドの製造方法。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドの製造方法を適用した液滴吐出装置
    の製造方法。
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