JP5929276B2 - ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5929276B2
JP5929276B2 JP2012026085A JP2012026085A JP5929276B2 JP 5929276 B2 JP5929276 B2 JP 5929276B2 JP 2012026085 A JP2012026085 A JP 2012026085A JP 2012026085 A JP2012026085 A JP 2012026085A JP 5929276 B2 JP5929276 B2 JP 5929276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
nozzle
recess
hole
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012026085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013163270A (ja
Inventor
美穂 白木
美穂 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012026085A priority Critical patent/JP5929276B2/ja
Publication of JP2013163270A publication Critical patent/JP2013163270A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5929276B2 publication Critical patent/JP5929276B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法に関するものである。
インクジェットプリンター等の液滴吐出装置は、記録時の騒音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、インクの自由度が高く安価な普通紙を使用できること等、多くの利点を有する。また、インクジェット方式の中でも記録が必要なときにのみインク滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマンド方式は、記録に不要なインク液滴の回収を必要としないため、現在主流となってきている。かかるインク・オン・デマンド方式のインクジェットプリンターに用いられるインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)には、インク滴を吐出する方式として、駆動手段に静電気力を利用したものや、圧電素子による圧電方式、発熱素子を利用するバブルジェット(登録商標)方式等がある。
インクジェットヘッドは、一般に、インク滴を吐出する複数のノズル孔が形成されたノズルプレートにキャビティプレートが接合された構造を有している。キャビティプレートには、ノズル孔に連通する吐出室やリザーバー等のインク流路が形成されており、駆動手段によって吐出室に圧力を加えることにより、選択されたノズル孔からインク滴が吐出される。
インクジェットヘッドにおいては、吐出特性を改善する方法として、ノズル孔の流路抵抗を調整するとともに最適なノズル長さになるように、基板の厚さを調整する方法が提案されている。また、ノズル孔を全体として一体の円筒状とするのではなく、小径の第1ノズル部(インク吐出側)と大径の第2ノズル部(インク供給側)とからなる2段ノズル形状とし、ノズルに加わるインク圧力の方向をノズル軸線方向に揃えることが提案されている(特許文献1、2参照)。
かかる多段構造のノズル孔を有するノズルプレートを製造する方法として、特許文献1では、基板の一方面側(インク供給側)を深くエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成した後、基板の一方面側を浅くエッチングして第2ノズル部形成用の第2凹部を形成し、その後、基板の他方面側(インク吐出側)からの研磨により基板の薄板化を行い、第1凹部を貫通させて第1ノズル部を形成する方法が採用されている。
また、特許文献2では、基板の一方面側(インク吐出側)をエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成した後、基板の他方面側(インク供給側)から基板の薄板化を行い、その後、基板の他方面側から基板をエッチングして、第2ノズル部形成用の第2凹部を形成するとともに、第1凹部を貫通させて第1ノズル部を形成する方法が採用されている。
特開2007−168344号公報 特開2010−240852号公報
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法では、基板の他方面側(インク吐出側)からの研磨によって基板の薄板化を行う際、第1ノズル部のインク吐出側の開口縁が欠けることがある。なお、基板の他方面側をエッチングして基板の薄板化を行う方法もあるが、このような方法の場合、第1ノズル部のインク吐出側の開口縁もエッチングされてしまう。その結果、特許文献1に記載の製造方法では、第1ノズル部のインク吐出側の開口径がばらつき、吐出特性が低下するという問題点がある。
また、特許文献2に記載の製造方法では、基板の一方面から第1ノズル部形成用の第1凹部をエッチングにより形成し、基板の他方面から第2ノズル部形成用の第2凹部をエッチングにより形成するため、フォトリソグラフィー技術によりエッチングマスクを形成する際、基板の一方面側での露光マスクのアライメント、および基板の他方面での露光マスクのアライメントを行うことになる。このため、第1凹部(第1ノズル部)と第2凹部(第2ノズル部)との相対位置等の精度が低く、その結果、吐出特性が低下するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、小径の第1ノズル部と大径の第2ノズル部とが連通した多段構造のノズル孔を構成するにあたって、第1ノズル部のインク吐出側の開口径がばらつくことを防止することのできるノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法を提供することにある。
また、本発明の課題は、さらに、小径の第1ノズル部と大径の第2ノズル部とを高い位置精度で形成することができるノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るノズルプレートの製造方法では、平板状の基板の複数の主面をそれぞれ第1面と第2面とした場合、前記第1面に形成した第1エッチングマスクを伴って前記第1面をエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成する第1凹部形成工程と、前記第2面から前記第1面に向かって前記基板を薄板化して前記第1凹部を貫通孔とする薄板化工程と、前記第2面に形成した第2エッチングマスクを伴って前記第2面をエッチングして前記貫通孔と平面視的に重なる領域に前記貫通孔より大径の第2ノズル部形成用の第2凹部を形成する第2凹部形成工程と、を有することを特徴とする。
本発明では、第1凹部形成工程において、基板の第1面をエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成した後、薄板化工程において、基板の第2面側から薄板化して第1凹部を貫通孔とする。次に、第2凹部形成工程において、基板の第2面をエッチングして貫通孔と平面視的に重なる領域に貫通孔より大径の第2ノズル部形成用の第2凹部を形成する。その結果、小径の第1ノズル部と大径の第2ノズル部とが連通したノズル孔を備えたノズルプレートを製造することができ、かかるノズルプレートは、第1面側がインク吐出側として用いられる。ここで、第1ノズル部はインク吐出側で開口するが、インク吐出側(第1面側)は、薄板化が施される側とは反対側に位置する。このため、第1ノズル部のインク吐出側の開口縁には、薄板化の際に欠けやエッチングによる溶解等が発生しないので、第1ノズル部のインク吐出側の開口径がばらつくことを防止することができる。それ故、吐出性能に優れたノズルプレートを実現することができる。
本発明では、前記第2凹部形成工程において、前記第2エッチングマスクを形成するフォトリソグラフィーでは、前記貫通孔または当該貫通孔と同時形成されたアライメント用貫通孔を基準に露光マスクの位置合わせを行うことが好ましい。かかる構成によれば、小径の第1ノズル部と大径の第2ノズル部とを高い位置精度で形成することができる。すなわち、本発明では、第1凹部形成工程において、基板の第1面をエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成し、第2凹部形成工程において、基板の第2面をエッチングして第2ノズル部形成用の第2凹部を形成するが、第2凹部形成工程を行う際、第1凹部は貫通孔となって第2面側で開口している。従って、第2凹部形成工程において第2エッチングマスクを形成するためのフォトリソグラフィー工程では、貫通孔または貫通孔と同時形成されたアライメント用貫通孔を基準に露光マスクの位置合わせを行うことができる。従って、小径の第1ノズル部と大径の第2ノズル部とを高い位置精度で形成することができるので、吐出性能に優れたノズルプレートを実現することができる。
本発明では、前記第2凹部形成工程おいて、前記第1面と、支持部材の一方の主面と、を面接合し、当該支持部材の面接合していない他方の主面に冷却用気体を供給しながら前記第2面をドライエッチングすることが好ましい。かかる構成によれば、ドライエッチングの際、基板を冷却することができるので、第2凹部の形状が安定化する。また、基板に形成されている貫通孔の開口部が支持部材によって塞がれているので、ドライエッチングを行っている第2面側に冷却用気体が漏れない。それ故、ドライエッチングを好適に行うことができる。
本発明では、前記薄板化工程において、前記第2面から前記第1面に向かって前記基板を研削加工する、あるいは研磨加工することが好ましい。薄板化工程において、第2面側から基板に研削加工や研磨加工を行うと、貫通孔の開口縁に欠けが発生するおそれがあるが、本発明では、研削加工や研磨加工が第2面側(インク吐出側とは反対側)に対して行われるので、欠けが発生したとしても吐出性能に大きな影響が及ばない。
本発明に係るノズルプレートの製造方法は、液滴吐出ヘッドの製造方法に適用することができる。かかる構成によれば、吐出性能の優れた液滴吐出ヘッドを実現することができる。
本発明を適用した液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。 図1に示す液滴吐出ヘッドの要部の縦断面図である。 図1に示すノズルプレートの製造に用いた基板の平面図である。 図1に示すノズルプレートの製造方法を示す工程断面図である。 図4に続いて行うノズルプレートの製造方法を示す工程断面図である。 図5に続いて行うノズルプレートの製造方法を示す工程断面図である。 本発明を適用した液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の斜視図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明を適用した液滴吐出装置としてインクジェットプリンターを例示し、本発明を適用した液滴吐出ヘッドとして、インクジェットプリンターのインクジェットヘッドを例示し、本発明を適用したノズルプレートとして、インクジェットヘッド用のノズルプレートを例示する。
(液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドの構成)
図1は、本発明を適用した液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。図2は、図1に示す液滴吐出ヘッドの要部の縦断面図であり、図2(a)、(b)は、液滴吐出ヘッドの縦断面図、およびノズルプレートのノズル孔を拡大して示す縦断面図である。
図1および図2において、本形態の液滴吐出ヘッド10は、インクジェットプリンターのインクジェットヘッドであり、複数のノズル孔11が所定の間隔で直線状に設けられたノズルプレート1と、各ノズル孔11に対して独立にインク供給路が設けられたキャビティプレート2と、キャビティプレート2の振動板22に対峙する電極基板3とを貼り合わせた構成を有している。本形態において、ノズル孔11は、直線状に2列配列されており、1列内には、ノズル孔11が例えば360個形成されている。
本形態において、ノズルプレート1は、例えば、厚さが65μm程度のシリコン基板から作製されており、ノズル孔11は、径の異なる2段の円筒状に形成されたノズル部を有している。より具体的には、ノズル孔11は、インク吐出面1a側に位置して先端がインク吐出面1aで開口する小径の第1ノズル部(噴射口部分の小径孔)11aと、キャビティプレート2と接合する接合面1b側に位置して導入口部分が接合面1bで開口する大径の第2ノズル部(導入口部分の大径孔)11bとから構成され、第1ノズル部11aおよび第2ノズル部11bは、基板面に対して垂直にかつ同軸上に設けられている。このため、インク滴の吐出方向をノズル孔11の中心軸方向に揃えることができるので、安定したインク吐出特性を発揮する。その結果、インク滴の飛翔方向のばらつきやインク滴の飛び散りを防止することができる。本形態において、ノズルプレート1の表面には、SiO2膜等からなる耐液保護膜18が形成されている。また、ノズルプレート1のインク吐出面1a側には、ノズル孔11の周囲にインクに対する撥液性を有する撥液層19が形成されている。本形態において、第1ノズル部11aの内径は、例えば15〜30μmであり、第2ノズル部11bの内径は、第1ノズル部11aの内径の約1.5倍である。
本形態において、キャビティプレート2は、シリコン基材から作製されている。キャビティプレート2には、圧力室21を構成するための圧力室用凹部210、オリフィス23を構成するためのオリフィス用凹部230、およびリザーバー24を構成するためのリザーバー用凹部240が形成されている。圧力室用凹部210(圧力室21)とリザーバー用凹部240(リザーバー24)とは、オリフィス用凹部230(オリフィス23)を介して連通している。リザーバー24は、各圧力室21に対して共通の共通インク室を構成し、それぞれオリフィス23を介してそれぞれの圧力室21に連通している。リザーバー24の底部には、キャビティプレート2および電極基板3を貫通するインク供給孔25が形成され、このインク供給孔25を通じて、インクカートリッジ(図示せず)からインクが供給される。また、圧力室21の底壁は、肉薄の振動板22となっている。なお、キャビティプレート2の全面、若しくは少なくとも電極基板3と対向する面には、熱酸化やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)により形成されたシリコン酸化膜等の絶縁膜26が形成されている。かかる絶縁膜26は、液滴吐出ヘッド10を駆動したときの絶縁破壊やショートを防止する。
本形態において、電極基板3は、ガラス基材から作製されている。電極基板3には、キャビティプレート2の各振動板22に対向する位置にそれぞれ凹部310が設けられており、各凹部310の内側には、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等からなる個別電極31がスパッタ法により形成されている。従って、振動板22と個別電極31との間に形成されるギャップは、凹部310の深さ、個別電極31の厚さ、および振動板22を覆う絶縁膜26の厚さにより決定されることになる。
個別電極31は、リード部31aと、フレキシブル配線基板(図示せず)に接続される端子部31bとを備えている。端子部31bは、配線のためにキャビティプレート2の端部から露出している電極取り出し部311に位置する。そして、各個別電極31の端子部31bとキャビティプレート2の共通電極27とは、ICドライバ等の駆動制御回路4に電気的に接続されている。
(液滴吐出ヘッド10の動作)
液滴吐出ヘッド10では、駆動制御回路4によって、液滴吐出ヘッド10の個別電極31に電荷を供給して正に帯電させると、振動板22は負に帯電し、個別電極31と振動板22の間に静電気力が発生する。この静電気力によって、振動板22は個別電極31に引き寄せられて撓む。これによって、圧力室21の容積が増大し、リザーバー24の内部に溜まっていたインクがオリフィス23を通じて圧力室21に流れ込む。次に、個別電極31への電荷の供給を停止すると、静電吸引力が消滅し、振動板22はその弾性力により元に戻る。その際、圧力室21の容積が急激に減少して、圧力室21内の圧力が急激に上昇し、圧力室21内のインクの一部がインク滴としてノズル孔11より吐出される。以降、上記の動作が繰り返される。
(液滴吐出ヘッド10の製造方法)
図3〜図6を参照して、図1に示す液滴吐出ヘッド10の製造方法を説明する。図3は、図1に示すノズルプレート1の製造に用いた基板100の平面図である。図4は、図1に示すノズルプレート1の製造方法を示す工程断面図である。図5は、図4に続いて行うノズルプレート1の製造方法を示す工程断面図である。図6は、図5に続いて行うノズルプレートの製造方法を示す工程断面図である。以下の説明では、平板状の基板100の複数の主面をそれぞれ第1面100aと第2面100bとする。また、図4および図6では、第1面100aおよび第2面100bのうち、ノズルプレート1を形成した際にインク吐出面1aとなる第1面100aを上向きに図示し、図5では、基板100の第1面100aを下向きに図示してある。
図1に示す液滴吐出ヘッド10のノズルプレート1を製造するには、まず、図3に示す基板100を用意する。基板100は、例えば、厚さが280μmのシリコン基板であり、以下に説明する各工程を実施して、一点鎖線L1で示すダイシングラインで囲まれた複数の領域の各々にノズル孔11等を形成した後、ダイシングラインに沿って基板100を切断すると、複数のノズルプレート1が切り出される。
本形態では、まず、図4(a)、(b)に示す第1凹部形成工程において、基板100の第1面100aに形成した第1エッチングマスク41を伴って基板100の第1面100aをエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部12aを形成する。より具体的には、図4(a)に示すように、基板100の第1面100aに感光性レジスト40を塗布した後、フォトリソグラフィー工程において露光マスク42を介して感光性レジスト40を露光し、その後、現像する。その結果、レジストマスクからなる第1エッチングマスク41が形成される。かかるフォトリソグラフィー工程において、露光マスク42は、例えば、基板100の第1面100aに形成されているアライメントマーク(図示せず)を基準に位置合わせが行われる。次に、図4(b)に示すように、第1エッチングマスク41の開孔部41aを介して基板100の第1面100aにエッチングを行い、第1ノズル部形成用の第1凹部12aを深く形成する。かかるエッチングとして、本形態では、ICPドライエッチング装置(図示せず)により、基板100の第1面100aに異方性ドライエッチングを行い、第1凹部12aを第1面100aに対して垂直に形成する。この場合のエッチングガスとしては、C48ガスおよびSF6ガスを使用し、これらのエッチングガスを交互に使用する。ここで、C48ガスは、第1凹部12aの側面にエッチングが進行しないように側面を保護するために使用し、SF6ガスは、基板100の垂直方向へのエッチングを促進させるために使用する。
また、本形態では、基板100の第1面100aにドライエッチングを行う際、基板100の第2面100bの側を静電チャック装置70で保持し、静電チャック装置70の通気孔71を介して、基板100にヘリウムガス(Heガス)等の冷却用気体を供給することにより、基板100を冷却しながらドライエッチングを行う。従って、第1凹部12aの形状が安定化する。
次に、図4(c)に示すように、硫酸洗浄等により第1エッチングマスク41を除去した後、図4(d)に示すように、基板100の全面に保護膜13を形成する。より具体的には、基板100を熱酸化装置(図示せず)にセットして酸化温度1075℃、酸化時間4時間、酸素と水蒸気の混合雰囲気中の条件で基板100に熱酸化処理を行い、基板100の表面全体に膜厚が1μmのSiO2膜からなる保護膜13を形成する。
次に、図4(e)に示すように、基板100の第1面100a側に支持部材50の2つの主面のうちの一方を面接合する。本形態において、支持部材50は、基板100の第1面100a側に接着材層を介して貼付される保護テープからなる。保護テープとして、例えば、接着剤層の表面に自己剥離層を備えたものを用いることができ、自己剥離層は紫外線または熱等の刺激によって接着力が低下する。従って、保護テープを剥離する際、紫外線や熱等の刺激を加えれば、保護テープを基板100から容易に剥離することができる。
次に、図5(f)に示す薄板化工程では、基板100の第1面100a側に支持部材50の一方の主面を面接合した状態で、基板100の第2面100b側から基板100を薄板化して第1凹部12aを貫通孔12bとする。かかる薄板化工程を行うにあたって、本形態では、基板100の第2面100b側に研削加工や研磨加工を行った後、洗浄を行う。例えば、基板100の第2面100bにバックグラインダー(図示せず)によって研削加工し、第1凹部12aの底部が開口するまで基板100を薄くする。なお、薄板化工程では、ポリッシャー、CMP装置によって第2面100bを研磨し、第1凹部12aの底部が開口するまで基板100を薄くしてもよい。
次に、図5(g)、(h)に示す第2凹部形成工程において、基板100の第2面100bに形成した第2エッチングマスク61を伴って基板100の第2面100bをエッチングして、貫通孔12bに平面視的に重なる領域に貫通孔12bより大径の第2ノズル部形成用の第2凹部14aを形成する。より具体的には、図5(g)に示すように、基板100の第2面100bに感光性レジスト60を塗布した後、フォトリソグラフィー工程において露光マスク62を介して感光性レジスト60を露光し、その後、現像する。その結果、レジストマスクからなる第2エッチングマスク61が形成される。
かかるフォトリソグラフィー工程において、露光マスク62は、貫通孔12bにおいて基板100の第2面100bで開口している部分をアライメントマークとして利用して位置合わせが行われる。あるいは、第1凹部12aを形成する際、例えば、図3に示すように、ノズルプレート1として切り出される領域等にアライメント用凹部17aを同時形成し、薄板化工程によって、アライメント用凹部17aをアライメント用貫通孔17bとして基板100の第2面100bで開口させてもよい。かかる構成によれば、アライメント用貫通孔17bにおいて基板100の第2面100bで開口している部分をアライメントマークとして利用し、露光マスク62の位置合わせを行うことができる。
次に、図5(h)に示すように、第2エッチングマスク61の開孔部61aを介して基板100の第2面100bにエッチングを行い、第2ノズル部形成用の第2凹部14aを浅く形成する。かかるエッチングとして、本形態では、第1凹部形成工程と同様、ICPドライエッチング装置(図示せず)により、基板100の第2面100bに異方性ドライエッチングを行い、第2凹部14aを第2面100bに対して垂直に形成する。この場合のエッチングガスとしては、C48ガスおよびSF6ガスを使用し、これらのエッチングガスを交互に使用する。ここで、C48ガスは、第2凹部14aの側面にエッチングが進行しないように側面を保護するために使用し、SF6ガスは、基板100の垂直方向へのエッチングを促進させるために使用する。
また、本形態では、第2凹部形成工程において基板100の第2面100bにドライエッチングを行う際、基板100の第1面100aの側(支持部材50が貼付されている側)を静電チャック装置70で保持し、静電チャック装置70の通気孔71を介して、支持部材50において基板100が接合されていない他方側の主面にヘリウムガス(Heガス)等の冷却用気体を供給することにより、基板100を冷却しながらドライエッチングを行う。従って、第2凹部14aの形状が安定化する。
次に、図5(i)に示すように、支持部材50(保護テープ)に紫外線や熱等の刺激を加えて基板100から支持部材50を剥離するとともに、硫酸洗浄等により第2エッチングマスク61を除去する。
次に、図5(j)に示すように、例えば、フッ酸水溶液等により保護膜13にウェットエッチングし、保護膜13を除去する。その結果、基板100には、小径の第1ノズル部11aと大径の第2ノズル部11bとが連通したノズル孔11が形成されることになる。
次に、図6(k)に示すように、ノズル孔11の内壁を含む基板100の表面全体に、耐インク性を有する耐液保護膜18を形成する。本形態では、基板100を熱酸化炉に投入し、基板100の表面全体に例えば膜厚が0.1μmの熱酸化膜(SiO2膜)を耐液保護膜18として形成する。
次に、基板100に対してインクに対する撥液性を持たせるための撥液処理を行う。具体的には、図6(l)に示すように、フッ素原子を含むケイ素化合物を主成分とする撥液性材料を蒸着やディッピングで成膜し、基板100の表面全体に撥液層19を形成する。このとき、ノズル孔11の内壁にも撥液層19が形成される。そして、図6(m)に示すように、基板100のうち、撥液性を確保しておきたい部分、すなわち、第1面100aのノズル孔11の吐出口周囲に保護テープ80を貼付した状態で撥液層19をArスパッタやO2プラズマ処理によって除去した後、図6(n)に示すように、保護テープ80を剥がす。
それ以降の工程については図示を省略するが、基板100の第1面100aあるいは第2面100bにダイシングテープを貼付した後、基板100をダイシングにより個々のノズルプレート1に分離し、ノズルプレート1をダイシングテープから剥離してノズルプレート1を得る。
このようにして製造したノズルプレート1を用いての液滴吐出ヘッド10を製造するには、図1に示すように、ノズルプレート1の接合面1bに、キャビティプレート2の接合面を貼り合せた後、キャビティプレート2の他の接合面に電極基板3の接合面を貼り付ける。その結果、ノズルプレート1、キャビティプレート2および電極基板3の接合体を備えた液滴吐出ヘッド10が完成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第1凹部形成工程において、基板100の第1面100aをエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部12aを形成した後、薄板化工程において、基板100の第2面100b側から薄板化して第1凹部12aを貫通孔12bとする。次に、第2凹部形成工程において、基板100の第2面100bをエッチングして貫通孔12bと重なる領域に貫通孔12bより大径の第2ノズル部形成用の第2凹部14aを形成すると、小径の第1ノズル部11aと大径の第2ノズル部11bとが連通したノズル孔11を備えたノズルプレート1を製造することができ、かかるノズルプレート1は、基板100の第1面100a側がインク吐出面1a側として用いられる。ここで、第1ノズル部11aはインク吐出面1a側で開口するが、インク吐出面1a側(第1面100a側)は、薄板化が施される側とは反対側に位置する。このため、第1ノズル部11aのインク吐出側の開口縁には、研削や研磨による薄板化の際に欠け等が発生しないので、第1ノズル部11aのインク吐出側の開口径がばらつくことを防止することができる。それ故、吐出性能に優れたノズルプレート1を実現することができる。
また、第2凹部形成工程において第2エッチングマスク61を形成するためのフォトリソグラフィー工程では、貫通孔12bまたは貫通孔12bと同時形成されたアライメント用貫通孔17bを基準に露光マスク62の位置合わせを行う。このため、小径の第1ノズル部11aと大径の第2ノズル部11bとを高い位置精度で形成することができる。すなわち、第2凹部形成工程を行う際、第1凹部12aは貫通孔12bとなって第2面100b側で開口している。従って、第2凹部形成工程において第2エッチングマスク61を形成するためのフォトリソグラフィー工程では、貫通孔12bまたは貫通孔12bと同時形成されたアライメント用貫通孔17bを基準に露光マスク62の位置合わせを行うことができる。従って、小径の第1ノズル部11aと大径の第2ノズル部11bとを高い位置精度で形成することができるので、吐出性能に優れたノズルプレート1を実現することができる。
例えば、本形態に係るノズルプレート1における第1ノズル部11aの開口径のばらつきS1、第1ノズル部11aと第2ノズル部11bとの同軸度のばらつきS2、ノズル孔11の位置のばらつきS3を電子顕微鏡写真により計測した結果、以下の値であった。
S1=±0.1μm
S2=±0.2μm
S3=±0.1μm以下
これに対して、特許文献1に記載のように、基板の一方面側を深くエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成した後、基板の一方面側を浅くエッチングして第2ノズル部形成用の第2凹部を形成し、その後、基板の他方面側からの薄板化により、第1凹部を貫通させる参考例1に係る製造方法を採用した場合における上記の値S1、S2、S3は以下の値であった。
S1=±0.3μm
S2=±0.2μm
S3=±0.3μm以下
また、特許文献2に記載のように、基板の一方面側をエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成した後、基板の他方面側から基板の薄板化を行い、その後、基板の他方面側から基板をエッチングして、第2ノズル部形成用の第2凹部を形成するとともに、第1凹部を貫通させる参考例2に係る製造方法を採用した場合における上記の値S1、S2、S3は以下の値であった。
S1=±0.1μm
S2=±0.4μm
S3=±0.1μm以下
また、本形態では、第2凹部形成工程において、基板100の第1面100a側に支持部材50を面接合した状態で、支持部材50の側に対して基板100とは反対側から冷却用気体を供給しながら第2面100b側にドライエッチングを行う。このため、ドライエッチングの際、基板100を冷却することができるので、第2凹部14aの形状が安定化する。また、基板100に形成されている貫通孔12bの開口部が支持部材50によって塞がれているので、ドライエッチングを行っている第2面100b側に冷却用気体が漏れない。それ故、ドライエッチングを好適に行うことができる。
さらに、本形態では、薄板化工程において第2面100b側から基板100に研削加工あるいは研磨加工を行う。このような構成の場合、貫通孔12bの開口縁に欠けが発生するおそれがあるが、本形態では、研削加工や研磨加工が第2面100b側(インク吐出側とは反対側)に対して行われるので、欠けが発生したとしても吐出性能に大きな影響が及ばない。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、研削加工や研磨加工により、基板100の薄板化を行ったが、ドライエッチングを利用して、基板100の薄板化を行ってもよい。例えば、図4(e)に示す状態でCF4ガスやCHF3ガス等のエッチングガスを用いたドライエッチングによってSiO2膜からなる保護膜13を基板100の第2面100bから除去した後、SF6ガスをエッチングガスとするドライエッチングにより、第1凹部12aの底部が開口するまで基板100の第2面100bをエッチングしてもよい。
上記実施の形態では、異方性ドライエッチングにより第2凹部14aを形成したが、等方性ドライエッチングにより第2凹部14aを形成してもよい。
上記実施の形態では、静電力を駆動手段に用いたインクジェットヘッドのノズルプレート1の製造方法等を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変更することができる。
例えば、駆動手段として、圧電素子や発熱素子等を利用した液滴吐出ヘッド10のノズルプレート1に本発明を適用してもよい。また、ノズル孔11より吐出される液状材料を変更することにより、図7に示すインクジェットプリンター200の液滴吐出ヘッド10の他、他の液滴吐出装置や、デバイスに適用することができる。
1・・ノズルプレート、2・・キャビティプレート、3・・電極基板、1a・・インク吐出面、1b・・接合面、10・・液滴吐出ヘッド、11・・ノズル孔、11a・・第1ノズル部、11b・・第2ノズル部、12a・・第1凹部、12b・・貫通孔、14a・・第2凹部、17a・・アライメント用凹部、17b・・アライメント用貫通孔、18・・耐液保護膜、19・・撥液層、21・・圧力室、22・・振動板、23・・オリフィス、24・・リザーバー、25・・インク供給孔、41・・第1エッチングマスク、42・・露光マスク、50・・支持部材、61・・第2エッチングマスク、62・・露光マスク、70・・静電チャック装置、71・・通気孔、100・・基板、100a・・第1面、100b・・第2面、200・・インクジェットプリンター

Claims (4)

  1. 平板状の基板の複数の主面をそれぞれ第1面と第2面とした場合、
    前記第1面に形成した第1エッチングマスクを伴って前記第1面をエッチングして第1ノズル部形成用の第1凹部を形成する第1凹部形成工程と、
    前記第2面から前記第1面に向かって前記基板を薄板化して前記第1凹部を貫通孔とする薄板化工程と、
    前記第2面に形成した第2エッチングマスクを伴って前記第2面をエッチングして前記貫通孔と平面視的に重なる領域に前記貫通孔より大径の第2ノズル部形成用の第2凹部を形成する第2凹部形成工程と、
    を有し、
    前記第2凹部形成工程において、前記第2エッチングマスクを形成するフォトリソグラフィーでは、前記貫通孔または当該貫通孔と同時形成されたアライメント用貫通孔を基準に露光マスクの位置合わせを行うことを特徴とするノズルプレートの製造方法。
  2. 前記第2凹部形成工程おいて、前記第1面と、支持部材の一方の主面と、を面接合し、
    当該支持部材の面接合していない他方の主面に冷却用気体を供給しながら前記第2面をドライエッチングすることを特徴とする請求項に記載のノズルプレートの製造方法。
  3. 前記薄板化工程において、前記第2面から前記第1面に向かって前記基板を研削加工する、あるいは研磨加工することを特徴とする請求項1または2に記載のノズルプレートの製造方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載のノズルプレートの製造方法を適用して液滴吐出ヘッドを製造することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。
JP2012026085A 2012-02-09 2012-02-09 ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法 Expired - Fee Related JP5929276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026085A JP5929276B2 (ja) 2012-02-09 2012-02-09 ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026085A JP5929276B2 (ja) 2012-02-09 2012-02-09 ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013163270A JP2013163270A (ja) 2013-08-22
JP5929276B2 true JP5929276B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49174973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012026085A Expired - Fee Related JP5929276B2 (ja) 2012-02-09 2012-02-09 ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5929276B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7531047B1 (en) * 2007-12-12 2009-05-12 Lexmark International, Inc. Method of removing residue from a substrate after a DRIE process
JP5728795B2 (ja) * 2009-04-01 2015-06-03 セイコーエプソン株式会社 ノズルプレートの製造方法、及び、液滴吐出ヘッドの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013163270A (ja) 2013-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5277571B2 (ja) ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP5728795B2 (ja) ノズルプレートの製造方法、及び、液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2009184176A (ja) ノズル基板、ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP4660683B2 (ja) ノズルプレートの製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2011121218A (ja) ノズルプレート、吐出ヘッド及びそれらの製造方法並びに吐出装置
JP4333724B2 (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP5315975B2 (ja) ノズル基板、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置並びにこれらの製造方法
JP4678298B2 (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出装置の製造方法及びデバイスの製造方法
JP2008094018A (ja) ノズルプレートの製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2008273079A (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP4983361B2 (ja) ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2007261152A (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP2011037053A (ja) ノズルプレートの製造方法
JP5929276B2 (ja) ノズルプレートの製造方法、および液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2009178948A (ja) ノズル基板、ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2010142991A (ja) ノズル基板、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置並びにこれらの製造方法
JP2007276307A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出装置の製造方法
JP2005231274A (ja) インクジェットヘッドの製造方法及びインクジェットヘッド並びにインクジェット記録装置
JP2010149375A (ja) ノズル基板の製造方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
JP2008114462A (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出装置の製造方法、ノズル基板、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2010214923A (ja) ノズル基板の製造方法、その製造方法で製造されたノズル基板、液滴吐出ヘッドの製造方法、その製造方法で製造された液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP2010125704A (ja) ノズル基板の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出装置の製造方法
JP2007320254A (ja) ノズルプレートの製造方法、ノズルプレート、液滴吐出ヘッドの製造方法、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置の製造方法及び液滴吐出装置
JP2013193399A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、およびプリンター
JP2008194915A (ja) 液滴吐出ヘッドの製造方法及び液滴吐出ヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5929276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees