JP2013193399A - 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、およびプリンター - Google Patents

液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、およびプリンター Download PDF

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Abstract

【課題】共通の圧力室に連通する複数のサブノズル孔から吐出された液滴を適正な位置に着弾させることのできる液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、およびプリンターを提供すること。
【解決手段】液滴吐出ヘッド10のノズルプレート1において、複数のノズル孔11は各々、共通の圧力室21に連通する複数のサブノズル孔111、112を備えている。サブノズル孔111では、隣りに位置するサブノズル孔112から離間する方向に第1ノズル部111aの中心軸L111aが第2ノズル部111bの中心軸L111bからずれており、かかるずれによって、サブノズル孔111、112からの液滴の吐出方向が調整されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ノズル孔から液滴を吐出する液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、およびプリンターに関するものである。
インクジェットプリンター等の液滴吐出装置は、記録時の騒音が極めて小さいこと、高速印字が可能であること、インクの自由度が高く安価な普通紙を使用できること等、多くの利点を有する。また、インクジェット方式の中でも記録が必要なときにのみインク滴を吐出する、いわゆるインク・オン・デマンド方式は、記録に不要なインク液滴の回収を必要としないため、現在主流となってきている。かかるインク・オン・デマンド方式のインクジェットプリンターに用いられるインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)には、インク滴を吐出する方式として、駆動手段に静電気力を利用したものや、圧電素子による圧電方式、発熱素子を利用するバブルジェット(登録商標)方式等がある。
インクジェットヘッドは、一般に、インク滴を吐出する複数のノズル孔が形成されたノズルプレートにキャビティプレートが接合された構造を有している。キャビティプレートには、ノズル孔に1対1の関係をもって連通する圧力室や、リザーバー等のインク流路が形成されており、駆動手段によって圧力室に圧力を加えることにより、選択されたノズル孔からインク滴を吐出するようになっている。
インクジェットヘッドにおいては、吐出特性を改善する方法として、ノズル孔を全体として一体の円筒状とするのではなく、小径の第1ノズル部(インク吐出側)と大径の第2ノズル部(インク供給側)とからなる2段形状とし、ノズル孔に加わるインク圧力の方向をノズル軸線方向に揃えることが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開2007−168344号公報 特開2010−240852号公報
インクジェットプリンターによる記録の際には、吐出したインク滴が記録紙等の媒体に着弾した領域がドットとなることから、大きなドットを形成するには、大きな液滴を吐出することになる。しかしながら、大きなインク滴を記録紙上に吐出すると、着弾面積に対するインク容量が多いため、インクが記録紙の裏面に滲み出て裏写り(裏面滲み)が発生することがある。
このような問題を解消するために、本願発明者等は、図12に示すように、ノズル孔11を共通の圧力室21に連通する2つのサブノズル孔111、112によって構成し、2つのサブノズル孔111、112の各々からインク滴を吐出させることを検討している。かかるノズル孔11では、サブノズル孔111、112を構成する小径の第1ノズル部111a、112aと、サイズの大きな第2ノズル部11bとが連通した多段構造を有しており、第2ノズル部11bは、2つの第1ノズル部111a、112a(サブノズル孔111、112)に対して共通である。かかる構成によれば、2つのサブノズル孔111、112(第1ノズル部111a、112a)から吐出されたインク滴が異なる個所に着弾するので、インク滴1つ分は小さくても大きなドットを形成することができる。また、着弾面積に対するインクの容量が少ないので、裏写りが発生しにくい。
しかしながら、図12に示す構成では、第1ノズル部111a、112aと第2ノズル部11bとが同心状態から大きく外れているため、インク滴の吐出方向を制御できず、その結果、2つのサブノズル孔111、112(第1ノズル部111a、112a)から吐出されたインク滴の着弾位置を制御できないという問題点がある。
そこで、本願発明者等は、図13に示すように、2つのサブノズル孔111、112の各々において、2つの第1ノズル部111a、112aの各々に同心状で連通するように2つの第2ノズル部111b、112bを設けた構成を検討している。かかる構成によれば、2つのサブノズル孔111、112(第1ノズル部111a、112a)からインク滴が互いに平行な方向に吐出されることになる。
しかしながら、図13に示す構成では、サブノズル孔111(第1ノズル部111a)から吐出されたインクの液滴P1と、サブノズル孔112(第1ノズル部112a)から吐出されたインクの液滴P2とが反発し、互いに離間する方向に飛翔する結果、媒体M上での液滴P1、P2の着弾位置が大きく離間してしまう等の新たな問題点がある。
なお、図12および図13に示す液滴吐出ヘッドは、本願発明者等が案出した構成であって、従来技術ではない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、共通の圧力室に連通する複数のサブノズル孔から吐出された液滴を適正な位置に着弾させることのできる液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、およびプリンターを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数のノズル孔が形成されたノズルプレートと、該ノズルプレートに積層され、当該ノズルプレートとの間に前記ノズル孔に連通する圧力室を構成するキャビティプレートと、を有する液滴吐出ヘッドであって、前記複数のノズル孔の各々は、共通の前記圧力室に連通する複数のサブノズル孔を備え、当該複数のサブノズル孔は各々、前記ノズルプレートの液滴吐出面側で開口する第1ノズル部と、該第1ノズル部より大きな内径をもって当該第1ノズル部に前記圧力室側で重なる第2ノズル部を備え、前記複数のサブノズル孔のうち、少なくとも1つのサブノズル孔では、前記第1ノズル部の中心軸と前記第2ノズル部の中心軸とが異なる位置になるように配置されていることを特徴とする。
本発明において、複数のノズル孔は各々、共通の圧力室に連通する複数のサブノズル孔を備えており、かかるサブノズル孔から吐出された液滴は、異なる個所に着弾するので、滴液1つ分は小さくても大きなドットを形成することができる。また、着弾面積に対する液滴の容量が少ないので、少ない量の液滴で大きなドットを形成することができる。このため、媒体が紙等であっても裏写りが発生しにくい。また、複数のサブノズル孔毎に第1ノズル部と第2ノズル部が設けられているので、液滴を吐出する方向を制御しやすい。また、本発明では、複数のサブノズル孔のうち、少なくとも1つのサブノズル孔では、第1ノズル部の中心軸と第2ノズル部の中心軸とがずれており、かかるサブノズル孔では、第1ノズル部の中心軸と第2ノズル部の中心軸とのずれに対応する方向に液滴の吐出方向が調整される。このため、サブノズル孔から吐出された液滴の媒体上での着弾位置を適正な位置に設定することができる。
本発明では、前記第1ノズル部の中心軸が前記第2ノズル部の中心軸からずれているサブノズル孔において、隣りに位置する前記サブノズル孔は、互いに離間する方向に向けて前記第1ノズル部の中心軸が前記第2ノズル部の中心軸より位置ずれするように配置されていることが好ましい。かかる条件に中心軸が設定されたサブノズル孔では、隣りに位置するサブノズル孔から吐出された液滴に接近する方向に液滴が吐出される。このため、近接しながら飛翔する液滴の間に反発力が作用した場合でも、かかる反発力に起因する飛翔方向のずれを補正することができるので、隣り合うサブノズル孔から吐出した液滴を媒体上で隣接する位置に着弾させることができる。
本発明において、前記複数のサブノズル孔のいずれにおいても、前記第1ノズル部の中心軸と前記第2ノズル部の中心軸とが異なる位置になるように配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、近接しながら飛翔する液滴の間に作用する反発力に起因する飛翔方向のずれ等を確実に補正することができる。
本発明において、前記複数のノズル孔は各々、2つの前記サブノズル孔を備えている構成を採用することができる。
この場合、前記複数のノズル孔は、直列に配置され、前記2つのサブノズル孔は、前記ノズル孔の直列方向と平行に配置されている構成を採用することができる。
また、前記複数のノズル孔は、直列に配置され、前記2つのサブノズル孔は、前記ノズル孔の直列方向に対して交差する方向に配置されている構成を採用してもよい。
本発明において、前記複数のノズル孔は各々、3つ以上の前記サブノズル孔を備えている構成を採用してもよい。
本発明に係る液滴吐出ヘッドは、プリンター等の液滴吐出装置に用いられる。
本発明の実施の形態1に係る液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。 図1に示す液滴吐出ヘッドの説明図である。 図1に示す液滴吐出ヘッドに形成したノズル孔の説明図である。 図1に示すノズルプレートの製造に用いた基板の平面図である。 図1に示すノズルプレートの製造工程を示す工程断面図である。 図5に続いて行うノズルプレートの製造工程を示す工程断面図である。 図6に続いて行うノズルプレートの製造工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態2に係る液滴吐出ヘッドに形成したノズル孔の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る液滴吐出ヘッドに形成したノズル孔の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る液滴吐出ヘッドに形成したノズル孔の説明図である。 本発明を適用した液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置の斜視図である。 参考例1に係る液滴吐出ヘッドの説明図である。 参考例2に係る液滴吐出ヘッドの説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明を適用した液滴吐出装置としてインクジェットプリンター(プリンター)を例示し、本発明を適用した液滴吐出ヘッドとして、インクジェットプリンターのインクジェットヘッドを例示する。以下の説明では、図12および図13を参照して説明した構成との対応が分かりやすいように、対応する部分には同一の符号を付して説明する。また、以下の説明では、ノズル孔の列方向をX方向とし、ノズル孔の列方向に直交する方向をY方向としてある。
[実施の形態1]
(液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドの構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。図2は、図1に示す液滴吐出ヘッドの説明図であり、図2(a)、(b)は、液滴吐出ヘッドの縦断面図、および液滴吐出ヘッドのインク吐出面の説明図である。
図1および図2において、本形態の液滴吐出ヘッド10は、インクジェットプリンターのインクジェットヘッドであり、複数のノズル孔11がX方向に所定の間隔で直線状に設けられたノズルプレート1と、各ノズル孔11に対して独立にインク供給路が設けられたキャビティプレート2と、キャビティプレート2の振動板22に対峙する電極基板3とを積層した構成を有している。本形態において、ノズル孔11はY方向に2列配列されており、1列内には、ノズル孔11が例えば360個形成されている。本形態において、ノズルプレート1は、例えば、厚さが65μm程度のシリコン基板から作製されており、ノズル孔11は、後述する構造を有している。
本形態において、キャビティプレート2は、シリコン基材から作製されている。キャビティプレート2には、ノズルプレート1との間に圧力室21を構成するための圧力室用凹部210が形成されており、圧力室21は、ノズル孔11と一対一の関係をもって形成されている。また、キャビティプレート2には、オリフィス23を構成するためのオリフィス用凹部230、およびリザーバー24を構成するためのリザーバー用凹部240が形成されている。圧力室用凹部210(圧力室21)とリザーバー用凹部240(リザーバー24)とは、オリフィス用凹部230(オリフィス23)を介して連通している。リザーバー24は、各圧力室21に対して共通の共通インク室を構成し、オリフィス23を介して複数の圧力室21に連通している。リザーバー24の底部には、キャビティプレート2および電極基板3を貫通するインク供給孔25が形成され、このインク供給孔25を通じて、インクカートリッジ(図示せず)からインクが供給される。圧力室21の底壁は、肉薄の振動板22となっている。なお、キャビティプレート2の全面、若しくは少なくとも電極基板3と対向する面には、熱酸化やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)により形成されたシリコン酸化膜等の絶縁膜26が形成されている。かかる絶縁膜26は、液滴吐出ヘッド10を駆動したときの絶縁破壊やショートを防止する。
本形態において、電極基板3は、ガラス基材から作製されている。電極基板3には、キャビティプレート2の各振動板22に対向する位置にそれぞれ凹部310が設けられており、各凹部310の内側には、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等からなる個別電極31がスパッタ法により形成されている。従って、振動板22と個別電極31との間に形成されるギャップは、凹部310の深さ、個別電極31の厚さ、および振動板22を覆う絶縁膜26の厚さにより決定されることになる。
個別電極31は、リード部31aと、フレキシブル配線基板(図示せず)に接続される端子部31bとを備えている。端子部31bは、配線のためにキャビティプレート2の端部から露出している電極取り出し部311に位置する。そして、各個別電極31の端子部31bとキャビティプレート2の共通電極27とは、ICドライバ等の駆動制御回路4に電気的に接続されている。
従って、本形態の液滴吐出ヘッド10において、駆動制御回路4によって、液滴吐出ヘッド10の個別電極31に電荷を供給して正に帯電させると、振動板22は負に帯電し、個別電極31と振動板22の間に静電気力が発生する。この静電気力によって、振動板22は個別電極31に引き寄せられて撓む。これによって、圧力室21の容積が増大し、リザーバー24の内部に溜まっていたインクがオリフィス23を通じて圧力室21に流れ込む。次に、個別電極31への電荷の供給を停止すると、静電吸引力が消滅し、振動板22はその弾性力により元に戻る。その際、圧力室21の容積が急激に減少して、圧力室21内の圧力が急激に上昇し、圧力室21内のインクの一部がインク滴としてノズル孔11より吐出される。以降、上記の動作が繰り返される。
(ノズル孔11の詳細構成)
図3は、図1に示す液滴吐出ヘッド10に形成したノズル孔11の説明図であり、図3(a)、(b)、(c)は、ノズル孔11の1つを拡大して示す断面図、ノズル孔11の1つ分の平面図、および1つのノズル孔11から吐出された液滴の飛翔方向を示す説明図である。なお、図3(b)では、第1ノズル部の中心(中心軸)については「・」で示し、第2ノズル部の中心(中心軸)については「+」で示してある。
図1、図2および図3に示すように、本形態の液滴吐出ヘッド10において、ノズル孔11は、共通の圧力室21に連通する複数のサブノズル孔からなり、本形態において、複数のノズル孔11は各々、共通の圧力室21に連通する2つのサブノズル孔111、112からなる。本形態において、サブノズル孔111、112は、いずれのノズル孔11においても、ノズル孔11の直列方向(X方向)と平行な方向に並んでいる。
ここで、サブノズル孔111、112は各々、径の異なる2段の円筒状に形成されたノズル部を有している。より具体的には、サブノズル孔111は、インク吐出面1a側に位置して先端がインク吐出面1aで開口する小径の第1ノズル部(噴射口部分の小径孔)111aと、第1ノズル部111aにキャビティプレート2との接合面1b側(圧力室21側)で重なって導入口部分が接合面1bで開口する大径の第2ノズル部(導入口部分の大径孔)111bとから構成されており、第2ノズル部111bは圧力室21側で開口している。サブノズル孔112も、サブノズル孔111と同様、インク吐出面1a側に位置して先端がインク吐出面1aで開口する小径の第1ノズル部(噴射口部分の小径孔)112aと、第1ノズル部111aにキャビティプレート2との接合面1b側(圧力室21側)で重なって導入口部分が接合面1bで開口する大径の第2ノズル部(導入口部分の大径孔)112bとから構成されており、第2ノズル部112bは圧力室21側で開口している。
第1ノズル部111a、112aおよび第2ノズル部111b、112bは、基板面に対して垂直に設けられ、かつ、図3等を参照して後述する位置関係をもって略同軸状に形成されている。このため、インク滴の吐出方向をノズル孔11の中心軸方向に概ね、揃えることができるので、安定したインク吐出特性を発揮する。本形態において、ノズルプレート1の表面には、SiO2膜等からなる耐液保護膜18が形成されている。また、ノズルプレート1のインク吐出面1a側には、ノズル孔11の周囲にインクに対する撥液性を有する撥液層19が形成されている。本形態において、第1ノズル部111a、112aの内径は、例えば15〜30μmであり、第2ノズル部111b、112bの内径は、第1ノズル部111a、111bの内径の約1.5倍である。
このように構成したサブノズル孔111およびサブノズル孔112において、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aと、第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bとはずれている。より具体的には、サブノズル孔111、112のうち、X軸方向の一方側−Xに位置するサブノズル孔111においては、第1ノズル部111aの中心軸L111aが、隣りに位置するサブノズル孔112から離間する方向(X軸方向の一方側−X)に第2ノズル部111bの中心軸L111bからずれている。また、X軸方向の他方側+Xに位置するサブノズル孔112において、第1ノズル部112aの中心軸L112aは、隣りに位置するサブノズル孔111から離間する方向(X軸方向の他方側+X)に第2ノズル部112bの中心軸L112bからずれている。但し、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aと、第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bとのずれ量は1〜5μm程度である。このため、第2ノズル部111bの中心軸L111bは、第1ノズル部111aの内側を通り、第2ノズル部112bの中心軸L112bは、第1ノズル部112aの内側を通っている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の液滴吐出ヘッド10において、複数のノズル孔11は各々、共通の圧力室21に連通する複数のサブノズル孔111、112を備えており、かかるサブノズル孔111、112から吐出された液滴は、図3(c)に示すように、媒体M上の隣接する個所に着弾する。従って、滴液1つ分は小さくても大きなドットを形成することができる。また、着弾面積に対する液滴の容量が少ないので、少ない量の液滴で媒体M上の比較的広い範囲に吐出した液を設けることができる。このため、媒体Mが紙等であっても、裏写りが発生しにくい。また、サブノズル孔111、112毎に第1ノズル部111a、112aと第2ノズル部111b、112bが設けられているので、液滴を吐出する方向を制御することができる。
また、サブノズル孔111では、隣りに位置するサブノズル孔112から離間する方向に第1ノズル部111aの中心軸L111aが第2ノズル部111bの中心軸L111bからずれており、かかるサブノズル孔111から吐出された液滴P1は、第1ノズル部111aの中心軸L111aと第2ノズル部111bの中心軸L111bとのずれ方向に対応する方向に吐出方向が調整される。より具体的には、サブノズル孔111からは、第1ノズル部111aの中心軸L111aが第2ノズル部111bの中心軸L111bからずれている側とは反対側(サブノズル孔112が位置する側)に傾くように液滴P1が吐出される。これに対して、サブノズル孔112では、隣りに位置するサブノズル孔111から離間する方向に第1ノズル部112aの中心軸L112aが第2ノズル部112bの中心軸L112bからずれており、かかるサブノズル孔112から吐出された液滴P2は、第1ノズル部112aの中心軸L112aと第2ノズル部112bの中心軸L112bとのずれ方向に対応する方向に吐出方向が調整される。より具体的には、サブノズル孔112からは、第1ノズル部112aの中心軸L112aが第2ノズル部112bの中心軸L112bからずれている側とは反対側(サブノズル孔111が位置する側)に傾くように液滴P2が吐出される。このため、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aと第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bとの相対位置を調整するという比較的簡素な構成で、複数のサブノズル孔111、112から吐出された各液滴P1、P2の媒体M上での相対的な着弾位置を適正な条件に調整することができる。
より具体的には、サブノズル孔111から吐出された液滴P1と、サブノズル孔112から吐出された液滴P2とは、互いに接近する方向に飛翔する。このため、近接しながら飛翔する液滴P1、P2の間に反発力が作用した場合でも、かかる反発力に起因する飛翔方向のずれが補正されるので、隣り合うサブノズル孔111、112から吐出した液滴P1、P2は、媒体M上で隣接する位置に着弾することになる。
しかも、本形態においては、2つのサブノズル孔111、112のいずれにおいても、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aと第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bとがずれているため、近接しながら飛翔する液滴P1、P2の間に作用する反発力に起因する飛翔方向のずれを確実に補正することができる。
(液滴吐出ヘッド10の製造方法)
図4〜図7を参照して、図1に示す液滴吐出ヘッド10の製造方法の一例を説明する。図4は、図1〜図3に示すノズルプレート1の製造に用いた基板100の平面図である。図5は、図1〜図3に示すノズルプレート1の製造工程を示す工程断面図である。図6は、図5に続いて行うノズルプレート1の製造工程を示す工程断面図である。図7は、図6に続いて行うノズルプレートの製造工程を示す工程断面図である。なお、図5および図7では、基板100の第1面100aおよび第2面100bのうち、ノズルプレート1を形成した際にインク吐出面1aとなる側を上向きに図示し、図6では、基板100の第1面100aを下向きに図示してある。また、図5〜図7には、1つのノズル孔11に相当する部分を表してある。
図1に示す液滴吐出ヘッド10のノズルプレート1を製造するには、まず、図4に示す基板100を用意する。基板100は、例えば、厚さが280μmのシリコン基板であり、以下に説明する各工程を実施して、点線L1で示すダイシングラインで囲まれた複数の領域の各々にノズル孔11等を形成した後、ダイシングラインに沿って基板100を切断すると、複数のノズルプレート1が切り出される。
本形態では、まず、図5(a)、(b)に示す第1凹部形成工程において、基板100の第1面100aに第1エッチングマスク41を形成した状態で基板100の第1面100aをエッチングして、2つで一組の第1ノズル部形成用の第1凹部12aを形成する。より具体的には、図5(a)に示すように、基板100の第1面100aに感光性レジストからなる第1レジスト40を塗布した後、第1フォトリソグラフィー工程において、第1選択露光部421を備えた第1露光マスク42を介して第1レジスト40を露光し、その後、現像する。その結果、開孔部41aを備えたレジストマスクからなる第1エッチングマスク41が形成される。本形態において、第1レジスト40はポジタイプの感光性レジストであるので、第1選択露光部421は、第1凹部12aおよび開孔部41aと対応する位置に透光部として形成されている。なお、第1レジスト40がネガタイプの感光性レジストである場合、第1選択露光部421は、第1凹部12aおよび開孔部41aと対応する位置に遮光部として形成される。次に、図5(b)に示すように、第1エッチングマスク41の開孔部41aを介して基板100の第1面100aにエッチングを行い、第1ノズル部形成用の第1凹部12aを形成する。かかるエッチングとして、本形態では、ICPドライエッチング装置(図示せず)により、基板100の第1面100aに異方性ドライエッチングを行い、第1凹部12aを第1面100aに対して垂直に形成する。この場合のエッチングガスとしては、C48ガスおよびSF6ガスを使用し、これらのエッチングガスを交互に使用する。ここで、C48ガスは、第1凹部12aの側面にエッチングが進行しないように側面を保護するために使用し、SF6ガスは、基板100の垂直方向へのエッチングを促進させるために使用する。
次に、図5(c)に示すように、硫酸洗浄等により第1エッチングマスク41を除去した後、図5(d)に示すように、基板100の全面に保護膜13を形成する。より具体的には、基板100を熱酸化装置(図示せず)にセットして酸化温度1075℃、酸化時間4時間、酸素と水蒸気の混合雰囲気中の条件で基板100に熱酸化処理を行い、基板100の表面全体に膜厚が1μmのSiO2膜からなる保護膜13を形成する。
次に、図6(e)に示す薄板化工程では、基板100の第2面100b側から基板100を薄板化する。かかる薄板化工程を行うにあたって、本形態では、基板100の第2面100b側に研削加工や研磨加工を行った後、洗浄を行う。例えば、基板100の第2面100bにバックグラインダー(図示せず)によって研削加工する。なお、薄板化工程では、ポリッシャー、CMP装置によって第2面100bを研磨して基板100を薄くしてもよい。また、エッチングによって基板100を薄くしてもよい。
次に、図6(f)、(g)に示す第2凹部形成工程において、基板100の第2面100bに第2エッチングマスク61を形成した状態で基板100をエッチングして、第1凹部12aに平面視で重なる領域に2つで一組の第2ノズル部形成用の第2凹部12bを第1凹部12aより大きなサイズに形成する。より具体的には、図6(f)に示すように、基板100の第2面100bに感光性レジストからなる第2レジスト60を塗布した後、第2フォトリソグラフィー工程において、第2選択露光部621を備えた露光マスク62を介して第2レジスト60を露光し、その後、現像する。その結果、開孔部61aを備えたレジストマスクからなる第2エッチングマスク61が形成される。本形態において、第2レジスト60はポジタイプの感光性レジストであるので、第2選択露光部621は、第2凹部12bおよび開孔部61aと対応する位置に透光部として形成されている。なお、第2レジスト60がネガタイプの感光性レジストである場合、第2選択露光部621は、第2凹部12bおよび開孔部61aと対応する位置に遮光部として形成される。次に、図6(g)に示すように、第2エッチングマスク61の開孔部61aを介して基板100の第2面100bにエッチングを行い、第2ノズル部形成用の第2凹部12bを形成する。かかるエッチングとして、本形態では、第1凹部形成工程と同様、ICPドライエッチング装置(図示せず)により、基板100の第2面100bに異方性ドライエッチングを行い、第2凹部12bを第2面100bに対して垂直に形成する。この場合のエッチングガスとしては、C48ガスおよびSF6ガスを使用し、これらのエッチングガスを交互に使用する。ここで、C48ガスは、第2凹部12bの側面にエッチングが進行しないように側面を保護するために使用し、SF6ガスは、基板100の垂直方向へのエッチングを促進させるために使用する。
かかる第2凹部形成工程において、本形態では、第1凹部12aの中心軸と第2凹部12bの中心軸とがずれるように、第2選択露光部621の中心位置と、図5(a)に示す第1選択露光部421の中心位置とをずらす。
次に、図6(h)に示すように、硫酸洗浄等により第2エッチングマスク61を除去した後、フッ酸水溶液等により保護膜13にウェットエッチングし、保護膜13を除去する。その結果、基板100には、小径の第1ノズル部111a、112aと大径の第2ノズル部111b、112bとが連通したサブノズル孔111、112を備えたノズル孔11が形成されることになる。
次に、図7(i)に示すように、ノズル孔11の内壁を含む基板100の表面全体に、耐インク性を有する耐液保護膜18を形成する。本形態では、基板100を熱酸化炉に投入し、基板100の表面全体に例えば膜厚が0.1μmの熱酸化膜(SiO2膜)を耐液保護膜18として形成する。
次に、基板100に対してインクに対する撥液性を持たせるための撥液処理を行う。具体的には、図7(j)に示すように、フッ素原子を含むケイ素化合物を主成分とする撥液性材料を蒸着やディッピングで成膜し、基板100の表面全体に撥液層19を形成する。このとき、ノズル孔11の内壁にも撥液層19が形成される。そこで、図7(k)に示すように、基板100のうち、撥液性を確保しておきたい部分、すなわち、第1面100aのノズル孔11の吐出口周囲に保護テープ80を貼付した状態で撥液層19をArスパッタやO2プラズマ処理によって除去した後、図7(l)に示すように、保護テープ80を剥がす。
それ以降の工程については図示を省略するが、基板100の第1面100aあるいは第2面100bにダイシングテープを貼付した後、基板100をダイシングにより個々のノズルプレート1に分離し、ノズルプレート1をダイシングテープから剥離してノズルプレート1を得る。
このようにして製造したノズルプレート1を用いての液滴吐出ヘッド10を製造するには、図1に示すように、ノズルプレート1の接合面1bに、キャビティプレート2の接合面を貼り合せた後、キャビティプレート2の他の接合面に電極基板3の接合面を貼り付ける。その結果、ノズルプレート1、キャビティプレート2および電極基板3の接合体を備えた液滴吐出ヘッド10が完成する。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2に係る液滴吐出ヘッド10に形成したノズル孔11の説明図であり、図8(a)、(b)は、ノズル孔11の1つを拡大して示す断面図、およびノズル孔11の1つ分の平面図である。なお、本形態および後述する実施の形態3、4の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。また、図8(b)、後で参照する図9(b)および図10(b)では、第1ノズル部の中心(中心軸)については「・」で示し、第2ノズル部の中心(中心軸)については「+」で示してある。
実施の形態1では、ノズル孔11を構成するサブノズル孔111、112の双方において、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aと、第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bとがずれていた。これに対して、本形態では、図8(a)、(b)に示すように、サブノズル孔111、112のうち、サブノズル孔111では、第1ノズル部111aの中心軸L111aと第2ノズル部111bの中心軸L111bとが一致し、サブノズル孔112では、第1ノズル部112aの中心軸L112aと第2ノズル部112bの中心軸L112bとがずれている。より具体的には、サブノズル孔112において、第1ノズル部112aの中心軸L112aは、隣りに位置するサブノズル孔111から離間する方向(X軸方向の他方側+X)に第2ノズル部112bの中心軸L112bからずれている。
このように構成した液滴吐出ヘッド10でも、近接しながら飛翔する液滴の間に作用する反発力に起因する飛翔方向のずれを補正することができるので、複数のサブノズル孔111、112から吐出された各液滴の媒体上での相対的な着弾位置を適正な条件に調整することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3に係る液滴吐出ヘッド10に形成したノズル孔11の説明図であり、図9(a)、(b)は、複数のノズル孔11のレイアウトを示す説明図、およびノズル孔11の1つ分の平面図である。
実施の形態1では、ノズル孔11を構成するサブノズル孔111、112がノズル孔11の直列方向(X方向)と平行な方向に並んでいたが、本形態では、図9に示すように、2つのサブノズル孔111、112がノズル孔11の直列方向(X方向)と交差する斜め方向に並んでいる。かかる構成でも、サブノズル孔111、112では、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aと、第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bとがずれている。より具体的には、サブノズル孔111において、第1ノズル部111aの中心軸L111aは、隣りに位置するサブノズル孔112から離間する斜め方向に第2ノズル部111bの中心軸L111bからずれている。また、サブノズル孔112において、第1ノズル部112aの中心軸L112aは、隣りに位置するサブノズル孔111から離間する斜め方向に第2ノズル部112bの中心軸L112bからずれている。
このように構成した液滴吐出ヘッド10でも、近接しながら飛翔する液滴の間に作用する反発力に起因する飛翔方向のずれを補正することができるので、複数のサブノズル孔111、112から吐出された各液滴の媒体上での相対的な着弾位置を適正な条件に調整することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、サブノズル孔111、112は、ノズル孔11の直列方向(X方向)と交差する斜め方向に並んでおり、かかる方向では、実施の形態1と比較して、サブノズル孔111、112を離間した位置に設けることができる等、レイアウト面での制約が少ないという利点がある。従って、サブノズル孔111、112を離間した位置に設けることにより、互いに近接して飛翔する液滴の間に作用する反発力を緩和することができ、液滴を適正な位置に着弾させやすいという利点がある。
なお、本形態でも、実施の形態2と同様、第1ノズル部111a、112aの中心軸L111a、L112aのうちの一方が第2ノズル部111b、112bの中心軸L111b、L112bからずれている構成を採用してもよい。
[実施の形態4]
図10は、本発明の実施の形態4に係る液滴吐出ヘッド10に形成したノズル孔11の説明図であり、図10(a)、(b)は、複数のノズル孔11のレイアウトを示す説明図、およびノズル孔11の1つ分の平面図である。
実施の形態1〜3では、ノズル孔11を2つのサブノズル孔111、112によって構成したが、本形態では、図10に示すように、3つのサブノズル孔111、112、113によって1つのノズル孔11が構成されている。また、3つのサブノズル孔111、112、113は三角形の頂点に相当する位置に設けられており、3つのサブノズル孔111、112、113はいずれも、小径の第1ノズル部111a、112a、113aと、大径の第2ノズル部111b、112b、113bとを備えている。ここで、サブノズル孔111、112、113では、第1ノズル部111a、112a、113aの中心軸L111a、L112a、L113aと、第2ノズル部111b、112b、113bの中心軸L111b、L112b、L113bとがずれている。より具体的には、サブノズル孔111において、第1ノズル部111aの中心軸L111aは、隣りに位置するサブノズル孔112、113から離間する方向に第2ノズル部111bの中心軸L111bからずれている。また、サブノズル孔112において、第1ノズル部112aの中心軸L112aは、隣りに位置するサブノズル孔111、113から離間する方向に第2ノズル部112bの中心軸L112bからずれている。また、サブノズル孔113において、第1ノズル部113aの中心軸L113aは、隣りに位置するサブノズル孔111、112から離間する方向に第2ノズル部113bの中心軸L113bからずれている。
このように構成した液滴吐出ヘッド10でも、近接しながら飛翔する液滴の間に作用する反発力に起因する飛翔方向のずれを補正することができるので、複数のサブノズル孔111、112、113から吐出された各液滴の媒体上での相対的な着弾位置を適正な条件に調整することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
なお、本形態でも、実施の形態2と同様、第1ノズル部111a、112a、113aの中心軸L111a、L112a、L113aのうちの1つあるいは2つが、第2ノズル部111b、112b、113bの中心軸L111b、L112b、L113bからずれている構成を採用してもよい。
[他の実施の形態]
上記実施の形態1〜4では、2つまたは3つのサブノズル孔によって1つのノズル孔を構成したが、4つ以上のサブノズル孔によって1つのノズル孔を構成してもよい。
上記実施の形態では、静電力を駆動手段に用いたインクジェットヘッドのノズルプレート1の製造方法等を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変更することができる。
例えば、駆動手段として、圧電素子や発熱素子等を利用した液滴吐出ヘッド10のノズルプレート1に本発明を適用してもよい。また、ノズル孔11より吐出される液状材料を変更することにより、図11に示すインクジェットプリンター200の液滴吐出ヘッド10の他、他の液滴吐出装置や、デバイスに適用することができる。
1・・ノズルプレート、1a・・インク吐出面、1b・・接合面、2・・キャビティプレート、3・・電極基板、10・・液滴吐出ヘッド、11・・ノズル孔、12a・・第1凹部、12b・・第2凹部、21・・圧力室、22・・振動板、23・・オリフィス、24・・リザーバー、25・・インク供給孔、100・・基板、100a・・第1面、100b・・第2面、200・・インクジェットプリンター、111、112、113・・サブノズル孔、111a、112a、113a・・第1ノズル部、111b、112b、113b・・第2ノズル部

Claims (9)

  1. 複数のノズル孔が形成されたノズルプレートと、該ノズルプレートに積層され、当該ノズルプレートとの間に前記ノズル孔に連通する圧力室を構成するキャビティプレートと、を有する液滴吐出ヘッドであって、
    前記複数のノズル孔の各々は、共通の前記圧力室に連通する複数のサブノズル孔を備え、
    当該複数のサブノズル孔は各々、前記ノズルプレートの液滴吐出面側で開口する第1ノズル部と、該第1ノズル部より大きな内径をもって当該第1ノズル部に前記圧力室側で重なる第2ノズル部を備え、
    前記複数のサブノズル孔のうち、少なくとも1つのサブノズル孔では、前記第1ノズル部の中心軸と前記第2ノズル部の中心軸とが異なる位置になるように配置されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 前記第1ノズル部の中心軸が前記第2ノズル部の中心軸からずれているサブノズル孔において、隣りに位置する前記サブノズル孔は、互いに離間する方向に向けて前記第1ノズル部の中心軸が前記第2ノズル部の中心軸より位置ずれするように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッド。
  3. 前記複数のサブノズル孔のいずれにおいても、前記第1ノズル部の中心軸と前記第2ノズル部の中心軸とが異なる位置になるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記複数のノズル孔は各々、2つの前記サブノズル孔を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  5. 前記複数のノズル孔は、直列に配置され、
    前記2つのサブノズル孔は、前記ノズル孔の直列方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
  6. 前記複数のノズル孔は、直列に配置され、
    前記2つのサブノズル孔は、前記ノズル孔の直列方向に対して交差する方向に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出ヘッド。
  7. 前記複数のノズル孔は各々、3つ以上の前記サブノズル孔を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液滴吐出装置。
  9. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の液滴吐出ヘッドを備えていることを特徴とするプリンター。
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