JP4980801B2 - 巻回ドラム用吊り具 - Google Patents

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Description

本発明は、電線やケーブル,ワイヤ等の線状巻回物や、鋼鈑やロール紙等の帯状巻回物を巻き取る巻回ドラム用の吊り具に係り、詳しくは、巻き取りドラムが、ドラム本体の両側部に位置するガイドフランジの中心軸に吊り上げ用の通孔が開設される構造であって、この通孔を利用して巻回ドラムを吊り上げるようにした巻回ドラム用吊り具に関する。
例えば、電線やケーブル類を巻き取った巻回ドラムを移送する際にクレーン等で吊り上げられるが、この際に吊り具が用いられる。
この種の吊り具の技術として、運搬対象である巻回ドラムの外幅寸法に応じて、ドラム吊り金具本体の腕の長さとこれに付属のドラムシャフトの長さを可変となし、ドラム吊り金具本体の腕の両端から前記ドラムシャフトの両端に掛けるシャフト吊りワイヤーの長さと前記デリックフックに掛けるフック掛けワイヤーの長さ可変とした巻回ドラム吊り金具がある(例えば特許文献1参照)。
また、吊り金具をクランク状に折曲して、その一端に吊り用ワイヤを取り付け、吊り金具の中間部を巻回ドラムのガイドフランジ中央に開設した通孔に差し込むとともに、吊り金具の一端と他端とをガイドフランジの外側面と内側面とに当接させて巻回ドラムを吊り上げるようにしたものや(例えば特許文献2参照)、互いに枢支された第1レバーと第2レバーとを有し、前記第1レバーの下端部に巻回ドラムのガイドフランジ外面に当接する第1挟持部を設けるとともに、上端部にローラ挿入用の位置調整孔を複数個設け、前記第2レバーの下端部に巻回ドラムのガイドフランジ内面に当接し、前記第1挟持部と共働して巻回ドラムのガイドフランジを挟持する第2挟持部を設けるとともに、上端部に前記位置調整孔に装着されたローラに巻回された吊り上げ用のワイヤ先端を係止する穴を設け、かつ前記第2レバーから分岐された分岐レバーの下端部の前記第1挟持部より下方位置で前記ガイドフランジの外面に当接するドラム抑えを設けた巻回ドラム吊り金具も知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平7−48084号公報 実開昭61−98787号公報 実開昭63−192384号公報
しかしながら、特許文献1のものは、ドラム吊り金具本体とドラムシャフトとこれらをつなぐワイヤとに分離しているために組立と分解作業が必要であり、また多部品構成であることから部品管理や製作費の点で不利であるばかりか、巻回ドラムの大きさに合わせて伸縮作業を行わなければならないという作業性のわるいものであった。
また、特許文献2のものは、巻回ドラムの吊り上げによって吊り用ワイヤが緊張した際に、クランク状の吊り金具がガイドフランジの内外側面や通孔に初めて係合する構造であり、巻回ドラムが吊り上げ状態にない状態では吊りワイヤが緩んで、吊り金具とガイドフランジとの係合が外れてしまうこととなる。
このため、巻回ドラムの吊り上げ前に吊り用ワイヤが緊張するまでは、吊り金具がガイドフランジの内外側面や通孔と係合するようにサポートする必要があり、また吊り上げた巻回ドラムを地面等に仮置きする場合には、吊り金具がガイドフランジの通孔から抜け落ちる虞がある。
さらに、金属板をクランク状に折り曲げただけの吊り金具は、巻回ドラムから作用する重量が過大な場合には曲げ形状が拡がって変形してしまう虞があり、重量物の吊り上げには不向きである。
さらに、特許文献3の吊り金具も巻回ドラムのガイドフランジを上から挟んで吊り上げる構造であるため、重量物の吊り上げには適さない。
本発明は、かかる実情を背景にしてなされたもので、その目的とするところは、単純構造でありながら、軽量級から超重量級までの巻回ドラムの吊り上げが可能であり、また吊りワイヤが弛むことがあっても脱落する虞のない巻回ドラム用の吊り具を安価に提供することを目的としている。
上述の目的にしたがって、本発明の巻回ドラム用吊り具は、巻回ドラムのガイドフランジの中心軸に開設された通孔に挿通され、前記巻回ドラムを吊持した際に、前記通孔の内部で傾いて該通孔の外側開口縁上部と内側開口縁下部とに当接係合する係合軸部と、該係合軸部の基端側に突出するボス部に回動可能に軸支されるシャックルと、該シャックルの回動量をボス部の一側方の所定範囲に規制するシャックル回動規制手段と、前記係合軸部の先端側に配設される抜け止めプレートと、該抜け止めプレートを前記係合軸部の半径方向へ移動可能に支持し、かつ前記シャックルが前記ボス部に対して下位にあるときには、前記抜け止めプレートを前記係合軸部の投影面積内に規制し、前記シャックルが前記ボス部に対して上位にあるときには、前記抜け止めプレートをその自重により前記係合軸部に対して下側に垂下することを許容する抜け止めプレートガイド手段とを備えていることを特徴としている。
前記抜け止めプレートガイド手段は、前記係合軸部の先端面中心位置から前記ボス部の一側方とは反対側の等距離に突出する一対のガイドピンと、前記抜け止めプレートに開設され、前記一対のガイドピンと相対移動可能に係合する一対の平行な長孔とを有している構成とすることができる。
さらに、前記抜け止めプレートガイド手段は、前記係合軸部の先端面中心位置から前記ボス部の一側方とは反対側に延出する半径方向線上に不等距離で突出する一対のガイドピンと、前記抜け止めプレートに開設され、前記一対のガイドピンと相対移動可能に係合する長孔とを有している構成とすることもできる。
抜け止めプレートガイド手段をこのように構成すると、巻回ドラム用吊り具を通孔の軸回りに略半周させて抜け止めプレートを上下方向へ移動する際に、抜け止めプレートが横方向へ振れるのを防止して、抜け止めプレートを円滑且つ迅速に上下動させる。
巻回ドラム用吊り具の係合軸部を巻回ドラムの通孔内部で傾かせて、両者を当接係合させるために、係合軸部には通孔以上の長さを持たせ、また係合軸部と通孔との間には若干の隙間を持たせる。係合軸部と通孔との間の隙間は、係合軸部を通孔へ容易に差し込むにも役立つ。
本発明の抜け止めプレートガイド手段は、係合軸部を横方向(水平方向)に向けてシャックルをボス部に対して下側に位置させることにより、抜け止めプレートが係合軸部の投影面積内に規制し、同じく係合軸部を横方向に向けてシャックルをボス部に対して上側に位置させることにより、抜け止めプレートがその自重により係合軸部よりも下側に移動する。
本発明の巻回ドラム用吊り具を、巻回ドラムのガイドフランジの通孔に挿通するには、シャックルをボス部よりも下側にして、抜け止めプレートを係合軸部の投影面積内に規制し、この状態を保ちながら抜け止めプレートを先頭にして、係合軸部をガイドフランジの外側より通孔へ差し込む。係合軸部を通孔に所定長さ差し込んだ状態では、係合軸部先端の抜け止めプレートが通孔を抜け出てガイドフランジの内側に位置する。
そして、巻回ドラム用吊り具を通孔の中心軸回りに略半周させてシャックルをボス部よりも上側へ移動させると、抜け止めプレートがその自重により係合軸部の投影面積から下側に移動する。
この状態において、巻回ドラム用吊り具にさらなる差し込み方向の力が作用した場合に、ボス部より上側に位置するシャックルがガイドフランジの外側面に当接するため、それ以上の差し込みが規制され、また巻回ドラム用吊り具に抜け方向の力が作用した場合には、抜け止めプレートの係合軸部から下側に突出した部分がガイドフランジの内側面に当接するため、抜け方向の移動が規制される。
また、巻回ドラム用吊り具を用いて巻回ドラムを吊り上げる場合には、ボス部に対して上側に位置するシャックルに吊りワイヤを挿通し、該吊りワイヤをクレーン等で牽引して吊りワイヤが緊張すると、係合軸部が通孔の内部で傾いて該係合軸部が通孔の外側開口縁上部と内側開口縁下部とに当接係合して、巻回ドラムが吊り上げ可能状態となる。
また、巻回ドラムが吊り上げ状態にあるとき、抜け止めプレートは通常ガイドフランジから離間しており、巻回ドラムの吊り荷重は通孔と当接係合する係合軸部が担持しており、抜け止めプレートは、吊りワイヤが弛むなどして巻回ドラム用吊り具に抜け方向の力が作用したときのみガイドフランジの内側面に当接して通孔からの抜けを防止する。
本発明の巻回ドラム用吊り具によれば、軽量級から重量級の巻回ドラムを確実に吊り上げることが可能であり、特に、鉄塔用の送電線を巻回した重量が数トンにも及ぶ超重量の巻回ドラムの吊り上げにも好適である。
さらに、巻回ドラムの通孔への抜き差しと抜け止め作業を、片手だけのワンタッチ操作で簡便に行うことができるので作業性に極めて優れている。また、吊りワイヤが弛んだ場合にも、通孔からの抜けを確実に防止することができ、しかも構造が単純であることから、耐久性に優れるとともに低価格での提供が可能である。
また、本発明の抜け止めプレートガイド手段によれば、巻回ドラム用吊り具を通孔の軸回りに略半回転させて抜け止めプレートを上下方向へ移動する際に、抜け止めプレートが横方向へ振れてこじれるのを防止するので、抜け止めプレートの上下動を円滑且つ迅速に行うことができる。
以下、本発明に係る巻回ドラム用吊り具の各実施例を図面に基づいて説明する。
図中、図1〜図10は本発明の一実施例を示し、図1は巻回ドラム用吊り具を用いて巻回ドラムを吊り上げた状態を示す断面図、図2,図3はそれぞれ巻回ドラム用吊り具の斜視図、図4(a),(b)は抜け止めプレートの断面側面図、図5は巻回ドラム用吊り具を巻回ドラムの通孔に差し込んだ状態の断面図、図6は同じく巻回ドラム用吊り具を巻回ドラムの通孔に差し込んだ状態の斜視図、図7は図5の差し込み状態から半回転させた装着状態の断面図、図8は図6の差し込み状態から半回転させた装着状態の斜視図、図9は巻回ドラム用吊り具を用いて巻回ドラムを吊り上げる状態の斜視図、図10は巻回ドラムを吊り上げる状態を示す断面図、図11(a),(b)は本発明の他の実施例を示す抜け止めプレートの断面側面図である。
図1〜図10の一実施例に示す巻回ドラム用吊り具1は、円柱状の係合軸部2と、該係合軸部2の基端面に突出する平板状のボス部2aと、該ボス部2aに支軸3を用いて回動可能に軸支されるシャックル4と、係合軸部2の先端面に抜け止めプレートガイド手段5を介して装着される抜け止めプレート6とを備えている。
図10に示すように、巻回ドラム用吊り具1の吊り上げ対象である巻回ドラム20は、巻き胴20aの両側部に位置するガイドフランジ20b,20bを、巻き胴20aから外周側のリング体21aと、中心部に位置するハブ21bと、これらを放射状につなぐ複数のフレーム21cとで構成しており、ハブ21bの中心には吊り上げ用の通孔22が内外に貫通形成されている。
図7に示すように、巻回ドラム用吊り具1の係合軸部2は、長さL1が巻回ドラム20の通孔22の長さL2よりも長く形成されていて、通孔22との当接係合関係が充分に確保できるようにしており、またその直径D1は通孔22の直径D2よりもやや小径で、これの間に設定される隙間Cによって、通孔22への挿通を容易に行わせるとともに、巻回ドラム20の吊り上げ時に、係合軸部2が若干の傾きをもって通孔22と当接係合するようにしている。
係合軸部2の基端側には、周溝に着色を施した指標7aと、外周面一側方に穿ったざぐり孔に着色を施した指標7bとが設けられており、一方の指標7aは通孔22に対する係合軸部2の差し込み位置を示すのに用いられ、また他方の指標7bは、シャックル4の突出方向を示すのに用いられる。
係合軸部2は、例えば巻回ドラム20が超重量級であった場合に、これを吊り上げても変形することがないよう、例えばSS400等の丸鋼を削り出しした中実の円柱体に形成され、またボス部2aは、この係合軸部2に連続して丸鋼を削り出しと二面取り加工した板状体に形成されており、さらにボス部2aは、一側方に向けて設けられるとともに、シャックル4もこのボス部2aから一側方へ突出して設けられている。
ボス部2aの基端部一側方には、ストッパピンをボス部2aの板厚方向へ突出して設けたシャックル回動規制手段8が設けられており、ボス部2aから一側方へ突出するシャックル4は、支軸3を支点とする回動量を、係合軸部2の先端面とシャックル回動規制手段8と当接する範囲に規制されている。
前記抜け止めプレートガイド手段5は、係合軸部2の先端面に植設された一対のガイドピン9,9と、該ガイドピン9,9の先端にロックピン10を用いて固着される抜け止めナット11,11と、抜け止めプレート6に穿設された一対の長孔12,12とからなっている。
図4の(a),(b)に示すように、ガイドピン9,9は、係合軸部2の中心軸CL1から前記ボス部2aの一側方とは反対側の他側方へ長さL3の等距離に偏位し、また長孔12,12は、抜け止めプレート6の中心軸CL2を挟んだ両側に平行に位置している。
抜け止めプレート6は、係合軸部2よりも一回り小さな円板状に形成されており、ガイドピン9,9の軸部と長孔12,12との相対移動可能な係合によって係合軸部2に保持されるとともに、長孔12,12の長さ分を係合軸部2の半径方向へ横ブレさせることなく移動できるようしている。
図2,図4(a)に示すように、抜け止めプレートガイド手段5は、係合軸部2を横向きにしてシャックル4をボス部2aに対して下側に位置させた場合には、抜け止めプレート6を係合軸部2の投影面積内に規制し、また、図3,図4(b)に示すように、係合軸部2を横向きにしてシャックル4をボス部2aに対して上側に位置させた場合には、抜け止めプレート6をその自重により係合軸部2に対して下側へ移動させる。
本実施例は以上のように構成されており、図10に示す巻回ドラム20を吊り上げるには、左右のガイドフランジ20b,20bに2つの巻回ドラム用吊り具1,1が用いられる。
そして、まずそれぞれのガイドフランジ20bの外側で巻回ドラム用吊り具1を片手で把持し、シャックル4をボス部2aに対して下側にして、巻回ドラム用吊り具1を横方向に向けることにより、抜け止めプレート6を係合軸部2の投影面積内に位置させ、この状態のまま、抜け止めプレート6を先頭にして係合軸部2を通孔22へ差し込む。
巻回ドラム用吊り具1は、指標7aがガイドフランジ20bの外側面に略一致するまで差し込み、この状態において、係合軸部2の中間部分が通孔22内に位置し、また先端の抜け止めプレート6の全体が通孔22を抜け出てガイドフランジ20bの内側に位置する(図5,図6参照)。
次に、指標7bが係合軸部2の最上部に位置するよう、巻回ドラム用吊り具1を通孔22の中心軸CL3回りに略半周させて、シャックル4をボス部2aに対して上側へ移動させると、抜け止めプレート6がその自重によって係合軸部2の投影面積から自由落下し、該抜け止めプレート6の下側部分がガイドフランジ20bの内側面に位置する(図7,図8)。抜け止めプレート6の自由落下は、左右一対のガイドピン9,9と長孔12,12との係合によって案内されるため、抜け止めプレート6が横方向へ振れてこじれるのを有効に防止しつつ迅速に落下する。
そして、ボス部2aに対して上側に位置するシャックル6に、U字状のジョイント23とロックピン24とを接続し、ジョイント23に吊りワイヤ25を挿通し、該吊りワイヤ25にクレーン等のフック26を引っ掛けたのち、該フック26を引き上げる。
図1に示すように、フック26の引き上げで吊りワイヤ25が緊張すると、巻回ドラム用吊り具1の外側が持ち上げられ、係合軸部2が通孔22の内部で傾いて、係合軸部2が通孔22の外側開口縁上部22aと内側開口縁下部22bとに当接係合し、巻回ドラム20が吊り上げ可能状態となる(図9,図10)。
巻回ドラム20が吊り上げ状態にあるとき、抜け止めプレート6は通常ガイドフランジ20bから離間しており、巻回ドラム20の吊り荷重は上述のように通孔22と当接係合する係合軸部2が担持している。抜け止めプレート6は、吊りワイヤ25が弛むなどして巻回ドラム用吊り具1に抜け方向の力が作用したときのみガイドフランジ20bの内側面に当接し、係合軸部2が通孔22から抜けるのを防止する。
また、巻回ドラム20に組み付けした巻回ドラム用吊り具1を取り外す場合には、上述の組み付けとは逆の手順によって行う。巻回ドラム20に対する巻回ドラム用吊り具1の係脱や、抜け止めプレート6を用いた抜け止め作業は、作業者が巻回ドラム用吊り具1を片手で抜き差ししたり半回転をさせるだけのワンタッチ操作で簡便に行われる。
図11(a),(b)に示す本発明の他の実施例は、抜け止めプレートガイド手段30の構成でのみ上述の実施例と異なっている。
本実施例の抜け止めプレートガイド手段30は、係合軸部2の先端面に植設された一対のガイドピン31a,31bと、該ガイドピン31a,31bの先端にロックピンを用いて固着される抜け止めナット(いずれも図示しない)と、抜け止めプレート6に穿設された長孔32とからなっている。
ガイドピン31a,31bは、係合軸部2の中心軸CL1からボス部の一側方とは反対側に延出する半径方向線R1上に内外不等距離で突出しており、また抜け止めプレート6の長孔32は、該抜け止めプレート6の中心軸CL2を通る半径方向線R2上に形成されている。
抜け止めプレート6は、係合軸部2よりも一回り小さな円板状に形成されており、ガイドピン31a,31bの軸部と長孔32との相対移動可能な係合によって係合軸部2に保持されており、長孔32の長さ分を係合軸部2の半径方向へ横ブレさせることなく移動できるようしている。
図11(a)に示すように、抜け止めプレートガイド手段30は、シャックル4を下側に位置させた場合に、抜け止めプレート6を係合軸部2の投影面積内に規制し、また図11(b)のように、シャックル4を上側に位置させた場合には、抜け止めプレート6をその自重によって係合軸部2に対して下側へ移動させる。
抜け止めプレート6の自由落下は、上下一対のガイドピン31a,31bと長孔32との係合によって案内されるため、抜け止めプレート6が横方向へ振れてこじれるのを有効に防止しつつ迅速に落下する。
本発明の一実施例を示す巻回ドラムを吊り上げた状態の断面図である。 本発明の一実施例を示す巻回ドラム用吊り具の斜視図である。 本発明の一実施例を示す巻回ドラム用吊り具の斜視図である。 本発明の一実施例を示す抜け止めプレートの断面側面図である。 本発明の一実施例を示す巻回ドラム用吊り具を巻回ドラムの通孔に差し込んだ状態の断面図である。 本発明の一実施例を示す巻回ドラム用吊り具を巻回ドラムの通孔に差し込んだ状態の斜視図である。 図5の差し込み状態から半回転させた装着状態の断面図である。 図6の差し込み状態から半回転させた装着状態の斜視図である。 本発明の一実施例を示す巻回ドラムを吊り上げる状態の斜視図である。 本発明の一実施例を示す巻回ドラムを吊り上げる状態の断面図である。 本発明の他の実施例を示す抜け止めプレートの断面側面図である。
符号の説明
1…巻回ドラム用吊り具
2…係合軸部
2a…ボス部
4…シャックル
5,30…抜け止めプレートガイド手段
6…抜け止めプレート
7a,7b…指標
8…シャックル回動規制手段
9,31a,31b…ガイドピン
12,32…長孔
20…巻回ドラム
20b…ガイドフランジ
22…通孔
22a…通孔22の外側開口縁上部
22b…通孔22の内側開口縁下部
23…ジョイント
25…吊りワイヤ
L1…係合軸部2の長さ
L2…通孔22の長さ
D1…係合軸部2の直径
D2…通孔22の直径
C…隙間
CL1,CL2,CL3…中心軸
R1,R2…半径方向線

Claims (3)

  1. 巻回ドラムのガイドフランジの中心軸に開設された通孔に挿通され、前記巻回ドラムを吊持した際に、前記通孔の内部で傾いて該通孔の外側開口縁上部と内側開口縁下部とに当接係合する係合軸部と、
    該係合軸部の基端側に突出するボス部に回動可能に軸支されるシャックルと、
    該シャックルの回動量をボス部の一側方の所定範囲に規制するシャックル回動規制手段と、
    前記係合軸部の先端側に配設される抜け止めプレートと、
    該抜け止めプレートを前記係合軸部の半径方向へ移動可能に支持し、かつ前記シャックルが前記ボス部に対して下位にあるときには、前記抜け止めプレートを前記係合軸部の投影面積内に規制し、前記シャックルが前記ボス部に対して上位にあるときには、前記抜け止めプレートをその自重により前記係合軸部に対して下側に垂下することを許容する抜け止めプレートガイド手段とを備えた
    ことを特徴とする巻回ドラム用吊り具。
  2. 前記抜け止めプレートガイド手段は、前記係合軸部の先端面中心位置から前記ボス部の一側方とは反対側の等距離に突出する一対のガイドピンと、
    前記抜け止めプレートに開設され、前記一対のガイドピンと相対移動可能に係合する一対の平行な長孔とを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻回ドラム用吊り具。
  3. 前記抜け止めプレートガイド手段は、前記係合軸部の先端面中心位置から前記ボス部の一側方とは反対側に延出する半径方向線上に不等距離で突出する一対のガイドピンと、
    前記抜け止めプレートに開設され、前記一対のガイドピンと相対移動可能に係合する長孔とを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の巻回ドラム用吊り具。
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