JP3142804U - U字溝ブロックの吊上げ具 - Google Patents
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Abstract
【課題】U字溝ブロックの損傷及び脱落を回避しつつ、簡便な操作で安定且つ安全にU字溝ブロックを吊上げられる、シンプルなU字溝ブロックの吊上げ具を提供する。
【解決手段】上端には環状係止部4が設けられ下端には係止棒材5が外方へ向け突設された、形状及び大きさが互いに略同一の第1の弓形板ばね1並びに第2の弓形板ばね2が、それぞれ外方へ反る様にして対向配置され、且つ、第1の弓形板ばね1の短手方向両端から略垂直に延出されたガイド3に軸止部材6が横架され、第2の弓形板ばね2に接合された円筒状部材が、軸止部材6に回動可能に軸止されてなるU字溝ブロックの吊上げ具であって、軸止部材6は、ガイド3に略水平に穿設された摺動孔に、摺動自在とされてなる。
【選択図】図1
【解決手段】上端には環状係止部4が設けられ下端には係止棒材5が外方へ向け突設された、形状及び大きさが互いに略同一の第1の弓形板ばね1並びに第2の弓形板ばね2が、それぞれ外方へ反る様にして対向配置され、且つ、第1の弓形板ばね1の短手方向両端から略垂直に延出されたガイド3に軸止部材6が横架され、第2の弓形板ばね2に接合された円筒状部材が、軸止部材6に回動可能に軸止されてなるU字溝ブロックの吊上げ具であって、軸止部材6は、ガイド3に略水平に穿設された摺動孔に、摺動自在とされてなる。
【選択図】図1
Description
本考案は、U字溝ブロックの吊上げ具に関する。
U字溝ブロックを吊上げる用具として、U字溝ブロックの縁部付近を挟持し、又はU字溝ブロックの互いに対向する面を押圧して支承するものが知られている。これらは、挟持又は押圧に多大な力を必要とするから、大掛かりな装置を構成する必要がある。壁面に垂直な力を加えてU字溝ブロックを支承するから、U字溝ブロックが脱落し易く、局所的に力が加わることによってU字溝ブロックを損傷する虞がある。
U字溝ブロックに穿設された貫通孔に係止して吊上げる型の用具を用いると、最も安定且つ安全にU字溝ブロックを吊上げることができる。例えば、フレームの両端に一対の支持アームを回動可能に吊下支持するとともに、それら支持アームの先端内面に、コンクリート製品の両側外面に設けられた凹所に係脱可能な支持ピンを突設し、かつ、支持アームを垂下させた状態において、前記支持ピンの先端突出部が、支持アームの回動中心を通る垂直面よりも外側に位置するようにしたことを特徴とするコンクリート製品の反転機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載のコンクリート製品の反転機は、支持アームが回動可能に吊下支持されていて、しかも支持アームを垂下させた状態において、前記支持ピンの先端突出部が、支持アームの回動中心を通る垂直面よりも外側に位置するようにされているから、当該支持ピンが凹所から外れやすい構造である。そのため、U字溝ブロックが脱落し易く、危険である。また、前記コンクリート製品の反転機は、多種部材を含む複雑な構造を有していて、容易に作成できない。
上記問題点に鑑み、本考案は、U字溝ブロックの損傷及び脱落を回避しつつ、簡便な操作で安定且つ安全にU字溝ブロックを吊上げられる、シンプルなU字溝ブロックの吊上げ具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るU字溝ブロックの吊上げ具は、上端には環状係止部が設けられ下端には係止棒材が外方へ向け突設された、形状及び大きさが互いに略同一の第1の弓形板ばね並びに第2の弓形板ばねが、それぞれ外方へ反る様にして対向配置され、且つ、第1の弓形板ばねの短手方向両端から略垂直に延出されたガイドに軸止部材が横架され、第2の弓形板ばねに接合された円筒状部材が、軸止部材に回動可能に軸止されてなる。
第2の考案は、軸止部材が、ガイドに略水平に穿設された摺動孔に、摺動自在とされてなる上記U字溝ブロックの吊上げ具である。
係止棒材をU字溝ブロックの壁に穿設された貫通孔に嵌入させて係止し、ワイヤロープ,クレーンのフック等を環状係止部に掛けて、本考案及びU字溝ブロックを吊上げる。
本考案によれば、係止棒材をU字溝ブロックの貫通孔に嵌入させて係止し、本考案を吊上げると、板ばねの作用によって係止棒材を外方へ押す力が働き、係止棒材が貫通孔から外れ難くなる。この簡便な操作で安定に係止されるから、U字溝ブロックは、損傷又は脱落することなく安定且つ安全に保持される。また、本考案は、シンプルな構成であり、少ない部材で容易に作成することが可能である。
U字溝ブロックを埋設する掘削孔は、一般的に当該ブロックの幅よりも僅かに広くされているのみであり、U字溝ブロックから大きく突出する部材があると、当該掘削孔にU字溝ブロックを直接載置できない。本考案は、U字溝ブロックの内壁側から貫通孔に係止する構成であり、U字溝ブロックから大きく突出する部材が存在しないから、当該掘削孔にU字溝ブロックを直接載置することが可能である。
第2の考案によれば、第1の弓形板ばね及び第2の弓形板ばねの下端間距離を適宜変えられるから、幅の異なる各種U字溝ブロックを吊上げることができる。
以下に、本考案を実施するための最良の形態を、実施例を示す図面を参照して詳細に説明する。尚、本実施例に、本考案は限定されるものではない。
図1は、本考案の実施例を示す斜視図である。図2は、第1の弓形板ばね及び第2の弓形板ばねの取付部分を示す要部斜視図である。図3は、第2の弓形板ばねの上端付近を示す要部側方視断面図である。
本考案に係るU字溝ブロックの吊上げ具は、図1及び図2に示される様に、上端には環状係止部4,4が設けられ下端には係止棒材5,5が外方へ向け突設された、形状及び大きさが互いに略同一の第1の弓形板ばね1並びに第2の弓形板ばね2が、それぞれ外方へ反る様にして対向配置され、且つ、第1の弓形板ばね1の短手方向両端から略垂直に延出されたガイド3,3に軸止部材6が横架され、第2の弓形板ばね2に接合された円筒状部材2aが、軸止部材6に回動可能に軸止されてなる。
第1の弓形板ばね1及び第2の弓形板ばね2は、弾性を有する金属で作成されていて、その上端には環状係止部4,4が、下端には外方へ突出する係止棒材5,5が設けられている。第1の弓形板ばね1及び第2の弓形板ばね2の材質は、弾性を有する金属であれば限定されないが、SUP3,SUP6等のばね鋼又はSUS631,SUS632等のステンレス鋼が好適に用いられる。また、第1の弓形板ばね1及び第2の弓形板ばね2の曲率は、特に限定されない。
略方形状のガイド3,3が、第1の弓形板ばね1の略中央から延出されて設けられると共に、第2の弓形板ばね2の対応する高さ位置には、円筒状部材2aが周面を当接する様にして溶接されている。ガイド3,3に穿設された略水平方向の摺動孔3a,3aに軸止部材6が横架されていて、円筒状部材2aは、軸止部材6に回動可能に軸止されている。
上記の様に構成したので、第2の弓形板ばね2は第1の弓形板ばね1に対して回動可能であって、本考案の下方を閉じるとU字溝ブロック7の貫通孔7a,7aに係止棒材5,5を係脱し易く、一方、環状係止部4,4にフック,ワイヤロープ等を掛けて吊上げると、本考案の下方が開く様にされている。更に、軸止部材6が摺動孔3a,3aに摺動自在であるから、第1の弓形板ばね1及び第2の弓形板ばね2の下端間距離を広げ又は狭めることができ、幅の異なる各種U字溝ブロックに適用可能である。
本実施例の軸止部材6は、図2に示される様に、半螺子ボルト6a,ナット6b,及び座金6c,6cからなるが、円筒状部材2aが軸止部材6に回動可能に軸止され且つ軸止部材6が摺動孔3a,3aに摺動自在であれば必ずしもこれに限られず、例えば、軸止部材6が単一の部材として作成されていても良い。また、例えば、摺動孔3a,3aの代わりに円形の孔が穿設され又はガイド3,3に軸止部材6が溶接されることによって、円筒状部材2aがガイド3,3に、単に回動可能に軸止されていても良い。
また、本実施例のガイド3,3は、略コ字状に曲げられた金属板の中央部が第1の弓形板ばね1に溶接されて設けられているが、ガイド3,3を第1の弓形板ばね1に固設する手段は特に限定されず、例えば、ガイド3,3を形成する2個の鋼材がそれぞれ溶接されていても良く、又は、ガイド3,3が第1の弓形板ばね1と一体として作成されていても良い。
第1の弓形板ばね1の上端及び第2の弓形板ばね2の上端は、図3に示される様に、略円筒形状に曲げられ、螺子シャックルが取付けられて環状係止部4,4が形成されている。環状係止部4,4の形状は必ずしもこれに限られず、例えば、割りピン式シャックル若しくはリベット式シャックルが設けられていても良く、環状の部材が溶接されて設けられていても良く、又は環状係止部4,4が弓形板ばねと一体として作成されていても良い。
係止棒材5,5は略円柱状の部材であり、第1の弓形板ばね1の下端及び第2の弓形板ばね2の下端に突設されている。係止棒材5,5の形状は特に限定されないが、稜を持たずU字溝ブロックにクラックを生じ難い略円柱状であることが好ましい。本実施例においては、略円柱状の部材が曲げられて弓形板ばねに溶接されているが、必ずしもこれに限られず、例えば、弓形板ばねの下端付近の穿孔に係止棒材5,5が挿入され溶接されていても良く、弓形板ばねと一体として作成されていても良い。
1 第1の弓形板ばね
2 第2の弓形板ばね
2a 円筒状部材
3 ガイド
3a 摺動孔
4 環状係止部
5 係止棒材
6 軸止部材
6a 半螺子ボルト
6b ナット
6c 座金
7 U字溝ブロック
7a 貫通孔
2 第2の弓形板ばね
2a 円筒状部材
3 ガイド
3a 摺動孔
4 環状係止部
5 係止棒材
6 軸止部材
6a 半螺子ボルト
6b ナット
6c 座金
7 U字溝ブロック
7a 貫通孔
Claims (2)
- 上端には環状係止部が設けられ下端には係止棒材が外方へ向け突設された、形状及び大きさが互いに略同一の第1の弓形板ばね並びに第2の弓形板ばねが、それぞれ外方へ反る様にして対向配置され、且つ、第1の弓形板ばねの短手方向両端から略垂直に延出されたガイドに軸止部材が横架され、第2の弓形板ばねに接合された円筒状部材が、軸止部材に回動可能に軸止されてなることを特徴とするU字溝ブロックの吊上げ具。
- 軸止部材が、ガイドに略水平に穿設された摺動孔に、摺動自在とされてなることを特徴とする請求項1に記載のU字溝ブロックの吊上げ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008002424U JP3142804U (ja) | 2008-04-16 | 2008-04-16 | U字溝ブロックの吊上げ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008002424U JP3142804U (ja) | 2008-04-16 | 2008-04-16 | U字溝ブロックの吊上げ具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3142804U true JP3142804U (ja) | 2008-06-26 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3142804U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109183961A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-11 | 中铁十局集团第二工程有限公司 | 一种预制水沟翻转装置 |
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2008
- 2008-04-16 JP JP2008002424U patent/JP3142804U/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109183961A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-11 | 中铁十局集团第二工程有限公司 | 一种预制水沟翻转装置 |
CN109183961B (zh) * | 2018-11-07 | 2024-02-20 | 中铁十一局集团第二工程有限公司 | 一种预制水沟翻转装置 |
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